JPH06288906A - 水分計 - Google Patents

水分計

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JPH06288906A
JPH06288906A JP5098899A JP9889993A JPH06288906A JP H06288906 A JPH06288906 A JP H06288906A JP 5098899 A JP5098899 A JP 5098899A JP 9889993 A JP9889993 A JP 9889993A JP H06288906 A JPH06288906 A JP H06288906A
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JP
Japan
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light
detection element
measured
measuring
wavelength
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Application number
JP5098899A
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English (en)
Inventor
Isao Hishikari
功 菱刈
Katsuyuki Miyauchi
克之 宮内
Takao Shimizu
孝雄 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chino Corp
Original Assignee
Chino Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】低水分から高水分まで十分な測定を可能とした
水分計を提供する。 【構成】光源1からの放射エネルギーを分光手段で分光
し被測定対象からの光をInGaAsを用いた検出素子
1で検出する。また、たとえば測定波長に1.43μm
を用い、所定の2色、3色の比率演算を行い、水分測定
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、測定対象からの放射
エネルギーを検出して水分を測定する水分計に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】水分の測定には、近赤外域の波長に感度
をもつ素子が良く用いられ、たとえば分光感度が約0.
6〜3.0μmにあって2.0μm付近にピークをもつ
PbS素子や、分光感度が約0.6〜1.8μmのGe
素子等が用いられている。図1、図2に水の分光吸収特
性を示すように、1.0μm、1.2μm、1.43μ
m、1.94μm、2.95μmに水の吸収があるが、
一般には、1.2μm以下では水の吸収率が小さすぎ、
2.95μmでは水の吸収率が、大きすぎ不適当であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、多くはPb
S素子で1.94μmの吸収波長を用いて測定している
が、このPbS素子で高水分測定をしようとすると出力
が飽和してしまう問題点があり、出力が飽和しないよう
に吸収の小さい測定波長1.43μmを用いると感度が
不足する。そこで、Ge素子で測定しようとすると、ノ
イズが大きく性能的に十分でない面があった。
【0004】この発明の目的は、以上の点に鑑み、低水
分から高水分まで十分な測定を可能とした水分計を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、被測定対象
からの透過光または反射光のうち水分を吸収する測定波
長帯の光を透過する第1の分光手段と、被測定対象から
の透過光または反射光のうち測定波長帯以外の比較波長
帯の少くとも1つの成分の光を透過する第2の分光手段
と、これらの第1の分光手段を透過した光と第2の分光
手段を透過した光とを分離してInGaAs素子よりな
る検出素子に導く手段と、この検出素子の検出信号のう
ち第1の分光手段を透過した成分に対応する第1の信号
と第2の分光手段を透過した成分に対応する第2の信号
との比に基き被測定対象の水分を測定する測定手段とを
備えるようにした水分計である。
【0006】
【実施例】図3に反射式の赤外線水分計の一実施例を示
し、光源1の光は、集光レンズ2により回転セクタ5の
所定の分光透過波長特性を持つ分光手段としてのフィル
タ51、52、53を透過し、ミラーM1により測定波
長帯以外の比較波長λ1(=1.32μm)、水分を吸
収する測定波長λ2(=1.43μm)、測定波長帯以
外の比較波長λ3(=1.60μm)の光が被測定対象
3に投光され、反射光は凹面鏡M2によりInGaAs
よりなる検出素子6に入射される。この検出素子6の出
力信号は増幅器7により増幅され、信号分離・整流器8
より各波長λ1、λ2、λ3に対応した信号R1、S、
R2が取り出され、演算手段10により所定のS/R
1、S/R2、または2S/(R1+R2)等の2色、
または3色の比率演算を行い、出力端子11より水分測
定信号を取り出すことができる。あるいは特公昭61−
61623で示すR1/R2の比率の関数等の所定の補
正関数を乗じて補正してもよい。なお、演算は、マイク
ロコンピュータ等を用いたデジタル演算で実施するよう
にしてもよい。
【0007】ところで、上記InGaAs光起電力素子
は通常は光通信用に用いられているが、その分光感度は
約0.9〜1.7μmにあってピーク波長は1.5μm
付近で、感度が高くノイズが小さく、高速応答で安定で
あり放射エネルギー測定が良好に可能となるものであ
る。つまり、上記測定波長1.43μm、比較波長1.
32μm、1.60μmのいずれにもInGaAs素子
は十分に感度があるもので、図4で示すように低水分か
ら高水分まで十分な測定が可能である。なお、上記の例
では分光手段や分光手段を透過した光を分離して検出素
子に導く手段として回転セクタを用いたものを示した
が、複数の固定フィルタを用いて光を分離して検出素子
に導くようにしてもよく、また、プリズム、回折格子等
の連続的な分光手段を用いて各波長の光を測定するよう
にしてもよい。また、反射型でなく透過形でも同様であ
る。また、InGaAs光起電力素子の分光感度は約
0.9〜1.7μmにあるので、上記約1.43μmの
他に、約1.0μm、約1.2μmの水分吸収波長でも
十分高精度に測定できる。
【0008】
【発明の効果】以上述べたように、この発明は、通常は
光通信にのみ用いられているInGaAs光起電力素子
を水分計の検出素子として用いているので、高感度で低
水分から高水分での測定が高精度に可能となる。特に測
定波長に1.43μmを用いると有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の特性を示す説明図である。
【図2】この発明の特性を示す説明図である。
【図3】この発明の一実施例を示す構成説明図である。
【図4】この発明の特性を示す説明図である。
【符号の説明】
1 光源 2 投光レンズ 3 被測定対象 5 回転セクタ 51、52、53 フィルタ 6 検出素子 7 増幅器 8 信号分離・整流器 9 同期信号発生器 10 演算手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定対象からの透過光または反射光のう
    ち水分を吸収する測定波長帯の光を透過する第1の分光
    手段と、被測定対象からの透過光または反射光のうち測
    定波長帯以外の比較波長帯の少くとも1つの成分の光を
    透過する第2の分光手段と、これらの第1の分光手段を
    透過した光と第2の分光手段を透過した光とを分離して
    InGaAs素子よりなる検出素子に導く手段と、この
    検出素子の検出信号のうち第1の分光手段を透過した成
    分に対応する第1の信号と第2の分光手段を透過した成
    分に対応する第2の信号との比に基き被測定対象の水分
    を測定する測定手段とを備えた水分計。
JP5098899A 1993-04-01 1993-04-01 水分計 Pending JPH06288906A (ja)

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JP5098899A JPH06288906A (ja) 1993-04-01 1993-04-01 水分計

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JP5098899A JPH06288906A (ja) 1993-04-01 1993-04-01 水分計

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JPH06288906A true JPH06288906A (ja) 1994-10-18

Family

ID=14231982

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5098899A Pending JPH06288906A (ja) 1993-04-01 1993-04-01 水分計

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10176989A (ja) * 1996-12-19 1998-06-30 Japan Tobacco Inc 赤外線水分測定方法及び赤外線水分測定装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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