JPH08283411A - 改質されたポリイミドフィルムおよび積層体 - Google Patents

改質されたポリイミドフィルムおよび積層体

Info

Publication number
JPH08283411A
JPH08283411A JP8903595A JP8903595A JPH08283411A JP H08283411 A JPH08283411 A JP H08283411A JP 8903595 A JP8903595 A JP 8903595A JP 8903595 A JP8903595 A JP 8903595A JP H08283411 A JPH08283411 A JP H08283411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
component
polyimide film
aromatic
modified polyimide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8903595A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Inoue
浩 井上
Seiichiro Takabayashi
誠一郎 高林
Tetsuharu Hirano
徹治 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP8903595A priority Critical patent/JPH08283411A/ja
Publication of JPH08283411A publication Critical patent/JPH08283411A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリイミドフィルムの物性を低下させずに接
着性を改良する。 【構成】 芳香族ポリイミドフィルムにおいて引張弾性
率が400Kg/mm2以上であり、少なくとも一方の
フィルム表面がエキシマレ−ザ−照射されてC/Nが1
2〜20であり、フィルム中のPの含有率を5〜500
ppmとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】この発明は、改質されたポリイミドフィル
ムに関するものである。更に詳しくは、高い接着性が付
与され、耐薬品性に優れ、弾性率が高く、他の材料と張
り合わせても接着強度が大きく、種々の製造工程におけ
るアルカリなどの薬品に対して耐性があり、剛性が高い
ので製造工程での寸法精度も高く、他部品を実装する際
の位置合わせの良好な改質されたポリイミドフィルムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ビフェニルテトラカルボン酸成分
を主成分とする芳香族テトラカルボン酸成分とフェニレ
ンジアミン類を主成分とする芳香族ジアミン成分とから
なる耐熱性の優れたポリイミドフィルムについては、例
えば特公昭60−42817号公報などに記載されてい
る。このビフェニルテトラカルボン酸系のポリイミドは
極めて優れた耐熱性、機械的強度、寸法安定性などを有
しているところから、フレキシブルプリント配線銅張基
板(FPC基板)やTAB用キャリアテ−プなどの製造
に用いる支持体として適している。しかしこのポリイミ
ドフィルムは、エポキシ系や熱可塑性ポリイミド系接着
剤を介して銅箔などと接合する際に両者の接着を充分に
高くすることが出来ないという問題点がある。
【0003】このため、特開昭62−267330号公
報に記載されているように、シランカップリング剤をポ
リアミック酸フィルムに塗布し加熱することによってポ
リイミドフィルムの接着性を改良することも知られてい
る。また、特開昭62−60416号公報に記載されて
いるように、ポリアミック酸フィルムのベルト等の基体
からの剥離性を良くする目的でリン酸エステルのアミン
塩等を添加する方法も知られている。
【0004】しかし、これらの公知技術では、他の材料
と張り合わせた場合の接着強度が大きく、種々の製造工
程におけるアルカリのような薬品に対して耐性があり、
剛性が大きく製造工程での寸法精度も高く、他部品を実
装する際の位置合わせも良好である、という実用上求め
られる種々の性能をバランス良く満足するポリイミドフ
ィルムは得ることは困難であったり、高コスト化を招く
ため、エレクトロニクス業界における高品質・高精度・
高生産性といったニ−ズを満足することは困難になって
きている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、芳
香族ポリイミドフィルムが本来有している優れた物性、
耐熱性などを高いレベルで保持したまま、耐薬品性が優
れており、他の材料と張り合わせても接着強度が大き
く、種々の製造工程を経ても変化が殆どなく、寸法精度
が高く、他部品を実装する際の位置合わせの良好な改質
されたポリイミドフィルム及びその積層体を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、ポ
リマ−が芳香族テトラカルボン酸成分と芳香族ジアミン
