JPH08134234A - 改質ポリイミドフィルムおよび積層体 - Google Patents
改質ポリイミドフィルムおよび積層体Info
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- JPH08134234A JPH08134234A JP7205732A JP20573295A JPH08134234A JP H08134234 A JPH08134234 A JP H08134234A JP 7205732 A JP7205732 A JP 7205732A JP 20573295 A JP20573295 A JP 20573295A JP H08134234 A JPH08134234 A JP H08134234A
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Abstract
に接着性を改良する。 【解決手段】 芳香族ポリイミドフィルムにおいて、少
なくとも一方のフィルム表面のC/O、O/Nの重量割
合をそれぞれ、2.9〜4.6、2.4〜3.5、表面
のSi含有率を0.7〜3.0%、フィルム中のPの含
有率を5〜500ppmとする。
Description
フィルムに関するものである。更に詳しくは、引張弾性
率が400kg/mm2 以上で、耐薬品性が優れてお
り、他の材料と張り合わせても接着強度が大きく、種々
の製造工程を経ても実質的に変化なく、製造工程での寸
法精度も高く、他部品を実装する際の位置合わせの良好
な改質ポリイミドフィルムに関するものである。
を主成分とする芳香族テトラカルボン酸成分とフェニレ
ンジアミン類を主成分とする芳香族ジアミン成分とから
なる耐熱性の優れたポリイミドフィルムについては、例
えば特公昭60−42817号公報などに記載されてい
る。このビフェニルテトラカルボン酸系のポリイミドは
極めて優れた耐熱性、機械的強度、寸法安定性などを有
しているところから、フレキシブルプリント配線銅張基
板(FPC基板)やTAB用キャリアテ−プなどの製造
に用いる支持体として適している。このポリイミドフィ
ルムは、エポキシ系や熱可塑性ポリイミド系接着剤を介
して銅箔などと接合する際に両者の接着を充分に高くす
ることが出来ないという問題点がある。
報に記載されているように、シランカップリング剤をポ
リアミック酸フィルムに塗布し加熱することによってポ
リイミドフィルムの接着性を改良することも知られてい
る。 また、特開昭和62−60416号公報に記載さ
れているように、ポリアミック酸フィルムのベルト等の
基体からの剥離性を良くする目的で燐酸エステルのアミ
ン塩等を添加する方法も知られている。
と張り合わせた場合の接着強度が大きく、種々の製造工
程におけるアルカリのような薬品に対して耐性があり、
剛性が大きく製造工程での寸法精度も高く、他部品を実
装する際の位置合わせも良好である、という実用上求め
られる種々の性能をバランス良く満足するポリイミドフ
ィルムは得ることは困難であったり、高コスト化を招く
ため、エレクトロニクス業界における高品質・高精度・
高生産性といったニ−ズを満足することは困難になって
きている。
香族ポリイミドフィルムが本来有している優れた物性、
耐熱性などを高いレベルで保持したまま、引張弾性率が
大きく、耐薬品性が優れており、他の材料と張り合わせ
ても接着強度が大きく、種々の製造工程を経ても変化が
殆どなく、寸法精度が高く、他部品を実装する際の位置
合わせの良好な改質ポリイミドフィルム及びその積層体
を提供することである。
リマ−が芳香族テトラカルボン酸成分と芳香族ジアミン
成分とからなるフィルムであって、少なくとも一方のフ
ィルム表面のC(炭素)/O(酸素)が重量比で2.9
〜4.6で、O(酸素)/N(窒素)が2.4〜3.5
であり、かつ該フィルム表面のSi(ケイ素)の含有率
が0.7〜3.0%であり、全フィルム中のP(リン)
の含有率が5〜500ppmである改質ポリイミドフィ
ルムに関するものである。
カルボン酸成分と芳香族ジアミン成分とからなるフィル
ムであって、少なくともフィルム表面のC(炭素)/O
(酸素)が重量比で2.9〜4.6で、O(酸素)/N
(窒素)が2.4〜3.5であり、フィルム表面のSi
