JPH08139872A - 画像読取装置 - Google Patents
画像読取装置Info
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- JPH08139872A JPH08139872A JP6302622A JP30262294A JPH08139872A JP H08139872 A JPH08139872 A JP H08139872A JP 6302622 A JP6302622 A JP 6302622A JP 30262294 A JP30262294 A JP 30262294A JP H08139872 A JPH08139872 A JP H08139872A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一定の明るさの照明の下、原稿の暗部から明
部にわたる濃淡の階調性を高い精度で読み取ることにあ
る。すなわち、暗部においては出力に対するノイズ成分
を減少させて階調性を高め、明部においてはCCDセン
サの出力電圧が飽和出力電圧を越えないようにして明部
の階調性の検出値のリニアリティを保つようにする。 【構成】 原稿照明装置2(照明手段)により照明され
た原稿Gの画像情報を読み取る複数の受光素子7,8
(ラインセンサ)を平行に隣接して設け、それぞれの受
光素子7,8(ラインセンサ)の露光感度を変えたこと
を特徴とする。
部にわたる濃淡の階調性を高い精度で読み取ることにあ
る。すなわち、暗部においては出力に対するノイズ成分
を減少させて階調性を高め、明部においてはCCDセン
サの出力電圧が飽和出力電圧を越えないようにして明部
の階調性の検出値のリニアリティを保つようにする。 【構成】 原稿照明装置2(照明手段)により照明され
た原稿Gの画像情報を読み取る複数の受光素子7,8
(ラインセンサ)を平行に隣接して設け、それぞれの受
光素子7,8(ラインセンサ)の露光感度を変えたこと
を特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CCD等のラインセン
サを用いて、高精度に階調性を読みとる画像読取装置に
関するものである。
サを用いて、高精度に階調性を読みとる画像読取装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のCCD等のラインセンサを
用いたデジタル的な画像読取装置100を表わす図であ
り、101は原稿台ガラス、102は原稿照明装置、1
03,104,105はミラー、106は投影レンズ、
107は1ラインCCDイメージセンサである。
用いたデジタル的な画像読取装置100を表わす図であ
り、101は原稿台ガラス、102は原稿照明装置、1
03,104,105はミラー、106は投影レンズ、
107は1ラインCCDイメージセンサである。
【0003】この画像読取装置100は、原稿台ガラス
101上に置かれた原稿G’を原稿照明装置102によ
り照明し、その反射光をミラー103,104,105
を通して投影レンズ106によって1ラインCCDイメ
ージセンサ107に結像させる。次に原稿照明装置10
2、及びミラー103,104,105を図中右方向に
平行移動させ、結像された画像情報を1ラインCCDイ
メージセンサ107から順次電圧として出力し画像処理
回路111にデジタル信号として送られる。
101上に置かれた原稿G’を原稿照明装置102によ
り照明し、その反射光をミラー103,104,105
を通して投影レンズ106によって1ラインCCDイメ
ージセンサ107に結像させる。次に原稿照明装置10
2、及びミラー103,104,105を図中右方向に
平行移動させ、結像された画像情報を1ラインCCDイ
メージセンサ107から順次電圧として出力し画像処理
回路111にデジタル信号として送られる。
【0004】図6は従来例における画像読取装置の概略
のブロック図である。
のブロック図である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では受光素子が1ラインCCDイメージセンサ(以降
