JPH08138326A - 位相制御回路およびこれを用いるクロック再生回路 - Google Patents

位相制御回路およびこれを用いるクロック再生回路

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JPH08138326A
JPH08138326A JP29387194A JP29387194A JPH08138326A JP H08138326 A JPH08138326 A JP H08138326A JP 29387194 A JP29387194 A JP 29387194A JP 29387194 A JP29387194 A JP 29387194A JP H08138326 A JPH08138326 A JP H08138326A
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JP
Japan
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circuit
pulse
phase
capacitor
voltage
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JP29387194A
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English (en)
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Ryosuke Inagaki
亮介 稲垣
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な回路で位相制御信号と遅延量とのニリア
リティがよく、かつ、遅延量を連続的に変化させること
ができ、大きな遅延量を再生クロックを与えることがで
きる。 【構成】定電流回路を用いてコンデンサの両端子電圧を
ほぼデユーティ50%でON/OFFするスイッチ回路
を介して充放電することで、原入力信号に対して直線性
のよい傾斜でほぼ180°の位相幅に亙って持つ180
°位相が相違する波形を生成する。そして、この2つの
波形を共通の閾値で比較処理することにより、設定する
閾値と傾斜波形の位置の相対的な関係においてほぼ18
0°の範囲で遅延量が連続して変化する出力パルスを得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、位相制御回路および
これを用いるクロック再生回路に関し、詳しくは、デジ
タルVTRにおいて、ビデオテープに記録されたデジタ
ルデータ信号からデータ成分とクロック成分を分離する
データセパレータの一部の回路として、テープからの再
生信号に追従させた位相で再生クロックを発生するクロ
ック再生回路において、再生クロックの調整が連続的で
容易にでき、かつ、高い周波数のクロックに対して位相
調整が可能な再生クロックに対する位相制御回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】デジタルVTRでは、記録データ信号中
にデータ成分とクロック成分とが含まれていて、データ
セパレータにおいて、クロック成分を再生してデータ成
分を抽出している。そのために読出された再生データ信
号に対応する位相の正しい幅のクロックパルスをクロッ
ク再生回路で生成している。従来のデジタルVTRにお
けるクロック再生回路としては、図3に示すように、ビ
デオテープ10からのヘッド10a,読出回路(AM
P)10b,再生波形信号処理回路10cを介して再生
波形信号処理回路10cから記録データに対応するピー
ク位置パルスを得て、このピーク位置パルスと現在の再
生クロックCLKとを位相検出回路11で位相比較し、
その位相差を検出する。この位相差に応じた検出信号を
低域フィルタに相当するループフィルタ12を通してD
C電圧にしてCR遅延回路等で構成される位相制御回路
13に出力する。位相制御回路13には基準周波数で発
振するVCO14からのその出力信号が入力されてい
て、これに所定の遅延量を与えてこれをバッファアンプ
(AMP)15を経て再生クロックCLKとして出力す
る。なお、VCO14は、テープからのピーク位置パル
ス(再生波形信号処理回路10cの再生信号を処理した
出力)を受ける位相検出回路16とループフィルタ17
とによりPLLループにより制御されてその発振周波数
が読出しクロックに追従する。なお、位相検出回路11
