JP2014050487A - 医用画像処理装置、医用画像処理方法及び医用画像処理プログラム - Google Patents

医用画像処理装置、医用画像処理方法及び医用画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】医用画像を立体視画像として有効活用することが可能な医用画像処理装置を提供することである。
【解決手段】実施形態に係る医用画像処理装置は、画像抽出部と出力部を備える。画像抽出部は、互いに異なる少なくとも2つの複数の方向から撮像された被検体の3つ以上の複数フレームの医用画像データにそれぞれ付帯する撮像角度情報に基づいて、前記複数フレームの医用画像データから左目用の医用画像データ及び右目用の医用画像データをそれぞれ抽出する。出力部は、前記左目用の医用画像データ及び前記右目用の医用画像データを指定されたデバイスに立体視用の医用画像データとして出力する。

【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、医用画像処理装置、医用画像処理方法及び医用画像処理プログラムに関する。
従来、複数の方向から撮影した画像データに基づいて、奥行き感を有する画像を表示させる技術として立体視が知られている。近年では、X線画像等の医用画像の分野においても立体視を用いた技術が提案されている。
特開平4−166135号公報
医用画像を立体視画像として表示させる場合、様々な状況下において様々なユーザが医用画像を効果的に立体視できるようにすることが望まれる。具体例として、医師に限らず患者が立体視画像を確認したり、立体視画像をより有効に診断に活用できるようにすることが重要である。
そこで、本発明は、医用画像を立体視画像として有効活用することが可能な医用画像処理装置、医用画像処理方法及び医用画像処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る医用画像処理装置は、画像抽出部と出力部を備える。画像抽出部は、互いに異なる少なくとも2つの複数の方向から撮像された被検体の3つ以上の複数フレームの医用画像データにそれぞれ付帯する撮像角度情報に基づいて、前記複数フレームの医用画像データから左目用の医用画像データ及び右目用の医用画像データをそれぞれ抽出する。出力部は、前記左目用の医用画像データ及び前記右目用の医用画像データを指定されたデバイスに立体視用の医用画像データとして出力する。
また、本発明の実施形態に係る医用画像処理方法は、互いに異なる少なくとも2つの複数の方向から撮像された被検体の3つ以上の複数フレームの医用画像データにそれぞれ付帯する撮像角度情報に基づいて、前記複数フレームの医用画像データから左目用の医用画像データ及び右目用の医用画像データをそれぞれ抽出するステップと、前記左目用の医用画像データ及び前記右目用の医用画像データを指定されたデバイスに立体視用の医用画像データとして出力するステップとを有する。
また、本発明の実施形態に係る医用画像処理プログラムは、コンピュータを画像抽出部及び出力部として機能させる。画像抽出部は、互いに異なる少なくとも2つの複数の方向から撮像された被検体の3つ以上の複数フレームの医用画像データにそれぞれ付帯する撮像角度情報に基づいて、前記複数フレームの医用画像データから左目用の医用画像データ及び右目用の医用画像データをそれぞれ抽出する。出力部は、前記左目用の医用画像データ及び前記右目用の医用画像データを指定されたデバイスに立体視用の医用画像データとして出力する。
本発明の第1の実施形態に係る医用画像処理装置を備えたX線撮影装置の構成図。 図1に示すX線撮影装置において立体視用のX線画像データを収集するための単一の撮影系の制御方法の例を示す図。 図1に示す画像抽出部により表示装置に表示される立体視用のX線画像データの選択画面の一例を示す図。 図1に示す画像抽出部により表示装置に表示される立体視用のX線画像データの選択画面の別の一例を示す図。 図1に示す画像抽出部により表示装置に表示される立体視用のX線画像データの選択画面に水平線を表示させた例を示す図。 図1に示す画像抽出部においてX線画像データに対して座標変換を行う場合の一例を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る医用画像処理装置を備えた超音波診断装置の構成図。
本発明の実施形態に係る医用画像処理装置、医用画像処理方法及び医用画像処理プログラムについて添付図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る医用画像処理装置を備えたX線撮影装置の構成図である。
X線撮影装置1は、撮影系2、制御系3、データ処理系4、プリンタ5Aやメディア記録装置5B等のデータ出力用のデバイス5、入力装置6及び表示装置7を備えている。撮影系2は、X線照射部8、X線検出器9、駆動機構10及び寝台11を有する。制御系3は、高電圧発生装置12及び撮影位置制御装置13を有する。尚、図1には、単一の撮影系2を備えたX線撮影装置1が例示されているが複数の撮影系2をX線撮影装置1に設けてもよい。
X線照射部8は、X線管を備え、寝台11にセットされた被検体Oを挟んでX線検出器9と対向配置される。X線照射部8及びX線検出器9は、駆動機構10の駆動によって相対位置を維持しながら被検体Oに対する角度及び相対位置を変えることができる。具体的には、回転機能を備えたC型アームの両端にX線照射部8及びX線検出器9が固定される。そして、X線照射部8は、X線管により被検体Oに向けて所定の角度からX線を照射し、被検体Oを透過したX線をX線検出器9で検出できるように構成される。
また、寝台11の天板の傾斜及び位置を駆動機構10によって調整することができる。従って、X線照射部8及びX線検出器9の被検体Oに対する角度を調整するのみならず、天板の角度を調整することによっても、被検体Oに対するX線の照射方向を変えることができる。
更に、寝台11にセットされた被検体Oの近傍には、必要に応じて被検体Oに造影剤を注入するための造影剤注入装置14が設けられる。
制御系3の高電圧発生装置12は、X線照射部8のX線管に高電圧を印加することによって、所望のエネルギを有するX線を被検体Oに向けて照射させる装置である。撮影位置制御装置13は、駆動機構10に制御信号を出力して制御する装置である。すなわち、X線照射部8及びX線検出器9の回転角度及び位置並びに寝台11の天板の傾斜及び位置は、撮影位置制御装置13から駆動機構10に出力される制御信号によって制御される。
データ処理系4は、A/D(analog to digital)変換器15及びコンピュータ16を有する。コンピュータ16は、医用画像処理プログラムを実行することにより医用画像処理装置16として機能する。すなわち、X線撮影装置1には、医用画像処理装置16が内蔵される。
但し、同様な機能を有する独立した医用画像処理装置を、ネットワークを介してX線撮影装置1に接続するようにしても良い。また、X線撮影装置1に内蔵される医用画像処理装置16又はX線撮影装置1とネットワークを介して接続される医用画像処理装置を構成するために回路を用いてもよい。医用画像処理プログラムを用いる場合には、汎用コンピュータを医用画像処理装置16として利用できるように情報記録媒体に記録してプログラムプロダクトとして流通させることもできる。
