JPH08132942A - 車両用多目的シート - Google Patents

車両用多目的シート

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JPH08132942A
JPH08132942A JP29798394A JP29798394A JPH08132942A JP H08132942 A JPH08132942 A JP H08132942A JP 29798394 A JP29798394 A JP 29798394A JP 29798394 A JP29798394 A JP 29798394A JP H08132942 A JPH08132942 A JP H08132942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
seat cushion
cushion
supported
shaft
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP29798394A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Yanagida
年男 柳田
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OTEC JAPAN KK
Original Assignee
OTEC JAPAN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 快適な着座姿勢を得るとともに、平坦なベッ
ド状態を実現する。 【構成】 シートクッションのシートフレーム85の端
部がヒンジ部80でシートレッグ3に支持され、ヒンジ
部80より前方部分がシャフト14に固定されたカム1
5で支持される。シャフト14を回転させることにより
シートクッションの姿勢を変えることができる。シャフ
ト14の中心からの距離が大きい当たり面Aがシートフ
レーム85に当接したとき、シートクッションは通常着
座に適した前上がりとなり、距離の小さい当たり面Bが
当接したときにはシートクッションが水平となる。図示
しないシートバックはその端部がリクライニングデバイ
スによりシートレッグ3の上部に支持され、リクライニ
ングデバイスにより傾斜角度の調整及び固定がなされ
る。これにより快適な着座姿勢を得るとともに、フルフ
ラット状態としたときに平坦なクッションベッド状態が
実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、拡大された利用形態
を可能とする車両用多目的シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、乗用車、あるいは鉄道車両な
どにおいては、乗員のための利便性を向上するために、
例えばリクライニングシートのようにシートバックの姿
勢を変化させることができるようになっている。図6
は、この種のシートの第1の例を示すもので、シートク
ッション20が車室内に固定されるとともにシートバッ
ク30がシートクッション20に対してリクライニング
デバイス40によって回動可能とされ、矢印Cのように
シートバック30の前倒しと後傾が行なえる。このほ
か、シートを折り畳んで省スペース収納を実現するため
には、図7に示されるような第2のシートがある。これ
は、第1例と同様にシートバック60が前倒しと後傾な
どの回動ができるほか、シートクッション50はベース
体に支持されるとともに回転中心70まわりに回動可能
とされ、点線で示した略垂直状態で収納することができ
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものは、とくに乗用車系ワンボックス車、鉄道車両
などに多く採用されるが、シートクッション20の姿勢
は固定で図6に示したように前上がりとされており、水
平でない。また図7のシートクッション50は回動可能
とされても、着座状態では着座角度の調整はできない。
従って通常着座状態としたとき快適さを確保することが
できるものの、シートバック30、60を倒してフルフ
ラットのベッド状態(フルリクライニング状態)では、
乗員の身体に接する面が平坦面とならずベッドとしては
非常に使いにくいという問題点があった。従ってこの発
明は、上記従来の問題点に鑑み、通常の着座状態におい
て快適な姿勢が保持できるとともに、シートクッション
角度の調整によって平坦なフルフラット状態が得られ、
使いやすいクッションベッドを実現することができる車
両用多目的シートを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため請求項1記載の
発明は、車室内に設けられシートクッションとシートバ
ックを備えるシートにおいて、前記シートバックがリク
ライニングデバイスを介してベース体に支持され、前記
