JPH08132590A - パッド印刷方法及びパッド印刷機 - Google Patents

パッド印刷方法及びパッド印刷機

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JPH08132590A
JPH08132590A JP29561194A JP29561194A JPH08132590A JP H08132590 A JPH08132590 A JP H08132590A JP 29561194 A JP29561194 A JP 29561194A JP 29561194 A JP29561194 A JP 29561194A JP H08132590 A JPH08132590 A JP H08132590A
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JP
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pad
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Application number
JP29561194A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Furukawa
廣志 古川
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Navitas Co Ltd
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Navitas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写パッドに印刷パターンを転写し、これを
被印刷物に押し付けることにより、上記パターンを被印
刷物に印刷するパッド印刷において、厚いインキ膜を被
印刷物に形成することを目的とする。 【構成】 本体5の上部に印刷スクリーン12を水平に
保持する保持機構6を配設すると共に、その下方に転写
パッド20を上下に反転するように支持する支持機構
7、さらにその下方に被印刷物Xを載置する載置台8を
それぞれ配置して、転写パッド20を上向きとしたとき
に、その転写面に上記印刷スクリーン12でスクリーン
印刷を行なうことができると共に、下向きとしたとき
に、その転写面を上記被印刷物Xに押し付けることがで
きるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パッド印刷、特に厚い
インキ膜を被印刷物に形成することのできるパッド印刷
の方法及びパッド印刷機に関する。
【0002】
【従来の技術】各種物品へ文字や図形等を印刷するパッ
ド印刷は、シリコーンゴム等でなる柔軟な転写パッドに
所定の印刷パターンでインキを付着させ、これを被印刷
物に押し付けることにより、上記パターンを被印刷物に
印刷するものである。
【0003】その場合に、転写パッドへのインキの付着
は、例えば特公平4−53945号公報に開示されてい
るように、所定の印刷パターンを凹刻した印板にインキ
を塗布し、余分なインキを掻き落として上記凹刻溝にの
みインキを残留させた後、ここに転写パッドを押し付け
ることにより、上記パターンでインキが写し取られるよ
うにして行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パッド印刷では、一般に、転写パッドへのインキ付着量
が少ないため、被印刷物に形成されるインキ膜厚は10
μm程度となって、例えば銀ペースト等からなる導電性
インキをパターン印刷して電気回路とするような場合に
必要とされる20ないし30μm程度の厚いインキ膜を
形成することができない。
【0005】このような問題に対しては、印刷パターン
が形成された印刷スクリーンを被印刷物の上方に配置
し、該スクリーンからインキをスキージすることにより
上記パターンを被印刷物に印刷するスクリーン印刷を行
なって、厚いインキ膜を形成させることが考えられる
が、上記のような電気回路等のパターンを印刷する電子
部品には突起が形成されていることがあり、しかも該突
起に近接した部位に上記パターンを印刷するような場合
にはスクリーン印刷を行なうことができない。
【0006】そこで、本発明は、上記現状に鑑み、被印
刷物の面形状に拘らず印刷パターンを印刷することので
きるパッド印刷において、厚いインキ膜を被印刷物に形
成することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、上
記課題を解決するために次のように構成されたパッド印
刷方法及びパッド印刷機に関する。
【0008】まず、本願の請求項1に係る発明(以下
「第1発明」という。)は、転写パッドに印刷パターン
を転写し、これを被印刷物に押し付けることにより、上
