JPH08144623A - 戸車の構造 - Google Patents

戸車の構造

Info

Publication number
JPH08144623A
JPH08144623A JP28997694A JP28997694A JPH08144623A JP H08144623 A JPH08144623 A JP H08144623A JP 28997694 A JP28997694 A JP 28997694A JP 28997694 A JP28997694 A JP 28997694A JP H08144623 A JPH08144623 A JP H08144623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door roller
eccentric cam
cam shaft
wheel
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28997694A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitomo Osada
好友 長田
Koji Komiya
弘二 小宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOGUCHI HARDWARE CO Ltd
NOGUCHI HARDWARE KK
Isokawa Industry Co Ltd
Original Assignee
NOGUCHI HARDWARE CO Ltd
NOGUCHI HARDWARE KK
Isokawa Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NOGUCHI HARDWARE CO Ltd, NOGUCHI HARDWARE KK, Isokawa Industry Co Ltd filed Critical NOGUCHI HARDWARE CO Ltd
Priority to JP28997694A priority Critical patent/JPH08144623A/ja
Publication of JPH08144623A publication Critical patent/JPH08144623A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シンプルな構造を維持しながら、しかも、戸
車の上下調整位置を確保できるように構成した戸車の構
造を提供する。 【構成】 回動調整可能な偏芯カム軸1を介して、戸車
ケース3に対して、車輪2を上下動作するように構成し
た戸車の構造において、偏芯カム軸1は、その中央に位
置して、車輪2を軸支するための車軸部1Cを設け、そ
の車軸部1Cに対して偏芯した位置で、戸車ケース3に
回転可能に支持される支承部1Aを設けると共に、その
支承部1Aの外周に鋸歯状の係合歯4を形成しており、
また、戸車ケース3は、上記支承部を受ける支持孔3B
の内周に、係合歯4に係脱可能に係合する鋸歯状の係合
歯5を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、引戸に対して戸車を取
り付けた際、その戸車の高さ調整ができるように構成に
した戸車の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の戸車の構造は、内部に、車輪を
軸支する車軸を上下に調整する手段および上記車軸をそ
の調整位置に固定する手段を備えているが、構造が複雑
で、部品点数が多く、組立が面倒であり、コストも掛か
る欠点がある。そこで、構造がシンプルで、組立仕易
く、低コストな戸車の構造が提唱されている。ここで
は、回動調整可能な偏芯カム軸を介して、戸車ケースに
対して、車輪を上下動作する構成が採用されており、上
記偏芯カム軸は、その中央に位置して、上記車輪を軸支
するための車軸部を設け、その車軸部に対して偏芯した
位置で、上記戸車ケースに回転可能に支持される支承部
を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ここで問題に
なるのは、偏芯カム軸を回動調整した結果、その支承部
の中心が車軸中心よりも高い位置もしくは側方に偏って
いる位置にある場合、引き戸の荷重、あるいは、引き戸
を開閉操作する時の負荷で、支承部での偏芯カム軸と引
き戸との回転方向に関する摩擦抵抗に抗して、偏芯カム
軸に、車輪を介して、回転モーメントが発生することで
ある。このため、偏芯カム軸による戸車の上下調整位置
が確保できなくなる虞がある。
【0004】
【発明の目的】本発明は上記事情に基いてなされたもの
で、シンプルな構造を維持しながら、しかも、戸車の上
下調整位置を確保できるように構成した戸車の構造を提
供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
図示の実施例に明示したように、回動調整可能な偏芯カ
ム軸1を介して、戸車ケース3に対して、車輪2を上下
動作するように構成した戸車の構造において、偏芯カム
軸1は、その中央に位置して、車輪2を軸支するための
車軸部1Cを設け、その車軸部1Cに対して偏芯した位
置で、戸車ケース3に回転可能に支持される支承部1A
