JP5421995B2 - 充電器の取付け構造 - Google Patents

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本発明は、車両とは別体の充電器の耐久性、性能等を維持する充電器の取付け構造に関する。
従来から、電動二輪車を充電するための充電器を車両のシートの下方に設ける技術がある(特許第3055706号公報)。
また、収納部とカバーとで外観が形成される充電器において、収納部とカバーで形成される凹部に、ACコード及びDCコードを巻き掛ける技術がある(特開2004−79320号公報)。
特許第3055706号公報に記載の技術によれば、充電器を車載したまま走行することになるので、車両重量が大きくなり、電費が著しく低下してしまう。したがって、充電器は車体と別体であることが好ましい。しかしながら、別体の充電器を用いて車体に搭載されたバッテリを充電するとき、ユーザは、充電器を路面において充電する場合があり、例えば、路面が濡れていると、充電器の耐久性、性能等が低下してしまうおそれがある。また、スクーター型の電動二輪車では、そのステップフロアに充電器をおいて充電する場合も考えられるが、サイドスタンドよって電動二輪車を立たせると、電動二輪車が垂直方向に対し傾斜した状態となる。この場合、充電器をステップフロアに対して強固に固定できる構成が望まれる。
また、車体とは別体の充電器を用いる場合、充電器のコードの品質を低下させないために充電器のコードを収納する必要がある。しかしながら、特開2004−79320号公報に記載の技術では、コードを収納することはできるが、充電コードの先端に接続されているプラグ等の収納について考慮されていない。したがって、充電器を収納ボックスに入れて持ち運ぶ場合、収納ボックス内に収納されている他の物品に対してプラグ等が干渉してしまうおそれがある。
そこで本発明は、係る従来の問題点に鑑みてなされたものであり、該車両とは別体の充電器の耐久性、性能等を維持することが可能な充電器の取付け構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、ッテリ(18)と、車両(10)とは別体である前記バッテリ(18)を充電する充電器(200)と、前記バッテリ(18)から供給される電力に基づいて駆動力を生成する電動機(16)と、前記車両(10)を覆う車両カバー(12、54、55、62)と、を備える充電器(200)の取付け構造であって、前記車両(10)側面側に設けられた充電リッド(74)を有するシートカバー(62)と、前記車両カバー(12、54、55、62)に設けられた、前記充電器(200)を前記車両(10)側に取付けるための取付け部(96)を備え、前記車両(10)は、前記充電リッド(74)の中に設けられ、前記バッテリ(18)を充電するための充電コネクタ(20)を有し、前記充電器(200)は、前記充電コネクタ(20)に連結される充電コード(203)を有することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の充電器(200)の取付け構造であって、前記取付け部(96)は、レッグシールド(55)上の上部に設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の充電器(200)の取付け構造であって、前記取付け部(96)は、ステップフロア(12)上に設けられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1に記載の充電器(200)の取付け構造であって、前記取付け部(96)は、前記シートカバー(62)上の下方に設けられたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載の充電器(200)の取付け構造であって、前記充電コード(203)は、前記充電器(200)が前記取付け部(96)に取付けられているときに、地面に接しない長さに設定されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1〜5の何れか1項に記載の充電器(200)の取付け構造であって、前記充電コネクタ(20)は、前記車両(10)の前方から見て、斜め前方、且つ、前記車両(10)の外側方向に向かって配設されていることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1〜6の何れか1項に記載の充電器(200)の取付け構造であって、前記車両(10)は、サイドスタンド(72)を有し、前記充電コネクタ(20)は、前記サイドスタンド(72)がある側と同じ側に設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、充電中に、充電器が路面と接触することはないので、充電器の耐久性、性能等を維持することができる。