JP3198687B2 - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、光記録媒体
の記録/再生装置のクロック再生に用いられるPLL回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】書き込み可能な光記録媒体、例えばCD
−Rが知られている。また、このような光記録媒体に対
して記録や再生を行う記録/再生装置が知られている。
この装置において、ディスクから読み出された信号は、
アシンメトリ補正等を経た後でその立ち上がり及び立ち
下がりエッジが取り出される。取り出された信号は、変
調時の基本単位のクロック成分を有している。ところ
で、例えば光記録媒体を再生する場合には、単一周波数
の成分であり連続するクロックを得る必要がある。そこ
で、PLL回路が使用される。また、ジッタ特性等を改
善するために、PLL回路が使用される。
【0003】温度特性等のために、PLL回路の全変動
幅をキャプチャーレンジに入れてロックさせることが困
難な場合には、例えば、図4や図5に示されるようなP
LL回路が使用される。図4は、位相ループと共に速度
ループを設けるものである。図4において、端子41か
らは、光記録媒体から読み出された再生信号が入力され
る。この再生信号は、速度比較回路42及び位相比較回
路43にそれぞれ入力され、また、それぞれの出力信号
は、完全積分型積分回路44に供給される。完全積分型
積分回路44の積分出力信号はVCO45に供給され
る。VCO45の出力が速度比較回路42及び位相比較
回路43に供給される。このように、速度ループを付加
することで、キャプチャーレンジに入れてロックさせる
ことができる。
【0004】また、図5は、スキャン動作を行うように
した例である。図5において、端子51からは、光記録
媒体から読み出された再生信号が入力される。この再生
信号は、位相比較回路52に入力され、その出力信号は
完全積分型積分回路44に供給される。また、完全積分
型積分回路54には、スキャン回路53からの信号が供
給される。完全積分型回路54は、その出力信号をVC
O55に供給する。VCO55からは、連続発振の波形
が位相比較回路52に供給される。このように、スキャ
ン動作を行うことにより、キャプチャーレンジに入れて
ロックさせることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4に示されるよう
に、位相ループと共に速度ループを求める構成としたの
で、PLL回路においては、入力されるデータがランダ
ムな場合には、コスタスループの構成が必要になってし
まい、回路規模が大きくなってしまうという問題があ
る。また、図5に示されるようなスキャン動作を行うよ
うにしたPLL回路においては、スキャン電流が位相比
較回路のアンバランスによってキャンセルされてしまう
おそれがあり、位相比較回路の出力信号全域をゆっくり
とスキャンさせることが困難である。ここで、スキャン
電流を増加すると、スキャン時間が速くなってしまい、
狭帯域のループの引き込み可能スキャン速度を超過して
しまう。
【0006】したがって、この発明の目的は、入力信号
に対して安定な引き込みを行うことが可能なPLL回路
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、位相比較出
力に応じて発振周波数が制御される電圧制御型発振器
と、入力信号の位相と電圧制御型発振器の出力信号の位
相とを比較する位相比較回路と、位相比較回路の出力が
供給される完全積分型の積分回路とからなり、完全積分
型積分回路の充電特性と放電特性とが異なるゲインとさ
れ、完全積分型積分回路の出力を一方向に向かわせるよ
うにしたPLL回路であって、完全積分型積分回路に対
してリセット回路が設けられ、リセット回路は、完全積
分型積分回路の出力を一方向とは逆方向の極に向かわ
せ、一方向と逆方向の極で固定させるものであるPLL
回路である。 この発明では、完全積分型積分回路は、そ
の非反転入力端子に所定電圧が印加され、その反転入力
端子とその出力端子との間にコンデンサが接続された演
算増幅器と、演算増幅器の反転入力端子に接続され、充
電電流を設定する第1の抵抗と、演算増幅器の反転入力
端子に接続され、放電電流を設定する第2の抵抗と、演
算増幅器の反転入力端子に接続され、リセット電流を設
定する第3の抵抗とを有し、第1の抵抗の抵抗値と、第
2の抵抗の抵抗値とが異なるようにしている。
