JPH08142955A - バッテリーの収納構造 - Google Patents
バッテリーの収納構造Info
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- JPH08142955A JPH08142955A JP6285182A JP28518294A JPH08142955A JP H08142955 A JPH08142955 A JP H08142955A JP 6285182 A JP6285182 A JP 6285182A JP 28518294 A JP28518294 A JP 28518294A JP H08142955 A JPH08142955 A JP H08142955A
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- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J43/00—Arrangements of batteries
- B62J43/10—Arrangements of batteries for propulsion
- B62J43/13—Arrangements of batteries for propulsion on rider-propelled cycles with additional electric propulsion
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
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- B62J43/20—Arrangements of batteries characterised by the mounting
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract
きるバッテリーの収納構造を提供する。 【構成】バッテリー39を携帯可能なインナーボックス
38内に収納する。一方、アウターボックス40を電動
モータ付き自転車の車体に固定する。そして、インナー
ボックス38をこのアウターボックス40に収納して、
インナーボックス38の汚れを防止する。またアウター
ボックス40の内部で、バッテリー39と車体との電気
的接続を行う。
Description
や電動モータ付き自転車などに使用されるバッテリーの
収納構造に係り、さらに詳しくはバッテリーを手軽に携
帯できるようにしたバッテリーの収納構造に関する。
える装置として電動モータを用いた電気自動車が提案さ
れており実用化されてきている。また、近年では、人力
による駆動系と電動モータによる駆動系とを併設し、電
動モータの駆動力で人力による駆動力を補助するように
した電動モータ付き自転車が、例えば特開平2−744
91号公報に開示されているように実用化されている。
この電動モータ付き自転車は、足踏みペダルから入力さ
れる踏力を検出し、人力の負担が大きい時には電動モー
タの駆動力を大きくして人力の負担を減らすものであ
る。
には、電動モータを稼働するためのバッテリーが搭載さ
れる。このようなバッテリーは車両に推進力を与えるの
であるから、内燃機関を利用した車両に搭載されるバッ
テリーとは異なり、一般に車両の運転中に充電すること
ができない。したがって、車両の運転後に充電する必要
があり、このためにはバッテリーが携帯可能であると便
利である。例えば、電動モータ付き自転車にあっては、
バッテリーを住居内に持ち込んで充電することができれ
ば、集合住宅の居住者が使用する場合のように、電動モ
ータ付き自転車の保管場所と充電機が置かれる所有者の
住居とが離れている場合でも、充電を容易にすることが
できる。
車載バッテリーは、外部からの泥はねや埃などの汚れへ
の対策が施されておらず、住居内に持ち込んで充電する
にはその前に清掃しなければならない。また、一般にバ
ッテリーはネジなどにより車両に装着されており、この
着脱作業が煩雑で時間がかかっていた。さらにバッテリ
ーと車両との電気的接続部、例えばバッテリーの端子と
車両側の導線の端子が外部へ露出していると、雨水がか
かったり埃を被ったりして劣化しやすくなる。
ものであり、車載時のバッテリーの汚れを防止し、車両
から取り外したバッテリーを清浄なまま住宅内に持ち込
むことができ、バッテリーを車両へ容易かつ確実に装着
することができるバッテリーの収納構造を提供すること
を第1の目的とする。また、この発明の第2の目的は、
