JP6807578B2 - ハンドルスイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、車両のハンドルバーに固定されるベース部材と、運転者によって操作可能な操作手段と、該操作手段の操作に伴ってオン又はオフし、車両が搭載する任意の電装品を作動させ得るスイッチ部とを具備したハンドルスイッチに関するものである。
一般に、二輪車のハンドルバー先端には、運転者が把持して走行するための把持グリップ(以下、右側のスロットルグリップも含めて把持グリップという。)が設けられており、該把持グリップと隣接した位置のハンドルバーには、スイッチケースが固定されている。かかるスイッチケースは、一対の半割り形状部品から成り、ハンドルバーの所定位置を挟み込む如くこれらを合致してボルト締めすることにより当該ハンドルバーに固定されるとともに、二輪車が搭載する種々電装品を操作するための操作ノブ又は操作ボタン等の操作手段が複数配設されている。
しかるに、操作手段を操作した際の操作感を得るため、従来、節度付与部材を有するものが提案されている。かかる従来の節度付与部材は、操作手段の操作に伴って移動するボールと、そのボールを摺動させる凹凸形状とを有し、ボールが凸形状又は凹形状を乗り越える際の抵抗を節度として生じさせるよう構成されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−249209号公報
しかしながら、上記従来技術においては、揺動型や押圧型等、操作手段の種類に応じて節度付与部材を形成しなければならず、製造コストが嵩んでしまうという問題があった。また、ボール等の摺動面が必要であるため、節度付与部材の形成位置に制約が生じてしまい、操作手段のレイアウトの自由度が低下してしまう虞もあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、何れの種類の操作手段に対しても操作時の節度付与を確実且つ良好に行わせることができるとともに、操作手段のレイアウトの自由度を向上させることができるハンドルスイッチを提供することにある。
請求項1記載の発明は、車両のハンドルバーに固定されるベース部材と、運転者によって操作可能な操作手段と、該操作手段の操作に伴ってオン又はオフし、車両が搭載する任意の電装品を作動させ得るスイッチ部と、前記操作手段の操作力によって節度を付与し得る節度付与部材とを具備したハンドルスイッチであって、前記節度付与部材は、前記操作手段の操作力を受けて変位可能とされるとともにカム部が形成された受け部材と、該受け部材の変位に伴って変位可能とされるとともに、その変位方向と略直交する方向に突出した突出部を有する作動子と、前記受け部材及び作動子を変位可能に収容するとともに、前記受け部材の変位方向と略直交する方向に前記突出部を案内し得る第1案内部と、該第1案内部の終端から延設されて前記受け部材の変位方向に前記突出部を案内し得る第2案内部とが形成されたケースとを有し、前記突出部は、前記受け部材のカム部にて前記第1案内部に沿って移動可能とされるとともに、当該第1案内部及び前記第2案内部に沿って移動する過程で節度が付与されるよう構成され、且つ、前記受け部材と作動子との間に弾性部材が介装されるとともに、前記突出部が前記第1案内部に沿って移動する過程で当該弾性部材が弾性変形してバネ荷重が大きくなるよう組み付けられ、当該突出部が前記第1案内部の終端に達して前記第2案内部に沿って移動する際、前記弾性部材のバネ荷重が開放されて節度が付与されることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1記載のハンドルスイッチにおいて、前記第1案内部及び第2案内部は、前記ケースに形成された切欠きから成ることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1又は請求項2記載のハンドルスイッチにおいて、前記操作手段及び節度付与部材を所定位置に取り付け可能な台座部材を具備したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、節度付与部材は、操作手段の操作力を受けて変位可能とされるとともにカム部が形成された受け部材と、該受け部材の変位に伴って変位可能とされるとともに、その変位方向と略直交する方向に突出した突出部を有する作動子と、受け部材及び作動子を変位可能に収容するとともに、受け部材の変位方向と略直交する方向に突出部を案内し得る第1案内部と、該第1案内部の終端から延設されて受け部材の変位方向に突出部を案内し得る第2案内部とが形成されたケースとを有し、突出部は、受け部材のカム部にて第1案内部に沿って移動可能とされるとともに、当該第1案内部及び第2案内部に沿って移動する過程で節度が付与されるので、何れの種類の操作手段に対しても操作時の節度付与を確実且つ良好に行わせることができるとともに、操作手段のレイアウトの自由度を向上させることができる。
また、受け部材と作動子との間に弾性部材が介装されるとともに、突出部が第1案内部に沿って移動する過程で当該弾性部材が弾性変形してバネ荷重が大きくなるよう組み付けられ、当該突出部が第1案内部の終端に達して第2案内部に沿って移動する際、弾性部材のバネ荷重が開放されて節度が付与されるので、弾性部材の弾力によって大きな節度を得ることができる。
請求項の発明によれば、第1案内部及び第2案内部は、ケースに形成された切欠きから成るので、第1案内部及び第2案内部による突出部の案内をより確実且つ円滑に行わせることができる。
請求項の発明によれば、操作手段及び節度付与部材を所定位置に取り付け可能な台座部材を具備したので、操作手段及び節度付与部材を精度よく位置決めさせることができ、操作手段の操作に伴う節度をより確実に付与させることができる。
本発明の実施形態に係るハンドルスイッチを示す正面図 同ハンドルスイッチを示す背面図 同ハンドルスイッチを示す左側面図 同ハンドルスイッチを示す右側面図 同ハンドルスイッチを示す底面斜視図 同ハンドルスイッチにおけるベース部材を示す5面図 同ハンドルスイッチにおける配線シートを示す平面図 同ハンドルスイッチにおける配線シートに形成されたスイッチ部(メタルドーム)を示す断面模式図 同ハンドルスイッチにおけるベース部材の表面上に配線シート及びプリント基板を取り付けた状態を示す斜視図 同ハンドルスイッチにおけるベース部材の表面上に配線シート及びプリント基板を取り付けた状態を示す斜視図 同ハンドルスイッチにおけるベース部材に配線シート及びプリント基板を取り付けた状態を示す斜視図 同ハンドルスイッチにおけるカバー部材を展開した状態を示す平面図及び側面図 同カバー部材を配線シートの表面上に取り付けた状態を示す斜視図 同カバー部材を配線シートの表面上に取り付けた状態を示す斜視図 同ハンドルスイッチにおける台座部材を展開した状態を示す平面図及び側面図 同台座部材を折り曲げた状態を示す側面図 同台座部材に節度付与部材を取り付けた状態を示す斜視図 同台座部材に節度付与部材を取り付けた状態を示す斜視図 同台座部材をカバー部材の表面上に取り付けた状態を示す斜視図 同台座部材をカバー部材の表面上に取り付けた状態を示す斜視図 同台座部材に操作手段を取り付けた状態を示す斜視図 同ハンドルスイッチにおける節度付与部材を示す3面図 同節度付与部材を示す分解斜視図 同節度付与部材における操作荷重を受ける前の状態を示す模式図 同節度付与部材における操作荷重を受けた後、節度を生じさせる荷重が最大となった状態を示す模式図 同節度付与部材における操作荷重を受けた後、節度を生じさせる荷重が開放された状態を示す模式図 同ハンドルスイッチの筐体部(上側筐体部)を示す斜視図 同ハンドルスイッチの筐体部(下側筐体部)を示す斜視図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係るハンドルスイッチは、図1、2に示すように、二輪車のハンドルバーHの先端部における把持グリップGと隣接した部位に取り付けられ、車両に搭載された種々電装品を操作可能なもので、図3〜28に示すように、筐体部1と、ベース部材2と、所定位置にスイッチ部7が形成された配線シート3と、カバー部材11と、操作手段を構成する操作ノブ(S1〜S9)及びジョイスティックJと、これら操作手段(S1〜S9、J)が取り付けられた台座部材12と、節度付与部材13とを有して構成されている。