(ケイ素)の含有率が0.7〜3.0%であり、かつ該
全フィルム中のP(リン)の含有率が5〜500ppm
である改質ポリイミドフィルムに直接あるいは接着剤を
介して同種あるいは異種の基材が積層されている積層体
に関するものである。
成分として、例えば2,3,3' ,4' −ビフェニルテ
トラカルボン酸成分、3,3' ,4,4' −ビフェニル
テトラカルボン酸成分などのビフェニルテトラカルボン
酸類成分を、全テトラカルボン酸成分に対して30モル
%以上、特に50モル%以上、そのなかでも特に60モ
ル%以上含有する芳香族テトラカルボン酸成分が好適に
挙げられる。また、芳香族テトラカルボン酸成分とし
て、3,3' ,4,4' −ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸成分、ピロメリット酸成分、ビス(3,4−ジカル
ボキシフェニル)メタン成分、2,2,−ビス(3,4
−ジカルボキシフェニル)プロパン成分、ビス(3,4
−ジカルボキシフェニル)スルホンなどをビフェニルテ
トラカルボン酸類成分と組み合わせてもよい。例えば、
3,3' ,4,4' −ビフェニルテトラカルボン酸成分
とピロメリット酸成分との組合せが好適である。全芳香
族テトラカルボン酸成分中のビフェニルテトラカルボン
酸類成分の割合が多くなると、ポリイミドフィルムの弾
性率、耐薬品などの点において優れているので最適であ
る。逆に全芳香族テトラカルボン酸成分中のビフェニル
テトラカルボン酸類成分の割合が少なくなると、ポリイ
ミドフィルムの弾性率、耐薬品などの点が低下する傾向
にある。
て、例えばm−またはp−フェニレンジアミン成分、
3,5−ジアミノトルエン成分、2,5−ジアミノトル
エン成分などのフェニレンジアミン類成分を、全芳香族
ジアミン成分に対して、50モル%以上、特に60モル
%以上、そのなかでも特に70モル%以上含有する芳香
族ジアミン成分が好適に挙げられる。この発明では、芳
香族ジアミン成分として、p−フェニレンジアミン成分
を60モル%以上、特に70モル%以上含有する芳香族
ジアミン成分が好適に挙げられる。芳香族ジアミン類成
分として4,4'−ジアミノジフェニルエ−テル成分、
3,4' −ジアミノジフェニルエ−テル成分、3,3'
−ジアミノジフェニルエ−テル成分などのジアミノジフ
ェニルエ−テル類成分、4,4' −ジアミノジフェニル
メタン成分、4,4' −ジアミノジフェニルプロパン成
分、4,4' −ジアミノジフェニルスルホン成分、4,
4'−ジアミノジフェニルスルフィド成分などをフェニ
レンジアミン類成分と組み合わせてもよい。これらの組
合せの中でも、4,4' −ジアミノジフェニルエ−テル
成分などのジアミノジフェニルエ−テル類成分とフェニ
レンジアミン類成分が好適である。特に、2種類の芳香
族ジアミン成分の組合せでは、p−フェニレンジアミン
成分と4,4' −ジアミノジフェニルエ−テルとの組合
せが好適である。全芳香族ジアミン成分中のフェニレン
ジアミン類成分の割合が多くなるとポリイミドフィルム
の耐熱性、前記機械的物性が優れているので好適であ
る。逆にこの割合が少なくなると、ポリイミドフィルム
の耐熱性、機械的物性が低下する傾向にある。
芳香族テトラカルボン酸成分の30モル%以上、特に5
0モル%以上、その中でも特に60モル%がビフェニル
テトラカルボン酸成分であり、芳香族ジアミン成分の5
0モル%以上、特に60モル%がフェニレンジアミン成
分であるポリイミドが好ましい。また、このようなポリ
イミドフィルムは各元素の重量割合がC(炭素)/O
(酸素)(Oに対するCの割合、以下同じ)が4.0〜
5.7特に4.1〜5.6であり、O/N(Nに対す
るOの割合)が1.8〜2.6、特に1.9〜2.5と
なり、この範囲内で適宜選択することが好ましい。
ルムの片面あるいは両面における各元素の重量割合がC
(炭素)/O(酸素)が2.9〜4.6、好ましくは
3.0〜4.5、特に好ましくは3.1〜4.4であ
り、O(酸素)/N(窒素)が2.4〜3.5、好まし
くは2.5〜3.4、特に好ましくは2.6〜3.3で
あり、フィルム表面におけるSi(ケイ素)の含有率が
0.7〜3.0%(重量%)、好ましくは0.8〜2.