医用画像処理装置16は、X線画像生成部17、X線画像取得部18、表示処理部19画像メモリ20、画像抽出部21、警告部22及び出力部23を有する。従って、医用画像処理プログラムを用いて医用画像処理装置16を構成する場合には、医用画像処理プログラムは、コンピュータ16をX線画像生成部17、X線画像取得部18、表示処理部19画像メモリ20、画像抽出部21、警告部22及び出力部23として機能させるプログラムとなる。
X線画像生成部17は、X線検出器9からA/D変換器15を通じてデジタル化されたX線検出データを取り込んで、データ処理を行うことによりX線画像データを生成する機能を有する。
従って、X線画像生成部17が撮影系2及び制御系3と協働することにより、X線撮影装置1には撮影系2を用いて被検体OのX線画像データを収集するX線画像収集手段としての機能が備えられる。
X線画像取得部18は、X線画像生成部17において生成されたX線画像データを取得して表示処理部19に与える機能を有する。特に、X線撮影装置1にネットワークを介して接続された独立した医用画像処理装置においては、X線画像生成部17を省略することもできる。この場合には、X線撮影装置1に備えられるX線画像生成部17からネットワークを介してX線画像データを取得する機能がX線画像取得部18に備えられる。
表示処理部19は、X線画像取得部18から左目用のX線画像データと右目用のX線画像データとを含む複数のX線画像データを取得する機能、取得した複数のX線画像データに基づいて立体視することが可能な画像データを3D画像データとして生成する機能及び生成した3D画像データを表示装置7に表示させる機能を有する。
左目用のX線画像データと右目用のX線画像データとに基づいて立体視することが可能な3D画像を表示させる方法としては、公知の任意の方法を用いることができる。代表的な方法としては、通常のディスプレイと専用のメガネ24とを用いる方法及び専用のディスプレイを用いる方法が知られている。
従って、3D画像の表示方式に応じた構成要素がX線撮影装置1に備えられる。例えば、3D表示のために専用のメガネ24を用いる場合であれば、専用のメガネ24がコンピュータ16と接続される。3D表示のために専用のディスプレイを用いる場合には、表示装置7として3D表示用のディスプレイがコンピュータ16と接続される。そして、表示処理部19は、3D表示に必要な情報を表示装置7及びメガネ24の一方又は双方に入出力できるように構成されている。
一方、制御系3には、立体視に必要な左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データを収集するために、単一又は複数の撮影系2を制御する機能が備えられる。すなわち、制御系3は、単一又は複数の撮影系2を移動させることによって、互いに異なる少なくとも2つの複数の方向に対応する被検体の3つ以上の複数フレームのX線画像データが収集されるように撮影系2を制御する機能を有している。以降では、単一の撮影系2を移動させて複数のフレームのX線画像データを異なる撮像角度で収集する場合を例に説明する。
図2は、図1に示すX線撮影装置1において立体視用のX線画像データを収集するための単一の撮影系2の制御方法の例を示す図である。
図2(A1)に示すように、C型アームを含む駆動機構10の駆動によってX線照射部8のX線管8A及びX線検出器9を異なる2つの位置に順次静止させ、X線管8A及びX線検出器9の各位置に対応する2つのX線画像データを収集することができる。そして、2つの異なるX線の照射方向に対応する2フレーム分のX線画像データを、2視差を有する1フレーム分のX線画像データとして用いることができる。更に、このような撮影系2の制御を繰返すことによって2つの複数の方向に対応する被検体の3つ以上の複数フレームのX線画像データを順次収集することが可能となる。
また、C型アームを連続的に動かすことによって、図2(A2)に示すように撮影系2を振り子のように移動させて繰返し撮像を行うこともできる。すなわち、撮影系2を往復移動させ、両端の位置においてX線画像データを順次収集することができる。
別の例として、X線管8A及びX線検出器9を備えた撮影系2の移動中に複数のX線画像データが収集されるように撮影系2を制御することができる。具体的には、図2(B1)に示すように、X線管8A及びX線検出器9を一方向に移動させ、移動期間内において2回の撮像を行うことができる。
撮影系2の移動中に複数のX線画像データを収集する場合においても、C型アームを連続的に動かすことによって撮影系2を振り子のように往復移動させることができる。すなわち、図2(B2)に示すように、撮影系2を往復移動させ、往路及び復路のそれぞれにおいて互いに異なる方向に対応する複数のX線画像データが収集されるように撮影系2を制御することができる。
更に別の例として図2(C1)に示すように、1つの撮影系2を1方向に移動させ、移動中又は静止中に3つ以上の異なる方向に対応する複数のX線画像データを収集することができる。図2(C2)に示すように、1つの撮影系2を振り子のように往復移動させ、往路及び復路それぞれにおいて3つ以上の異なる方向に対応する複数のX線画像データを収集することもできる。この場合、3つ以上の異なる方向に対応する3フレーム以上のX線画像データが異なるタイミングで時系列の画像データとして順次収集されることとなる。
制御系3により図2に示すように撮影系2を制御すると、2つ以上の異なる方向に対応する3フレーム以上の複数フレームのX線画像データが画像取得部18において取得される。このため、表示処理部19において、異なる方向に対応する複数のX線画像データに基づいて、様々な方法で立体視することが可能な3D画像データを生成することができる。
X線画像取得部18において取得された立体視用の3フレーム以上のX線画像データは、画像メモリ20に保存することができる。画像メモリ20に保存されるX線画像データには、撮像角度情報を付帯させることができる。そのために、X線画像取得部18には、立体視用のX線画像データに撮像角度情報を付帯させて画像メモリ20に書き込む機能が備えられる。
撮像角度情報は、被検体Oと撮影系2との相対的な角度を表す任意の情報として定義することができる。従って、被検体Oから見たX線管8Aの角度、被検体Oから見たX線検出器9の角度、X線管8Aから被検体Oに向かうX線の照射角度、X線検出器9の被検体Oに対する角度など、様々な定義方法が可能である。但し、右前斜位(RAO: right anterior oblique)方向及び左前斜位(LAO: left anterior oblique)方向の角度のような慣用的に使用されている角度として撮像角度情報を定義することが実用的である。
画像抽出部21は、データ出力用のデバイス5への静止画としての立体視画像の出力指示が入力装置6から入力された場合に、画像メモリ20に保存された互いに異なる少なくとも2つの複数の方向から撮像された被検体の3つ以上の複数フレームのX線画像データから左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データをそれぞれ抽出する機能を有する。