バッテリーと車両との電気的接続部の劣化を防止しうる
バッテリーの収納構造を提供することである。さらに、
この発明の第3の目的は、車両から取り外した状態のバ
ッテリーだけでなく、車両に搭載した状態のバッテリー
に対しても充電することができるバッテリーの収納構造
を提供することである。
め、請求項1に記載の発明にあっては、バッテリーを携
帯可能なインナーボックス内に収納し、このインナーボ
ックスの汚れを防止するアウターボックスにこのインナ
ーボックスを収納し、前記バッテリーが使用される車両
にこのアウターボックスを固定すると共に、前記バッテ
リーと前記車両との電気的接続を可能にしたことを特徴
としている。また請求項2に記載の発明にあっては、請
求項1に記載の特徴に加え、前記バッテリーと前記車両
との電気的接続を前記アウターボックス内部で行うよう
にしたことを特徴としている。請求項3に記載の発明に
あっては、請求項2に記載の特徴に加えて、前記アウタ
ーボックスは蓋を有しており、この蓋が施錠可能である
ことを特徴としている。さらに請求項4に記載の発明に
あっては、請求項1ないし3に記載の特徴に加え、前記
バッテリーへの充電専用端子を前記アウターボックスに
設けたことを特徴としている。
されたアウターボックスにインナーボックスを収納する
ことによって、車載時のインナーボックスを泥や埃など
の汚れから保護することができ、これによって車両から
バッテリーごと取り外したインナーボックスを清浄なま
ま住宅内などに持ち込みバッテリーに充電することが可
能である。また、インナーボックスをアウターボックス
に収納するだけで、バッテリーを車両へ容易かつ確実に
装着することができる。請求項2に記載の発明にあって
は、バッテリーと車両との電気的接続をアウターボック
ス内部で行うようにしているために、電気的接続部へ雨
水がかかったり、埃が付着したりするのを防止でき、こ
れによって電気的接続部の劣化を防止することが可能で
ある。請求項3に記載の発明にあっては、インナーボッ
クスごとバッテリーを取り出した後、アウターボックス
の蓋を閉じて、この蓋に施錠することによって、アウタ
ーボックス内への雨水や埃の侵入を防止し、車両側の電
気的接続部の劣化を防止することが可能である。請求項
4に記載の発明にあっては、さらにバッテリーへの充電
専用端子をアウターボックスに設けたことにより、車両
から取り外した状態のバッテリーだけでなく、車両に搭
載した状態のバッテリーに対しても充電することができ
る。
いて説明する。 A.実施例の全体構成 図1はこの発明に係るバッテリーの収納構造を備えた電
動モータ付き自転車のカバー90(図2)を取り外して
示す側面図である。図において符号10はメインチュー
ブを示しており、このメインチューブ10の前部にはヘ
ッドチューブ11が固定されている。ヘッドチューブ1
1の内部には、ハンドルステム12がヘッドチューブ1
1の軸線を中心にして回動自在に挿入されている。ハン
ドルステム12の下部には左右一対の前フォーク16が
固定されており、この前フォーク16には前輪14が回
転可能に取り付けられている。また、ハンドルステム1
2の上部には左右に延びるハンドルバー18が固定され
ている。
に延びており、その後端には中ラグ44が固定され、こ
の中ラグ44にシートチューブ22と1本のリアチュー
ブ26とが固定されている。また、メインチューブ10
は下方に向けて凹むように湾曲しており、これによっ
て、使用者が例えばスカートを着用した女性の場合であ
ってもメインチューブ10を簡単に跨ぎ越して乗車する
ことができるようになされている。
されたシートポスト19を支持している。リアチューブ
26にはハンガーラグ45を介して一対のチェーンステ
ー27が固定され、チェーンステー27とシートチュー
ブ22は、左右一対のシートステー24で連結されてい
る。図示のように、シートチューブ22、シートステー
24、リアチューブ26およびチェーンステー27はほ
ぼ三角形をなしており、使用者が乗車したときの体重を
支持しうるようになっている。シートステー24とチェ
ーンステー27との連結部には後輪28が回転可能に取
り付けられている。
には、ブラケット46,47を介してパワーユニット3
4が取り付けられている。このパワーユニット34は、
人力による駆動系、電動モータによる駆動系、および両
者の合力機構をユニットとしたものであり、そのケース
には、クランク軸33が取り付けられ、このクランク軸
33の両端にはクランク32が固定されている。クラン
ク32にはそれぞれ足踏みペダル31が取り付けられて
いる。なお、符号36は電動モータを示す。