9%、特に好ましくは0.9〜2.8%であり、全フィ
ルム中のP(リン)の含有率が5〜500ppm(重量
割合)、好ましくは10〜400ppm、特に好ましく
は15〜300ppmであることが必要である。
イミドフイルムの引張弾性率が小さくなり、C/Oが前
記上限より大きいとポリイミドフィルムの伸びが小さく
なるので適当ではない。前記のO/Nが前記下限より小
さいとポリイミドフィルムの伸びが小さくなり、O/N
が前記上限より大きいとポリイミドフィルムの引張弾性
率が小さくなるので適当ではない。またフィルム表面に
おけるSiの含有率が前記下限より小さいとポリイミド
フィルムの接着性が小さく、Siの含有率が前記上限よ
り大きいとポリイミドフィルム表面に析出物が付着し表
面平滑性が損なわれるので好ましくない。さらに全ポリ
イミドフィルム中のPの含有率が前記上限より大きいと
ポリイミドフィルムの物性、特に伸びが低下するので好
ましくない。
内にすることが必要であり、これによって引張弾性が4
00kg/mm2 以上であり、接着性が実用的なレベル
で充分大きく、実用的なレベルで充分な成形性を有し、
耐薬品性が優れており、伸びが好適には25%以上であ
る改質ポリイミドフイルムを得ることができるのであ
る。
えば有機溶媒中にリン含有化合物、好適にはリン酸エス
テルおよび/またはリン酸エステルのアミン塩と、芳香
族酸二無水物と芳香族ジアミンとから得られる芳香族ポ
リアミック酸とを含むポリアミック酸溶液から化学変換
の方法によって、あるいは熱変換の方法によってポリア
ミック酸をイミド化することによって得ることができ
る。好適には、前記芳香族ポリアミック酸(その20%
以下がイミド化されていてもよい)溶液を基体上にフィ
ルム状に流延し、加熱して自己支持性フィルムを形成
し、この自己支持性フィルムの表面にシランカップリン
グ剤の溶液を塗布し、加熱して、フイルム表面のC/
O、O/N、Siの含有率、全フイルム中のPの含有率
を前記の範囲内にすることによってこの発明の改質ポリ
イミドフィルムを得ることができる。
ック酸(このポリアミック酸は20%以下がイミド化さ
れていてもよい)を約2〜50重量%、特に5〜40重
量%程度の濃度で均一に溶解することができる有機極性
溶媒であればよく、例えば、N,N−ジメチルホルムア
ミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチ
ルメトキシアセトアミドなどのN,N−ジ低級アルキル
カルボキシルアミド類、N−メチル−2−ピロリドン、
ジメチルスルホキシド、ジメチルスルホンなどの有機極
性溶媒を挙げることができる。
モノカプロイルリン酸エステル、モノオクチルリン酸エ
ステル、、モノラウリルリン酸エステル、モノミリスチ
ルリン酸エステル、モノセチルリン酸エステル、モノス
テアリルリン酸エステル、トリエチレングリコ−ルモノ
トリデシルエ−テルのモノリン酸エステル、テトラエチ
レングリコ−ルモノラウリルエ−テルのモノリン酸エス
テル、ジエチレングリコ−ルモノステアリルエ−テルの
モノリン酸エステル、ジカプロイルリン酸エステル、ジ
オクチルリン酸エステル、ジカプリルリン酸エステル、
ジラウリルリン酸エステル、ジミリスチルリン酸エステ
ル、ジセチルリン酸エステル、ジステアリルリン酸エス
テル、テトラエチレングリコ−ルモノネオペンチルエ−
テルのジリン酸エステル、トリエチレングリコ−ルモノ
トリデシルエ−テルのジリン酸エステル、テトラエチレ
ングリコ−ルモノラウリルエ−テルのジリン酸エステ
ル、ジエチレングリコ−ルモノステアリルエ−テルのジ
リン酸エステル等のリン酸エステルやこれらリン酸エス
テルのアミン塩が挙げられる。前記アミンとしてはアン
モニア、モノメチルアミン、モノエチルアミン、モノプ
ロピルアミン、モノブチルアミン、ジメチルアミン、ジ
エチルアミン、ジプロピルアミン、ジブチルアミン、ト
リメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミ
ン、トリブチルアミン、モノエタノ−ルアミン、ジエタ
ノ−ルアミン、トリエタノ−ルアミン等がある。
述の芳香族テトラカルボン酸成分と芳香族ジアミン成分
とから低温での重合で得られたイミド化率が20%以下
のビフェニルテトラカルボン酸系のポリイミド前駆体で
あると共に、対数粘度(測定温度:30℃、濃度:0.
