JPH08125496A - 発振回路 - Google Patents

発振回路

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JPH08125496A
JPH08125496A JP6258456A JP25845694A JPH08125496A JP H08125496 A JPH08125496 A JP H08125496A JP 6258456 A JP6258456 A JP 6258456A JP 25845694 A JP25845694 A JP 25845694A JP H08125496 A JPH08125496 A JP H08125496A
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秀雄 宮内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発振周波数を切り替えた場合に発振周波数の
レベルが変動しない発振回路の提供。 【構成】 発振回路を構成する半導体集積回路11に同調
回路を外付けする端子12,13 を備え、端子12と、同調回
路にスイッチング用の電圧を与える端子14との間にコイ
ル15, 直流阻止コンデンサ16, チョークコイル17, 抵抗
18を直列に接続し、端子13と接地との間に直流阻止コン
デンサ19, チョークコイル20を直列に接続し、コイル15
及びコンデンサ16の接続点と端子13との間にコイル22,
抵抗24を直列に接続し、コンデンサ16及びコイル17の接
続点とコンデンサ19及びコイル20の接続点との間にダイ
オード23を介装し、両端子12,13 間にコンデンサ21を介
装して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発振回路に関し、特に
各種の方式に対応してテレビジョン信号を生成するRFモ
ジュレータにおける発振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョンの方式にはNTSC,PAL,SECAM
の各方式がある。各方式における映像搬送波周波数と音
声搬送波周波数との間隔であるインタキャリア周波数は
次の通りである。 NTSC 4.5MHz PAL B/G 5.5MHz PAL I 6.0MHz PAL D/K, SECAM L 6.5MHz RFモジュレータは、映像・音声信号をテレビジョン信号
に変換する装置であり、同一の装置でテレビジョンの各
方式に対応するためには、インタキャリア周波数を切り
替えなければならない。
【0003】図6はインタキャリア周波数を発振する従
来の発振回路の回路図である。図において11は発振回路
を構成する半導体集積回路であり、12,13 は該集積回路
に同調回路を外付けする端子である。そして14はスイッ
チング用の電圧を与える端子である。両端子12,14 間に
コイル15, 直流阻止コンデンサ16, チョークコイル17及
び抵抗18が直列に接続され、端子13及び接地間に直流阻
止コンデンサ19及びチョークコイル20が直列に接続さ
れ、コイル15及びコンデンサ16の接続点並びに端子13の
間にコイル22が介装され、コンデンサ16及びチョークコ
イル17の接続点並びにコンデンサ19及びチョークコイル
20の接続点の間にスイッチングダイオード23が介装さ
れ、両端子12,13 間に、コンデンサ21が介装されてい
る。ここにコイル15のインダクタンスL1 は12.6μH で
あり、コイル22のインダクタンスL2 は2.4 μH であ
り、コンデンサ21の容量C1 は56pFである。
【0004】次に動作について説明する。 (端子14に5Vを印加した場合)ダイオード23は導通状態
となり、その抵抗値はコイル22の誘導リアクタンスに比
較して小さく、両コンデンサ16,19 の容量リアクタンス
は小さく、両コイル17,20 の誘導リアクタンスは大きい
故、コイル22はダイオード23で実効的に短絡され、コイ
ル15及びダイオード23の直列回路並びにコンデンサ21が
同調回路を形成する。この同調回路の同調周波数f1 は f1 =1/{2π√ (L1 1 ) }=6.0MHz である。
【0005】(端子14に0Vを印加した場合)ダイオード
23は非導通状態となり、両コイル17,20 の誘導リアクタ
ンスは大きい故、両コイル15,22 及びコンデンサ21が同
調回路を形成する。この同調回路の同調周波数f2 は f2 =1/〔2π√{(L1 +L2 )C1 }〕=5.5MHz である。そして発振回路は同調周波数の6.0MHz又は5.5M
