JPH08137602A - スタイラスペン - Google Patents

スタイラスペン

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JPH08137602A
JPH08137602A JP6300328A JP30032894A JPH08137602A JP H08137602 A JPH08137602 A JP H08137602A JP 6300328 A JP6300328 A JP 6300328A JP 30032894 A JP30032894 A JP 30032894A JP H08137602 A JPH08137602 A JP H08137602A
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JP
Japan
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switch
case
substrate
stylus pen
pressing member
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Pending
Application number
JP6300328A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Shinohe
昭浩 四戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/033Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor
    • G06F3/0354Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor with detection of 2D relative movements between the device, or an operating part thereof, and a plane or surface, e.g. 2D mice, trackballs, pens or pucks
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
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    • G06F3/0354Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor with detection of 2D relative movements between the device, or an operating part thereof, and a plane or surface, e.g. 2D mice, trackballs, pens or pucks
    • G06F3/03545Pens or stylus

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチ動作を確実に行うことのできるとと
もに、小型化を図ることができ、組立の容易なスタイラ
スペンを提供することである。 【構成】 スイッチ7の操作部7aの操作方向と基板6
の移動方向とがほぼ一致するように、スイッチ7の底面
部7cと基板6の縁部を対向させてスイッチ7を基板6
に取り付け、キャップ8を押圧することにより基板6が
スライド移動し、スイッチ7の操作部7aが押圧部材2
の押圧部2iに押圧され、スイッチ7が動作する構成と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タブレットなどに主に
用いられるスタイラスペンに係わり、特に静電結合式の
タブレットに用いて、座標入力やメニュー選択を行うこ
とに適するスタイラスペンに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のスタイラスペンを図26
〜図28に基づいて説明する。
【0003】図26、図27は従来例に係わるスタイラ
スペンを示し、スタイラスペン11は、第1のケース1
2、回路部13、キャップ16、保持部材18、バネ1
9、第2のケース20により概略構成される。
【0004】図26、図27に示すように、ABS樹脂
などの絶縁材料からなる細長の第1のケース12は、半
円弧状の内外周面を有する周面部12aと、この周面部
12aの一端に設けられた半円形の側壁12bとを有
し、周面部12aは側壁12bが設けられた一端から反
対側、即ち他端側に向かうに従い除々に小径となるよう
に形成されている。そして、この周面部12aの他端に
は後述するキャップ16の受け部12cが設けられてお
り、周面部12aの内周面には後述する基板14の受け
部12dが設けられている。さらに、側壁12bには後
述するバネ19の一端を嵌め合わせる切り欠き12eが
設けられている。
【0005】回路部13は、紙フェノール樹脂などの材
料からなる基板14と、操作部15aと端子部15bと
を備えた押し釦式のスイッチ15と、タブレット22上
でのスタイラスペン11の位置を検出する導体片からな
る検出体17より構成され、スイッチ15は操作部15
aを押圧操作することによってオン/オフされるように
なっており、その端子部15bが基板14の後端の片
面、即ち、図27において基板14の右端上面に半田付
けされて取り付けられている。また、基板14の先端、
即ち図27において基板14の左端には検出体17が半
田付けにより取り付けられて、合成樹脂材料からなるキ
ャップ16が嵌め込まれている。また、基板14の上面
には、図示していないが、検出体17により検出された
信号を処理する電子回路が形成されており、スイッチ1
5の端子部15bおよび検出体17と電気的に接続して
いるとともに、図示していないが、この電子回路に接続
するケーブルが設けられている。
【0006】そして、この回路部13は、キャップ16
を第1のケース12の受け部12cに載置させるととも
に、基板14の長手縁を第1のケース12の受け部12
dに載置させて第1のケース12内に収納されており、
図示していないが、第1のケース12の周面部12aに
設けられた通孔より基板14の電子回路に接続するケー
ブルが第1のケース12外へ導出されている。
【0007】ポリアセタールなどの合成樹脂材料からな
る円筒状の保持部材18は、円筒状の周面部18aと端
面部18bを有し、周面部18aの開放側には、図2
6、図27に示すように、内部に貫通する一対の切り欠
き18cを設けることによって撓み部18dが形成され
ており、この撓み部18dの内外壁には、それぞれ突起
18e,18fが設けられている。また、周面部18a
の内壁には、180゜位相をずらして対向した一対の溝
18gが形成されている。
【0008】この保持部材18は、その内部の前記一対
の溝18gに基板14の両長手縁を嵌め合わせて基板1
4の後端を収納して保持し、収納した際には、撓み部1
8dの突起18eがスイッチ15の操作部15aに当接
した状態となっている。
【0009】そして、この保持部材18は、図27に示
すように、その周面部18aの一部を第1のケース12
の内周面に当接させて第1のケース12内にスライド移
動可能に収納されている。
【0010】金属材料からなるバネ19は、図27に示
すように、その一端を第1のケース12の側壁12bに
設けられた切り欠き12eに嵌め込んで第1のケース1
2内に取り付けられ、また、その他端を保持部材18の
端面部18bに当接させて第1のケース12内に収納さ
れている。
【0011】ABS樹脂などの絶縁材料からなる細長の
