JP3322028B2 - ポリイミドフィルムおよび積層体 - Google Patents
ポリイミドフィルムおよび積層体Info
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Description
ミドフィルムに関するものである。更に詳しくは、種々
の用途分野における製造工程での寸法精度が高く、しか
も精度高く文字転写や光の反射を可能とし、例えば転写
印刷用のフィルムとして好適であるポリイミドフィルム
に関するものである。この明細書において、耐薬品性に
関して、ポリイミドフィルムを10%NaOH水溶液に
60℃で1時間浸漬してフィルムの形状が少なくともほ
とんど変化なく保持されている場合を耐薬品性が優れて
いるとする。
を主成分とする芳香族テトラカルボン酸成分とフェニレ
ンジアミン類を主成分とする芳香族ジアミン成分とから
なる耐熱性の優れたポリイミドフィルムについては、例
えば特公昭60−42817号公報などに記載されてい
る。このビフェニルテトラカルボン酸系のポリイミドは
極めて優れた耐熱性、機械的強度、寸法安定性などを有
しているところから、フレキシブルプリント配線銅張基
板(FPC基板)やTAB用キャリアテ−プなどの製造
に用いる支持体として適しており、工業的に大量に使用
されている。
度と耐薬品性の要求される転写印刷用のフィルムとして
使用しようとすると、実用的な鮮明さで転写できないと
いう問題点があった。この原因について検討したとこ
ろ、従来のポリイミドフィルムは上記のような特性を有
しているものの、反面ぬれ性と平滑性とが充分でなくこ
のため鮮明な転写が不可能であるということが明らかに
なった。
討したものとして、例えば特開昭63−108038号
公報に記載のように表面に微小な凹凸を付与する方法
や、特開昭59−53541号公報に記載のようにプラ
ズマ処理する方法や、特公昭46−0434号公報に記
載のように火炎処理する方法や、特開昭61−4850
号公報に記載のようにアルカリ溶液で処理する方法が知
られている。しかし、これらの公知技術では、剛性が大
きく種々の用途分野における製造工程での寸法精度が高
く、アルカリのような薬品に対して耐性があり、精度高
く文字の転写を可能とし、例えば転写印刷用のフィルム
として好適であるポリイミドフィルムを得ることはでき
なかったのである。
香族ポリイミドフィルムが本来有している優れた物性、
耐熱性などを高いレベルで保持したまま、耐薬品性が優
れており、種々の用途分野における製造工程での寸法精
度が高く、精度高く文字の転写を可能とし、例えば転写
印刷用のフィルムとして好適であるポリイミドフィルム
及びその積層体を提供することである。
リマ−が芳香族テトラカルボン酸成分と芳香族ジアミン
成分とからなるフィルムであって、全フィルム中のP元
素の含有率が5〜500ppmであり、かつ少なくとも
一方のフィルム表面のRaが0.6nm以下であり、引
張弾性率が400kg/mm2 より大きく、耐薬品性が
優れているポリイミドフィルムに関するものである。
カルボン酸成分と芳香族ジアミン成成分とからなるフィ
ルムであって、全フィルム中のP元素の含有率が5〜5
00ppmであり、かつ少なくとも一方のフィルム表面
のRaが0.6nm以下であり、引張弾性率が400k
g/mm2 より大きく、耐薬品性が優れているポリイミ
ドフィルムに、直接あるいは接着剤を介して同種あるい
は異種の基材が積層されている積層体に関するものであ
る。
成分として、例えば2,3,3' ,4' −ビフェニルテ
トラカルボン酸成分、3,3' ,4,4' −ビフェニル
テトラカルボン酸成分などのビフェニルテトラカルボン
酸類成分を、全テトラカルボン酸成分に対して30モル
%以上、特に50モル%以上、そのなかでも特に60モ
ル%以上含有する芳香族テトラカルボン酸成分が好適に
挙げられる。また、芳香族テトラカルボン酸成分とし
