JPH08132870A - ウインドウガラス保持クリップ - Google Patents

ウインドウガラス保持クリップ

Info

Publication number
JPH08132870A
JPH08132870A JP27091894A JP27091894A JPH08132870A JP H08132870 A JPH08132870 A JP H08132870A JP 27091894 A JP27091894 A JP 27091894A JP 27091894 A JP27091894 A JP 27091894A JP H08132870 A JPH08132870 A JP H08132870A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window glass
holding clip
window
clip
vehicle body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27091894A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Nakajo
直樹 仲條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP27091894A priority Critical patent/JPH08132870A/ja
Publication of JPH08132870A publication Critical patent/JPH08132870A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 結露水を確実に排水することのできるウイン
ドウガラス保持クリップを提供する。 【構成】 車体11に側部に形成された窓開口12の下
部に装着されてこの窓開口12に嵌合接着されるウイン
ドウガラス13の保持クリップ21において、一端が車
室内のウインドウガラス13の内面に沿って開口する一
方、他端が車体11外面のウインドウガラス13の下方
に開口してウインドウガラス13の内面に発生する結露
水を外部に排出する排水通路30を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウインドウガラスを車
体に側部に形成された窓開口に嵌合接着するときに用い
られるウインドウガラス保持クリップに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車では、車体外面の凹凸をな
くして空気抵抗を低減したり、また、見栄えを良くして
外観品質を向上させることが考えられている。大型バス
にあっても、このような観点からウインドウガラスを車
体に形成された窓開口に接着する場合に各種の工夫が凝
らされている。即ち、大型バスにおいて、ウインドウガ
ラスは窓開口に接着剤等を用いて直接接着されている
が、接着剤が硬化して接着が完了するまでには時間がか
かり、その間にウインドウガラスがずれて正しい位置に
固定することができない場合がある。そのため、従来、
ウインドウガラスの接着時にクリップ等を用いてウイン
ドウガラスのずれを防止するものが、例えば、特開平4
−121221号公報に開示されている。
【0003】図3に特開平4−121221号公報に開
示された従来のウインドガラスの取付構造によってウイ
ンドウガラスが装着されたバスの外観、図4に図3のIV
−IV断面を示す。
【0004】図3に示すように、従来のウインドウガラ
スの取付構造にあっては、バスの車体101の側部に形
成された窓開口に一対の上部クリップ102及び下部ク
リップ103によってウインドウガラス104が位置保
持され、接着剤によって固着され、且つ、モール10
5,106によって取付部が被覆されている。
【0005】即ち、図4に示すように、上部クリップ1
02はボルト107によって車体101に固定されるよ
うになっており、左右に押圧リップ108が形成されて
いる。また、上部クリップ102の中央部にはガラス係
止部109が一体に形成され、このガラス係止部109
の上下にはモール係止部110,111が形成されてい
る。一方、下部クリップ103はボルト112によって
車体101に固定されるようになっており、左右に押圧
リップ113が形成されている。また、下部クリップ1
03の中央部にはガラス係止部114が一体に形成さ
れ、このガラス係止部114の上下にはモール係止部1
15,116が形成されている。
【0006】そして、この上部クリップ102及び下部
クリップ103を用いてウインドウガラス104を固着
するには、まず、車体101にボルト112によって下
部クリップ103を固定し、この下部クリップ103の
ガラス係止部114にウインドウガラス104を載せ
る。次に、ウインドウガラス104の位置を調整してか
ら車体101にボルト107によって上部クリップ10
2を固定し、この上部クリップ102のガラス係止部1
09によってウインドウガラス104を保持する。この
状態で車体101とウインドウガラス104との間に形
成された上下の空間に接着剤(ウレタンシーラ)119
を注入し、ウインドウガラス104の全周にわたって設
けられたダム117,118によって注入された接着剤
119が漏れないようにすることで、ウインドウガラス
104が固定される。最後に、上部クリップ102及び
下部クリップ103に上下のモール105,106を装
着して作業が完了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ウインドウ
ガラス104の内面、即ち、車室内側の面には外気との
温度差によって結露が起こって水滴が付着する。上述し
た従来の上部クリップ102及び下部クリップ103を
用いたウインドウガラスの取付構造にあっては、ウイン
ドウガラス104の上部及び下部は接着剤119によっ
て車体101に固定されている。従って、ウインドウガ
ラス104の内面にて結露によって付着した水滴はこの
ウインドウガラス104の内面を伝わって流れ落ち、ウ
インドウガラス104の下部と車体101との間のダム
118上に溜まってしまう。
【0008】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、結露水の排水を可能としたウインドウガラス保
持クリップを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明のウインドウガラス保持クリップは、車体の
側部に形成された窓開口の下部に装着されて該窓開口に
嵌合接着されるウインドウガラスの保持クリップにおい
て、一端が車室内の前記ウインドウガラスの内面に沿っ
て開口する一方、他端が前記車体外面の前記ウインドウ
ガラスの下方に開口して前記ウインドウガラスの内面に
発生する結露水を外部に排出する排水通路が形成された
ことを特徴とするものである。
【0010】また、本発明のウインドウガラス保持クリ
ップは、ウインドウガラスの内面の排水通路の上端の高
さ位置の該排水通路を除く部分に水平にダムを設けたこ
とを特徴とするものである。
【0011】
【作用】一端が車室内に沿って開口して他端が車体外面
に開口する結露水の排水通路をウインドウガラスの保持
クリップに形成したことで、車室内外気の温度差によっ
て発生した結露水はウインドウガラスの内面を伝わって
流れ、ウインドウガラスの下部と車体との間に開口した
排水通路の一端に入り、内部を伝わって車室外に排出さ
れる。
【0012】そして、ウインドウガラスの内面の排水通
路の上端の高さ位置であって、排水通路を除く部分に水
平なダムを設けたことで、発生した結露水はウインドウ
ガラスの内面を伝わって流れ、ダムを介して排水通路か