Hzで発振する故、端子14に5V又は0Vを印加すること
により発振周波数が切り替えられる。
【0006】図7は発振周波数を切り替える従来の他の
発振回路の回路図である。図において31は発振回路を構
成する半導体集積回路であり、32は発振回路を構成する
同調回路を外付けする端子である。そして33はスイッチ
ング用の電圧を同調回路へ与える端子である。端子32及
び接地間にコイル34及びコイル35からなる直列回路並び
にコンデンサ36が並列に接続され、両コイル34,35 の接
続点と接地間にスイッチング用のnpn 型トランジスタ37
が介装され、該トランジスタ37のベース及び端子33間に
抵抗38が介装されている。
【0007】トランジスタ37は、両コイル34,35 の接続
点及び抵抗38間に図示しない一のダイオードを介装し、
接地及び抵抗38間に図示しない他のダイオードを介装
し、前記両ダイオードの導通・非導通を図示しない回路
で制御し、スイッチングダイオードとして動作せしめた
場合と同様に動作する。ここに、コイル34のインダクタ
ンスL3 は12.6μH であり、コイル35のインダクタンス
4 は2.4 μH であり、コンデンサ36の容量C2 は56pF
である。
【0008】(トランジスタ37を導通状態となした場合)
コイル35は実効的に短絡され、コイル34及びコンデンサ
36が同調回路を形成する。この同調回路の同調周波数f
1 は f1 =1/{2π√(L3 2 )}=6.0MHz である。
【0009】(トランジスタ37を非導通状態となした場
合)両コイル34,35 及びコンデンサ36が同調回路を形成
する。この同調回路の同調周波数f2 は f2 =1/〔2π√{(L3 +L4 )C2 }〕=5.5MHz である。そして発振回路は同調周波数の6.0MHz又は5.5M
Hzで発振する故、トランジスタ37を導通又は非導通とす
ることにより発振周波数が切り替えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図6においてスイッチ
素子として使用しているダイオード23又は図7において
スイッチ素子として使用しているトランジスタ37は、そ
の導通状態において完全な閉路状態ではなく抵抗成分を
有している。それ故コイルに直列にスイッチ素子の抵抗
成分が加わり同調回路の選択度Qが低下する。9.5 Ωの
抵抗成分を有するインダクタンス12.6μH のコイルと容
量56pFのコンデンサからなる同調回路の選択度Qは Q= (ωL) /R=50 である。この同調回路に図6に示す如くダイオードが挿
入され、そのダイオードの導通状態における抵抗値が3
Ωである場合、同調回路の抵抗成分は 9.5 Ω+3Ω=12.5Ω となり、その選択度Qは38に低下する。そしてQの値が
低下した場合、発振周波数のレベルは、発振回路の構成
に依存するものではあるが、数dB低下する。そしてレベ
ルの低下したインタキャリア周波数に基づいて生成され
た音声搬送波のレベルは低い。
【0011】図8は従来の発振回路を用いて方式の異な
るインタキャリア周波数を発振し、夫々の音声搬送波を
生成する場合における映像搬送波及び音声搬送波の出力
レベルを示す模式図である。図において実線は映像搬送
波を示し、その周波数はfPであり、1点鎖線はPAL B/G
方式の場合の音声搬送波を示し、その周波数はfS2
あり、破線はPAL I 方式の場合の音声搬送波を示し、そ
の周波数はfS1である。fP はPAL I 方式における第36
CHの場合591.25MHz であり、fS2−fP は5.5MHzであ
り、fS −fP は6.0MHzである。そして、両音声搬送波
の出力レベルに数dBのレベル差が存在する。
【0012】音声搬送波のレベルが変化する場合、SN比
等の受信特性が変化する故、異なる方式のテレビジョン
信号を視聴する場合、受信特性が異なるという問題点が
ある。発振回路の発振周波数を切り替えるべくメカニカ
ルスイッチを使用した場合、その接触抵抗は殆ど0Ωで
ある故、発振周波数によりレベル差を生ずることはない
が、スイッチを電子的に制御して発振周波数を切り替え
ることはできない。本発明はこのような問題点を解決す
るためになされたものであり、同調回路を構成するコイ
ルに抵抗を接続し、このコイルと抵抗との直列回路を電
子スイッチで短絡又は非短絡とすべく構成し、前記抵抗
の値を前記電子スイッチの導通抵抗と実効的に等しくす
ることにより、発振周波数を切り替えた場合にそのレベ