また、充電器を車両側に強固に固定することができる。また、雨等によって充電コネクタが濡れることを防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、充電器を車両に取付ける際に、ユーザは屈まなくて済み、ユーザの姿勢変化を少なくすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、充電器が雨水等によって濡れるのを防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、充電器及び充電コードが、充電中に路面に接触することを防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、充電コネクタに充電コードを差し込み易くなる。
請求項に記載の発明によれば、充電中に、他の車両の通行の妨げになることを防止することができる。
第1の実施の形態に係る電動二輪車10の要部構造を示す側面図である。 図1の電動二輪車10の車体カバーを取り外した状態を示す斜視図である。 図1の電動二輪車10において、充電リッド74を開いたときに見える充電コネクタ20を示す一部省略拡大傾視図である。 第1の実施の形態に係る充電器200を示す要部説明図である。 電動二輪車10に取付けられ、コネクタ203aと充電コネクタ20とが接続されたときの充電器200を示す要部側面図である。 取付け部96の他の構成を示す概略説明図である。 取付け部96に充電器200が取付けられているときの電動二輪車10の断面図である。 電動二輪車10の電気系統の概略的なブロック図である。 第2の実施の形態に係る充電器400の外観斜視図である。 第2の実施の形態に係る充電器400の外観斜視図である。 図9のXI−XI断面の一部を示す図である。 第2の実施の形態に係る充電器400の外観背面図である。 第2の実施の形態に係る充電器400の外観側面図である。 図9のXIV−XIV断面を示す図である。
本発明に係る充電器及び、充電器の取付け構造について、好適な実施の形態を掲げ、添付の図面を参照しながら以下、詳細に説明する。
〈第1の実施の形態〉
図1は、第1の実施の形態に係る電動二輪車10の要部構造を示す側面図である。図2は、図1の電動二輪車10の車体カバーを取り外した状態を示す斜視図である。電動二輪車10は、車両カバーの一部としてのステップフロア12を有する。スイングアーム14に内装された電動モータ(電動機)16の回転駆動力で後輪WRを駆動する。電動モータ16に電力を供給するメインバッテリ18は、ステップフロア12の下方に設けられており、車体内に設けられた充電コネクタ20に接続された充電器によって充電される。
メインフレーム22の上端部には、ステアリングシステム24aを回転自在に軸支するヘッドパイプ26が結合されている。ステアリングシステム24aには、前輪WFを回転可能に軸支する左右一対のフロントフォーク28が取付けられている。前輪WFは、ステアリングシステム24aの上部に取付けられた左右一対のハンドル24によって操舵可能とされている。
メインフレーム22の上下方向略中央部には、左右一対のサイドフレーム30,30の上端部が連結され、サイドフレーム30は、そこから斜め下に延びて屈曲した後、水平に延びている。この左右のサイドフレーム30の水平部分に挟まれるように、電動モータ16に電力を供給する、例えば、72Vのメインバッテリ18が配設されている。サイドフレーム30は、水平部分が斜め後方に立ち上がり、車体上方に屈曲して、リアフレーム32に連結されている。
サイドフレーム30,30の間には、前側にロアクロスフロントフレーム34が取付けられ、後側にロアクロスリアフレーム36が取付けられている。ロアクロスフロントフレーム34の中央部には、メインフレーム22の下端部が連結されている。ロアクロスフロントフレーム34とロアクロスリアフレーム36とでメインバッテリ18が前後で挟まれている。このようにして、左右のサイドフレーム30,30とロアクロスフロントフレーム34とロアクロスリアフレーム36がメインバッテリ18の周囲を囲むことにより、強固に車両側にメインバッテリ18が取付けられる。
各サイドフレーム30には、メインバッテリ18の側部にコの字断面のサイドブラケット38が取付けられ、各サイドブラケット38に跨るようにメインバッテリ18をサイドフレーム30に車幅方向から固定する固定プレート40が取付けられている。