1ラインCCDとする。)であるために改善できない次
の様な欠点があった。
例では受光素子が1ラインCCDイメージセンサ(以降
1ラインCCDとする。)であるために改善できない次
の様な欠点があった。
【0006】原稿が白紙の場合の1ラインCCDの出力
電圧がその飽和出力電圧を越えない様に光量を設定する
為、原稿の暗部の方に於いて1ラインCCDのノイズが
相対的に大きくなってしまうという問題があった。
電圧がその飽和出力電圧を越えない様に光量を設定する
為、原稿の暗部の方に於いて1ラインCCDのノイズが
相対的に大きくなってしまうという問題があった。
【0007】例えば1ラインCCD出力を8bit25
6階調とした場合1ラインCCDの飽和出力電圧を1
V、白紙の場合の1ラインCCDの直出力を600mV
とした場合、1階調では2mV程度の出力であるが、暗
時ノイズも通常の1ラインCCDでは5〜10mV程度
となってしまうため暗部(低出力域)に於いては1ライ
ンCCDの出力に比較して暗部ノイズが大きくなってし
まい、暗部の出力のノイズ成分が多くなり階調性が劣化
してしまっていた。
6階調とした場合1ラインCCDの飽和出力電圧を1
V、白紙の場合の1ラインCCDの直出力を600mV
とした場合、1階調では2mV程度の出力であるが、暗
時ノイズも通常の1ラインCCDでは5〜10mV程度
となってしまうため暗部(低出力域)に於いては1ライ
ンCCDの出力に比較して暗部ノイズが大きくなってし
まい、暗部の出力のノイズ成分が多くなり階調性が劣化
してしまっていた。
【0008】この原稿の暗部の1ラインCCDのノイズ
を改善する為の手段として1ラインCCDに当たる光量
を増加させることが考えられるが、図7に見られる様に
光量増加前は例えば白紙でXの光量の時に1ラインCC
D直出力を600mVとすると光量を5倍に増加した場
合は図8から明らかな様に1ラインCCD出力電圧が飽
和出力電圧(1V)を越えてしまい、5Xの光量では明
部のリニアリティが保たれなくなる。
を改善する為の手段として1ラインCCDに当たる光量
を増加させることが考えられるが、図7に見られる様に
光量増加前は例えば白紙でXの光量の時に1ラインCC
D直出力を600mVとすると光量を5倍に増加した場
合は図8から明らかな様に1ラインCCD出力電圧が飽
和出力電圧(1V)を越えてしまい、5Xの光量では明
部のリニアリティが保たれなくなる。
【0009】本発明は上記従来技術の問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、一定
の明るさの照明の下、原稿の暗部から明部にわたる濃淡
の階調性を高い精度で読み取ることにある。すなわち、
暗部においては出力に対するノイズ成分を減少させて階
調性を高め、明部においてはCCDセンサの出力電圧が
飽和出力電圧を越えないようにして明部の階調性の検出
値のリニアリティを保つようにすることである。
ためになされたもので、その目的とするところは、一定
の明るさの照明の下、原稿の暗部から明部にわたる濃淡
の階調性を高い精度で読み取ることにある。すなわち、
暗部においては出力に対するノイズ成分を減少させて階
調性を高め、明部においてはCCDセンサの出力電圧が
飽和出力電圧を越えないようにして明部の階調性の検出
値のリニアリティを保つようにすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明にあっては、照明手段により照明された原
稿の画像情報を読み取る複数のラインセンサを平行に隣
接して設け、それぞれのラインセンサの露光感度を変え
たことを特徴とする。
めに、本発明にあっては、照明手段により照明された原
稿の画像情報を読み取る複数のラインセンサを平行に隣
接して設け、それぞれのラインセンサの露光感度を変え
たことを特徴とする。
【0011】また、前記複数のラインセンサは原稿との
位置をラインセンサの長軸方向に垂直に相対的に移動す
ることでこの原稿の画像情報を読み取り、それぞれのラ
インセンサで読み取られた原稿の同一ライン上の画像読
取信号の時間のズレをメモリ補間することで同一ライン
