JPH0813696B2 - セメント急硬材 - Google Patents
セメント急硬材Info
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- JPH0813696B2 JPH0813696B2 JP1206684A JP20668489A JPH0813696B2 JP H0813696 B2 JPH0813696 B2 JP H0813696B2 JP 1206684 A JP1206684 A JP 1206684A JP 20668489 A JP20668489 A JP 20668489A JP H0813696 B2 JPH0813696 B2 JP H0813696B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、セメント急硬材、特に、長い作業時間を保
持するとともに、初期強度の発現に優れ、かつ、打設物
の表面に白い斑点模様が発生する、いわゆる、斑点化現
象のない、優れたセメント急硬材に関する。
持するとともに、初期強度の発現に優れ、かつ、打設物
の表面に白い斑点模様が発生する、いわゆる、斑点化現
象のない、優れたセメント急硬材に関する。
〈従来の技術とその課題〉 従来、カルシウムアルミネートとセッコウからなるセ
メント急硬材をセメントに混和した急硬セメントや、カ
ルシウムハロアルミネートとセッコウからなる急硬材を
セメントに添加して、急硬モルタル又はコンクリートと
することが知られている(特開昭53-37729号公報、特開
昭48-89222号公報等)。
メント急硬材をセメントに混和した急硬セメントや、カ
ルシウムハロアルミネートとセッコウからなる急硬材を
セメントに添加して、急硬モルタル又はコンクリートと
することが知られている(特開昭53-37729号公報、特開
昭48-89222号公報等)。
しかしながら、近年、急硬セメントを用いたコンクリ
ートの打設量が多くなり、広い面積や大規模な急硬コン
クリート工事がますます増加している。
ートの打設量が多くなり、広い面積や大規模な急硬コン
クリート工事がますます増加している。
従来は、このような、広い面積や大規模な急硬コンク
リート工事には、コンクリートに多量の凝結遅延剤を添
加して、長い作業時間を確保していたが、初期強度の発
現が非常に不安定であったり、打設後、クラックが発生
したり、斑点化現象が発生するなど多くの課題があっ
た。
リート工事には、コンクリートに多量の凝結遅延剤を添
加して、長い作業時間を確保していたが、初期強度の発
現が非常に不安定であったり、打設後、クラックが発生
したり、斑点化現象が発生するなど多くの課題があっ
た。
本発明者は、上記課題を解決すべく、種々検討を重ね
た結果、特定の組成を用いることにより、作業時間の調
整が可能で、初期強度発現性の秀れたコンクリートが得
られる知見を得て本発明を完成するに至った。
た結果、特定の組成を用いることにより、作業時間の調
整が可能で、初期強度発現性の秀れたコンクリートが得
られる知見を得て本発明を完成するに至った。
〈課題を解決するための手段〉 即ち、本発明は、カルシウムハロアルミネート、
カルシウムアルミネート、セッコウ類及び1価及び
/又は3価の金属の硫酸塩を主成分としてなり、と
の合計100重量部に対し、が50〜300重量部、が0.5
〜20重量部であり、対の割合が30〜90重量%対70〜
10重量%であることを特徴とするセメント急硬材であ
る。
カルシウムアルミネート、セッコウ類及び1価及び
/又は3価の金属の硫酸塩を主成分としてなり、と
の合計100重量部に対し、が50〜300重量部、が0.5
〜20重量部であり、対の割合が30〜90重量%対70〜
10重量%であることを特徴とするセメント急硬材であ
る。
以下、本発明をさらに詳しく説明する。
本発明におけるカルシウムハロアルミネートとは、Ca
OとAl2O3とハロゲンの化合物で、具体的には、CaOを
C、Al2O3をAとすると、C3A、C12A7、CA及びCA2等のカ
ルシウムアルミネートにハロゲン物質が混入した、例え
ば、C3A3CaF2やC11A7CaF2等を主成分とするものなど
で、これらのうちの一種又は二種以上が使用できる。
OとAl2O3とハロゲンの化合物で、具体的には、CaOを
C、Al2O3をAとすると、C3A、C12A7、CA及びCA2等のカ
ルシウムアルミネートにハロゲン物質が混入した、例え
ば、C3A3CaF2やC11A7CaF2等を主成分とするものなど
で、これらのうちの一種又は二種以上が使用できる。
カルシウムハロアルミネートは、石灰質原料、アルミ