サイドフレーム30の後部には、スイングアームピボット42が形成されたピボットプレート44が取付けられている。スイングアームピボット42には、車幅方向左側のアームのみで後輪WRを支持する片持ち式のスイングアーム14の前端部が揺動自在に軸支されている。スイングアーム14の後部には、後輪WRが車軸46によって回転自在に軸支されており、スイングアーム14の後端部は、リアショックユニット48によってリアフレーム32に吊り下げられている。
スイングアーム14の下部には、メインバッテリ18から供給される直流電流を交流電流に変換して電動モータ16へ供給するパワードライブユニット50がカバー部材52に収納されている。このパワードライブユニット50から配線Lを介して電動モータ16に電力が供給される。電動モータ16から順に第1減速ギアG1、第2減速ギアG2を介して車軸46、後輪WRへと動力が伝達される。なお、Hは平滑コンデンサを示している。
ハンドル24の車体前方側には、電動二輪車10を覆う車両カバーの一部としてのフロントカバー54が設けられ、フロントカバー54の上部には、速度計等を含むメータユニット56が取付けられている。フロントカバー54の車体前側方向には前照灯58、前部荷台60が設けられている。ヘッドパイプ26の後方側には、フロントカバー54に連なり、電動二輪車10を覆う車両カバーの一部としてのレッグシールド55が設けられている。レッグシールド55は、シート94に着座した運転手の脚部前方を覆う。
また、前輪WFの上方にはフロントフェンダ98が配設されている。メインバッテリ18の上部には、乗員が足を乗せるステップフロア12が形成されている。リアフレーム32の外方には、電動二輪車10の覆う車両カバーの一部としてのシートカバー62が設けられている。シートカバー62の上部にはシート94が設けられている。シートカバー62の後端部には、尾灯装置64、リアフェンダ66、及び後部荷台68が取付けられている。シートカバー62の前方上部は、前方下部に比べ若干上方へと突出している形状を有する。
ピボットプレート44には、車幅方向に離間した2本の脚部を有するセンタスタンド70が取付けられている。また、電動二輪車10の左右に設けられたピボットプレート44のうち、一方のピボットプレート44には、サイドスタンド72が取付けられている。日本仕様の電動二輪車10では、車体の左側にサイドスタンド72が取付けられている。
サイドスタンド72が設けられている側のシートカバー62には、充電リッド74が開閉可能に取付けられる。充電リッド74は、ヒンジ76により開閉される。充電リッド74を開くことで、充電コネクタ20を露出することができる。充電コネクタ20は、サイドスタンド72がある側と同じ側に設けられている。
充電器を取付けるための取付け部96は、レッグシールド55上に設けられている。取付け部96をレッグシールド55上の上方に設けることにより、充電器を車両に取付ける際に、ユーザは屈まなくて済み、ユーザの姿勢変化を少なくすることができる。また、取付け部96は、充電器を取付けた際に、充電器がステップフロア12に接しない高さに設けられてよい。取付け部96は、先端が湾曲して上方に延びたフック状の形状を有してよい。また、取付け部96に充電器を取り付けた際に、充電器が路面に接することのない位置に取付け部96が設けられていることは言うまでもない。
なお、取付け部96は、シートカバー62上に設けられてもよい。取付け部96は、シートカバー62の前方に設けられてもよい(図1の点線で示す取付け部96参照)。シートカバー62の前方上部が、前方にある取付け部96に取付けられた充電器を覆うことで、雨が降っていても充電器が濡れずに済む。また、取付け部96は、シートカバー62のサイドスタンド72が設けられている側に設けられてもよい。サイドスタンド72により電動二輪車10を立たせる場合は、電動二輪車10は、サイドスタンド72側に傾くので、電動二輪車10がサイドスタンド側の取付け部96に取付けられた充電器を覆う状態となる。これにより、雨が降っていても充電器が濡れずに済む。この場合、取付け部96をシートカバー上の下方に設けることで、更に、充電器が濡れるのを防止することができる。
ヘッドパイプ26の車幅方向右側には、前照灯58等の補機類やECU(制御装置)86に電力を供給する12Vのサブバッテリ80が配設されている。サブバッテリ80は、メインバッテリ18の電力によって充電される。シートカバー62の内側で、メインバッテリ18の後部には、メインバッテリ18の72V電圧を14.5Vに変換するDC−DCコンバータ82と、ヒューズやリレー等を収納するコンタクターボックス84が配設されている。車幅方向左側のリアフレーム32の外側には、パワードライブユニット50等を介して電動モータ16を制御するECU86が配設されている。なお、サブバッテリ80を設けるようにしたが、サブバッテリ80を設けないようにしてもよい。