左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データの抽出処理は、複数フレームのX線画像データにそれぞれ付帯する撮像角度情報に基づいて実行される。具体的には、画像抽出部21は、予め設定された角度だけ異なる方向で撮像された2フレームのX線画像データとして左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データを抽出するように構成される。予め設定される角度は、静止画像の立体視に適した角度として設定される。経験的には、1度から4度までの範囲の角度を、2フレームのX線画像データ間における撮像角度差として設定することが好適である。特に、約2度離れた2フレームのX線画像データを立体視用に抽出することが最適である。
そして、画像抽出部21により、X線検出器9を相対的に被検体Oの左側、つまりLAO方向側に位置決めして撮像されたX線画像データが左目用のX線画像データとして決定される。一方、画像抽出部21により、X線検出器9を相対的に被検体Oの右側、つまりRAO方向側に位置決めして撮像されたX線画像データが右目用のX線画像データとして決定される。左目用のX線画像データと右目用のX線画像データとの撮像角度差が2度であれば、
例えば、基準となる位置からLAO方向に90度回転させたX線画像データが左目用のX線画像データとして決定され、基準となる位置からLAO方向に88度回転させたX線画像データが右目用のX線画像データとして決定される。或いは、基準となる位置からLAO方向に1度回転させたX線画像データが左目用のX線画像データとして決定され、基準となる位置からRAO方向に1度回転させたX線画像データが右目用のX線画像データとして決定される。
静止画像として立体視画像を表示させるためには、画像抽出部21において左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データの2フレームのX線画像データを決定することが必要である。2フレームのX線画像データの選択方法としては、2フレームのX線画像データの双方をオペレータが入力装置6の操作によって手動で選択する第1の方法、2フレームのX線画像データの一方を画像抽出部21が自動的に選択し、他方をオペレータが入力装置6の操作によって手動で選択する第2の方法及び2フレームのX線画像データの双方を画像抽出部21が自動的に選択する第3の方法がある。
そこで、画像抽出部21には、入力装置6から入力される情報に従って1フレーム又は2フレームのX線画像データを選択するユーザインターフェースとしての機能が備えられる。そのため、画像抽出部21は、立体視用に用いるX線画像データの選択画面を、表示装置7に表示させるように構成される。そして、画像抽出部21は、X線画像データの選択画面を通じて入力装置6からX線画像データの指定情報が入力された場合には、入力装置6から入力された指定情報に従って左目用の医用画像データ及び右目用の医用画像データの少なくとも一方を抽出するように構成される。
2フレームのX線画像データの双方をオペレータが入力装置6の操作によって手動で選択する第1の方法の場合には、画像抽出部21が、入力装置6から入力された指定情報に従って2フレーム分のX線画像データを画像メモリ20から抽出する。そして、画像抽出部21は、2フレーム分のX線画像データに付帯する撮像角度情報に基づいて、相対的に被検体Oを左側から見たフレームのX線画像データを左目用のX線画像データとする一方、被検体Oを右側から見たフレームのX線画像データを右目用のX線画像データとする。
この場合、画像抽出部21における左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データの決定は、撮像角度情報に基づいて自動的に実行される。従って、オペレータが入力装置6の操作によって2フレームのX線画像データを選択する順序に関わらず立体視に適切な左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データを抽出及び決定することができる。
一方、1フレームのX線画像データをオペレータが入力装置6の操作によって手動で選択する第2の方法の場合には、入力装置6から入力された指定情報に従って左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データの一方を画像メモリ20から抽出する。そして、画像抽出部21は、抽出された左目用のX線画像データ又は右目用のX線画像データに対して予め設定された角度だけ異なる方向で撮像されたX線画像データとして他方を画像メモリ20から自動的に抽出する。
更に、2フレームのX線画像データを画像抽出部21が自動的に画像メモリ20から抽出する第3の方法の場合には、画像抽出部21が予め決定された撮像角度差や視線方向等の抽出条件に従って2フレームのX線画像データを画像メモリ20から抽出する。そして、画像抽出部21は、抽出された2フレームのX線画像データを左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データの候補として表示装置7に表示させる。この場合、オペレータは、X線画像データの選択画面を通じた入力装置6の操作によって左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データの一方又は双方を、必要に応じて他のX線画像データに変更することができる。
図3は、図1に示す画像抽出部21により表示装置7に表示される立体視用のX線画像データの選択画面の一例を示す図である。
図3に示すように、例えばラジオボタンを表示させて3通りのX線画像データの選択モードから任意の選択モードを選ぶことができる。図3に示す例では、中央のラジオボタンが選択されている。
最上段の選択モードは、2フレームのX線画像データをオペレータが入力装置6の操作によって手動で選択する選択モードである。中央の選択モードは、左側に表示される左目用の1フレームのX線画像データをオペレータが入力装置6の操作によって手動で選択すると所定の角度だけ異なる角度で撮像された右目用のX線画像データが自動的に選択されて右側に表示される選択モードである。
最下段の選択モードは、中央に表示される1フレームのX線画像データをオペレータが入力装置6の操作によって手動で選択すると、所定の角度だけ異なる角度で撮像された両側の2フレームのX線画像データがそれぞれ自動的に選択されて左右に表示される選択モードである。
この場合、画像抽出部21は、入力装置6から入力された指定情報に従って左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データの一方の候補となる1フレームの医用画像データを画像メモリ20から抽出する。そして、画像抽出部21は、抽出された1フレームのX線画像データに対して予め設定された角度だけ異なる方向で撮像された両側の2フレームのX線画像データを他方の候補として自動的に画像メモリ20から抽出して表示装置7に表示させる。
このため、最下段の選択モードでは、所定の角度だけ異なる角度で撮像された3フレームのX線画像が表示装置7に表示される。そして、左右に表示された2フレームのX線画像データの一方が入力装置6の操作によって選択されると、中央に表示されたX線画像データとの立体視用のペアとして決定される。従って、中央に表示されるX線画像データは、左右に表示される2フレームのX線画像データのいずれが選択されるかによって右目用となるか左目用となるかが定まることとなる。