第2のケース20は、図26、図27に示すように、円
弧状の内外周面を有する周面部20aと、この周面部2
0aの一端に設けられた半円形の側壁20bとを有し、
第1のケース12と同様、周面部20aは側壁20bが
設けられた一端から反対側、即ち他端側に向かうに従い
除々に小径となるように形成されている。そして、この
周面部20aの他端にはキャップ16の受け部20cが
設けられており、周面部20aの内周面には突起20d
および基板14の受け部20eが設けられている。さら
に、側壁20bにはバネ19の一端を嵌め合わせる切り
欠き20fが設けられている。
【0012】この第2のケース20は、接着材などによ
り、図22に示すように、第1のケース12に取り付け
られて、第1,第2のケース12,20が組み合わされ
た際は、第1,第2のケース12,20内に保持部材1
8およびバネ19が収納され、第1のケース12の切り
欠き12eに嵌め込まれたバネ19の一端が同じように
切り欠き20fに嵌め込まれており、受け部20cがキ
ャップ16の周面に当接して第1のケース12の受け部
12cとでキャップ16をスライド移動可能に保持して
いるとともに、受け部20eが基板14の長手縁に当接
して第1のケース12の受け部12dとで基板14をや
はりスライド移動可能に保持した状態になっている。ま
た、第1のケース12と第2のケース20の内壁の中心
付近に検出体17が位置して、タブレット22上におけ
るスタイラスペン11の位置を検出するようになってい
る。
【0013】次に、スタイラスペン11の組立方法を説
明すると、まず基板14にスイッチ15の端子部15b
や図示せぬ電子部品を半田付けして取り付け、次に基板
14の先端に検出体17を半田付けにより取り付けた
後、キャップ16を嵌め合わせ、次に、図示していない
が、基板14の電子回路にケーブルを接続して回路部1
3を組み立てる。そして、基板14の後端を保持部材1
8の一対の溝18gに嵌め合わせて、基板14の後端を
保持部材18内に収納することにより基板14と保持部
材18とを一体化させる。次に第1のケース12の側壁
12bに設けられた切り欠き12eにバネ19の一端を
嵌め合わせて取り付け、図示していないが、第1のケー
ス12の周面部12aに設けられた通孔より基板14の
電子回路に接続するケーブルを第1のケース12外へ導
出させた後、キャップ16を第1のケース12の受け部
12cに載置するとともに、基板14の長手縁を第1の
ケース12の受け部12dに載置して回路部13を第1
のケース12内に収納する。
【0014】しかる後、第1のケース12の切り欠き1
2eに取り付けられたバネ19の一端を第2のケース2
0の切り欠き20fに嵌め合わせるとともに、第2のケ
ース20の受け部20cをキャップ16の周面に当接さ
せ、第2のケース20の受け部20eを基板14の長手
縁に当接させて、第2のケース20を第1のケース12
に重ね合わせて接着して取り付ける。
【0015】このようにしてスタイラスペン1の組立は
完了するが、組立後においては、バネ19の他端が保持
部材18の端面部18bに当接した状態となっている。
【0016】次にスタイラスペン11の動作について説
明する。スタイラスペン11は、図28に示すように、
第1のケース12の周面部12aに設けられた通孔より
導出されたケーブルが静電結合式のタブレット22に接
続されており、タブレット22はコンピュータや電子ゲ
ーム機などの本体23に接続されている。このタブレッ
ト22の表面近くには複数の信号線がX軸方向およびY
軸方向に所定の間隔を置いて格子状に埋設されており、
タブレット22内に設けられた図示しない制御手段によ
り該信号線毎に交流電流を順次切り替えながら流すよう
に制御されている。そして、各信号線とスタイラスペン
11の検出体17とは静電結合しており、検出体17に
最も近い信号線に交流電流を流したときに、検出体17
より最大の検出出力が得られるため、検出体17がいず
れの信号線に交流電流を流したときに最大の出力を発し
たのかを求めることにより、前記制御手段がタブレット
22上のスタイラスペン11の位置を検出するようにな
っている。尚、この位置の検出はX軸方向とY軸方向と
で時分割的に交互に行われる。このようなタブレット2
2を用いて入力操作する際には、スタイラスペン11を
握りそのキャップ16をタブレット22上の所望の位置
に押圧する。すると、キャップ16が第1,第2のケー
ス12,20内に押し込まれ、このキャップ16に嵌め
合わされた基板14および基板14と嵌合する保持部材
18がバネ19を圧縮しながら第1,第2のケース1
2,20内をスライド移動し、保持部材18の撓み部1
8dに設けられた突起18fが第2のケース20の突起
20dとぶつかった状態となり、この状態でさらにキャ
ップ16を押圧すると、突起20dによって突起18f
が押し込まれ、撓み部18dがその弾性によって内方へ
撓み、撓み部18dに設けられた突起18eがスイッチ
15の操作部15aを押圧することによってスイッチ1
5がオンされた状態で維持され、その情報がスタイラス
ペン11が接続されているタブレット22に伝えられ
る。この状態でスタイラスペン11をタブレット22上
で動かすと、前述した原理により検出体17より得られ
る出力信号に基づいてタブレット22上におけるスタイ
ラスペン11の位置が認識され、スタイラスペン11の
動きに応じた信号がタブレット22から本体23に送出
され、これにより本体23の図示しないディスプレイ上
のカーソルが移動し、例えばこの図示しないディスプレ
イ上に図形が描けるようになっている。
【0017】また、図形などの入力操作を止めるときに
は、キャップ16をタブレット22上から離す。する
と、圧縮されたバネ19の復元力によって保持部材18
がスライド移動し、その撓み部18dの突起18fが第
2のケース20の突起20dから離れて、撓み部18d
は元の状態に復帰し、スイッチ15の操作部15aが撓
み部18dの突起18eによって押圧されなくなること
によりスイッチ15がオフになり、その信号がタブレッ
ト22を介して本体23に伝えられるようになってい
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のスタイラスペンの構造では、キャップ16をタ
ブレット22上から離すと圧縮されたバネ19の復元力
によって保持部材18がスライド移動し、その撓み部1
8dの突起18fが第2のケース20の突起20dから
離れた状態になるが、入力操作を繰り返すことによっ
て、両突起18f,20dが互いにこすれて摺動面が荒
れ、両突起18f,20d間の摩擦力がバネ19の復元
力よりも大きくなり、突起18fが突起20dによって
押し込まれた状態で保持部材18が動かなくなってスイ
ッチ15がオフできなくなるという不具合が発生する恐
れがあった。
【0019】また、スイッチ15が基板14の片面に取
り付けられ、基板14の移動方向をスイッチ15の操作
部15aの操作方向に変換して操作部15aを押圧する
カム機構を備えた保持部材18が必要となるため、スイ
ッチ15の大きさに加えて基板14の厚みおよび突起1
8f,20d分のスペースをスタイラスペン11内に確
保しなければならず、結果としてスタイラスペン11の
径寸法が増大して大型化を余儀なくされるという不具合
があった。
【0020】また、第1のケース12と保持部材18と
は面接触しているため、保持部材18がスライド移動す
る際の摩擦力およびそのばらつきが大きく、操作者はこ
の摩擦力以上の力でスタイラスペン11を操作しなけれ
ばならならず、スイッチ15が動作するのに必要なペン
先、即ちキャップ16に加える力もばらつき、スタイラ
スペンとしての品質を一定に保ち難いという課題があっ
た。