ベース部材2は、車両のハンドルバーHに固定されるもので、図4〜6に示すように、ハンドルバーHの所定位置に形成された孔(不図示)に挿通可能なネジb1を取り付け可能とされた固定部2aと、後述するプリント基板4を収容可能な凹部2bとを有して構成された筒状部材から成る。本実施形態に係るハンドルスイッチは、ベース部材2の表面上に配線シート3、カバー部材11、台座部材12及び筐体部1(上側筐体部1a及び下側筐体部1b)が取り付けられるようになっている。
配線シート3は、図7に示すように、操作手段(S1〜S9、J)の配設位置に応じた部位にスイッチ部7が複数形成されるとともに導通パターンがプリントされたシート状のフレキシブル基板から成り、ベース部材2の表面形状に倣って取り付けられるものである。すなわち、配線シート3は、可撓性材料をシート状に成形した部材の表面上に銅箔にて電気回路(パターン部8)を形成して成るもので、パターン部8の所定位置にスイッチ部7が配設されている。また、配線シート3のパターン部8が形成された面は、防水性を有するカバーフィルム10(図8参照)にて覆われている。なお、パターン部8の所定位置にLED等の点灯又は点滅部材を配設するようにしてもよい。
スイッチ部7は、図8に示すように、金属製部品をドーム状に形成した所謂メタルドームと称されるスイッチから成り、配線シート3のパターン部8上に形成された弾力を有したスペーサ9内に配設されるとともに、上方がカバーフィルム10にて覆われている。そして、カバーフィルム10を介して操作手段(S1〜S9、J)からの操作荷重が付与されると、スペーサ9が撓んでスイッチ部7が弾性変形し、パターン部8の8a、8b間が導通することにより電気的にオンすることとなる。
また、操作手段(S1〜S9、J)からの操作荷重がなくなると、スイッチ部7が元のドーム状に復元し、パターン部8の8a、8b間の導通が遮断されることにより電気的にオフすることとなる。しかして、操作手段(S1〜S9、J)の操作に伴ってスイッチ部7が弾性変形して電気的にオン又はオフすることにより、車両が搭載する任意の電装品を作動させることができる。
プリント基板4は、図7に示すように、配線シート3の略中央に配設されて接続されるとともに、マイコン5等を有した制御基板から成り、配線シート3に形成された導通パターン(パターン部8)と電気的に接続された配線パターンを有するものである。また、本実施形態に係るプリント基板4は、配線シート3の他、コネクタ接続部6が延設されており、ベース部材2の所定位置に形成されたコネクタと電気的に接続可能とされている。
しかるに、配線シート3は、図9〜11に示すように、ベース部材2の表面形状に倣って取り付けられ、両面テープ等による貼着等にて固定されるとともに、プリント基板4は、ベース部材2の所定部位に形成された凹部2bに取り付けられている。また、プリント基板4が取り付けられた凹部2bは、樹脂材等の防水材で充填され、プリント基板4の防水が図られるようになっている。
なお、本実施形態においては、プリント基板4を介してハンドルスイッチと車両との間で通信が行われるようになっており、例えばLIN(Local Interconnect Network)通信やCAN(Controller Area Network)通信等の多重通信プロトコルを利用した通信が行われるよう構成されている。これにより、ハンドルスイッチと車両との間で延設される配線数の増加を抑制することができる。
