JPH08126635A - デジタル画像表示装置 - Google Patents

デジタル画像表示装置

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Publication number
JPH08126635A
JPH08126635A JP6292134A JP29213494A JPH08126635A JP H08126635 A JPH08126635 A JP H08126635A JP 6292134 A JP6292134 A JP 6292134A JP 29213494 A JP29213494 A JP 29213494A JP H08126635 A JPH08126635 A JP H08126635A
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JP
Japan
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ray fluoroscopic
image data
rotation angle
fluoroscopic image
ray
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JP6292134A
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Inventor
Yusuke Miura
裕介 三浦
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示視差を変えて表示態様を調整することに
より容易に立体感を得ることができるデジタル画像表示
装置を提供する。 【構成】 画像記憶部20はデジタルX線撮影装置1に
よって撮影された各回転角度毎のX線透視像データ群を
含むX線透視像データファイルを記憶し、指示部32は
ファイル名を指示したり表示視差を指示する。画像選択
部31は、指示された表示視差の関係にある二つのX線
透視像データを順次に選択する。第1及び第2D/A変
換器33L,33Rは、画像選択部31から出力される
二つのX線透視像データをそれぞれ画像信号に変換する
とともに、並設されている第1及び第2モニタ34L,
34Rに出力する。立体感が得られない時は、指示部3
2を介して新たな表示視差を入力・指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被検体を中心にして
所定の回転角度ステップで回転し、前記回転角度ステッ
プ毎の回転角度でX線透視像を予め撮影し、撮影された
X線透視像を前記回転角度毎にデジタル化して得られた
X線透視像データ群を画像記憶部に記憶しておき、前記
画像記憶部に記憶されているX線透視像データ群のう
ち、ある回転角度の第1のX線透視像データと、前記回
転角度とは所定の回転角度(表示視差)だけ異なる第2
のX線透視像データとを表示部に同時に表示するととも
に、前記表示視差の関係にある新たな第1および第2の
X線透視像データを画像選択部が選択して表示部に順次
に表示することにより、表示部に表示された二つのX線
透視像から立体感を得るデジタル画像表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のデジタル画像表示装置と
しては次のようなものがある。例えば、まずデジタルX
線撮影装置によって、被検体を中心にして所定の回転角
度ステップでX線管とこれに対向配置されたX線検出部
を回転駆動し、前記回転角度ステップ毎の回転角度でX
線透視像を予め撮影し、撮影されたX線透視像を回転角
度毎にデジタル化して得られたX線透視像データ群を画
像記憶部に記憶しておく。
【0003】そして、デジタル画像表示装置によりデジ
タルX線撮影装置の画像記憶部に記憶されているX線透
視像データ群のうち、ある回転角度の第1のX線透視像
データと、前記回転角度とは所定の回転角度(以下、単
に表示視差と称する)だけ異なる第2のX線透視像デー
タとを表示部に同時に表示するとともに、前記表示視差
の関係にある新たな第1および第2のX線透視像データ
を画像選択部が選択して表示部に順次に表示することに
より、表示部に表示された二つのX線透視像から立体感
を得るデジタル画像表示装置がある。
【0004】このような二つの透視像を同時に表示して