5g/100ml溶液、溶媒:N−メチル−2−ピロリ
ドン)が0.1〜7、特に0.2〜5程度であり、有機
溶媒に約2〜50重量%の濃度、特に5〜40重量%に
まで均一に溶解できるポリマ−であることが好ましい。
前記の対数粘度は次式によって算出された値である。 対数粘度=自然対数(溶液粘度/溶媒粘度)/溶液の濃
度
ム(70%以下がイミド化していても良い)は、前記芳
香族ポリアミック酸100重量部と、有機溶媒5〜15
0重量部、好ましくは10〜120重量部、特に好まし
くは20〜100重量部と、ポリアミック酸重合体10
0重量部に対して好ましくは0.01〜1重量部、特に
0.02〜0.8重量部のリン酸アミンおよび/または
リン酸エステルのアミン塩とを含有している芳香族ポリ
アミック酸組成物からなる柔軟で自己支持性フィルムで
あり、特に長尺の固化フィルムであることが好ましい。
ムは、例えば、前述の芳香族テトラカルボン酸成分と芳
香族ジアミン成分との略等モル(各成分の添加順序には
特に制限はなく、最初から略等モルを添加してもよく、
何段階かに分けて添加してもよい。)を、前記有機溶媒
中、約100℃以下の低い温度で、特に好ましくは0〜
80℃の温度で約0.1〜10時間、重合して得られた
高分子量の芳香族ポリアミック酸(芳香族ポリイミド前
駆体)が、有機溶媒に約2〜50重量%の濃度で均一に
溶解している芳香族ポリアミック酸溶液に、前述のリン
含有化合物を加えて溶解させて得られた組成物を、製膜
用ド−プ液として使用して好ましくは約150℃以下の
流延温度、特に好ましくは0〜120℃程度の流延温度
で支持体面上に液状の薄膜を形成し、その薄膜を支持体
上で好ましくは約150℃以下の乾燥温度、特に好まし
くは20〜140℃程度の乾燥温度で、好ましくは約
0.1〜1時間乾燥する溶液流延法などの製膜法で形成
される自己支持性の固化フィルムが好適に使用できる。
性フィルムは、例えば、前述の芳香族テトラカルボン酸
成分と芳香族ジアミン成分との略等モル(各成分の添加
順序には特に制限はなく、最初から略等モルを添加して
もよく、何段階かに分けて添加してもよい。)を、前記
有機溶媒中、約100℃以下の低い温度で、特に好まし
くは0〜80℃の温度で約0.1〜10時間、重合して
得られた高分子量の芳香族ポリアミック酸(芳香族ポリ
イミド前駆体)が、有機溶媒に約2〜50重量%の濃度
で均一に溶解している芳香族ポリアミック酸溶液に、ピ
リジン、ベ−タピコリンなどの第3アミン化合物や無水
酢酸のような酸無水物などの化学変換剤、および前述の
リン含有化合物を加えて溶解させて得られた組成物を、
製膜用ド−プ液として使用して好ましくは0〜150℃
の流延温度、特に好ましくは0〜120℃程度の流延温
度で支持体面上に液状の薄膜を形成し、その薄膜を支持
体上で好ましくは約150℃以下の乾燥温度、特に好ま
しくは20〜140℃程度の乾燥温度で、好ましくは約
0.1〜1時間乾燥する溶液流延法などの製膜法で形成
される自己支持性の固化フィルムが好適に使用できる。
記自己支持性フィルム(ポリアミック酸、あるいはその
一部がイミド化されたポリイミド前駆体)の少なくとも
片方の表面(必要であれば両側の表面)に、ケイ素化合
物を均一に分布させ、加熱してフィルムを形成している
ポリアミック酸をイミド化することによって得ることが
できる。例えば、前記自己支持性フィルムに、ケイ素化
合物を0.5%以上の濃度で含有し、しかも水分の含有
率が20%以下であるケイ素化合物の溶液を、グラビア
コ−ト法、シルクスクリ−ン法、浸漬法などの塗布法で
均一に塗布して均一に分布させ、その塗布フィルムをポ
リアミック酸をイミド化率90%以上に、特に実質的に
アミド−酸結合の存在しないように加熱処理してイミド
化するとともに、該フィルムから前記溶媒などの揮発成
