JP3419384B2 - ジッタ検出回路 - Google Patents

ジッタ検出回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロック信号に同
期した入力信号のジッタを検出するジッタ検出回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】入力信号のジッタを検出するジッタ検出
回路において、バイポーラ技術により構成されたもので
は、出力電圧はサンプルホールドにより生成される構成
を有していた。
【0003】図3は、この構成をCMOS化した従来の
ジッタ検出回路の構成の一例を示す図である。図3で示
される従来のジッタ検出回路は、位相比較器11と、N
OR回路12と、チャージポンプ回路13と、サンプル
ホールド回路14と、LPF(Low Pass Filter:以下、
LPフィルタと称す)15と、容量16と、スイッチ1
7とを備える。また、チャージポンプ回路13は、チャ
ージポンプ内の電流を決定する電流源18と、MOSト
ランジスタ19とを備える。さらに、サンプルホールド
回路14は、バッファ20と、スイッチ21と、容量2
2とを備える。
【0004】位相比較器11は、入力信号Dataと、
PLL(Phase Locked Loop)23の出力であるクロック
信号clkとの位相を比較して、up/down信号
U、Dを出力する。NOR回路12は、位相比較器11
からのup/down信号U、Dを入力とするNOR型
の論理回路である。チャージポンプ回路13は、ジッタ
量を電流に変換する。サンプルホールド回路14は、チ
ャージポンプ回路13のMOSトランジスタ19と容量
16との接続ノードAの電圧(以下、電圧Aと称す)を
ラッチし、スイッチ21と容量22との接続ノードBの
電圧(以下、電圧Bと称す)から出力する。LPフィル
タ15は、電圧Bを積分し、最終出力Voを出力する。
容量16は、チャージポンプ回路13により電流に変換
されたジッタ量を電圧Aとして充電する。その充電され
た電圧Aの値は、位相比較器11の出力であるup/d
own信号U、Dのパルス幅で制御され、電流源18と
容量16にも依存する。位相比較器11の出力であるu
p/down信号U、Dを遅延したパルスがパルスS
1、S2であり、スイッチ21、17は、それぞれパル
スS1、S2により制御される。
【0005】次に、従来のジッタ検出回路の動作につい
て説明する。入力信号Dataのジッタ量は、位相比較
器11により、up/down信号U、Dに変換され
る。そして、up/down信号U、Dが、NOR回路
12と、チャージポンプ回路13とにより電流に変換さ
れる。その電流により容量16が充電され、ジッタ量が
電圧Aとして得られる。その電圧Aをサンプルホールド
回路14がラッチして電圧Bとし、電圧BがLPフィル
タ15によって積分されることにより、最終出力Voが
得られる。この最終出力Voを計測することにより、ジ
ッタ量を測定することができる。
【0006】図4は、位相比較器11のup/down
信号U、D、それらの遅延されたパルスS1、S2、電
圧A、B、及び最終出力Voの関係を示すタイミングチ
ャートである。
【0007】ここでは、チャージポンプ回路13の後段
への出力電圧Aは、up/down信号U、Dのいずれ
か一方、あるいは両方がHレベルのときに充電され、u
p/down信号U、Dの両方がLレベルに変わると、
その充電電圧が保持される。そして、電圧Aの値は、u
p/down信号U、Dがそれぞれ遅延されて論理和が
とられたパルスS1によりサンプルされ電圧Bとなる。
次に、パルスS1が反転すると、電圧Bの値が保持さ
れ、同時に2つ目の遅延されたパルスS2がHレベルと
なり、電圧AはLレベルへとリセットされる。そして、
再びup/down信号U、DのいずれかがHレベルに
なると電圧Aは新たな値へ充電される。このジッタ検出
回路の最終出力Voは電圧BがLPフィルタ15によっ
て積分された値となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のジッタ検出回路
は、以上のように構成されており、バイポーラ技術によ
るジッタ検出回路をそのままMOS化したにすぎないた
め、MOSプロセスにより電流源と容量値が大きくばら
つき、正しいチャージポンプ電流と出力電圧Aが得られ
ず、最終的な出力がMOSプロセスのばらつきの影響を