成分とからなり引張弾性率が400Kg/mm2 以上の
フィルムであって、少なくとも一方のフィルム表面がエ
キシマレ−ザ−照射することによって各元素の重量割合
がC/Nが12〜20であり、かつ全フィルム中のPの
含有率が5〜500ppmであることを特徴とする改質
されたポリイミドフィルムに関するものである。
【0007】またこの発明は、ポリマ−が芳香族テトラ
カルボン酸成分と芳香族ジアミン成分とからなり引張弾
性率が400Kg/mm2 以上のフィルムであって、少
なくとも一方のフィルム表面がエキシマレ−ザ−照射す
ることによって各元素の重量割合がC/Nが12〜20
であり、かつ全フィルム中のPの含有率が5〜500p
pmである改質されたポリイミドフィルムに、直接ある
いは接着剤を介して同種あるいは異種の基材が積層され
ていることを特徴とする積層体に関するものである。
【0008】この発明における芳香族テトラカルボン酸
成分として、例えば2,3,3' ,4' −ビフェニルテ
トラカルボン酸成分、3,3' ,4,4' −ビフェニル
テトラカルボン酸成分などのビフェニルテトラカルボン
酸類成分を、全テトラカルボン酸成分に対して30モル
%以上、特に50モル%以上、そのなかでも特に60モ
ル%以上含有する芳香族テトラカルボン酸成分が好適に
挙げられる。また、芳香族テトラカルボン酸成分とし
て、3,3' ,4,4' −ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸成分、ピロメリット酸成分、ビス(3,4−ジカル
ボキシフェニル)メタン成分、2,2−ビス(3,4−
ジカルボキシフェニル)プロパン成分、ビス(3,4−
ジカルボキシフェニル)スルホンなどをビフェニルテト
ラカルボン酸類成分と組み合わせてもよい。例えば、
3,3' ,4,4' −ビフェニルテトラカルボン酸成分
とピロメリット酸成分との組合せが好適である。全芳香
族テトラカルボン酸成分中のビフェニルテトラカルボン
酸類成分の割合が多くなると、ポリイミドフィルムの弾
性率、耐薬品などの点において優れているので最適であ
る。逆に全芳香族テトラカルボン酸成分中のビフェニル
テトラカルボン酸類成分の割合が少なくなると、ポリイ
ミドフィルムの弾性率、耐薬品などの点が低下する傾向
にある。
【0009】この発明における芳香族ジアミン成分とし
て、例えばm−またはp−フェニレンジアミン成分、
3,5−ジアミノトルエン成分、2,5−ジアミノトル
エン成分などのフェニレンジアミン類成分を、全芳香族
ジアミン成分に対して、50モル%以上、特に60モル
%以上、そのなかでも特に70モル%以上含有する芳香
族ジアミン成分が好適に挙げられる。この発明では、芳
香族ジアミン成分として、p−フェニレンジアミン成分
を60モル%以上、特に70モル%以上含有する芳香族
ジアミン成分が好適に挙げられる。芳香族ジアミン類成
分として4,4'−ジアミノジフェニルエ−テル成分、
3,4' −ジアミノジフェニルエ−テル成分、3,3'
−ジアミノジフェニルエ−テル成分などのジアミノジフ
ェニルエ−テル類成分、4,4' −ジアミノジフェニル
メタン成分、4,4' −ジアミノジフェニルプロパン成
分、4,4' −ジアミノジフェニルスルホン成分、4,
'−ジアミノジフェニルスルフィド成分などをフェニ
レンジアミン類成分と組み合わせてもよい。これらの組
合せの中でも、4,4' −ジアミノジフェニルエ−テル
成分などのジアミノジフェニルエ−テル類成分とフェニ
レンジアミン類成分が好適である。特に、2種類の芳香
族ジアミン成分の組合せでは、p−フェニレンジアミン
成分と4,4' −ジアミノジフェニルエ−テルとの組合
せが好適である。この組合せの場合も各成分の割合はp
−フェニレンジアミンが50モル%以上であることが特
に好ましい。全芳香族ジアミン成分中のフェニレンジア
ミン類成分の割合が多くなるとポリイミドフィルムの耐
熱性、前記機械的物性が優れているので好適である。逆
にこの割合が少なくなると、ポリイミドフィルムの耐熱
性、機械的物性が低下する傾向にある。
【0010】この発明におけるポリイミドフィルムは、
芳香族テトラカルボン酸成分の30モル%以上、特に5
0モル%以上、その中でも特に60モル%以上がビフェ
ニルテトラカルボン酸成分であり、芳香族ジアミン成分
の50モル%以上、特に60モル%以上がフェニレンジ
アミン成分であるポリイミドが好ましい。また、このよ
うなポリイミドフィルムは各元素の重量割合がC(炭
素)/N(窒素)(Nに対するCの割合、以下同じ)が
9.6〜11.8特に10〜11.7であり、この範囲
内で適宜選択することが好ましい。なお、このポリイミ
ドフィルムの上記各元素の重量割合は全フィルム中の各
元素の重量割合と実質的に等しい。
【0011】前記のC/Nが前記下限より小さいとポリ
イミドフイルムの耐アルカリ性が悪くなる傾向があり、
C/Nが前記上限より大きいとポリイミドフィルムのガ
ラス転移温度(Tg)が低下する傾向があり好ましくな
い。
【0012】この発明においては、前記ポリイミドフィ
ルムの片面あるいは両面における各元素の重量割合がC
(炭素)/N(窒素)が12〜20、好ましくは12.