の複数の画像読取信号とするメモリ手段と、原稿の同一
ライン上を画像の濃淡に合わせて分割し、それぞれの分
割部分に対応する同一ラインの複数の画像読取信号の中
から最適な露光感度のラインセンサで得られた画像読取
信号を選択して使用する画像処理手段と、を設けたこと
を特徴とする。前記複数のラインセンサはモノリシック
な2ラインCCDセンサとすることや、NDフィルター
(光量減衰フィルター)を備えることも好ましい。
位置をラインセンサの長軸方向に垂直に相対的に移動す
ることでこの原稿の画像情報を読み取り、それぞれのラ
インセンサで読み取られた原稿の同一ライン上の画像読
取信号の時間のズレをメモリ補間することで同一ライン
の複数の画像読取信号とするメモリ手段と、原稿の同一
ライン上を画像の濃淡に合わせて分割し、それぞれの分
割部分に対応する同一ラインの複数の画像読取信号の中
から最適な露光感度のラインセンサで得られた画像読取
信号を選択して使用する画像処理手段と、を設けたこと
を特徴とする。前記複数のラインセンサはモノリシック
な2ラインCCDセンサとすることや、NDフィルター
(光量減衰フィルター)を備えることも好ましい。
【0012】また、前記複数のラインセンサは画素のピ
ッチは同一で、画素サイズを変更することも好ましい。
ッチは同一で、画素サイズを変更することも好ましい。
【0013】
【作用】上記のように構成された画像読取装置では、露
光感度を変えた複数のラインセンサを原稿の濃淡に対応
させて選択使用することで原稿の暗部から明部までの画
像情報がコントラストにおいて、高い階調性で読み取る
ことが可能となる。
光感度を変えた複数のラインセンサを原稿の濃淡に対応
させて選択使用することで原稿の暗部から明部までの画
像情報がコントラストにおいて、高い階調性で読み取る
ことが可能となる。
【0014】また、複数のラインセンサは原稿との位置
をラインセンサの長軸方向に垂直に相対的に移動するこ
とで原稿の同一ライン上の画像情報をを複数の露光感度
で読み取る。また、メモリ手段はそれぞれのラインセン
サで読み取られた原稿の同一ライン上の画像読取信号の
時間のズレをメモリ補間する。
をラインセンサの長軸方向に垂直に相対的に移動するこ
とで原稿の同一ライン上の画像情報をを複数の露光感度
で読み取る。また、メモリ手段はそれぞれのラインセン
サで読み取られた原稿の同一ライン上の画像読取信号の
時間のズレをメモリ補間する。
【0015】画像処理手段は原稿の同一ライン上を画像
の濃淡に合わせて分割しそれぞれの分割部分に対応する
同一ラインの複数の画像読取信号の中から最適な露光感
度のラインセンサで得られた画像読取信号を選択して処
理する。
の濃淡に合わせて分割しそれぞれの分割部分に対応する
同一ラインの複数の画像読取信号の中から最適な露光感
度のラインセンサで得られた画像読取信号を選択して処
理する。
【0016】複数のラインセンサはモノリシックな2ラ
インCCDセンサとすることで、それぞれのセンサの位
置が高い精度に配設される。
インCCDセンサとすることで、それぞれのセンサの位
置が高い精度に配設される。
【0017】また、NDフィルター(光量減衰フィルタ
ー)はラインセンサの露光感度を変更する。
ー)はラインセンサの露光感度を変更する。
【0018】また、複数のラインセンサは画素のピッチ
は同一で、画素サイズを変更することでも各ラインセン
サの露光感度が変更される。
は同一で、画素サイズを変更することでも各ラインセン
サの露光感度が変更される。
【0019】また、実施例における作用としては、受光
素子としてモノリシックに配列された2ラインCCDイ
メージセンサを使用し、この2ラインCCDイメージセ
ンサに入射する光量を、従来の光量より増加させる事に
より、原稿の暗部の画像を読み取る際にノイズを減少す
ることができる。
素子としてモノリシックに配列された2ラインCCDイ
メージセンサを使用し、この2ラインCCDイメージセ
ンサに入射する光量を、従来の光量より増加させる事に
より、原稿の暗部の画像を読み取る際にノイズを減少す
ることができる。
【0020】他方のラインセンサでは、原稿の明部の画