メインバッテリ18は後方に開口部を有し、この開口部にはシロッコファン88が設けられている。また、メインバッテリ18は、前方に開口部を有し、この開口部には上方に延びる吸入管90が接続されている。この吸入管90の上端は、ステップフロア12よりも上方にあるエアクリーナ92に接続されている。吸入管90及びエアクリーナ92は、フロントカバー内に収納され、シロッコファン88は、シートカバー62内に収納される。エアクリーナ92の外気の吸入口は、レッグシールド55上に設けられている。エアクリーナ92は、吸入管90を介して外気をメインバッテリ18の内部に導入する。シロッコファン88は、メインバッテリ18の内部にある空気を外気に排出する。これにより、メインバッテリ18が発生した熱を外気によって冷却することができる。
図3は、図1の電動二輪車10において、充電リッド74を開いたときに見える充電コネクタ20を示す一部省略拡大傾視図である。充電コネクタ20をわかりやすくするために、充電リッド74は省略してある。充電コネクタ20は、電動二輪車10の前方から見て、斜め前方向、且つ、電動二輪車10の外側方向に向かって配設されている。つまり、充電コネクタ20の充電口は、電動二輪車10の前方から見て、斜め前方向、且つ、電動二輪車10の外側方向に開口している。また、充電コネクタ20は、充電リッド74が設けられた側の外側方向に向かって配設されている。これにより、充電器の充電コードを充電コネクタ20に差し込み易くなる。
充電リッド74及び充電コネクタ20は、電動二輪車10のサイドスタンド72が設けられた側と同じ側に設けられているので、他の車両の通行の妨げになることなく、充電を行うことができ、電動二輪車10のユーザの安全を確保することができる。また、充電リッド74及び充電コネクタ20を、ステップフロアより上方であり、且つ、シート94より下方の位置に配設することで、ユーザは屈まなくても充電リッドの開閉、充電コネクタ20への接続をし易くなる。なお、充電リッド74及び充電コネクタ20をシートの直下に設けるようにしてもよい。
図4は、充電器200を示す要部説明図である。充電器200は、充電器本体を収納する収納ケース201、充電コード203、及び充電コード204を有する。収納ケース201は、開口部202を有する。この開口部202を取付け部96に引っ掛けることで、取付け部96は、充電器200を自動二輪車側に取付けることができる。充電コード203の先端には、コネクタ203aが設けられている。充電コード204の先端には、電源コンセント用のプラグ204aが設けられている。また、充電器200は、図示しないがAC−DCコンバータを有し、AC−DCコンバータは、電源コンセントから供給された交流電圧を、メインバッテリ18の充電に必要な直流電圧に変換する。
図5は、電動二輪車10に取付けられ、コネクタ203aと充電コネクタ20とが接続されたときの充電器200を示す要部側面図である。プラグ204aをコンセントに挿入することで電力が充電器200に供給され、該充電器200は、メインバッテリ18を充電することができる。充電コード203は、充電器200が取付け部96に取付けられ、コネクタ203aが充電コネクタ20に接続されたときに、地面に接しない長さに設定されている。また、収納ケース201は、巻取り方式により充電コード204を収納する。なお、収納ケース201は、巻取り方式により充電コード203を収納してもよい。また、取付け部96は、フック状の形状を有するようにしたが、他の形状であってもよい。要は、充電器200を取付けることができる形状であればよい。
図6は、取付け部96の他の構成を示す概略説明図である。取付け部96は、ステップフロア12上に設けられた複数の穴部96aから構成されてもよい。充電器200は、底面に複数の凸部205を有する。この充電器200の凸部205と穴部96aとが嵌合することによって、充電器200を電動二輪車10に取付けることができる。
このように、電動二輪車10の車両カバーに取付け部96を設けるようにしたので、電動二輪車10のメインバッテリ18の充電中に、充電器と路面とが接触することがなく、充電器の耐久性、維持等を維持することができる。また、充電器が落下することはないので、充電器が破損することがない。なお、図6の場合は、充電器200は、開口部202を有しなくてもよい。