【0008】
【作用】完全積分回路の充電電流と放電電流とのピーク
値を異なるものとする。また、システムの立ち上げ時
に、リセットパルスを完全積分回路に印加する。これに
より、完全積分回路の出力は充電電流と放電電流とのピ
ーク値の差に基づいてどちらからの極に向かっていくよ
うにする。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。図1には、例えばCD−R等の記録/再生装
置に適用された、この発明によるPLL回路のブロック
図が示される。図1において、端子11からは、CD−
R等の光記録媒体から読み出された再生信号が入力され
る。この再生信号は、位相比較回路12に入力され、そ
の出力信号は、DCゲインが無限大である完全積分型積
分回路13に供給される。この完全積分型積分回路13
に対する充電電流と放電電流はアンバランスに設定され
る。完全積分型積分回路13には、リセットパルス入力
端子14からリセットパルスが供給される。完全積分型
積分回路13からの積分出力信号はVCO15に印加さ
れる。VCO15からは、連続発振の波形が位相比較回
路12に供給される。
【0010】図2には、上述の完全積分型積分回路13
の詳細な回路図が示される。図2において、演算増幅器
23の非反転入力端子が端子30に接続される。演算増
幅器23の反転入力端子とその出力端子との間に、コン
デンサ32と抵抗33との直列接続が挿入される。ま
た、演算増幅器23の出力が出力端子31に接続され
る。演算増幅器23の反転入力端子とリセットパルス入
力端子14との間に、ダイオード21及び抵抗22の直
列接続が挿入される。演算増幅器23の反転入力端子と
パルス入力端子24との間にダイオード25及び抵抗2
6の直列接続が挿入される。演算増幅器23の反転入力
端子とパルス入力端子27との間に、ダイオード28と
抵抗29との直列接続が接続される。
【0011】リセットパルス入力端子14からは、リセ
ットパルスがダイオード21及び抵抗22を介して演算
増幅器23の反転入力端子に供給される。また、パルス
入力端子24からは、充電パルスPPが供給される。パル
ス入力端子27からは、放電パルスPNが供給される。抵
抗26及び29は、充電電流及び放電電流を設定するも
のであり、抵抗26の値は抵抗29よりも大きいとされ
る。従って、充電電流のピーク値と放電電流のピーク値
とはアンバランスな値となる。さらに、ダイオード2
1、25及び28は、例えば同一の特性を有するシリコ
ンダイオードであり、各ダイオードでの電圧降下
(VD )は同一とされる。
【0012】演算増幅器23の非反転入力端子には、端
子30から例えば電源電圧の1/2の電圧が供給され
る。演算増幅器23の出力信号は、出力端子31から出
力されると共に、コンデンサ32及び抵抗33を介して
反転入力端子に帰還される。なお、リセットパルスを印
加することにより、完全積分型積分回路13はリセット
される。
【0013】ここで、充電パルスPPによる充電電流のピ
ーク値ichは、 ich=(V−(V/2)−VD )/R1 であり、放電パルスPNによる放電電流のピーク値idis
は、 idis =(V−(V/2)−VD )/R2 (但し、VをPPパルス及びPNパルスの電圧のピーク値、
1 を抵抗26及びR2を抵抗29とする)である。
【0014】従来では、このichとidis との値は等し
く設定されていた。これに対して、上述のように、この
発明の一実施例では、抵抗26は抵抗29の値よりも大
きいので、放電パルスPNの電流ピーク値idis は充電パ
ルスPPの電流ピーク値ichの値よりも大きい電流とな
る。従って、idis >ichとなり、演算増幅器23の出
力信号は、徐々にプラス側に引き込まれる。ところで、
電流idis と電流ichとの差により、スキャン速度が決
定されてしまう。このため、これら電流の差とコンデン
サ32との時定数がループの引き込み可能速度よりも十
分低い必要がある。
【0015】この発明の一実施例では、システムが立ち
上がる時に、「H」のリセットパルスResetが完全積分
型積分回路13に供給される。リセットパルスResetに
よる電流iRST が完全積分型積分回路13に印加され
る。この電流iRST は、 iRST =(V−V/2−VD )/RO (但し、VをPPパルス及びPNパルスの電圧のピーク値及
びR0 を抵抗22とする。また、R0 は単にリセット電
流値を決定するのみのものであり、その抵抗値は特に限