て、3,3' ,4,4' −ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸成分、ピロメリット酸成分、ビス(3,4−ジカル
ボキシフェニル)メタン成分、2,2,−ビス(3,4
−ジカルボキシフェニル)プロパン成分、ビス(3,4
−ジカルボキシフェニル)スルホンなどをビフェニルテ
トラカルボン酸類成分と組み合わせてもよい。例えば、
3,3' ,4,4' −ビフェニルテトラカルボン酸成分
とピロメリット酸成分との組合せが好適である。全芳香
族テトラカルボン酸成分中のビフェニルテトラカルボン
酸類成分の割合が多くなると、ポリイミドフィルムの引
張弾性率、耐薬品性などの点において優れているので最
適である。逆に全芳香族テトラカルボン酸成分中のビフ
ェニルテトラカルボン酸類成分の割合が少なくなると、
ポリイミドフィルムの引張弾性率、耐薬品性などの点が
低下する傾向にある。
て、例えばm−またはp−フェニレンジアミン成分、
3,5−ジアミノトルエン成分、2,5−ジアミノトル
エン成分などのフェニレンジアミン類成分を、全芳香族
ジアミン成分に対して、50モル%以上、特に60モル
%以上、そのなかでも特に70モル%以上含有する芳香
族ジアミン成分が好適に挙げられる。この発明では、芳
香族ジアミン成分として、p−フェニレンジアミン成分
を60モル%以上、特に70モル%以上含有する芳香族
ジアミン成分が好適に挙げられる。芳香族ジアミン類成
分として4,4'−ジアミノジフェニルエ−テル成分、
3,4' −ジアミノジフェニルエ−テル成分、3,3'
−ジアミノジフェニルエ−テル成分などのジアミノジフ
ェニルエ−テル類成分、4,4' −ジアミノジフェニル
メタン成分、4,4' −ジアミノジフェニルプロパン成
分、4,4' −ジアミノジフェニルスルホン成分、4,
4'−ジアミノジフェニルスルフィド成分などをフェニ
レンジアミン類成分と組み合わせてもよい。これらの組
合せの中でも、4,4' −ジアミノジフェニルエ−テル
成分などのジアミノジフェニルエ−テル類成分とフェニ
レンジアミン類成分が好適である。特に、2種類の芳香
族ジアミン成分の組合せでは、p−フェニレンジアミン
成分と4,4' −ジアミノジフェニルエ−テルとの組合
せが好適である。この組合せの場合も各成分の割合はp
−フェニレンジアミンが50モル%以上であることが特
に好ましい。全芳香族ジアミン成分中のフェニレンジア
ミン類成分の割合が多くなるとポリイミドフィルムの耐
熱性、前記機械的物性が優れているので好適である。逆
にこの割合が少なくなると、ポリイミドフィルムの耐熱
性、機械的物性が低下する傾向にある。
芳香族テトラカルボン酸成分の30モル%以上、特に5
0モル%以上、その中でも特に60モル%以上がビフェ
ニルテトラカルボン酸成分であり、芳香族ジアミン成分
の50モル%以上、特に60モル%以上がフェニレンジ
アミン成分であるポリイミドが好ましい。
ルムは全フィルム中のP元素の含有率が5〜500pp
m(重量割合)、好ましくは10〜400ppm、特に
好ましくは15〜300ppmであることが必要であ
る。全ポリイミドフィルム中のPの含有率が前記下限よ
り少ないと効果なく、前記上限より多いとポリイミドフ
ィルムの物性、特に伸びが低下するので好ましくない。
に得られるフィルムの引張弾性率が400kg/mm2
より大きく、好ましくは600〜2000kg/mm2
の範囲となり、耐薬品性が優れているように芳香族テト
ラカルボン酸成分と芳香族ジアミン成分とを選択し(こ
の選択は前記の各成分から実験等により行うことことが
できる。)、例えば有機極性溶媒中にリン含有化合物、
好適にはリン酸エステルおよび/またはリン酸エステル
のアミン塩と、芳香族酸二無水物と芳香族ジアミンとか
ら得られる芳香族ポリアミック酸とを含むポリアミック
酸溶液から、好適には、前記芳香族ポリアミック酸(そ