分を蒸発し除去する乾燥を行うことによって、好適に得
ることができる。
ましくは275℃以上、特に好ましくは280〜600
℃、そのなかでも特に好ましくは290〜550℃の範
囲のアミノシラン化合物、エポキシシラン化合物を挙げ
ることができる。すなわち、β−(3,4−エポキシシ
クロヘキシル)−エチル−トリメトキシシラン、γ−グ
リシリドキシプロプル−トリメトキシシランなどのエポ
キシシラン化合物、γ−アミノプロピル−トリエトキシ
シラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピ
ル−トリエトキシシラン、N−(アミノカルボミル)−
γ−アミノプロピル−トリエトキシシラン、N−〔β−
(フェニルアミノ)エチル〕−γ−アミノプロピル−ト
リエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピル
−トリエトキシシランなどのアミノシラン化合物が好ま
しい。なかでも特にN−フェニル−γ−アミノプロピル
−トリエトキシシランが好ましい。
5重量%以上、特に1〜100重量%、更に好ましくは
5〜60重量%の濃度で含有しており、回転粘度(25
℃の測定温度で回転粘度計によって測定した溶液粘度)
が10〜50000センチポイズである溶液として用い
ることが好ましい。前記ケイ素化合物を0.5重量%以
上、特に好ましくは1〜60重量%。さらに好ましくは
3〜55重量%の濃度で、低級アルコ−ル、アミド系溶
媒などの有機溶媒に均一に溶解している低い粘度の溶液
が好ましい。前述の芳香族ポリアミック酸の製造に使用
される重合溶媒や自己支持性フィルムに含有されている
溶媒と同じ種類の溶媒を挙げることができる。また、エ
チルアルコ−ル、メチルアルコ−ル、プロプルアルコ−
ル、ブチルアルコ−ルなどの低級アルコ−ルを使用する
ことができる。
0℃での温度においてポリマ−のイミド化および溶媒の
蒸発・除去を約0.1〜5時間、特に0.2〜3時間で
徐々に行うことが好ましい。特に、加熱処理を約100
〜170℃の比較的低い温度で約1〜30分間第一次加
熱処理し、次いで170〜220℃の温度で約1〜30
分間第二次加熱処理して、そして220〜400℃の高
温で約1〜30分間第三次加熱処理するように段階的に
行うことが好ましい。前記加熱に加えて、400〜60
0℃の高い温度で第四次高温加熱してもよい。250℃
以上の連続加熱処理においては、ピンテンタ−、クリッ
プ、枠などで、少なくとも長尺のフィルムの長手方向に
直角の方向の両端を固定して行うことが好ましい。
成分の分析は、例えば、フィルム表面の各元素の重量割
合は、X線光電子分光装置(VG社ESCALAB・2
00X型)でMg KaのX線源(300W)を用い、
2X3mmのフィルムの極く表面(〜数十A)に存在す
る元素を調べることにより求めることができる。フィル
ム中のPは、ポリイミドフィルムを酸化亜鉛と一緒に燃
焼灰化させ、希硫酸で溶解後、モリブデン酸アンモニウ
ム、亜硫酸ソ−ダ、ハイドロキノンを加え、分光光度計
で吸光度(波長655nm)を測定する方法によって行
った。
イミドフィルムにスパッタリングのような方法で直接あ
るいは接着剤を介してポリイミドフィルムの様な同種あ
るいは銅のような異種の基材を積層することによって得
ることができる。
明の改質ポリイミドフィルムの上(前記Siを特定の割
合で含有する表面上)に接着剤を塗布、乾燥し、銅箔を
張り合わせる方法、あるいは前記ポリイミドフィルムの
片面あるいは両面に耐熱性接着剤、例えば熱可塑性ポリ
イミドの溶液、あるいはその前駆体であるポリアミック
酸の溶液を塗布、乾燥、加熱した耐熱性接着剤付きポリ
イミドフィルムや、このポリイミドフィルムに直接金属
(銅、クロム、ニッケル等)を蒸着、スパッタで直接付