図7は、取付け部96に充電器200が取付けられているときの電動二輪車10の断面図である。図7は、電動二輪車10のステップフロア12を車幅方向に切断したときの断面図である。取付け部96は、少なくともステップフロア12の車幅方向に沿って配置された複数の穴部96aを有する。図7では、充電器200は、面積が一番大きい面に複数の凸部205を有する場合を例にしている。つまり、図3に示す充電器200をステップフロア12に対して寝かしたときに、ステップフロア12と接触する面に凸部205を設けている。このように、充電器200が有する複数の凸部205と嵌合する複数の穴部96aを取付け部96として、電動二輪車10の車幅方向に設けたことにより、サイドスタンド72で電動二輪車10を傾かせて立たせた場合であっても、充電器200を電動二輪車10に強固に取付けることができる。
図8は、電動二輪車10の電気系統の概略的なブロック図である。なお、図1〜図4に示した符号と同一の符号は、同一又は同等部分を示す。電動二輪車10は、メインバッテリ18、DC−DCコンバータ82、サブバッテリ80、電動モータ16、ECU(Engine Control Unit)86、及びパワードライブユニット50の他に、コンタクタ300を備える。充電器200は、直流電源部310、及び制御部311を備える。なお、図8の太線は電力の流れを示し、細線は信号の流れを示す。
メインバッテリ18は、バッテリモジュール304、SOC検出部306、及びBMU(Battery Management Unit)308を備える。バッテリモジュール304は、複数のバッテリセルを有する。SOC検出部306は、それぞれのバッテリセルのSOC(state of charge)を検出する。SOC検出部306は、シャント抵抗を有し、それぞれのバッテリセルから放電された電流、バッテリセルに充電された電流を検出することにより、SOCを検出する。なお、それぞれのバッテリセルの電圧を検出することにより、SOCを検出してもよい。SOC検出部306は、検出したそれぞれのバッテリセルのSOCをBMU308に送る。BMU308は、それぞれのバッテリセルのSOCに基づいて、過充電、過放電があるかないかをチェックして、バッテリセルのSOC情報を管理する。BMU308は、バッテリセルのSOC情報をECU86に出力する。
コンタクタ300は、メインバッテリ18との接続を行う。DC−DCコンバータ82は、コンタクタ300を介して供給されたバッテリモジュール304の電圧を降圧させる。DC−DCコンバータ82は、降圧させた電力をサブバッテリ80に供給することで、サブバッテリ80を充電させる。また、DC−DCコンバータ82は、降圧させた電力をECU86に供給する。サブバッテリ80は、電力をBMU308に供給する。
ECU86は、電動二輪車10の各部を制御する。ECU86は、BMU308から送られてきたSOC情報に基づいて、バッテリモジュール304の放電、充電を制御する。パワードライブユニット50は、直流電流を三相交流電流に変換するPWMインバータを有しており、ECU86からの制御信号に従って、バッテリモジュール304からの電流を三相交流電流に変換してモータを駆動させる。
直流電源部310は、DC−DCコンバータを有し、制御部311からの制御信号に従って、電源コンセントから供給される交流の電力を、直流の電力に変換する。直流電源部310は、変換した直流電源をコンタクタ300に出力する。制御部311は、ECU86から送られてきた制御信号に従って、直流電源部310から出力される電圧、電流を制御する。
バッテリモジュール304の充電時には、コンタクタ300は、ECU86の制御に従って、直流電源部310から出力される電力をバッテリモジュール304に充電する。そして、SOC検出部306により検出されたバッテリセルのSOCが、一定値まで上昇すると、コンタクタ300は、ECU86の制御に従って直流電源部310とバッテリモジュール304との接続を切断する。つまり、コンタクタ300は、直流電源部310から送られてくる電力をバッテリモジュール304に充電させない。
電動二輪車10の走行時には、コンタクタ300は、ECU86の制御に従って、バッテリモジュール304の電力をパワードライブユニット50に供給して、電動モータ16を駆動させる。また、電動モータ16が回生エネルギーを発生した場合は、コンタクタ300は、ECU86の制御に従って、回生エネルギーをバッテリモジュール304に充電する。なお、上記実施の形態では、電動二輪車10を用いて説明したが、電動二輪車10に限定されない。要は、バッテリを充電する必要がある車両であればよい。
〈第2の実施の形態〉