定されるものではない)により求めることができる。こ
れより求められた電流iRST が印加された瞬間に、完全
積分型積分回路13の出力信号は急速に減少する。最終
的に、その出力信号が0レベルになると、リセットパル
ス入力端子14は開放状態となる。上述のように、i
dis >ichとアンバランスな状態とされているので、完
全積分型積分回路13の出力信号は、電流idis と電流
chとの差によって徐々にプラス側に引き込まれてい
く。この狭帯域のループは、キャプチャーレンジに入っ
た瞬間にロックを完了し、適切な位相関係を確立する。
【0016】図3には、この発明によるPLL回路の波
形図が示される。図3Bに示されるようなパルスが端子
11及び位相比較回路12を介して完全積分型積分回路
13に入力される。なお、このパルスは、ランダムなラ
ンレングスリミテッド信号のエッジ部分である。図3A
はクロックである。充電パルスPP(図3C参照)がパル
ス入力端子24を介して完全積分型積分回路13に入力
される。また、放電パルスP(図3D参照)がパルス入
力端子27を介して完全積分型積分回路13に入力され
る。
【0017】なお、上述の一実施例では、完全積分型積
分回路の出力が徐々にプラス側に向かうようになってい
るが、徐々にマイナス側に向かうように変更しても何ら
問題はない。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、PLL回路を構成す
る完全積分型積分回路の充電電流と放電電流とのピーク
値が異なるものとされる。また、システムの立ち上げ時
に、リセットパルスが完全積分回路に印加され、これに
より、完全積分型積分回路の出力は、徐々にどちらかの
極に向かっていき、キャプチャーレンジに入った瞬間に
ロックを完了できる。このような簡単な構成で所望のク
ロックを安定して得ることができ、ジッタ補正等を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるPLL回路のブロック図であ
る。
【図2】完全積分型積分回路の詳細な回路図である。
【図3】この発明によるPLL回路の波形図である。
【図4】従来技術の説明に用いるPLL回路のブロック
図である。
【図5】従来技術の説明に用いるPLL回路のブロック
図である。
【符号の説明】
13 完全積分型積分回路 14 リセットパルス入力端子 23 演算増幅器 24、27 パルス入力端子 26、29 抵抗
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−296117(JP,A) 特開 平1−188025(JP,A) 特開 昭54−100639(JP,A) 特開 昭61−1107(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03L 7/093 G11B 20/14 351

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相比較出力に応じて発振周波数が制御
    される電圧制御型発振器と、 入力信号の位相と上記電圧制御型発振器の出力信号の位
    相とを比較する位相比較回路と、 上記位相比較回路の出力が供給される完全積分型積分回
    路とからなり、 上記完全積分型積分回路の充電特性と放電特性とが異な
    るゲインとされ、上記完全積分型積分回路の出力を一方
    向に向かわせるようにしたPLL回路であって、 上記完全積分型積分回路に対してリセット回路が設けら
    れ、 上記リセット回路は、上記完全積分型積分回路の出力を
    上記一方向とは逆方向の極に向かわせ、上記一方向と逆
    方向の極で固定させるものであるPLL回路。
  2. 【請求項2】 上記完全積分型積分回路は、その非反転
    入力端子に所定電圧が印加され、その反転入力端子とそ
    の出力端子との間にコンデンサが接続された演算増幅器
    と、 上記演算増幅器の反転入力端子に接続され、充電電流を
    設定する第1の抵抗と、 上記演算増幅器の反転入力端子に接続され、放電電流を
    設定する第2の抵抗と、 上記演算増幅器の反転入力端子に接続され、リセット電
    流を設定する第3の抵抗とを有し、 上記第1の抵抗の抵抗値と、上記第2の抵抗の抵抗値と
    が異なるようにした 請求項1記載のPLL回路。
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