クランク軸33の回転は、パワーユニット34内の機構
を通じてチェーン37に伝達され、さらにフリーホイー
ル29を介して後輪28に伝達され、後輪28が回転す
ることによってこの電動モータ付き自転車が推進され
る。その一方、電動モータ36が駆動されると、そのロ
ータの回転がパワーユニット34内部の別の機構を通じ
てチェーン37に伝達され、これによっても後輪28が
回転されるようになっている。このようにして、この電
動モータ付き自転車は、クランク軸33によって伝えら
れる人力による駆動系と、電動モータ36による駆動系
とを備えている。
シング41が固定されている。このケーシング41の内
部にはコントローラ42が設けられている。電動モータ
36には充電可能なバッテリー39から駆動用の電流が
供給される。このバッテリー39の支持構造については
後述する。バッテリー39は電動モータ36に電流を供
給し、コントローラ42はこの電流を増減させるもので
ある。
ペダル31、クランク32、クランク軸33を通じて与
えられる踏力が大きいときは、コントローラ42が電動
モータ36に流れる電流を大きくし、踏力が小さいとき
は、コントローラ42が電動モータ36に流れる電流を
小さくする。これによって、人力の負担が大きいときに
は電動モータ36の駆動力を大きくして、人力の負担を
減らすことが可能である。なお、電動モータ36として
は、例えば永久磁石式直流モータや直巻直流モータを使
用しうる。また、コントローラ42としては、直流電圧
のオン・オフの時間比(デューティー比)をトルクに応
じて変化させるチョッパ方式のものが好ましい。
状態を示す側面図である。この電動モータ付き自転車の
車体には、メインチューブ10などを覆うカバー90が
装着される。カバー90は上方のカバー91と下方のカ
バー92とからなり、上方のカバー91はメインチュー
ブ10、シートチューブ22の下部、リアチューブ2
6、およびバッテリー39のアウターボックス40の下
部を覆うものであり、下方のカバー92は電動モータ3
6、ケーシング41を覆うものである。上方のカバー9
1の上面は、メインチューブ10に沿って湾曲してい
る。
内に上下2段に収納されており、このインナーボックス
38がさらにアウターボックス40に収容されており、
アウターボックス40がシートチューブ22と後輪28
との間に配置されて、シートチューブ22、シートステ
ー24、およびリアチューブ26に固定されている。
インナーボックス38は互いにほぼ対称な二つのピース
50を嵌め合わせることによって、ほぼ直方体を形成す
るようになっている。一方のピース50には、上下に2
つの収納室51が形成されており、これらの収納室51
にバッテリー39が収納される。
ピースと突き合わせられる面が斜線で示されている。す
なわち、一方のピース50の各収納室51にバッテリー
39を嵌め込んで、斜線で示す面と他方のピース50の
対応する面とを突き合わせながら、他方のピースの収納
室51にもバッテリー39を嵌め込むことにより、バッ
テリー39は完全にインナーボックス38に覆われる。
ピース50の4箇所の隅部にはスリーブ52が形成され
ており、これらのスリーブ52にボルトを貫通させ、ボ
ルトの端部にナットを螺合させることによって、ピース
50同士が結合される。
ス50の外壁との間には空間が設けられ、この空間に多
数のリブ54が形成されている。また、上方の収納室5
1の底壁と下方の収納室51の上壁との間にも空間が設
けられ、この空間にもリブ54が形成されている。これ
によって、万一、インナーボックス38が落下したとき
や、車載時に電動モータ付き自転車が転倒したときで
も、衝撃が緩和され内部のバッテリー39の損傷を少な
くすることが可能である。さらに、この空間には各バッ
テリー39に接続された導線を配設するようになってい
る。
は、後述する端子基板59が配置されており、前記の導
線はこの端子基板59に接続されている。端子基板59
は、バッテリー39からの放電すなわちパワーユニット
34への電力供給、およびアウターボックス40から取
り出した後バッテリー39へ充電するためのでものであ
る。
ハンドル58が取り付けられている。ハンドル58はピ
ン57を中心にして回動自在になされており、これによ
ってピース50の上面に倒したり立ち上げたりされる。
ピース50の上面には、倒した時のハンドル58を受け
入れて、これが突き出ないようにする凹部が形成されて
いる。
る。このアウターボックス40は、上面が開いたほぼ直
方体の箱である本体60を有しており、上方からインナ
ーボックス38を差し入れることができるようになって