受けてしまう、という問題があった。
【0009】また、入力信号の位相差(ジッタ)が少な
く、かつ高周波の場合、位相比較器のup/down信
号U、Dに対して、サンプルホールド回路14内のパル
スS1を制御信号とするMOSスイッチ21が大きな抵
抗を有しているため、出力電圧Bに十分な立上がり、あ
るいは立下り時間が得られないという問題もあった。
【0010】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであり、MOSプロセスによる電流源、容量
の値のばらつきに出力が依存せず、さらに高周波の入力
に対しても出力電圧に十分な変化時間を与えることので
きるジッタ検出回路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のジッタ検出回路は、ジッタを含む入力信号
とクロック信号との位相を比較し、前記ジッタの量を、
2つのアップ/ダウン信号のパルス幅によって示す位相
比較器と、前記入力信号が前記クロック信号に対して遅
れているか進んでいるかを検出する遅れ/進み検出回路
と、前記遅れ/進み検出回路の検出結果により、前記ア
ップ/ダウン信号のいずれか一つを排他的に選択する2
つのマルチプレクサと、前記2つのマルチプレクサの選
択したアップ/ダウン信号のパルス幅の差を電圧に変換
するパルス幅変調回路と、前記パルス幅変調回路の出力
電圧を積分するロウパスフィルタとを備えたことを特徴
とするものである。
【0012】また、本発明のジッタ検出回路は、前記ジ
ッタ検出回路において、前記位相比較器の出力であるア
ップ/ダウン信号のパルス幅が、ともに前記クロック信
号の半周期以上であることを特徴とするものである。
【0013】また、本発明のジッタ検出回路は、前記ジ
ッタ検出回路において、前記パルス幅変調回路は、前記
2つのマルチプレクサの選択したアップ/ダウン信号の
それぞれをゲート電圧とする2つのMOSトランジスタ
を有することを特徴とするものである。
【0014】また、本発明のジッタ検出回路は、前記ジ
ッタ検出回路において、前記パルス幅変調回路は、さら
に、前記2つのMOSトランジスタの一方に接続された
プルアップ抵抗と、前記2つのMOSトランジスタの他
方に接続されたプルダウン抵抗とを有し、前記プルアッ
プ抵抗、及び前記プルダウン抵抗が前記クロック信号の
周波数にしたがって可変されることを特徴とするもので
ある。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本発明の実
施の形態1によるジッタ検出回路について、図面を参照
しながら説明する。図1は本実施の形態1によるジッタ
検出回路を示す回路図である。図1において、ジッタ検
出回路は、位相比較器1と、遅れ/進み検出回路2と、
マルチプレクサ3、4と、パルス幅変調回路5と、LP
フィルタ6とを備える。このパルス幅変調回路5は、プ
ルアップ抵抗R1と、プルダウン抵抗R2と、MOSト
ランジスタ7a、7bと、容量8とを備える。
【0016】位相比較器1は、光ディスクを再生した信
号である入力信号Dataと、入力信号Dataを同期
させるPLL10の出力であるクロック信号clkとの
位相を比較することにより、ジッタ量を測定する。そし
て、その結果をup/down信号U、Dとして出力す
る。up/down信号Dは、クロック1周期分(1
T)の一定のパルス幅を出力する。up/down信号
Uは、入力信号Dataのクロック信号clkに対する
進みが多いほど1Tより長いパルス幅となる。また、ジ
ッタ量が0のときのパルス幅は1Tとなり、遅れが最大
のときのパルス幅はT/2となる。
【0017】遅れ/進み検出回路2は入力信号Data
がクロック信号clkに対して遅れているか進んでいる
かを検出して、進んでいるときはHレベル、遅れている
ときはLレベルを、出力Selとして出力する。なお、
遅れ/進み検出回路2はジッタ量が0の場合も微妙なタ
イミングの差でHレベルかLレベルのいずれかを出力す
る。
【0018】マルチプレクサ3,4は遅れ/進み検出回
路2の出力Selに応じてup/down信号U,Dの
いずれか一方を排他的に出力する。
【0019】即ち、マルチプレクサ3は、遅れ/進み検
出回路2の出力SelがHレベルのときに、up/do
wn信号Uを出力し、出力SelがLレベルのときに、
up/down信号Dを出力する。なお、マルチプレク