の20%以下がイミド化されていてもよい)溶液を基体
上にフィルム状に流延し、加熱して自己支持性フィルム
になるまで溶媒を留去し、基体から自己支持性フィルム
を剥離し、その表面を自己支持性フィルムを一部溶解す
る表面処理液で処理、乾燥後、さらに加熱してイミド化
と溶媒除去とを完了させてポリイミドフィルムを製造
し、少なくとも片面のフィルム表面のRaが0.6nm
以下、好ましくは0.2〜0.55nmで、フィルム中
のP元素の含有率を前記の範囲内にすることによってこ
の発明のポリイミドフィルムを得ることができる。前記
イミド化は化学変換の方法によって、あるいは熱変換の
方法によってポリアミック酸をイミド化することによっ
て行うことができる。
アミック酸(このポリアミック酸は20%以下がイミド
化されていてもよい)を約2〜50重量%、特に5〜4
0重量%程度の濃度で均一に溶解することができる有機
極性溶媒であればよく、例えば、N,N−ジメチルホル
ムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジ
メチルメトキシアセトアミドなどのN,N−ジ低級アル
キルカルボキシルアミド類、N−メチル−2−ピロリド
ン、ジメチルスルホキシド、ジメチルスルホンなどの有
機極性溶媒を挙げることができる。
モノカプロイルリン酸エステル、モノオクチルリン酸エ
ステル、モノラウリルリン酸エステル、モノミリスチル
リン酸エステル、モノセチルリン酸エステル、モノステ
アリルリン酸エステル、トリエチレングリコ−ルモノト
リデシルエ−テルのモノリン酸エステル、テトラエチレ
ングリコ−ルモノラウリルエ−テルのモノリン酸エステ
ル、ジエチレングリコ−ルモノステアリルエ−テルのモ
ノリン酸エステル、ジカプロイルリン酸エステル、ジオ
クチルリン酸エステル、ジカプリルリン酸エステル、ジ
ラウリルリン酸エステル、ジミリスチルリン酸エステ
ル、ジセチルリン酸エステル、ジステアリルリン酸エス
テル、テトラエチレングリコ−ルモノネオペンチルエ−
テルのジリン酸エステル、トリエチレングリコ−ルモノ
トリデシルエ−テルのジリン酸エステル、テトラエチレ
ングリコ−ルモノラウリルエ−テルのジリン酸エステ
ル、ジエチレングリコ−ルモノステアリルエ−テルのジ
リン酸エステル等のリン酸エステルやこれらリン酸エス
テルのアミン塩が挙げられる。前記アミンとしてはアン
モニア、モノメチルアミン、モノエチルアミン、モノプ
ロピルアミン、モノブチルアミン、ジメチルアミン、ジ
エチルアミン、ジプロピルアミン、ジブチルアミン、ト
リメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミ
ン、トリブチルアミン、モノエタノ−ルアミン、ジエタ
ノ−ルアミン、トリエタノ−ルアミン等がある。
述の芳香族テトラカルボン酸成分と芳香族ジアミン成分
とから低温での重合で得られたイミド化率が20%以下
のビフェニルテトラカルボン酸系のポリイミド前駆体で
あると共に、対数粘度(測定温度:30℃、濃度:0.
5g/100ml溶液、溶媒:N−メチル−2−ピロリ
ドン)が0.1〜7、特に0.2〜5程度であり、有機
極性溶媒に約2〜50重量%の濃度、特に5〜40重量
%にまで均一に溶解していることが好ましい。前記の対
数粘度は次式によって算出された値である。 対数粘度=自然対数(溶液粘度/溶媒粘度)/溶液の濃
度
ムは、前記芳香族ポリアミック酸100重量部と、有機
極性溶媒5〜150重量部、好ましくは10〜120重
量部、特に好ましくは20〜100重量部とリン酸エス
テルおよび/またはリン酸エステルのアミン塩とを含有
している芳香族ポリアミック酸組成物からなる柔軟で自
己支持性のフィルムであり、特に長尺の固化フィルムで
あることが好ましい。
ムは、例えば、前述の芳香族テトラカルボン酸成分と芳
香族ジアミン成分との略等モル(各成分の添加順序には