上述した選択モードのいずれにおいても、入力装置6の操作によって手動でX線画像データを選択するためにスクロールバーやスクロールキー等の電子キーを表示装置7に表示させることがオペレータの利便性向上に繋がる。そこで、画像抽出部21は、入力装置6の操作によって左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データの少なくとも一方を指定するためのスクロールバー等の電子キーを表示装置7に表示させるように構成される。
更に、図示されるように画像抽出部21が、選択されたX線画像データに付帯する撮像角度情報に基づいて、左目用のX線画像データと右目用のX線画像データとの間における撮像角度差を表示装置7に自動的に表示させるようにすることもできる。このような補助情報の表示によってオペレータによる立体視用のX線画像データの選択が容易となる。
図4は、図1に示す画像抽出部21により表示装置7に表示される立体視用のX線画像データの選択画面の別の一例を示す図である。
図4は、図3に示す例と同様な3つの選択モードをラジオボタンで選択できるようにした例を示している。但し、図4に示す例では、選択対象となっていないフレームのX線画像データもサムネイル画像として表示されている。このような表示を行えば、オペレータによる立体視用のX線画像データの選択が一層容易となる。
尚、2フレームのX線画像データを画像抽出部21が自動的に画像メモリ20から抽出し、左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データの候補として表示装置7に表示させる場合においても、X線画像データの変更用に同様なユーザインターフェースを用いることができる。
静止画による立体視用の2フレームのX線画像データは、実際に表示装置7に立体視画像として表示させて選択することもできる。この場合には、入力装置6から表示処理部19に右目用のX線画像データ及び左目用のX線画像データを直接的又は間接的に特定するための選択情報や角度差情報等の情報が入力され、入力された情報によって特定される右目用のX線画像データ及び左目用のX線画像データが立体視画像として表示処理部19に表示される。
また、入力装置6の操作によって表示対象となる右目用のX線画像データ及び左目用のX線画像データを変更することができる。この結果、表示装置7には様々な立体視画像が切換表示又は並列表示される。そして、入力装置6から表示中の立体視画像の選択情報を画像抽出部21に入力することができる。
そうすると、画像抽出部21は、表示装置7に表示中の選択された立体視画像に対応する右目用のX線画像データ及び左目用のX線画像データ或いはこれらの特定情報を表示処理部19から取得することができる。右目用のX線画像データ及び左目用のX線画像データの特定情報が表示処理部19から画像抽出部21に与えられた場合には、画像抽出部21が対応する2フレームのX線画像データを画像メモリ20から取得するように構成される。
立体視用に選択される2フレームのX線画像データ間には、上下方向の動きがないことが良好な立体視を行う上で重要である。そこで、画像抽出部21が、左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データの候補となる2フレームのX線画像データ間において上下方向の動きがあるか否かを確認するための表示処理を行うようにすることができる。すなわち、臓器等において上下方向の動きがあるX線画像データの選択を回避するためのユーザインターフェース機能を画像抽出部21に設けることもできる。
図5は、図1に示す画像抽出部21により表示装置7に表示される立体視用のX線画像データの選択画面に水平線を表示させた例を示す図である。
図5に示すように左目用及び右目用のX線画像データを候補として表示させ、水平線を重畳表示又は並列表示させることができる。すなわち、立体視用に動きのない適切な2フレームのX線画像データを選択するための補助情報として、水平線を表示装置7に表示させる表示処理を画像抽出部21が行うようにすることができる。
これにより、オペレータは、臓器等の動きを有する部分が選択された2フレームのX線画像データ間において上下方向に動いているか否かを確認することができる。
表示処理の別の例として、左目用及び右目用のX線画像データの候補となる2フレームのX線画像データを、0.2秒等の所定の間隔で交互に切換表示させることもできる。すなわち2フレームのX線画像データを時間的に交互に表示させる表示処理によってX線画像データ間における呼吸や心拍による上下方向の動きの有無を確認することが可能となる。
また、観察対象が動脈瘤や血管等のように特定されている場合には、観察対象が適切な角度で立体視画像に描出されることが望ましい。そこで、エッジ抽出処理等の画像処理によって観察対象となる部位の輪郭抽出を行うことができる場合には、輪郭抽出によって抽出された部位が適切な角度で立体的に描出されるような2フレームのX線画像データを画像抽出部21が自動的に選択して提示できるようにしてもよい。
実用的な例としては、動脈瘤の表示面積が最大となるときの2フレームのX線画像データを選択する処理等によって動脈瘤全体を立体視することが可能な撮像角度差を有する2フレームのX線画像データを左目用及び右目用のX線画像データとして画像抽出部21において自動的に選択することができる。或いは、着目する複数の血管領域が重なるか否かの判定処理によって着目する血管が重ならずに立体視できるような撮像角度差を有する2フレームのX線画像データを左目用及び右目用のX線画像データとして画像抽出部21において自動的に選択することもできる。
立体視画像の奥行き感は、着目領域及び表示サイズに依存して変化する。例えば、表示される着目領域の幅が30cm程度と大きい場合には、左目用及び右目用のX線画像データの間における角度差が比較的小さくても十分な奥行き感を得ることができる。しかしながら、表示される着目領域の幅が1cm程度と小さい場合には、左目用及び右目用のX線画像データの間における角度差を大きくしないと奥行き感が得られない。
そこで、画像抽出部21が、入力装置6の操作により関心領域(ROI: region of interest)として指定された着目領域のサイズ及び立体視用のX線画像データの表示サイズに応じた左目用のX線画像データと右目用のX線画像データとの間における適切な撮像角度差を自動設定するように構成することができる。
適切な撮像角度差は、予め着目領域のサイズ及び立体視画像の表示サイズごとに決定し、データベース化しておくことができる。適切な撮像角度差の値自体は、経験的又はシミュレーションによって決定することができる。経験的には、適切な撮像角度差は、前述したように1度から4度の範囲となる。従って、着目領域のサイズ及び立体視画像の表示サイズと1度から4度の範囲の撮像角度差とが互いに関連付けられる。
