JPS62220060A - 画像読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 １４立夏 本発明は、原稿の画情報をデジタル的に読み取る画像読
取装置に関する。

災米筑地 従来、デジタル複写機などにあっては、原稿の読み取ら
れた多値量子化されたデジタル画像の濃度調整をγ補正
によって行なわせている。それは階調性を保証するしき
い値マトリクス（例えば８ｘ８＝６４１Ｗ調のマトリク
ス）の中の数字の重み付けを変化させるもので、１設定
ごとにＲＯＭに記憶されたしきい値マトリクスのテーブ
ル内容を切り換えていく手段をとるようにしている。

第２図（ａ）、（ｂ）に、第３図に示す操作ボード上に
設けられた濃度調整用押釦スイッチにより■〜■段階の
ノツチ変化をなしたときの入力データに対する出力階調
数のγ補正特性変化のパターンの一例をそれぞれ示して
いる。

しかして、従来では種々のγ補正特性パターンに応じて
それぞれ複数のしきい値マトリクスが用意されたＲ　Ｏ
Ｍテーブルが必要となっているが、実際の場合にはノツ
チの数のパターンでは種々の原稿に対応することができ
ないものとなっている。

第２図（ａ）、（ｂ）に示したノツチ変化の他に無数の
パターンが考えられるが、操作に異和感のないように■
〜■まで連続的に変化させる方法がとられている、しか
しその場合、連続的であるために原稿によっては思うよ
うに濃度調整された画像を得ることができない場合があ
る。

１孜 本発明は以上の点を考慮してなされたもので、原稿の読
み取られた多値量子化されたデジタル画像の濃度調整を
γ補正によって行なわせる際、特にＲＯＭテーブルを増
設することなくγ補正特性のパターンの設定を広範囲に
わたって行なわせることができるようにした画像読取装
置を提供するものである。

豊處 本発明はその目的達成のため、特に原稿画像の読み取り
に先がけてγ補正の際の濃度基準信号を得るべく光走査
する濃度基準板に、濃度を変えた複数の基準面を持たせ
るようにしている。

以下、添付図面を参照して本発明の一実施例について詳
述する。

第１図は一般的な画像読取装置の構成例を示すもので、
ｙＫ稿台のコンタクトガラス１上にのせられた原稿２の
画像面を照明ランプ３．３′により主走査方向にライン
状に照明し、その原ｖ５２からの画情報がのせられた反
射光をミラー４，５．６および結像レンズ７を介してＣ
ＯＤなどの画素単位による光電変換素子が１ライン分配
列されたラインイメージセンサ８上に与えるようにして
いる。

ここでは原稿台固定で光学系走査によるものを示してお
り、コンタクトガラス１の下面に沿って原稿２の画像読
み取りのために照明ランプ３，３′とミラー４とが一体
的に副走査送りされ、またミラー４の動きに関連してそ
の１７２の速度でミラー５，６がコンタクトガラス１面
に沿って移動して原稿２の光画情報を固定側に設けられ
た結像レンズ７を介してラインイメージセンサ８上に結
像させるようにしている。

このような画像読取装置にあって、原稿スケール９の裏
面におけるコンタクトガラス１の端部上に白色濃度、ム
ラともに管理された濃度基準板１０を設け、原稿２の読
取走査に先がけてその濃度基準板１０を光走査して、そ
のときラインイメージセンサ８によって得られたデータ
をその後に読み取られる原稿２の多値量子化されたデジ
タル画情報をγ補正する際における濃度基準値として用
いるようにしている。

従来ではその濃度基準板１０′として、第７図に示すよ
うに原Ｗ２として考えられる最も光反射率の高いものに
合せた一定の白色濃度をもったものが使用されたおり、
その濃度基準板１０’　によって得られた濃度基準値Ｌ
ｓが第２図（ａ）。

（ｂ）における白部最大値２５６（ここでは原稿２の画
情報を８値量子化している）となって−律の濃度変化し
かだせないものになっている。

本発明では、濃度基準板１０として、第３図に示すよう
に白色ではあるがそれぞれ反射濃度の異なる３つの基準
面ａ、ｂ、ａをもったものを設けるようにしている。各
基準面ａ、ｂ、Ｑはそれぞれ同一幅をもって副走査方向
に平行に配されており、基準面ａは明基準となる反射濃
度を、基準面Ｃは暗基準となる反射濃度を、基準面すは
その明暗の中間基準となる反射濃度をそれぞれ有してい
る。

