JPH08141668A - 熱交換器の製造方法および製造装置 - Google Patents

熱交換器の製造方法および製造装置

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JPH08141668A
JPH08141668A JP27815394A JP27815394A JPH08141668A JP H08141668 A JPH08141668 A JP H08141668A JP 27815394 A JP27815394 A JP 27815394A JP 27815394 A JP27815394 A JP 27815394A JP H08141668 A JPH08141668 A JP H08141668A
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JP
Japan
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header plate
bending
claws
tank
heat exchanger
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Withdrawn
Application number
JP27815394A
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English (en)
Inventor
Mikiya Kurita
幹哉 栗田
Yoshitaka Kuroda
吉孝 黒田
Yoshinobu Matsuzaki
良信 松崎
Toru Inagaki
亨 稲垣
Eisaku Okawa
英作 大川
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/02Header boxes; End plates
    • F28F9/0219Arrangements for sealing end plates into casing or header box; Header box sub-elements
    • F28F9/0224Header boxes formed by sealing end plates into covers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ない段取り工数または工数で広範囲な位置
の爪57に曲げ加工を施す。 【構成】 ヘッダプレート55を支持する支持盤を有
し、支持盤にはヘッダプレート55の列設された爪57
に順次曲げ加工を施す一対の加工機構が取り付けられ
る。加工機構は加工具30と、加工具30を操作する加
工動作機構とを備える。加工具30には加工具30をヘ
ッダプレート55の幅方向に移動させる往復機構が結合
し、加工具30をヘッダプレート55の長手方向に移動
させる移動盤が支持盤と往復機構とに結合する。加工具
30は、円周状の周縁部32に複数の切欠き33を設け
たローラ31を有する。ヘッダプレート55にタンクカ
バー6を載置し、突出部を突出させ張出部62をヘッダ
プレート55の周溝56に嵌合する。ローラ31は切欠
き33により突出部との干渉を回避しつつ突出部に隣接
した爪57に至り、ヘッダプレート55から離れ突出部
を通過し再び爪57に当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱交換器のヘッダプレ
ートへのヘッダタンクの取り付けに関する。
【0002】
【従来の技術】熱交換器は、熱交換を行うコアと、コア
に冷却水を供給する入口タンクと、コアを通過した冷却
水を回収する出口タンクとを備える。コアの両側には、
入口タンクおよび出口タンクの端部を連結する一対のサ
イドプレートが配されている。コアは入口タンクからの
冷却水を通し出口タンクに排出する複数のチューブと、
空気に対して熱交換を行う複数のコルゲートフィンとを
交互に積層して形成されている。
【0003】入口タンクおよび出口タンクは、図10に