立体感を得るデジタル画像表示装置では、例えば、被検
体に造影剤を注入した後、上述したX線透視像の撮影を
行なう。そして種々の回転角度で撮影されたX線透視像
データ群のうち、ある回転角度の第1のX線透視像デー
タと、この第1のX線透視像データに対して“所定の表
示視差”の関係にある第2のX線透視像データとを表示
部に同時に表示し、この表示視差の関係にある新たな第
1および第2のX線透視像データを順次に表示すること
により、観察者は所定の表示視差を有する二つのX線透
視像を連続的に観察することになって、これらのX線透
視像から立体感を得ることができる。そして、この立体
感によってX線透視像上に描出されている多くの血管群
の前後の位置関係を把握することができて診断を効率良
く行なうことができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、表示部に表示される二つのX線透視像
は2次元データによって表示されているので、これらを
観察することによって完全に立体感を得られるわけでは
ない。特に立体視に不慣れな観察者にとって、“所定の
表示視差”の関係にある二つのX線透視像を見ることに
よって立体感を得ることは非常に困難であるとともに、
観察者の負担が大きいという問題点がある。
【0006】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、表示視差を変えて表示態様を調整す
ることにより容易に立体感を得ることができるデジタル
画像表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、この発明に係るデジタル画像表示装置は、被検体を
中心にして所定の回転角度ステップで回転し、前記回転
角度ステップ毎の回転角度でX線透視像を予め撮影し、
撮影されたX線透視像を前記回転角度毎にデジタル化し
て得られたX線透視像データ群を画像記憶部に記憶して
おき、前記画像記憶部に記憶されているX線透視像デー
タ群のうち、ある回転角度の第1のX線透視像データ
と、前記回転角度とは所定の回転角度(表示視差)だけ
異なる第2のX線透視像データとを表示部に同時に表示
するとともに、前記表示視差の関係にある新たな第1お
よび第2のX線透視像データを画像選択部が選択して表
示部に順次に表示することにより、表示部に表示された
二つのX線透視像から立体感を得るデジタル画像表示装
置において、前記回転角度ステップの整数倍で新たな表
示視差を指示する指示部を備えるとともに、前記画像選
択部は、前記指示された新たな表示視差の関係にある第
1のX線透視像データと第2のX線透視像データとを前
記画像記憶部から順次に選択して前記表示部に順次に表
示することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】この発明の作用は次のとおりである。まず、被
検体を中心にして所定の回転角度ステップで回転し、こ
の回転角度ステップ毎の回転角度にて予めX線透視像を
撮影する。そして、これらの撮影されたX線透視像を、
撮影した回転角度毎にデジタル化して画像記憶部にX線
透視像データ群を記憶しておく。この記憶は各回転角度
とX線透視像データとが対応付けされた状態である。
【0009】そして、この撮影されたX線透視像の観察
者は、指示部を介して回転角度ステップの整数倍で表示
視差を指示する。画像選択部は画像記憶部に記憶されて
いるX線透視像データ群の中から、ある回転角度で撮影
された第1のX線透視像データと、この第1のX線透視
像データと前記指示された表示視差の関係にある第2の
透視像データとを選択する。これらの選択された第1お
よび第2のX線透視像データは表示部に表示される。さ
らに画像選択部は前記指示された表示視差の関係にあ
る、新たな第1および第2のX線透視像データを順次に
選択し、表示部に二つのX線透視像を表示する。したが
って、前記指示された表示視差の関係にある二つの〔第
1および第2の〕X線透視像が順次に表示部に表示され
ることになる。
【0010】そして観察者がこの表示された二つのX線
透視像から立体感を得ることができない場合には、指示
部を介して前記表示視差と異なる新たな表示視差を、回
転角度ステップの整数倍で指示する。なお、異なる表示
視差のX線透視像を表示することは、二つのX線透視像
の距離間隔を調整したり、二つのX線透視像と観察者の
眼との距離間隔を調整する動作(観察者が頭を表示部に