ナ質原料及びハロゲン原料などを、生成物が所望のカル
シウムハロアルミネートになるような割合で混合し、キ
ルンで焼成したり、電気炉で溶融して、クリンカーとし
て製造できる。
ナ質原料及びハロゲン原料などを、生成物が所望のカル
シウムハロアルミネートになるような割合で混合し、キ
ルンで焼成したり、電気炉で溶融して、クリンカーとし
て製造できる。
本発明でいうカルシウムハロアルミネートとは、クリ
ンカー中のCaO含有量が30〜45重量%程度でのものをい
い、かつ、クリンカー中の全フッ素量が2.0重量%以上
のものをいう。
ンカー中のCaO含有量が30〜45重量%程度でのものをい
い、かつ、クリンカー中の全フッ素量が2.0重量%以上
のものをいう。
カルシウムハロアルミネートの粉末度はブレーン値で
3,000cm2/g以上が好ましく、4,000cm2/g以上がより好ま
しい。
3,000cm2/g以上が好ましく、4,000cm2/g以上がより好ま
しい。
本発明のカルシウムアルミネートとは、CaOとAl2O3と
の化合物で、具体的には、C3A、C12A7、CA及びCA2等を
主成分とする、非晶質又は結晶質の鉱物が挙げられ、こ
のうちの一種又は二種以上が使用できる。市販品として
は、例えば、アルミナセメントなども使用可能である。
の化合物で、具体的には、C3A、C12A7、CA及びCA2等を
主成分とする、非晶質又は結晶質の鉱物が挙げられ、こ
のうちの一種又は二種以上が使用できる。市販品として
は、例えば、アルミナセメントなども使用可能である。
カルシウムアルミネートのうちでも、初期強度発現が
優れていることからC12A7を主成分とするものや、CAを
主成分とするものが好ましい。
優れていることからC12A7を主成分とするものや、CAを
主成分とするものが好ましい。
カルシウムアルミネートの粉末度はブレーン値で3,00
0cm2/g以上が好ましく、4,000cm2/g以上がより好まし
い。
0cm2/g以上が好ましく、4,000cm2/g以上がより好まし
い。
カルシウムアルミネートは、石灰質原料とアルミナ質
原料などを、生成物が所望のカルシウムアルミネートに
なるような割合で配合し、キルンで焼成したり、電気炉
で溶融して、クリンカーとして製造できる。
原料などを、生成物が所望のカルシウムアルミネートに
なるような割合で配合し、キルンで焼成したり、電気炉
で溶融して、クリンカーとして製造できる。
また、電気炉で溶融した溶融体を圧縮空気などで吹き
飛ばすなど、急冷することにより非晶質のカルシウムア
ルミネートが得られる。
飛ばすなど、急冷することにより非晶質のカルシウムア
ルミネートが得られる。
カルシウムアルミネートは強度発現の面から、非晶質
のものの使用が好ましい。
のものの使用が好ましい。
カルシウムアルミネートの使用量は、カルシウムハロ
アルミネート30〜90重量%に対し、70〜10重量%であ
る。10重量%未満では、初期強度の発現が悪くなり、70
重量%を越えると、作業時間が短縮され使いづらくな
る。
アルミネート30〜90重量%に対し、70〜10重量%であ
る。10重量%未満では、初期強度の発現が悪くなり、70
重量%を越えると、作業時間が短縮され使いづらくな
る。
本発明におけるセッコウ類としては、無水、半水及び
二水の各種セッコウの一種又は二種以上の使用が可能で
ある。
二水の各種セッコウの一種又は二種以上の使用が可能で
ある。
このうち、II型の無水セッコウが強度発現の面から最
も好ましい。
も好ましい。
II型の無水セッコウとは、X線回折パターンでII型−
CaSO4の形態を示すものであり、工業的に含まれる不純
物には制約されない。
CaSO4の形態を示すものであり、工業的に含まれる不純
物には制約されない。
セッコウ類の粉末度は、ブレーン値4,000cm2/g以上が
好ましく、5,000cm2/g以上が、高強度を発現する面から
より好ましい。
好ましく、5,000cm2/g以上が、高強度を発現する面から
より好ましい。
セッコウ類の使用量は、カルシウムハロアルミネート
とカルシウムアルミネートの合計100重量部に対し、50
〜300重量部であり、80〜150重量部が好ましい。50重量
部未満では、強度発現の面で好ましくなく、作業時間が
確保できず、30重量部を越えると膨張性を示し、クラッ
クが発生したり、強度が低下する傾向がある。
とカルシウムアルミネートの合計100重量部に対し、50
〜300重量部であり、80〜150重量部が好ましい。50重量
部未満では、強度発現の面で好ましくなく、作業時間が
確保できず、30重量部を越えると膨張性を示し、クラッ