着し、その上にさらに金属(例えば銅)を電解または無
電解メッキで付着させた2層基板にすることができる。
AB、LOC(リ−ド・オン・チップ)等に好適に使用
することができる。
において部は重量部を示す。
3' ,4,4' −ビフェニルテトラカルボン酸二無水物
294.33部とP−フェニレンジアミン108.14
部を加え約10時間反応させてポリアミック酸溶液を得
た。このポリアミック酸の対数粘度2.66はであり、
溶液の30℃の粘度は3100ポイズであった。
3' ,4,4' −ビフェニルテトラカルボン酸二無水物
294.22部と4,4' −ジアミノジフェニルエ−テ
ル200.24部を加え室温で約10時間反応させてポ
リアミック酸溶液を得た。このポリアミック酸溶液の対
数粘度は2.71はであり、溶液の30℃の粘度は26
00ポイズであった。
−ジアミノジフェニルエ−テル200.24部を添加
後、ピロメリット酸二無水物218.12部を加え約6
時間反応させてポリアミック酸溶液を得た。このポリア
ミック酸溶液の対数粘度は1.60であり、溶液の30
℃の粘度は300ポイズであった。
4,4' −ビフェニテトラカルボン酸二無水物147.
2部、ピロメリット酸二無水物100.1部、パラフェ
ニレンジアミン75.7部、4,4' −ジアミノジフェ
ニルエ−テル60.6部を加え約6時間反応させてポリ
アミック酸溶液を得た。このポリアミック酸溶液の対数
粘度(30℃、0.5g/100mlN−メチル−2−
ピロリドン)は2.51であり、溶液の30℃の粘度は
2900ポイズであった。
ク酸100部に対する割合でモノステアリルリン酸エス
テルトリエタノ−ルアミン塩0.1部を加え、室温で6
時間攪拌してポリアミック酸組成物を得た。この組成物
をステンレスベルト上に流延塗布し、120℃で20分
間乾燥したのち、ステンレスベルト面より剥がし自己支
持性フィルムを得た。剥離はスム−ズであった。
フェニル−γ−アミノプロピルエトキシシランのN,N
−ジメチルアセトアミド溶液(シラン化合物濃度:5重
量%)を塗布して、150℃で5分間加熱し、次いで2
00℃に昇温してその温度で7分間加熱し、さらに25
0℃に昇温し、その温度で9分間加熱し、最後に450
℃にまで昇温し、その温度で7分間熱処理して、ポリマ
−のイミド化およびフィルムの乾燥を行って厚さ50μ
mの改質ポリイミドフィルムを製造した。塗布しないで
求めたこのフィルムのC/Oは5.5、O/Nは2.0
であった(柳本製作所、元素分析計:MT−3型使
用)。
製、ハイソ−ル:LOL.No.OX−035)を厚さ
35μmの電解銅箔上に塗布し、120℃で30分間加
熱乾燥して接着剤層(厚さ200μm)を形成した。次
に、この電解銅箔上の接着剤層に上記芳香族ポリイミド
フィルムを重合わせた後、170℃、40kg/cm2
で5分間プレスして積層体を形成した。そして、この積
層体を180℃で60分間乾燥した後13時間放置し
て、銅箔層とポリイミドフィルム層との間のT−剥離試
験(ASTM−D−1876)と180度剥離試験(A
STM−D−903)とを行って評価した。
持性フィルムの製造時にステンレスベルト面に接してい
た側の表面)が1.6kg/cm以上、F面(流延によ
る自己支持性フィルムの製造時にステンレスベルト面に
接していなかった側の表面)が1.5であり180度剥
離強度は、B面が3.8kg/cmでF面が3.0Kg
/cmであった。
O、O/N、Siの含有率、フィルム中のPの含有率を
表1に示す。また、フィルム中は引張弾性率が810k
g/mm2 、10%NaOH水溶液に60℃で1時間浸
漬してもほとんど変化なく形状を保持していた。
ク酸100部に対する割合でモノステアリルリン酸エス
テルトリエタノ−ルアミン塩0.1部を加え、室温で6