カバー部材11は、配線シート3を覆うゴム材(天然ゴム又は合成ゴム)や樹脂等の弾性部材から成り、操作手段(S1〜S9、J)に対する操作力を配線シート3のスイッチ部7に伝達し得るものである。すなわち、カバー部材11は、図13、14に示すように、ベース部材2における表面上の配線シート3(特に、パターン部8やスイッチ部7が形成された部位)を覆うように屈曲して取り付けられており、その表面に操作手段(S1〜S9、J)からの操作力が付与されると、その部位が弾性変形し、裏面側に位置するスイッチ部7を押圧して電気的にオンし得るよう構成されているのである。
台座部材12は、図17、18に示すように、操作手段(S1〜S9、J)を操作可能としつつ取り付け可能な取付部12aが所定位置に複数形成されたもので、図19、20に示すように、ベース部材2の表面形状(厳密にはカバー部材11の表面形状)に倣って折り曲げられた部材から成るものである。本実施形態に係る台座部材12は、図15、16に示すように、所定位置に取付部12aが一体形成された樹脂等の板状材料(図15参照)を任意に折り曲げて、ベース部材12aの表面形状に倣わせることができる、折り曲げ部に沿って溝形状12bが形成されている。なお、本実施形態に係る溝形状12bは、断面V字形状とされているが、断面U字形状等、他の溝形状としてもよい。
そして、台座部材12の取付部12aには、図21に示すように、所定の操作手段(S1〜S9、J)が取り付けられ、揺動型の操作手段は揺動操作、及び押圧型の操作手段は押圧操作が可能とされており、例えば車両に搭載されたホーン、ターンシグナル、ヘッドライト、クルーズコントロールシステム等を操作可能とされている。また、本実施形態においては、操作手段としてジョイスティックJが配設されており、その操作ノブを上下左右に操作することにより、例えば車両に搭載された表示器の表示内容を選択等し得るようになっている。
しかして、台座部材12は、図19、20に示すように、カバー部材11を介してベース部材2の表面に倣って折り曲げられた状態で取り付けられ、ネジ等によって固定して組み付けられるようになっている。さらに、本実施形態に係る台座部材12は、所定位置に開口部12c(図15)が複数形成されており、それぞれの開口部12cには、図17〜21に示すように、節度付与部材13が取り付けられている。
節度付与部材13は、取付部12aに取り付けられた操作手段(S1〜S9、J)の操作力によって節度(操作時のクリック感)を付与し得るもので、図22、23に示すように、操作手段(S1〜S9、J)の操作力を受けて変位可能な受け部材14と、一対の突出部15aを有する作動子15と、ケース16と、受け部材14と作動子15との間に介装されたコイルスプリング17(弾性部材)と、受け部材14を付勢し得る台形コイルスプリング18とを有している。
受け部材14は、円筒状部材から成り、操作手段(S1〜S9、J)が操作されると、当該操作手段(S1〜S9、J)の一部に上面が押圧され、その押圧方向に変位可能とされている。かかる受け部材14の側面には、作動子15の突出部15aを挿通可能な一対の切欠きが形成されており、それぞれの切欠きの縁面が受け部材14の変位方向に対して所定角度傾斜することでカム部14aが形成されている。
作動子15は、受け部材14内に組み付けられ、当該受け部材14の変位に伴って変位可能とされるとともに、その変位方向と略直交する方向(作動子15の径方向)に突出した突出部15aを有するものである。また、受け部材14内には、コイルスプリング17(弾性部材)が挿入されており、当該コイルスプリング17が受け部材14と作動子15との間に介装して組み付けられている。
ケース16は、受け部材14及び作動子15を変位可能に収容した箱状部材から成り、その側面には、受け部材14の変位方向と略直交する方向に突出部15aを案内し得る第1案内部16aと、該第1案内部16aの終端から延設されて受け部材14の変位方向に突出部15aを案内し得る第2案内部16bとが形成されている。これら第1案内部16a及び第2案内部16bは、ケース16に形成されたL字状の切欠きから成り、突出部15aが挿通して組み付けられている。
しかして、突出部15aは、受け部材14のカム部14aにて第1案内部16aに沿って移動可能とされるとともに、当該第1案内部16a及び第2案内部16bに沿って移動する過程で節度が付与されるよう構成されている。以下に、節度が付与される作用について説明する。