1〜18、特に好ましくは12.2〜15であり、全フ
ィルム中のP(リン)の含有率が5〜500ppm(重
量割合)、好ましくは10〜400ppm、特に好まし
くは15〜300ppmであることが必要である。
【0013】前記のC/Nが前記下限より小さいとポリ
イミドフイルムの接着性が小さくなり、C/Nが前記上
限より大きいとポリイミドフィルムの表面が粗くなりす
ぎるので適当ではない。また全ポリイミドフィルム中の
Pの含有率が前記下限より少ないと、ポリアミック酸の
自己支持性フィルムの基体からの剥離性に効果なく、前
記上限より多いとポリイミドフィルムの物性、特に伸び
が低下するので好ましくない。
【0014】この発明においては、各成分を前記の範囲
内にすることが必要であり、これによって引張弾性率が
400kg/mm2 以上であり、接着性が実用的なレベ
ルで充分大きく、実用的なレベルで充分な成形性を有
し、耐薬品性が優れている改質されたポリイミドフイル
ムを得ることができるのである。
【0015】この発明のポリイミドフィルムは、例えば
有機極性溶媒中にリン含有化合物、好適にはリン酸エス
テルおよび/またはリン酸エステルのアミン塩と、芳香
族酸二無水物と芳香族ジアミンとから得られる芳香族ポ
リアミック酸とを含むポリアミック酸溶液から化学変換
の方法によって、あるいは熱変換の方法によってポリア
ミック酸をイミド化することによって得ることができ
る。好適には、前記芳香族ポリアミック酸(その20%
以下がイミド化されていてもよい)溶液を基体上にフィ
ルム状に流延し、加熱して自己支持性フィルムを形成
し、この自己支持性フィルムを加熱してイミド化と溶媒
除去とを完了させ、このフィルムの表面を、エキシマレ
−ザ−照射してフィルム表面のC/Nの含有率、全フイ
ルム中のPの含有率を前記の範囲内にすることによって
この発明の改質されたポリイミドフィルムを得ることが
できる。この発明の改質されたポリイミドフィルムには
無機充填剤などを添加することができる。
【0016】前記の有機極性溶媒は、前記の芳香族ポリ
アミック酸(このポリアミック酸は20%以下がイミド
化されていてもよい)を約2〜50重量%、特に5〜4
0重量%程度の濃度で均一に溶解することができる有機
極性溶媒であればよく、例えば、N,N−ジメチルホル
ムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジ
メチルメトキシアセトアミドなどのN,N−ジ低級アル
キルカルボキシルアミド類、N−メチル−2−ピロリド
ン、ジメチルスルホキシド、ジメチルスルホンなどの有
機極性溶媒を挙げることができる。
【0017】前記のリン含有化合物としては、例えば、
モノカプロイルリン酸エステル、モノオクチルリン酸エ
ステル、モノラウリルリン酸エステル、モノミリスチル
リン酸エステル、モノセチルリン酸エステル、モノステ
アリルリン酸エステル、トリエチレングリコ−ルモノト
リデシルエ−テルのモノリン酸エステル、テトラエチレ
ングリコ−ルモノラウリルエ−テルのモノリン酸エステ
ル、ジエチレングリコ−ルモノステアリルエ−テルのモ
ノリン酸エステル、ジカプロイルリン酸エステル、ジオ
クチルリン酸エステル、ジカプリルリン酸エステル、ジ
ラウリルリン酸エステル、ジミリスチルリン酸エステ
ル、ジセチルリン酸エステル、ジステアリルリン酸エス
テル、テトラエチレングリコ−ルモノネオペンチルエ−
テルのジリン酸エステル、トリエチレングリコ−ルモノ
トリデシルエ−テルのジリン酸エステル、テトラエチレ
ングリコ−ルモノラウリルエ−テルのジリン酸エステ
ル、ジエチレングリコ−ルモノステアリルエ−テルのジ
リン酸エステル等のリン酸エステルやこれらリン酸エス
テルのアミン塩が挙げられる。前記アミンとしてはアン
モニア、モノメチルアミン、モノエチルアミン、モノプ
ロピルアミン、モノブチルアミン、ジメチルアミン、ジ
エチルアミン、ジプロピルアミン、ジブチルアミン、ト
リメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミ
ン、トリブチルアミン、モノエタノ−ルアミン、ジエタ
ノ−ルアミン、トリエタノ−ルアミン等がある。
【0018】前記の芳香族ポリアミック酸は、例えば前
述の芳香族テトラカルボン酸成分と芳香族ジアミン成分
とから低温での重合で得られたイミド化率が20%以下
のビフェニルテトラカルボン酸系のポリイミド前駆体で
あると共に、対数粘度(測定温度:30℃、濃度:0.