示すようにそれぞれ複数のチューブの端部に接合される
ヘッダプレート8およびこのヘッダプレート8に固定さ
れるヘッダタンク80とからなる。ヘッダプレート8
は、複数のチューブが圧入される複数の圧入孔を備える
と共に周囲にヘッダタンク80の端部を挿入する凹状の
周溝81が形成され、周溝81の外側壁には多数の爪8
2が形成されている。そしてヘッダタンク80の開口端
83を周溝81に挿入した後、爪82を内側へ折り曲げ
ヘッダタンク80をヘッダプレート8に固定していた。
【0004】従来爪を折り曲げる方法としては、図10
(e)、(f)、(g)に示すように、 1.カーリングパンチ84によりかしめる方法(特開昭
64−2739)、 2.側面からパンチ85によりかしめる方法(実開昭6
2−56985)、 3.1.および2.を組み合わせた方法、 等が用いられてきた(その他実開昭60−60124、
特開昭60−96441参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるにヘッダタンク
80には、冷却水を供給する供給管や取付け用のリブ等
の各種の突起のためかしめられない箇所があり、この箇
所を回避しつつかしめる必要がある。しかもこの箇所は
品種毎に異なっている。このため品種毎に金型を交換す
るかパンチを小さなブロックに分割することが必要とな
っていた(特公平2−27937)。それ故前者では、
金型数の増大および段取りロスによる生産性の低下、後
者では設備の複雑化を招き何れもコストアップの要因と
なっていた。本発明の目的は、少ない段取り工数または
工数で広範囲な位置の爪に曲げ加工を施すことがてきる
工程を有する熱交換器の製造方法およびその装置の提供
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱交換を行う
コアの端に金属製ヘッダプレートを取り付け、該ヘッダ
プレートにタンクカバーを突き合わせ、前記ヘッダプレ
ートの周縁をかしめて前記タンクカバーを前記ヘッダプ
レートに液密的に固着して冷媒用のタンクを形成する熱
交換器の製造方法であって、前記ヘッダプレートは周溝
を有し、この周溝の外周に上端に爪が列設された周縁が
設けられ、前記タンクカバーは前記ヘッダプレートに対
応した開口を備え、この開口の周囲には前記周溝に対応
した張出部が設けられると共に、前記開口付近の側壁に
突出部が形成され、前記張出部を前記周溝に嵌合すると
共に前記突出部を外に突出させ、前記周縁の前記爪を内
側に折り曲げて前記張出部を前記ヘッダプレートに固定
する熱交換器の製造方法において、前記タンクの形状に
応じ前記外周に沿って曲げ加工を開始する開始位置と前
記突出部を避けるため曲げ加工を中断する中断位置と前
記突出部を超えて曲げ加工を再開する再開位置と曲げ加
工を止める停止位置とを設定し、前記爪に曲げ加工を施
す加工手段を前記開始位置に当接させ、前記外周に沿っ
て並ぶ前記爪に順次曲げ加工を施し、前記加工手段が前
記突出部の一方の側に隣接した前記爪に曲げ加工を施し
て前記中断位置に至ると前記外周から離れ、前記突出部
を飛び越えて回避し前記再開位置で前記突出部の他方の
側に隣接した前記爪に当接し、前記突出部の他方の側に
並ぶ前記爪に前記停止位置に至るまで順次曲げ加工を施
す工程を有する熱交換器の製造方法を第1の技術的手段
として採用する。
【0007】本発明は、熱交換を行うコアの端に金属製
ヘッダプレートを取り付け、該ヘッダプレートにタンク
カバーを突き合わせ、前記ヘッダプレートの周縁をかし
めて前記タンクカバーを前記ヘッダプレートに液密的に
固着して冷媒用のタンクを形成する熱交換器の製造装置
であって、前記ヘッダプレートは周溝を有し、この周溝
の外周に上端に爪が列設された周縁が設けられ、前記タ
ンクカバーは前記ヘッダプレートに対応した開口を備
え、この開口の周囲には前記周溝に対応した張出部が設
けられると共に、前記開口付近の側壁に突出部が形成さ
れ、前記張出部を前記周溝に嵌合すると共に前記突出部
を外に突出させ、前記周縁の前記爪を内側に折り曲げて
前記張出部を前記ヘッダプレートに固定する熱交換器の
製造装置において、前記ヘッダプレートを保持する保持