そして、画像抽出部21が、着目領域のサイズ及び立体視画像の表示サイズに応じた適切な撮像角度差の候補及び適切な撮像角度差を有する左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データの候補の少なくとも一方を表示装置7に提示することができる。
また、左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データを1枚の立体視画像としてプリントする場合には、立体視のための制約上、左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データの両端部がプリントされない。このため、着目領域が表示範囲に含まれるようにすることが重要である。
着目領域を含む立体視画像は、拡大してプリント又は表示させることができる。従って、着目領域を等倍で出力する場合に限らず、拡大出力する場合においても着目領域が表示範囲に含まれるようにすることが重要である。
そこで、画像抽出部21が、入力装置6の操作によりROIとして指定された着目領域が、立体視用のX線画像データとして表示される範囲に含まれるように、左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データを拡大表示させる場合における拡大率及び画像メモリ20に保存された複数フレームのX線画像データから表示対象として選択可能なフレームの少なくとも一方に制限をかけるようにすることができる。
具体的には、入力装置6の操作により画像抽出部21にROIの指定情報が入力される。そして、ROIの位置に対する閾値処理によって、あるX線画像データの表示範囲にROIが含まれるか否かを画像抽出部21により自動判定することができる。そして、閾値処理によってROIが表示範囲外になると判定される場合には、対応するフレームのX線画像データを立体視用に選択できないようにすることができる。或いは、拡大率に上限を設定することができる。
逆に着目領域の立体視画像に占める割合が小さい場合には、立体感が得られ難くなる。そこで、拡大率に下限を設けることもできる。拡大率の下限は、適切な撮像角度差と同様に予め経験的又はシミュレーションによってROIのサイズや立体視画像の表示サイズ等の表示条件ごとに決定しておくことができる。
画像抽出部21では、拡大率の他、表示方向についても自動的に調整することができる。具体例として撮影系2を頭尾(CRA: cranial)方向及び尾頭(CAU: caudal)方向に移動させてX線画像データが収集された場合には、複数フレームのX線画像データの視差方向が、表示装置7の水平方向とならない。そこで、X線画像データの視差方向が表示装置7の水平方向とならない場合には、画像抽出部21が、左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データに対して適切な向きで表示させるための座標変換処理を施すように構成することができる。
図6は、図1に示す画像抽出部21においてX線画像データに対して座標変換を行う場合の一例を示す図である。
図6(A)に示すように、X線管8A及びX線検出器9を被検体OのHF (Head Foot)方向にスイングさせてX線画像データが収集された場合においても、図6(B)及び図6(C)に示すようにHF方向が表示装置7の水平方向となるようにX線画像データを回転させることができる。すなわち、X線画像データの回転処理又は反転処理等の座標変換処理によって、撮影系2のスイング方向を、表示装置7の水平方向にすることができる。これにより、撮影系2のスイング方向であるHF方向が、左右の目の視線方向E、Y間の方向となる。 この結果、左右の目の視線方向E、Yに合わせて水平方向に位置が互いにシフトした立体視用の左目用のX線画像データと右目用のX線画像データを生成することができる。
警告部22は、画像抽出部21において抽出された左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データを出力させることが不適切である条件に該当する場合に警告情報を所望の出力デバイスに出力させる機能を有する。
画像抽出部21において抽出された左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データを出力させることが不適切である条件の代表的な例としては、左目用のX線画像データと右目用のX線画像データとの間において上下方向における被写体の動きが検出された場合及び左目用のX線画像データと右目用のX線画像データとの間における造影剤の染影度を示す指標の相異量が閾値以上又は閾値よりも大きいと判定される場合が挙げられる。そこで、これらの2つの場合の少なくとも一方の場合を条件として警告部22が警告情報を出力させるように構成することができる。
被写体の動きの検出処理は、警告部22おいて公知の方法で実行することができる。動きの検出処理としては、マーカの位置の変動量に対する閾値処理やエッジ検出によって検出された輪郭の移動量に対する閾値処理などが挙げられる。
警告情報としては、メッセージ、音声、警告ランプの点灯や点滅等の任意の情報とすることができる。従って、図1には、警告情報がメッセージとして表示装置7に表示される例を示しているが、警告情報の出力用に所望のデバイスを設けることができる。
これにより、心拍や呼吸の動きによって立体視が困難となるX線画像データの選択や血管造影撮像において造影剤の染まり具合に異常のあるX線画像データの選択を回避することができる。すなわち、立体視が困難な静止画像の出力を未然に防ぐことができる。
出力部23は、画像抽出部21において抽出された左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データを指定されたデバイス5に立体視用のX線画像データとして出力する機能を有する。立体視用のX線画像データの出力先となるデバイス5としては、プリンタ5A及びメディア記録装置5Bが挙げられる。
立体視画像の印刷機能を備えたプリンタ5Aに左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データを出力すれば、立体視画像を専用の紙にプリントすることができる。立体視画像用のプリント紙としては、印刷のスクリーン線数と異なるスクリーン線数で凹凸が配置されたフィルムを印刷後の紙に貼着したものが知られている。
一方、メディア記録装置5Bには、立体視画像データ用のMPOフォーマット等の所望のフォーマットのデータとして左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データを出力することができる。MPOフォーマットによるデータの保存方式以外の例としては、1つのデータファイルとして保存する方式、2つのデータファイルとして保存する方式及び3つのデータファイルとして保存する方式が挙げられる。
1つのデータファイルとして保存する方式は、左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データを左右に並べて1つのデータファイルとする方式である。2つのデータファイルとして保存する方式は、2フレームのX線画像データに、それぞれ左目用であるか右目用であるかを特定するヘッダ情報を付加して2つのデータファイルとする方式である。3つのデータファイルとして保存する方式は、2フレームのX線画像データを2つのデータファイルとし、各データファイルが左目用のX線画像データであるか右目用のX線画像データであるかを定義するファイルを作成する方式である。