近づけたり遠ざけたりする動作)に相当するものであ
る。画像選択部は、指示された新たな表示視差の関係に
ある第1および第2のX線透視像データを選択するとと
もに表示部に二つのX線透視像を表示する。このように
表示視差を指示して変えることによって二つのX線透視
像の表示態様を調整することができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。まず、図1に示すブロック図を参照する。こ
の図は、デジタルX線撮影装置およびデジタル画像表示
装置の概略構成を示すブロック図である。
【0012】図中、符号1は、デジタルX線撮影装置で
ある。このデジタルX線撮影装置1は、次のように構成
されている。装置基台2に横軸支点P周りに回動可能に
取り付けられたC形アーム3の一端側には、透過X線を
検出するイメージインテンシファイア4が取り付けられ
ている。また、その対向位置である他端側には、X線を
放射するX線管5が取り付けられている。このX線管5
とイメージインテンシファイア4との間には、検診台6
が配置されるとともに、この検診台6の上には被検体M
が載せられるようになっている。
【0013】操作コンソール10は、高圧発生器11の
発生電圧などを指示するためのものであり、X線管5は
指示された発生電圧に応じたX線を被検体Mに対して放
射するようになっている。さらに操作コンソール10
は、装置基台2に内蔵されてC形アーム3を横軸支点P
周りに回転駆動するモーター13を制御する回転角度制
御部14に対する指示も行なう。すなわち、モーター1
3を回転させつつ何度毎にX線透視像の撮影を行なうか
を示す回転角度ステップa°と、回転角度ステップa°
を何回繰り返すかを示すステップ数Nを指示する。これ
らの回転角度ステップa°とステップ数Nは、操作コン
ソール10から指示されるとともに、それぞれ回転角度
ステップメモリ15とステップ数メモリ16に記憶され
る。
【0014】X線管5から放射されて被検体Mを透過し
たX線は、イメージインテンシファイア4によって検出
されるとともに、その出力光像はTVカメラ4aによっ
て撮影される。TVカメラ4aからの画像信号は、カメ
ラコントロールユニット17によって雑音除去処理や増
幅処理などが施された後、A/D変換器18を介してデ
ジタルデータ(X線透視像データ)に変換される。X線
透視像データは、画像処理部19によって〔磁気ディス
ク装置や光磁気ディスク装置で構成される〕画像記憶部
20に格納される。
【0015】このように構成されたデジタルX線撮影装
置1でのX線透視像の撮影について、図2〜図4を参照
して説明する。なお、図2はX線透視像の撮影方法を示
す模式図であって、図1の被検体Mの足側からみた図で
あり、図3は画像記憶部20の記憶内容を示す模式図、
図4は各回転角度で撮影されたX線透視像を示す模式図
である。
【0016】まず、撮影者は、C形アーム3の回転角度
ステップa°とステップ数Nを操作コンソール10を介
して指示するとともに、高圧発生器11の発生電圧を指
示する。そして撮影者が撮影開始を指示すると、回転角
度制御部14は回転角度ステップメモリ15の回転角度
メモリa°およびステップ数メモリ16のステップ数N
を参照してモーター13の回転角度を制御する。なお、
ここでは図2に示すように、X線管5とイメージインテ
ンシファイア4を結ぶ撮影中心線が床面に対して垂直に
ある状態を回転角度の基準(0°)とする。高圧発生器
11は、各回転角度毎(0°,2a°,3a°,………
(図2を参照))に高電圧を発生してX線管5からX線
を被検体Mに対して放射する。得られた各回転角度毎の
X線透視像データ(0°:D0 ,a°:D1 ,2a°:
2 ,………Na°:DN (図3を参照))は、画像処
理部19を介して画像記憶部20に適宜のファイル名で
記憶される。このようにして得られたX線透視像データ
群からなるX線透視像データファイルは、図3に示す模
式図のように各回転角度と各回転角度におけるX線透視
像データとが対応するような形態でファイルに格納さ
れ、かつ、被検体毎や撮影部位毎にファイルされてい
る。すなわち、X線透視像データファイル名によって各
ファイルが区別されるように格納されている。なお、こ
の格納形態は一例であって、各回転角度とその回転角度
におけるX線透視像データとが対応するような格納形態
であれば、どのように格納されていてもよい。