サ3の出力は、図1に示すように、インバータにより、
常に、その極性を反転させることとする。
【0020】また、マルチプレクサ4は、遅れ/進み検
出回路2の出力SelがHレベルのときに、up/do
wn信号Dを出力し、出力SelがLレベルのときに、
up/down信号Uを出力する。
【0021】パルス幅変調回路5はマルチプレクサ3、
4の出力を受けて、up/down信号U、Dのパルス
幅の差を電圧に変換して出力電圧Aとする。ここで、ジ
ッタ量が0のとき、出力電圧Aは電源電圧の約半分の値
となり、ジッタ量が多いほど出力電圧Aの電位は高くな
る。LPフィルタ6は、出力電圧Aを積分し、最終出力
Voを出力する。
【0022】次に、本実施の形態1によるジッタ検出回
路の動作について説明する。光ディスクを再生する等に
より得られた入力信号Dataのジッタ量は、位相比較
器1により、up/down信号U、Dに変換される。
上述のように、このup/down信号Dは、クロック
1周期分(1T)の一定のパルス幅であり、up/do
wn信号Uは、入力信号Dataのクロック信号clk
に対する進みが多いほど長いパルスとなる。そして、u
p/down信号U、Dが、遅れ/進み検出回路2の出
力Selにより制御されるマルチプレクサ3、4により
選択され、パルス幅変調回路5に出力される。上述のよ
うに、遅れ/進み検出回路2の出力SelがHレベルの
時、マルチプレクサ3,4は位相比較器1の出力U,D
を出力し、遅れ/進み検出回路2の出力SelがLレベ
ルの時、マルチプレクサ3,4は位相比較器1の出力
D,Uを出力する。
【0023】マルチプレクサ3、4の出力により、パル
ス幅変調回路5のMOSトランジスタ7a、7bが、o
n、あるいはoffとなることにより、容量8が充電、
あるいは放電され、出力電圧Aの値が変化する。ここ
で、ジッタ量が0の時、Aは電源電圧の約半分の値とな
り、ジッタ量が多いほどAの電圧は高くなる。この出力
電圧Aの値がLPフィルタ6により積分されることによ
り、最終出力Voが得られ、この最終出力Voを計測す
ることにより、ジッタ量を測定することができる。
【0024】図2は、up/down信号U、D、出力
電圧A、最終出力Vo、及び遅れ/進み検出回路2の出
力Selの関係を示すタイミングチャートである。ま
ず、出力SelがHレベルのときは、ジッタの進み時間
に対応した最終出力Voが得られる。この場合、up/
down信号UがHレベルときに出力電圧Aは充電さ
れ、up/down信号DがHレベルときに出力電圧A
は放電される。また、出力SelがLレベルのときは、
ジッタの遅れ時間に対応した最終出力Voが得られる。
この場合、up/down信号UがHレベルときに出力
電圧Aは放電され、up/down信号DがHレベルと
きに出力電圧Aは充電される。パルス幅変調回路5の出
力電圧Aは、LPフィルタ6により平均(積分)され、
最終出力Voとして出力される。
【0025】以上のように、本実施の形態1によるジッ
タ検出回路によれば、ジッタ量は入力信号Dataとク
ロック信号clkの位相差を比較する位相比較器1によ
るup/down信号U、Dのパルス幅の差となり、そ
れがパルス幅変調回路5によって電圧変換される構成と
しており、このパルス幅変調回路5をNチャンネルMO
Sトランジスタ7aとPチャンネルMOSトランジスタ
7bの両方の導電型のトランジスタを用い、かつそれぞ
れのトランジスタ7aと7bに抵抗を1つずつ(R1と
R2)用いて構成したことにより、プロセスのばらつき
変動によるパラメータの変化が相殺される。また、電圧
Aを決定する容量8に対し充電と放電の両方が行われる
ため、図2に示すように、プロセスのばらつき変動によ
る充電時の電圧Aの上昇度のばらつきと放電時の電圧A
の下降度のばらつきとが同等となり、LPフィルタ6で
平均をとる際にこれらのばらつきが相殺されるため、図
4に示すように充電のみを行っていた従来の容量16と
は異なり、プロセスのばらつき変動の影響を受けること
なく、電圧Aの値を決定できる。
【0026】これらのことにより、抵抗値と容量値のば
らつき変動への依存性はなくなる。
【0027】また、位相比較器1として、2つの出力パ
ルスU,Dがともにクロック信号clkの例えば半周期
以下にならないものを用いることにより、パルス幅変調
回路5の出力電圧Aに十分な立上がり、あるいは立下り
の時間を与えることができる。