ルが変動しない回路を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る発振回路
は、コンデンサ及び複数のコイルよりなる同調回路を備
えた発振回路において、前記コイルのうちの一つに抵抗
を接続した回路と、該回路に並列に接続した電子スイッ
チとを備え、前記電子スイッチの閉路時の抵抗値と前記
抵抗の値とを実効的に等しくなしてあることを特徴とす
る。
【0014】第2発明に係る発振回路は、前記電子スイ
ッチがコンデンサを備えることを特徴とする。
【0015】第3発明に係る発振回路は、コンデンサ及
び複数のコイルよりなる同調回路を備えた発振回路にお
いて、第1コイルの一端と第2コイルの一端とを接続
し、その接続点に抵抗の一端を接続した回路と、前記第
1コイルの他端と前記抵抗の他端との間に介装した第1
電子スイッチと、前記第2コイルの他端と前記抵抗の他
端との間に介装した第2電子スイッチとを備え、前記第
1電子スイッチ又は前記第2電子スイッチの閉路時の抵
抗値と前記抵抗の値とを実効的に等しくなしてあること
を特徴とする。
【0016】第4発明に係る発振回路は、前記第1電子
スイッチ及び前記第2電子スイッチがコンデンサを備え
ることを特徴とする。
【0017】
【作用】第1発明において、コイル及び抵抗を接続した
回路を電子スイッチが短絡又は非短絡とすることによ
り、同調回路のインダクタンスが変化し、2値のインダ
クタンスが得られる。そして電子スイッチの閉路時の抵
抗値と前記抵抗の値とが実効的に等しい故、同調回路の
インダクタンスを変化させた場合、選択度Qは殆ど変化
しない。
【0018】第2発明において、電子スイッチはコイル
及び抵抗を直列に接続した直列回路を交流的に短絡又は
非短絡とすることにより、同調回路のインダクタンスを
変化させる。
【0019】第3発明において、第1電子スイッチは第
1コイル及び抵抗を接続した回路を短絡又は非短絡と
し、第2電子スイッチは第2コイル及び前記抵抗を接続
した回路を短絡又は非短絡とすることにより同調回路の
インダクタンスが変化し、3値のインダクタンスが得ら
れる。そして第1電子スイッチ又は第2電子スイッチの
閉路時の抵抗値及び前記抵抗の値が実効的に等しい故、
同調回路のインダクタンスを変化させた場合、選択度Q
は殆ど変化しない。
【0020】第4発明において、第1電子スイッチ又は
第2電子スイッチは第1コイル又は第2コイルと抵抗を
接続した回路を交流的に短絡又は非短絡とすることによ
り、同調回路のインダクタンスを変化させる。
【0021】
【実施例】以下本発明を、その実施例を示す図面に基づ
き具体的に説明する。図1は第1実施例に係る発振回路
の回路図である。図において11は発振回路を構成する半
導体集積回路であり、12,13 は該集積回路に同調回路を
外付けする端子である。そして14はスイッチング用の電
圧を同調回路へ与える端子である。両端子12,14 間にコ
イル15, 直流阻止コンデンサ16, チョークコイル17及び
抵抗18が直列に接続され、端子13及び接地間に直流阻止
コンデンサ19及びチョークコイル20が直列に接続され、
コイル15及びコンデンサ16の接続点並びに端子13の間に
コイル22及び抵抗24が直列に接続され、コンデンサ16及
びチョークコイル17の接続点並びにコンデンサ19及びチ
ョークコイル20の接続点の間にスイッチングダイオード
23が介装され、両端子12,13 間に、コンデンサ21が介装
されている。スイッチングダイオード23はその導通又は
非導通を端子14へ与えられる電圧により制御される電子
スイッチとして動作する。そしてコイル15のインダクタ
ンスL1 は12.6μH であり、コイル22のインダクタンス
2 は2.4 μH であり、コンデンサ21の容量C1 は56pF
である。そして、ダイオード23が導通状態である場合の
抵抗成分の値と抵抗24の値とは実効的に等しくR1 (
Ω) である。
【0022】次に動作について説明する。 (端子14に5Vを印加した場合)ダイオード23は導通状態
となり、その抵抗値はコイル22の誘導リアクタンスに比
較して小さく、両コンデンサ16,19 の容量リアクタンス
は小さく、両コイル17,20 の誘導リアクタンスは大きい
故、コイル22及び抵抗24の直列回路はダイオード23で実
効的に短絡され、コイル15及びダイオード23の直列回路
並びにコンデンサ21が同調回路を形成する。この場合の
等価回路を図2に示す。この等価回路の同調周波数f1
は f1 =1/{2π√ (L1 1 ) }=6.0MHz であり、この等価回路の選択度Qは Q= (ωL1 ) /(R1 +RL1) である。但しRL1はコイル15の抵抗成分である。