【0017】図4を参照する。例えば、上述したX線透
視像撮影は、同図(a)(左側の図は被検体Mの関心部
位の横断面、右側の図は被検体Mの関心部位の縦断面)
に示すように、被検体Mの内部であってX線管5に近い
側(被検体Mの背中側)に対象物TF が存在し、遠い側
(被検体Mの腹部側)に対象物TB が存在するような状
態で行なわれたものとする。
【0018】このような対象物TF ,TB が被検体Mの
内部に存在した状態で撮影・収集されたX線透視像デー
タから構成されるX線透視像は、例えば、同図(b)に
示すようになる。すなわち、〔撮影を開始した適宜の〕
回転角度(ここでは0°)におけるX線透視像データD
0 によって表されるX線透視像fD0 は、X線管5に近
い方の〔対象物TF によって得られる〕像FF の中央付
近に、X線管5から遠い方の〔対象物TB によって得ら
れる〕像FB が重複した状態となり、回転角度Na°
(例えば90°のとき)におけるX線透視像データDN
によって表されるX線透視像fDN は、X線管5に近い
側の像FF と遠い側の像FB とが完全に横方向に分離し
た状態となる。
【0019】次に図1を参照してデジタル画像表示装置
30の構成について説明する。このデジタル画像表示装
置30の構成を大別すると、画像記憶部20と、画像選
択部31と、指示部32と、第1D/A変換器33L
と、第2D/A変換器33Rと、第1モニタ34Lと、
第2モニタ34Rとなる。
【0020】画像記憶部20は、上述したようにデジタ
ルX線撮影装置1によって撮影された各回転角度毎のX
線透視像データ群(0°〜Na°の各データ)を含むX
線透視像データファイルを複数個記憶するものである。
指示部32は、画像記憶部20に記憶されている複数個
のX線透視画像データファイルの中から所望のファイル
を選択するために、そのファイル名を指示したり表示視
差を指示するためのものである。この指示部32は、例
えば、キーボードによって構成される。画像選択部31
は、指示部32からのファイル名に応じたX線透視像デ
ータファイルを選択するとともに、そのファイルに格納
されていて、かつ、指示部32を介して指示された表示
視差の関係にある二つのX線透視像データを順次に選択
する。第1D/A変換器33Lおよび第2D/A変換器
33Rは、画像選択部31から出力される二つのX線透
視像データをそれぞれ画像信号に変換するとともに、並
設されている、表示部に相当する第1モニタ34Lおよ
び第2モニタ34Rに出力する。なお、第1モニタ34
Lおよび第2モニタ34Rは、それぞれ観察者の左眼お
よび右眼に対向する位置に置かれ、観察者は右眼で第1
モニタ34Lを、左眼で第2モニタ34Rを見るように
構成されている。このような立体視は、いわゆる交差法
と呼ばれているものである。
【0021】なお、表示部として第1モニタ34Lおよ
び第2モニタ34Rの二つのモニタに代えて、一つのモ
ニタの表示領域を二分割して二つのX線透視像を表示す
るようにしてもよい。
【0022】次に、図5のフローチャートを参照して、
デジタル画像表示装置30の動作について説明する。
【0023】ステップS1では、X線透視像データファ
イル名を入力する。具体的には、指示部32を介してフ
ァイル名を指示する。この指示により画像選択部31
は、画像記憶部20に格納されている複数個のX線透視
像データファイルの中から、一つのファイルを特定す
る。そして、これ以降のステップではこのファイルを対
象にして処理が実行される。
【0024】ステップS2では、表示視差を入力する。
具体的には、指示部32を介して回転角度ステップa°
の整数倍(a°,2a°,3a°,………)の値となる
表示視差を指示する。ここでは表示視差として2a°が
指示されたとする。
【0025】ステップS3では、第1のX線透視像デー
タD0 を画像選択部31が選択して第1D/A変換器3
3Lに出力する。そして、この第1のX線透視像データ
0と表示視差2a°の関係にある第2のX線透視像デ
ータD2 を画像選択部31が選択して第2D/A変換器
33Rに出力する(ステップS4)。
【0026】ステップS5では、第1および第2X線透
視像データD0 ,D2 がそれぞれ第1および第2A/D
変換器33L,33Rによって変換されるとともに、そ
れぞれ第1および第2モニタ34L,34Rに出力され
る。このとき第1および第2モニタ34L,34Rのそ
れぞれに出力されるX線透視像は、X線透視像fD