に入力される再生クロックCLKは、バッファアンプ
(AMP)18を介して加えられる。また、再生波形信
号処理回路10cは、読出回路10bで読出された信号
のピーク位置を検出してそれに応じてコンパレータ等に
よりピーク位置パルスを生成する。
【0003】位相制御回路13としては、例えば、抵抗
成分をシミュレーションする可変Gmアンプ13aにコ
ンデンサ13bを接続してその出力を比較検出するコン
パレータ13cとで構成され、可変抵抗とコンデンサか
らなるCR遅延回路を用いてVCO15からのクロック
を遅延させてテープから再生したデータ信号から生成さ
れるピーク位置パルスの位相に合わせている。このとき
の位相を合わせる遅延量は、ループフィルタ12からの
DC電圧に応じて可変Gmアンプ13aの電流源13d
の電流値を変化させることで行われる。このようなCR
型の遅延回路とは別に、位相制御回路13として、遅延
させるピーク位置パルスよりも高い周期のパルスを発生
させてこれを分周して種々の位相のパルスを発生させ、
その位相パルスを制御電圧に応じて選択することでピー
ク位置パルスに対応する位相の再生クロックCLKを発
生させる回路もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者のCR遅延回路を
用いる位相制御回路にあっては、制御電圧と遅延量との
関係がコンデンサの充放電時定数で決定されるためにリ
ニアリティが悪く、例えば、180°というような大き
な範囲に亙って位相遅延量を変化させることはできな
い。後者のパルス分周による場合は、連続的な位相遅延
を与えることができず、高周波の回路を用いなければな
らない問題がある。また、分周回路が必要になるために
クロック再生回路としての回路規模も大きくなる欠点が
ある。
【0005】この発明の目的は、このような従来技術の
問題点を解決するものであって、簡単な回路で位相制御
信号と遅延量とのニリアリティがよく、かつ、遅延量を
連続的に変化させることができ、大きな遅延量の再生ク
ロックを得ることができる位相制御回路を提供すること
にある。この発明の他の目的は、前記のような従来技術
の問題点を解決するものであって、前記の位相制御回路
を用いるクロック再生回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るためのこの発明の位相制御回路およびクロック再生回
路の特徴は、入力信号から相互に反転する実質的にデユ
ーティ50%で相互に逆位相の2つのパルスを生成する
パルス生成回路と、これら2つのパルスに応じて交互に
ON/OFFする第1および第2のスイッチ回路と、こ
れら第1および第2のスイッチ回路の下流にそれぞれ設
けられた第1および第2の定電流回路と、第1および第
2のスイッチ回路の間に設けられたコンデンサと、この
コンデンサの両端子電圧を受けてこの端子電圧の変化を
傾斜部分として持つ、位相が実質的に180°相違する
2つの波形を生成する波形生成回路と、2つの波形の傾
斜部分と制御電圧とをそれぞれ比較して一方の比較結果
に応じて立ち上がり、他方の比較結果に応じて立ち下が
る出力パルスを発生するパルス発生回路とを備えてい
て、制御電圧に応じた位相の出力パルスを発生するもの
である。
【0007】
【作用】このように、定電流回路を用いてコンデンサの
両端子電圧をほぼデユーティ50%でON/OFFする
スイッチ回路を介して充放電することで、原入力信号に
対して直線性のよい傾斜でほぼ180°の位相幅に亙っ
て持つ180°位相が相違する波形を生成することがで
きる。そこで、この2つの波形を共通の閾値で比較処理
することにより、設定する閾値と傾斜波形の位置の相対
的な関係においてほぼ180°の範囲で遅延量が連続し
て変化する出力パルスを容易に得ることができる。特
に、スイッチ回路をバイポーラトランジスタにすること
により、高速なスイッチングが可能になり、デジタルV
TRのクロックを再生する場合に適する回路が実現でき
る。
【0008】
【実施例】図1は、この発明のクロック再生回路の位相
制御回路を中心とするブロック図、図2は、その再生ク
ロック生成動作を説明するための波形図である。なお、
図3における構成要素と同じ構成要素は同一の符号で示
す。図1において、1は、位相制御回路であって、差動
コンパレータ(COM)2がVCO14からの発振信号
を+90°位相回路3を介して受ける。コンパレータ2
は、入力信号(図2(a) 参照)から相互に180°位相