像を読み取る際にCCDイメージセンサの受光面上に例
えばNDフィルターをとりつけるか、もしくは画素サイ
ズを小さくして受光する光量を減らすことにより飽和出
力電圧を越えないようにして受光光量と出力電圧特性に
おいてリニアリティが保たれる。
像を読み取る際にCCDイメージセンサの受光面上に例
えばNDフィルターをとりつけるか、もしくは画素サイ
ズを小さくして受光する光量を減らすことにより飽和出
力電圧を越えないようにして受光光量と出力電圧特性に
おいてリニアリティが保たれる。
【0021】そして、その各々のラインからの出力電圧
を画像処理回路に取り込み、画像処理により、明部(ハ
イライト部)の画像出力を露光感度を減少させたCCD
イメージセンサから取り、暗部(ダーク部)の画像出力
を通常のCCDイメージセンサから取りその双方を合成
して、原稿の明部ではリニアリティを持ち、暗部ではノ
イズが減少された、高精度な階調性を持つ画像情報を読
み取ることが出来る様にする。
を画像処理回路に取り込み、画像処理により、明部(ハ
イライト部)の画像出力を露光感度を減少させたCCD
イメージセンサから取り、暗部(ダーク部)の画像出力
を通常のCCDイメージセンサから取りその双方を合成
して、原稿の明部ではリニアリティを持ち、暗部ではノ
イズが減少された、高精度な階調性を持つ画像情報を読
み取ることが出来る様にする。
【0022】また、2ラインCCDを使用することによ
る読取位置の副走査方向のズレは、メモリ補間すること
で明部出力ラインと暗部出力ラインで同一ラインの読取
信号を得ることができる。
る読取位置の副走査方向のズレは、メモリ補間すること
で明部出力ラインと暗部出力ラインで同一ラインの読取
信号を得ることができる。
【0023】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
する。
【0024】(第1実施例)図1及び図2は本発明の第
1実施例の画像読取装置20を示す図である。図1に於
いて1は原稿台ガラス、2は原稿照明装置、3,4,5
はミラー、6は投影レンズである。7は基板、8は複数
のラインセンサとしての2ラインCCDイメージセンサ
である。
1実施例の画像読取装置20を示す図である。図1に於
いて1は原稿台ガラス、2は原稿照明装置、3,4,5
はミラー、6は投影レンズである。7は基板、8は複数
のラインセンサとしての2ラインCCDイメージセンサ
である。
【0025】図2は2ラインCCDイメージセンサ8の
拡大説明図であり、9は原稿の暗部を検知するためのラ
インセンサとしての受光素子、10は9と同一な画素ピ
ッチと画素サイズを持ちNDフィルター11と受光素子
面上において露光感度を低下させた原稿の明部を検知す
るためのラインセンサとしての受光素子である。
拡大説明図であり、9は原稿の暗部を検知するためのラ
インセンサとしての受光素子、10は9と同一な画素ピ
ッチと画素サイズを持ちNDフィルター11と受光素子
面上において露光感度を低下させた原稿の明部を検知す
るためのラインセンサとしての受光素子である。
【0026】図3は本実施例における画像読取装置の概
略のブロック図である。原稿Gを光学系14で走査して
受光素子9,10で読み取り、メモリ手段12と画像処
理手段13で読み取った画像読取信号を処理するもので
ある。
略のブロック図である。原稿Gを光学系14で走査して
受光素子9,10で読み取り、メモリ手段12と画像処
理手段13で読み取った画像読取信号を処理するもので
ある。
【0027】図1に於いて原稿照明装置2で照明された
原稿台ガラス1上の原稿の画像はミラー3,4,5を通
り投影レンズ6によって2ラインCCDイメージセンサ
8を構成する暗部を検知する受光素子9と明部を検知す
る受光素子10によって画像読取信号として出力され画
像処理手段13に取り込まれる。
原稿台ガラス1上の原稿の画像はミラー3,4,5を通
り投影レンズ6によって2ラインCCDイメージセンサ
8を構成する暗部を検知する受光素子9と明部を検知す
る受光素子10によって画像読取信号として出力され画
像処理手段13に取り込まれる。
【0028】この時、画像処理手段13は、それぞれの