【0028】この位相比較器1は、例えば、出力パルス
Uに関しては、例えば位相比較器1の入力信号Data
とクロック信号clkとのEXOR(排他的論理和)を
とり、その出力のパルス幅をT/2以上に規制する回路
を設けることにより、また、出力パルスDに関しては、
例えばこの出力パルスUの立ち下がりをトリガとしこれ
より一定時間後にパルス幅Tのパルスを発生する回路を
設けることにより、構成可能である。
【0029】さらに、パルス幅変調回路5内のプルアッ
プ抵抗R1とプルダウン抵抗R2とは可変であるため、
光ディスク倍速切替制御器9が、ディスクの回転倍率を
増加し、クロック周波数を高くしたときには、それと同
時にプルアップ抵抗R1とプルダウン抵抗R2との抵抗
値を下げることで、高速の入力信号に対してもパルス幅
変調回路5の出力Aが十分に立上がる、あるいは立下が
るようにできる。逆に、光ディスク倍速切替制御器9が
クロック周波数を低くしたときには、それと同時にプル
アップ抵抗R1とプルダウン抵抗R2との抵抗値を上げ
ることで、パルス幅変調回路5の出力電圧Aが飽和しな
いようにすることができる。
【0030】また、入力信号Dataとクロック信号c
lkとの位相の遅れ/進みを検出し、その検出結果に応
じてマルチプレクサ3,4により位相比較器1のU信号
とD信号のいずれか一方を排他的に選択してパルス幅変
調回路5のトランジスタ7a,7bに与えるようにして
おり、パルス幅に応じた遅延が必要な従来の制御信号S
1,S2に比べ、制御信号の発生が、簡単な構成で可能
になる。
【0031】これらのことで、デジタル・アナログ混載
のCMOS回路にも高速信号に対応したジッタ検出回路
が搭載可能となり、低コストの製造技術を使用でき、か
つ回路の小面積化にも大きな効果をもたらす。
【0032】なお、図1では、プルアップ抵抗R1、及
びプルダウン抵抗R2は、可変抵抗としているが、PL
L10のクロック周波数が変更されない場合には、プル
アップ抵抗R1、及びプルダウン抵抗R2の抵抗値は固
定でもよく、また、特に、プルアップ抵抗R1、及びプ
ルダウン抵抗R2を設けない構成としてもよい。
【0033】また、本実施の形態1では光ディスク再生
信号を用いてそのジッタ量を検出するとしたが、これは
一例であって、例えば、光ディスク以外でも、DVC(D
igital Video Camcorder)の再生信号のようなジッタを
持つデータパルスに対しても同様の効果を得ることがで
き、本実施の形態1での説明に本発明の適用が限定され
るものではない。
【0034】また、本実施の形態1ではマルチプレクサ
3、4と遅れ/進み検出回路2によりパルス幅変調回路
5の入力を切り替えているが、このマルチプレクサ3、
4と遅れ/進み検出回路2は他の同じ働きをする回路で
あってもよい。この場合も、MOSプロセスのばらつき
に依存せず、高速パルスへも対応できるという固有の効
果が得られる。
【0035】また、本実施の形態1では、up/dow
n信号Uのパルス幅は、最低でT/2であるとしたが、
これは一例であって、例えば、up/down信号Uの
最低のパルス幅が、2T/3、T/3などでもよく、T
/2に限定されるものではない。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明のジッタ検出回路
によれば、ジッタを含む入力信号とクロック信号との位
相を比較し、前記ジッタの量を2つの信号のパルス幅に
よって示すアップ/ダウン信号を出力する位相比較器
と、前記入力信号が前記クロック信号に対して遅れてい
るか進んでいるかを検出する遅れ/進み検出回路と、前
記遅れ/進み検出回路の検出結果により、前記アップ/
ダウン信号のいずれか一つを排他的に選択する2つのマ
ルチプレクサと、前記2つのマルチプレクサの選択した
アップ/ダウン信号のパルス幅の差を電圧に変換するパ
ルス幅変調回路と、前記パルス幅変調回路の出力電圧を
積分するロウパスフィルタとを備えるようにしたので、
パルス幅変調回路を用いることで、MOSプロセス技術
による容量値と電流値のばらつきに起因する出力変動を
回避することができ、適切なジッタ検出出力が得られる
効果がある。
【0037】また、本発明のジッタ検出回路によれば、
前記ジッタ検出回路において、前記位相比較器の出力で
あるアップ/ダウン信号のパルス幅が、ともに前記クロ
ック信号の半周期以上であるものとしたので、高速の入