操作手段(S1〜S9、J)が操作される前の初期状態においては、図24に示すように、突出部15aが第1案内部16aの始端(同図中右端)に位置している。そして、操作手段(S1〜S9、J)が操作され、受け部材14が台形コイルスプリング18の付勢力に抗して下方に向かって変位すると、図25に示すように、カム部14aの作用によって突出部15aが第1案内部16aに沿って移動する。
さらに、本実施形態においては、受け部材14と作動子15との間に弾性部材としてのコイルスプリング17が介装されており、突出部15aが第1案内部16aに沿って移動する過程で当該コイルスプリング17が弾性変形(圧縮変形)されるようになっている。これにより、突出部15aが第1案内部16aの始端(図中右端)から終端(図中左端)に移動する過程において、突出部15aに生じるバネ荷重が漸次大きくなり、終端に達した時点で最大荷重(ピーク値)となる。
その後、突出部15aが第1案内部16aの終端に達した後、更に受け部材14が下方に向かって変位すると、図26に示すように、突出部15aがコイルスプリング17の付勢力により第2案内部16bに沿って勢いよく移動する。このコイルスプリング17の荷重の開放により、節度が付与されることとなる。こうして、節度が終了した後、更に操作手段(S1〜S9、J)が操作され、受け部材14が下方に向かって変位すると、作動子15の下端がカバー部材11を介してスイッチ部7を押圧し、所望の電装品を操作可能とされている。なお、操作手段(S1〜S9、J)の操作が終了し、操作荷重がなくなると、受け部材14は、台形コイルスプリング18の付勢力により、元の位置に戻る。その際、突出部15aは、受け部材14に形成されたカム部14bの作用により、図24で示す初期状態に復帰することとなる。
筐体部1は、ベース部材2に取り付けられた台座部材12を覆うとともに、操作手段(S1〜S9、J)を外部に臨ませて操作可能とする開口Kが形成されたもので、図27に示す上側筐体部1aと、図28に示す下側筐体部1bとを組み合わせて構成されている。具体的には、ベース部材2に取り付けられた台座部材12に対し、上側を上側筐体部1aで覆いつつ開口Kに操作手段(S2〜S8)を挿通させて外部に臨ませた後、図3、4に示すように、ネジb2、b3にて上側筐体部1aをベース部材2に固定させる。その後、上側筐体部1の下側を下側筐体部1bで覆いつつ開口Kに操作手段(S1、S9、J)を挿通させて外部に臨ませた状態とし、図5に示すように、ネジb4、b5にて下側筐体部1bをベース部材2に固定させる。
上記実施形態によれば、操作手段(S1〜S9、J)の配設位置に応じた部位にスイッチ部7が複数形成されるとともに導通パターンがプリントされたシート状のフレキシブル基板から成り、ベース部材2の表面形状に倣って取り付けられる配線シート3と、該配線シート3を覆う弾性部材から成り、操作手段(S1〜S9、J)に対する操作力を配線シート3のスイッチ部7に伝達し得るカバー部材11とを具備したので、操作手段(S1〜S9、J)の操作荷重により配線シート3が破損してしまうのを防止することができるとともに、配線シート3の防水性を向上させることができる。
また、配線シート3に形成された導通パターンと電気的に接続された配線パターンを有するプリント基板4を有し、当該プリント基板4がベース部材2の所定部位に形成された凹部2bに取り付けられるとともに、当該プリント基板4が取り付けられた凹部2bが防水材で充填されて成るので、プリント基板4をより確実に防水することができる。
さらに、操作手段(S1〜S9、J)を操作可能としつつ取り付け可能な取付部12aが形成された台座部材12を有するとともに、当該台座部材12がカバー部材11を覆って取り付けられたので、操作手段(S1〜S9、J)を容易にハンドルスイッチに組み付けることができる。特に、本実施形態に係る台座部材12は、操作手段(S1〜S9、J)及び節度付与部材13を所定位置に取り付け可能とされたので、操作手段(S1〜S9、J)及び節度付与部材13を精度よく位置決めさせることができ、操作手段(S1〜S9、J)の操作に伴う節度をより確実に付与させることができる。