時間攪拌してポリアミック酸組成物を得た。この組成物
をステンレスベルト上に流延塗布し、120℃で10分
間乾燥したのち、ステンレスベルト面より剥がし自己支
持性フィルムを得た。剥離はスム−ズであった。得られ
た自己支持性フィルムの表面にN−フェニル−γ−アミ
ノプロピルエトキシシランのN,N−ジメチルアセトア
ミド溶液(シラン化合物濃度:5重量%)を塗布して、
実施例1と同様にして厚さ50μの改質ポリイミドフィ
ルムを製造した。塗布しないで求めたフィルムのC/O
は4.1、O/Nは2.3であった。
施例1と同様にしてエポキシ系接着剤と張り合わせた。
T−剥離強度は、B面が1.7kg/cm、F面が1.
4kg/cmであり、180度剥離強度は、B面が3.
3kg/cmでF面が2.9kg/cmであった。上記
芳香族ポリイミドフィルムの表面及びフィルム中の各成
分の重量割合、含有率を表1に示す。また、このフィル
ムの引張弾性率は580kg/mm2 ,10%NaOH
水溶液に60℃で1時間浸漬してもほとんど変化なく形
状保持していた。
己支持性フィルムの表面にN−フェニル−γ−アミノプ
ロピルエトキシシランのN,N−ジメチルアセトアミド
溶液を塗布しなかった他は実施例1と同様にしてポリイ
ミドフィルムを製造した。このポリイミドフィルムを使
用して実施例1と同様にしてエポキシ系接着剤と張り合
わせた。T−剥離強度は、B面が0.03kg/cm、
F面が0.02kg/cmであり、180度剥離強度
は、B面が0.3kg/cmでF面が0.1kg/cm
であった。上記芳香族ポリイミドフィルムの表面及びフ
ィルム中の各成分の重量割合、含有率を表1に示す。ま
た、このフィルムの引張弾性率は810kg/mm2 ,
10%NaOH水溶液に60℃で1時間浸漬してもほと
んど変化なく形状保持していた。
実施例1と同様にしてポリイミドフィルムを製造した。
このポリイミドフィルムを使用して実施例1と同様にし
てエポキシ系接着剤と張り合わせた。T−剥離強度は、
B面が1.5kg/cm、F面が1.6kg/cmであ
り、180度剥離強度は、B面が2.3kg/cmでF
面が2.8kg/cmであった。上記芳香族ポリイミド
フィルムの表面及びフィルム中の各成分の重量割合、含
有率を表1に示す。また、このフィルムの引張弾性率は
380kg/mm2 ,10%NaOH水溶液に60℃で
1時間浸漬してもほとんど変化なく形状保持していた。
実施例1と同様にしてポリイミドフィルムを製造した。
このポリイミドフィルムを使用して実施例1と同様にし
てエポキシ系接着剤と張り合わせた。T−剥離強度は、
B面が1.7kg/cm、F面が1.6kg/cmであ
り、180度剥離強度は、B面が3.0kg/cmでF
面が2.9kg/cmであった。上記芳香族ポリイミド
フィルムの表面及びフィルム中の各成分の重量割合、含
有率を表1に示す。また、このフィルムの引張弾性率は
310kg/mm2 ,10%NaOH水溶液に60℃で
1時間浸漬するとフィルムは溶解していた。
ステアリルリン酸エステルトリエタノ−ルアミン塩を添
加しないで、ステンレスベルト上に流延塗布し、120
℃で10分間乾燥したのち、ステンレスベルト面より剥
がそうとしたが、剥離が困難でフィルムが切断したり、
剥離面にも剥離痕が付いたりし、良好なフィルムを製造
することができなかった。
N,N−ジメチルアセトアミド溶液のシラン化合物濃度
を、1重量%(実施例3)に変えたか、15重量%(実
施例4)に変えたか、モノステアリルリン酸エステルト
リエタノ−ルアミン塩を0.025部(実施例5)に変
えたか、モノステアリルリン酸エステルトリエタノ−ル
アミン塩を0.5部(実施例6)に変えたか、モノステ
アリルリン酸エステルトリエタノ−ルアミン塩に変え
て、ジオクチルリン酸エステルモノエタノ−ルアミン塩