記パターンを被印刷物に印刷するパッド印刷方法であっ
て、まず転写パッドを上向きとした状態で、その転写面
に、上方に配置された印刷スクリーンから所定の印刷パ
ターンでインキを付着させ、次いで上記パッドを下向き
とした状態で、下方に配置された被印刷物に押し付ける
ことを特徴とする。
【0009】一方、請求項2に係る発明(以下「第2発
明」という。)は、転写パッドに印刷パターンを転写
し、これを被印刷物に押し付けることにより、上記パタ
ーンを被印刷物に印刷するパッド印刷機であって、本体
上部に配置され、所定の印刷パターンが形成された印刷
スクリーンが水平に保持されたスクリーン保持枠と、本
体下部に配置され、被印刷物が載置されたワーク載置台
と、これらのスクリーン保持枠とワーク載置台との間
で、上面と下面とが反転するように回転可能に備えられ
た回転ブロックと、この回転ブロックに上下方向に摺動
可能に支持されたスライド部材と、該スライド部材の一
端部に取り付けられ、上記回転ブロックの回転により上
下に反転されて、上向きとされたときは、上記保持枠に
保持された印刷スクリーンの下面に対向すると共に、下
向きとされたときは、上記載置台に載置された被印刷物
の上面に対向する転写パッドと、この転写パッドが下向
きとされたときに、上方に突出する上記スライド部材の
他端部を下方に押し下げて、該転写パッドを被印刷物に
押し付ける押圧部材とを有することを特徴とする。
【0010】そして、請求項3に係る発明(以下「第3
発明」という。)は、上記第2発明の構成において、上
向きとされた転写パッドと印刷スクリーンの間隔を調節
する間隔調節手段が備えられていることを特徴とする。
【0011】さらに、請求項4に係る発明(以下「第4
発明」という。)は、上記第2発明又は第3発明の構成
において、スクリーン保持枠は、上方に退避可能に設け
られていることを特徴とする。
【0012】
【作用】第1発明はパッド印刷方法であって、上記構成
によれば、まず上向きとした転写パッドの転写面に、厚
いインキ膜を形成させることのできるスクリーン印刷で
インキを付着させるので、転写パッドへのインキ付着量
が多くなり、次いでこのパッドを下向きとしてパッド印
刷を行なうので、被印刷物に形成されるインキ膜が厚く
なることとなる。
【0013】そして、この方法によれば、スクリーン印
刷でインキを直接転写パッドに付着させるので、工程数
が少なくなり、またスクリーン印刷とパッド印刷とが上
下で行なわれるので、作業の効率化が図られることとな
る。
【0014】一方、第2発明ないし第4発明はパッド印
刷機であって、上記構成によれば、回転ブロックを回転
させることにより、該ブロックに摺動可能に支持された
スライド部材の一端部に取り付けられた転写パッドの上
下が反転することとなる。そして、該転写パッドが上向
きとされたときは、所定の印刷パターンが形成された印
刷スクリーンの下面に対向するので、該スクリーンから
インキをスキージすることによって、厚いインキ膜を形
成させることのできるスクリーン印刷を行なうことがで
き、その結果、上記転写パッドへのインキ付着量が多く
なることとなる。また、この転写パッドが下向きとされ
たときは、被印刷物の上面に対向すると共に、このとき
上方に突出するスライド部材の他端部を下方に押し下げ
て、該転写パッドを被印刷物に押し付ける押圧部材が備
えられているので、この押圧部材によってパッド印刷が
行なわれ、被印刷物に形成されるインキ膜が厚くなるこ
ととなる。
【0015】そして、この印刷機によれば、スクリーン
印刷でインキを直接転写パッドに付着させるので、工程
数が少なくなり、またスクリーン印刷を行なうスクリー
ンと、転写パッドと、パッド印刷される被印刷物とが縦
方向に配置されているので、作業の効率化が図られると
共に、設置スペースが少なくて済むこととなる。
【0016】特に、第3発明によれば、上向きとされた
転写パッドと印刷スクリーンの間隔を調節することがで
きるので、種々の大きさ、形状の転写パッドに所定量の
インキを付着させることができる。
【0017】さらに、第4発明によれば、例えば転写パ
ッドを上向きの状態から下向きの状態に反転させるとき
に、スクリーン保持枠を上方に退避させることができる
ので、該パッドと印刷スクリーンとが擦れ合うことがな
く、付着したインキないし転写された印刷パターンが乱
れることがない。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0019】図1及び図2に示すように、この実施例に
係るパッド印刷機1は、底板2と、二つの分岐壁3a,
3bを有し、上記底板2の一側部に立設された縦壁3
と、四角形状の開口部4aが形成され、上記縦壁3の一
方の分岐壁3aの上部に水平に設けられた天板4とから
なる本体5に、上から順に、印刷スクリーン保持機構6
と、転写パッド支持機構7と、被印刷物載置台8とが配
設された構成とされている。
【0020】上記印刷スクリーン保持機構6は、本体5