5g/100ml溶液、溶媒:N,N−ジメチルアセト
アミド)が0.1〜7、特に0.2〜5程度であり、有
機極性溶媒に約2〜50重量%の濃度、特に5〜40重
量%にまで均一に溶解できるポリマ−であることが好ま
しい。前記の対数粘度は次式によって算出された値であ
る。 対数粘度=自然対数(溶液粘度/溶媒粘度)/溶液の濃
【0019】前記のポリアミック酸(その一部、好まし
くは70%以下がイミド化していてもよい)の自己支持
性フィルムは、前記芳香族ポリアミック酸100重量部
と、有機極性溶媒5〜150重量部、好ましくは10〜
120重量部、特に好ましくは20〜100重量部と、
ポリアミック酸重合体100重量部に対して好ましくは
0.01〜1重量部、特に0.02〜0.8重量部のリ
ン酸エステルおよび/またはリン酸エステルのアミン塩
とを含有している芳香族ポリアミック酸組成物からなる
柔軟で自己支持性フィルムであり、特に長尺の固化フィ
ルムであることが好ましい。
【0020】前記のポリアミック酸の自己支持性フィル
ムは、例えば、前述の芳香族テトラカルボン酸成分と芳
香族ジアミン成分との略等モル(各成分の添加順序には
特に制限はなく、最初から略等モルを添加してもよく、
何段階かに分けて添加してもよい。)を、前記有機極性
溶媒中、約100℃以下の低い温度で、特に好ましくは
0〜80℃の温度で約0.1〜10時間、重合して得ら
れた高分子量の芳香族ポリアミック酸(芳香族ポリイミ
ド前駆体)が、有機極性溶媒に約2〜50重量%の濃度
で均一に溶解している芳香族ポリアミック酸溶液に、前
述のリン含有化合物を加えて溶解させて得られた組成物
を、製膜用ド−プ液として使用して好ましくは約150
℃以下の流延温度、特に好ましくは0〜120℃程度の
流延温度で支持体面上に液状の薄膜を形成し、その薄膜
を支持体上で好ましくは約150℃以下の乾燥温度、特
に好ましくは20〜140℃程度の乾燥温度で、好まし
くは約0.1〜1時間乾燥する溶液流延法などの製膜法
で形成される自己支持性の固化フィルムが好適に使用で
きる。
【0021】また、前記のポリアミック酸の自己支持性
フィルムは、例えば、前述の高分子量の芳香族ポリアミ
ック酸(芳香族ポリイミド前駆体)が、有機極性溶媒に
約2〜50重量%の濃度で均一に溶解している芳香族ポ
リアミック酸溶液に、ピリジン、ベ−タピコリンなどの
第3アミン化合物や無水酢酸のような酸無水物などの化
学変換剤、および前述のリン含有化合物を加えて溶解さ
せて得られた(これら各成分の添加順序には特に制限は
なく、組成物の安定性等から適宜選択すればよい)組成
物を、製膜用ド−プ液として使用して好ましくは約0〜
150℃の流延温度、特に好ましくは5〜120℃程度
の流延温度で支持体面上に液状の薄膜を形成し、その薄
膜を支持体上で好ましくは約150℃以下の乾燥温度、
特に好ましくは20〜140℃程度の乾燥温度で、好ま
しくは約0.1〜1時間乾燥する溶液流延法などの製膜
法で形成される自己支持性の固化フィルムが好適に使用
できる。
【0022】前記自己支持性フィルム(ポリアミック
酸、あるいはその一部がイミド化されたポリアミック
酸)を加熱してフィルムを形成しているポリアミック酸
をイミド化する。前記自己支持性フィルムはポリアミッ
ク酸をイミド化率90%以上に、特に実質的にアミド−
酸結合の存在しないように加熱処理してイミド化すると
ともに、該フィルムから前記溶媒などの揮発成分を蒸発
し除去する乾燥を行うことによってポリイミドフィルム
とすることが好ましい。
【0023】前記の加熱処理は、最初に約100〜40
0℃での温度においてポリマ−のイミド化および溶媒の
蒸発・除去を約0.1〜5時間、特に0.2〜3時間で
徐々に行うことが好ましい。特に、加熱処理を約100
〜170℃の比較的低い温度で約1〜30分間第一次加
熱処理し、次いで170〜220℃の温度で約1〜30
分間第二次加熱処理し、そして220〜400℃の高温
で約1〜30分間第三次加熱処理するように段階的に行
うことが好ましい。また、自己支持性フィルムは加熱時
に、好適には自己支持体表面から剥離後、100g/mm
2 以下の低張力下に約80〜250℃で乾燥して溶媒及
び生成水を約5〜25重量%の範囲に含む固化フィルム
を形成後、フィルムの両端を固定して加熱してもよい。
250℃以上の連続加熱処理においては、ピンテンタ
−、クリップ、枠などで少なくとも長尺のフィルムの長
手方向に直角の方向の両端を固定して行うことが好まし
い。前記加熱に加えて400〜600℃の高い温度で第
四次高温加熱してもよい。
【0024】この発明の改質されたポリイミドフィルム
は、フィルムの少なくとも片面を、エキシマレ−ザ−照
射することによりC/Nを特定の範囲内にすることが必
要である。前記エキシマレ−ザ−照射は、フィルム表面
を処理せずあるいはアセトン、イソプロピルアルコ−
ル、エチルアルコ−ルなどの有機溶媒で処理した後行っ
てもよい。
【0025】前記エキシマレ−ザ−に使用されるレ−ザ
−媒質は、希ガスハロゲンである。例えば、ArF(1
93nm)、KrF(248nm)、XeF(308n
m)、XeF(351nm)などである。パルスエネル
ギ−は、1mJ/cm2 〜100mJ/cm2 の範囲が
好ましい。この範囲より小さいと表面処理の効果がな