特に制限はなく、最初から略等モルを添加してもよく、
何段階かに分けて添加してもよい。)を、前記有機極性
溶媒中、約100℃以下の低い温度で、特に好ましくは
0〜80℃の温度で約0.1〜10時間、重合して得ら
れた高分子量の芳香族ポリアミック酸(芳香族ポリイミ
ド前駆体)が、有機極性溶媒に約2〜50重量%の濃度
で均一に溶解している芳香族ポリアミック酸溶液に、ポ
リアミック酸100重量部に対して好ましくは0.01
〜1重量部、特に好ましくは0.02〜0.8重量部の
リン酸エステルおよび/またはリン酸エステルのアミン
塩を含有させて得られた組成物を、製膜用ド−プ液とし
て使用して好ましくは約150℃以下の流延温度、特に
好ましくは0〜120℃程度の流延温度で支持体面上に
液状の薄膜を形成し、その薄膜を支持体上で好ましくは
約150℃以下の乾燥温度、特に好ましくは20〜14
0℃程度の乾燥温度で、好ましくは約0.1〜1時間乾
燥する溶液流延法などの製膜法で形成される自己支持性
の固化フィルムが好適に使用できる。
フィルムは、例えば、前述の高分子量の芳香族ポリアミ
ック酸(芳香族ポリイミド前駆体)が、有機極性溶媒に
約2〜50重量%の濃度で均一に溶解している芳香族ポ
リアミック酸溶液に、ピリジン、ベ−タ−ピコンなどの
第3アミン化合物や無水酢酸のような酸無水物などの化
学変換剤、および前述のリン含有化合物を加えて溶解さ
せて得られた(これら各成分の添加順序には特に制限は
なく、組成物の安定性等から適宜選択すればよい)組成
物を、製膜用ド−プ液として使用して好ましくは約0〜
150℃の流延温度、特に好ましくは5〜120℃程度
の流延温度で支持体面上に液状の薄膜を形成し、その薄
膜を支持体上で好ましくは約150℃以下の乾燥温度、
特に好ましくは20〜140℃程度の乾燥温度で、好ま
しくは約0.1〜1時間乾燥する溶液流延法などの製膜
法で形成される自己支持性の固化フィルムが好適に使用
できる。
ば、好適には厚さ10〜250μの前記自己支持性フィ
ルム(ポリアミック酸、あるいはその一部、好ましくは
70%以下がイミド化されたポリアミック酸)の少なく
とも片方の表面、必要であれば両側の表面に、水分の含
有率が20重量%以下である表面処理液を、例えばグラ
ビアコ−ト法、シルクスクリ−ン法、浸漬法などの塗布
方法で、塗布量が好適には0.1〜150μm、特に
0.2〜140μm、そのなかでも特に0.3〜130
μmの厚さとなるように塗布して表面処理した後、ポリ
アミック酸をイミド化率90%以上に、特に実質的にア
ミド−酸結合の存在しないように加熱処理してイミド化
するとともに、該フィルムから前記溶媒などの揮発成分
を蒸発し除去する乾燥を行うことによって好適に得られ
る。
も少ないと得られるフィルムのRaが大きくなり、塗布
量が前記の量より多くなると表面処理液が流れてフィル
ム表面の平滑性が却って損なわれる傾向にある。
ミック酸溶液を得るために使用される有機極性溶媒ある
いはその後添加されて固化フィルム中に含まれる溶媒と
同じ種類の有機極性溶媒が使用可能である。有機極性溶
媒はそれのみを表面処理液として使用してもよく、表面
処理剤を含有させて使用してもよい。表面処理液として
たとえば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジ
メチルアセトアミド、N,N−ジメチルメトキシアセト
アミドなどのN,N−ジ低級アルキルカルボキシルアミ
ド類、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキ
シド、ジメチルスルホ、イソキノリンなどの有機極性溶
媒を挙げることができる。
ルコ−ル、メチルアルコ−ル、n−プロピルアルコ−
ル、イソプロピルアルコ−ル、n−ブチルアルコ−ル、
t−ブチルアルコ−ルなどの炭素数1〜5の低級アルコ
−ル、さらにそれらの溶媒の2種以上が混合されている