【0021】さらにまた、検出体17を基板14に半田
付けして取り付ける作業は、検出体17の取り付け状態
が検出体17の検出性能を左右するため、細かい手作業
で手間がかかり、結果的に製品コストを押し上げる問題
があった。
【0022】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的は、スイッチのオン・オフ動作を確実に行
うことのできるとともに、小型化を図ることができ、操
作性のよいスタイラスペンを提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段として、本発明は、ケースと、前記ケース
内に収納された押し釦式スイッチと、前記ケース内長手
方向に移動可能に収納された基板とを有し、前記スイッ
チの操作方向と前記基板の移動方向とを略一致させると
ともに、前記スイッチの底面部と前記基板の縁部とを対
向させて前記スイッチを前記基板に取り付け、前記基板
を前記ケース内で移動させることにより前記スイッチが
動作する構成とした。
【0024】また、前記第1の手段において、前記スイ
ッチの底面部の中間に前記基板の縁部を対向させた構成
とした。
【0025】また、前記第1の手段において、前記基板
にタブレットからの信号を検出する検出体を印刷形成し
た構成とした。
【0026】また、前記課題を解決するための第2の手
段として、本発明は、ケースと、前記ケース内に収納さ
れた押し釦式スイッチおよび基板と、前記ケース内に移
動可能に収納された押圧部材とを有し、前記スイッチの
底面部と前記基板の縁部とを対向させて前記スイッチを
前記基板に取り付け、前記スイッチの操作方向と前記押
圧部材の移動方向とを略一致させるとともに、前記スイ
ッチと前記押圧部材とが対向するように前記基板を前記
ケース内に配置し、前記押圧部材の前記ケース内での移
動により前記スイッチが動作する構成とした。
【0027】また、前記課題を解決するための第3の手
段として、本発明は、内部に突起を備えたケースと、前
記ケース内に収納された基板と、前記基板に取り付けら
れたスイッチと、前記ケース内に前記基板と一体的に収
納された前記基板より滑りのよい材料からなる係止部材
とを有し、前記係止部材を前記突起に摺接させることに
より、前記基板を前記ケース内で移動可能とし、この基
板の移動に応じて前記スイッチが動作する構成とした。
【0028】
【作用】前記第1の手段によれば、スイッチの操作方向
と基板の移動方向とが略一致しているため、両方向を変
換させるための手段が不要となるので、基板の縁部に取
り付けられたスイッチを確実にオン/オフ動作させるこ
とができる。また、前記ケースの径方向に前記スイッチ
が占めるスペース内に前記基板を収めることができ、前
記ケースの径方向に前記基板の厚み分のスペースを確保
する必要がないので、前記ケースの径寸法を縮小するこ
とができる。
【0029】また、前記第1の手段において、前記スイ
ッチの底面部の中間に前記基板の縁部を対向させた構成
とすることにより、前記ケースの内壁と前記基板の両面
との距離をほぼ等しく、換言すればケース内のほぼ中央
にスイッチを位置させることができるので、前記ケース
の径寸法をさらに縮小することができる。
【0030】また、前記第1の手段において、前記基板
にタブレットからの信号を検出する検出体を印刷形成し
た構成とすることにより、前記基板に前記検出体を取り
付ける手間を省くことができるため、製品の低コスト化
および前記検出体を常に同じ状態で前記基板に形成する
ことができる。
【0031】また、前記第2の手段によれば、前記ケー
スの径方向の前記スイッチが占めるスペース内に前記基
板を収めることができ、前記ケースの径方向に前記基板
の厚み分のスペースを確保する必要がないので、前記ケ
ースの径寸法を縮小することができるとともに、前記ス
イッチの操作方向と前記押圧部材の移動方向とが略一致
するように前記スイッチと前記押圧部材を対向させてい
るので、前記押圧部材の移動に伴う押圧力を前記スイッ
チの操作方向に方向変換することなく、前記スイッチに
伝えられるため、確実にスイッチのオン/オフ動作を行
うことができる。
【0032】また、前記第3の手段によれば、基板より
滑りのよい前記係止部材が前記突起上を摺動する構成と
することにより、前記係止部材が前記突起と部分的に接
触するため、前記係止部材が摺動する際の摩擦力を低減
することができ、よって前記基板を前記ケース内で円滑
にスライド移動させてスイッチを動作させることができ
る。
【0033】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1〜図23
に基づいて説明するが、ここのでは静電結合式のタブレ
ットに使用されるスタイラスペンを挙げて説明する。
【0034】本発明の第1の実施例に係わるスタイラス
ペンは、図20に示すように、第1のケース1、押圧部
材2、バネ3、係止部材4、回路部5、キャップ8、第
2のケース9、ネジ10、ケーブル21により概略構成
される。
【0035】ABS樹脂などの合成樹脂製の絶縁材料か
らなる細長の第1のケース1は、図1〜図7に示すよう
に、半円弧状の内外周面を有する周面部1aと、この周
面部1aの一端に形成された円筒部1bと、周面部1a
の他端に形成された半円形の側壁1cとを有する。
【0036】半円形の側壁1cには、その円心部に同一
円心の半円形の切り欠き1rが設けられており、周面部
1aは側壁1cが形成された他端から円筒部1bが形成
された一端に向かうに従い徐々に小径となるように形成
されており、周面部1aの内周面にはその長手方向に沿
って、図4に示すような一対の段部1dが形成されてい
る。そして、この段部1dには、周面部1aの長手方向
の中心部に対応する位置において、図5に示すような一
対の切り欠き1eが設けられており、この切り欠き1e
の図5における上方には径方向中心側に突出する一対の
突出部1fが形成されている。
【0037】また、周面部1aの内周面には、その側壁
1c側に円柱部1gが立てられて、この円柱部1gの中
心には、図6に示すように、その軸心に平行にネジ溝1
hが形成されており、この円柱部1gの円筒部1b側に
は円柱部1gと連結する突起1iが設けられているとと
もに、周面部1aの内周面の円柱部1gの短手方向両脇
には、図6に示すような円柱部1gと連結する突起1
j,1kが設けられている。
【0038】さらに、周面部1aの内周面には、突起1
iの円筒部1b側に、図7に示すような断面円弧状の一
対の突起1sが形成されており、この一対の突起1sの
円筒部1b側には、一対の突起1s同様の一対の突起1
m,1n,1oがそれぞれ所定の間隔を置いて設けられ
ている。
【0039】さらにまた、周面部1aの内周面には、円
筒部1bと突出部1fとの中間部付近に、図5に示すよ
うな先端が半球状の凸部1pを備えたガイド壁1qが形
成されている。
【0040】ABS樹脂などの合成樹脂製の樹脂材料か
らなる略円筒状の押圧部材2は、円筒状の周面部2aと
端面部2bとを有し、図8に示すように、周面部2aに
は環状の突起2cが設けられ、端面部2bには環状の突
起2dが設けられている。そして、周面部2aには、押
圧部材2の内部に貫通する切り欠き2e,2fが180
゜位相をずらして設けられており、さらに切り欠き2
e,2fの間に同じく押圧部材2の内部に貫通する切り
欠き2gが設けられている。
【0041】また、押圧部材2の端面部2bと対向する
側(図8における下側)には、開口2hが設けられてお
り、押圧部材2の内部の端面部2bの内壁中心部には、
図9,10に示すように、円柱状の押圧部2iが設けら
れて、その先端部が開口2hから突出した状態となって
おり、この押圧部2iの周囲に環状の突起2jを設ける
ことによって、押圧部2iと環状の突起2jとの間に環