図9、図10は、第2の実施の形態に係る充電器400の外観斜視図である。図9は、第1コード408及びプラグ412が収納されたときの充電器400を示す図であり、図10は、第1コード408及びプラグ412が収納されていないときの充電器400を示す図である。充電器400は、充電器本体を収納する収納ケース402を有する。収納ケース402の上部に把手部404が設けられている。また、収納ケース402の外周に亘って巻き掛け用凹部406が形成されている。巻き掛け用凹部406に、充電器本体に接続される第1コード408を巻き掛けることができる。孔部410は、収納ケース402の巻き掛け用凹部406に形成され、充電器本体に接続されている第1コード(充電コード)408は、孔部410介して収納ケース402の内部から外部へと延びている。このように、巻き掛け用凹部406の孔部410から第1コード408が延びているので、ユーザは、簡単に第1コード408を巻き掛け用凹部406に巻き掛けることができ、巻き掛け用凹部406に綺麗に第1コード408を巻き掛けることができる。
第1コード408の先端には、支持部414を介してプラグ412が接続されている。プラグ412は、車両を駆動する電力源となるバッテリと接続されている車両本体側のコネクタと接続可能である。プラグ412を収納するプラグ用凹部416が収納ケース402に設けられている。プラグ用凹部416は、巻き掛け用凹部406と、一部重複して収納ケース402に設けられている。プラグ用凹部416は、第1コード408が巻き掛け用凹部406に巻き掛けられ終わったときのプラグ412の位置に対応する位置に設けられている。これにより、第1コード408を巻き掛け用凹部406に巻き掛け終わって、プラグ412をプラグ用凹部416に収納したときに、第1コード408が弛むことがない。したがって、綺麗、且つ、コンパクトに、第1コード408を収納することができる。また、プラグ412を、プラグ用凹部416に収納するので、充電器400を収納ボックス等に収納して持ち運ぶ場合に、収納ボックス等に収納されている他の物品と、プラグ412とが干渉することを防止できる。
また、支持部414は、図10の2点鎖線で示すように、プラグ412が第1コード408に対して、図示しないヒンジ若しくはジョイントにより回動可能に支持する。これにより、プラグ412の方向が選択自由となり第1コード408の格納時の利便性を向上させることができる。また、プラグ412が第1コード408に対して回動可能なので、車両本体に設けられているコネクタとの接続がし易くなる。図9では、プラグ用凹部416は、プラグ412を、第1コード408の長手方向に対して、上方に(把手304がある方向に)直角に回動させた状態で収納する。
図11は、図9のXI−XI断面の一部を示す図である。プラグ用凹部416に、プラグ412が設けられており、プラグ412及びプラグ用凹部416には、磁石418、磁石420がそれぞれ設けられている。プラグ412をプラグ用凹部416に収納したときに、プラグ412の磁石418と、プラグ用凹部416の磁石420とが対向するように、磁石418及び磁石420がそれぞれ、プラグ412、プラグ用凹部416に設けられる。なお、磁石418及び磁石420のうち、どちらか一方を磁性体からなる金属に換えてもよい。例えば、プラグ412には金属を設け、プラグ用凹部416には磁石420を設けるようにしてもよい。また、磁石418、及び磁石420が配置される位置は、図11に示す態様に限定されない。要は、磁石の吸着力によりプラグ412がプラグ用凹部416を形成する壁部にしっかりと嵌合して容易に離脱しなければよい。
図12は、充電器400の外観背面図である。充電器400の巻き掛け用凹部406の下側に、AC100V用の第2コード(充電コード)の取り出し口が設けられ、該取り出し口はキャップ422で覆われている。収納ケース402は、巻き掛け用凹部406の下側に図示しない第2コードを収納している。第2コードの先端には、電源コンセント用のプラグが設けられている。キャップ422を取り外すことで取り出し口から電源用コンセント用のプラグ及び第2コードを引き出すことができる。
図13は、充電器400の外観側面図である。収納ケース402は、充電器本体を冷却する後述の冷却ファンを有する。該冷却ファンからの風を外部に排出する排出口424が収納ケース402に設けられている。排出口424は、図9に示す充電器400の左側の側面で、巻き掛け用凹部406の上側に設けられている。
図14は、図9のXIV−XIV断面を示す図である。収納ケース402は、冷却ファン428と、充電器本体434とを有する。冷却ファン428及び充電器本体434は、巻き掛け用凹部406の上側に設けられている。充電器本体434は、冷却ファン428を制御する回路基板を有してもよい。収納ケース402は、スプール432を有し、該スプール432に第2コード430を巻き付けて、該第2コード430を収納する。収納ケース402の内部に、自動巻取り方式によって第2コード430を収納してもよい。