く、この範囲より大きいと表面が荒れ過ぎて接着性の改
善効果がなくなってしまう。
【0026】この発明の改質されたポリイミドフィルム
における各成分の分析は、例えば、フィルム表面の各元
素の重量割合は、X線光電子分光装置(VG社ESCA
LAB・200X型)でMg KaのX線源(300
W)を用い、2X3mmのフィルムの極く表面(〜数十
A)に存在する元素を調べることにより求めることがで
きる。全フィルム中のPは、ポリイミドフィルムを酸化
亜鉛と一緒に燃焼灰化させ、希硫酸で溶解後、モリブデ
ン酸アンモニウム、亜硫酸ソ−ダ、ハイドロキノンを加
え、分光光度計で吸光度(波長655nm)を測定する
方法によって行った。
【0027】この発明の積層体は、例えば、前述のポリ
イミドフィルムにスパッタリングのような方法で直接あ
るいは接着剤を介してポリイミドフィルムの様な同種あ
るいは銅のような異種の基材を積層することによって得
ることができる。
【0028】この発明の積層体として、例えば、この発
明の改質されたポリイミドフィルムの上(前記特定のC
/Nの割合を有する表面上)に接着剤を塗布、乾燥し、
銅箔を張り合わせる方法、あるいは前記改質されたポリ
イミドフィルムの片面あるいは両面(改質面)に耐熱性
接着剤、例えば熱可塑性ポリイミドの溶液、あるいはそ
の前駆体であるポリアミック酸の溶液を塗布、乾燥、加
熱した耐熱性接着剤付きポリイミドフィルムや、この改
質されたポリイミドフィルムの改質面に直接金属(銅、
クロム、ニッケル等)を蒸着、スパッタで直接付着し、
その上にさらに金属(例えば銅)を電解または無電解メ
ッキで付着させた2層基板にすることができる。
【0029】この発明の積層体は、例えば、FPC、T
AB、LOC(リ−ド・オン・チップ)等に好適に使用
することができる。
【0030】
【実施例】以下にこの発明の実施例を示す。以下の記載
において部は重量部を示す。
【0031】参考例1 N,N−ジメチルアセトアミド2470部中に3,
' ,4,4' −ビフェニルテトラカルボン酸二無水物
294.22部とP−フェニレンジアミン108.14
部を加え約10時間反応させてポリアミック酸溶液を得
た。このポリアミック酸の対数粘度は2.66であり、
溶液の30℃の粘度は3100ポイズであった。
【0032】参考例2 N,N−ジメチルアセトアミド3037部中に3,
' ,4,4' −ビフェニルテトラカルボン酸二無水物
294.22部と4,4' −ジアミノジフェニルエ−テ
ル200.24部を加え室温で約10時間反応させてポ
リアミック酸溶液を得た。このポリアミック酸溶液の対
数粘度は2.71であり、溶液の30℃の粘度は260
0ポイズであった。
【0033】参考例3 N,N−ジメチルアセトアミド2570部中に4,4'
−ジアミノジフェニルエ−テル200.24部を添加
後、ピロメリット酸二無水物218.14部を加え約6
時間反応させてポリアミック酸溶液を得た。このポリア
ミック酸溶液の対数粘度は1.60であり、溶液の30
℃の粘度は300ポイズであった。
【0034】参考例4 N,N−ジメチルアセトアミド1980部中に3,
' ,4,4' −ビフェニテトラカルボン酸二無水物1
47.2部、ピロメリット酸二無水物100.1部、パ
ラフェニレンジアミン75.7部、4,4' −ジアミノ
ジフェニルエ−テル60.6部を加え約6時間反応させ
てポリアミック酸溶液を得た。このポリアミック酸溶液
の対数粘度(30℃、0.5g/100ml N−メチ
ル−2−ピロリドン)は2.51であり、溶液の30℃
の粘度は2900ポイズであった。
【0035】実施例1 参考例1で調製したポリアミック酸溶液に、重合体10
0部に対して0.1部の割合でモノステアリルリン酸エ
ステルトリエタノ−ルアミン塩を加え、室温で6時間攪
拌してポリアミック酸組成物を得た。この組成物をステ
ンレスベルト上に流延塗布し、120℃で20分間乾燥
したのち、ステンレスベルト面より剥がし自己支持性フ
ィルムを得た。剥離はスム−ズであった。
【0036】得られた自己支持性フィルムを150℃で
5分間加熱し、次いで200℃に昇温してその温度で7
分間加熱し、さらに250℃に昇温し、その温度で9分
間加熱し、最後に450℃にまで昇温し、その温度で7
分間熱処理して、ポリマ−のイミド化およびフィルムの
乾燥を行って厚さ75μmのポリイミドフィルムを製造
した。このフィルムのC/Nは11.1であった(柳本
製作所、元素分析計:MT−3型使用)。
【0037】得られたポリイミドフィルムをアセトンに
浸漬・乾燥後、エキシマレ−ザ−(KrF)を10mJ
/cm2 のエネルギ−密度で1パルス照射して、改質さ
れたポリイミドフィルムを得た。上記改質されたポリイ
ミドフィルムの表面のC/N、フィルム中のPの含有率
を表1に示す。また、この改質されたポリイミドフィル
ム全体のC/Nを測定したところ、改質前のポリイミド
フィルムのそれぞれの値と一致した。
【0038】エポキシ系接着剤(ハイソ−ルジャパン社
製、ハイソ−ル:LOL.No.OX−035)を厚さ
35μmの電解銅箔上に塗布し、120℃で30分間加
熱乾燥して接着剤層(厚さ200μm)を形成した。次
に、この電解銅箔上の接着剤層に上記芳香族ポリイミド
フィルムを、接着剤層とプラズマ処理した面とが接する
ように重合わせた後、170℃、40kg/cm2 で5