シートクッションはその一端がヒンジによって該ベース
体に支持されるとともに、前記ベース体にはシートクッ
ションの前記ヒンジより前方部を支持する支持機構が設
けられ、該支持機構はその支持高さを調整可能とされ、
前記シートクッションの傾斜角度が前記支持機構により
調整されるものとした。請求項2記載の発明は、前記支
持機構は左右方向に延びるシャフトに固定されるととも
に、前記シートクッションのフレームに当接する当たり
面を有するカムを備え、前記シャフトに連結されたレバ
ーを回動することにより当たり面の高さが複数段階に選
択可能とされているものとした。
【0005】
【作用】シートバックがリクライニングデイバスを介し
てベース体に支持されているので、着座姿勢時の角度調
整とフルフラット状態を容易に実現することができる。
そして、シートクッションのヒンジ前方を高さ可変に支
持する支持機構を備えているから、快適な着座姿勢を保
持しながらフルフラットにしたときには平坦なクッショ
ンベッドが得られる。
【0006】
【実施例】図1は、この発明の実施例を示す側面図であ
る。シートクッション1はヒンジ部80と角度調整機構
90を介してベース体としてのシートレッグ3の上部に
支持されるとともに、角度調整機構90により傾斜の着
座状態とフルフラットのベッド状態に切り替えられる。
シートバック2はその端部がリクライニングデバイス4
を介してシートレッグ3の上部に支持され、リクライニ
ングデバイス4により傾斜角度の調整及び固定がなされ
る。リクライニングデバイス4の回転中心とヒンジ部8
0の回転中心は近接して配置され、シートクッション1
及びシートバック2をそれぞれ水平としたときにシート
クッション1とシートバック2が連なって1つの平坦面
となる。着座状態では角度調整機構90によりシートク
ッション1の先端が稍高い着座姿勢となる
【0007】図2、図3は、シートクッション1を支持
するヒンジ部80と角度調整機構90の構成を示す図で
ある。図2の(a)は側面図、(b)は(a)のA−A
部矢視図である。図3は斜視図である。シートクッショ
ン1はヒンジ部80を中心に回転自在となっている。す
なわち、シートフレーム85はフレームブラケット7を
介して熔接で固定されたパイプフレーム8とヒンジアー
ム6で構成されている。ヒンジブラケット5がシートレ
ッグ3に熔接で固定されている。段付ボルト9はナイロ
ンワッシャー10を挟んでヒンジブラケット5を貫通し
ナット11で締め付けられている。これらは左右略対称
に設けられ、以下必要に応じて添え字A、Bを付して示
す。
【0008】シートレッグ3の端部には、シートフレー
ム85を支持する角度調整機構90が設けられている。
左右に延びるシャフト14を支持するブラケット12が
シートレッグ3にビス13で固定されている。シャフト
14にはカム15A、15Bが対に固定されている。シ
ャフト14の一端にはレバーノブ16が固定されブラケ
ット12の穴中心をセンターにシャフト14を介してカ
ム15A、15Bとレバーノブ16が連動回転する。ブ
ラケット12A、12Bとカム15A、15Bには小さ
な穴18A、18Bと17A、17Bが設けられ、2つ
のスプリング19の両端がそれぞれの穴に係止されてい
る。
【0009】シートクッション1を立てた状態から着座
状態に回動すると、シートフレーム85は、ヒンジ部8
0を中心に回転し、フレームブラケット7がカム15に
当接して支持される。カム15は、図4に示すように互
いに直角に配された2つの当たり面AとBを有する。シ
ャフト14の回転中心から当たり面Bまでの距離は、当
たり面Aまでの距離に対し小さくしてある。レバーノブ
16を操作してシャフト14に固定されたカム15を回
転させることにより、当たり面A、Bを選択的にフレー
ムブラケット7に当接させることができる。フレームブ
ラケット7が、距離の大きい当たり面Aと当たっている
場合、図5に示すように、シートクッション1に前上が
りのクッションアングルαが付き、一般着座状態に適し
ている。当たり面Bと当たると、フレームはさらに下方
向へ回転し水平状態を作り出しベッドとして利用する場
合に最適となる。
【0010】スプリング19は、カム15の当たり面A
が上面となると、当たり面Bが上面となる状態を維持す
るために設けている。すなわち、当たり面Aがフレーム
ブラケット7に当接する角度と当たり面Bが当接する角
度の間を回動する間にデッドポイントを通過するように
カム15の穴17とブラケット12の穴18に支持さ
れ、スプリング19の反力により上記カム15の姿勢を
保つ。このスプリング19により確実にカム姿勢が保た
れているが、もちろんこれが無くともカム15は支持機
能を果たせる。
【0011】以上説明してきたように、本実施例は、シ
ートクッション1のフレームブラケット7に当接するカ
ム15を設けそのカムの当たり面が2面あり、カム15
中心から各当たり面までの距離を異なる寸法としたた
め、一般着座状態では、シートクッション1にアングル