状空間2kが形成され、環状の突起2jと周面部2aの
内壁との間に環状空間2sが形成されている。尚、押圧
部2iの外形、環状の突起2c,2jは平面同心円形状
をなしている。
【0042】そして、この押圧部材2が第1のケース1
に収納された際には、図19に示すように、押圧部材2
の環状の突起2cが第1のケース1の一対の突起1s,
1mの間に位置して、第1のケース1の長手方向にその
動きが規制された状態となっている。
【0043】金属製のバネ材料からなる螺旋形状のバネ
3は、図8に示すように、その中心部に円筒空間部3a
を有し、図19に示すように、円筒空間部3a内に押圧
部材2の押圧部2iを位置させることによって、押圧部
材2の環状空間2k内に収納された状態となっている。
【0044】図8に示すように、ポリアセタールなどの
紙フェノール樹脂やABS樹脂に比べて滑りのよい合成
樹脂製の樹脂材料からなる円筒状の係止部材4は、略円
筒状の周面部4aと端面部4bとを有し、端面部4bか
ら周面部4aにかけて内部に貫通する切り欠き4cが形
成されており、端面部4b上には切り欠き4cを挟んで
同一円周上に形成された一対の円弧状の突起4dが設け
られおり、さらに、端面部4bには180゜位相をずら
して先端に係合爪を有する鍵型のフック4e,4fが突
出して設けられている。そして、周面部4aの切り欠き
4c部分には、図11に示すように、断面鍵型の突起4
gが設けられており、また、周面部4aの内壁には、図
12に示すように、一対の案内溝4hが図11において
突起4gの先端と同じ位置まで設けられている。
【0045】この係止部材4は鍵型のフック4e,4f
が押圧部材2の切り欠き2e,2fと対向し、図13に
示すように、鍵型のフック4e,4fがその弾性を利用
してそれぞれ押圧部材2の切り欠き2e,2fに掛け止
めされて取り付けられ、取り付けられた際には、バネ3
の一端が一対の円弧状の突起4d間に位置するととも
に、端面部4bと当接した状態となり、バネ3は押圧部
材2の環状空間2kと係止部材4の突起4dとの間に保
持されている。そして、この係止部材4が第1のケース
1内に収納された際には、第1のケース1の一対の突起
1n,1o上に載置され、この状態で係止部材4に押圧
部材2方向、即ち図13、図20において右方向の力を
加えると、係止部材4は滑りのよい合成樹脂製の樹脂材
料からなるため、係止部材4はその周面部4aを一対の
突起1n,1oに摺接させながら、その鍵型のフック4
e,4fがそれぞれ押圧部材2の切り欠き2e,2fに
ガイドされて、バネ3を圧縮しつつ押圧部材2方向に滑
らかに移動し、押圧部材2方向に力を加えることを止め
ると、係止部材4はバネ3の戻り力によって元の位置に
滑らかに戻るようになっている。このとき、フック4
e,4fは先端に係合爪を有しているため、この係合爪
によりフック4e,4fが押圧部材2の切り欠き2e,
2fから外れることはない。
【0046】図20に示すように、回路部5は、紙フェ
ノール樹脂などの材料からなる平面略長方形状の印刷配
線基板である基板6と、操作部7aと二つの端子部7b
を備えた押し釦式のスイッチ7から構成され、基板6の
両面には図示せぬ電子部品が取り付けられているととも
に、その後端部分には端子部7bを逃げるための図22
に示すような切り欠き6cが形成されており、また、ス
イッチ7は操作部7aを押圧操作することによってオン
され、押圧操作を解除することによりオフされるように
なっており、二つの端子部7bは図21に示すように底
面部7cの中心部に並列して設けられている。そして、
このスイッチ7は、図23に示すように、その底面部7
cの中間と基板6の縁部とを対向かつ臨接(好ましくは
両者を当接)させるとともに、端子部7bの一方を基板
6の一面に半田付けし、端子部7bの他方を折り曲げて
基板6の切り欠き6cを通して基板6の他面に半田付け
することによって端子部7bで基板6を挟んで、基板6
の後端部分に取り付けられており、スイッチ7の幅A内
に基板6が位置して、スイッチ7の押圧操作方向と基板
6の長手方向とがほぼ平行な状態になっている。そして
さらに、スイッチ7の幅Aの範囲内には、基板6に取り
付けられた図示せぬ電子部品の殆どが位置した状態とな
っている。
【0047】また、基板6は、図19に示すように、先
細の先端部分にはその一面に銅はくパターンからなる検
出体6aが印刷形成されて、ポリアセタールなどの滑り
のよい合成樹脂製の樹脂材料からなるキャップ8が嵌め
合わされており、図20に示すように、基板6の他面に
はコネクタ6bが半田付けなどにより取り付けられてい
るとともに、図示していないが、基板6の両面には検出
体6aにより検出された信号を処理する電子回路の構成
要素としての電子部品をマウントし半田付けするための
半田ランドや各電子部品を接続する配線パターンが検出
体6aと同時に印刷形成されており、各電子部品、検出
体6a、コネクタ6bおよびスイッチ7の端子部7b等
は前記配線パターンにより電気的に接続し、電子回路を
構成している。尚、検出体6aや半田付けをしない配線
パターン上にはレジスト層が印刷形成されて銅はくパタ
ーンを覆っている。そして、この基板6は係止部材4の
案内溝4hに嵌め合わされ係止部材4内に挿入されてス
イッチ7が突起4gに掛け止めされることによって基板
6が係止部材4から抜けないように一体化されて取り付
けられる。このときスイッチ7の操作部7aが係止部材
4の一対の円弧状の突起4d間に位置し、押圧部材2の
押圧部2iと対向した状態となっており、基板6に押圧
部材2方向、即ち図13において右方向の力を加える
と、基板6は係止部材4と一体にバネ3を圧縮しながら
押圧部材2方向に移動し、所定量スライド移動したとき
にスイッチ7の操作部7aが押圧部材2の押圧部2iに
押圧されてスイッチ7がオンされるようになっており、
その際に係止部材4の端面部4bが押圧部材2の周面部
2aの縁に当接し、基板6の移動を停止させスイッチ7
の操作部7aが必要以上の力で押圧操作されないように
なっている。押圧部材2方向の力を加えることを止める
と圧縮されたバネ3の戻り力によって係止部材4、スイ
ッチ7、基板6およびキャップ8は元の状態に戻り、ス
イッチ7がオフされるようになっている。また、基板6
のコネクタ6bには、接続構造の詳細は省略するが、図
20に示すように、ケーブル21が接続されており、こ
のケーブル21は、係止部材4の内部を通って切り欠き
4cから導出され、さらに、押圧部材2の開口2hから
その内部を通って切り欠き2gから導出されている。
【0048】そして、この回路部5は第1のケース1内
に、図19に示すように、キャップ8の先端が第1のケ
ース1の円筒部1bから第1のケース1外へ突出して収
納されているとともに、図20に示すように、基板6の
スイッチ7側は係止部材4によって支持されて、基板6
の他面に第1のケース1のガイド壁1q上の凸部1pが
当接するかしないかの寸法関係で収納されており、基板
6は係止部材4と一体的にされることによって第1のケ
ース1内に容易に収納でき、また、基板6がスライド移
動する際にその他面に凸部1pが当接したとしても凸部
1pの先端は半球状になっているため、基板6が摩擦な
くスムーズにスライド移動できるようになっている。ま
た、押圧部材2の切り欠き2gから導出されたケーブル
21は、第1のケース1の突起1i,1j,1kにガイ
ドされて円柱部1gを一周し、側壁1cの切り欠き1r
から第1のケース1外へ導出されている。
【0049】ABS樹脂などの第1のケース1と同じ合
成樹脂製の絶縁材料からなる細長の第2のケース9は、
図14〜図18に示すように、円弧状の内外周面を有す
る周面部9aと、この周面部9aの一端に形成された周
面部9aより小径の係合部9bと、周面部9aの他端に