を設けると共に、その支承部1Aの外周に鋸歯状の係合
歯4を形成しており、また、戸車ケース3は、支承部1
Aを受ける支持孔3Bの内周に、係合歯4に係脱可能に
係合する鋸歯状の係合歯5を形成している。
【0006】この場合、上記係合歯4、5は、偏芯カム
軸1の軸方向の若干の動作で相互に係脱される構成にし
ても良いが、好ましくは、偏芯カム軸1や戸車ケース3
の材質的特性(合成樹脂の弾性)を生かして、あるい
は、係合歯4、5相互や偏芯カム軸1の支承部1Aの嵌
合ガタを用いて、偏芯カム軸1の回動調整操作がなされ
た後に、互いに係合状態が自然に保持できるように構成
するのがよい。
【0007】
【作用】従って、支承部1Aに鋸歯状の係合歯4を設
け、また、これに対応する戸車ケース側に、係合歯4に
係脱する鋸歯状の係合歯5を設ける、という簡単な構造
上の改善により、シンプルな構造を維持しながら、しか
も、戸車の上下調整位置を確保できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
具体的に説明する。本発明に係わる戸車の構造は、基本
的には、回動調整可能な偏芯カム軸1を介して、車輪2
を戸車ケース3に対して上下動作するように構成したも
ので、偏芯カム軸1は、その両端に位置して、支承部1
A、1Bを設けると共に、その中央に位置して、車輪2
を軸支するための車軸部1Cを設けており、その車軸部
1Cは支承部1A、1Bの中心に対して偏芯している。
また、偏芯カム軸1は、その支承部1Aの外周の一部に
鋸歯状の係合歯4を形成している。
【0009】また、戸車ケース3は、その車輪収納部3
Aの両側に、支承部1A、1Bを回転可能に支持する支
持孔3B、3Cを備えており、その一方の支持孔3Bの
内周に、係合歯4に係脱可能に係合する鋸歯状の係合歯
5を形成している。なお、図中、符号3Dは、戸車ケー
スを引戸に取り付けるためのフランジ部であり、符号3
Eは、その取付ネジを通す取付孔である。
【0010】この場合、係合歯4、5は、偏芯カム軸1
の軸方向の若干の動作で相互に係脱される構成にしても
良いが、好ましくは、この実施例で示すように、偏芯カ
ム軸1及び戸車ケース3の双方又は一方を、弾性を有す
る合成樹脂材料で形成し、その材質的特性(合成樹脂材
料の持つ弾性)を生かして、あるいは、係合歯4、5相
互や偏芯カム軸1の支承部1A、1Bの嵌合ガタを用い
て、偏芯カム軸1の回動調整操作がなされた後に、互い
に係合状態が自然に保持できるように構成するのがよ
い。また、係合歯4、5の少なくともいずれか一方は、
円周の一部に部分的に形成することもできる。
【0011】このような構成では、偏芯カム軸1を回動
調整することで、戸車ケース3における車軸部1Cの上
下調整ができ、これによって、車輪2が上下される。し
かも、この戸車ケース3を引戸に装着した状態で、引戸
の荷重や、その開閉操作の際の負荷が車輪2に掛かって
も、支承部1A、1Bでは、係合歯4、5が相互に係合
(噛合)しており、仮に、車軸部1Cと支承部1Aとの
間で回転モーメントが発生しても、上述の、車輪2の上
下調整位置が狂うことなく、確実に保持される。
【0012】なお、この実施例では、偏芯カム軸1の支
承部1A,1Bが支持孔3B、3Cから外れないよう
に、偏芯カム軸1には、その支承部1Bの端にテーパ状
のフック部1Dが形成されており、また、反対側の端に
は、支持孔3B内で支承部1Aを回動調整するドライバ
ーのために、+形−形等のドライバー挿入部1Eが形成
されている。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したように、回動調
整可能な偏芯カム軸を介して、戸車ケースに対して、車
輪を上下動作するように構成した戸車の構造において、
上記偏芯カム軸は、その中央に位置して、上記車輪を軸
支するための車軸部を設け、その車軸部に対して偏芯し
た位置で、上記戸車ケースに回転可能に支持される支承
部を設けると共に、その支承部の外周に鋸歯状の係合歯
を形成しており、また、上記戸車ケースは、上記支承部
を受ける支持孔の内周に、上記係合歯に係脱可能に係合
する鋸歯状の係合歯を形成している。従って、支承部に
鋸歯状の係合歯を設け、また、これに対応する戸車ケー
ス側に、上記係合歯に係脱する鋸歯状の係合歯を設け
る、という簡単な構造上の改善により、シンプルな構造
を維持しながら、しかも、戸車の上下調整位置を確保で
きるという効果が得られる。また、相互に係合する上記
係合歯の少なくともいずれか一方を弾性を有する合成樹
脂材料によって形成することにより、目視で車輪の突出
度を確認しつつ偏芯カム軸の回動調整をおこなわせるこ
とができ、その作業が容易かつ確実である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体の概略斜視図であ
る。
【図2】上記実施例を示す分解斜視図である。
【図3】同じく、上記実施例の縦断面図である。
【図4】同じく、上記実施例における戸車ケースの横断
面図である。
【図5】同じく、偏芯カム軸の側面図である。
【図6】同じく、偏芯カム軸の端面図である。
【符号の説明】
1 偏芯カム軸 1A、1B 支承部 1C 車軸部 1D フック部 1E ドライバー挿入部 2 車輪 3 戸車ケース 3A 車輪収納部 3B、3C 支持孔 3D フランジ部 3E 取付孔 4、5 係合歯