を0.1部用いた(実施例7)か、トリエチレングリコ
−ルモノトリデシルエ−テルのモノリン酸エステルを
0.1部用いた(実施例8)他は実施例1と同様に実施
した。結果をまとめて表1に示す。
し、35mm幅のテ−プを作製し、その上に26mm幅
のポリイミド系接着剤テ−プ(宇部興産製、グレ−ド
名:UPA−322)をポリイミドテ−プとその中心線
が重なるようにラミネ−トして接着剤付きテ−プ(厚
さ:95μm)を作製した。この接着剤付きポリイミド
テ−プのポリイミド上にスプロケット穴やデバイスホ−
ルをパンチングで開け、銅箔(35μm)を130℃で
張り合わせ、接着剤を硬化させた。その銅箔に常法によ
るパタ−ンニング・エッチングによりIL(インナ−リ
−ド)やOL(アウタ−リ−ド)等の回路を形成しTA
B用キャリア−テ−プを作製した。このTAB用キャリ
ア−テ−プにICを実装した所、ICのパッドとILの
寸法精度にほとんど狂いがなく、正確にボンディングす
ることができた。
プリント基板の上に実装したところプリント基板の回路
とTABのOLとの寸法の狂いが小さく、正確にボンデ
ィングできた。
は上記と同様にしてTAB用キャリア−テ−プを作製し
た。このTAB用キャリア−テ−プにICを実装した
所、ICのパッドとILの寸法は大幅に狂い、正確にボ
ンディングすることができず使用不可であった。
ているので、以下に記載のような効果を奏する。
率が400kg/mm2 以上であり、耐薬品性に優れ、
他の材料と張り合わせても接着強度が大きく、種々の製
造工程を経ても変化なく、製造工程での寸法精度も高
く、他部品を実装する際の位置合わせが良好である。
は、接着強度が大きく、種々の製造工程を経ても変化な
く、製造工程での寸法精度も高く、他部品を実装する際
の位置合わせが良好である。
Claims (2)
- 【請求項1】ポリマ−が芳香族テトラカルボン酸成分と
芳香族ジアミン成分とからなるフィルムであって、少な
くとも一方のフィルム表面における各元素の重量割合が
C/Oが2.9〜4.6で、O/Nが2.4〜3.5で
あり、かつ該フィルム表面におけるSiの含有率が0.
7〜3.0%であり、全フィルム中のPの含有率が5〜
500ppmであることを特徴とする改質ポリイミドフ
ィルム。 - 【請求項2】ポリマ−が芳香族テトラカルボン酸成分と
芳香族ジアミン成分とからなるフィルムであって、少な
くとも一方のフィルム表面における各元素の重量割合が
C/Oが2.9〜4.6で、O/Nが2.4〜3.5で
あり、かつ該フィルム表面におけるSiの含有率が0.
7〜3.0%であり、全フィルム中のPの含有率が5〜
500ppmである改質ポリイミドフィルムに、直接あ
るいは接着剤を介して同種あるいは異種の基材が積層さ
れていることを特徴とする積層体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Applications Claiming Priority (3)
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JP6-221620 | 1994-09-16 | ||
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---|---|
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ID=26515223
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JP (1) | JP3235422B2 (ja) |
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