メディア記録装置5Bから左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データを立体視画像用の所定のフォーマットのデータとしてUSB(Universal Serial Bus)メモリや光ディスク等の記録媒体に記録すると、患者やオペレータが立体視画像をプリントすることが可能となる。或いは、立体視画像をデジタルフォトフレーム等の静止画像の表示デバイスに表示させることが可能となる。また、携帯機器にデータを転送すれば、携帯機器のディスプレイに立体視画像を表示させることもできる。
特に、立体視画像用のプリンタは高価であるため、立体視画像用のプリンタを備えた印刷業者による医用画像の立体視画像としてのプリントが可能となる。このため、医療機関における立体視画像用のプリンタの装備を省略することができる。
また、プリントされた立体視画像の活用例として、血管画像等の立体視画像をカルテに貼って診断情報として利用することができる。このため、特に紙のカルテを使用している場合や異なる医療機関の間における連絡など電子カルテが使用できない場合において有用である。
但し、医用画像を立体視画像として医療機関の外部に持ち出す場合には、個人情報の保護が重要となる。従って、立体視画像用のX線画像データにセキュリティ情報を埋め込むことが望ましい。そこで、例えば、出力部23が、左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データが揃った場合にのみ表示できるように暗号化されたデータとして左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データをそれぞれメディア記録装置5Bに個別に出力するように構成することができる。或いは、出力部23が、左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データに付帯する患者の氏名等の個人情報を削除又は匿名化してメディア記録装置5Bに出力するように構成することもできる。
次に医用画像処理装置16を内蔵したX線撮影装置1の動作及び作用について説明する。
まず、被検体Oの異なる撮像角度に対応する複数フレームのX線画像データが収集される。そのために、寝台11の天板に被検体Oがセットされる。また、必要に応じて造影剤注入装置14から被検体Oに造影剤が注入される。そして、入力装置6の操作によって撮像の開始が指示されると、制御系3の撮影位置制御装置13から制御信号が出力され、駆動機構7が駆動する。これにより、図2に示すようにX線照射部8及びX線検出器9が移動する。
一方、制御系3の高電圧発生装置12からX線照射部8のX線管8Aに高電圧が印加される。これにより、X線管8A及びX線検出器9が所定の回転角度及び位置となったタイミングでX線管8Aから被検体Oの撮像部位にX線が曝射される。そして、被検体Oを透過したX線がX線検出器9で検出される。
次にX線検出器9からX線検出信号がA/D変換器15を介して医用画像処理装置16に出力される。これにより、X線画像生成部17において、デジタル化されたX線検出データが取得される。そして、X線画像生成部17は、X線検出データに対する公知のデータ処理を行うことによってX線画像データを生成する。
X線画像生成部17において生成されたX線画像データは、X線画像取得部18に与えられる。そして、互いに異なる少なくとも2つの複数のX線の照射方向に対応する3つ以上の複数フレームのX線画像データが同様な流れでX線画像取得部18において取得される。
次にX線画像取得部18は、複数フレームのX線画像データを表示処理部19に与える。そうすると、表示処理部19は、立体視画像の表示方式及び撮像条件に従って左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データを特定し、立体視を行うことが可能なX線画像として表示装置7に表示させる。また、X線画像取得部18において取得された複数フレームのX線画像データは、画像メモリ20に保存される。
次に、画像抽出部21は、画像メモリ20に保存された複数フレームのX線画像データから左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データをそれぞれ抽出する。左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データの抽出は、図3、図4及び図5に例示されるようなユーザインターフェースを介して手動又は自動的に行うことができる。
但し、画像抽出部21は、複数フレームのX線画像データにそれぞれ付帯する撮像角度情報に基づいて左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データを決定する。また、図6に示す座標変換処理等の必要な画像処理が画像抽出部21において実行される。
次に、警告部22は、画像抽出部21において抽出された左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データを出力させることが不適切である条件に該当するか否かを判定する。例えば、左目用のX線画像データと右目用のX線画像データとの間における動き量が閾値を超えたか否か、或いは造影剤の染影度が閾値を超えて異なるか否か等が警告部22において判定される。そして、条件に該当すると判定された場合には、警告部22は、警告情報を出力させる。
この場合、オペレータは、ユーザインターフェースを介して左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データの一方又は双方を他のX線画像データに変更することができる。これにより、立体視に適切な2フレームのX線画像データの抽出が可能となる。
一方、警告部22において、左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データを出力させることが不適切である条件に該当しないと判定された場合には、出力部23により左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データが指定されたデバイス5に出力される。
例えば、立体視画像データをプリンタ5Aに出力すれば、立体視画像を紙にプリントすることができる。また、メディア記録装置5Bを介してメディアに立体視画像データを出力すれば、患者に立体視画像データを提供することも可能となる。これにより、立体視画像を患者が取得したり、医師が立体視画像をカルテに貼り付けて使用することが可能となる。
つまり以上のような医用画像処理装置16は、互いに異なる角度から収集された複数フレームのX線画像データから立体視に適切な2フレームのX線画像データを、X線画像データに付帯する撮像角度情報に基づいて抽出し、抽出した2フレームのX線画像データを左目用であるか右目用であるか特定して静止画像用に出力できるようにしたものである。
このため、医用画像処理装置16によれば、立体視が困難なX線画像データの出力を回避することができる。この結果、立体視画像のプリントミスを防止し、確実に立体視を行うことが可能なX線画像をプリントすることができる。
