JPH08136453A - 水分計 - Google Patents

水分計

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JPH08136453A
JPH08136453A JP29593594A JP29593594A JPH08136453A JP H08136453 A JPH08136453 A JP H08136453A JP 29593594 A JP29593594 A JP 29593594A JP 29593594 A JP29593594 A JP 29593594A JP H08136453 A JPH08136453 A JP H08136453A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measured
signal
moisture
light
moisture meter
Prior art date
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Pending
Application number
JP29593594A
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English (en)
Inventor
Isao Hishikari
功 菱刈
Katsuyuki Miyauchi
克之 宮内
Toshio Takahashi
敏男 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chino Corp
Original Assignee
Chino Corp
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Publication date
Application filed by Chino Corp filed Critical Chino Corp
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Publication of JPH08136453A publication Critical patent/JPH08136453A/ja
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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】測定対象等の材質等の変化によらず正しい水分
測定を行う。 【構成】光源1の光は投光用レンズ2で被測定対象3に
投射され、透過光または反射光は集光レンズ4により回
転セクタ5に設けられた水分等の影響のない比較波長λ
1、λ3、測定波長λ2をもつフィルタ51、52を介
し検出素子6に入射され、この出力信号は増幅器7で増
幅され、信号分離・整流器8で各波長に対応した信号R
1、S、R2に同期信号発生器9で分離、取り出され、
演算手段10で、基準体31、32を測定したときの信
号信が基準値に対応するよう補正し水分率を演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、赤外線を利用して被
測定対象の水分率を測定する水分計に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、赤外線を利用して水分率を測定す
るには、水分の吸収波長帯における被測定対象からの反
射光ないし透過光の測定信号と、水分の非吸収帯におけ
る反射光ないし透過光の1または2の比較信号との比率
信号から被測定対象の水分率を求める2色または3色赤
外線水分計が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、紙等の
被測定対象物の品種が異なると出力特性が変化してしま
う問題点がある。この原因の1つとして、材質等が変化
するため、分光特性が変化し、出力特性が変化するため
であると考えられ、この影響を取り除くため、出願人
は、特公昭61−61623号公報で補正方式を提案し
ているが、十分ではない面があった。
【0004】この発明の目的は、以上の点に鑑み、被測
定対象の材質等の変化があっても、高精度の測定が可能
な水分計を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、水分の吸収
波長帯に測定波長帯を設けこの波長帯における被測定対
象からの透過光ないし反射光を第1の信号とし、前記水
分の吸収波長帯以外に少なくとも1つの波長帯を設けこ
の波長帯における被測定対象からの透過光ない反射光を
第2の信号とし、第1の信号と少なくとも1つの第2の
信号から水分率を求める水分計において、分光特性がほ
ぼ一定の第1の基準体または分光特性がほぼ一定でない
第2の基準体の少くとも一方を測定したときの信号が基
準値に対応するよう補正して水分率を演算するようにし
た水分計。
【0006】
【実施例】図1は、この発明を透過式の赤外線水分計に
適用した一実施例を示す構成説明図である。1は投光用
の光源で、この光源1の光は投光用レンズ2より被測定
対象3に投光され、その透過光または反射光は集光レン
ズ4により回転セクタ5に設けられたそれぞれ透過波長
λ1、λ2、λ3をもつフィルタ51、52、53を介
しPbS、PbSe、Ge、サーミスタボロメータ、S
i、InGaAs等よりなる検出素子6に入射される。
この検出素子6の検出信号は増幅器7により増幅され、
信号分離・整流器8において、回転セクタ5のフィルタ
51、52、53の上記波長λ1、λ2、λ3に対する
信号R1、S、R2を回転セクタ5に設けられた同期信
号発生器9の同期信号により分離し、整流して取り出
す。この信号R1、S、R2は、マイクロコンピュータ
のような演算手段10により、以下の所定の判別の演算
を行い、出力端子11より水分信号を取り出すことがで
きる。
【0007】また、図2は反射式の赤外線水分計の一実
施例を示し光源1の光が集光レンズ2により回転セクタ
5のフィルタ51、52、53を透過してミラーM1に
より波長λ1、λ2、λ3の光が被測定対象3に投光さ
れ、反射光が凹面鏡M2により検出素子6に入射され
る。この検出素子6の出力信号は増幅器7により増幅さ
れ、信号分離・整流器8より信号R1、S、R2が取り
出され、演算手段10により演算を行い、出力端子11
より水分信号を取り出すことができる。
【0008】つまり、図3で示すように、図1、図2の
演算手段10よりも前の構成部分を検出部Dとし、被測
定対象3の基準体31、基準体32を用いて、以下のよ
うな水分計毎の機差補正を実施しておく。
【0009】水分計毎の特性としては、光源1、フィル
タ51、52、53、検出素子6等に誤差要因が考えら