形成された半円形の側壁9cとを有する。
【0050】半円形の側壁9cには、その円心部に同一
円心の半円形の切り欠き9rが設けられており、周面部
9aは側壁9cが形成された他端からから係合部9bが
形成された一端に向かうに従い徐々に小径となるように
形成されており、周面部9aの両縁にはその長手方向に
沿って、一部が切り欠かれた一対の突起9dが形成され
ている。そして、突起9dの切り欠かれた部分に対応す
る周面部9aの内周面にはそれぞれ、図16に示すよう
な先端に係合爪を有する鍵型の突起9eが設けられてい
る。
【0051】また、周面部9aの内周面には、側壁9c
側に円柱部9fが立てられて、この円柱部9fの中心に
は、図17に示すように、その軸心に平行に段部を有す
るネジ孔9gが形成されており、この円柱部9fの側壁
9c側には円柱部9fと連結する突起9hが設けられて
いるとともに、周面部9aの内周面の円柱部9fの短手
方向両脇には、図17に示すような円柱部9fと連結す
る突起9i,9jが設けられている。
【0052】さらに、周面部9aの内周面には、円柱部
9fの係合部9b側に、図18に示すような断面円弧状
の突起9kが形成されており、この突起9kの係合部9
b側には、突起9k同様の突起9s,9m,9nが第1
のケース1の突起1s,1m,1n,1oと同じ間隔を
置いて列んで設けられている。
【0053】この第2のケース9は、その係合部9bを
第1のケース1の円筒部1bに挿入するとともに、周面
部9aの両縁に形成された突起9dが第1のケース1の
段部1dに対向し、鍵型の突起9eを第1のケース1の
突出部1fに掛け止めして取り付けられており、取り付
けられた際には、図20に示すように、ネジ孔9gに円
柱部1gの先端が挿入されるとともに、突起9k,9s
間に押圧部材2の環状の突起2cが位置し、第1のケー
ス1の突起1s,1mとともに押圧部材2の第2のケー
ス9の長手方向に対する動きを規制しており、また、突
起9m,9nが係止部材4の周面部4aに当接した状態
となっている。また、半円形の側壁9cに設けられた切
り欠き9rが、第1のケース1の側壁1cに設けられた
切り欠き1rに対向し、この二つの切り欠き1r,9r
で、上記した切り欠き1r,9rから第1のケース1外
へ導出されたケーブル21を挟んで固定している。さら
に、第1,第2のケース1,9は、図20に示すよう
に、ネジ孔9gとネジ溝1hでネジ10によりネジ止め
されており、第1,第2のケース1,9で構成されたス
タイラスペンの軸心上に基板6に印刷形成された検出体
6aが位置し、基板6が第1,第2のケース1,9の内
壁からほぼ等しい距離に位置した状態となっている。
【0054】以上のように構成されているので、図23
に示すようなスイッチ7の幅A内に基板6が位置した状
態で回路部5が第1,第2のケース1,9内に収納され
ているので、基板14の厚みB分のスペースを第1,第
2のケース1,9の径方向にに確保する必要がなく、ま
た、基板14に取り付けられた図示せぬ電子部品の殆ど
がスイッチ7の幅A内にかかり、その結果第1,第2の
ケース1,9径寸法を縮小し小型化を図ることができ
る。
【0055】次に、本発明の第1の実施例に係わるスタ
イラスペンの組立方法を説明すると、先ず、予め検出体
6aや所定のパターンが印刷形成され且つ各電子部品が
半田付けされた基板6に、コネクタ6bを取り付けた
後、スイッチ7を基板6の後端部分にスイッチ7の押圧
操作方向と基板6とがほぼ平行となるように、スイッチ
7の底面部7cと基板6の縁部とを対向させ、好ましく
は両者を当接させた状態で、端子部7bの一方を基板6
の一面に半田付けし、端子部7bの予め折り曲げられて
いる他方を基板6の切り欠き6cに通して基板6の他面
に半田付けすることによって端子部7bで基板6を挟ん
で取り付ける。次に、押圧部材2の環状空間2k内にバ
ネ3を挿入し、次に係止部材4の鍵型のフック4e,4
fを押圧部材2の切り欠き2e,2fに対向するよう
に、押圧部材2の開口2hに挿入する。この際先ず、フ
ック4e,4fが開口2hの縁2mとぶつかった状態と
なり、この状態でさらに係止部材4を押し込むと係止部
4の弾性によってフック4e,4fが開口2hの内方へ
撓み、そして、フック4e,4fの先端が切り欠き2
e,2fに達したときにフック4e,4fは元の状態に
復帰し、フック4e,4fが切り欠き2e,2fに掛け
止めされて係止部材4が押圧部材2に取り付けられる。
このときバネ3は保持部材2の端面部2bの内壁と係止
部材4の端面部4bの間に位置して保持され、バネ3の
両端が端面部2bの内壁と端面部4bの外壁によって若
干圧縮された状態となっている。
【0056】次に、基板6の先端部分にキャップ8を圧
入により嵌め合わせて取り付けた後、基板6のコネクタ
6bにケーブル21を接続し、ケーブル21を係止部材
4の内部を通して切り欠き4cから導出させ、さらに、
押圧部材2の開口2hからその内部を通って切り欠き2
gから導出させた後、この回路部5をその基板6の後端
部分を係止部材4の案内溝4hに案内させて、基板6の
一部を係止部材4内に挿入するとスイッチ7の一部分が
係止部材4の突起4gとぶつかった状態となり、この状
態でさらに回路部5を押し込むと係止部材4の弾性によ
って突起4gが外方へ撓み、そしてスイッチ7が係止部
材4の端面部4bの内壁に当接する直前に突起4gは元
の状態に復帰し、スイッチ7の底面部7cが突起4gに
よって掛け止めされて回路部5が係止部材4に取り付け
られる。そして、上記した押圧部材2、バネ3、係止部
材4、回路部5、キャップ8を一体化したものを、キャ
ップ8を第1のケース1の円筒部1b内に挿入するとと
もに、押圧部材2の環状の突起2cが第1のケース1の
一対の突起1s,1m間に位置するように、押圧部材
2、係止部材4および回路部5を第1のケース1内に収
納し、押圧部材2の切り欠き2gから導出させたケーブ
ル21を第1のケース1の円柱部1gに一回巻いて第1
のケース1の側壁1cに設けられた切り欠き1rから第
1のケース1外へ導出させる。
【0057】しかる後、第2のケース9をその鍵型の突
起9eが第1のケース1の突出部1fに対向するように
第1のケース1に重ねると、鍵型の突起9eが突出部1
fにぶつかった状態となり、さらにこの状態で第2のケ
ース9を第1のケース1側に押圧すると鍵型の突起9e
が内方に撓み、そして突起9eの鍵型部分が突出部1f
を通過したとき鍵型の突起9eは元の状態に復元し、鍵
型の突起9eが突出部1fに欠け掛け止めされることに
より第2のケース9が第1のケース1に取り付けられ
る。そして、ネジ10を第2のケース9のネジ孔9gに
挿入し、第2のケース9を第1のケース1にネジ止めす
る。
【0058】このようにして、スタイラスペン組立は完
了するが、組立後においては、第2のケース9の突起9
k,9s間に押圧部材2の環状の突起2cが位置し、第
1のケース1の突起1s,1mとによって押圧部材2が
固定され、係止部材4が第1のケース1の突起1n,1
oと第2のケース9の突起9m,9nにガイドされて基
板6およびキャップ8とともに第1,第2のケース1,
9の長手方向にスライド移動可能になっており、また、
第2のケース9の突起9h,9i,9jは、第1のケー
ス1の円柱部1gに巻かれたケーブル21に当接してケ
ーブル21を押さえた状態となっており、このケーブル
21は第1のケース1,9の切り欠き1r,9rに挟ま
れて第1,第2のケース1,9の外部へ導出され、タブ
レットに接続された状態になっている。
【0059】次に、本発明の第1の実施例に係わるスタ
イラスペンの動作を説明すると、このようにして組立ら
れたスタイラスペンは、第1,第2のケース1,9の切
り欠き1r,9rから導出されたケーブル21によって