の天板4の上面に、四角形状の開口部9aを有するフレ
ーム9がヒンジ10,10を介して揺動可能に取り付け
られていると共に、該ヒンジ10,10が設けられたフ
レーム側辺と対向する側辺に固着された係合部材11に
より、上記天板4に密着して水平に固定されている。
【0021】また、このフレーム9の上には、所定の印
刷パターンが形成され、四角形状の枠部材12aの下面
に展着された印刷スクリーン12が、該枠部材12aが
ボルト12b〜12bによって上記フレーム9の側辺に
固着されることにより、該フレーム9の開口部9aを塞
ぐように水平に備えられている。なお、このフレーム9
の上面には、該フレーム9の持ち上げ、もしくは押し下
げ操作用のハンドル13が備えられている。
【0022】一方、上記転写パッド支持機構7は、縦壁
3の他方の分岐壁3bにおいて上記天板4より低い位置
の所定部位から水平方向に延びて設けられた横支柱14
と、該横支柱14に回転可能に取り付けられた回転ブロ
ック15とを有する。
【0023】この横支柱14の前端部には、該支柱14
の外面から内面に水平に貫通する軸孔16が形成され
て、この孔16に回転操作用ハンドル17の丸軸17a
が回転可能に挿通されている。そして、この丸軸17a
の内面側端部に回転ブロック15が固着されて、上記ハ
ンドル17の回転操作により、丸軸17aを介して、そ
の上面と下面とが反転するように一体回転されるように
なされている。
【0024】この回転ブロック15は立方体状に形成さ
れ、その一つの側面に上記丸軸17aの内面側端部が固
着されていると共に、上面から下面に垂直方向に貫通す
る支持孔18が形成されて、この支持孔18に転写パッ
ド支持ロッド19が摺動可能に挿通されている。そし
て、この支持ロッド19の上端部に、柔軟性を有する素
材からなる半球状の転写パッド20が位置調整機構21
を介して取り付けられていると共に、その下端部には、
カムフォロワー22を有する断面L字状のブラケット2
3が固着されている。
【0025】また、このブラケット23と回転ブロック
15の下面との間で支持ロッド19の下方突出部の周囲
にコイルスプリング24が備えられており、上記転写パ
ッド20は、該スプリング24により、支持ロッド19
及びブラケット23を介して下方(回転ブロック15
側)に付勢されている。
【0026】さらに、回転ブロック15の下面には上記
支持孔18と平行してガイド孔25が形成され、ブラケ
ット23に立設されたガイドロッド26が該ガイド孔2
5に摺動可能に内嵌されて、支持ロッド19ないし転写
パッド20が、該ロッド19の軸中心に回転しないよう
になされている。
【0027】また、回転操作用ハンドル17の丸軸17
aが取り付けられて、横支柱14内面と対接する回転ブ
ロック15の側面には、該丸軸17a取付部位の垂直上
下等距離に二つのデテント穴ブロック27a,27bが
嵌合されていると共に、上記横支柱14において軸孔1
6の垂直下方には、スプリング28の付勢力により内面
方向に突出されるデテントボール29が備えられてい
る。そして、図1及び図2に示すように、回転ブロック
15の回転により転写パッド20が上向きとされたとき
には、下デテント穴ブロック27bに上記デテントボー
ル29が嵌り込む一方で、図3に示すように、転写パッ
ド20が下向きとされたときには、上デテント穴ブロッ
ク27aに上記デテントボール29が嵌り込むことによ
り、回転ブロック15が位置決めされて、転写パッド2
0が各々垂直上方及び垂直下方に配向されるようになさ
れている。
【0028】さらに、この転写パッド支持機構7におけ
る横支柱14の上方には、反転された支持ロッド19な
いし転写パッド20を下方に押し下げる押圧レバー30
が備えられている。この押圧レバー30は、縦壁3の分
岐壁3bの上部に支軸31を中心に揺動可能に取り付け
られていると共に、その所定部位に設けられた支持ピン
32と、分岐壁3bの上端部に設けられた突出ピン33
との間に張設されたスプリング34によって上方向に付
勢されている。そして、同じく分岐壁3bには、この上
方向に付勢された押圧レバー30を受け止めて係止する
ストッパー部材35が取り付けられて、該押圧レバー3
0は通常時にはこの係止されたホームポジションにあ
る。
【0029】以上のような構成において、転写パッド2
0が上向きとされたときには、その先端部が印刷スクリ
ーン保持機構6によって水平保持された印刷スクリーン
12の直下に配置されると共に、下方に位置したブラケ
ット23が載置台8上に載置された被印刷物Xに当接し
ないように、また、転写パッド20が下向きとされたと
きには(図3参照)、上方に反転配置されたブラケット
23のカムフォロワー22と、押圧レバー30の下面
(押圧面)との間に所定のクリアランスが生じると共
に、下向きに反転された転写パッド20が上記被印刷物
Xの上方に位置するように、当該パッド印刷機1の各構
成部材の寸法が設定されている。