特に、3つ以上の方向からX線画像データが収集された場合には、立体視画像用のデジタルカメラ等の撮影機器とは異なり、左目用のX線画像データと右目用のX線画像データが撮影時に特定されない。また、1つの撮影系2を移動させて撮影を行った場合には、単に2方向からのX線画像データを立体視用に特定したとしても左目用であるか右目用であるかが定まらない。
しかも、X線画像には色情報がなく、X線画像は、複数の臓器を透過したX線検出データの積算画像である。また、人体のX線画像は複雑に臓器が入り組んだ画像であり、構造物の認識が容易ではない。このため、立体視用の2フレームのX線画像データをオペレータが目視等で多数のX線画像データから抽出し、かつ左目用であるか右目用であるかを決定する作業は労力及び技能を要する。加えて、不適切な角度差を有するX線画像データや動きがあるX線画像データが抽出された場合には、左目用であるか右目用であるかを決定しても良好に立体視を行うことが困難となる。
これに対して医用画像処理装置16では、立体視に適切な所定の角度だけ離れた2フレームのX線画像データを、左目用であるか右目用であるかを特定した上で自動的又は半自動的に抽出することができる。また、医用画像処理装置16は、立体視用のX線画像データを手動で決定又は変更するためのユーザインターフェースを備えている。このため、簡易な設定や操作を行うのみで立体視画像としてX線画像を取得することが可能となる。そして、医師がX線立体視画像をカルテに貼ったり、患者にプリントされたX線立体視画像を提供することが可能となる。すなわち、医用画像を立体視画像として有効活用することができる。
(第2の実施形態)
図7は本発明の第2の実施形態に係る医用画像処理装置を備えた超音波診断装置の構成図である。
図7に示された医用画像処理装置16Aは、超音波診断装置30に内蔵した点が図1に示す第1の実施形態における医用画像処理装置16と相違する。第1の実施形態における医用画像処理装置16と実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、図1に示す医用画像処理装置16と同様な機能を有する医用画像処理装置16Aを超音波診断装置30の制御システム31に内蔵することができる。超音波診断装置30に備えられる超音波プローブ32には、撮影方向を検出するためのセンサ33が設けられる。そして、センサ33によって検出された超音波プローブ32の角度情報は、超音波プローブ32により収集された超音波受信信号とともに撮像角度情報として制御システム31に出力される。
制御システム31は、超音波プローブ32に備えられる複数の超音波振動子に電気信号を印加することによって超音波プローブ32から被検体に向けて超音波を送受し、超音波プローブ32において収集された超音波受信信号に基づいて超音波診断画像データを生成するシステムである。具体例としては、胎児等の三次元(3D; three dimensional)超音波診断画像データをほぼリアルタイムに収集することができる。
制御システム31において生成された超音波診断画像データには、フレーム毎に撮像角度情報を付帯させることができる。撮像角度情報を付帯させた超音波診断画像データは、医用画像処理装置16Aの画像メモリに保存することができる。
そして、医用画像処理装置16Aの画像抽出部は、第1の実施形態と同様な流れで、画像メモリから左目用の超音波診断画像データ及び右目用の超音波診断画像データを抽出することができる。すなわち、互いに異なる少なくとも2つの複数の方向から撮像された被検体の3つ以上の複数フレームの超音波画像データにそれぞれ付帯する撮像角度情報に基づいて、複数フレームの超音波画像データから左目用の超音波画像データ及び右目用の超音波画像データをそれぞれ抽出することができる。加えて、画像抽出部では、座標変換処理等の立体視画像の表示に必要な表示処理を実行することができる。
また、医用画像処理装置16Aの出力部は、画像抽出部において抽出された左目用の超音波画像データ及び右目用の超音波画像データを、プリント又はメディアへの書き込み用のデータに変換してプリンタ5Aやメディア記録装置5B等のデバイス5に出力することができる。この際、医用画像処理装置16Aの警告部は、左目用の超音波画像データ及び右目用の超音波画像データを出力させることが不適切である条件に該当する場合には、警告情報を出力させることができる。
これにより、胎児等が描出された超音波画像を立体視画像として診断に用いたり、患者に提供することができる。また、立体視画像の無用なプリントミスや不適切なデータの提供を防止することができる。
(他の実施形態)
以上、特定の実施形態について記載したが、記載された実施形態は一例に過ぎず、発明の範囲を限定するものではない。ここに記載された新規な方法及び装置は、様々な他の様式で具現化することができる。また、ここに記載された方法及び装置の様式において、発明の要旨から逸脱しない範囲で、種々の省略、置換及び変更を行うことができる。添付された請求の範囲及びその均等物は、発明の範囲及び要旨に包含されているものとして、そのような種々の様式及び変形例を含んでいる。
例えば、第1の実施形態における医用画像処理装置16では、複数フレームのX線画像データから、第2の実施形態における医用画像処理装置16Aでは、複数フレームの超音波画像データから、それぞれ左目用の医用画像データ及び右目用の医用画像データを抽出する例について述べたが他のモダリティによって収集された医用画像データから左目用の医用画像データ及び右目用の医用画像データを立体視用に抽出することができる。
すなわち、超音波診断装置及びX線診断装置に限らず、X線CT (computed tomography)装置、磁気共鳴イメージング(MRI: Magnetic Resonance Imaging)、陽電子放出コンピュータ断層(PET: positron emission computed tomography)装置又は単光子放出コンピュータ断層(SPECT: single photon emission computed tomography)装置等の任意の画像診断装置において収集された医用画像データを立体視画像の対象とすることができる。
また、X線診断装置による撮像の場合においても、被写体を透過してX線検出器で検出されたフォトンの投影像をX線画像として表示させる場合に限らず、撮影系を180度以上回転させてX線画像データを収集する場合にも同様な流れで立体視画像を表示させることができる。撮影系を180度以上回転させてX線画像データを収集する場合には、X線画像データを元データとする3D画像再構成処理によって所望のスライス位置に対応するX線画像データを生成することができる。このため、立体視に適した2視差を有する2フレームのX線画像データを生成及び抽出して左目用のX線画像データ及び右目用のX線画像データとしてプリント又はメディアに出力させることができる。
1 X線撮影装置
2 撮影系
3 制御系
4 データ処理系
5 データ出力用のデバイス
5A プリンタ
5B メディア記録装置
6 入力装置
7 表示装置
8 X線照射部
8A X線管
9 X線検出器
10 駆動機構
11 寝台
12 高電圧発生装置