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動調整可能な偏芯カム軸を介して、戸
    車ケースに対して、車輪を上下動作するように構成した
    戸車の構造において、上記偏芯カム軸は、その中央に位
    置して、上記車輪を軸支するための車軸部を設け、その
    車軸部に対して偏芯した位置で、上記戸車ケースに回転
    可能に支持される支承部を設けると共に、その支承部の
    外周に鋸歯状の係合歯を形成しており、また、上記戸車
    ケースは、上記支承部を受ける支持孔の内周に、上記係
    合歯に係脱可能に係合する鋸歯状の係合歯を形成してい
    ることを特徴とする戸車の構造。
  2. 【請求項2】 上記係合歯の相互は、戸車ケースに対し
    て偏芯カム軸を回動調整した位置で、係合状態を保持す
    るように構成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の戸車の構造。
JP28997694A 1994-11-24 1994-11-24 戸車の構造 Pending JPH08144623A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28997694A JPH08144623A (ja) 1994-11-24 1994-11-24 戸車の構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28997694A JPH08144623A (ja) 1994-11-24 1994-11-24 戸車の構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08144623A true JPH08144623A (ja) 1996-06-04

Family

ID=17750171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28997694A Pending JPH08144623A (ja) 1994-11-24 1994-11-24 戸車の構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08144623A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5110052U (ja) * 1974-06-25 1976-01-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5110052U (ja) * 1974-06-25 1976-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4639147A (en) Friction pivot assembly
JPH0561922B2 (ja)
JPH1046902A (ja) 掛け外し可能なドア蝶番と構造的に合体されるドア固定具
JPH0448656B2 (ja)
JPH08144623A (ja) 戸車の構造
JPS6164978A (ja) 自動車ドアのための分離可能なドアヒンジ
JPH102330A (ja) 直動案内装置及びそれを使用した懸架装置
JP2560821Y2 (ja) 障子の吊り戸車
JPH0246418Y2 (ja)
JPH0651455U (ja) 吊り戸の建付け調整装置
JPH0530977Y2 (ja)
JPH0280207U (ja)
JPH0134615Y2 (ja)
JPH08210016A (ja) 戸車の構造
JP3321680B2 (ja) 車両座席用の調節装置
JPH09136562A (ja) 自動車用シートの回転構造
JPH0444783Y2 (ja)
JPH0236161Y2 (ja)
JP2534519Y2 (ja) 乗り物用座席の回転装置
JPH04238Y2 (ja)
JPH063978Y2 (ja) 回転扉に於ける軸受部
JPS5810660Y2 (ja) ジドウシヤヨウシ−トノ ケイシヤカクチヨウセイソウチ
JPS6337885Y2 (ja)
JPS5853609Y2 (ja) 操作レバ−の枢支取付け構造
JP2003120114A (ja) 吊戸用ガイドローラ