クが発生したり、強度が低下する傾向がある。
本発明における1価及び/又は3価の金属の硫酸塩
(以下硫酸塩類という)とは、金属の原子価が1又は3
価である金属硫酸塩で、特に、作業時間をのばした場合
の初期強度の上昇及び安定化に有効であり、打設後、硬
化したモルタルやコンクリートの斑点化現象を防止する
効果があるものである。
(以下硫酸塩類という)とは、金属の原子価が1又は3
価である金属硫酸塩で、特に、作業時間をのばした場合
の初期強度の上昇及び安定化に有効であり、打設後、硬
化したモルタルやコンクリートの斑点化現象を防止する
効果があるものである。
本発明の硫酸塩類としては、R2SO4・R′2(SO4)3・24
H2Oと示される各種ミョウバン類(R:K、Na、NH3、Cs及
びRb等の1価の金属、R′:Al、Cr、Fe、Ce、In、V、C
o、Ti及びMn等の3価の金属)やNa2SO4、K2SO4、Al2(SO
4)3、(NH4)2SO4、FaSO4・7H2O及びFe2(SO4)3等が挙られ
る。具体的にはカリミョウバン、焼きミョウバン、アン
モニウムミョウバン及びクロムカリミョウバン等が使用
可能である。
H2Oと示される各種ミョウバン類(R:K、Na、NH3、Cs及
びRb等の1価の金属、R′:Al、Cr、Fe、Ce、In、V、C
o、Ti及びMn等の3価の金属)やNa2SO4、K2SO4、Al2(SO
4)3、(NH4)2SO4、FaSO4・7H2O及びFe2(SO4)3等が挙られ
る。具体的にはカリミョウバン、焼きミョウバン、アン
モニウムミョウバン及びクロムカリミョウバン等が使用
可能である。
硫酸塩類の使用量は、その種類により異なり、いちが
いに決定できないが、カルシウムハロアルミネートとカ
ルシウムアルミネートの合計100重量部に対し、0.5〜20
重量部であり、1〜10重量部が好ましい。0.5重量部未
満では短期強度が発現しにくく、斑点化現象が防止でき
ない傾向があり、20重量部を越えると、作業時間がとれ
なかったり、長期の耐久性が低下する傾向がある。
いに決定できないが、カルシウムハロアルミネートとカ
ルシウムアルミネートの合計100重量部に対し、0.5〜20
重量部であり、1〜10重量部が好ましい。0.5重量部未
満では短期強度が発現しにくく、斑点化現象が防止でき
ない傾向があり、20重量部を越えると、作業時間がとれ
なかったり、長期の耐久性が低下する傾向がある。
硫酸塩類の使用量は、焼きミョウバンでは、1重量部
より効果があり、硫酸ナトリウムや硫酸アルミニュウム
などは5重量部より効果がある。特に、カリミョウバン
やアンモニウムミョウバン2〜5重量部が最も好まし
い。
より効果があり、硫酸ナトリウムや硫酸アルミニュウム
などは5重量部より効果がある。特に、カリミョウバン
やアンモニウムミョウバン2〜5重量部が最も好まし
い。
本発明で使用するセメントとは、普通・早強・超早強
・中庸熱等の各種ポルトランドセメントや、これらポル
トランドセメントに高炉スラグ等のシリカ分を混合した
各種混合セメント及び白色セメント等である。
・中庸熱等の各種ポルトランドセメントや、これらポル
トランドセメントに高炉スラグ等のシリカ分を混合した
各種混合セメント及び白色セメント等である。
本発明のセメント急硬材を使用するにあたって、凝結
遅延剤などを併用することは好ましい。
遅延剤などを併用することは好ましい。
凝結遅延剤としては、クエン酸・酒石酸・グルコン酸
・リンゴ酸等のオキシカルボン酸又はその塩や水酸化カ
ルシウム・酸化カルシウム・アルミン酸ナトリウム・炭
酸ナトリウム・炭酸カリウム等の無機塩の一種又は二種
以上が使用できる。
・リンゴ酸等のオキシカルボン酸又はその塩や水酸化カ
ルシウム・酸化カルシウム・アルミン酸ナトリウム・炭
酸ナトリウム・炭酸カリウム等の無機塩の一種又は二種
以上が使用できる。
凝結遅延剤の使用量はその目的に応じ適宜決定すれば
良く、特に制限されるものではないが、通常、カルシウ
ムハロアルミネート、カルシウムアルミネート、セッコ
ウ類、硫酸塩類及びセメントの合計100重量部に対し
て、0.1〜2重量部が好ましい。0.1重量部未満では凝結
が早く、2重量部を越えると強度発現が悪くなる傾向が
ある。
良く、特に制限されるものではないが、通常、カルシウ
ムハロアルミネート、カルシウムアルミネート、セッコ
ウ類、硫酸塩類及びセメントの合計100重量部に対し
て、0.1〜2重量部が好ましい。0.1重量部未満では凝結
が早く、2重量部を越えると強度発現が悪くなる傾向が
ある。
本発明のセメント急硬材の粉末度は、ブレーン値で3,
000cm2/gもあれば十分であるが、4,000cm2/g以上が好ま