ら車室外に排出される。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0014】図1に本発明の一実施例に係るウインドウ
ガラス保持クリップの取付状態を表す断面、図2に本実
施例のウインドウガラス保持クリップの斜視を示す。
【0015】図1及び図2に示すように、本実施例のウ
インドウガラス保持クリップ21はバスなどの車体11
の側部に形成された窓開口12の下部に装着されてウイ
ンドウガラス13の下部を保持するものである。即ち、
このウインドウガラス保持クリップ21において、本体
22は上部が開口した箱形状をなし、下部の中央部には
T型スタッド14が貫通する貫通孔23が形成されると
共に、この本体22の左右の壁面には車体11に密着す
る上下の押圧リップ24,25が一体に形成されてい
る。また、本体22の上部にはウインドウガラス13の
下部を載せるためのガラス係止部26が一体に形成され
ると共に、本体22の左右の壁面から突出するようにウ
インドウガラス13の下部に係止するガラス係止片27
が形成されている。そして、この本体22にはモール1
5が係止する上下のモール係止部28,29が形成され
ている。
【0016】また、このウインドウガラス保持クリップ
21にはウインドウガラス13の内面に発生する結露水
を外部に排出する排水通路30が形成されている。即
ち、本体22には上方に延びる延設部31が一体に形成
されており、この延設部31は断面がコ字形状をなし、
内部に溝32を有すると共に上端に開口33が形成され
ている。そして、この溝32の下端は本体22の内部に
形成された連通孔34に連通し、更に、本体22のモー
ル係止部29の下部に形成された開口35に連通してい
る。
【0017】ここで、上述した本実施例のウインドウガ
ラス保持クリップ21を用いたウインドウガラス13の
取付作業について説明する。まず、車体11の窓開口1
2の所定の位置にダム42を装着すると共に、車体11
の窓開口12の下部にT型スタッド14によって保持ク
リップ21を固定する。このとき、このダム42は保持
クリップ21の開口33を除く車体11とウインドウガ
ラス13との間に全て位置しており、ダム42と開口3
3の高さはほぼ同様となっている。その後、保持クリッ
プ21に接着剤(ウレタンシーラ)41を塗布し、ウイ
ンドウガラス13をこの保持クリップ21のガラス係止
部26に載せ、ウインドウガラス13の位置を調整しな
がら左右のガラス係止片27によってウインドウガラス
13を係止することで、このウインドウガラス13は車
体11に保持される。そして、モール15を保持クリッ
プ21のモール係止部28,29に係止することで装着
し、ウインドウガラス13の取付作業が完了する。
【0018】なお、このウインドウガラス13の取付作
業において、車体11の窓開口12に保持クリップ21
を固定した後に、ウインドウガラス13にダム42を装
着した状態で、ウインドウガラス13に接着剤41を塗
布して保持クリップ21に固定するようにしてもよい。
【0019】このようにウインドウガラス保持クリップ
21を用いてウインドウガラス13を取付けたことで、
一端が開口33により車室内のウインドウガラス13の
内面に沿って開口し、開口33と溝32及び連通孔34
を介して連通する他端が車体11の外面のウインドウガ
ラス13の下方に開口35により開口する排水通路30
が形成される。そして、この排水通路30はバスの側部
に固着されたウインドウガラス13に沿って設けられる
こととなる。従って、車室内外気の温度差によって発生
した結露水はウインドウガラス13の内面を伝わって流
れ落ち、ウインドウガラス13の下部と車体11との間
のダム42上に溜まろうとするが、ここに開口33が形
成されているので、結露水はこの開口33から排水通路
30内に入り、内部を通って開口35から車室外に排出
される。
【0020】なお、ウインドウガラス保持クリップ21
の排水通路30において、車室内の開口33と車室外の
開口35との高低差を十分に確保することで、バス走行
中の負圧によって車室内外気圧差が起こっても水滴の逆
流は防止できる。
【0021】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明のウインドウガラス保持クリップによれば、
一端が車室内のウインドウガラスの内面に沿って開口す
る一方、他端が車体外面のウインドウガラスの下方に開
口してウインドウガラスの内面に発生する結露水を外部
に排出する排水通路を形成したので、車室内外気の温度
差によって発生した結露水をこの排水通路により確実に
外部に排出することができる。その結果、排水のための
ドレンホースなどの排水部品を追加することなく、且
つ、排水部品の取付のための孔加工や接着処理等を行な
うことなく、簡単に結露水の排水通路を確保することが
できる。
【0022】また、本発明のウインドウガラス保持クリ
ップによれば、ウインドウガラスの内面の排水通路の上
端の高さ位置であって、この排水通路を除く部分に水平
なダムを設けたことで、発生した結露水はウインドウガ
ラスの内面を伝わって流れ、ダムを介して確実に排水通
路から車室外に排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るウインドウガラス保持
クリップの取付状態を表す断面図である。
【図2】本実施例のウインドウガラス保持クリップの斜
視図である。
【図3】従来のウインドガラスの取付構造によってウイ
ンドウガラスが装着されたバスの外観図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【符号の説明】
11 車体 12 窓開口 13 ウインドウガラス 15 モール 21 ウインドウガラス保持クリップ 22 本体 30 排水通路 31 延設部 32 溝 33,35 開口 36 連通路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16B 5/06 Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の側部に形成された窓開口の下部に
    装着されて該窓開口に嵌合接着されるウインドウガラス
    の保持クリップにおいて、一端が車室内の前記ウインド
    ウガラスの内面に沿って開口する一方、他端が前記車体
    外面の前記ウインドウガラスの下方に開口して前記ウイ
    ンドウガラスの内面に発生する結露水を外部に排出する
    排水通路が形成されたことを特徴とするウインドウガラ
    ス保持クリップ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のウインドウガラスの保持
    クリップにおいて、ウインドウガラスの内面の排水通路
    の上端の高さ位置の該排水通路を除く部分に水平にダム
    を設けたことを特徴とするウインドウガラス保持クリッ
    プ。
JP27091894A 1994-11-04 1994-11-04 ウインドウガラス保持クリップ Pending JPH08132870A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27091894A JPH08132870A (ja) 1994-11-04 1994-11-04 ウインドウガラス保持クリップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27091894A JPH08132870A (ja) 1994-11-04 1994-11-04 ウインドウガラス保持クリップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08132870A true JPH08132870A (ja) 1996-05-28