手段と、前記爪に圧接して前記周縁に沿って移動するこ
とにより列設された前記爪に順次曲げ加工を施す加工手
段と、前記加工手段を曲げ加工を施す前記爪に相対する
相対位置に移動させる位置決め機構と、前記相対位置に
移動した前記加工手段を前記爪まで移動させて当接さ
せ、また曲げ加工終了後の前記加工手段を前記タンクの
外方向に戻す往復機構と、前記爪に当接した前記加工手
段を回転させ、前記位置決め機構と共に前記加工手段を
前記周縁に沿って移動させ列設された前記爪に順次曲げ
加工を行わせる加工動作機構とを備える熱交換器の製造
装置を第2の技術的手段として採用する。
【0008】本発明は、第2の技術的手段の熱交換器の
製造装置において、前記加工手段は、円周状の周縁部を
備えこの周縁部に複数の切欠きが設けられると共に前記
周縁部に前記円周に沿った凹部が設けられ、前記凹部を
前記爪に当接して前記円周の中心回りに回転して曲げ加
工を行う回転加工手段である熱交換器の製造装置を第1
の実施態様として採用する。本発明は、第1の実施態様
の熱交換器の製造装置において、前記加工動作機構は、
前記回転加工手段に固定された前記円周と同軸のピニオ
ンギアとこのピニオンギアにかみ合うラックとからなる
ことを特徴とする熱交換器の製造装置を第2の実施態様
として採用する。
【0009】
【作用】
〔請求項1の作用〕タンクの大きさ、形状に応じて予め
外周に沿って開始位置、中断位置、再開位置、停止位置
を設定する。これにより加工手段は開始位置で曲げ加工
を開始する爪に当接した後、自動的に突出部を回避しな
がら停止位置に至るまで列設された爪に順次曲げ加工を
施す。
【0010】〔請求項2の作用〕 (1)タンクカバーを突き合わせ保持手段に取り付けら
れたヘッダプレートの大きさ、形状に応じて予め周縁に
沿って開始位置、中断位置、再開位置、停止位置を設定
しておく。 (2)位置決め機構により加工手段を周縁に沿って移動
させ開始位置に移動させる。 (3)往復機構により加工手段を曲げ加工を開始する爪
に当接させる。 (4)加工動作機構により加工手段を爪に圧接させ、タ
ンクの周縁に沿って移動させることにより列設された爪
に順次曲げ加工を施す。
【0011】(5)移動盤を移動させて加工手段が突出
部の一方の側に隣接した爪に曲げ加工を施し中断位置に
至る。 (6)往復機構により加工手段をヘッダプレートから離
し突出部の外端よりもヘッダプレートから離れた位置に
移動させる。そして位置決め機構により加工手段に突出
部を通過させ、突出部の他方の側に隣接する爪に相対す
る再開位置まで加工手段を移動させる。さらに往復機構
により加工手段を爪に当接させる。 (7)位置決め機構と加工動作機構とにより加工手段を
突出部の他方の側に列設された爪に沿って移動させ停止
位置に至るまで順次曲げ加工を施す。 (8)往復機構により加工手段をヘッダプレートから離
す。
【0012】〔請求項3の作用〕回転加工手段を加工動
作機構により回転させ、凹部を爪に圧接させて位置決め
機構と共に周縁に沿って進行させる。これにより列設さ
れた爪に順次曲げ加工を施し、突出部の一方の側に隣接
した爪を曲げ加工する際、切欠きにより突出部との干渉
を回避する。
【0013】〔請求項4の作用〕加工動作機構のラック
をタンクの周縁に沿って移動させることよりピニオンギ
アを回転させる。これにより回転加工手段を回転させ、
位置決め機構と共にタンクの周縁に沿って移動させるこ
とにより爪に曲げ加工を施す。回転加工手段が中断位置
で爪から離れた後ラックの移動によりピニオンギアを回
転させ、回転加工手段が再開位置で再び爪に当接する際
周縁部を爪の端部から圧接させるよう周縁部の当接位置
を回転加工手段の回転により調節する。
【0014】
【発明の効果】
〔請求項1の効果〕本発明の熱交換器の製造方法によれ
ば、ヘッダプレートの周縁に突出部を挟んで列設された
爪に、突出部の位置に関わらず自動的に一つずつ連続的
に曲げ加工を施すことができる。
【0015】〔請求項2の効果〕本発明の熱交換器の製
造装置によれば、突出部の位置が異なるタンクの品種毎
に部品交換を行うことなくヘッダプレートの周縁の突出
部を挟んで列設された爪を自動的に曲げ加工することが