コンピュータや電子ゲーム機などのディスプレイを備え
た本体に接続された静電結合式のタブレットと接続され
る。このタブレットの表面近くにはスタイラスペンの検
出体6aと静電結合する複数の信号線がX軸方向および
Y軸方向に所定の間隔を置いて格子状に埋設されてお
り、該信号線のそれぞれはタブレット内に設けられた図
示せぬ制御手段により交流電流をX軸方向とY軸方向に
順次切り替えながら流すように制御されている。そし
て、検出体6aに最も近い信号線に交流電流を流れたと
きに、検出体6aより最大の検出出力が得られるため、
検出体17がいずれの信号線に交流信号を流したときに
最大の出力を発したのかをタブレット内に設けられた検
出手段が求めることによりタブレット上のスタイラスペ
ンの位置が検出され、検出されたスタイラスペンの位置
はタブレットに接続された本体に瞬時に出力されるよう
になっている。このようなタブレットを用いて入力操作
する際には、スタイラスペンを持ってキャップ8をタブ
レット上に接触させながら動かすと、タブレットがスタ
イラスペンの位置を随時検出して本体に出力し、本体は
スタイラスペンのタブレット上での位置に対応するディ
スプレイ上の位置にカーソルを移動させ表示させるよう
に制御する。そして、ディスプレイ上に表示されたメニ
ューを選択する際やディスプレイ上のカーソルの位置座
標を入力する際には、ディスプレイ上の所望の位置にス
タイラスペンを使ってカーソルを移動させ、キャップ8
をタブレット上に押圧する。この押圧によりキャップ8
が第1,第2のケース1,9内に押し込まれ、キャップ
8が嵌めあわされた基板6がスライド移動して係止部材
4を押し込み、係止部材4がバネ3を圧縮しながらその
鍵型のフック4e,4fが押圧部材2の切り欠き2e,
2fに案内されるとともに、その周面部4aが第1,第
2のケース1,9内に形成された突起1n,1o,9
m,9nに摺接してガイドされながらスライド移動す
る。そして、基板6に取り付けられたスイッチ7の操作
部7aが押圧部材2の押圧部2iに押し当てられること
によってスイッチ7がオン状態となり、メニュー選択や
カーソルの位置座標を入力を行うことができる。また、
位置座標を入力した際にスイッチ7をオンに保った状態
で、即ちキャップ8をタブレット上に押圧した状態でス
タイラスペンをタブレット上で動かすと、入力された位
置座標に応じて直線などの図形を描くことができる。ま
た、メニューの選択やカーソルの位置座標の入力を止め
る際には、キャップ8をタブレットから離すと、バネ3
の復元力によって係止部材4が押し戻され、これに伴い
基板6およびキャップ8が元の位置に復帰するととも
に、スイッチ7の操作部7aが押圧部2iから離れてス
イッチ7がオフ状態となり、メニュー選択やカーソルの
位置座標の入力を止めることができる。
【0060】以上説明したように上記第1の実施例で
は、図23に示すように、スイッチ7が基板6の後端部
分に取り付けられており、この状態で回路部5が図20
に示すように第1,第2のケース1,9内に収納されて
いるので、スイッチ7の操作部7aの操作方向と基板6
の移動方向がほぼ一致していることにより、基板6の移
動方向を操作部7aの操作方向に変換して操作部7aを
押圧するカム機構が必要がないので、スイッチ7の動作
を確実に繰り返し行うことができる。また図23に示す
ように、スイッチ7の幅A内に基板6が位置した状態に
なっており、第1,第2のケース1,9内において、そ
の径方向に基板6の厚みB分のスペースを確保する必要
がなく、第1,第2のケース1,9の径寸法を縮小しス
タイラスペンの小型化を図ることができる。
【0061】また、図23に示すように、前記スイッチ
の底面部の中間に前記基板の縁部を対向させることによ
り、図20に示すように、第1,第2のケース1,9の
内壁と基板6との距離をほぼ等しくできるので、第1,
第2のケース1,9の径寸法をさらに縮小することがで
き、スタイラスペンをさらに小型化することができる。
【0062】また、基板6はこの基板6の材質や第1,
第2のケース1,9の材料であるABS樹脂などの合成
樹脂製の絶縁材料に比べて滑りのよいポリアセタールな
どの合成樹脂製の樹脂材料からなる係止部材4に取り付
けられ突起1n,1o,9m,9nに部分的にガイドさ
れて、第1,第2のケース1,9内に収納されているの
で、第1,第2のケース1,9内を滑らかにスライド移
動することができるとともに、スイッチ7が動作するの
に必要な動作力のばらつきを抑えることができる。
【0063】また、タブレットからの信号を検出する検
出体6aを基板6に配線パターンなどと一緒に印刷形成
されるので、検出体6aを基板6取り付ける細かい手作
業を必要とせず、組立作業性の向上と製品の低コスト化
を図ることができ、また、印刷によって検出体6aを常
に同じ状態で基板6上に形成することができるので、検
出体17の検出性能のばらつきを小さくすることができ
る。
【0064】また、スイッチ7は、図23に示すよう
に、端子部7bの一方を基板6の一面に半田付けし、端
子部7bの他方を折り曲げて基板6の切り欠き6cを通
して基板6の他面に半田付けすることによって端子部7
bで基板6を挟んで、基板6の後端部分に取り付けられ
ているので、スイッチ7はその底面部7cと基板6の縁
部とをほぼ垂直に当接あるいは臨接させて、即ちスイッ
チ7の操作方向と基板6の長手方向とを略一致させて基
板6に取り付けることができ、スイッチ7の操作部7a
が押圧部材2の押圧部2iに押圧操作される際にスイッ
チ7が基板6から受ける力を底面部7cで受けることが
できるため、端子部7bの半田付けされた部分に付加が
かかり半田が剥がれることがなく、基板6とスイッチ7
から構成される回路部5の動作を長時間維持することが
できる。
【0065】また、基板6は係止部材4の案内溝4hに
嵌め合わされ係止部材4内に挿入されてスイッチ7が突
起4gに掛け止めされて取り付けられているので、スイ
ッチ7の底面部7cが突起4gに当接した状態になって
おり、スイッチ7の操作部7aが押圧部材2の押圧部2
iに押圧操作される際にスイッチ7が基板6に取り付け
られている姿勢を崩すことなく常に操作部7aを押圧部
2iに押圧でき、安定したスイッチ動作を得ることがで
きる。
【0066】また、基板6はスイッチ7が係止部材4の
突起4gに掛け止めされているので、キャップ8を引っ
張ったとしても、スイッチ7の低面部7cが突起4gに
引っかかって抜けることがなく、常に基板6とスイッチ
7からなる回路部5を第1,第2のケース1,9内に保
持することができる。
【0067】また、スイッチ7がオンされたときには係
止部材4の端面部4bが押圧部材2の周面部2aの縁に
当接するようになっているので、キャップ8を強く押圧
したときにスイッチ7の操作部7aが必要以上に押し込
まれてスイッチ7が破壊されることがなく、安定したス
イッチ動作を長時間維持することができる。
【0068】また、押圧部材2と係止部材4とは鍵型の
フック4e,4fと切り欠き2e,2fとで掛け止めさ
れて取り付けられているので、バネ3の弾性力により両
者が分離されることはなく、組立時の作業性を向上させ
ることができる。
【0069】また、基板6のスライド移動は共に滑りの
よい材料からなるキャップ8と係止部材4が第1,第2
のケース1,9と摺接して行われ、基板6が第1,第2
のケース1,9と摺接することはないので、基板6をス
ムーズにスライド移動させることができる。また、万が
一でも基板6が接する可能性のある部分には、半球状の
突起1pが設けられて基板6を一点で受けるようになっ
ているので、この接触による摩擦力を極小化し、スイッ
チ7の動作力を大きく増加させることなない。
【0070】また、第1,第2のケース1,9で構成さ
れたスタイラスペンの軸心上に基板6に印刷形成された