いる。アウターボックス40の上面には上蓋61が設け
られている。この上蓋61は本体60の上方の一端に取
り付けられたピン62を中心に回動することにより、開
閉可能になされている。そして上蓋61を閉じたときに
は、アウターボックス40の内部が完全に密閉され、
泥、雨水、埃などが侵入せず、インナーボックス38が
汚れないようになっている。
材63が取り付けられている。これによって上蓋61を
閉じるとき、インナーボックス38が上方から押さえら
れて、その位置が固定される。また、上方から衝撃が加
わった時、アウターボックス40の内部のインナーボッ
クス38が衝撃から保護される。なお、符号64は、鍵
穴が設けられた外筒を示す。図示はしないが、本体60
の上部には錠箱が装着されており、外筒64に鍵を差し
込んで施錠可能になっている。この鍵は、パワーユニッ
ト34の起動および車輪のロックのために使用されるも
のと共通である。
れている。図1に示すように中ラグ44には凸部72が
形成されており、孔69はこの凸部72にネジ止めする
ためのものである。またハンガーラグ45にも凸部73
が形成されており、孔70はこの凸部73にネジ止めす
るためのものである。シートステー24には固定具74
が取り付けられており、孔71はこの固定具74にネジ
止めするためのものである。
部の隅に形成したことにより、アウターボックス40の
内部空間の底部には凸部75が設けられている。インナ
ーボックス38の底部には、凸部75に対応して凹部7
6が形成されている。これによって、使用者がインナー
ボックス38の向きを間違えずに、アウターボックス4
0内に差し入れることができるようになっている。
端子基板65が装着されており、前記のパワーユニット
34を駆動するための導線66がこの端子基板65に接
続されている。端子基板65は、インナーボックス38
内部の端子基板59と共に、バッテリー39とパワーユ
ニット34とを結線して、バッテリー39からパワーユ
ニット34へ電力を供給するためのものである。
基板67が装着されている。この充電専用端子基板67
はアウターボックス40に収納されたままのインナーボ
ックス38内にあるバッテリー39へ充電するためのも
のであり、充電用プラグが挿入されるソケット孔68が
形成されている。バッテリー39への充電をしない平常
時には、図示しないゴム製のキャップによって、ソケッ
ト孔68が覆い隠されている。
の構成 図6は、前述のインナーボックス38内に配置された端
子基板59を示す。端子基板59は、インナーボックス
38に固定される基台部80と、基台部80から下方に
突出したソケット部81とを有している。
が固定されており、この端子83はバッテリー39のプ
ラス端子に導線84によって接続されている。端子83
にはリベット85によって金属製の板バネ86が固定さ
れており、板バネ86はリベット85を支点として上下
に撓むようになっている。板バネ86の先端には、金属
で肉盛された接点87が形成されている。なお、同様の
端子83、板バネ86が図6の紙面奥側に設けられてお
り、その端子83はバッテリー39のマイナス端子に導
線84で接続されている。
た二つのソケット孔88(図3)が形成されている。こ
のソケット孔88には、端子基板65に固定された二つ
の端子プラグ100(図7)がそれぞれ挿入されるよう
になっている。
一端にはオネジが形成されている。そして、端子プラグ
100は端子基板65を貫通しており、前記オネジにナ
ット101,102が螺合されることによって、端子基
板65に固定されている。またナット101,102に
よって端子プラグ100には、それぞれ導線66が接続
されている。
をアウターボックス40に収納すると、ソケット孔88
に端子プラグ100の上端部が侵入し、接点87に接触
する。これによって、バッテリー39の端子から導線8
4、端子83、板バネ86、接点87、端子プラグ10
0、導線66を通じてパワーユニット34に電力が供給
されるようになる。
イルバネ103が配設されており、このコイルバネ10
3が板バネ86を下方に付勢して、端子プラグ100が
ソケット孔88に侵入したときに端子プラグ100と接
点87との接触状態が保たれる。
40から取り出した後は、充電機の端子プラグをソケッ
ト孔88に挿入して、バッテリー39に充電する。その
一方、このバッテリーの収納構造では、充電専用端子基
板67のソケット孔68に充電機の端子プラグを挿入す
ることによって、インナーボックス38をアウターボッ
クス40に収納したままでもバッテリー39に充電する
ことができるようになっている。