しかして、第４図に示す濃度調整用押釦スイッチによる
濃、中、淡の選択に応じてスキャナ走査基準位置からの
濃度基準信号のサンプル取得時間ｔ１〜ｔ３を変えるこ
とにより、それぞれに適した反射濃度に設定された濃度
基準板１０における各基準面ａ−ｃを選択的にサンプリ
ングさせるようにする。

このように濃度基準板１０の各基準面ａ−ｃを選択的に
サンプリングさせるようにすれば、第５図に示すような
特性が得られる。

例えば、原稿２の白部における最大反射率が濃度基準板
１０における中間基準面すの反射濃度と等しいときには
第５図中のＢ特性となる。同一の原稿２を濃度基準板１
０における暗基準面Ｃで読み取るときには第５図中のＡ
特性となり、そのときの濃度基準値よりも明るい部分が
原稿２中に存在するため、その明るい部分には分解能が
なくなって全て白と判断され、全体的に白っぽい画像が
得られることになる。また同一の原稿２を濃度基型板１
０における明基準面ａで読み取るときには第５図中のＣ
特性となり、この場合には濃度基準値の方が明るいため
に原稿２の最も白い部分も白と判断されず、全体的に黒
っぽい画像が得られることになる。

このように本発明によれば、第５図の特性で示されるよ
うにγ補正の角度を段階的に変化させることになり、階
調を少しおとすことになるが処理画像における明、暗を
はっきりつけることができるようになる。

同様のことは第２図（ｂ）に示すようにテーブル内容を
変えることによって達成できるが、それを本発明のよう
に濃度基準板１０における濃度基準を段階的に変化させ
る手段によって行なわせるようにすればテーブル方式と
組み合せて広範囲にわたるγ補正を容易に行なわせるこ
とが可能になる。

例えば、第６図の特性と第２図（ａ）に示す特性をもっ
たテーブルとを組み合せることによって、第６図に示す
ような種々に変化する特性をもって２１通りのγ補正を
行なわせることができるようになる。なお、第６１１ｉ
１では図が複雑になるのを避けるために特性の一部を省
略している。

このように７段階のγ補正特性をもったテーブルと３つ
の基準面ａ、ｂ、Ｑをもった濃度基準板１０とを用いた
２１通りのγ補正を従来のようにＲＯＭテーブルのみで
行なわせるようにすると。

２１通りのＲＯＭテーブルが必要になり、操作性からい
っても煩雑になることが予想される。

処理 以上１本発明による画像読取装置にあっては。

γ補正の際の濃度基準信号を得るための濃度基準板に濃
度を変えた複数の基準面を持たせるようにしたもので、
その基準面櫨選定す゛ることによりγ補正の特性を変化
させることができ、従来のＲＯＭテーブル方式に加える
ことによりデジタル画像の濃度調整の自由度を広範囲に
広げることができるという優れた利点を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は一般的な画像読取装置の簡略構成図、第２図（
ａ）、（ｂ）はγ補正特性変化のパターンの一例をそれ
ぞれ示す特性図、第３図は本発明による濃度基準板を示
す図、第４図は濃度調整用押釦スイッチを示す図、第５
図は濃度基準板の基準面を変えたときの出力階調特性の
変化状態を示す特性図、第６図は本発明により変化され
たγ補正特性の例を示す特性図、第７図は従来の濃度基
準板を示す図である。 １・・・コンタクトガラス　２・・・原稿　３．３′・
・・照明ランプ　４，５．６・・・ミラー　７・・・結
像レンズ８・・・ラインイメージセンサ　１０，１０’
・・・濃度基準板

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 原稿の画像面を光走査して得られた光画情報を画素単位
   でサンプリングして読み取り、その読み取られた画素ご
   との画情報を多値量子化したうえでγ補正するものにお
   いて、原稿画像の読み取りに先がけてγ補正の際の濃度
   基準信号を得るべく光走査する濃度基準板に、濃度を変
   えた複数の基準面を持たせるようにしたことを特徴とす
   る画像読取装置。