検出体6aが位置しているので、操作者がタイラスペン
で示したタブレット上の位置と検出体6aが検出する位
置をほぼ一致させることができ、操作者はそのずれによ
る違和感を受けることなくスタイラスペンを操作するこ
とができる。
【0071】尚、上記第1の実施例ではスイッチ7の底
面部7cの中心部と基板6の縁部とを対向させたもので
説明したが、図23において、スイッチ7の幅A内でス
イッチ7の底面部7cと基板6の縁部とを対向させたも
のでもよく、この場合コネクタ6bや図示せぬ電子部品
等がスイッチ7の幅A内からはみ出すこととなるが、少
なくとも幅Aと幅Bのオーバーラップ分、即ち基板14
の厚みB分の第1,第2のケース1,9径寸法を縮小し
小型化を図ることができる。
【0072】次に、本発明の第2の実施例を図24〜図
25に基づいて説明するが、ここでは静電結合式以外の
例えば抵抗体式のタブレットに使用されるスタイラスペ
ンを挙げて説明する。
【0073】本発明の第2の実施例に係わるスタイラス
ペンは、第1,第2のケース30,31、回路部32、
バネ35、ペン先を兼ねた押圧部材36から概略構成さ
れる。
【0074】ABS樹脂などの絶縁材料からなる第1,
第2のケース30,31は、第1の実施例に示した第
1,第2のケース1,9同様、それぞれ半円弧状の内外
周面を有する周面部30a,31aと、この周面部30
a,31aの一端に設けられた半円形の側壁30b,3
1bとを有し、周面部30a,31aは側壁30a,3
1aが設けられた一端から他端に向かうに従い除々に小
径となるように形成されているとともに、この周面部3
0a,31aの内壁にはそれぞれ、後述する基板33を
受ける一対の受け部30c,31cと、後述する押圧部
材35を受ける周面部30a,31aの内径より小径の
半円弧状の受け部30d,31dが形成されている。そ
して、第1,第2のケース30,31は組み合わされ
て、それぞれ一対の受け部30c,31cおよび半円弧
状の受け部30d,31dが対向した状態になってい
る。
【0075】回路部32は、紙フェノール樹脂などの材
料からなる平面略長方形状の印刷配線基板である基板3
3と、第1の実施例に示したスイッチ7と同一の構成を
有する押し釦式のスイッチ34から構成され、基板33
の両面には図示せぬ電子部品が取り付けられて電子回路
が形成されているとともに、その一端部には第1の実施
例同様の切り欠き33cが形成されており、スイッチ3
4は操作部34aと二つの端子部34bとを有し、第1
の実施例と同様にその底面部34cの中間と基板33の
縁部とを対向させ、好ましくは両者を当接させるととも
に、スイッチ34の端子部34bの一方を基板33の一
面に半田付けし、端子部34bの他方を折り曲げて基板
33の切り欠き33cを通して基板33の他面に半田付
けすることによって端子部34bで基板33を挟んで、
基板33の一端部に取り付けられており、図25に示す
ように、スイッチ34の幅C内に基板33が位置して、
スイッチ34の操作部34aの押圧操作方向と基板33
の長手方向とがほぼ平行な状態になっている。そしてさ
らに、スイッチ34の幅Cの範囲内には、基板33に取
り付けられた図示せぬ電子部品の殆どが位置した状態と
なっている。また、基板33には、図示していないが、
その電子回路に接続するケーブルが設けられている。
【0076】そして、この回路部32は、基板14の両
長手縁が第1,第2のケース30,31の一対の受け部
30c,31cによって挟まれることによって第1,第
2のケース30,31内に固定されて収納されており、
スイッチ34の底面部34cが一対の受け部30c,3
1cに当接した状態になっている。また、図示していな
いが、第1のケース30の周面部30aに設けられた通
孔より基板33の電子回路に接続されたケーブルが第1
のケース30外へ導出されている。
【0077】金属製のバネ材料からなる螺旋形状のバネ
35は、第1の実施例に示したバネ3と同一の構成を有
し、その中心部に円筒空間35aを備え、図24に示す
ように、半円弧状の受け部30d,31d側の受け部3
0c,31cと半円弧状の受け部30d,31dの間に
位置して第1,第2のケース30,31内に収納されて
おり、その一端が受け部30c,31cと当接するとと
もに、その円筒空間35a内にスイッチ34が位置した
状態になっている。
【0078】ポリアセタールなどの紙フェノール樹脂や
ABS樹脂に比べて滑りのよい合成樹脂製の樹脂材料か
らなる円柱状の押圧部材36は、一端が半球状に形成さ
れており、他端にはその全周にわたり鍔部36aが形成
されている。そして、この押圧部材36は図24に示す
ように、半球状の一端を第1,第2のケース30,31
外へ突出させて受け部30d,31dによりスライド移
動可能に挟まれて第1,第2のケース30,31内に収
納されており、その鍔部36aがバネ35の他端および
受け部30d,31dと当接した状態になっている。
【0079】次に、本発明の第2の実施例に係わるスタ
イラスペンの動作を説明すると、このように構成された
スタイラスペンは、第1のケース30の図示せぬ通孔か
ら導出された図示せぬケーブルによって静電結合式以外
の例えば抵抗体式のタブレットと接続される。そして、
入力操作する際は、押圧部材36をタブレット上に押圧
すると、押圧部材36が受け部30d,31dにガイド
されてバネ35を圧縮しながら第1,第2のケース3
0,31内をスライド移動し、押圧部材36の他端がス
イッチ34の操作部34aに当接した状態となり、この
状態でさらに押圧部材36をタブレット上に押圧すると
さらに押圧部材36がスライド移動してスイッチ34の
操作部34aを押圧してスイッチ34がオンされる。こ
の状態でスタイラスペンをタブレット上で動かすとその
動きをスタイラスペンのタブレット上の位置の変化とし
てタブレットが検出するようになっている。
【0080】また、入力操作を止める際は、押圧部材3
6をタブレット上から離すと圧縮されたバネ35の復元
力によって押圧部材36がスライド移動して元の状態に
復帰し、押圧部材36がスイッチ34の操作部34aか
ら離れてスイッチ34がオフになり、その信号がタブレ
ットに伝えられるようになっている。
【0081】以上説明したように上記第2の実施例で
は、第1の実施例に挙げた効果の他にスイッチ34の底
面部34cが第1,第2のケース30,31に当接した
状態になっており、スイッチ34の操作部34aが押圧
部材36に押圧操作される際にスイッチ34が基板33
に取り付けられている姿勢を崩すことなく常に操作部3
4aが押圧部材36に押圧されるため、安定したスイッ
チ動作を得ることができる。
【0082】また、押圧部材36の鍔部36aが第1,
第2のケース30,31の受け部30d,31dと当接
するようになっているので、押圧部材36を引っ張った
としても、鍔部36aが受け部30d,31dに引っか
かって抜けることがなく、常に押圧部材36を第1,第
2のケース30,31内に保持することができる。
【0083】尚、この第2の実施例では回路部32が第
1,第2のケース30,31内で固定されているもので
説明したが、本発明はこれに限らず押圧部材36の押圧
に合わせて回路部32を若干その押圧方向に移動可能と
し、ダンパー機能を持たせるようにしてもよい。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、スイッチ
の操作方向と基板の移動方向とを略一致させるととも
に、前記スイッチの底面部と前記基板の縁部とを対向さ
せて前記スイッチを前記基板に取り付け、前記基板をケ
ース内で移動させることにより前記スイッチが動作する
ようにしたことにより、基板の移動方向とスイッチの操
作方向とが変換されていないため、基板の縁部に取り付