以上のように、第2の実施の形態における充電器400によれば、収納ケース402の外周に亘って第1コード408を巻き掛けることができる巻き掛け用凹部406を設けるとともに、収納ケース402に第1コード408の先端に接続されたプラグ412を収納するプラグ用凹部416を設けることで、第1コード408が巻き掛けられた充電器の外観をスマート、及び美麗にすることができ、充電器400自体をコンパクト化することができる。また、プラグ412を収納するプラグ用凹部416を充電器400に設けたので、該充電器400を図示しない収納ボックスに収納して持ち運ぶ場合に、該収納ボックス内にある他の物品とプラグ412との干渉することを防止することができる。
なお、第1の実施の形態の充電器200に代替して第2の実施の形態の充電器400を適用してもよい。この場合は、充電器400の収納ケース402と把手部404で形成される開口436を、上記第1の実施の形態の開口部202とみなしてよい。つまり、収納ケース402と把手部404で形成される開口436を、電動二輪車10の取付け部96に引っ掛けてよい。また、第2の実施の形態の充電器400の底面等に前記凸部205に対応する図示しない凸部を形成し、電動二輪車10のステップフロア12上に設けられた複数の穴部96aから構成される取付け部96と、充電器400の複数の凸部とを嵌合させることで、充電器400を電動二輪車10に取付けてもよい。
以上、本発明について好適な実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。

Claims (7)

  1. バッテリ(18)と、
    車両(10)とは別体である前記バッテリ(18)を充電する充電器(200)と、
    前記バッテリ(18)から供給される電力に基づいて駆動力を生成する電動機(16)と、
    前記車両(10)を覆う車両カバー(12、54、55、62)と、
    を備える充電器(200)の取付け構造であって、
    前記車両(10)側面側に設けられた充電リッド(74)を有するシートカバー(62)と、前記車両カバー(12、54、55、62)に設けられた、前記充電器(200)を前記車両(10)側に取付けるための取付け部(96)とを備え、
    前記車両(10)は、前記充電リッド(74)の中に設けられ、前記バッテリ(18)を充電するための充電コネクタ(20)を有し、
    前記充電器(200)は、前記充電コネクタ(20)に連結される充電コード(203)を有することを特徴とする充電器(200)の取付け構造。
  2. 請求項1に記載の充電器(200)の取付け構造であって、
    前記取付け部(96)は、レッグシールド(55)上の上部に設けられていることを特徴とする充電器(200)の取付け構造。
  3. 請求項1に記載の充電器(200)の取付け構造であって、
    前記取付け部(96)は、ステップフロア(12)上に設けられていることを特徴とする充電器(200)の取付け構造。
  4. 請求項1に記載の充電器(200)の取付け構造であって、
    前記取付け部(96)は、前記シートカバー(62)上の下方に設けられたことを特徴とする充電器(200)の取付け構造。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の充電器(200)の取付け構造であって、
    前記充電コード(203)は、前記充電器(200)が前記取付け部(96)に取付けられているときに、地面に接しない長さに設定されていることを特徴とする充電器(200)の取付け構造。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の充電器(200)の取付け構造であって、
    前記充電コネクタ(20)は、前記車両(10)の前方から見て、斜め前方、且つ、前記車両(10)の外側方向に向かって配設されていることを特徴とする充電器(200)の取付け構造。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載の充電器(200)の取付け構造であって、
    前記車両(10)は、サイドスタンド(72)を有し、
    前記充電コネクタ(20)は、前記サイドスタンド(72)がある側と同じ側に設けられていることを特徴とする充電器(200)の取付け構造。
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