力信号にも十分に反応するジッタ検出出力が得られる効
果がある。
【0038】また、本発明のジッタ検出回路によれば、
前記ジッタ検出回路において、前記パルス幅変調回路
は、前記2つのマルチプレクサの選択したアップ/ダウ
ン信号のそれぞれをゲート電圧とする2つのMOSトラ
ンジスタを有するものとしたので、MOSプロセス技術
による容量値と電流値のばらつきに起因する出力変動を
回避することができ、適切なジッタ検出出力が得られる
効果がある。
【0039】また、本発明のジッタ検出回路によれば、
前記ジッタ検出回路において、前記パルス幅変調回路
は、さらに、前記2つのMOSトランジスタの一方に接
続されたプルアップ抵抗と、前記2つのMOSトランジ
スタの他方に接続されたプルダウン抵抗とを有し、前記
プルアップ抵抗、及び前記プルダウン抵抗が前記クロッ
ク信号の周波数にしたがって可変されるようにしたの
で、MOSプロセス技術による電流値のばらつきに起因
する出力変動を回避することができ、しかも、パルス幅
変調回路内のプルアップ抵抗と、プルダウン抵抗とを可
変にすることで、高速の入力信号にも十分に反応するジ
ッタ検出出力が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるジッタ検出回路を
示す回路図である。
【図2】本発明の実施の形態1によるジッタ検出回路に
おけるタイミングチャートである。
【図3】従来のジッタ検出回路を示す回路図である。
【図4】従来のジッタ検出回路におけるタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
1 位相比較器 2 遅れ/進み検出回路 3、4 マルチプレクサ 5 パルス幅変調回路 6 LPフィルタ 7a、7b MOSトランジスタ 8 容量 9 光ディスク倍速切替制御器 R1 プルアップ抵抗 R2 プルダウン抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−302426(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 29/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジッタを含む入力信号とクロック信号と
    の位相を比較し、前記ジッタの量を、2つのアップ/ダ
    ウン信号のパルス幅によって示す位相比較器と、 前記入力信号が前記クロック信号に対して遅れているか
    進んでいるかを検出する遅れ/進み検出回路と、 前記遅れ/進み検出回路の検出結果により、前記アップ
    /ダウン信号のいずれか一方を排他的に選択する2つの
    マルチプレクサと、 前記2つのマルチプレクサの選択したアップ/ダウン信
    号のパルス幅の差を電圧に変換するパルス幅変調回路
    と、 前記パルス幅変調回路の出力電圧を積分しジッタ量に応
    じた電圧信号を出力するロウパスフィルタと、 を備えたことを特徴とするジッタ検出回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のジッタ検出回路におい
    て、 前記位相比較器の出力であるアップ/ダウン信号のパル
    ス幅が、ともに前記クロック信号の半周期以上の値を有
    することを特徴とするジッタ検出回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のジッタ検出回路
    において、 前記パルス幅変調回路は、前記2つのマルチプレクサの
    選択したアップ/ダウン信号のそれぞれをゲート電圧と
    する2つのMOSトランジスタを有することを特徴とす
    るジッタ検出回路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のジッタ検出回路におい
    て、 前記パルス幅変調回路は、さらに、前記2つのMOSト
    ランジスタの一方に接続されたプルアップ抵抗と、前記
    2つのMOSトランジスタの他方に接続されたプルダウ
    ン抵抗とを有し、 前記プルアップ抵抗、及び前記プルダウン抵抗が前記ク
    ロック信号の周波数にしたがって可変されることを特徴
    とするジッタ検出回路。
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