分間プレスして積層体を形成した。そして、この積層体
を180℃で60分間乾燥した後13時間放置して、銅
箔層とポリイミドフィルム層との間のT−剥離試験(A
STM−D−1876)と180度剥離試験(ASTM
−D−903)とを行って評価した。
【0039】T−剥離強度は、B面(流延による自己支
持性フィルムの製造時にステンレスベルト面に接してい
た側の表面)が1.3kg/cm、F面(流延による自
己支持性フィルムの製造時にステンレスベルト面に接し
ていなかった側の表面)が1.2であり180度剥離強
度は、B面が3.1kg/cmでF面が2.7kg/c
mであった。また、このフィルムの引張弾性率が780
kg/mm2 、10%NaOH水溶液に60℃で1時間
浸漬してもほとんど変化なく形状を保持していた。
【0040】実施例2 参考例4で調製したポリアミック酸溶液に、重合体10
0部に対してO.1部の割合でモノステアリルリン酸エ
ステルトリエタノ−ルアミン塩を加え、室温で6時間攪
拌してポリアミック酸組成物を得た。この組成物をステ
ンレスベルト上に流延塗布し、120℃で10分間乾燥
したのち、ステンレスベルト面より剥がし自己支持性フ
ィルムを得た。剥離はスム−ズであった。得られた自己
支持性フィルムから実施例1と同様にして厚さ75μの
改質されたポリイミドフィルムを製造した。このフィル
ム全体のC/Nは9.4であった。
【0041】この改質されたポリイミドフィルムを使用
して実施例1と同様にしてエポキシ系接着剤と張り合わ
せた。T−剥離強度は、B面が1.4kg/cm、F面
が1.3kg/cmであり、180度剥離強度は、B面
が2.9kg/cmでF面が2.8kg/cmであっ
た。上記改質されたポリイミドフィルムの表面のC/
N、フィルム中のPの含有率を表1に示す。また、この
フィルムの引張弾性率は580kg/mm2 で,10%
NaOH水溶液に60℃で1時間浸漬してもほとんど変
化なく形状保持していた。
【0042】比較例1 参考例1で調製したポリアミック酸溶液を使用し、エキ
シマレ−ザ−照射を行わない他は実施例1と同様にして
ポリイミドフィルムを製造した。このポリイミドフィル
ムを使用して実施例1と同様にしてエポキシ系接着剤と
張り合わせた。接着性を評価した結果、T−剥離強度
は、B面が0.03kg/cm、F面が0.02kg/
cmであり、180度剥離強度は、B面が0.3kg/
cmでF面が0.1kg/cmであった。上記改質され
たポリイミドフィルムの表面のC/N、フィルム中のP
の含有率を表1に示す。また、このフィルムの引張弾性
率は780kg/mm2 で,10%NaOH水溶液に6
0℃で1時間浸漬してもほとんど変化なく形状保持して
いた。
【0043】比較例2 参考例2で調製したポリアミック酸溶液を使用した他は
実施例1と同様にしてポリイミドフィルムを製造した。
このフィルムのC/Nは12.0であった。このポリイ
ミドフィルムから実施例1と同様にして改質されたポリ
イミドフィルムを得た。この改質されたポリイミドフィ
ルムを使用して実施例1と同様にしてエポキシ系接着剤
と張り合わせた。接着性を評価した結果、T−剥離強度
は、B面が1.3kg/cm、F面が1.3kgであ
り、180度剥離強度は、B面が2.0kg/cmでF
面が2.3kg/cmであった。上記改質されたポリイ
ミドフィルムの表面のC/N、フィルム中のPの含有率
を表1に示す。また、このフィルムの引張弾性率は38
0kg/mm2 ,10%NaOH水溶液に60℃で1時
間浸漬してもほとんど変化なく形状保持していた。
【0044】比較例3 参考例3で調製したポリアミック酸溶液を使用した他は
実施例1と同様にしてポリイミドフィルムを製造した。
このフィルムの全体C/Nは9.6であった。このポリ
イミドフィルムから実施例1と同様にして改質されたポ
リイミドフィルムを得た。この改質されたポリイミドフ
ィルムを使用して実施例1と同様にしてエポキ系接着剤
と張り合わせた。接着性を評価した結果、T−剥離強度
は、B面が1.5kg/cm、F面が1.4kg/cm
であり、180度剥離強度は、B面が3.0kg/cm
でF面が2.7kg/cmであった。上記改質されたポ
リイミドフィルムの表面のC/N、フィルム中のPの含
有率を表1に示す。また、このフィルムの引張弾性率は
310kg/mm2 ,10%NaOH水溶液に60℃で
1時間浸漬するとフィルムは溶解していた。
【0045】比較例4 参考例3で調製したポリアミック酸溶液に対して、モノ
ステアリルリン酸エステルトリエタノ−ルアミン塩を添
加しないで、ステンレスベルト上に流延塗布して、12
0℃で10分間乾燥したのち、ステンレスベルト面より
剥がそうとしたが、剥離が困難でフィルムが切断した
り、剥離面にも剥離痕が付いたりし、良好なフィルムを
製造することができなかった。
【0046】実施例3〜8 エキシマレ−ザ−のエネルギ−密度を10mJ/cm2
から3mJ/cm2 (実施例3)に、あるいは20mJ
/cm2 (実施例4)に変えてC/Nの割合を表1のよ
うに変えたか、モノステアリルリン酸エステルトリエタ
ノ−ルアミン塩を0.025部(実施例5)に変えた
か、モノステアリルリン酸エステルトリエタノ−ルアミ
ン塩を0.5部(実施例6)に変えたか、モノステアリ