0(回転角度=0°)と、このX線透視像fD0 と表示
視差2a°の関係にあるX線透視像fD2 (回転角度=
2a°)である(図6(a)を参照)。
【0027】ステップS6では、新たな第1のX線透視
像データと表示視差の関係にある、新たな第2のX線透
視像データが存在するか否かを判断して処理を分岐す
る。ここで存在する場合(Yes)には、ステップS7
に移行して次のX線透視像データの処理に移る。存在し
ない場合(No)には、処理を終了する。この例では、
第1のX線透視像データとしてD0 ,第2のX線透視像
データとしてD2 が選択された状態であるので、〔次の
X線透視画像データである〕新たな第1のX線透視像デ
ータとしては回転角度=a°のX線透視像データD1
なる。このX線透視像データD1 と表示視差2a°の関
係にあるX線透視像データは存在(X線透視像データD
3 )しているので、ステップS7に分岐してステップS
3の処理に戻る。このようにしてステップS3ないしス
テップS6を繰り返すことによって、表示視差2a°の
関係にある二つのX線透視像(図4(b)の)が第1
および第2モニタ34L,34Rに順次に表示される。
【0028】ここで観察者は、上述のように表示された
〔表示視差2a°の関係にある〕二つのX線透視像から
立体感を得られなかったとする。この場合には、ステッ
プS2において表示視差2a°と異なる新たな表示視差
を指示部32を介して指示する。ここでは新たな表示視
差として3a°を指示したものとして説明する。
【0029】このように新たな表示視差3a°が指示さ
れると、第1のX線透視像データD0 と、このデータと
表示視差3a°の関係にある第2のX線透視像データD
3 とが選択されるとともに、第1および第2モニタ34
L,34RのそれぞれにX線透視像fD0 ,fD3 が表
示されることになる(ステップS3〜S5および図6
(b)を参照)。そして、これ以降は表示視差3a°の
関係にある二つのX線透視像(図4(b)の)が順次
に表示される。なお、表示視差を変えることは二つのX
線透視像の距離間隔を調整したり、二つのX線透視像と
観察者の眼との距離間隔を調整する動作(観察者が頭を
第1および第2モニタ34L,34Rに近づけたり遠ざ
けたりする動作)に相当するものである。したがって、
表示視差を変えることによって二つのX線透視像の表示
態様を調整することができるので、容易に立体感を得る
ことができる。
【0030】なお、表示視差の指示はX線透視像が表示
されている途中(ステップS3〜S7)で行なってもよ
く、この場合には、例えば表示視差2a°の関係にある
二つのX線透視像(D0 ,D2 )がまず表示され、続い
て表示視差3a°の関係にある二つのX線透視像
(D1 ,D4 )が表示されることになる。これにより短
時間で表示態様を種々に調整することができるので、短
時間で立体感を得ることができる。
【0031】また、この実施例では、X線透視画像デー
タ群のうち、撮影時の回転角度が小さいものから順次に
表示するようにしたが、回転角度が大きなものから順次
に表示するようにしてもよい。
【0032】また、この実施例では、観察者の左眼に対
向する位置に配設された第1モニタ34LにX線透視像
fD0 (第1のX線透視像データ)を表示し、観察者の
右眼に対向する位置に配設された第2モニタ34RにX
線透視像fD2 (第2のX線透視像データ)を表示し
て、観察者が右眼で第1モニタ34Lを、左眼で第2モ
ニタ34Rを見ることによって立体感を得る交差法を例
に採って説明したが、いわゆる平行法であってもよい。
この場合には、第2モニタ34RにX線透視像fD
0 (第1のX線透視像データ)を表示し、第1モニタ3
4LにX線透視像fD2 (第2のX線透視像データ)を
表示して、観察者が右眼で第2モニタ34Rを、左眼で
第1モニタ34Lを見るようにすればよい。これによっ
ても二つのX線透視像を見て、交差法と同様に立体感を
得ることができる。
【0033】また、この実施例に示した表示部は一例で
あって、次の図7に示すように構成してもよい。すなわ
ち、画像選択部31にはD/A変換器330と液晶ドラ
イバ331を接続し、D/A変換器330にはモニタ3
40を接続する。そしてモニタ340は画像選択部31
が選択した二つのX線透視像データを表示する。この表
示は、指示された表示視差の関係にある二つのX線透視
像データを交互に切り換えつつ行なわれる。つまり、液