13 撮影位置制御装置
14 造影剤注入装置
15 A/D変換器
16、16A 医用画像処理装置(コンピュータ)
17 X線画像生成部
18 X線画像取得部
19 表示処理部
20 画像メモリ
21 画像抽出部
22 警告部
23 出力部
24 メガネ
30 超音波診断装置
31 制御システム
32 超音波プローブ
33 センサ
O 被検体

Claims (17)

  1. 互いに異なる少なくとも2つの複数の方向から撮像された被検体の3つ以上の複数フレームの医用画像データにそれぞれ付帯する撮像角度情報に基づいて、前記複数フレームの医用画像データから左目用の医用画像データ及び右目用の医用画像データをそれぞれ抽出する画像抽出部と、
    前記左目用の医用画像データ及び前記右目用の医用画像データを指定されたデバイスに立体視用の医用画像データとして出力する出力部と、
    を備える医用画像処理装置。
  2. 前記画像抽出部は、1度から4度までの範囲で予め設定された角度だけ異なる方向で撮像された2フレームの医用画像データとして前記左目用の医用画像データ及び前記右目用の医用画像データを抽出するように構成される請求項1記載の医用画像処理装置。
  3. 前記画像抽出部は、入力装置から入力された指定情報に従って2フレーム分の医用画像データを抽出し、前記2フレーム分の医用画像データに付帯する撮像角度情報に基づいて、相対的に前記被検体を左側から見たフレームの医用画像データを前記左目用の医用画像データとする一方、前記被検体を右側から見たフレームの医用画像データを前記右目用の医用画像データとするように構成される請求項1記載の医用画像処理装置。
  4. 前記画像抽出部は、入力装置から入力された指定情報に従って前記左目用の医用画像データ及び前記右目用の医用画像データの一方を抽出し、抽出された前記左目用の医用画像データ又は前記右目用の医用画像データに対して予め設定された角度だけ異なる方向で撮像された医用画像データとして他方を自動的に抽出するように構成される請求項1記載の医用画像処理装置。
  5. 前記画像抽出部は、入力装置から入力された指定情報に従って前記左目用の医用画像データ及び前記右目用の医用画像データの一方の候補となる1フレームの医用画像データを抽出し、抽出された前記1フレームの医用画像データに対して予め設定された角度だけ異なる方向で撮像された両側の2フレームの医用画像データを他方の候補として自動的に抽出して表示装置に表示させるように構成される請求項1記載の医用画像処理装置。
  6. 前記画像抽出部は、前記撮像角度情報に基づいて、前記左目用の医用画像データと前記右目用の医用画像データとの間における撮像角度差を表示装置に表示させるように構成される請求項1乃至5のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
  7. 前記画像抽出部は、前記左目用の医用画像データ及び前記右目用の医用画像データの少なくとも一方を入力装置から入力された指定情報に従って抽出するように構成され、
    前記左目用の医用画像データ及び前記右目用の医用画像データを出力させることが不適切である条件に該当する場合に警告情報を出力させる警告部を更に備える請求項1乃至6のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
  8. 前記警告部は、前記左目用の医用画像データと前記右目用の医用画像データとの間において上下方向における被写体の動きが検出された場合及び前記左目用の医用画像データと前記右目用の医用画像データとの間における造影剤の染影度を示す指標の相異量が閾値以上又は閾値よりも大きいと判定される場合の少なくとも一方の場合を前記条件として前記警告情報を出力させるように構成される請求項7記載の医用画像処理装置。
  9. 前記画像抽出部は、入力装置の操作によって前記左目用の医用画像データ及び前記右目用の医用画像データの少なくとも一方を指定するためのスクロールバーを表示装置に表示させるように構成される請求項1乃至5のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
  10. 前記画像抽出部は、前記左目用の医用画像データ及び前記右目用の医用画像データの候補となる2フレームの医用画像データ間における動きの有無を確認するための表示処理を行うように構成される請求項1乃至5のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
  11. 前記出力部は、前記左目用の医用画像データ及び前記右目用の医用画像データが揃った場合にのみ表示できるように暗号化されたデータとして前記左目用の医用画像データ及び前記右目用の医用画像データをそれぞれ出力するように構成される請求項1記載の医用画像処理装置。
  12. 前記画像抽出部は、前記左目用の医用画像データ及び前記右目用の医用画像データに対して適切な向きで表示させるための座標変換処理を施すように構成される請求項1記載の医用画像処理装置。
  13. 前記画像抽出部は、指定された着目領域のサイズ及び前記立体視用の医用画像データの表示サイズに応じた前記左目用の医用画像データと前記右目用の医用画像データとの間における適切な撮像角度差及び前記適切な撮像角度差を有する前記左目用の医用画像データ及び前記右目用の医用画像データの候補の少なくとも一方を表示装置に提示するように構成される請求項1記載の医用画像処理装置。
  14. 前記画像抽出部は、指定された着目領域が、前記立体視用の医用画像データとして表示される範囲に含まれるように、前記左目用の医用画像データ及び前記右目用の医用画像データを拡大表示させる場合における拡大率及び前記複数フレームの医用画像データから表示対象として選択可能なフレームの少なくとも一方に制限をかけるように構成される請求項1記載の医用画像処理装置。
  15. 前記画像抽出部は、複数フレームの超音波画像データ又はX線画像データから前記左目用の医用画像データ及び前記右目用の医用画像データを抽出するように構成される請求項1記載の医用画像処理装置。
  16. 互いに異なる少なくとも2つの複数の方向から撮像された被検体の3つ以上の複数フレームの医用画像データにそれぞれ付帯する撮像角度情報に基づいて、前記複数フレームの医用画像データから左目用の医用画像データ及び右目用の医用画像データをそれぞれ抽出するステップと、
    前記左目用の医用画像データ及び前記右目用の医用画像データを指定されたデバイスに立体視用の医用画像データとして出力するステップと、
    を有する医用画像処理方法。
  17. コンピュータを、
    互いに異なる少なくとも2つの複数の方向から撮像された被検体の3つ以上の複数フレームの医用画像データにそれぞれ付帯する撮像角度情報に基づいて、前記複数フレームの医用画像データから左目用の医用画像データ及び右目用の医用画像データをそれぞれ抽出する画像抽出部、及び
    前記左目用の医用画像データ及び前記右目用の医用画像データを指定されたデバイスに立体視用の医用画像データとして出力する出力部、
    として機能させる医用画像処理プログラム。
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