しい。
000cm2/gもあれば十分であるが、4,000cm2/g以上が好ま
しい。
また、本発明のセメント急硬材の使用量は、使用目的
により各々異なり、特に制限されるものではないが、セ
メント100重量部に対し、15〜30重量部が好ましい。
により各々異なり、特に制限されるものではないが、セ
メント100重量部に対し、15〜30重量部が好ましい。
各材料の混合方法は、特に制限されるものではなく、
一般に用いられる方法で良い。例えば、打設現場や生コ
ンプラントでセメントと別々に添加しても良いし、工場
等でセメントに混合しプレミックスタイプとすることも
可能である。
一般に用いられる方法で良い。例えば、打設現場や生コ
ンプラントでセメントと別々に添加しても良いし、工場
等でセメントに混合しプレミックスタイプとすることも
可能である。
〈実施例〉 以下、実施例を挙げ、本発明をさらに詳しく説明す
る。
る。
実施例1 第1表に示す化学組成を有するC3A3CaF2、C12A7及びC
A・CaF2を主成分とし、第2表に示すように配合したク
リンカーに、さらに、セッコウ150重量部とカリミョウ
バン5重量部を混合してセメント急硬材とした。次に、
セメント73重量部、該セメント急硬材25重量部、凝結遅
延剤2重量部、砂150重量部及び水36重量部を添加して
モルタルを作成した。
A・CaF2を主成分とし、第2表に示すように配合したク
リンカーに、さらに、セッコウ150重量部とカリミョウ
バン5重量部を混合してセメント急硬材とした。次に、
セメント73重量部、該セメント急硬材25重量部、凝結遅
延剤2重量部、砂150重量部及び水36重量部を添加して
モルタルを作成した。
モルタルの練り混ぜは、ASTM C 305に準じ、ホバート
型モルタルミキサーを使用し、注水後4分間攪拌した。
型モルタルミキサーを使用し、注水後4分間攪拌した。
モルタルの20℃での硬化時間と所定材令の圧縮強度を
測定した。その結果を第2表に併記する。
測定した。その結果を第2表に併記する。
〈使用材料〉 セッコウ :新秋田化成(株)製、II型無水セッコ
ウ、ブレーン値(ポロシティー0.50)6,400cm2/g 硫酸塩類−a:カリミョウバン、和光純薬工業社製、試
薬1級 セメント :アンデスセメント共同事業社製、普通ポ
ルトランドセメント 凝結遅延剤 :電気化学工業(株)製商品名「デンカES
セッター」主成分オキシカルボン酸 砂 :豊浦標準砂 実施例2 実施例1実験No.1−3のクリンカーを用い、これに、
カリミョウバン5重量部添加し、セッコウの使用量を第
3表のように変化させたこと以外は実施例1と同様に行
った。結果を第3表に併記する。
ウ、ブレーン値(ポロシティー0.50)6,400cm2/g 硫酸塩類−a:カリミョウバン、和光純薬工業社製、試
薬1級 セメント :アンデスセメント共同事業社製、普通ポ
ルトランドセメント 凝結遅延剤 :電気化学工業(株)製商品名「デンカES
セッター」主成分オキシカルボン酸 砂 :豊浦標準砂 実施例2 実施例1実験No.1−3のクリンカーを用い、これに、
カリミョウバン5重量部添加し、セッコウの使用量を第
3表のように変化させたこと以外は実施例1と同様に行
った。結果を第3表に併記する。
実施例3 実験No.2−3の配合を用い、硫酸塩の種類と使用量を
表−4に示すように変えたこと以外は実施例2と同様に
行った。結果を表−4に併記する。
表−4に示すように変えたこと以外は実施例2と同様に
行った。結果を表−4に併記する。
〈使用材料〉 硫酸塩類−b:焼きミョウバン、和光純薬工業社製、試薬
1級 〃 −c:硫酸ナトリウム、 〃 、 〃 〃 −d:硫酸アルミニウム、〃 、 〃 〃 −e:硫酸第2鉄、 〃 、 〃 実施例4 実験No.3−4の配合を用いてセメント急硬材を調合し
た。このセメント急硬材とセメント100重量部に対し、
表−5に示すように添加したこと以外は、実施例3と同
様に行った。結果を表−5に併記する。
1級 〃 −c:硫酸ナトリウム、 〃 、 〃 〃 −d:硫酸アルミニウム、〃 、 〃 〃 −e:硫酸第2鉄、 〃 、 〃 実施例4 実験No.3−4の配合を用いてセメント急硬材を調合し
た。このセメント急硬材とセメント100重量部に対し、
表−5に示すように添加したこと以外は、実施例3と同
様に行った。結果を表−5に併記する。
〈発明の効果〉 本発明のセメント急硬材を使用することによって、通
常より、はるかに長い作業時間をとっても硬化性状が安
定して得られ、かつ、高い初期強度発現が得られる。ま
た、従来のセメント急硬材を使用したときに見られる斑
点化現象がないなどの効果を奏するものである。