図である。各ソケット68は導線104によって端子プ
ラグ100に接続されている。インナーボックス38を
アウターボックス40に収納しているときには、バッテ
リー39から端子プラグ100の間は接続されているか
ら、バッテリー39からソケット孔68までの間も接続
されている。
ラグ100に印加されているため、導線104にもバッ
テリー39の電圧が直接印加され、金属部分が接触する
ことなどにより、ショートするおそれがある。このた
め、一方の導線104の途中にはダイオード105が接
続されており、ショートが防止されている。また、ダイ
オード105を接続したことにより、ソケット孔68か
らバッテリー39の電気が盗まれるのも防止されてい
る。
ブ22と後輪28との間に配置されている。この実施例
では、シート20を低くしたときでも、蓋61を開い
て、アウターボックス40からインナーボックス38を
取り出しやすくしている。図8は、シート20の取り付
け構造を示す。シート20はシートポスト19に固定さ
れた支持部110と、支持部110に回動自在に取り付
けられた回動部111と、使用者が座る座席部112と
を有している。
れたピン115を中心に回動自在になっている。回動部
111のピン115とは反対側の端部には係止ピン11
6が取り付けられている。この係止ピン116の一端
は、支持部110に形成された孔117に挿入されてい
る。係止ピン116はコイルバネ118によって常時、
支持部110に向けて付勢されている。なお、符号11
9は係止ピン116を支持する中間板を示す。回動部1
11には、座席部112の基部120が固定されてい
る。
て係止ピン116を支持部110から離れる方向に引く
ことによって、係止ピン116を孔117から抜出すこ
とができる。これによって、回動部111はピン115
を中心にして座席部112ごと回動されるようになる。
そして、仮想線で示すように、座席部112を前方に倒
すことによって、アウターボックス40の上方には遮る
ものが全くなくなる。これにより、アウターボックス4
0の上蓋61を開くことができ、アウターボックス40
にインナーボックス38を差し入れたり、アウターボッ
クス40からインナーボックス38を引出したりするこ
とが可能になっている。
て、バッテリー39に充電する際の動作について説明す
る。まず、電動モータ付き自転車の保管場所と電源とが
離れている場合には、バッテリー39が収納されたイン
ナーボックス38を電源のある場所まで持ち運ぶ。この
際には、前記のように、シート20の座席部112を前
傾させ、上蓋61の施錠を解除して、上蓋61を開き、
ハンドル58を掴んでインナーボックス38をアウター
ボックス40から取り出す。
孔88に充電機の端子プラグを差し込んで充電を行う。
車載時において、インナーボックス38はアウターボッ
クス40に収納されていたために、泥や埃などの汚れか
ら保護されている。したがって、車両からバッテリー3
9ごと取り外したインナーボックス38を清浄なまま住
宅内などに持ち込みバッテリー39に充電することが可
能である。
は、インナーボックス38を取り出した後閉じられて施
錠される。これによって、バッテリー39への充電の
間、アウターボックス40内への雨水や埃の侵入を防止
し、車両側の電気的接続部である端子プラグ100の劣
化を防止することが可能である。また上蓋61を施錠す
ることで、アウターボックス40の内部をいたずらされ
るのを防止することもできる。
1の施錠を解除してこれを開き、インナーボックス38
をアウターボックス40に再度収納する。これによっ
て、バッテリー39を車両へ容易かつ確実に装着するこ
とができる。また、この際には、前記のように、インナ
ーボックス38のソケット孔88にアウターボックス4
0の端子プラグ100が差し込まれる。これによって、
バッテリー39と車両への結線も容易かつ確実にするこ
とができる。
ーボックス40の上蓋61を閉じてこれに施錠する。こ
れによって上蓋61は密閉され、前記のようにバッテリ
ー39とパワーユニット34との電気的接続、すなわち
ソケット孔88への端子プラグ100の差込みをアウタ
ーボックス40内部で行うようにしているために、これ
らに雨水がかかったり、埃が付着したりするのを防止で
き、これによって劣化を防止することが可能である。ま
た、バッテリー39は、アウターボックス40およびイ
ンナーボックス38によって二重に包囲されるので、電
動モータ付き自転車が転倒したときなどの衝撃が緩和さ
れ、バッテリー39の損傷のおそれが少なくなる。
端子基板67が設けられているため、インナーボックス