の相違する一対のパルス(図2(b) ,(c) 参照)を生成
してそれらをコンデンサ4の充放電回路5とスイッチ駆
動回路6とにそれぞれ送出する。充放電回路5は、コン
デンサ4の充放電により両端に発生するそれぞれの位相
の傾斜波形を傾斜波形生成回路7に送出する。このとき
のそれぞれ傾斜波形は、入力パルスの位相に応じて相互
に180°相違している。
【0009】スイッチ駆動回路6は、前記一対の対応し
てレベル変換したスイッチ駆動出力をコンデンサ4の一
対の出力に対応させて傾斜波形生成回路7へと送出す
る。傾斜波形生成回路7は、コンデンサ4の端子に発生
する傾斜波形を選択して発生する回路であって、それぞ
れの位相に対応して傾斜波形を選択する切換スイッチ7
a,7bとにより構成され、それぞれの位相に対応して
選択した傾斜波形の出力は、コンパレータ8に送出され
る。コンパレータ8は、それぞれの位相の傾斜波形出力
を傾斜波形生成回路7から受けるコンパレータ8a,8
bから構成され、それぞれのコンパレータの反転出力
は、フリッププロップ(FF)9のセット端子Sとリセ
ット端子Rに入力される。その結果として、このフリッ
ププロップ9のQ出力に再生クロックCLKを発生し、
このクロックは、バッファアンプ15を介して位相検出
回路11に出力されるとともに、外部回路へと送出され
る。
【0010】ここで、充放電回路5は、電源ラインVcc
とグランドGND間に接続されたトランジスタQ1 と定
電流源I1 との第1の直列回路5aと、同じく電源ライ
ンVccとグランドGND間に接続されたトランジスタQ
2 と定電流源I2 との第2の直列回路5bとからなり、
これらトランジスタと定電流源との接続点の間にコンデ
ンサ4が接続されている。そして、コンデンサ4の両端
子からの出力が切換スイッチ7a,7bの入力側に出力
される。トランジスタQ1 は、ベースにコンパレータ2
から正転側のパルスを受け、そのコレクタ−エミッタ側
が電源ラインVccとコンデンサ4の端子とに接続され、
トランジスタQ2 は、ベースにコンパレータ2から前記
と180°位相が相違する反転側のパルスを受け、その
コレクタ−エミッタ側が電源ラインVccとコンデンサ4
の残りの端子とに接続されている。
【0011】スイッチ駆動回路6は、電源ラインVccと
グランドGND間に接続されたトランジスタQ3 と定電
流源I3 との第1の直列回路6aと、同じく電源ライン
VccとグランドGND間に接続されたトランジスタQ4
と定電流源I4 との第2の直列回路6bとからなり、こ
れらトランジスタと定電流源との接続点からの出力がス
イッチ回路を切り換える信号として切換スイッチ7a,
7bに出力される。トランジスタQ3 は、ベースにコン
パレータ2から正転側のパルスを受け、そのコレクタ−
エミッタ側が電源ラインVccと定電流源I3 とに接続さ
れ、トランジスタQ4 は、ベースにコンパレータ2から
前記と180°位相が相違する反転側のパルスを受け、
そのコレクタ−エミッタ側が電源ラインVccと定電流源
I4とに接続されている。切換スイッチ7a,7bは、
2入力1出力の切換回路であって、コンデンサ4の端子
電圧を受けていない、残りの入力は、コンデンサ4の端
子電圧より高い一定のバイアス電圧Vbに接続されてい
る。ここでは、このバイアス電圧VbをトランジスタQ
1 ,Q2 がONしたときの端子A,Bの電圧値に対応さ
せている。
【0012】なお、切換スイッチ7aは、反転側の入力
パルスがHIGHレベルにあるときにトランジスタQ4
がONすることで前記のバイアス電圧側を選択するよう
に、トランジスタQ4 側からの信号を受ける。したがっ
て、反転側の入力パルスがLOWレベルにあるときは、
端子Aに発生する充放電の傾斜波形が選択されて出力さ
れる。同様に、切換スイッチ7bは、正転側の入力パル
スがHIGHレベルにあるときにトランジスタQ3 がO
Nすることで前記のバイアス電圧側を選択するように、
トランジスタQ3 側からの信号を受ける。したがって、
正転側の入力パルスがLOWレベルにあるときは、端子
Bに発生する充放電の傾斜波形が選択されて出力され
る。
【0013】ここで、コンデンサ4の端子をA,Bとし
てコンデンサ4の充放電動作と再生クロックCLKの生
成動作について図2に従って説明すると、VCO14の
+90°位相回路3を介して出力された信号が(a) であ
り、これがコンパレータ2により(b) ,(c) の位相が
180°相違する2つのパルス信号になる。これらパル
ス信号が直列回路5a,5bの各トランジスタQ1 ,Q