混合溶媒やこれらのアルコ−ル系溶媒と前述のポリアミ
ック酸の溶液に含まれる有機極性溶媒とを混合して使用
してもよい。
面処理後、加熱処理、例えば最初に約100〜400℃
の温度においてポリマ−のイミド化および溶媒の蒸発・
除去を約0.1〜5時間、特に0.2〜3時間で除々に
行うことが適当であり、特に前記の約100〜400℃
の加熱処理は約100〜170℃の比較的低い温度で約
1〜30分間第一次加熱処理し、次いで170〜220
℃の温度で約1〜30分間第二次加熱処理して、そして
220〜400℃の高温で約1〜30分間第三次加熱処
理するように段階的に行うことが好ましい。
〜600℃の高い温度で第四次高温加熱処理してもよ
く、また250℃以上の連続加熱処理においては、ピン
テンタ−、クリップ、枠などで、少なくとも長尺の固化
フィルムの長手方向に直角の方向の両端部を固定して行
うことが好ましい。
の含有率が5〜500ppmで、Raが0.6nm以
下、好ましくは0.2〜0.55nmで、好ましくは厚
さが7〜125μで、引張弾性率が400kg/mm2
より大きく、好ましくは600〜2000kg/mm2
で、耐薬品性が優れているので、精度高く文字の転写が
可能であり、この範囲内をはずれると工業的にこの発明
の目的を満足するポリイミドフィルムを得ることが困難
になる。
のP元素の分析は、ポリイミドフィルムを酸化亜鉛と一
緒に燃焼灰化させ、希硫酸で溶解後、モリブデン酸アン
モニウム、亜硫酸ソ−ダ、ハイドロキノンを加え、分光
光度計で吸光度(波長655nm)を測定する分析方法
によって求めたものをいう。
ルムのRaは、原子間顕微鏡(AFM:セイコ−電子工
業(株)製 SFA300)を用い、800×800n
mの領域の測定を行って(中心線平均粗さ JIS B
0601)求めた。測定領域内に異常部分(粗大な突起
等)が存在するときは、その部分は除外した。
イミドフィルムにスパッタリングのような方法で直接あ
るいは接着剤を介してポリイミドフィルムのような同種
あるいは銅のような異種の基材を積層することによって
得ることができる。
明のポリイミドフィルム(前記特定のRa値を有する表
面上)に接着剤を塗布、乾燥し金属箔、例えば銅箔を張
り合わせる方法、あるいは前記ポリイミドフィルム(特
定のRa値を有する表面上)に耐熱性接着剤、例えば熱
可塑性ポリイミドの溶液、あるいはその前駆体であるポ
リアミック酸の溶液を塗布、乾燥、加熱した耐熱性接着
剤付きポリイミドフィルムや、このポリイミドフィルム
(特定のRa値を有する表面上)に直接金属(銅、クロ
ム、アルミ、ニッケル)を蒸着、スパッタで直接付着
し、その上にさらに金属(例えば銅、クロム、アルミ、
ニッケル)を電解または無電解等で付着させた基板を挙
げることができる。
は、例えば、FPC、TAB、LOC(リ−ド・オン・
チップ)等の用途や、熱制御フィルム等に好適に使用す
ることができる。
において部は重量部を示す。
3' ,4,4' −ビフェニルテトラカルボン酸二無水物
294.22部とP−フェニレンジアミン108.14
部を加え約10時間反応させてポリアミック酸溶液を得
た。このポリアミック酸の対数粘度は2.50であり、
溶液の30℃の粘度は1300ポイズであった。
3' ,4,4' −ビフェニルテトラカルボン酸二無水物
294.22部と4,4' −ジアミノジフェニルエ−テ
ル200.24部を加え室温で約10時間反応させてポ
リアミック酸溶液を得た。このポリアミック酸溶液の対
数粘度は2.65はであり、溶液の30℃の粘度は11
00ポイズであった。
−ジアミノジフェニルエ−テル200.24部を添加
後、ピロメリット酸二無水物218.12部を加え約6
時間反応させてポリアミック酸溶液を得た。このポリア
ミック酸溶液の対数粘度は1.60であり、溶液の30
℃の粘度は300ポイズであった。
4,4' −ビフェニテトラカルボン酸二無水物147.