受光素子9,10からの画像読取信号に基づいて原稿の
同一ライン上を画像の濃淡に対応した複数の領域に分割
しておく。
受光素子9,10からの画像読取信号に基づいて原稿の
同一ライン上を画像の濃淡に対応した複数の領域に分割
しておく。
【0029】また、メモリ手段12によりそれぞれのラ
インセンサで読み取られた原稿の同一ライン上の画像読
取信号の時間のズレを補間して同一ラインの信号とす
る。
インセンサで読み取られた原稿の同一ライン上の画像読
取信号の時間のズレを補間して同一ラインの信号とす
る。
【0030】原稿の同一ライン上の画像の濃淡に対応し
た複数の領域に対応させて最適な露光感度の受光素子で
得られた画像情報を得るために、暗部を検知する受光素
子9からの画像読取信号でノイズの少ない原稿暗部情報
と、明部を検知する受光素子10からの画像読取信号と
を選択して使用し、その合成した画像読取信号から、受
光光量と出力電圧特性において原稿の全域にわたりリニ
アリティがありノイズの少ない画像情報を作成して読み
取った画像情報とする。
た複数の領域に対応させて最適な露光感度の受光素子で
得られた画像情報を得るために、暗部を検知する受光素
子9からの画像読取信号でノイズの少ない原稿暗部情報
と、明部を検知する受光素子10からの画像読取信号と
を選択して使用し、その合成した画像読取信号から、受
光光量と出力電圧特性において原稿の全域にわたりリニ
アリティがありノイズの少ない画像情報を作成して読み
取った画像情報とする。
【0031】この第1実施例に於いては、従来よりも明
るい光量を図1の原稿照明装置2で発生させて原稿の暗
部の画像情報を読み取る場合に、出力電圧のノイズが減
少するように機能する暗部を検知する受光素子9と、原
稿の明部を同じ明るい光量で照射した場合には受光素子
の飽和出力電圧を越えてしまうので、NDフィルターに
より受光する光量を減らして、受光光量と出力電圧特性
にリニアリティを保たせた明部を検知する受光素子とを
モノリシックな2ラインCCDイメージセンサとして配
置した。そして、それらの画像情報をたし合わせる事に
より暗部でノイズを減少させ、明部でリニアリティを保
ち高精度に階調性を保つ画像情報を読み込むことが出来
る。
るい光量を図1の原稿照明装置2で発生させて原稿の暗
部の画像情報を読み取る場合に、出力電圧のノイズが減
少するように機能する暗部を検知する受光素子9と、原
稿の明部を同じ明るい光量で照射した場合には受光素子
の飽和出力電圧を越えてしまうので、NDフィルターに
より受光する光量を減らして、受光光量と出力電圧特性
にリニアリティを保たせた明部を検知する受光素子とを
モノリシックな2ラインCCDイメージセンサとして配
置した。そして、それらの画像情報をたし合わせる事に
より暗部でノイズを減少させ、明部でリニアリティを保
ち高精度に階調性を保つ画像情報を読み込むことが出来
る。
【0032】また、当実施例においては、2つの受光素
子からなる2ラインCCDイメージセンサ8を採用した
が、さらに、広範囲な画像のコントラストの階調性を精
密に得るために、さらに多くの露光感度を変えた受光素
子を備えることも本発明の範囲に属するものである。
子からなる2ラインCCDイメージセンサ8を採用した
が、さらに、広範囲な画像のコントラストの階調性を精
密に得るために、さらに多くの露光感度を変えた受光素
子を備えることも本発明の範囲に属するものである。
【0033】さらに、当実施例においては、本発明を白
黒のラインセンサの例について説明したが本発明を例え
ばカラー読取用のR,G,Bの3ラインセンサ等に実施
できることも明らかである。
黒のラインセンサの例について説明したが本発明を例え
ばカラー読取用のR,G,Bの3ラインセンサ等に実施
できることも明らかである。
【0034】(第2実施例)図3は本発明の第2実施例
を表わす図面である。図1における第1実施例の画像読
取装置20において、原稿G、原稿台ガラス1、光学系
14までは同じであるが、2ラインCCDセンサ8の部
分が異なるものである。
を表わす図面である。図1における第1実施例の画像読