Family

ID=17492810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27091894A Pending JPH08132870A (ja) 1994-11-04 1994-11-04 ウインドウガラス保持クリップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08132870A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030041435A (ko) * 2001-11-20 2003-05-27 현대자동차주식회사 버스의 도어 글래스 고정구조
JP2006308089A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Newfrey Llc クリップ及びクリップをもつ締結システム
JP2008542582A (ja) * 2005-05-26 2008-11-27 サン−ゴバン グラス フランス 成形されたバンド上に装飾輪郭部分を固定する装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030041435A (ko) * 2001-11-20 2003-05-27 현대자동차주식회사 버스의 도어 글래스 고정구조
JP2006308089A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Newfrey Llc クリップ及びクリップをもつ締結システム
JP2008542582A (ja) * 2005-05-26 2008-11-27 サン−ゴバン グラス フランス 成形されたバンド上に装飾輪郭部分を固定する装置
KR101310151B1 (ko) * 2005-05-26 2013-09-24 쌩-고벵 글래스 프랑스 장식 프로파일 섹션을 성형 밴드에 고정시키기 위한 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08132870A (ja) ウインドウガラス保持クリップ
US6786537B2 (en) One piece plastic water management system for sunroof
JPH01153325A (ja) 車両用ウインドウ
EP1353816B1 (en) Method for installing a fixed window and a fixed window
JP2567421B2 (ja) 車両用ウインドモール
JPS646327Y2 (ja)
JP3987249B2 (ja) ドアウエザーストリップの取付構造
JPS6130900Y2 (ja)
JP2600442B2 (ja) ウインドウパネルの周縁部構造
JPH06249Y2 (ja) バツクドアの排水構造
JPH0132570Y2 (ja)
JPS62273118A (ja) 自動車用ドアのシ−ル構造
JPS641166Y2 (ja)
JPH0952529A (ja) バックウィンドウの雨だれ防止構造
JPS5826180Y2 (ja) 自動車用ドアのシ−ル構造
JPS6012333A (ja) 自動車用ドア配設部のシ−ル構造
JPS59206218A (ja) ウインドウパネル周縁部の水抜構造
JPH0146333B2 (ja)
JPS6318538Y2 (ja)
JP4558230B2 (ja) 排水機能付きパネルドア
JPH075030Y2 (ja) 自動車用スポイラ
JPH0226727Y2 (ja)
JPS58156414A (ja) ウエザ−ストリツプ
JPH0144333Y2 (ja)
JP2555039Y2 (ja) 自動車におけるリヤゲートの水抜き構造

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010213