αが付き、ベッド状態では水平となり、2つの用途でシ
ートクッション角度が変えられるという効果が得られ
る。なお、実施例では、カム15の当たり面を2面とし
て2段階に変化できるものとしたが、さらに当たり面を
増して多段階に選択できるようにしてよい。また、当た
り面がフレームブラケット7に当接するものとしたが、
パイプフレーム8に当接するようにしてもよい。
【0012】
【発明の効果】以上の通り、この発明によれば、シート
バックがリクライニングデイバスを介してベース体に固
定されているので、着座姿勢時の角度調整とフルフラッ
ト状態を容易に実現することができる。そして、シート
クッションのヒンジ前方を高さ可変に支持する支持機構
を備えているから、快適な着座姿勢を保持しながらフリ
フラットにしたときには平坦なクッションベッド状態が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の構成を示す図である。
【図2】本実施例にかかる角度調整機構の構成を示す図
である。
【図3】支持機構の構成を示す図である。
【図4】カム構成の説明図である。
【図5】着座状態時のカム位置を示す図である。
【図6】従来例を示す図である。
【図7】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1、20、50 シートクッション 2、30、60 シートバック 3 シートレッグ 4、40 リクライニングデバイス 5 ヒンジブラケット 6 ヒンジアーム 7 フレームブラケット 8 パイプフレーム 9 段付きボルト 10 ナイロンワッシャー 11 ナット 12 ブラケット 13 ビス 14 シャフト 15 カム 16 レバーノブ 17、18 穴 19 スプリング 80 ヒンジ部 85 シートフレーム 90 角度調整機構(支持機構)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に設けられシートクッションとシ
    ートバックを備えるシートにおいて、前記シートバック
    がリクライニングデバイスを介してベース体に支持さ
    れ、前記シートクッションはその一端がヒンジによって
    該ベース体に支持されるとともに、前記ベース体にはシ
    ートクッションの前記ヒンジより前方部を支持する支持
    機構が設けられ、該支持機構はその支持高さを調整可能
    とされ、前記シートクッションの傾斜角度が前記支持機
    構により調整されることを特徴とする車両用多目的シー
    ト。
  2. 【請求項2】 前記支持機構は左右方向に延びるシャフ
    トに固定されるとともに、前記シートクッションのフレ
    ームに当接する当たり面を有するカムを備え、前記シャ
    フトに連結されたレバーを回動することにより当たり面
    の高さが複数段階に選択可能とされていることを特徴と
    する請求項1記載の車両用多目的シート。
JP29798394A 1994-11-07 1994-11-07 車両用多目的シート Withdrawn JPH08132942A (ja)

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JPH08132942A true JPH08132942A (ja) 1996-05-28

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JP29798394A Withdrawn JPH08132942A (ja) 1994-11-07 1994-11-07 車両用多目的シート

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JP (1) JPH08132942A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1308344A3 (en) * 2001-11-02 2004-05-12 Britax Aircraft Interiors UK Limited Passenger seat
JP2021004001A (ja) * 2019-06-27 2021-01-14 トヨタ自動車株式会社 ヒンジ構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1308344A3 (en) * 2001-11-02 2004-05-12 Britax Aircraft Interiors UK Limited Passenger seat
US6811219B2 (en) 2001-11-02 2004-11-02 Britax Excelsior Limited Passenger seat
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Effective date: 20020115