またさらに、台座部材12は、取付部12aに取り付けられた操作手段(S1〜S9、J)の操作力によって節度を付与し得る節度付与部材13が取り付けられたので、節度付与部材13を容易にハンドルスイッチに組み付けることができる。さらに、本実施形態によれば、台座部材12を覆うとともに、操作手段(S1〜S9、J)を外部に臨ませて操作可能とする開口Kが形成された筐体部1(上側筐体部1a及び下側筐体部1b)を有するので、筐体部1の交換を容易に行わせることができ、車両の形態や運転者の嗜好に合わせた筐体部1とすることができる。
しかるに、筐体部1に加えて、取付部12aが形成されてスイッチやノブ等の操作手段(S1〜S9、J)が操作可能に取り付けられる台座部材12と、ハンドルパイプHに固定可能なベース部材2とを具備することにより、操作手段(S1〜S9、J)のレイアウトを簡単に変更でき、且つ、ユーザの嗜好に合わせた筐体部1に容易に変更することができる。
加えて、本実施形態によれば、操作手段(S1〜S9、J)を操作可能としつつ取り付け可能な取付部12aが形成された台座部材12を有するとともに、当該台座部材12は、ベース部材2の表面形状に倣って折り曲げられた部材から成るので、ハンドルスイッチの種類に応じて操作手段(S1〜S9、J)を容易に取り付けることができ、製造コストを低下させることができる。特に、本実施形態に係る台座部材12は、その折り曲げ部に沿って溝形状12bが形成されたので、台座部材12を容易且つ正確に折り曲げることができ、台座部材12の組み付け性を向上させることができる。
さらに加えて、本実施形態に係る節度付与部材13は、操作手段(S1〜S9、J)の操作力を受けて変位可能とされるとともにカム部14aが形成された受け部材14と、該受け部材14の変位に伴って変位可能とされるとともに、その変位方向と略直交する方向に突出した突出部15aを有する作動子15と、受け部材14及び作動子15を変位可能に収容するとともに、受け部材14の変位方向と略直交する方向に突出部15aを案内し得る第1案内部16aと、該第1案内部16aの終端から延設されて受け部材14の変位方向に突出部15aを案内し得る第2案内部16bとが形成されたケース16とを有し、突出部15aは、受け部材14のカム部14aにて第1案内部16aに沿って移動可能とされるとともに、当該第1案内部16a及び第2案内部16bに沿って移動する過程で節度が付与されるので、何れの種類の操作手段(S1〜S9、J)に対しても操作時の節度付与を確実且つ良好に行わせることができるとともに、操作手段(S1〜S9、J)のレイアウトの自由度を向上させることができる。
また、本実施形態においては、受け部材14と作動子15との間にコイルスプリング17(弾性部材)が介装されるとともに、突出部15aが第1案内部16aに沿って移動する過程で当該コイルスプリング17(弾性部材)が弾性変形するよう組み付けられたので、コイルスプリング17の弾力によって大きな節度を得ることができる。なお、コイルスプリング17に代えて他の形態のバネや樹脂等の他の弾性部材としてもよい。
さらに、本実施形態に係る第1案内部16a及び第2案内部16bは、ケース16に形成された切欠きから成るので、第1案内部16a及び第2案内部16bによる突出部15aの案内をより確実且つ円滑に行わせることができる。なお、第1案内部16a及び第2案内部16bは、切欠きに代えて、ケース16の内周面に形成された凹溝等であってもよい。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、配線シートに代えて汎用の配線コードとしてもよく、カバー部材11を具備しないものとしてもよい。また、台座部材12に代えて筐体部1(上側筐体部1a又は下側筐体部1b)又はベース部材2に操作手段(S1〜S9、J)又は節度付与部材13等を形成してもよい。なお、本実施形態においては、二輪車に適用されているが、他の車両におけるハンドルスイッチに適用してもよい。