できる。
【0016】〔請求項3の効果〕回転加工手段は、切欠
きにより突出部に隣接した爪に完全な曲げ加工を施すこ
とができる。
【0017】〔請求項4の効果〕回転加工手段は再開位
置で圧接する爪に完全な曲げ加工を施すことができる。
【0018】
【実施例】次に、本発明の熱交換器の製造方法および製
造装置を、図に示す一実施例に基づき説明する。本実施
例では、本発明の熱交換器の製造方法により積層型熱交
換器を製造する場合を扱う。
【0019】〔熱交換器の構成〕本実施例の積層型熱交
換器5は、図3に示すように熱交換を行うコア50と、
コア50に冷却水を供給する入口タンク53と、コア5
0を通過した冷却水を回収する出口タンク54とを備え
る。コア50の両側には、入口タンク53および出口タ
ンク54の端部を連結する一対のサイドプレート59が
配されている。コア50は入口タンク53からの冷却水
を通し出口タンク54に排出する複数のチューブ51
と、空気に対して熱交換を行う複数のコルゲートフィン
52とを交互に積層して形成されている。
【0020】入口タンク53および出口タンク54は、
それぞれ複数のチューブ51の端部に接合され略平板状
の壁部をなすヘッダプレート55およびこのヘッダプレ
ート55に固定されそれぞれ入口タンク53、出口タン
ク54を形成する樹脂製のタンクカバー6、60とから
なる。ヘッダプレート55は、複数のチューブ51が圧
入される複数の圧入孔(図示しない)を備えると共に周
囲に凹状の周溝56が形成されている。また周溝56の
外側壁(本発明の周縁)には多数の矩形の金属板の爪5
7が列設されている(図2参照)。
【0021】タンクカバー6、60はヘッダプレート5
5に合わせられる開口61を備え、この開口61の周囲
には開口61を囲むと共に周溝56に嵌合する張出部6
2が設けられている。またタンクカバー6、60の側壁
には、張出部62と周溝56との間を密閉するパッキン
63と共に張出部62が周溝56に嵌合した際タンクカ
バー6、60の側壁から外に突出する突出部64が存在
する。そして図1に示すように周溝56の底部にパッキ
ン63を組み付け、パッキン63の上から張出部62を
組み付けることによりタンクカバー6をヘッダプレート
55に取付ける。さらに、爪57を張出部62に沿って
内側へ折り曲げ、パッキン63を介して張出部62を周
溝56の底部に圧着することによりタンクカバー6がヘ
ッダプレート55に固定されている。タンクカバー60
も同様にヘッダプレート55に固定されている。
【0022】〔熱交換器の製造装置の構成〕つぎに本実
施例の積層型熱交換器5の入口タンク53および出口タ
ンク54を製作する熱交換器の製造装置の構成を説明す
る。なお、以後タンクは入口タンク53、出口タンク5
4を指す。本実施例の熱交換器の製造装置1は、図4お
よび図5に示すようにコア50が取り付けられたヘッダ
プレート55の下面周縁を支持すると共にコア50を囲
む保持手段である支持盤2を有する。支持盤2には、ヘ
ッダプレート55を挟んで対向しヘッダプレート55の
爪57に曲げ加工を施す一対の加工機構3が取り付けら
れている。
【0023】支持盤2は中央にコア50が取り付けられ
たヘッダプレート55の下面周縁を支持する支持部材2
1を備え、支持部材21の両側にヘッダプレート55と
平行になるよう略長方形の開口23が開けられた加工機
構取付け部22が設けられている。加工機構3は、支持
盤2の上部に配されヘッダプレート55の爪57に当接
して曲げ加工を施す加工具30と、支持盤2の下部に配
され加工具30に回転および移動を行わせる加工動作機
構36とを備える。また加工具30には支持盤2に対す
る加工具30のヘッダプレート55の幅方向の相対位置
を決める往復機構4が結合している。
【0024】そして、加工具30のヘッダプレート55
の長手方向の位置を決める移動盤42が支持盤2の上側
に取り付けられると共に往復機構4に結合している。加
工具30は図1に示すように、爪57に圧接して回転す
るローラ31と、ローラ31の中心軸と同軸でローラ3
1を一端に支持して回転させる回転軸35とからなる。
ローラ31は、円周状の周縁部32を備えこの周縁部3