2部、ピロメリット酸二無水物100.1部、パラフェ
ニレンジアミン75.7部、4,4' −ジアミノジフェ
ニルエ−テル60.6部を加え約6時間反応させてポリ
アミック酸溶液を得た。このポリアミック酸溶液の対数
粘度(30℃、0.5g/100ml N−メチル−2
−ピロリドン)は2.51であり、溶液の30℃の粘度
は2900ポイズであった。
部に対して、モノステアリルリン酸エステルトリエタノ
−ルアミン塩0.1部を加え、室温で6時間攪拌してポ
リアミック酸組成物を得た。この組成物をステンレスベ
ルト上に流延塗布し、120℃で10分間乾燥したの
ち、ステンレスベルト面より剥がし自己支持性フィルム
を得た。剥離はスム−ズであった。
N−ジメチルアセトアミドをグラビヤコ−タ−(#20
0、格子型)で2m/minの速度で約12μmの厚み
にコ−ティングした後、150℃で5分間加熱し、次い
で200℃に昇温してその温度で7分間加熱し、さらに
250℃に昇温し、その温度で9分間加熱し、最後に4
50℃にまで昇温し、その温度で7分間熱処理して、ポ
リマ−のイミド化およびフィルムの乾燥を行って厚さ2
5μmのポリイミドフィルムを製造した。このフィルム
処理表面のRaは0.45nmで、フィルム中のP元素
が62ppmで、引張弾性率が880kg/mm2 、1
0%NaOH水溶液に60℃で1時間浸漬してもほとん
ど変化なく保持していた。
価を以下のようにして行った。すなわち、このポリイミ
ドフィルムの前記Ra面に銀微粉末と熱硬化性エポキシ
樹脂とからなる導電性ペ−ストをスクリ−ン印刷し、フ
ィルム上に転写用回路パタ−ンを形成した。回路パタ−
ンの印刷は良好であった。この転写用シ−トを射出成形
用金型内にセットし、成形樹脂としてポリフェニレンス
ルフィド樹脂を用いて射出成形した。成形終了後、成形
品を金型より取り出し転写シ−トを剥離したが、剥離抵
抗もほとんどなく、シ−ト上の回路パタ−ンは完全にポ
リフェニレンスルフィド成形品側に転写してプリント回
路基板が作製できた。形成された回路の寸法は転写回路
とほとんど変化がなかた。この成形品を無電解メッキを
行い転写された導電ペ−スト層の上に銅メッキを約12
μmの厚さに形成し良好な配線基板を得た。
部に対して、モノステアリルリン酸エステルトリエタノ
−ルアミン塩0.1部を加え、室温で6時間攪拌してポ
リアミック酸組成物を得た。この組成物をステンレスベ
ルト上に流延塗布し、120℃で10分間乾燥したの
ち、ステンレスベルト面より剥がし自己支持性フィルム
を得た。剥離はスム−ズであった。得られた自己支持性
フィルムから実施例1と同様にして厚さ25μのポリイ
ミドフィルムを製造した。このフィルム表面のRaは
0.40nmで、フィルム中のP元素含有率が58pp
mで、引張弾性率が580kg/mm2 、10%NaO
H水溶液に60℃で1時間浸漬してもほとんど変化なく
保持していた。
1と同様にして良好な配線基板を得ることができた。
N−ジメチルアセトアミドによる表面塗布処理を行わな
いことを除き実施例1と同様にしてポリイミドフィルム
を製造した。このフィルム表面のRaは1.8nmで、
フィルム中のP元素含有率が63ppmで、引張弾性率
が880kg/mm2 で、10%NaOH水溶液に60
℃で1時間浸漬してもほとんど変化なく保持していた。
硬化性エポキシ樹脂からなる導電性ペ−ストをスクリ−
ン印刷し、フィルム上に転写用回路パタ−ンを形成し
た。この転写用シ−トを射出成形用金型内にセットし、
成形樹脂としてポリフェニレンスルフィド樹脂を用いて
射出成形した。成形終了後、成形品を金型より取り出し
転写シ−トを剥離したところ、ポリイミドフィルム側に
ペ−ストが一部残っており、転写された回路パタ−ンに
抜けが生じ使用不可となった。
実施例1と同様にしてポリイミドフィルムを製造した。
このフィルム表面のRaは0.50nmで、フィルム中
のP元素の含有率が58ppmで、引張弾性率が380
kg/mm2 で、10%NaOH水溶液に60℃で1時
間浸漬してもほとんど変化なく保持していた。
硬化性エポキシ樹脂からなる導電性ペ−ストをスクリ−
ン印刷し、フィルム上に転写用回路パタ−ンを形成し
た。この転写用シ−トを射出成形用金型内にセットし、
成形樹脂としてポリフェニレンスルフィド樹脂を用いて
射出成形した。成形終了後、成形品を金型より取り出し
転写シ−トを剥離した。シ−ト上の回路パタ−ンはポリ
フェニレンスルフィド成形品側に転写していたが、この
回路は転写回路パタ−−ンより小さくなったり、歪みを
生じており、使用不可であった。
実施例1と同様にしてポリイミドフィルムを製造した。
このフィルム表面のRaは0.47nmで、フィルム中
のP元素の含有率が61ppmで、引張弾性率が310
kg/mm2 で、10%NaOH水溶液に60℃で1時
間浸漬すると溶解していた。
