JPH0814286A - ディスクブレーキ用パッド保持部材 - Google Patents

ディスクブレーキ用パッド保持部材

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JPH0814286A
JPH0814286A JP14829094A JP14829094A JPH0814286A JP H0814286 A JPH0814286 A JP H0814286A JP 14829094 A JP14829094 A JP 14829094A JP 14829094 A JP14829094 A JP 14829094A JP H0814286 A JPH0814286 A JP H0814286A
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JP
Japan
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pad
holding member
friction
disc rotor
disc
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Application number
JP14829094A
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English (en)
Inventor
Haruhisa Baba
場 晴 久 馬
Masayoshi Katagiri
桐 正 義 片
Tatsuyuki Nakajima
島 太津之 中
Teruhiro Katagiri
桐 彰 宏 片
Takehiro Horiuchi
内 雄 大 堀
Takahiro Ito
東 孝 浩 伊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラトリング音及び摩擦パッドの引きずりを防
止し、且つ低コストとなるパッド保持部材を提供するこ
と。 【構成】 摩擦パッド12とマウンティング13の間に
介挿するパッド保持部材16の付勢部16bの先端にマ
ウンティング13と摩擦パッド12の間隙よりも小さい
凸部16dを有し、この凸部16dはパッド保持部材1
6の付勢部16bの先端をディスクロータ11の軸方向
外側へ向けて湾曲させることにより形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクブレーキの摩
擦パッドを保持するパッド保持部材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】本発明に係わる従来技術として、実開昭
60−196038号公報に開示されるパッド保持部材
がある。上記公報に開示されているパッド保持部材20
を図4に示す。このパッド保持部材20は、パッドに対
して検知部20aを固定する磨耗センサ20bと、パッ
ドをマウンティングに当接させるパッドクリップ20c
とを一体に形成したものである。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】上記公報に開示され
ているパッド保持部材は一枚の板バネにて形成されてい
るが、摩擦パッドとマウンティングとが衝突するときに
発生するラトリング音の防止、という観点からはバネ定
数の大きな板バネを用いるのが望ましく、摩擦パッドが
ディスクロータを押圧するときにパッド保持部材とマウ
ンティングとの摺接により発生するパッドの引きずりの
防止、という観点からはバネ定数の小さい板バネを用い
るのが望ましい。また、上記公報に開示されているパッ
ド保持部材は、パッドクリップとパッド磨耗センサが各
々別の部位で機能しているので、それぞれを形成するた
めの製造工数が必要になる、という問題がある。本発明
は上記問題点を解決することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、車両の車輪と一体的に回転する
ディスクロータと、ディスクロータの摩擦面に対面する
摩擦材及び摩擦材の裏面に固着した裏板を備える摩擦パ
ッドと、ディスクロータの近傍において車両に固定され
るマウンティングと、摩擦パッドの裏板側に固設されて
おり、摩擦パッドの裏板からディスクロータの軸方向外
側に向かって垂直に延出してから湾曲するとともにディ
スクロータの軸方向内側に向かって延出することにより
摩擦パッドをディスクロータの周方向に付勢するパッド
保持部材と、を備えるディスクブレーキにおいて、パッ
ド保持部材の先端にはマウンティングと摩擦パッドの間
隙よりも小さい凸部を有するようにした。
【0005】請求項1の発明に加えて請求項2の発明
は、パッド保持部材の凸部を、パッド保持部材の先端を
ディスクロータの軸方向外側へ向けて湾曲させることに
より形成した。
【0006】請求項3の発明は、車両の車輪と一体的に
回転するディスクロータと、ディスクロータの摩擦面に
対面する摩擦材及び摩擦材の裏面に固着した裏板を備え
る摩擦パッドと、ディスクロータの近傍において車両に
固定されるマウンティングと、摩擦パッドの裏板側に固
設されており、摩擦パッドの裏板からディスクロータの
軸方向外側に向かって垂直に延出してから湾曲するとと
もにディスクロータの軸方向内側に向かって延出するこ
とにより摩擦パッドを前記ディスクロータの周方向に付
勢するパッド保持部材と、を備えるディスクブレーキに
おいて、パッド保持部材のマウンティングと摺接する部
分に、摩擦パッドの摺動方向と平行に折り返しを備える
ようにした。
【0007】請求項4の発明は、請求項1から請求項3
の発明において、パッド保持部材の先端を摩擦材の磨耗
限度面に到達する警報部とした。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば、車輌の走行時に摩擦
パッドをディスクロータに押圧すると、摩擦パッドはデ
ィスクロータの回転方向へ付勢され、摩擦パッドがパッ
ド保持部材を介してマウンティングに衝突する。このと
き、パッド保持部材の凸部により摩擦パッドとパッド保
持部材の間隙は小さくなっているので、摩擦パッドがデ
ィスクロータの回転方向へ付勢されてからパッド保持部
材の凸部に衝突するまでの時間は短くなる。
【0009】請求項2の発明によると、凸部はパッド保
持部材の先端を湾曲させたものであり、通常はこの凸部
が摩擦パッドに当接しないようになっている。摩擦パッ
ドに大きな荷重が加わると、摩擦パッドが凸部に当接す
ることによりバネ定数が大きくなるので、摩擦パッドが
マウンティングに衝突して生じるラトリング音を防止す
ることができる。
【0010】請求項3の発明によると、パッド保持部材
のマウンティングと摺接する部分に摩擦パッドの摺動方
向と平行に折り返しを備えているので、摩擦パッドをデ
ィスクロータに押圧する際に、マウンティングとパッド
保持部材とが摺接する部分において、パッド保持部材の
側端部がマウンティングに引っ掛かることがなくなり、
摺動抵抗が大きくならない。
【0011】請求項4の発明によると、パッド保持部材
の先端を摩擦材の磨耗限度面に到達する警報部とするこ
とにより、パッド保持部材とは別の箇所に警報部を備え
ることなく、容易に警報部を設けることができる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0013】図1に本発明の実施例を含むディスクブレ
ーキ10の正面図を示す。図示されるように、車両の車
輪と一体的に回転するディスクロータ11と、ディスク
ロータ11の摩擦面に対面するとともにディスクロータ
11の回入側及び回出側に突出する突出部12aが形成
され、摩擦材12bに裏板12cを固設してなる摩擦パ
ッド12がある。マウンティング13に支持されるシリ
ンダ15と、このシリンダ15の内部に液密的に摺動可
能に収容されたピストン14により、摩擦パッド12は
ディスクロータ11の摩擦面に押圧されるようになって
いる。
【0014】マウンティング13は、ディスクロータ1
1の近傍において車両に固定されており、摩擦パッド1
2の突出部12aを収容する凹部13aを形成してい
る。マウンティング13の凹部13a内には、摩擦パッ
ド12を保持するためのパッド保持部材16が配設され
ている。
【0015】図2と図3を用いてパッド保持部材16の
説明を行う。図2はパッド保持部材16の取付状態の側
面図であり、図3は図2のパッド保持部材16のA視で
ある。パッド保持部材16は、パッド保持部材16を摩
擦パッド12の裏板12bに固定する固定部16aと、
マウンティング13に当接して摩擦パッド12をディス
クロータ11の周方向へ付勢する付勢部16bと、付勢
部16bにおいてマウンティング13と摺接する部分の
側端部に設けられた折り返し部16cと、付勢部16b
の先端を湾曲させて形成した凸部16dと、更に凸部1
6dの中央を折り返して成る摩擦材の摩耗警報部16e
とを備えている。
【0016】車輌の走行時において、ピストン14が摺
動することにより摩擦パッドがディスクロータに押圧さ
れると、摩擦パッドがディスクロータの回転方向に付勢
されてパッド保持部材の凸部に摩擦パッドが当接する。
凸部に当接すると凸部のバネ力が付勢部のバネ力に加わ
るによりパッド保持部材のバネ定数は大きくなり、パッ
ド保持部材が摩擦パッドをディスクロータの回転方向と
逆方向に付勢する力が大きくなる。これにより、パッド
保持部材と摩擦パッドの衝突によって生じるラトリング
音を防止することができる。
【0017】本発明は上記実施例に示された形状のもの
に限定されるものではなく、本実施例のように付勢部の
先端を湾曲させて凸部を形成するものではなく、例えば
パッド保持部材の成形時に付勢部の先端をプレスするこ
とにより凸部を設けたり、別の部材をパッド保持部材の
付勢部の先端に固設してもよい。
【0018】また、パッド保持部材はマウンティングと
摩擦パッドの両方の間隙に介挿せずにどちらか片側の間
隙だけに介挿してもよい。
【0019】
【効果】請求項1の発明によると、凸部を設けたことに
より摩擦パッドとパッド保持部材との間隙が通常より短
くなり、摩擦パッドがディスクロータの回転方向へ付勢
されてからパッド保持部材の凸部に衝突するまでの時間
は短くなる。従って、ラトリング音を比較的小さくする
ことができる。
【0020】ラトリング音を小さくするにはパッド保持
部材のバネ定数を大きくしていたが、請求項2の発明に
よると、バネ定数の小さな板バネでパッド保持部材を形
成しても、凸部に摩擦パッドが当接することによってパ
ッド保持部材のバネ定数が大きくなるので、バネ定数の
小さな板バネを用いてもラトリング音の防止が可能にな
るとともに摩擦パッドの引きずりも防止することができ
る。さらにパッド保持部材の組付けが容易になる。
【0021】請求項3の発明によると、摩擦パッドをデ
ィスクロータに押圧する際に、マウンティングとパッド
保持部材とが摺接する部分において、パッド保持部材の
側端部がマウンティングに引っ掛かることがなくなるの
で、摺動抵抗が大きくならず、摩擦パッドの引きずりも
防止することができる。
【0022】請求項4の発明によると、パッド保持部材
の先端部に摩擦材の磨耗限界面の警報部を形成すること
により、パッド保持部材とは別の箇所に警報部を備える
ことなく、容易に警報部を設けることができるととも
に、板バネの材料費の低減にも繋がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のディスクブレーキの断面
説明図である。
【図2】本実施例のパッド保持部材の取付状態を示す図
である。
【図3】図2のA視の図である。
【図4】従来のパッド保持部材の説明図である。
【符号の説明】
10・・・ディスクブレーキ 11・・・デ
ィスクロータ 12・・・摩擦パッド 12a・・・
摩擦パッドの突出部 13・・・マウンティング 13a・・・
マウンティングの凹部 14・・・ピストン 15・・・シ
リンダ 16、20・・・パッド保持部材 16a・・・
固定部 16b・・・付勢部 16c・・・
折り返し部 16d・・・凸部 16e・・・
摩耗警報部 20a・・検知部 20b・・摩
耗センサ 20c・・パッドクリップ
フロントページの続き (72)発明者 片 桐 彰 宏 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 堀 内 雄 大 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 伊 東 孝 浩 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の車輪と一体的に回転するディスク
    ロータと、該ディスクロータの摩擦面に対面する摩擦材
    及び該摩擦材の裏面に固着した裏板を備える摩擦パッド
    と、前記ディスクロータの近傍において車両に固定され
    るマウンティングと、前記摩擦パッドの裏板側に固設さ
    れており、前記摩擦パッドの裏板から前記ディスクロー
    タの軸方向外側に向かって垂直に延出してから湾曲する
    とともに前記ディスクロータの軸方向内側に向かって延
    出することにより前記摩擦パッドを前記ディスクロータ
    の周方向に付勢するパッド保持部材と、を備えるディス
    クブレーキにおいて、 前記パッド保持部材の先端には前記マウンティングと前
    記摩擦パッドの間隙よりも小さい凸部を有することを特
    徴とするディスクブレーキ用パッド保持部材。
  2. 【請求項2】 前記凸部は、前記パッド保持部材の先端
    を前記ディスクロータの軸方向外側へ向けて湾曲させる
    ことにより形成することを特徴とする請求項1記載のデ
    ィスクブレーキ用パッド保持部材。
  3. 【請求項3】 車両の車輪と一体的に回転するディスク
    ロータと、該ディスクロータの摩擦面に対面する摩擦材
    及び該摩擦材の裏面に固着した裏板を備える摩擦パッド
    と、前記ディスクロータの近傍において車両に固定され
    るマウンティングと、前記摩擦パッドの裏板側に固設さ
    れており、前記摩擦パッドの裏板から前記ディスクロー
    タの軸方向外側に向かって垂直に延出してから湾曲する
    とともに前記ディスクロータの軸方向内側に向かって延
    出することにより前記摩擦パッドを前記ディスクロータ
    の周方向に付勢するパッド保持部材と、を備えるディス
    クブレーキにおいて、 前記パッド保持部材の前記マウンティングと摺接する部
    分に、前記摩擦パッドの摺動方向と平行に折り返しを備
    えることを特徴とするディスクブレーキ用パッド保持部
    材。
  4. 【請求項4】 前記パッド保持部材の先端には前記摩擦
    材の磨耗限度面に到達する警報部を有することを特徴と
    する請求項1から請求項3記載のディスクブレーキ用パ
    ッド保持部材。
JP14829094A 1994-06-29 1994-06-29 ディスクブレーキ用パッド保持部材 Pending JPH0814286A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020051429A (ko) * 2000-12-22 2002-06-29 밍 루 디스크 브레이크의 패드 복원장치
JP2002327780A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Tokico Ltd ディスクブレーキ
WO2009072692A1 (en) * 2007-12-06 2009-06-11 Korea Railroad Research Institute Active steering bogie for railway vehicles using leverage

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