【0030】次に、このパッド印刷機1の作用を印刷作
業の手順に従って説明する。
【0031】まず、回転操作用ハンドル17を操作して
回転ブロック15を回転させ、図1及び図2に示したよ
うに、転写パッド20を上向きとしたときには、その転
写面が上方に配置された印刷スクリーン12の下面に対
向することとなる。
【0032】ここで、図4に示すように、この印刷スク
リーン12の上面にインキIを載せてスキージすること
により、該スクリーン12に形成された所定の印刷パタ
ーンで上記インキIがスクリーン12の下面から直下の
転写パッド20に転写されることとなる。すなわち、転
写パッド20を上向きとした状態で、スクリーン印刷を
行なうことができ、このとき転写パッド20の転写面に
付着するインキIの量は、通常のパッド印刷で転写され
る場合のインキの付着量に比べて多くなる。
【0033】なお、上記スキージする際には、図4に示
したように、印刷スクリーン12を下方に撓ませるよう
にして行ない、転写パッド20を変形させないようにす
る。
【0034】次いで、同じくハンドル17を回転操作す
ることにより、ブロック15の上下を反転させて、図3
に示したように転写パッド20を下向きとする。その場
合に、図示したように、フレーム9の係合部材11の天
板4との係合を解除して、該フレーム9を上方に移動さ
せてから上記反転を行なうようにする。これにより、該
フレーム9に保持された印刷スクリーン12が上方に退
避するので、転写パッド20の反転時に、該パッド20
とスクリーン12とが擦れ合うことがなく、付着された
インキIないし転写された印刷パターンの乱れが防止さ
れる。
【0035】そして、転写パッド20を下向きとしたと
きには、上記印刷パターンが転写された転写面が反転
し、下方に載置された被印刷物Xと対向すると共に、カ
ムフォロワー22が押圧レバー30の下方に所定のクリ
アランスで位置することとなる。
【0036】ここで、図示したように、この押圧レバー
30を下方に押し下げて上記カムフォロワー22に当接
させ、さらに下方に押し下げることにより、該カムフォ
ロワー22が下方に押圧されて、該転写パッド20がブ
ラケット23及び支持ロッド19を介して被印刷物Xに
押し付けられ、該被印刷物Xに上記印刷パターンが印刷
されることとなる。すなわち、転写パッド20を下向き
とした状態で、パッド印刷を行なうことができ、このと
き転写面に付着していたインキIの量が多いので、被印
刷物Xに形成されるインキの膜圧は、通常のパッド印刷
で形成される場合の膜圧に比べて厚くなる。
【0037】しかも、上記転写パッド20は柔軟性を有
するので、例えば図5に示すように被印刷面に凹凸が形
成されて、スクリーン印刷では印刷することができない
ような形状の被印刷物Xに対しても、上記のように厚い
インキ膜で印刷パターンを印刷することができ、さらに
該凸部に近接して上記パターンを印刷することも可能と
なる。
【0038】従って、被印刷物Xとして突起が形成され
た電子部品、インキIとして銀ペースト等からなる導電
性インキ、印刷パターンとして所定の電気回路とした場
合には、従来のパッド印刷及びスクリーン印刷では実現
できなかった、凹凸形状の電子部品に厚く電気回路を形
成することが可能となる。
【0039】そして、このパッド印刷機1では、スクリ
ーン印刷でインキIを転写パッド20に直接付着させる
ので、工程数が少なくなり、印刷作業が簡便なものとな
る。また、スクリーン印刷を行なうスクリーン保持機構
6と、転写パッド支持機構7と、被印刷物Xが載置され
る載置台8とが本体5に縦配列されているので、印刷作
業の効率化が図られると共に、当該印刷機1の設置スペ
ースが少なくて済むこととなる。
【0040】なお、図6に示すように、転写パッド20
を位置調整機構21における支持部材21aと螺合させ
て取り付け、該パッド20の支持軸20aにロックナッ
ト20bを備えるようにすると、転写パッド20の上下
位置を変更することができ、その結果、上向きとしたと
きの印刷スクリーン12との間隔を調節することによ
り、種々の大きさもしくは形状の転写パッドを用いるこ
とが可能となると共に、該パッドへのインキの付着量を
調整することも可能となる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本願の第1発明に
係るパッド印刷方法によれば、まず上向きとした転写パ
ッドの転写面に、厚いインキ膜を形成させることのでき
るスクリーン印刷でインキを付着させるので、転写パッ
ドへのインキ付着量が多くなり、次いでこのパッドを下
向きとしてパッド印刷を行なうので、被印刷物に形成さ
れるインキ膜が厚くなることとなる。
【0042】そして、この方法によれば、スクリーン印
刷でインキを直接転写パッドに付着させるので、工程数
が少なくなり、またスクリーン印刷とパッド印刷とが上
下で行なわれるので、作業の効率化が図られることとな
る。