硬化性エポキシ樹脂からなる導電性ペ−ストをスクリ−
ン印刷し、フィルム上に転写用回路パタ−ンを形成し
た。この転写用シ−トを射出成形用金型内にセットし、
成形樹脂としてポリフェニレンスルフィド樹脂を用いて
射出成形した。成形終了後、成形品を金型より取り出し
転写シ−トを剥離した。シ−ト上の回路パタ−ンはポリ
フェニレンスルフィド成形品側に転写していたが、この
回路は転写回路パタ−−ンより小さくなったり、歪みを
生じており、使用不可であった。
ステアリルリン酸エステルトリエタノ−ルアミン塩を添
加しないで、ステンレスベルト上に流延塗布して、12
0℃で10分間乾燥したのち、ステンレスベルト面より
剥がそうとしたが、剥離が困難でフィルムが切断した
り、剥離面にも剥離痕が付いたりし、良好なフィルムを
製造することができなかった。
タ−のグラビヤメッシュを150にし、塗布の厚みを約
12μmから17μmに変えた(実施例3)か、あるい
はN,N−ジメチルアセトアミドに代えてN−メチル−
2−ピロリドンを塗布した(実施例4)か、モノステア
リルリン酸エステルトリエタノ−ルアミン塩を0.02
5部(実施例5)に変えたか、モノステアリルリン酸エ
ステルトリエタノ−ルアミン塩を0.5部(実施例6)
に変えたか、モノステアリルリン酸エステルトリエタノ
−ルアミン塩に変えて、ジオクチルリン酸エステルモノ
エタノ−ルアミン塩を0.1部用いた(実施例7)か、
トリエチレングリコ−ルモノトリデシルエ−テルのモノ
リン酸エステルを0.1部用いた(実施例8)他は実施
例1と同様に実施した。
ムについて、実施例1と同様にして良好な配線基板を得
ることができた。結果をまとめて表1に示す。
ているので、以下に記載のような効果を奏する。
程における寸法精度が高く、精度高く文字の転写・光の
反射を可能とし、種々の製造工程を経ても変化の少ない
ものである。
分が30モル%以上のビフェニルテトラカルボン酸成分
と50モル%以上のフェニレンジアミン成分とからなる
ものは、種々の製造工程における寸法精度が高く、精度
高く文字の反射・光の転写を可能とし、種々の製造工程
を経ても変化が少なく、安定的に一定した品質で大量
に、工業的に得ることができる。
は、種々の製造工程における寸法精度が高く、精度高く
文字の転写・光の反射が可能であり、種々の製造工程を
経ても変化少ないものである。
Claims (3)
- 【請求項1】ポリマ−が芳香族テトラカルボン酸成分と
芳香族ジアミン成分とからなるフィルムであって、全フ
ィルム中のP元素の含有率が5〜500ppmであり、
かつ少なくとも一方のフィルム表面のRaが0.6nm
以下であり、引張弾性率が400kg/mm2 より大き
く、耐薬品性が優れていることを特徴とするポリイミド
フィルム。 - 【請求項2】芳香族テトラカルボン酸成分が30モル%
以上のビフェニルテトラカルボン酸成分からなり、芳香
族ジアミン成分が50モル%以上のフェニレンジアミン
成分からなることを特徴とする請求項1記載のポリイミ
ドフィルム。 - 【請求項3】ポリマ−が芳香族テトラカルボン酸成分と
芳香族ジアミン成分とからなるフィルムであって、全フ
ィルム中のP元素の含有率が5〜500ppmであり、
かつ少なくとも一方のフィルム表面のRaが0.6nm
以下であり、引張弾性率が400kg/mm2 より大き
く、耐薬品性が優れているフィルムに、直接あるいは接
着剤を介して同種あるいは異種の基材が積層されている
ことを特徴とする積層体。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23715894A JP3322028B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | ポリイミドフィルムおよび積層体 |
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---|---|
JPH08100072A JPH08100072A (ja) | 1996-04-16 |
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Family
ID=17011262
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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-
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- 1994-09-30 JP JP23715894A patent/JP3322028B2/ja not_active Expired - Lifetime
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