ルリン酸エステルトリエタノ−ルアミン塩に変えて、ジ
オクチルリン酸エステルモノエタノ−ルアミン塩を0.
1部用いた(実施例7)か、トリエチレングリコ−ルモ
ノトリデシルエ−テルのモノリン酸エステルを0.1部
用いた(実施例8)他は実施例1と同様に実施した。結
果をまとめて表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】実施例1〜8で得られた改質されたポリイ
ミドフィルムをスリットし、35mm幅のテ−プを作製
し、その上に26mm幅のポリイミド系の接着剤テ−プ
(宇部興産(株)製、UPA−322)をポリイミドテ
−プの改質面上にその中心線が重なるようにラミネ−ト
して接着剤付きポリイミドテ−プを作製した。この接着
剤付きポリイミドテ−プのポリイミド上にスプロケット
穴やデバイスホ−ルをパンチングで開け、銅箔(35
μ)を130℃で張り合わせ、接着剤を硬化させた。そ
の銅箔に常法によるパタ−ンニング・エッチングにより
IL(インナ−リ−ド)やOL(オウタ−リ−ド)等の
回路を形成しTAB用キャリア−テ−プを作製した。こ
のTAB用キャリア−テ−プにICを実装した所、IC
のパッドとILの寸法精度にほとんど狂いがなく、正確
にボンディングすることができた。
【0049】さらにポッティング樹脂でICを封止後、
プリント基板の上に実装したところプリント基板の回路
とTABのOLとの寸法の狂いが小さく、正確にボンデ
ィングできた。
【0050】比較例2〜3で得られた改質されたポリイ
ミドフィルムを用いた他は上記と同様にしてTAB用キ
ャリア−テ−プを作製した。このTAB用キャリア−テ
−プにICを実装した所、ICのパッドとILの寸法は
大幅に狂い、正確にボンディングすることができず使用
不可であった。
【0051】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に記載のような効果を奏する。
【0052】この改質されたポリイミドフィルムは耐薬
品性に優れ、他の材料と張り合わせても接着強度が大き
く、種々の製造工程を経ても変化なく、製造工程での寸
法精度も高く、他部品を実装する際の位置合わせが良好
である。
【0053】この改質されたポリイミドフィルムとして
少なくとも一方のフィルム表面がエキシマレ−ザ−照射
されているものは、耐薬品性に優れ、他の材料と張り合
わせても接着強度が大きく、種々の製造工程を経ても変
化なく、製造工程での寸法精度も高く、他部品を実装す
る際の位置合わせが良好であり、安定的に一定した品質
で得られる。
【0054】この改質されたポリイミドフィルムとして
ポリマ−成分が30モル%以上のビフェニルテトラカル
ボン酸成分と50モル%以上のフェニレンジアミン成分
とからなるものは、引張弾性率が大きく、耐薬品性に優
れ、他の材料と張り合わせても接着強度が大きく、種々
の製造工程を経ても変化がなく、製造工程での寸法精度
も高く、他部品を実装する際の位置合わせが良好であ
り、安定的に一定した品質で大量に、工業的に得ること
ができる。
【0055】この改質されたポリイミドフィルムを用い
た積層体は、接着強度が大きく、種々の製造工程を経て
も変化なく、製造工程での寸法精度も高く、他部品を実
装する際の位置合わせが良好である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリマ−が芳香族テトラカルボン酸成分と
    芳香族ジアミン成分とからなり引張弾性率が400Kg
    /mm2 以上のフィルムであって、少なくとも一方のフ
    ィルム表面がエキシマレ−ザ−照射することによって各
    元素の重量割合がC/Nが12〜20であり、かつ全フ
    ィルム中のPの含有率が5〜500ppmであることを
    特徴とする改質されたポリイミドフィルム。
  2. 【請求項2】芳香族テトラカルボン酸成分が30モル%
    以上のビフェニルテトラカルボン酸成分からなり、芳香
    族ジアミン成分が50モル%以上のフェニレンジアミン
    成分からなることを特徴とする請求項1記載の改質され
    たポリイミドフィルム。
  3. 【請求項3】ポリマ−が芳香族テトラカルボン酸成分と
    芳香族ジアミン成分とからなり引張弾性率が400Kg
    /mm2 以上のフィルムであって、少なくとも一方のフ
    ィルム表面がエキシマレ−ザ−照射することによって各
    元素の重量割合がC/Nが12〜20であり、かつ全フ
    ィルム中のPの含有率が5〜500ppmである改質さ
    れたポリイミドフィルムに、直接あるいは接着剤を介し
    て同種あるいは異種の基材が積層されていることを特徴
    とする積層体。
JP8903595A 1995-04-14 1995-04-14 改質されたポリイミドフィルムおよび積層体 Pending JPH08283411A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8903595A JPH08283411A (ja) 1995-04-14 1995-04-14 改質されたポリイミドフィルムおよび積層体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8903595A JPH08283411A (ja) 1995-04-14 1995-04-14 改質されたポリイミドフィルムおよび積層体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08283411A true JPH08283411A (ja) 1996-10-29