操作手段の操作力を受けて変位可能とされるとともにカム部が形成された受け部材と、該受け部材の変位に伴って変位可能とされるとともに、その変位方向と略直交する方向に突出した突出部を有する作動子と、受け部材及び作動子を変位可能に収容するとともに、受け部材の変位方向と略直交する方向に突出部を案内し得る第1案内部と、該第1案内部の終端から延設されて受け部材の変位方向に突出部を案内し得る第2案内部とが形成されたケースとを有し、突出部は、受け部材のカム部にて第1案内部に沿って移動可能とされるとともに、当該第1案内部及び第2案内部に沿って移動する過程で節度が付与されるよう構成され、且つ、受け部材と作動子との間に弾性部材が介装されるとともに、突出部が第1案内部に沿って移動する過程で当該弾性部材が弾性変形してバネ荷重が大きくなるよう組み付けられ、当該突出部が第1案内部の終端に達して第2案内部に沿って移動する際、弾性部材の荷重が開放されて節度が付与される節度付与部材を具備したハンドルスイッチであれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
1 筐体部
1a 上側筐体部
1b 下側筐体部
2 ベース部材
2a 固定部
2b 凹部
3 配線シート(フレキシブル基板)
4 プリント基板
5 マイコン
6 コネクタ接続部
7 スイッチ部(メタルドーム)
8 パターン部(銅箔)
9 スペーサ
10 カバーフィルム
11 カバー部材
12 台座部材
12a 取付部
12b 溝形状
12c 開口部
13 節度付与部材
14 受け部材
14a カム部
15 作動子
15a 突出部
16 ケース
16a 第1案内部
16b 第2案内部
17 コイルスプリング(弾性部材)
18 台形コイルスプリング
S1〜S9 操作ノブ(操作手段)
J ジョイスティック(操作手段)

Claims (3)

  1. 車両のハンドルバーに固定されるベース部材と、
    運転者によって操作可能な操作手段と、
    該操作手段の操作に伴ってオン又はオフし、車両が搭載する任意の電装品を作動させ得るスイッチ部と、
    前記操作手段の操作力によって節度を付与し得る節度付与部材と、
    を具備したハンドルスイッチであって、
    前記節度付与部材は、
    前記操作手段の操作力を受けて変位可能とされるとともにカム部が形成された受け部材と、
    該受け部材の変位に伴って変位可能とされるとともに、その変位方向と略直交する方向に突出した突出部を有する作動子と、
    前記受け部材及び作動子を変位可能に収容するとともに、前記受け部材の変位方向と略直交する方向に前記突出部を案内し得る第1案内部と、該第1案内部の終端から延設されて前記受け部材の変位方向に前記突出部を案内し得る第2案内部とが形成されたケースと、
    を有し、前記突出部は、前記受け部材のカム部にて前記第1案内部に沿って移動可能とされるとともに、当該第1案内部及び前記第2案内部に沿って移動する過程で節度が付与されるよう構成され、且つ、前記受け部材と作動子との間に弾性部材が介装されるとともに、前記突出部が前記第1案内部に沿って移動する過程で当該弾性部材が弾性変形してバネ荷重が大きくなるよう組み付けられ、当該突出部が前記第1案内部の終端に達して前記第2案内部に沿って移動する際、前記弾性部材のバネ荷重が開放されて節度が付与されることを特徴とするハンドルスイッチ。
  2. 前記第1案内部及び第2案内部は、前記ケースに形成された切欠きから成ることを特徴とする請求項1記載のハンドルスイッチ。
  3. 前記操作手段及び節度付与部材を所定位置に取り付け可能な台座部材を具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のハンドルスイッチ。
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