【0043】一方、本願の第2発明ないし第4発明に係
るパッド印刷機によれば、回転ブロックを回転させるこ
とにより、該ブロックに摺動可能に支持されたスライド
部材の一端部に取り付けられた転写パッドの上下が反転
することとなって、該転写パッドが上向きとされたとき
は、所定の印刷パターンが形成された印刷スクリーンの
下面に対向するので、該スクリーンからインキをスキー
ジすることによって、厚いインキ膜を形成させることの
できるスクリーン印刷を行なうことができ、その結果、
上記転写パッドへのインキ付着量が多くなることとな
る。また、この転写パッドが下向きとされたときは、被
印刷物の上面に対向すると共に、このとき上方に突出す
るスライド部材の他端部を下方に押し下げて、該転写パ
ッドを被印刷物に押し付ける押圧部材が備えられている
ので、この押圧部材によってパッド印刷が行なわれ、被
印刷物に形成されるインキ膜が厚くなることとなる。
【0044】そして、この印刷機によれば、スクリーン
印刷でインキを直接転写パッドに付着させるので、工程
数が少なくなり、またスクリーン印刷を行なうスクリー
ンと、転写パッドと、パッド印刷される被印刷物とが縦
方向に配置されているので、作業の効率化が図られると
共に、設置スペースが少なくて済むこととなる。
【0045】特に、第3発明に係るパッド印刷機によれ
ば、上向きとされた転写パッドと印刷スクリーンの間隔
を調節することができるので、種々の大きさ、形状の転
写パッドに所定量のインキを付着させることができる。
【0046】さらに、第4発明に係るパッド印刷機によ
れば、例えば転写パッドを上向きの状態から下向きの状
態に反転させるときに、スクリーン保持枠を上方に退避
させることができるので、該パッドと印刷スクリーンと
が擦れ合うことがなく、付着したインキないし転写され
た印刷パターンが乱れることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るパッド印刷機の正面
図である。
【図2】 図1におけるa−a線による断面図であ
る。
【図3】 図1において転写パッド支持機構を反転さ
せた状態を示す正面図である。
【図4】 転写パッドへのインキの付着の様子を示す
説明図である。
【図5】 被印刷物へのパッド印刷の様子を示す説明
図である。
【図6】 別の実施例に係るパッド取付部を示す部分
断面図である。
【符号の説明】
1 パッド印刷機 5 本体 6 印刷スクリーン保持機構 7 転写パッド支持機構 12 印刷スクリーン 15 回転ブロック 19 転写パッド支持ロッド 20 転写パッド 30 押圧レバー X 被印刷物 I インキ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写パッドに印刷パターンを転写し、こ
    れを被印刷物に押し付けることにより、上記パターンを
    被印刷物に印刷するパッド印刷方法であって、まず転写
    パッドを上向きとした状態で、その転写面に、上方に配
    置された印刷スクリーンから所定の印刷パターンでイン
    キを付着させ、次いで上記パッドを下向きとした状態
    で、下方に配置された被印刷物に押し付けることを特徴
    とするパッド印刷方法。
  2. 【請求項2】 転写パッドに印刷パターンを転写し、こ
    れを被印刷物に押し付けることにより、上記パターンを
    被印刷物に印刷するパッド印刷機であって、本体上部に
    配置され、所定の印刷パターンが形成された印刷スクリ
    ーンが水平に保持されたスクリーン保持枠と、本体下部
    に配置され、被印刷物が載置されたワーク載置台と、こ
    れらのスクリーン保持枠とワーク載置台との間で、上面
    と下面とが反転するように回転可能に備えられた回転ブ
    ロックと、この回転ブロックに上下方向に摺動可能に支
    持されたスライド部材と、該スライド部材の一端部に取
    り付けられ、上記回転ブロックの回転により上下に反転
    されて、上向きとされたときは、上記保持枠に保持され
    た印刷スクリーンの下面に対向すると共に、下向きとさ
    れたときは、上記載置台に載置された被印刷物の上面に
    対向する転写パッドと、この転写パッドが下向きとされ
    たときに、上方に突出する上記スライド部材の他端部を
    下方に押し下げて、該転写パッドを被印刷物に押し付け
    る押圧部材とを有することを特徴とするパッド印刷機。
  3. 【請求項3】 上向きとされた転写パッドと印刷スクリ
    ーンの間隔を調節する間隔調節手段が備えられているこ
    とを特徴とする請求項2に記載のパッド印刷機。
  4. 【請求項4】 スクリーン保持枠は、上方に退避可能に
    設けられていることを特徴とする請求項2又は請求項3
    に記載のパッド印刷機。
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