2 をON/OFFさせることにより、このON/OFF
に応じてコンデンサ4の端子Aの電圧は、定電流源によ
る充放電になるので、(d) のように変化し、端子Bの電
圧は、同様に(e) のように変化する。この電圧信号が切
換スイッチ7a,7bの一方の入力にそれぞれ送出され
る。
【0014】コンデンサ4の端子電圧の変化について、
トランジスタQ1 がON状態で、トランジスタQ2 がO
FF状態のときから説明すると、まず、トランジスタQ
1 がONして、トランジスタQ2 がOFFしたときに
は、コンデンサ4の端子Aが電源ラインVccから一定電
圧低い所定のレベルに設定され、その値を維持する。こ
れにより端子Bが一定電圧分だけ上昇する。次にコンデ
ンサ4の端子Bは、コンデンサ4の充電電荷が端子A、
グランドGND、そして端子Bへと定電流源I2を介し
て流れるので、徐々に減少していく。やがて放電が完了
すると、上昇前の元の電圧まで戻る。この間、定電流源
I2 を介して放電が行われるので、その放電特性の傾斜
は一定となる。次に、トランジスタQ1 がONしての
で、これを介して電源ラインVccから端子Aを介して充
電が開始される。これにより端子Bの電圧は、徐々に低
下していく。このときの充電も定電流源I2 を介して行
われるので直線的な傾斜になる。そして充電が完了する
時点で、トランジスタQ1 がOFFして、トランジスタ
Q2 がONする。これにより端子Bの電圧は、元の一定
値に戻り、今度は端子Aの電圧が前記と同様な経過をた
どる。その結果として端子Aの電圧は(d) のように変化
し、端子Bの電圧は、(e) のように変化する。
【0015】一方、前記トランジスタQ3 ,Q4 のON
/OFFに応じたスイッチ切換信号がスイッチ駆動回路
6により切換スイッチ7a,7bに入力される。その結
果、切換スイッチ7a,7bの波形出力は、(f) ,(g)
のような台形波形になる。台形の上部の平坦な部分が前
記のバイアス電圧Vbに対応している。この台形波形
は、コンパレータ8a,8bに送出され、点線で示すそ
れぞれの閾値TH1 ,TH2 (比較基準)と比較され
る。その結果として、各コンパレータ8a,8bの反転
側の出力は、それぞれ(h) ,(i) のようにパルス波形に
なる。これらパルスの立上がりによりフリッププロップ
9がセット,リセットされることで、フリッププロップ
9のQ出力波形は、(j) のようなパルス波形のクロック
CLKになる。
【0016】このクロックCLKのパルス幅は、(f) ,
(g) に示す台形波の位相差、すなわち、180°に対応
していて、これは、切換スイッチ7a,7bの入力パル
スである(b) ,(c) の傾斜波形の信号に対応してい
る。そこで、出力パルスCLKは、デューティ50%の
パルスになり、その位相は、コンパレータ8a,8bの
閾値TH1 ,TH2 は、同じ値で調整される。閾値TH
1 ,TH2 は、ループフィルタ12を介して得られるD
C電圧であるので、その遅延量は、(f) ,(g) の台形波
の傾斜部分に対する閾値TH1 ,TH2 の値で決定さ
れ、その変化調整範囲は、180°になる。また、傾斜
部分が直線状態になっているので、制御電圧に対してリ
ニアリティのよい遅延制御できる。ここでは、+90°
位相回路3がVCO14の出力との間に設けられている
ので、VCO14の出力に対しては、ビデオテープの記
録データ信号に対応するピーク位置パルスに応じて±9
0°の位相制御が可能になる。
【0017】以上説明してきたが、コンデンサ4の充放
電波形の傾きがVCOに設定される発振周波数に対応す
るように、実施例の定電流源I1 ,I2 を可変電流源と
して、VCOの周波数の調整に連動させてこれに比例す
るように調整できるようにしてもよい。この場合には、
VCOに設けられた可変電流源と可変定電流源I1 ,I
2 の電流値が同時に調整されてVCOの周波数に対応す
る一定値に設定される。また、実施例では、傾斜波形生
成回路を切換スイッチにより構成しているが、ほぼ18
0°の範囲に亙って直線的な傾斜を持つ、2つの位相が
ほぼ180°程度相違する波形が生成される回路であれ
ばよい。入力信号を受けるコンパレータ2は、差動コン
パレータを使用して、2つの位相が180°相違するパ
ルスを同時に発生させているが、これは、いずれか一方
のパルスを発生させてインバータにより他方のパルスを
発生させるような構成であってもよい。また、実施例で
は、スイッチ回路としてバイポーラトランジスタを用い
ているが、これは、高速スイッチングをするためであっ
て、例えば、伝送ゲートのようなアナログスイッチであ
ってもよく、必ずしもバイポーラトランジスタを用いる
必要はない。ところで、実施例では、クロック再生回路
を例としているが、これは、位相制御が必要な、PLL
回路等に用いることができることはもちろんである。
【0018】
【発明の効果】この発明にあっては、定電流回路を用い
てコンデンサの両端子電圧をほぼデユーティ50%でO
N/OFFするスイッチ回路を介して充放電すること
で、原入力信号に対して直線性のよい傾斜でほぼ180
°の位相幅に亙って持つ180°位相が相違する波形を
生成することができる。そこで、この2つの波形を共通
の閾値で比較処理することにより、設定する閾値と傾斜
波形の位置の相対的な関係においてほぼ180°の範囲
で遅延量が連続して変化する出力パルスを容易に得るこ
とができる。
【0019】その結果、ほぼ180°の範囲で遅延時間
を制御できるパルスを発生することができ、かつ、制御
電圧に対してリニアリティのよい連続的に遅延量が変化
するパルスを発生させることができる。これにより高い
周波数のパルスによる分周回路を用いる必要がなくな
り、デジタル回路、特に、デジタルVTRのクロック生
成回路などに対して、IC化に適する簡単な位相制御回
路回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明のクロック再生回路のクロッ
ク制御回路を中心とするブロック図である。
【図2】図2は、その再生クロック生成動作を説明する
ための波形図である。なお、図3における構成要素と同
じ構成要素は同一の符号で示す。
【図3】図3は、従来のデジタルVTRにおけるクロッ
ク再生回路のブロック図である
【符号の説明】
1…クロック制御回路、2,8…コンパレータ、3…+
90°位相回路、4…コンデンサ、5…充放電回路、6
…スイッチ駆動回路、7…傾斜波形生成回路、9…フリ
ッププロップ 10…ビデオテープ、11,13,16…位相検出回
路、12,17…ループフィルタ、14…VCO、15
…バンドパスフィルタ(BPF)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号から相互に反転する実質的にデユ
    ーティ50%で相互に逆位相の2つのパルスを生成する
    パルス生成回路と、これら2つのパルスに応じて交互に
    ON/OFFする第1および第2のスイッチ回路と、こ
    れら第1および第2のスイッチ回路の下流にそれぞれ設
    けられた第1および第2の定電流回路と、前記第1およ
    び第2のスイッチ回路の間に設けられたコンデンサと、
    このコンデンサの両端子電圧を受けてこの端子電圧の変
    化を傾斜部分として持つ、位相が実質的に180°相違
    する2つの波形を生成する波形生成回路と、前記2つの
    波形の前記傾斜部分と制御電圧とをそれぞれ比較して一
    方の比較結果に応じて立ち上がり、他方の比較結果に応
    じて立ち下がる出力パルスを発生するパルス発生回路と
    を備え、前記制御電圧に応じた位相の前記出力パルスを
    発生する位相制御回路。
  2. 【請求項2】入力信号から相互に反転する実質的にデユ
    ーティ50%で相互に逆位相の2つのパルスを生成する
    パルス生成回路と、これら2つのパルスに応じて交互に
    ON/OFFする第1および第2のスイッチ回路と、こ
    れら第1および第2のスイッチ回路の下流にそれぞれ設
    けられた第1および第2の定電流回路と、前記第1およ
    び第2のスイッチ回路の間に設けられたコンデンサと、
    このコンデンサの両端子電圧を受けてこの端子電圧の変
    化を傾斜部分として持つ、位相が実質的に180°相違
    する2つの波形を生成する波形生成回路と、前記2つの
    波形の前記傾斜部分と制御電圧とをそれぞれ比較して一
    方の比較結果に応じて立ち上がり、他方の比較結果に応
    じて立ち下がる出力パルスを発生するパルス発生回路
    と、前記出力パルスと磁気テープから読出された読出パ
    ルスとの位相を比較してこれらの位相差に応じた前記制
    御電圧信号を発生する制御電圧発生回路とを備え、前記
    制御電圧に応じた位相のパルスを再生クロックパルスと
    して発生するクロック再生回路。
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