常より、はるかに長い作業時間をとっても硬化性状が安
定して得られ、かつ、高い初期強度発現が得られる。ま
た、従来のセメント急硬材を使用したときに見られる斑
点化現象がないなどの効果を奏するものである。
従って、長い作業時間が必要は大量施工や、大面積の
施工でも、打ち継ぎすることもなく、打設できるもので
ある。
施工でも、打ち継ぎすることもなく、打設できるもので
ある。
本発明のセメント急硬材は、一般の土木・建築工事や
コンクリート二次製品などに広く使用することができ
る。
コンクリート二次製品などに広く使用することができ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】カルシウムハロアルミネート、カルシ
ウムアルミネート、セッコウ類及び1価及び/又は
3価の金属の硫酸塩を主成分としてなり、との合計
100重量部に対し、が50〜300重量部、が0.5〜20重
量部であり、対の割合が30〜90重量%対70〜10重量
%であることを特徴とするセメント急硬材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1206684A JPH0813696B2 (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | セメント急硬材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1206684A JPH0813696B2 (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | セメント急硬材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0375249A JPH0375249A (ja) | 1991-03-29 |
JPH0813696B2 true JPH0813696B2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=16527401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1206684A Expired - Fee Related JPH0813696B2 (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | セメント急硬材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0813696B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3979685B2 (ja) * | 1996-05-13 | 2007-09-19 | 電気化学工業株式会社 | 急結材、吹付材、及びそれを使用した吹付工法 |
JP4945254B2 (ja) * | 2006-02-23 | 2012-06-06 | 油化三昌建材株式会社 | 不陸調整用組成物、不陸調整材ならびにこの不陸調整材を使用した床構造の構築方法 |
JP2007232971A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Daikan:Kk | 発光表示装置 |
JP4862776B2 (ja) * | 2007-08-08 | 2012-01-25 | 豊田合成株式会社 | 表示装置 |
JP2009229757A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Leds Craft Co Ltd | オープン型ledチャンネル文字 |
JP7442372B2 (ja) * | 2020-03-31 | 2024-03-04 | Muマテックス株式会社 | 速硬性モルタル組成物 |
JP6873305B1 (ja) * | 2020-11-09 | 2021-05-19 | デンカ株式会社 | 急結性混和材、及び吹付け材料 |
-
1989
- 1989-08-11 JP JP1206684A patent/JPH0813696B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0375249A (ja) | 1991-03-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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