晶ドライバ331は、画像選択部31が二つのX線透視
像データを交互に切り換えるタイミングに同期して液晶
パネル332に印加する信号を切り換える。この信号の
切り換えによって液晶パネル332は、その偏光面を第
1の偏光面と第2の偏光面とに切り換えられる。観察者
は、第1の偏光面および第2の偏光面と同じ偏光面を左
右のレンズ部に有する偏光メガネを掛けて観察する。こ
の構成により観察者は左右の眼で交互にX線透視像を見
ることになり、左右の眼で別々の画像を見ることに不慣
れな観察者でも上記の実施例と同様に立体感を得ること
ができる。
【0034】なお、この実施例では、画像記憶部20へ
のX線透視像の撮影・格納を図1に示したデジタルX線
撮影装置1によって行なったが、この発明はこれに限定
されることなく種々のX線撮影装置で撮影されたX線透
視像を利用することが可能である。
【0035】また、この実施例では、デジタルX線撮影
装置1で撮影したX線透視像をオンラインで画像記憶部
20に格納したが、これに限定されることなく画像記憶
部20への格納をオフラインで行なってもよい。例え
ば、X線撮影装置で予め撮影されたX線透視像をスキャ
ナーで読み取ってデジタル化し、これを画像記憶部20
に格納するようにすればよい。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、指示部によって表示視差を指示して変える
ことにより、二つのX線透視像の距離間隔を調整した
り、二つのX線透視像と観察者の眼との距離間隔を調整
する動作に相当する動作を行なうことができる。すなわ
ち、二つのX線透視像の表示態様を調整することができ
るので、観察者は二つのX線透視像を見て容易に立体感
を得ることができる。結果、X線透視像に描出された像
の前後関係を容易に把握することができて観察者の負担
を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るデジタルX線撮影装置およびデジ
タル画像表示装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】X線透視像の撮影方法を示す模式図である。
【図3】画像記憶部の記憶内容の模式図である。
【図4】撮影されたX線透視像の模式図である。
【図5】デジタル画像表示装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】表示されるX線透視画像を示す模式図である。
【図7】変形例を示すブロック図である。
【符号の説明】
20 … 画像記憶部 30 … デジタル画像表示装置 31 … 画像選択部 32 … 指示部 33L … 第1D/A変換器 33R … 第2D/A変換器 34L … 第1モニタ 34R … 第2モニタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体を中心にして所定の回転角度ステ
    ップで回転し、前記回転角度ステップ毎の回転角度でX
    線透視像を予め撮影し、撮影されたX線透視像を前記回
    転角度毎にデジタル化して得られたX線透視像データ群
    を画像記憶部に記憶しておき、前記画像記憶部に記憶さ
    れているX線透視像データ群のうち、ある回転角度の第
    1のX線透視像データと、前記回転角度とは所定の回転
    角度(表示視差)だけ異なる第2のX線透視像データと
    を表示部に同時に表示するとともに、前記表示視差の関
    係にある新たな第1および第2のX線透視像データを画
    像選択部が選択して表示部に順次に表示することによ
    り、表示部に表示された二つのX線透視像から立体感を
    得るデジタル画像表示装置において、前記回転角度ステ
    ップの整数倍で新たな表示視差を指示する指示部を備え
    るとともに、前記画像選択部は、前記指示された新たな
    表示視差の関係にある第1のX線透視像データと第2の
    X線透視像データとを前記画像記憶部から順次に選択し
    て前記表示部に順次に表示することを特徴とするデジタ
    ル画像表示装置。
JP6292134A 1994-10-31 1994-10-31 デジタル画像表示装置 Pending JPH08126635A (ja)

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