【0023】(端子14に0Vを印加した場合)ダイオード
23は非導通状態となり、両コイル17,20 の誘導リアクタ
ンスは大きい故、両コイル15,22 及び抵抗24の直列回路
並びにコンデンサ21が同調回路を形成する。この場合の
等価回路を図3に示す。この等価回路の同調周波数f2
は f2 =1/〔2π√{(L1 +L2 )C1 }〕=5.5MHz であり、この等価回路の選択度Qは Q={ω (L1 +L2 ) }/(R1 +RL1+RL2) である。但しRL2はコイル22の抵抗成分である。
【0024】このように、コイル22及び抵抗24の直列回
路を、導通時の抵抗値がR1 であるダイオード23が実効
的に短絡又は非短絡とする場合において、選択度Qを決
定するインダクタンスはL1 又はL1 +L2 であり、ま
た抵抗成分はR1 +RL1又はR1 +RL1+RL2である
が、 L1 >>L2 , RL1>>RL2 である故、選択度Qの値は殆ど変わらない。そして本実
施例の発振回路は、この同調回路の同調周波数及び選択
度Qに基づいて発振する故、発振周波数の切り替えによ
るレベル差は生じない。
【0025】図4は第2実施例に係る発振回路の回路図
である。図において31は発振回路を構成する半導体集積
回路であり、32は該集積回路に同調回路を外付けする端
子である。そして33はスイッチング用の電圧を同調回路
へ与える端子である。端子32及び接地間にコイル34, コ
イル35及び抵抗39からなる直列回路並びにコンデンサ36
が並列に接続され、両コイル34,35 の接続点及び接地間
にスイッチング用のnpn 型トランジスタ37が介装され、
該トランジスタ37のベース及び端子33間に抵抗38が介装
されている。トランジスタ37は両コイル34,35 の接続点
及び抵抗38間に図示しない一のダイオードを介装し、接
地及び抵抗38間に図示しない他のダイオードを介装し、
前記両ダイオードの導通・非導通を図示しない回路で制
御し、スイッチングダイオードとして動作せしめた場合
と同様に動作する電子スイッチである。そしてトランジ
スタ37の導通時の抵抗値と抵抗39の値とは実効的に等し
くR2 (Ω) である。また、コイル34のインダクタンス
3 は12.6μH であり、コイル35のインダクタンスL4
は2.4 μH であり、コンデンサ36の容量C2 は56pFであ
る。
【0026】次に動作について説明する。 (トランジスタ37を導通状態となした場合)コイル35及び
抵抗39は実効的に短絡され、コイル34及びトランジスタ
37の直列回路並びにコンデンサ36が同調回路を形成す
る。この同調回路の同調周波数f1は f1 =1/{2π√(L3 2 )}=6.0MHz であり、同調回路の選択度Qは Q= (ωL3 ) /(R2 +RL3) である。但しRL3はコイル34の抵抗成分である。
【0027】(トランジスタ37を非導通状態となした場
合)両コイル34,35 及び抵抗39の直列回路並びにコンデ
ンサ36が同調回路を形成する。この同調回路の同調周波
数f2 は f2 =1/〔2π√{(L3 +L4 )C2 }〕=5.5MHz であり、同調回路の選択度Qは Q={ω (L3 +L4 ) }/(R2 +RL3+RL4) である。但しRL4はコイル35の抵抗成分である。このよ
うに、コイル35及び抵抗39の直列回路を、導通時の抵抗
値がR2 であるトランジスタ37が実効的に短絡又は非短
絡とする場合において、選択度Qを決定するインダクタ
ンスはL3 又はL3 +L4 であり、また抵抗成分はR2
+RL3,R2 +RL3+RL4であるが、 L3 >>L4 , RL3>>RL4 である故、選択度Qの値は殆ど変わらない。そして本実
施例の発振回路はこの同調回路の同調周波数及び選択度
Qに基づいて発振する故、発振周波数の切り替えによる
レベル差が生じない。
【0028】図5は第3実施例に係る発振回路の回路図
である。図において41は発振回路を構成する半導体集積
回路であり、42,43 は該集積回路に同調回路を外付けす
る端子である。そして44,45 はスイッチング用の電圧を
同調回路へ与える端子である。両端子42,44 間に、コイ
ル46, 直流阻止コンデンサ47, チョークコイル48及び抵
抗49が直列に接続され、両端子43,45 間に、直流阻止コ
ンデンサ51, チョークコイル52及び抵抗53が直列に接続
され、コイル46及びコンデンサ47の接続点並びに端子43
の間にコイル54及びコイル55が直列に接続され、コンデ
ンサ47及びコイル48の接続点並びにコンデンサ51及びコ