取装置20において、原稿G、原稿台ガラス1、光学系
14までは同じであるが、2ラインCCDセンサ8の部
分が異なるものである。
【0035】図4で2ラインCCDイメージセンサ28
は、原稿の暗部を検知する受光素子29と原稿の明部を
検知する受光素子30とをモノリシックな2ラインCC
Dイメージセンサとして基板27上に配置したものであ
る。
は、原稿の暗部を検知する受光素子29と原稿の明部を
検知する受光素子30とをモノリシックな2ラインCC
Dイメージセンサとして基板27上に配置したものであ
る。
【0036】受光素子29と30は同一な画素ピッチで
ある。しかし、受光素子30は画素サイズを受光素子2
9よりも小さくして受光する光を減らし、露光感度を低
下させたものである。
ある。しかし、受光素子30は画素サイズを受光素子2
9よりも小さくして受光する光を減らし、露光感度を低
下させたものである。
【0037】この構成において、第1の実施例と同様
に、従来よりも明るい光量を図1の原稿照明装置2で発
生させて原稿の暗部の画像情報を読み取る場合に、出力
電圧のノイズが減少する暗部を検知する受光素子29
と、原稿の明部を受光した場合画素サイズが暗部検知用
素子と較べて小さい事により受光する光量を減らして、
受光光量と出力電圧特性にリニアリティを保つ明部を検
知する受光素子とを、モノリシックな2ラインCCDイ
メージセンサとして配置した。そして、それらの画像情
報をたし合わせる事により暗部でノイズを減少させ、明
部でリニアリティを保ち高精度に階調性を保つ画像情報
を読み込むことが出来る。
に、従来よりも明るい光量を図1の原稿照明装置2で発
生させて原稿の暗部の画像情報を読み取る場合に、出力
電圧のノイズが減少する暗部を検知する受光素子29
と、原稿の明部を受光した場合画素サイズが暗部検知用
素子と較べて小さい事により受光する光量を減らして、
受光光量と出力電圧特性にリニアリティを保つ明部を検
知する受光素子とを、モノリシックな2ラインCCDイ
メージセンサとして配置した。そして、それらの画像情
報をたし合わせる事により暗部でノイズを減少させ、明
部でリニアリティを保ち高精度に階調性を保つ画像情報
を読み込むことが出来る。
【0038】
【発明の効果】従来の1ラインCCDイメージセンサで
は、原稿のあらゆるコントラストにわたって1つの受光
素子の特性でまかなうため、白紙の場合のCCDの出力
電圧がCCDの飽和出力電圧を越えない様に設定した場
合、原稿暗部における出力電圧ノイズが相対的に大きく
なっていたが、受光する光量をふやし、暗部と明部にそ
れぞれ適した露光感度の特性を持たせた複数のラインセ
ンサを備えることで、原稿の暗部から明部までの画像情
報がコントラストにおいて、高い階調性で読み取ること
が可能となる。
は、原稿のあらゆるコントラストにわたって1つの受光
素子の特性でまかなうため、白紙の場合のCCDの出力
電圧がCCDの飽和出力電圧を越えない様に設定した場
合、原稿暗部における出力電圧ノイズが相対的に大きく
なっていたが、受光する光量をふやし、暗部と明部にそ
れぞれ適した露光感度の特性を持たせた複数のラインセ
ンサを備えることで、原稿の暗部から明部までの画像情
報がコントラストにおいて、高い階調性で読み取ること
が可能となる。
【0039】また、画像処理手段は原稿の同一ライン上
を画像の濃淡に合わせて分割しそれぞれの分割部分に対
応する同一ラインの複数の画像読取信号の中から最適な
露光感度のラインセンサで得られた画像読取信号を選択
して使用することで、さらに高い階調性で読み取ること
が可能となる。
を画像の濃淡に合わせて分割しそれぞれの分割部分に対
応する同一ラインの複数の画像読取信号の中から最適な
露光感度のラインセンサで得られた画像読取信号を選択
して使用することで、さらに高い階調性で読み取ること
が可能となる。
【0040】複数のラインセンサをモノリシックな2ラ
インCCDイメージセンサとして配列すれば、同一基板
上に隣接して2つの受光素子が配列されているので光学
的調整が従来と同じく容易である。
インCCDイメージセンサとして配列すれば、同一基板
上に隣接して2つの受光素子が配列されているので光学