2の円周を等分割する位置に複数の切欠き33が設けら
れると共に円周に沿った凹部34が設けられている。加
工動作機構36は、支持盤2の開口23を上下に貫通す
る回転軸35の下部に取り付けられたピニオンギア37
と、支持盤2に固定されピニオンギア37にかみ合うと
共に爪57に対するローラ31の圧接位置を規定するラ
ック38とからなる。
【0025】往復機構4は、回転軸35を回転可能に保
持する保持部40と、保持部40をタンクの幅方向に往
復移動させる油圧作動筒41と油圧作動筒41に油圧を
掛ける油圧源(図示しない)とからなる。移動盤42は
上部に油圧作動筒41および油圧源(図示しない)を固
定する。また移動盤42は保持部40に当接すると共に
保持部40とヘッダプレート55との最大距離を決める
阻止部43を有する。
【0026】〔タンクの製作工程〕入口タンク53、出
口タンク54は同じ製作工程で製作されるので入口タン
ク53について説明する。 (1)ヘッダプレート55の周溝56の底部にパッキン
63を組み付け、張出部62をパッキン63の上から周
溝56に嵌合させ、突出部64を側壁から突出させた状
態でタンクカバー6をヘッダプレート55に載置する
(図1参照)。先ずタンクをタンクの幅方向に挟む位置
に一対の加工機構3を配し、タンクの両側に長手方向に
列設した爪57を同時に加工する(図6参照)。 (2)タンクの長手方向にローラ31が曲げ加工を開始
する開始位置A、突出部64を避けるため加工を中断す
る中断位置B、突出部64を避けた後曲げ加工を再開す
る再開位置C、曲げ加工を止める停止位置Dを設定す
(中断位置B、再開位置Cは複数組あってもよい)。
【0027】(3)移動盤42をタンクの長手方向に移
動させローラ31が曲げ加工を開始する爪57に相対す
る開始位置Aに加工具30を移動させる。 (4)往復機構4の油圧作動筒41により保持部40を
ヘッダプレート55へと近づけ、ローラ31の凹部34
を爪57に当接させる。 (5)移動盤42の移動により加工具30をタンクの長
手方向に移動させることよりピニオンギア37および回
転軸35を回転させる。これによりローラ31を円周の
中心回りに回転させ回転面内をタンクの長手方向に沿っ
て移動させることにより爪57に張出部62に沿って曲
げる曲げ加工を施す。
【0028】(6)突出部64のない側では、移動盤4
2を移動させて列設された爪57に停止位置Dに至るま
で順次曲げ加工を施す。突出部64のある側では、移動
盤42を移動させて列設された爪57に順次曲げ加工を
施して行き、加工具30は突出部64の一方の側に隣接
した爪57に至る。続いてローラ31は切欠き33によ
り突出部64との干渉を回避しつつ突出部64の一方の
側に隣接した爪57に曲げ加工を施し中断位置Bに至
る。そして往復機構4により加工具30をヘッダプレー
ト55から離し突出部64の外端よりもヘッダプレート
55から離れた位置に移動させる。そして移動盤42を
移動させることにより加工具30に突出部64を通過さ
せ、突出部64の他方の側に隣接する爪57に相対する
再開位置Cまで加工具30を移動させる。
【0029】さらに往復機構4によりローラ31の凹部
34を爪57に当接させる。また、加工具30が中断位
置Bで爪57から離れた後移動盤42の移動によりピニ
オンギア37を回転させ、ローラ31が再開位置Cで再
び爪57に当接する際曲げ加工を開始するのに適当な回
転位置となるよう調節する。その後突出部64の他方の
側に列設された爪57に停止位置Dに至るまで順次曲げ
加工を施す。 (7)往復機構4によりローラ31をヘッダプレート5
5から離す。つぎにタンクをタンクの長手方向に挟む位
置に対をなすよう加工機構3を配し、タンクの両端にタ
ンクの幅方向に列設した爪57を同時に加工する。
【0030】(8)タンクの幅方向にローラ31が曲げ
加工を開始する開始位置E、曲げ加工を止める停止位置
Fを設定する。 (9)往復機構4の油圧作動筒41により保持部40を
タンクの幅方向に移動させローラ31が曲げ加工を開始
する爪57に相対する開始位置Eに加工具30を移動さ
せる。 (10)移動盤42を移動させローラ31の凹部34を
爪57に当接させる。
【0031】(11)往復機構4により加工具30をタ
ンクの幅方向に沿って移動させると共に回転軸35を回
転させ、ローラ31を円周の中心回りに回転させる。こ
れにより爪57に張出部62に沿って曲げる曲げ加工を
施す。 (12)往復機構4により加工具30を移動させ列設さ
れた爪57に停止位置Fに至るまで順次曲げ加工を施
す。 (13)移動盤42によりローラ31をヘッダプレート
55から離す。
【0032】〔実施例の効果〕本実施例の熱交換器の製
造装置1によれば、タンクカバー6の品種毎に何ら加工
機構3の部品交換を行うことなく、品種毎に異なった周
方向位置に設けられた突出部64を回避してタンクカバ
ー6をヘッダプレート55に固定することができる。突
出部64や爪57の大きさに応じて適切な大きさおよび
個数の切欠き33を有するローラ31を用いることによ
り、突出部64に隣接した爪57を完全に曲げることが
できる。
【0033】パンチで製品の全体に渡って同時加工を行
わずローラ31により順次加工を行うため加工荷重が低
く、ヘッダプレート55の爪57以外の部分の不要な変
形を小さくすることができる。これにより、パッキン6
3の圧縮率のばらつきを抑えてシール性を向上すること
ができる。
【0034】〔変形例〕爪57や突出部64に対し直径
が比較的小さいローラでは切欠き33を設けなくてもよ
い。凹部の上縁部の接触角が異なる数個のローラを用い
て数回の工程で爪57の曲げ角度を次第に大きくするよ
うに加工してもよい。図7(a)にローラ7、70、7
1、72を用いた4工程の場合を示す。また凹部の幅が
異なる数個のローラを用いて数回の工程で爪57の曲げ
角度を次第に大きくするように加工してもよい。図7
(b)にローラ73、74、75、76を用いた4工程
の場合を示す。
【0035】図9(c)に示すようにある角度まで爪5
7を曲げた後、従来技術の方法で最終形状まで曲げるよ
うにしてもよい。この場合の従来技術として例えば図9
(d)のようにカーリングパンチ77を用いてもよい。
先にタンクの幅方向に加工し、その後長手方向に加工し
てもよい。タンクの幅方向の加工には、従来技術を適用
してもよい。ローラ31と爪57との位置合わせは、ラ
ックおよびピニオンギアの替わりにステッピングモータ
等で電気的にローラ31の回転方向を制御するようにし
てもよい。本実施例では支持盤2に対して移動盤42を
動かしたが、逆に移動盤42を固定し支持盤2を動かす
ようにしてもよい。
【0036】2組のローラ31で長手方向の両端から中
央に向けて加工してもよい(図8参照)。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱交換器の製造装置の加工手段の作動を示す斜
視図である。
【図2】加工具が中断位置にある場合の説明図である。
【図3】積層型熱交換器の全体図である。
【図4】熱交換器の製造装置の平面図である。
【図5】熱交換器の製造装置の断面図である。
【図6】ローラの軌跡を示す図である。
【図7】変形例にかかる数個のローラを用いる場合のロ
ーラの断面図である。
【図8】変形例にかかるローラの軌跡を示す図である。
【図9】変形例にかかる従来技術と組み合わせた加工を
説明する図である。
【図10】従来技術による加工を説明する図である。
【符号の説明】
1 熱交換器の製造装置 2 支持盤(保持手段) 4 往復機構 6 タンクカバー 30 加工具(加工手段、回転加工手段) 32 周縁部 33 切欠き 34 凹部 36 加工動作機構 37 ピニオンギア 38 ラック 42 移動盤(位置決め機構) 50 コア 53 入口タンク(タンク) 54 出口タンク(タンク) 55 ヘッダプレート 56 周溝 57 爪 60 タンクカバー 61 開口 62 張出部 64 突出部 A、E 開始位置 B 中断位置 C 再開位置 D、F 停止位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲垣 亨 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 大川 英作 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱交換を行うコアの端に金属製ヘッダプレ
    ートを取り付け、該ヘッダプレートにタンクカバーを突
    き合わせ、前記ヘッダプレートの周縁をかしめて前記タ
    ンクカバーを前記ヘッダプレートに液密的に固着して冷
    媒用のタンクを形成する熱交換器の製造方法であって、 前記ヘッダプレートは周溝を有し、この周溝の外周に上
    端に爪が列設された周縁が設けられ、 前記タンクカバーは前記ヘッダプレートに対応した開口
    を備え、この開口の周囲には前記周溝に対応した張出部
    が設けられると共に、前記開口付近の側壁に突出部が形
    成され、前記張出部を前記周溝に嵌合すると共に前記突
    出部を外に突出させ、 前記周縁の前記爪を内側に折り曲げて前記張出部を前記
    ヘッダプレートに固定する熱交換器の製造方法におい
    て、 前記タンクの形状に応じ前記外周に沿って曲げ加工を開
    始する開始位置と前記突出部を避けるため曲げ加工を中
    断する中断位置と前記突出部を超えて曲げ加工を再開す
    る再開位置と曲げ加工を止める停止位置とを設定し、 前記爪に曲げ加工を施す加工手段を前記開始位置に当接
    させ、前記外周に沿って並ぶ前記爪に順次曲げ加工を施
    し、 前記加工手段が前記突出部の一方の側に隣接した前記爪
    に曲げ加工を施して前記中断位置に至ると前記外周から
    離れ、 前記突出部を飛び越えて回避し前記再開位置で前記突出
    部の他方の側に隣接した前記爪に当接し、 前記突出部の他方の側に並ぶ前記爪に前記停止位置に至
    るまで順次曲げ加工を施す工程を有する熱交換器の製造
    方法。
  2. 【請求項2】熱交換を行うコアの端に金属製ヘッダプレ
    ートを取り付け、該ヘッダプレートにタンクカバーを突
    き合わせ、前記ヘッダプレートの周縁をかしめて前記タ
    ンクカバーを前記ヘッダプレートに液密的に固着して冷
    媒用のタンクを形成する熱交換器の製造装置であって、 前記ヘッダプレートは周溝を有し、この周溝の外周に上
    端に爪が列設された周縁が設けられ、 前記タンクカバーは前記ヘッダプレートに対応した開口
    を備え、この開口の周囲には前記周溝に対応した張出部
    が設けられると共に、前記開口付近の側壁に突出部が形
    成され、前記張出部を前記周溝に嵌合すると共に前記突
    出部を外に突出させ、 前記周縁の前記爪を内側に折り曲げて前記張出部を前記
    ヘッダプレートに固定する熱交換器の製造装置におい
    て、 前記ヘッダプレートを保持する保持手段と、 前記爪に圧接して前記周縁に沿って移動することにより
    列設された前記爪に順次曲げ加工を施す加工手段と、 前記加工手段を曲げ加工を施す前記爪に相対する相対位
    置に移動させる位置決め機構と、 前記相対位置に移動した前記加工手段を前記爪まで移動
    させて当接させ、また曲げ加工終了後の前記加工手段を
    前記タンクの外方向に戻す往復機構と、 前記爪に当接した前記加工手段を回転させ、前記位置決
    め機構と共に前記加工手段を前記周縁に沿って移動させ
    列設された前記爪に順次曲げ加工を行わせる加工動作機
    構とを備える熱交換器の製造装置。
  3. 【請求項3】請求項2の熱交換器の製造装置において、 前記加工手段は、円周状の周縁部を備えこの周縁部に複
    数の切欠きが設けられると共に前記周縁部に前記円周に
    沿った凹部が設けられ、前記凹部を前記爪に当接して前
    記円周の中心回りに回転して曲げ加工を行う回転加工手
    段である熱交換器の製造装置。
  4. 【請求項4】請求項3の熱交換器の製造装置において、 前記加工動作機構は、前記回転加工手段に固定された前
    記円周と同軸のピニオンギアとこのピニオンギアにかみ
    合うラックとからなることを特徴とする熱交換器の製造
    装置。
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