イル52の接続点の間にスイッチングダイオード58及びス
イッチングダイオード59が、その極性が対称となるよう
直列に接続され、両コイル54,55 の接続点及び両ダイオ
ード58,59 の接続点の間に抵抗56及び直流阻止コンデン
サ57が直列に接続され、両ダイオード58,59 の接続点及
び接地間にチョークコイル60が介装され、両端子42,43
間にC3 コンデンサ50が介装されている。
【0029】ダイオード58 (又は59) は、端子44 (又は
45) へ与えられる電圧により、その導通又は非導通を制
御される電子スイッチとして動作する。そして、コンデ
ンサ50の容量C3 は56pFであり、コイル46のインダクタ
ンスL5 は10.7μH であり、コイル54のインダクタンス
6 は1.9 μH であり、コイル55のインダクタンスL 7
は4.3 μH である。そしてダイオード58又はダイオード
59が導通状態である場合の夫々の抵抗成分の値と抵抗56
の値とは、実効的に等しくR3 (Ω) である。また同調
時において3個のコンデンサ47,51,57の容量リアクタン
スは小さく、3個のコイル49,53,60の誘導リアクタンス
は大きい。
【0030】次に動作について説明する。 (端子44及び端子45にいずれも5Vを印加した場合)両ダ
イオード58,59 は導通状態となり、両コイル54,55 は実
効的に短絡され、コイル46, ダイオード58及びダイオー
ド59の直列回路並びにコンデンサ50が同調回路を形成す
る。この同調回路の同調周波数fS3は fS3=1/{2π√ (L5 3 ) }=6.5MHz であり、選択度Qは Q=(ωL5 )/(2R3 +RL5) である。但しRL5はコイル46の抵抗成分である。
【0031】(端子44に0Vを印加し、端子45に5Vを
印加した場合)ダイオード58は非導通状態で、ダイオー
ド59は導通状態となり、コイル55は実効的に短絡され、
コイル46, コイル54, 抵抗56及びダイオード59の直列回
路並びにコンデンサ50が同調回路を形成する。この同調
回路の同調周波数fS1は fS1=1/〔2π√{(L5 +L6 )C3 }〕=6.0MHz であり、選択度Qは Q={ω(L5 +L6 )}/(2R3 +RL5+RL6) である。但しRL6はコイル54の抵抗成分である。
【0032】(端子44に5Vを印加し、端子45に0Vを
印加した場合)ダイオード58は導通状態で、ダイオード5
9は非導通状態となり、コイル54は実効的に短絡され、
コイル46, ダイオード58, 抵抗56及びコイル55の直列回
路並びにコンデンサ50が同調回路を形成する。こ同調回
路の同調周波数fS2は fS2=1/〔2π√{(L5 +L7 )C3 }〕=5.5MHz であり、選択度Qは Q={ω (L5 +L7 ) }/(2R3 +RL5+RL7) である。但しRL7はコイル55の抵抗成分である。このよ
うに両コイル54,55 の一端を接続し、その接続点に抵抗
56の一端を接続し、夫々のコイルの他端と抵抗56の他端
とを、ダイオード58及び/又はダイオード59が非短絡又
は実効的に短絡する場合において、選択度Qを決定する
インダクタンスはL5 ,L5 +L6 又はL5 +L7 であ
り、抵抗成分はR3 +RL5,R3+RL5+RL6,R3
L5+RL7であるが、 L5 >>L6 , L5 >>L7 , RL5>>RL6, RL5>>RL7 である故、選択度Qの値は殆ど変わらない。そして本実
施例の発振回路はこの同調回路の同調周波数及び選択度
Qに基づいて発振する故、発振回路の切り替えによるレ
ベル差が生じない。
【0033】なお、以上の3実施例において電子スイッ
チとしてダイオード又はトランジスタを使用したが、例
えばトランスミッションゲートの如く複数の素子で構成
されたスイッチ回路を使用してもよく、スイッチ素子が
バイアス電圧によりオン,オフするものであればよいこ
とはいうまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上に説明したように第1発明によれ
ば、一つのコイル及び抵抗を接続した回路を電子スイッ
チが短絡又は非短絡とし、電子スイッチの閉路時の抵抗
値と前記抵抗の値とを実効的に等しく構成することによ
り、同調回路のインダクタンスを変化させて発振回路の
発振周波数を切り替えた場合、選択度Qが変わらず発振
周波数のレベルが変動しない。それ故、RFモジュレータ
に本発振回路を使用して異なる方式のテレビジョン信号
を視聴した場合、受信特性は安定している。