けられたスイッチのオン/オフ動作を確実なものとする
ことができる。また、前記ケースの径方向の前記スイッ
チが占めるスペース内に前記基板を収めることができ、
前記ケースの径方向に前記基板の厚み分のスペースを確
保する必要がないので、前記ケースの径寸法を縮小する
ことができ、スタイラスペンの小型化を図ることができ
る。
【0085】また、前記スイッチの底面部の中間に前記
基板の縁部を対向させることにより、前記ケースの内壁
と前記基板の両面との距離をほぼ等しくできるので、前
記ケースの径寸法をさらに縮小することができ、スタイ
ラスペンをより小型化することができる。
【0086】また、前記基板にタブレットからの信号を
検出する検出体を印刷形成する構成とすることにより、
前記基板に前記検出体を取り付ける手間を省くことがで
き、前記検出体を常に同じ状態で前記基板に形成するこ
とができるので、組立性の向上と製品コストを低減する
ことができ、前記検出体の検出性能のばらつきを小さく
することができる。
【0087】また、ケースと、前記ケース内に収納され
た押し釦式スイッチおよび基板と、前記ケース内に移動
可能に収納された押圧部材とを有し、前記スイッチの底
面部と前記基板の縁部とを対向させて前記スイッチを前
記基板に取り付けたことにより、前記ケースの径方向の
前記スイッチが占めるスペース内に前記基板を収めるこ
とができ、前記ケースの径方向に前記基板の厚み分のス
ペースを確保する必要がないので、前記ケースの径寸法
を縮小することができ、スタイラスペンの小型化を図る
ことができるとともに、前記スイッチの操作方向と前記
押圧部材の移動方向とが略一致するように前記スイッチ
と前記押圧部材とを対向させ、前記スイッチが取り付け
られた基板を前記ケース内に配置し、前記押圧部材を前
記ケース内で移動させて前記スイッチが動作するように
したことにより、前記押圧部材の移動に伴う押圧力を前
記スイッチの操作方向に方向変換することなく、前記ス
イッチに伝えることができるので、スイッチのオン・オ
フ動作を確実に行うことのできる。
【0088】内部に突起を備えたケースと、前記ケース
内に収納された基板と、前記基板に取り付けられたスイ
ッチと、前記ケース内に前記基板と一体的に収納された
前記基板より滑りのよい材料からなる係止部材とを有
し、前記係止部材を前記突起に摺接させることにより、
前記基板を前記ケース内で移動可能とすることにより、
前記係止部材が前記突起と部分的に接触するため、前記
係止部材が摺動する際の摩擦力を低減することができ、
よって前記基板を前記ケース内で円滑にスライド移動さ
せてスイッチを動作させることができ、スタイラスペン
の操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わる第1のケースの
正面図である。
【図2】図1に示す第1のケースの右側面図である。
【図3】図1に示す第1のケースの平面図である。
【図4】図3に示す第1のケースをA−A線に沿って切
断し、他端側から見た第1のケースの断面図である。
【図5】図3に示す第1のケースをB−B線に沿って切
断し、他端側から見た第1のケースの断面図である。
【図6】図3に示す第1のケースをC−C線に沿って切
断し、一端側から見た第1のケースの断面図である。
【図7】図3に示す第1のケースをD−D線に沿って切
断し、他端側から見た第1のケースの断面図である。
【図8】本発明の第1の実施例に係わる第1,第2のケ
ースに収納される主要構成部材の分解斜視図である。
【図9】図8に示す押圧部材の底面図である。
【図10】図8に示す押圧部材のE−E線に沿う縦断面
図である。
【図11】図8に示す係止部材のF−F線に沿う縦断面
図である。
【図12】図8に示す係止部材の底面図である。
【図13】図8に示す押圧部材、バネ、係止部材、回路
部を組み合わせた要部拡大断面図である。
【図14】本発明の第1の実施例に係わる第2のケース
の正面図である。
【図15】図14に示す第2のケースの内底面図であ
る。
【図16】図14に示す第2のケースの右側面図であ
る。
【図17】図15に示す第2のケースをG−G線に沿っ
て切断し、他端側から見た第2のケースの断面図であ
る。
【図18】図15に示す第2のケースをH−H線に沿っ
て切断し、他端側から見た第2のケースの断面図であ
る。
【図19】本発明の第1の実施例に係わる第1のケース
に押圧部材、バネ、係止部材、回路部、キャップを組み
込んで一部を断面にした平面図である。
【図20】本発明の第1の実施例に係わるスタイラスペ
ンの縦断面図である。
【図21】本発明の第1の実施例に係わる押し釦式スイ
ッチの底面図である。
【図22】本発明の第1の実施例に係わる基板の要部拡
大平面図である。
【図23】図8に示す回路部の要部側面図である。
【図24】本発明の第2の実施例に係わるスタイラスペ
ンの縦断面図である。
【図25】図24に示す回路部の要部側面図である。
【図26】従来例に係わるスタイラスペンの分解斜視図
である。
【図27】従来例に係わるスタイラスペンの縦断面図で
ある。
【図28】スタイラスペンの使用状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 第1のケース 2 押圧部材 4 係止部材 6 基板 6a 検出体 7 スイッチ 7a 操作部 7b 端子部 7c 底面部 9 第2のケース 30 第1のケース 31 第2のケース 33 基板 34 スイッチ 34a 操作部 34b 端子部 34c 底面部 36 押圧部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、前記ケース内に収納された押
    し釦式スイッチと、前記ケース内長手方向に移動可能に
    収納された基板とを有し、前記スイッチの操作方向と前
    記基板の移動方向とを略一致させるとともに、前記スイ
    ッチの底面部と前記基板の縁部とを対向させて前記スイ
    ッチを前記基板に取り付け、前記基板を前記ケース内で
    移動させることにより前記スイッチが動作するようにし
    たことを特徴とするスタイラスペン。
  2. 【請求項2】 前記スイッチの底面部の中間に前記基板
    の縁部を対向させたことを特徴とする請求項1に記載の
    スタイラスペン。
  3. 【請求項3】 前記基板にタブレットからの信号を検出
    する検出体を印刷形成したことを特徴とする請求項1に
    記載のスタイラスペン。
  4. 【請求項4】 ケースと、前記ケース内に収納された押
    し釦式スイッチおよび基板と、前記ケース内に移動可能
    に収納された押圧部材とを有し、前記スイッチの底面部
    と前記基板の縁部とを対向させて前記スイッチを前記基
    板に取り付け、前記スイッチの操作方向と前記押圧部材
    の移動方向とを略一致させるとともに、前記スイッチと
    前記押圧部材とが対向するように前記基板を前記ケース
    内に配置し、前記押圧部材の前記ケース内での移動によ
    り前記スイッチが動作するようにしたことを特徴とする
    スタイラスペン。
  5. 【請求項5】 内部に突起を備えたケースと、前記ケー
    ス内に収納された基板と、前記基板に取り付けられたス
    イッチと、前記ケース内に前記基板と一体的に収納され
    た前記基板より滑りのよい材料からなる係止部材とを有
    し、前記係止部材を前記突起に摺接させることにより、
    前記基板を前記ケース内で移動可能とし、この基板の移
    動に応じて前記スイッチが動作するようにしたことを特
    徴とするスタイラスペン。
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