れるが、全体としては、主としてフィルタに起因する分
光特性のバラツキと考えられる。図4で示すようにある
中心波長λiについて透過率は、5a、5bのように差
異があった場合、分光特性がほぼ一定の第1の基準体3
1を検出部Aで測定したときの各波長についての出力R
1、S、R2が一定の基準値となるように補正する。
【0010】次に、フィルタ毎の中心波長が正確に一致
せず、ズレ等が生じることも考えられ、このため、ある
測定波長における信号の変化率が異なり、図5で示すよ
うに出力の変化率が異なってくる場合がある。
【0011】この場合は、分光透過率がほぼ一定でな
い、たとえば、ある傾きをもったような第2の基準体3
2を検出部Dで測定し、本来波長が同一であれば一定値
となるべきところの各波長についての誤差を含む出力R
1、S、R2が一定の基準値となるように補正する。
【0012】つまり、標準の水分計の検出器Aで第1の
基準体31を測定したときの出力R1、S、R2をα、
β、γとし、第2の基準体32を測定したときの出力を
δ、ε、ζとする。そして、補正される水分計の検出器
D´で同じ第1の基準体31を測定したときの出力R
1、S、R2をa、b、cとし、同じ第2の基準体32
を測定したときの出力をd、e、fとする。
【0013】このとき、機差補正値は、各々次のように
なる。
【0014】 R1の補正値 A=(α/a)・(δ/d)=(αδ)/(ad) (1) S2の補正値 B=(β/b)・(ε/e)=βε/(be) (2) R2の補正値 C=(γ/c)・(ζ/f)=(γζ)/(cf) (3) このようにすることにより、各出力R1、S、R2は、
標準の水分計の基準値α、β、γ、δ、ε、ζに対応す
るよう補正される。
【0015】これらを用いて、補正される水分計の出力
をR1、S、R2とすれば、水分率は、2色、3色方式
では次式から求められる。
【0016】 S/R1=(BS)/(AR1) (4) S/(R1+R2)=(BS)/(AR1+CR2) (5) なお、こうしたR1、S、R2の補正値を用いて、前記
特公昭61−61623で [2S/(R1+R2)]・f(R1/R2) (6) のような補正関数を用いて水分率演算を行なってもよ
い。なお、この(6)式のような補正演算関数、補正方
法は種々のものが考えられ、被測定対象3の種別によら
ないものとして測定ができる。
【0017】上記第1の基準体31、第2の基準体32
を用いた機差補正は、第1の基準体31のみ測定して補
正してもよいし、第2の基準体32のみを測定して補正
してもよいし、また、上記のように両方の基準体31、
32を測定して補正してもよい。
【0018】このように機差補正することにより、すべ
て標準の水分計の特性に合わすことができ、それ以降の
さまざまな種別補正等も同等の関数、係数で可能とな
る。なお、これらの演算は、演算手段10で実施され
る。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、この発明は、分光特
性がほぼ一定の基準体またはこれと異なる基準体の少く
とも一方を測定したときの信号が基準に対応するように
補正して水分率を測定するようにした水分計である。
【0020】従って、水分計毎に若干の特性の差異によ
り出力が相違する機差があったとしても、上記補正を行
なうことにより、機差の影響は除去され、最適な標準の
検量線により高精度の正しい水分測定信号が常に得ら
れ、また、紙等の品種の変化に対しても自動的に対応で
き、大幅な工数低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す構成説明図である。
【図2】この発明の一実施例を示す構成説明図である。
【図3】この発明の一実施例を示す構成説明図である。
【図4】この発明の一実施例を示す動作説明図である。
【図5】この発明の一実施例を示す動作説明図である。
【符号の説明】
1 光源 3 被測定対象 5 回転セクタ 51、52、53 フィルタ 6 検出素子 7 増幅器 8 信号・分離整流器 9 同期信号発生器 10 演算手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水分の吸収波長帯に測定波長帯を設けこの
    波長帯における被測定対象からの透過光ないし反射光を
    第1の信号とし、前記水分の吸収波長帯以外に少なくと
    も1つの波長帯を設けこの波長帯における被測定対象か
    らの透過光ない反射光を第2の信号とし、第1の信号と
    少なくとも1つの第2の信号から水分率を求める水分計
    において、分光特性がほぼ一定の第1の基準体または分
    光特性がほぼ一定でない第2の基準体の少くとも一方を
    測定したときの信号が基準値に対応するよう補正して水
    分率を演算することを特徴とする水分計。
JP29593594A 1994-11-04 1994-11-04 水分計 Pending JPH08136453A (ja)

Priority Applications (1)

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JP29593594A JPH08136453A (ja) 1994-11-04 1994-11-04 水分計

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JP29593594A JPH08136453A (ja) 1994-11-04 1994-11-04 水分計

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JPH08136453A true JPH08136453A (ja) 1996-05-31

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JP29593594A Pending JPH08136453A (ja) 1994-11-04 1994-11-04 水分計

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JP (1) JPH08136453A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012202918A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Horiba Stec Co Ltd 分光光学計及びその校正方法
JP2018526624A (ja) * 2015-08-27 2018-09-13 ハネウェル・リミテッド 近赤外線水分センサのための較正基準としての酸化ホルミウムガラス

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040106