【0035】第2発明によれば、一つのコイル及び抵抗
を接続した回路を電子スイッチが交流的に短絡又は非短
絡とすべく構成することにより、同調回路のインダクタ
ンスを変化させて発振回路の発振周波数を切り替えた場
合、選択度Qが変わらず、発振周波数のレベルが変動し
ない。それ故、RFモジュレータに本発振回路を使用して
異なる方式のテレビジョン信号を視聴した場合、受信特
性は安定している。
【0036】第3発明によれば、第1コイル及び抵抗を
接続した回路を第1電子スイッチが短絡又は非短絡と
し、第2コイル及び前記抵抗を接続した回路を第2電子
スイッチが短絡又は非短絡とし、第1電子スイッチ又は
第2電子スイッチの閉路時の抵抗値と前記抵抗の値とを
実効的に等しく構成することにより、同調回路のインダ
クタンスを変化させた発振回路の発振周波数を切り替え
た場合、選択度Qが変わらず、発振周波数のレベルが変
動しない。それ故、RFモジュレータに本発振回路を使用
して異なる方式のテレビジョン信号を視聴した場合、受
信特性は安定している。
【0037】第4発明によれば、第1コイル及び抵抗を
接続した回路を第1電子スイッチが交流的に短絡又は非
短絡とし、第2コイル及び前記抵抗を接続した回路を第
2電子スイッチが交流的に短絡又は非短絡とすべく構成
することにより、同調回路のインダクタンスを変化させ
て発振回路の発振周波数を切り替えた場合、選択度Qが
変わらず、発振周波数のレベルが変動しない。それ故、
RFモジュレータに本発振回路を使用して異なる方式のテ
レビジョン信号を視聴した場合、受信特性は安定してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る発振回路の回路図である。
【図2】図1に示す発振回路の等価回路図である。
【図3】図1に示す発振回路の他の等価回路図である。
【図4】第2実施例に係る発振回路の回路図である。
【図5】第3実施例に係る発振回路の回路図である。
【図6】従来の発振回路の回路図である。
【図7】従来の他の発振回路の回路図である。
【図8】従来の発振回路で生成した音声搬送波の出力レ
ベルを示す模式図である。
【符号の説明】
11,31,41 半導体集積回路 15,22,34,35,46,54,55 コイル 21,36,50 コンデンサ 23,58,59 ダイオード 24,39,56 抵抗 37 トランジスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンデンサ及び複数のコイルよりなる同
    調回路を備えた発振回路において、 前記コイルのうちの一つに抵抗を接続した回路と、 該回路に並列に接続した電子スイッチとを備え、 前記電子スイッチの閉路時の抵抗値と前記抵抗の値とを
    実効的に等しくなしてあることを特徴とする発振回路。
  2. 【請求項2】 前記電子スイッチがコンデンサを備える
    請求項1記載の発振回路。
  3. 【請求項3】 コンデンサ及び複数のコイルよりなる同
    調回路を備えた発振回路において、 第1コイルの一端と第2コイルの一端とを接続し、その
    接続点に抵抗の一端を接続した回路と、 前記第1コイルの他端と前記抵抗の他端との間に介装し
    た第1電子スイッチと、 前記第2コイルの他端と前記抵抗の他端との間に介装し
    た第2電子スイッチとを備え、前記第1電子スイッチ又
    は前記第2電子スイッチの閉路時の抵抗値と前記抵抗の
    値とを実効的に等しくなしてあることを特徴とする発振
    回路。
  4. 【請求項4】 前記第1電子スイッチ及び前記第2電子
    スイッチがコンデンサを備える請求項3記載の発振回
    路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100474999B1 (ko) * 1997-09-12 2005-05-27 삼성전자주식회사 전압 조정 발진기
KR100489715B1 (ko) * 1996-10-10 2005-08-25 코닌클리케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. 집적된발진기와이러한발진기를이용하는무선전화

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KR100474999B1 (ko) * 1997-09-12 2005-05-27 삼성전자주식회사 전압 조정 발진기
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