38を車載したまま、バッテリー39に充電することが
可能である。この場合には、充電機の端子プラグをソケ
ット孔68に差し込んで充電を行う。これによって、電
動モータ付き自転車の保管場所の付近に電源があれば、
インナーボックス38をアウターボックス40から取り
出さなくても充電することが可能である。
は、ほぼ直方体状のアウターボックス40の内部に直方
体状のインナーボックス38を収納していたが、両ボッ
クスの形状はこれに限られない。図9に示す変更例のよ
うに円弧状の前面と背面とを有するアウターボックス4
0に、やはり円弧状の前面と背面とを有するインナーボ
ックス38を収納するようにしてもよい。この変更例で
は、図示のように、シート20の真下を避けて、アウタ
ーボックス40の上蓋61を配置することができるの
で、前記のようにシート20の座席部を前傾させる必要
がなく、インナーボックス38の取り出し操作が容易で
ある。
の実施例では、シートチューブ22の後方にアウターボ
ックス40を配置していたが、この変更例では、シート
チューブ22の前方にアウターボックス40を配置し、
シートチューブ22およびメインチューブ10にアウタ
ーボックス40を支持させている。この場合は、アウタ
ーボックス40の前方に蓋121を設け、前方からイン
ナーボックス38を出し入れするとよい。ただし、前記
と同様の上蓋61を設けると共に、シート20の座席部
を前記と逆に後傾させるようにしてもよい。
シート20の後方を二点鎖線で示すように短くすること
も可能である。この場合、シートポスト19とシートチ
ューブ22との締結を緩めて、シートポスト19を半回
転させることによって、アウターボックス40の上方が
開放されるから、上蓋61を開いてインナーボックス3
8を取り出すことができる。
車にバッテリーの収納構造を適用したものであるが、こ
の発明はこれに限ることなく、例えば電気で走行する自
動車や自動二輪車に適用することも可能である。
発明にあっては、インナーボックスを泥や埃などの汚れ
から保護することができ、これによって車両からバッテ
リーごと取り外したインナーボックスを清浄なまま住宅
内などに持ち込むことができる。また、インナーボック
スをアウターボックスに収納するだけで、バッテリーを
車両へ容易かつ確実に装着することができる。さらに車
載時の転倒などの衝撃からバッテリーを保護することも
可能である。請求項2に記載の発明にあっては、電気的
接続部へ雨水がかかったり、埃が付着したりするのを防
止でき、これによって電気的接続部の劣化を防止するこ
とが可能である。請求項3に記載の発明にあっては、イ
ンナーボックスごとバッテリーを取り出した後のアウタ
ーボックス内への雨水や埃の侵入を防止し、車両側の電
気的接続部の劣化を防止することが可能である。さらに
蓋を施錠することで、アウターボックスの内部をいたず
らされるのを防止することもできる。請求項4に記載の
発明にあっては、車両から取り外した状態のバッテリー
だけでなく、車両に搭載した状態のバッテリーに対して
も充電することができる。
造を備えた電動モータ付き自転車のカバーを取り外して
示す側面図である。
側面図である。
図である。
である。
略図である。
I線矢視断面図である。
図である。
バッテリーの収納構造との関係を示す側面図である。
ナーボックス、39 バッテリー、40 アウターボッ
クス、61 上蓋、59 端子基板、65 端子基板、
66 導線、67 充電専用端子基板、68 ソケット
孔、84 導線、88 ソケット孔、100 端子プラ
グ、104 導線
Claims (4)
- 【請求項1】 バッテリーを携帯可能なインナーボック
ス内に収納し、このインナーボックスの汚れを防止する
アウターボックスにこのインナーボックスを収納し、前
記バッテリーが使用される車両にこのアウターボックス
を固定すると共に、前記バッテリーと前記車両との電気
的接続を可能にしたことを特徴とするバッテリーの収納
構造。 - 【請求項2】 前記バッテリーと前記車両との電気的接
続を前記アウターボックス内部で行うようにしたことを
特徴とする請求項1に記載のバッテリーの収納構造。 - 【請求項3】 前記アウターボックスは蓋を有してお
り、この蓋が施錠可能であることを特徴とする請求項2
に記載のバッテリーの収納構造。 - 【請求項4】 前記バッテリーへの充電専用端子を前記
アウターボックスに設けたことを特徴とする請求項1な
いし3に記載のバッテリーの収納構造。
Priority Applications (8)
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