Family

ID=13959648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8903595A Pending JPH08283411A (ja) 1995-04-14 1995-04-14 改質されたポリイミドフィルムおよび積層体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08283411A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006183040A (ja) * 2004-12-03 2006-07-13 Ube Ind Ltd ポリイミド、ポリイミドフィルム及び積層体
US20120164557A1 (en) * 2005-03-04 2012-06-28 Ube Industries, Ltd. Method for producing a polymer electrolyte membrane
JP2012201860A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Ube Industries Ltd ポリイミドフィルムの製造方法およびポリイミドフィルム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006183040A (ja) * 2004-12-03 2006-07-13 Ube Ind Ltd ポリイミド、ポリイミドフィルム及び積層体
US20120164557A1 (en) * 2005-03-04 2012-06-28 Ube Industries, Ltd. Method for producing a polymer electrolyte membrane
JP2012201860A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Ube Industries Ltd ポリイミドフィルムの製造方法およびポリイミドフィルム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5880658B2 (ja) ポリイミドフィルム、およびこれらのポリイミド積層体、ポリイミド金属積層体
TWI465492B (zh) And a method of manufacturing an aromatic polyimide film having a linear expansion coefficient smaller than the linear expansion coefficient in the transport direction
WO2011125563A1 (ja) ポリイミドフィルム、およびポリイミドフィルムの製造方法
JPH062828B2 (ja) ポリイミドフイルムの製造法
JP3235370B2 (ja) 積層体
JP5347980B2 (ja) 金属化ポリイミドフィルム、及びそれを用いたフレキシブル配線板
JP3235422B2 (ja) 積層体
WO2002094558A1 (en) Heat-resistant resin film with metal layer and wiring board, and method for manufacturing them
JP3322028B2 (ja) ポリイミドフィルムおよび積層体
JP3309654B2 (ja) 改質されたポリイミドフィルムおよび積層体
JP5621767B2 (ja) ポリイミドフィルム、これらの製造方法、及び金属積層ポリイミドフィルム
JPH0332919B2 (ja)
JPH08283411A (ja) 改質されたポリイミドフィルムおよび積層体
JPS62104840A (ja) フレキシブルプリント回路基板の製造法
JPH08134232A (ja) ポリイミドフィルム、積層体およびフレキシブル回路用基板
JP3178279B2 (ja) 接着剤付きポリイミドフィルムおよび積層体
JP5830896B2 (ja) ポリイミドフィルムの製造方法、およびポリイミドフィルム
JP5499555B2 (ja) ポリイミドフィルムおよびポリイミドフィルムの製造方法
US20050272608A1 (en) Polyimide metal laminate and its production method
JPH11158276A (ja) 接着性の改良されたポリイミドフィルム、その製法およびその積層体
JPH02131935A (ja) フレキシブル銅張り基板
JPS61182941A (ja) フレキシブル銅張回路基板の製法
JPS62115887A (ja) フレキシブル印刷回路基板
JP5699746B2 (ja) ポリイミドフィルムの製造方法、およびポリイミドフィルム
JPH02219641A (ja) フレキシブル配線基板