的調整が従来と同じく容易である。
【0041】また、NDフィルター(光量減衰フィルタ
ー)取りつけるだけでラインセンサの露光感度が簡単な
構成で変更される。
ー)取りつけるだけでラインセンサの露光感度が簡単な
構成で変更される。
【0042】また、画素サイズを変更することでもライ
ンセンサの露光感度が変更され、この場合には、画素サ
イズの調整により容易に露光感度の調整が可能である。
ンセンサの露光感度が変更され、この場合には、画素サ
イズの調整により容易に露光感度の調整が可能である。
【図1】図1は本発明を実施した画像読取装置の光学系
の図。
の図。
【図2】図2は第1実施例に於ける受光素子の図。
【図3】図3は本発明のブロック図。
【図4】図4は第2実施例に於ける受光素子の図。
【図5】図5は従来の画像読取装置の光学系の図。
【図6】図6は従来の画像読取装置のブロック図。
【図7】図7は従来の受光光量−出力電圧特性図。
【図8】図8は光量を5倍に増加させた場合の受光光量
−出力電圧特性図。
−出力電圧特性図。
1 原稿台ガラス 2 原稿照明装置 3,4,5 ミラー 6 投影レンズ 7,27 基板 8,28 2ラインCCDイメージセンサ 9,29 暗部検知用の受光素子 10,30 明部検知用の受光素子 11 NDフィルター 14 光学系
Claims (5)
- 【請求項1】 照明手段により照明された原稿の画像情
報を読み取る複数のラインセンサを平行に隣接して設
け、それぞれのラインセンサの露光感度を変えたことを
特徴とする画像読取装置。 - 【請求項2】 前記複数のラインセンサは原稿との位置
をラインセンサの長軸方向に垂直に相対的に移動するこ
とでこの原稿の画像情報を読み取り、 それぞれのラインセンサで読み取られた原稿の同一ライ
ン上の画像読取信号の時間のズレをメモリ補間すること
で同一ラインの複数の画像読取信号とするメモリ手段
と、 原稿の同一ライン上を画像の濃淡に合わせて分割し、そ
れぞれの分割部分に対応する同一ラインの複数の画像読
取信号の中から最適な露光感度のラインセンサで得られ
た画像読取信号を選択して使用する画像処理手段と、 を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装
置。 - 【請求項3】 前記複数のラインセンサはモノリシック
な2ラインCCDセンサとすることを特徴とする請求項
1または2に記載の画像読取装置。 - 【請求項4】 前記複数のラインセンサはNDフィルタ
ー(光量減衰フィルター)を備えることで、それぞれの
ラインセンサの露光感度を変えたことを特徴とする請求
項1,2または3に記載の画像読取装置。 - 【請求項5】 前記複数のラインセンサは画素のピッチ
は同一で、画素サイズを変更することによりそれぞれの
ラインセンサの露光感度を変えたことを特徴とする請求
項1,2,3または4に記載の画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6302622A JPH08139872A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6302622A JPH08139872A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08139872A true JPH08139872A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17911208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6302622A Withdrawn JPH08139872A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08139872A (ja) |
-
1994
- 1994-11-14 JP JP6302622A patent/JPH08139872A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |