JPH08125121A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH08125121A
JPH08125121A JP7198827A JP19882795A JPH08125121A JP H08125121 A JPH08125121 A JP H08125121A JP 7198827 A JP7198827 A JP 7198827A JP 19882795 A JP19882795 A JP 19882795A JP H08125121 A JPH08125121 A JP H08125121A
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JP
Japan
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semiconductor substrate
semiconductor
electrode
insulating film
wiring
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JP7198827A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Sugiyama
龍男 杉山
Hideji Hirao
秀司 平尾
Kosaku Yano
航作 矢野
Noboru Nomura
登 野村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/91Methods for connecting semiconductor or solid state bodies including different methods provided for in two or more of groups H01L2224/80 - H01L2224/90
    • H01L2224/92Specific sequence of method steps
    • H01L2224/9201Forming connectors during the connecting process, e.g. in-situ formation of bumps
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/01Chemical elements
    • H01L2924/01074Tungsten [W]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/30Technical effects
    • H01L2924/35Mechanical effects
    • H01L2924/351Thermal stress
    • H01L2924/3511Warping

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合強度の大きい貼合せ型の半導体装置を従
来よりも少ない工程で製造できるようにする。 【解決手段】 第1の半導体基板10の表面に第1の電
極11及び第1の電極用絶縁膜12を形成すると共に、
第2の半導体基板13の表面に第2の電極14及び第2
の電極用絶縁膜15を形成する。第1の半導体基板10
の表面には一定の周期を持って断面鋸歯状の凹凸パター
ンがストライプ状に形成されていると共に、第2の半導
体基板13の表面には、第1の半導体基板10の表面の
凹凸パターンに対して180度位相がずれた鋸歯状の凹
凸パターンがストライプ状に形成されている。第1の半
導体基板10と第2の半導体基板13とは表面の凹凸パ
ターンが互いに噛み合うような状態で接合している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法に関し、特に複数の半導体基板が張り合わさ
れてなる半導体装置の接続技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高度な情報通信機器が多く開発さ
れるにつれ、その中心的な回路素子であるLSIの高性
能化及び多機能化への要求が高まっている。これらの要
求に応え得る半導体装置として3次元半導体装置が開発
されており、その形成技術も多岐にわたっている(FED-
109 三次元回路素子の波及効果と将来展望に関する調査
研究報告書平成3年10月 財団法人新機能素子研究開
発協会)。
【0003】特に、半導体素子を互いの表面を対向させ
て張り合わせてなる3次元半導体装置は、その簡便性か
ら注目されてきた(M.Yasumoto et al.,IEDM(1984)p.
816-820 、Hayashi et al., Symp. of VLSI Tech. (19
90)p.95-96 )。
【0004】以下、従来の張り合わせ技術により形成し
た三次元半導体装置の一例について図面を参照しながら
説明する。
【0005】図33及び図34は、従来の半導体基板の
張り合わせ技術の工程を説明している。
【0006】まず、図33(a)に示すように、半導体
素子が形成された第1の半導体基板101上にアルミニ
ウムよりなる第1の配線102を形成した後、化学気相
成長法(以下、CVD法と称する。)によりタングステ
ンよりなる第1のバンプ103を選択的に形成し、その
後、第1の半導体基板101の表面を接着剤104を介
して支持基板105に張り付ける。
【0007】次に、図33(b)に示すように、第1の
半導体基板101の裏面を研磨した後、図33(c)に
示すように、第1の半導体基板101の裏面にアルミニ
ウムよりなる第2の配線106を形成し、その後、第1
の半導体基板101の裏面をポリイミド107により被
覆する。次に、ポリイミド107に開口部を形成した
後、該開口部に金とインジウムとの合金からなるプール
電極108をリフトオフ法により形成する。
【0008】次に、図34(a)に示すように、第1の
半導体基板101の裏面と、第1の半導体基板101と
同様にタングステンよりなる第2のバンプ109が形成
された第2の半導体基板210の表面とを位置合わせし
た後、図34(b)に示すように、第1の半導体基板1
01と第2の半導体基板210とを互いに張り合わせた
後、加熱して接合する。
【0009】次に、図34(c)に示すように、支持基
板105を除去すると、2層デバイスが完成する。この
場合、第1の半導体基板101上に形成した第1のバン
プ103が外部電極との接続端子となる。
【0010】前記の方法によると、接続部となるプール
電極108に低融点の金属(金−インジウムの合金)を
用いているため、第1の半導体基板101の第2の配線
106を溶融させることなく、第1の半導体基板101
と第2の半導体基板110との接合が可能となる。ま
た、機械的強度はポリイミド107の熱圧着により確保
されている。
【0011】以下、図35を参照しながら、タングステ
ンよりなるバンプの形成方法について説明する。
【0012】まず、図35(a)に示すように、半導体
基板111上に第1のシリコン酸化膜112、アルミニ
ウム膜113及び第2のシリコン酸化膜114を順次堆
積する。その後、フォトリソグラフィ及びドライエッチ
ングを行なうことにより、図35(b)に示すように、
第2のシリコン酸化膜114に開口部114aを形成し
た後、図35(c)に示すように、開口部114aに選
択CVD法によりタングステン115を埋め込む。
【0013】次に、図35(d)に示すように、第2の
シリコン酸化膜114をエッチングにより選択的に除去
した後、図35(e)に示すように、半導体基板111
の上をポリイミド膜116により被覆する。
【0014】次に、図35(f)に示すように、有機溶
剤等によりポリイミド膜116を一部エッチングしてタ
ングステンよりなるバンプ117(図34における第1
のバンプ103及び第2のバンプ109に相当)を形成
する。
【0015】次に、図36を参照しながら、プール電極
の形成方法について説明する。
【0016】まず、図36(a)に示すように、半導体
基板121の上に、シリコン酸化膜122及びタングス
テンとアルミニウムとからなる積層配線123を順次堆
積した後、半導体基板121の上をポリイミド膜124
により被覆する。
【0017】次に、図34(b)に示すように、ポリイ
ミド膜124上にレジスト膜125を塗布した後、図3
4(c)に示すように、レジスト膜125にフォトリソ
グラフィを行なってレジストパターン126を形成し、
その後、レジストパターン126をマスクとしてドライ
エッチングを行なうことにより、ポリイミド膜124に
開口部124aを形成する。
【0018】次に、図34(d)に示すように、金とイ
ンジウムとの合金膜127を全面に堆積して開口部12
4aに埋め込んだ後、図34(e)に示すように、有機
溶剤によりレジストパターン126を除去して該レジス
トパターン126上の合金膜127をリフトオフする
と、プール電極128(図34におけるプール電極10
8に相当)が形成される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の半導体基板
同士の張り合わせ技術は、多機能性を有する半導体装置
の作製法としては有効であるが、タングステンよりなる
バンプ117や、金とインジウムとの合金よりなるプー
ル電極128の形成工程が複雑になると言う問題を有し
ている。
【0020】また、前述したようにしてバンプ117や
プール電極128を形成すると、張り合わせに要する工
程は非常に多くなり、歩留まりの低下及びコストの上昇
を引き起こすという問題を有している。
【0021】また、半導体素子が形成された半導体基板
を、支持基板に張り合わせ、研磨した後、支持基板から
剥離する工程を有しているため、張り合わせ後の半導体
基板の反りが大きく、半導体基板同士の接続が確実に行
なえないという問題を有している。
【0022】さらに、プール電極の形成工程において、
金とインジウムとの合金を開口部に埋め込む工程ははん
だリフロー等によって行なうため、ミクロンオーダーの
微細なパターンを埋め込むことは困難であった。
【0023】前記に鑑み、本発明は、半導体基板同士の
張り合わせに要する工程を少なくし、張り合わせ後の半
導体基板の反りを小さくして半導体素子間の接続を確実
にすると共に、微細なパターンの開口部を有する半導体
装置を提供することを目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、半導体装置を、基板上に形成さ
れた第1の半導体素子と、基板表面に形成され且つ前記
第1の半導体素子と電気的に接続された複数の第1の電
極と、基板表面に形成され且つ前記複数の第1の電極同
士を絶縁する第1の絶縁層と、前記第1の電極及び第1
の絶縁層の表面に形成された複数の凸部とを有する第1
の半導体基板と、基板上に形成された第2の半導体素子
と、基板表面における前記第1の半導体基板の前記複数
の第1の電極と対応する部位に形成され且つ前記第2の
半導体素子と電気的に接続された複数の第2の電極と、
基板表面に形成され且つ前記複数の第2の電極同士を絶
縁する第2の絶縁層と、前記第2の電極及び第2の絶縁
層の表面における前記第1の半導体基板の複数の凸部の
それぞれと対応する部位に形成された複数の凹部とを有
する第2の半導体基板とを備え、前記第1の半導体基板
と前記第2の半導体基板とは、前記第1の半導体基板の
複数の凸部と前記第2の半導体基板の複数の凹部とが互
いに凹凸嵌合することにより接合している構成とするも
のである。
【0025】前記の構成により、第1の半導体基板と第
2の半導体基板とは、第1の半導体基板の複数の凸部と
第2の半導体基板の複数の凹部とが互いに凹凸嵌合する
ことにより接合しているため、両者の接合面積が増大す
る。
【0026】請求項2の発明は、請求項1の構成に、前
記第1の半導体基板の複数の凸部及び前記第2の半導体
基板の複数の凹部は、それぞれ1次元的又は2次元的に
同一のパターンを持って形成されている構成を付加する
ものである。
【0027】請求項3の発明は、半導体装置の製造方法
を、第1の半導体素子が形成された第1の半導体基板の
表面に前記第1の半導体素子と電気的に接続する複数の
第1の電極を形成し且つ前記第1の半導体基板の表面に
前記複数の第1の電極同士を絶縁するように第1の絶縁
層を形成すると共に、第2の半導体素子が形成された第
2の半導体基板の表面における前記第1の半導体基板の
前記複数の第1の電極と対応する部位に前記第2の半導
体素子と電気的に接続する複数の第2の電極を形成し且
つ前記第2の半導体基板の表面に前記複数の第2の電極
同士を絶縁する第2の絶縁層を形成する第1の工程と、
前記第1の電極及び第1の絶縁膜の表面にエッチングに
より複数の凸部を形成すると共に、前記第2の電極及び
第2の絶縁膜の表面における前記複数の凸部とそれぞれ
対応する部位にエッチングにより複数の凹部を形成する
第2の工程と、前記第1の半導体基板と前記第2の半導
体基板とを、前記第1の半導体基板の複数の凸部と前記
第2の半導体基板の複数の凹部とが互いに凹凸嵌合する
ように接合する第3の工程とを備えている構成とするも
のである。
【0028】前記の構成により、エッチングにより複数
の凸部と複数の凹部とを形成し、これらの凸部と凹部と
を凹凸嵌合するため、従来は必要であったバンプ電極や
プール電極の形成工程が不要になると共に、第1の半導
体基板と第2の半導体基板との接合の位置合わせが自動
的に行なわれる。
【0029】請求項4の発明は、請求項3の構成に、前
記第2の工程は、前記第1の電極及び第1の絶縁膜の表
面に第1のパターン形状を持つ第1のレジストパターン
を形成した後、該第1のレジストパターンをマスクとし
て前記第1の電極及び第1の絶縁膜に対してエッチング
を行なうことにより前記複数の凸部を形成する工程と、
前記第2の電極及び第2の絶縁膜の表面に前記第1のパ
ターン形状が反転してなる第2のパターン形状を持つ第
2のレジストパターンを形成した後、該第2のレジスト
パターンをマスクとして前記第2の電極及び第2の絶縁
膜に対してエッチングを行なうことにより前記複数の凹
部を形成する工程とを含む構成を付加するものである。
【0030】請求項5の発明が講じた解決手段は、半導
体装置の製造方法を、第1の半導体素子が形成された第
1の半導体基板の表面に前記第1の半導体素子と電気的
に接続する複数の第1の電極を形成し且つ前記第1の半
導体基板の表面に前記複数の第1の電極同士を絶縁する
第1の絶縁層を形成すると共に、第2の半導体素子が形
成された第2の半導体基板の表面における前記第1の半
導体基板の複数の第1の電極と対応する部位に前記第2
の半導体素子と電気的に接続する複数の第2の電極を形
成し且つ前記第2の半導体基板の表面に前記複数の第2
の電極同士を絶縁する第2の絶縁層を形成する第1の工
程と、前記第1の電極及び第1の絶縁膜の表面を平坦化
すると共に、前記第2の電極及び第2の絶縁膜の表面を
平坦化する第2の工程と、前記第1の半導体基板と前記
第2の半導体基板とを、前記第1の半導体基板の複数の
第1の電極と前記第2の半導体基板の複数の第2の電極
とが互いに対向するように位置合わせする第3の工程
と、位置合わせされた前記第1の半導体基板及び第2の
半導体基板を互いに圧着することにより、前記第1の半
導体基板と前記第2の半導体基板とを接合する第4の工
程とを備えている構成とするものである。
【0031】前記の構成により、第1の電極及び第1の
絶縁膜の表面を平坦化すると共に、第2の電極及び第2
の絶縁膜の表面を平坦化した後、第1の半導体基板と第
2の半導体基板とを接合するため、第1の半導体基板と
第2の半導体基板との接触面が互いに平坦であるので、
接触面積が増大する。
【0032】請求項6の発明は、請求項5の構成に、前
記第2の工程と前記第3の工程との間に、前記第1の電
極及び第1の絶縁膜の表面に、ダングリングボンドを持
つ分子層を形成する工程を備え、前記第4の工程は、前
記第1の電極及び第1の絶縁膜の表面に形成された分子
層のダングリングボンドと、前記第2の電極及び第2の
絶縁膜の表面層とを化学吸着させることにより、前記第
1の半導体基板と前記第2の半導体基板とを接合する工
程を含む構成を付加するものである。
【0033】請求項7の発明は、請求項5の構成に、前
記第3の工程は、前記第1の半導体基板と第2の半導体
基板とを液体中において位置合わせする工程を含む構成
を付加するものである。
【0034】請求項8の発明は、請求項5の構成に、前
記第3の工程は、前記第1の半導体基板の表面に第1の
パターン形状を持つ第1のレジストパターンを形成した
後、前記第1の半導体基板に対して前記第1のレジスト
パターンをマスクとしてエッチングを行なうことにより
前記第1の半導体基板の表面に位置合わせ用凹部を形成
する工程と、前記第2の半導体基板の表面に前記第1の
パターン形状が反転してなる第2のパターン形状を持つ
第2のレジストパターンを形成する工程と、前記第1の
半導体基板と前記第2の半導体基板とを、前記位置合わ
せ用凹部と前記第2のレジストパターンとが凹凸嵌合す
るように位置合わせする工程とを含む構成を付加するも
のである。
【0035】請求項9の発明は、請求項5の構成に、前
記第4の工程は、位置合わせされた前記第1の半導体基
板及び第2の半導体基板を真空状態で保持した後、前記
第1の半導体基板の裏面及び前記第2の半導体基板の裏
面のうちの少なくとも一方をガスにより押圧することに
より、前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板と
を互いに圧着する工程を含む構成を付加するものであ
る。
【0036】請求項10の発明は、請求項5の構成に、
前記第4の工程は、位置合わせされた前記第1の半導体
基板及び第2の半導体基板を加熱しつつ互いに圧着する
工程を含む構成を付加するものである。
【0037】請求項11の発明は、請求項5の構成に、
前記第1の工程における前記第1の半導体基板は透明性
を有していると共にアライメントマークが形成されてお
り、前記第4の工程において前記第2の半導体基板と接
合された前記第1の半導体基板の裏面に対して前記アラ
イメントマークを用いてエッチングを行なうことによ
り、前記第1の半導体基板に、該第1の半導体基板内に
前記第1の電極と電気的に接続するよう形成されている
導電層に至る開口部を形成した後、前記開口部に金属を
埋め込むことにより、前記第1の半導体基板に外部電極
と電気的に接続される引き出し電極を形成する第5の工
程をさらに備えている構成を付加するものである。
【0038】請求項12の発明は、請求項5の構成に、
前記第1の工程は、前記第1の絶縁層の中に埋め込まれ
た第1の金属膜を形成すると共に、前記第2の絶縁層の
中における前記第1の金属膜と対応する部位に埋め込ま
れた第2の金属膜を形成する工程を含み、前記第2の工
程は、前記第1の金属膜が形成された第1の絶縁膜及び
前記第2の金属膜が形成された第2の絶縁膜を平坦化す
る工程を含み、前記第4の工程は、前記第1の金属膜と
前記第2の金属膜とを接合する工程を含む構成を付加す
るものである。
【0039】請求項13の発明が講じた解決手段は、半
導体装置の製造方法を、第1の半導体素子が形成された
第1の半導体基板の表面に前記第1の半導体素子と電気
的に接続する第1の配線を形成すると共に、第2の半導
体素子が形成された第2の半導体基板の表面に前記第2
の半導体素子と電気的に接続する第2の配線を形成する
第1の工程と、前記第1の配線が形成された前記第1の
半導体基板の表面に、前記第1の配線と対応する部位に
第1の開口部を有する第1の層間絶縁膜を形成すると共
に、前記第2の配線が形成された前記第2の半導体基板
の表面に、前記第2の配線と対応し且つ前記第1の開口
部と対応する部位に第2の開口部を有する第2の層間絶
縁膜を形成する第2の工程と、前記第1の開口部及び第
2の開口部の内部に無電解めっき法により金属を埋め込
むことにより、前記第1の配線と前記第2の配線とを接
続する接続用電極を形成する第3の工程と、前記第1の
半導体基板と前記第2の半導体基板との間に絶縁性樹脂
を充填することにより、前記第1の半導体基板と前記第
2の半導体基板とを互いに接合する第4の工程とを備え
ている構成とするものである。
【0040】前記の構成により、第1の配線と対応する
部位に第1の開口部を有する第1の層間絶縁膜の第1の
開口部、及び第2の配線と対応する部位に第2の開口部
を有する第2の層間絶縁膜の第2の開口部に無電解めっ
き法により選択的に金属を埋め込むことにより接続用電
極を形成するため、第1の配線及び第2の配線と接続用
金属との界面の汚染を防止できると共に第1の配線と第
2の配線とを接続する工程が簡略化される。
【0041】請求項14の発明は、請求項13の構成
に、前記第1の工程は、前記第1の配線が形成された前
記第1の半導体基板の表面に前記第1の配線同士を絶縁
する第1の絶縁膜を前記第1の配線と面一に形成すると
共に、前記第2の配線が形成された前記第2の半導体基
板の表面に前記第2の配線同士を絶縁する第2の絶縁膜
を前記第2の配線と面一に形成する工程を含む構成を付
加するものである。
【0042】請求項15の発明は、請求項13の構成
に、前記第2の工程における前記第1の層間絶縁膜及び
第2の層間絶縁膜はそれぞれレジストパターンである構
成を付加するものである。
【0043】請求項16の発明は、請求項13の構成
に、前記第2の工程における前記第1の層間絶縁膜及び
第2の層間絶縁膜はそれぞれシリコン酸化膜である構成
を付加するものである。
【0044】請求項17の発明は、請求項13の構成
に、前記第1の工程における前記第1の半導体基板は透
明性を有していると共にアライメントマークが形成され
ており、前記第4の工程において前記第2の半導体基板
と接合された前記第1の半導体基板の裏面に対して前記
アライメントマークを用いてエッチングを行なうことに
より、前記第1の半導体基板に、該第1の半導体基板内
に前記第1の配線と電気的に接続する形成されている導
電層に至る開口部を形成した後、前記開口部に金属を埋
め込むことにより、前記第1の半導体基板に外部電極と
電気的に接続される引き出し電極を形成する第5の工程
をさらに備えている構成を付加するものである。
【0045】請求項18の発明は、半導体装置の製造方
法を、第1の半導体素子が形成された第1の半導体基板
の表面に前記第1の半導体素子と電気的に接続されるよ
うに第1の配線を形成すると共に、第2の半導体素子が
形成された第2の半導体基板の表面に前記第2の半導体
素子と電気的に接続する第2の配線を形成する第1の工
程と、前記第1の配線が形成された前記第1の半導体基
板の表面に、前記第1の配線と対応する部位に開口部を
有するレジストパターンを形成する第2の工程と、前記
レジストパターンの開口部に金属を埋め込んで接続用電
極を形成する第3の工程と、前記第1の半導体基板と前
記第2の半導体基板とを前記接続用電極と前記第2の配
線とが接続するように位置合わせした後、前記第1の半
導体基板と前記第2の半導体基板とを加熱しつつ圧着し
て互いに接合する第4の工程とを備えている構成とする
ものである。
【0046】前記の構成により、第1の半導体基板の表
面に、第1の配線と対応する部位に開口部を有するレジ
ストパターンを形成した後、該レジストパターンの開口
部に金属を埋め込んで接続用電極を形成するため、接続
用電極を構成する金属を埋め込むための開口部を形成す
る工程が簡略化される。また、レジストパターンは第1
の半導体基板と第2の半導体基板とを接合する工程にお
いて加熱されるので、絶縁性が向上している。
【0047】請求項19の発明は、請求項18の構成
に、前記第1の工程は、前記第1の配線が形成された前
記第1の半導体基板の表面に前記第1の配線同士を絶縁
する第1の絶縁膜を前記第1の配線と面一に形成すると
共に、前記第2の配線が形成された前記第2の半導体基
板の表面に前記第2の配線同士を絶縁する第2の絶縁膜
を前記第2の配線と面一に形成する工程を含む構成を付
加するものである。
【0048】請求項20の発明は、請求項18の構成
に、前記第2の工程は、前記レジストパターンを加熱に
より熱硬化させる工程を含む構成を付加するものであ
る。
【0049】請求項21の発明は、請求項18の構成
に、前記第3の工程は、無電解めっき法により前記接続
用電極を選択的に形成する工程を含む構成を付加するも
のである。
【0050】請求項22の発明は、請求項18の構成
に、前記第4の工程により互いに接合された前記第1の
半導体基板と前記第2の半導体基板との間に介在する前
記レジストパターンを除去した後、前記第1の半導体基
板と前記第2の半導体基板との間にスピンオングラス又
は熱硬化性樹脂を充填し、その後、前記スピンオングラ
ス又は熱硬化性樹脂を硬化させて層間絶縁膜を形成する
第5の工程をさらに備えている構成を付加するものであ
る。
【0051】請求項23の発明は、請求項18の構成
に、前記第1の工程における前記第1の半導体基板は透
明性を有していると共にアライメントマークが形成され
ており、前記第4の工程において前記第2の半導体基板
と接合された前記第1の半導体基板の裏面に対して前記
アライメントマークを用いてエッチングを行なうことに
より、前記第1の半導体基板に、該第1の半導体基板内
に前記第1の配線と電気的に接続するよう形成されてい
る導電層に至る開口部を形成した後、前記開口部に金属
を埋め込むことにより、前記第1の半導体基板に外部電
極と電気的に接続される引き出し電極を形成する第5の
工程をさらに備えている構成を付加するものである。
【0052】請求項24の発明は、半導体装置の製造方
法を、第1の半導体素子が形成された第1の半導体基板
の表面に前記第1の半導体素子と電気的に接続する第1
の電極を形成すると共に、第2の半導体素子が形成され
た第2の半導体基板の表面に前記第2の半導体素子と電
気的に接続する第2の電極を形成する第1の工程と、前
記第1の電極が形成された前記第1の半導体基板の裏面
に、前記第1の半導体基板を表面側に凹状に反らせる第
1の絶縁膜を形成すると共に、前記第2の電極が形成さ
れた前記第2の半導体基板の裏面に、前記第2の半導体
基板を表面側に凹状に反らせる第2の絶縁膜を形成する
第2の工程と、前記第1の半導体基板と前記第2の半導
体基板とを前記第1の電極と前記第2の電極とが対向す
るように位置合わせした後、前記第1の半導体基板と前
記第2の半導体基板とを加熱しつつ圧着して互いに接合
する第3の工程とを備えている構成とするものである。
【0053】前記の構成により、第1の半導体基板を表
面側に凹状に反らせる第1の絶縁膜を形成すると共に、
第2の半導体基板を表面側に凹状に反らせる第2の絶縁
膜を形成すると、第1及び第2の半導体基板に生じてい
る小さな歪みを大きな歪みにより吸収することができ
る。
【0054】請求項25の発明は、請求項24の構成
に、前記第2の工程における第1の絶縁膜及び第2の絶
縁膜はそれぞれシリコン窒化膜である構成を付加するも
のである。
【0055】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下、本発明の第1の実施形態に係
る半導体装置について説明する。
【0056】図1に示すように、半導体素子が形成され
た第1の半導体基板10の表面に第1の電極11及び第
1の電極用絶縁膜12を形成すると共に、半導体素子が
形成された第2の半導体基板13の表面に第2の電極1
4及び第2の電極用絶縁膜15を形成する。第1の半導
体基板10の表面には一定の周期を持って断面鋸歯状の
凹凸パターンがストライプ状に形成されていると共に、
第2の半導体基板13の表面には、第1の半導体基板1
0の表面の凹凸パターンに対して180度位相がずれ
た、つまり逆の凹凸形状を有する鋸歯状の凹凸パターン
がストライプ状に形成されており、第1の半導体基板1
0と第2の半導体基板13とは表面の凹凸パターンが互
いに噛み合うような状態で接合している。尚、図示の都
合上、図1においては、第1の半導体基板10と第2の
半導体基板13との間に隙間を開けた状態で示してい
る。
【0057】このように、接続すべき第1の半導体基板
10及び第2の半導体基板13の各表面に互いに180
度の位相差を持つ凹凸パターンを形成しているため、第
1の半導体基板10と第2の半導体基板13との接続の
位置合わせが自動的に行なわれると共に両者の接合面積
が増大するので、接合強度が大きくなっている。
【0058】尚、凹凸パターンの形状は、断面鋸歯状の
凹凸パターンに限られず、位相が互いに180度ずれた
断面矩形状の凹凸パターンがストライプ状に形成された
ものや、平面視方形状の突起部がx方向及びy方向に互
いにずれて碁盤目状に形成された凹凸パターンであって
もよい。
【0059】以下、第1の実施形態に係る半導体装置の
製造方法について図2及び図3を参照しながら説明す
る。尚、ここでは、位相が互いに180度ずれた断面矩
形状の凹凸パターンを有する半導体装置を製造方法につ
いて説明する。
【0060】まず、図2(a)に示すように、半導体素
子が形成された第1の半導体基板10の表面に第1の電
極11を形成した後、第1の電極用絶縁膜12を全面に
堆積する。その後、第1の半導体基板10を基板保持具
16に保持した状態で第1の電極用絶縁膜12を第1の
電極11が露出するまでスラリーを供給しながら研磨パ
ッド17により研磨して第1の半導体基板10の表面を
平坦化する。
【0061】次に、図2(b)に示すように、第1の半
導体基板10の表面の上に、一定の繰り返し周期の開口
部を持つ第1のレジストパターン18を形成した後、該
第1のレジストパターン18をマスクとして第1の電極
11及び第1の電極用絶縁膜12に対してアルゴンによ
るイオンミリングを行なうことにより、第1の半導体基
板10の表面に断面矩形状の凹凸パターンを形成する。
【0062】次に、前記と同様にして、図3(a)に示
すように、半導体素子が形成された第2の半導体基板1
3の表面に第2の電極14及び第2の電極用絶縁膜15
を形成した後、第2の半導体基板13の表面を平坦化す
る。
【0063】次に、第2の半導体基板13の表面の上
に、第1のレジストパターン18が反転されたパターン
形状を持つ第2のレジストパターン19を形成した後、
該第2のレジストパターン19をマスクとして第2の電
極14及び第2の電極用絶縁膜15に対してアルゴンに
よるイオンミリングを行なうことにより、第2の半導体
基板13の表面に、第1の半導体基板10上の凹凸パタ
ーンと位相が180度ずれた断面矩形状の凹凸パターン
を形成する。
【0064】次に、図3(b)に示すように、第1の半
導体基板10と第2の半導体基板13とを表面の凹凸パ
ターンが互いに噛み合うような状態で対向させた後、第
1及び第2の半導体基板10,13を加熱板20により
加熱しながら押圧板21により押圧して、互いに接合す
る。
【0065】第1の電極用絶縁膜12及び第2の電極用
絶縁膜15がプラズマ酸化膜のように膜中にOH基を多
く含む場合、加熱温度を400℃以上にすると、脱水反
応により第1の電極用絶縁膜12と第2の電極用絶縁膜
15との接合が良好に行なわれる。また、第1の電極用
絶縁膜12及び第2の電極用絶縁膜15がポリイミド膜
の場合、加熱温度を300℃以上にすると、第1の電極
用絶縁膜12と第2の電極用絶縁膜15との接合が良好
に行なわれる。
【0066】この製造方法によると、従来の半導体装置
の加工技術を用いる加工方法によって、凹凸パターンを
形成することができるため、設備を追加する必要がない
ので製造コストの上昇を招くことがない。
【0067】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態に係る半導体装置の製造方法について図4及び
図5を参照しながら説明する。
【0068】まず、図4(a)に示すように、半導体素
子が形成された第1の半導体基板10の表面に第1の電
極11及び第1の電極用絶縁膜12を形成する。この場
合、第1の電極11及び第1の電極用絶縁膜12の表面
は空気中の水分に触れて水酸基(OH基)により覆われ
ている。そこで、第1の電極11及び第1の電極用絶縁
膜12の表面をヘキサメチルジシラザン((Si(CH3
3 2 NH)(以下、HMDSと称する。)の蒸気にさら
して水酸基のH とHMDSのSi(CH3 3 とを置換させ
ることにより第1の半導体基板10の表面をシリル基
(Si(CH3 3 )よりなる単分子層22に覆わせる。シ
リル基を構成するSiと(CH3 3 とは結合力が弱いの
で、時間の経過に伴って、図4(b)に示すように、シ
リル基からメチル基が脱離してダングリングボンド23
が形成される。
【0069】次に、図5(a),(b)に示すように、
前記と同様にして、半導体素子が形成された第2の半導
体基板13の表面に第2の電極14及び第2の電極用絶
縁膜15を形成した後、第1の半導体基板10と第2の
半導体基板13とを表面同士を対向させて接合する。第
1の半導体基板10の表面にはダングリングボンド23
が形成されており、化学的に励起状態であるため、第1
の半導体基板10のダングリングボンド23と第2の半
導体基板13のOH基とが結合し、第1の半導体基板1
0と第2の半導体基板13とは強固に接合する。
【0070】尚、第1の半導体基板10の表面に多数の
ダングリングボンド23を形成するには、第1の半導体
基板10の表面に紫外線を照射したり、第1の半導体基
板10を400℃程度に加熱することが好ましい。この
ようにすると、より強固な接合が得られる。
【0071】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態に係る半導体装置の製造方法について図6を参
照しながら説明する。
【0072】まず、第1の実施形態と同様、図6(a)
に示すように、半導体素子が形成された第1の半導体基
板10の表面に第1の電極11及び第1の電極用絶縁膜
12を形成すると共に、半導体素子が形成された第2の
半導体基板13の表面に第1の電極14及び第1の電極
用絶縁膜15を形成する。
【0073】次に、第1の半導体基板10と第2の半導
体基板13とを互いの表面が対向する状態で、第2の半
導体基板13をx−y−z−θの4軸制御機構を持つ上
側保持具25に保持させると共に、第1の半導体基板1
0を上下動可能な下側保持具26に保持させた後、図6
(b)に示すように、上側保持具25及び下側保持具2
6を下動させて、第1の半導体基板10及び第2の半導
体基板13を、パーティクルが取り除かれた純水27が
満たされた容器28内に収納する。
【0074】次に、上側保持具26をx−y−z−θ方
向に移動して、純水27が満たされた容器28内におい
て第1の半導体基板10と第2の半導体基板13との位
置合わせを行なう。
【0075】このように、第1の半導体基板10と第2
の半導体基板13とを純水27中において位置合わせす
るため、第1の半導体基板10と第2の半導体基板13
との間に介在する純水27が押し退けられつつ第1の半
導体基板10の表面と第2の半導体基板13の表面とが
接触するので、つまり、第1の半導体基板10と第2の
半導体基板13とが接触する直前迄両者間に純水27が
介在するので、第1の半導体基板10及び第2の半導体
基板13の反りが矯正されると共に、急激な接触が避け
られることより基板表面に傷が形成される事態を回避で
きる。
【0076】次に、表面同士が互いに接触した第1の半
導体基板10と第2の半導体基板13とを容器28から
取り出した後、加熱して圧着することにより、第1の半
導体基板10と第2の半導体基板13とを接合する。
【0077】尚、本実施形態においては、容器28内に
純水27を満たしたが、これに代えて、半導体基板の表
面を腐食しない他の液体例えばアルコールを容器28内
に満たしてもよい。
【0078】図7は、前記第3の実施形態に用いる半導
体基板の他の例を示しており、第1の半導体基板10の
表面には、不純物が高濃度にドープされたポリシリコン
よりなる柱状の第1の電極11が形成され、第2の半導
体基板13の表面にはアルミニウムの合金よりなる第2
の電極14が形成されている。第1の半導体基板10と
第2の半導体基板13とが互いに圧着されることによ
り、第1の半導体基板10と第2の半導体基板13との
間に間隔をおいた状態で第1の電極11の先端部は第2
の電極14に食い込んでいる。このようにして第1の半
導体基板10と第2の半導体基板13との間に間隔を設
けているので第1の半導体基板10と第2の半導体基板
13との間の電気的容量が低減する。その後、第1の半
導体基板10及び第2の半導体基板13を両者間に間隔
をおいた状態で又は樹脂を封止した状態でパッケージす
る。
【0079】(第4の実施形態)以下、本発明の第4の
実施形態に係る半導体装置の製造方法について図8を参
照しながら説明する。
【0080】第4の実施形態は図8に示す半導体基板接
合装置30を用いるものであって、半導体基板接合装置
30は、気密性を有するチャンバー31と、チャンバー
31の内部の気体を排出する排気手段32と、チャンバ
ー31内に空気や窒素等の気体を導入するガス導入口3
3と、第2の半導体基板13を保持してx−y−z−θ
方向に移動させる4軸制御機構を持つ上側保持具25
と、第1の半導体基板10を保持してz方向に移動させ
る下側保持具26とを備えている。
【0081】まず、第1の実施形態と同様、図8(a)
に示すように、半導体素子が形成された第1の半導体基
板10の表面に第1の電極11及び第1の電極用絶縁膜
12を形成すると共に、半導体素子が形成された第2の
半導体基板13の表面に第1の電極14及び第1の電極
用絶縁膜15を形成する。
【0082】次に、第1の半導体基板10と第2の半導
体基板13とを互いの表面が対向する状態で、第2の半
導体基板13を上側保持具25に保持させると共に第1
の半導体基板10を下側保持具26に保持させた後、排
気手段32を作動させてチャンバー31の内部を真空状
態にする。その後、上側保持具26をx−y−z−θ方
向に移動して、第1の半導体基板10と第2の半導体基
板13との位置合わせを行なう。このようにすると、チ
ャンバー31の内部が真空状態であるから、第1の半導
体基板10の表面と第2の半導体基板13の表面とが密
接する。
【0083】次に、上側保持具26による第2の半導体
基板13の保持を解除すると共に排気手段32の作動を
停止した後、ガス導入口33から空気や窒素等を気体を
導入する。このようにすると、導入された気体が第2の
半導体基板13を下方へつまり第1の半導体基板10の
方へ均一且つ垂直に押圧するため、図8(b)に示すよ
うに、第1の半導体基板10と第2の半導体基板13と
が真空状態で圧接されるので、第1の電極11と第2の
電極14とが電子を共有し合って互いに接合する。
【0084】尚、第1の半導体基板10と第2の半導体
基板13とを真空状態で圧接するので第1の電極11と
第2の電極14とは確実に接合するが、この場合、チャ
ンバー31内を加熱すると一層強固に接合する。
【0085】(第5の実施形態)以下、本発明の第5の
実施形態に係る半導体装置の製造方法について図9を参
照しながら説明する。
【0086】まず、図9(a)に示すように、半導体素
子及び第1の配線40が形成された第1の半導体基板1
0の上にレジスト膜41を全面に塗布した後、該レジス
ト膜41の表面を研磨して平滑化する。
【0087】次に、図9(b)に示すように、フォトリ
ソグラフィによりレジスト膜41に開口部41aを形成
した後、図9(c)に示すように、第1の半導体基板1
0をすずの無電解めっき浴42に浸漬して、レジスト膜
41の開口部41a内にすずを埋め込んで接続用電極4
3を形成する。この場合、レジスト膜41の上にはメッ
キが成長しないので、レジスト膜41の開口部41aに
接続用電極43を選択的に形成することができる。
【0088】次に、図9(d)に示すように、第1の半
導体基板10と、半導体素子及び第2の配線44が形成
された第2の半導体基板13との位置合わせを行なった
後、第1の半導体基板10と第2の半導体基板13とを
加熱しつつ圧着することにより、第1の配線40と第2
の配線44とを接続用電極43により接続する。これに
より、第1の配線40と第2の配線44とが接続用電極
43により接続され且つ第1の半導体基板10と第2の
半導体基板13との間に熱硬化したレジスト膜41より
なる層間絶縁膜が介在する半導体装置が得られる。
【0089】前述したように、第5の実施形態による
と、第1の配線40と第2の配線44とを接続する接続
用電極43を選択的に形成できると共に、熱硬化により
強度が増したレジスト膜41を基板間の層間絶縁層とし
て用いることができるため、張り合わせに要する工程を
削減することができる。
【0090】(第5の実施形態の変形例)以下、本発明
の第5の実施形態の変形例に係る半導体装置の製造方法
について図10を参照しながら説明する。
【0091】まず、図10(a)に示すように、半導体
素子及び第1の配線40が形成された第1の半導体基板
10の上に、SiNやSiO2 よりなる第1の配線用絶
縁膜45を全面に塗布した後、該第1の配線用絶縁膜4
5の表面を研磨して、第1の配線40を露出させると共
に第1の配線用絶縁膜45の表面を平滑化する。また、
同様にして、半導体素子及び第2の配線44が形成され
た第2の半導体基板13の上に第2の配線用絶縁膜46
を全面に塗布した後、該第2の配線用絶縁膜46の表面
を研磨して、第2の配線44を露出させると共に第2の
配線用絶縁膜46の表面を平滑化する(図10(d)を
参照)。
【0092】次に、第1の半導体基板10の上にレジス
ト膜41を全面に塗布した後、図10(b)に示すよう
に、フォトリソグラフィによりレジスト膜41に開口部
41aを形成する。その後、図10(c)に示すよう
に、第1の半導体基板10をすずの無電解めっき浴42
に浸漬して、レジスト膜41の開口部41a内にすずを
埋め込んで接続用電極43を形成する。
【0093】次に、図10(d)に示すように、第1の
半導体基板10と第2の半導体基板13との位置合わせ
を行なった後、第1の半導体基板10と第2の半導体基
板13とを加熱しつつ圧着することにより、第1の配線
40と第2の配線44とを接続用電極43を介して接続
する。これにより、第1の配線40と第2の配線44と
が接続用電極43により接続され且つ第1の半導体基板
10と第2の半導体基板13との間に熱硬化したレジス
ト膜41よりなる層間絶縁層が介在する半導体装置が得
られる。
【0094】前述したように、第5の実施形態の変形例
によると、第1の配線40と第2の配線44とを接続す
る接続用電極43を選択的に形成できると共に、熱硬化
により強度が増したレジスト膜41を基板間の層間絶縁
層として用いることができるため、張り合わせに要する
工程を削減することができる。また、第1の半導体基板
10及び第2の半導体基板13の各表面を平滑化してい
るため、第1の半導体基板10と第2の半導体基板13
との接触面積が増大するので、接合強度が増大する。
【0095】(第6の実施形態)以下、本発明の第6の
実施形態に係る半導体装置の製造方法について図11及
び図12を参照しながら説明する。
【0096】まず、図11(a)に示すように、半導体
素子及び第1の配線40が形成された第1の半導体基板
10の上に第1のレジスト膜41を全面に塗布した後、
該第1のレジスト膜41の表面を研磨して平滑化し、そ
の後、図11(b)に示すように、フォトリソグラフィ
により第1のレジスト膜41に開口部41aを形成す
る。また、半導体素子及び第2の配線44が形成された
第2の半導体基板13の上に第2のレジスト膜48を全
面に塗布した後、該第2のレジスト膜48の表面を研磨
して平滑化し、その後、フォトリソグラフィにより第2
のレジスト膜48に開口部48aを形成する(図11
(c)を参照)。
【0097】次に、図11(c)に示すように、第1の
半導体基板10と第2の半導体基板13とを、第1のレ
ジスト膜41の開口部41aと第2のレジスト膜48の
開口部48aとが対向し且つ第1の配線40と第2の配
線44との間に間隔が形成されるように位置合わせを行
なった後、固定治具49にそれぞれ固定する。
【0098】次に、図12(a)に示すように、固定治
具49に固定された第1の半導体基板10及び第2の半
導体基板13をすずの無電解めっき浴42に浸漬して、
第1のレジスト膜41の開口部41a及び第2のレジス
ト膜48の開口部48a内にすずを埋め込むことによ
り、第1の配線40と第2の配線44とを接続する接続
用電極43を形成する。この場合、第1及び第2の配線
40,44の上にのみメッキが成長し、第1及び第2の
レジスト膜41,48の上にはメッキが成長しないの
で、第1及び第2のレジスト膜41,48の各開口部4
1a,48aに接続用電極43を選択的に形成すること
ができる。
【0099】次に、図12(b)に示すように、第1の
半導体基板10と第2の半導体基板13との間に例えば
ポリイミドよりなる絶縁性樹脂50を充填した後、第1
の半導体基板10と第2の半導体基板13とを加熱しつ
つ圧着することにより、第1の半導体基板10と第2の
半導体基板13とを接合する。
【0100】前述したように、第6の実施形態による
と、第1の配線40と第2の配線44とを接続する接続
用電極43を選択的に形成できると共に、熱硬化により
強度が増大した第1及び第2のレジスト膜41,48を
基板間の層間絶縁層として用いることができるため、張
り合わせに要する工程を削減することができる。また、
第1の配線40と第2の配線44とを接続する接続用電
極43を無電解めっき浴42中で形成するため、接続面
の汚染が少なくなるので、電気的接続の信頼性及び接続
の強度が向上する。
【0101】(第6の実施形態の変形例)以下、本発明
の第6の実施形態の変形例に係る半導体装置の製造方法
について図13及び図14を参照しながら説明する。
【0102】まず、図13(a)に示すように、半導体
素子及び第1の配線40が形成された第1の半導体基板
10の上に、SiNやSiO2 よりなる第1の配線用絶
縁膜45を全面に塗布した後、該第1の配線用絶縁膜4
5の表面を研磨して、第1の配線40を露出させると共
に第1の配線用絶縁膜45の表面を平滑化する。その
後、第1の半導体基板10の上に第1のレジスト膜41
を全面に塗布した後、図13(b)に示すように、フォ
トリソグラフィにより第1のレジスト膜41に開口部4
1aを形成する。また、同様にして、半導体素子及び第
2の配線44が形成された第2の半導体基板13の上に
第2の配線用絶縁膜46を全面に塗布した後、該第2の
配線用絶縁膜46の表面を研磨して、第2の配線44を
露出させると共に第2の配線用絶縁膜46の表面を平滑
化し、その後、第2の半導体基板13の上に第2のレジ
スト膜48を全面に塗布した後、フォトリソグラフィに
より第2のレジスト膜48に開口部48aを形成する
(図13(c)を参照)。
【0103】次に、図13(c)に示すように、第1の
半導体基板10と第2の半導体基板13とを、第1のレ
ジスト膜41の開口部41aと第2のレジスト膜48の
開口部48aとが対向し且つ第1の配線40と第2の配
線44との間に間隔が形成されるように位置合わせを行
なった後、固定治具49にそれぞれ固定する。
【0104】次に、図14(a)に示すように、固定治
具49に固定された第1の半導体基板10及び第2の半
導体基板13をすずの無電解めっき浴42に浸漬して、
第1のレジスト膜41の開口部41a及び第2のレジス
ト膜48の開口部48a内にすずを埋め込むことによ
り、第1の配線40と第2の配線44とを接続する接続
用電極43を形成する。この場合、第1及び第2の配線
40,44の上にのみメッキが成長し、第1及び第2の
レジスト膜41,48の上にはメッキが成長しないの
で、第1及び第2のレジスト膜41,48の各開口部4
1a,48aに接続用電極43を選択的に形成すること
ができる。
【0105】次に、図14(b)に示すように、第1の
半導体基板10と第2の半導体基板13との間に絶縁性
樹脂50を充填した後、第1の半導体基板10と第2の
半導体基板13とを加熱しつつ圧着することにより、第
1の半導体基板10と第2の半導体基板13とを接合す
る。
【0106】前述したように、第6の実施形態の変形例
によると、第1の配線40と第2の配線44とを接続す
る接続用電極43を選択的に形成できると共に、熱硬化
により強度が増した第1及び第2のレジスト膜41,4
8を基板間の絶縁層として用いることができるため、張
り合わせに要する工程を削減することができる。また、
第1の半導体基板10及び第2の半導体基板13の各表
面を平滑化しているため、第1の半導体基板10と第2
の半導体基板13との接触面の面積が増大するので、接
着強度が増大する。さらに、第1の配線40と第2の配
線44とを接続する接続用電極43を無電解めっき浴4
2中で形成するため、接続面の汚染が少なくなるので、
電気的接続の信頼性及び接続の強度が向上する。
【0107】(第7の実施形態)以下、本発明の第7の
実施形態に係る半導体装置の製造方法について図15及
び図16を参照しながら説明する。
【0108】まず、図15(a)に示すように、半導体
素子及び第1の配線40が形成された第1の半導体基板
10の上に、SiNやSiO2 よりなる第1の配線用絶
縁膜45を全面に塗布した後、該第1の配線用絶縁膜4
5の表面を研磨して、第1の配線40を露出させると共
に第1の配線用絶縁膜45の表面を平滑化する。また、
同様にして、半導体素子及び第2の配線44が形成され
た第2の半導体基板13の上に第2の配線用絶縁膜46
を全面に塗布した後、該第2の配線用絶縁膜46の表面
を研磨して、第2の配線44を露出させると共に第2の
配線用絶縁膜46の表面を平滑化する(図16(b)を
参照)。
【0109】次に、図15(b)に示すように、第1の
半導体基板10の上にCVD法によりシリコン酸化膜よ
りなる層間絶縁膜52を堆積した後、フォトリソグラフ
ィ及びドライエッチングにより、図15(c)に示すよ
うに、層間絶縁膜52に開口部52aを形成する。
【0110】次に、図16(a)に示すように、第1の
半導体基板10をすずの無電解めっき浴42に浸漬し
て、層間絶縁膜52の開口部52a内にすずを埋め込ん
で接続用電極43を形成する。この場合、層間絶縁膜5
2の上にはメッキが成長しないので、層間絶縁膜52の
開口部52aに接続用電極43を選択的に形成すること
ができる。
【0111】次に、図16(b)に示すように、第1の
半導体基板10と第2の半導体基板13との位置合わせ
を行なった後、第1の半導体基板10と第2の半導体基
板13とを加熱しつつ圧着することにより、第1の配線
40と第2の配線44とを接続用電極43により接合す
る。これにより、第1の配線40と第2の配線44とが
接続用電極43により接続され且つ第1の半導体基板1
0と第2の半導体基板13との間に絶縁層52が介在す
る半導体装置が得られる。
【0112】前述したように、第7の実施形態による
と、第1の配線40と第2の配線44とを接続する接続
用電極43を選択的に形成できると共に、熱的及び機械
的強度に優れたシリコン酸化膜よりなる層間絶縁膜52
を基板間に介在させることができるため、第1の配線4
0と第2の配線44との接合時の加熱に起因する絶縁層
の収縮によって接続用電極43にストレスが加わる事態
を防止できるので、電気的接続の信頼性を向上できる。
【0113】尚、無電解めっき法に代えて選択CVD法
により例えばタングステンを層間絶縁膜52の開口部5
2aに埋め込むことにより接続用電極43を形成するこ
とも可能であり、電極材料の選択幅を拡げることができ
る。また、層間絶縁膜52を構成する材料として、シリ
コン酸化膜に代えて低誘電率材料を用いると、第1及び
第2の配線40,44における遅延時間を減少させるこ
とができる。
【0114】(第7の実施形態の変形例)以下、本発明
の第7の実施形態の変形例に係る半導体装置の製造方法
について図17及び図18を参照しながら説明する。
【0115】まず、図17(a)に示すように、半導体
素子及び第1の配線40が形成された第1の半導体基板
10の上に第1の配線用絶縁膜45を全面に塗布した
後、該第1の配線用絶縁膜45の表面を研磨して、第1
の配線40を露出させると共に第1の配線用絶縁膜45
の表面を平滑化する。その後、図17(b)に示すよう
に、第1の半導体基板10の上にCVD法によりシリコ
ン酸化膜よりなる第1の層間絶縁膜52を堆積した後、
フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、図1
7(c)に示すように、第1の層間絶縁膜52に開口部
52aを形成する。また、同様にして、半導体素子及び
第2の配線44が形成された第2の半導体基板13の上
に第2の配線用絶縁膜46を全面に塗布した後、該第2
の配線用絶縁膜46の表面を研磨して、第2の配線44
を露出させると共に第2の配線用絶縁膜46の表面を平
滑化し、その後、第2の半導体基板13の上にCVD法
によりシリコン酸化膜よりなる第2の層間絶縁膜53を
堆積した後、フォトリソグラフィ及びドライエッチング
により第2の層間絶縁膜53に開口部53aを形成する
(図17(d)を参照)。
【0116】次に、図17(d)に示すように、第1の
半導体基板10と第2の半導体基板13とを、第1の層
間絶縁膜52の開口部52aと第2の層間絶縁膜53の
開口部53aとが対向し且つ第1の配線40と第2の配
線44との間に間隔が形成されるように位置合わせした
後、固定治具49にそれぞれ固定する。
【0117】次に、図18(a)に示すように、固定治
具49に固定された第1の半導体基板10及び第2の半
導体基板13をすずの無電解めっき浴42に浸漬して、
第1の層間絶縁膜52の開口部52a及び第2の層間絶
縁膜53の開口部53a内にすずを埋め込むことによ
り、第1の配線40と第2の配線44とを接続する接続
用電極43を形成する。この場合、第1及び第2の配線
40,44の上にのみメッキが成長し、第1及び第2の
層間絶縁膜52,53の上にはメッキが成長しないの
で、第1及び第2の層間絶縁膜52,53の各開口部5
2a,53aに接続用電極43を選択的に形成すること
ができる。
【0118】次に、図18(b)に示すように、第1の
半導体基板10と第2の半導体基板13との間に絶縁性
樹脂50を充填した後、第1の半導体基板10と第2の
半導体基板13とを加熱しつつ圧着することにより、第
1の半導体基板10と第2の半導体基板13とを接合す
る。
【0119】前述したように、第7実施形態の変形例に
よると、第1の配線40と第2の配線44とを接続する
接続用電極43を無電解めっき浴42中で形成するた
め、接続面の汚染が少なくなるので電気的接続の信頼性
及び接続の強度が向上する。
【0120】(第8の実施形態)以下、本発明の第8の
実施形態に係る半導体装置の製造方法について図19を
参照しながら説明する。
【0121】まず、図19(a)に示すように、半導体
素子及び第1の配線40が形成された第1の半導体基板
10の上に第1の配線用絶縁膜45を全面に塗布した
後、該第1の配線用絶縁膜45の表面を研磨して、第1
の配線40を露出させると共に第1の配線用絶縁膜45
の表面を平滑化する。その後、第1の半導体基板10の
上に第1のレジスト膜41を全面に塗布した後、図19
(b)に示すように、フォトリソグラフィにより第1の
レジスト膜41に開口部41aを形成する。また、同様
にして、半導体素子及び第2の配線44が形成された第
2の半導体基板13の上に第2の配線用絶縁膜46を全
面に塗布した後、該第2の配線用絶縁膜46の表面を研
磨して、第2の配線44を露出させると共に第2の配線
用絶縁膜46の表面を平滑化し、その後、第2の半導体
基板13の上に第2のレジスト膜48を全面に塗布した
後、フォトリソグラフィにより第2のレジスト膜41に
開口部41aを形成する(図19(d)を参照)。
【0122】図19(c)に示すように、第1の半導体
基板10をすずの無電解めっき浴42に浸漬して、第1
のレジスト膜41の開口部41a内にすずを埋め込んで
第1の接続用電極43を形成する。また、同様にして、
第2の半導体基板13をすずの無電解めっき浴42に浸
漬して、第2のレジスト膜48の開口部48a内にすず
を埋め込んで第2の接続用電極55を形成する(図19
(d)を参照)。
【0123】次に、図19(d)に示すように、第1の
半導体基板10と第2の半導体基板13との位置合わせ
を行なった後、第1の半導体基板10と第2の半導体基
板13とを加熱しつつ圧着することにより、第1の接続
用電極43と第2の接続用電極55とを接合する。これ
により、第1の配線40と第2の配線44とが第1及び
第2の接続用電極43,55により接続され且つ第1の
半導体基板10と第2の半導体基板13との間に熱硬化
した第1及び第2のレジスト膜41,48よりなる絶縁
層が介在する半導体装置が得られる。
【0124】前述したように、第8の実施形態による
と、第1の半導体基板10及び第2の半導体基板13に
それぞれ独立して第1の接続用電極43及び第2の接続
用電極55を形成できるため、処理待ち時間を低減する
ことができる。また、第1及び第2のレジスト膜41,
48の各開口部41a,48a内に第1及び第2の接続
用電極43,55をボイドを発生させることなく充填で
きると共に、第1及び第2のレジスト膜41,48より
なる膜厚の大きい絶縁層を形成できるので接続抵抗を低
減でき且つ配線の遅延時間を低減することができる。
【0125】尚、本実施形態においては、第1の半導体
基板10と第2の半導体基板13との間に介在する絶縁
層としては熱硬化した第1及び第2のレジスト膜41,
48を用いたが、これに代えて、シリコン酸化膜等の他
の絶縁物質よりなる絶縁層を用いてもよい。
【0126】(第9の実施形態)以下、本発明の第9の
実施形態に係る半導体装置の製造方法について図20を
参照しながら説明する。
【0127】まず、図20(a)に示すように、半導体
素子及び第1の配線40が形成された第1の半導体基板
10の上に第1の配線用絶縁膜45を全面に塗布した
後、該第1の配線用絶縁膜45の表面を研磨して、第1
の配線40を露出させると共に第1の配線用絶縁膜45
の表面を平滑化する。その後、第1の半導体基板10の
上にレジスト膜41を全面に塗布した後、図20(b)
に示すように、フォトリソグラフィによりレジスト膜4
1に開口部41aを形成する。また、同様にして、半導
体素子及び第2の配線44が形成された第2の半導体基
板13の上に第2の配線用絶縁膜46を全面に塗布した
後、該第2の配線用絶縁膜46の表面を研磨して、第2
の配線44を露出させると共に第2の配線用絶縁膜46
の表面を平滑化する(図20(d)を参照)。
【0128】次に、図20(b)に示すように、第1の
半導体基板10を不活性ガス雰囲気中において加熱板2
0の上に保持して300℃程度の温度下で熱処理を加え
ることにより、レジスト膜41を硬化させる。
【0129】次に、図20(c)に示すように、第1の
半導体基板10をすずの無電解めっき浴42に浸漬し
て、レジスト膜41の開口部41a内にすずを埋め込ん
で接続用電極43を形成する。
【0130】次に、図20(d)に示すように、第1の
半導体基板10と第2の半導体基板13との位置合わせ
を行なった後、第1の半導体基板10と第2の半導体基
板13とを加熱しつつ圧着することにより、第1の配線
40と第2の配線44とを接続用電極43を介して接合
する。これにより、第1の配線40と第2の配線44と
が接続用電極43により接続され且つ第1の半導体基板
10と第2の半導体基板13との間に熱硬化により強度
が増大したレジスト膜41よりなる絶縁層が介在する半
導体装置が得られる。
【0131】前述したように、第9の実施形態による
と、無電解めっきにより接続用電極43を形成する前に
レジスト膜41を加熱して熱硬化させているため、無電
解めっき浴42中におけるレジスト膜41の吸湿、第1
の半導体基板10と第2の半導体基板13との接合時の
加熱及び圧着に起因するレジスト膜41の収縮を防止で
きるので、接続用電極43の腐食及び収縮時のストレス
による電極剥がれを防止することができる。
【0132】(第10の実施形態)以下、本発明の第1
0の実施形態に係る半導体装置の製造方法について図2
1及び図22を参照しながら説明する。
【0133】まず、図21(a)に示すように、半導体
素子及び第1の配線40が形成された第1の半導体基板
10の上に第1の配線用絶縁膜45を全面に塗布した
後、該第1の配線用絶縁膜45の表面を研磨して、第1
の配線40を露出させると共に第1の配線用絶縁膜45
の表面を平滑化する。また、同様にして、半導体素子及
び第2の配線44が形成された第2の半導体基板13の
上に第2の配線用絶縁膜46を全面に塗布した後、該第
2の配線用絶縁膜46の表面を研磨して、第2の配線4
4を露出させると共に第2の配線用絶縁膜46の表面を
平滑化する(図21(c)を参照)。その後、第1の半
導体基板10の上にレジスト膜41を全面に塗布した
後、フォトリソグラフィによりレジスト膜41に開口部
41aを形成する。
【0134】次に、図21(b)に示すように、第1の
半導体基板10をすずの無電解めっき浴42に浸漬し
て、レジスト膜41の開口部41a内にすずを埋め込ん
で接続用電極43を形成する。
【0135】次に、図21(c)に示すように、第1の
半導体基板10と第2の半導体基板13との位置合わせ
を行なった後、第1の半導体基板10と第2の半導体基
板13とを加熱しつつ圧着して接合することにより、第
1の配線40と第2の配線44とを接続用電極43を介
して接合する。
【0136】次に、図22(a)に示すように、互いに
接合された第1の半導体基板10と第2の半導体基板1
3とを固定治具49に固定した後、固定治具49に固定
された第1の半導体基板10及び第2の半導体基板13
を有機溶媒液57中に浸漬して、レジスト膜41を除去
する。
【0137】次に、第1の半導体基板10と第2の半導
体基板との間にスピンオングラス(SOG)58を流し
込むと共に、スピンオングラス58をスピナー59によ
り一様にした後、熱処理を行なってスピンオングラス5
8を硬化させて、第1の半導体基板10と第2の半導体
基板13との間にSOG膜59を形成する前述したよう
に、第10の実施形態によると、第1の半導体基板10
と第2の半導体基板13との間に介在していたレジスト
膜41を除去した跡にSOG膜59を形成するため、第
1の半導体基板10と第2の半導体基板13との間の絶
縁層の強度を向上させることができると共に誘電率を調
整することができる。また、加熱、圧着して第1の配線
40と第2の配線44とを接続用電極43により接合し
た後にレジスト膜41の除去を行なうため、第1の配線
40及び第2の配線44と接続用電極43との接合部が
剥離する恐れがなくなる。
【0138】(第11の実施形態)以下、本発明の第1
1の実施形態に係る半導体装置の製造方法について図2
3〜図25を参照しながら説明する。
【0139】まず、図23(a)に示すように、アライ
メントマーク60を有しており半導体素子、第1の配線
40及び導電層61が形成された透明性を有する第1の
半導体基板10の上に第1の配線用絶縁膜45を全面に
塗布した後、該第1の配線用絶縁膜45の表面を研磨し
て、第1の配線40を露出させると共に第1の配線用絶
縁膜45の表面を平滑化する。また、同様にして、半導
体素子及び第2の配線44が形成された第2の半導体基
板13の上に第2の配線用絶縁膜46を全面に塗布した
後、該第2の配線用絶縁膜46の表面を研磨して、第2
の配線44を露出させると共に第2の配線用絶縁膜46
の表面を平滑化する(図24(a)を参照)。その後、
第1の半導体基板10の上にCVD法によりシリコン酸
化膜よりなる層間絶縁膜52を全面に塗布した後、フォ
トリソグラフィ及びエッチングにより、図23(c)に
示すように層間絶縁膜52に開口部52aを形成する。
【0140】次に、図23(d)に示すように、第1の
半導体基板10をすずの無電解めっき浴42に浸漬し
て、層間絶縁膜52の開口部52a内にすずを埋め込ん
で接続用電極43を形成する。
【0141】次に、図24(c)に示すように、第1の
半導体基板10と第2の半導体基板13との位置合わせ
を行なった後、第1の半導体基板10と第2の半導体基
板13とを加熱しつつ圧着して接合することにより、第
1の配線40と第2の配線44とを接続用電極43を介
して接続する。
【0142】次に、図24(b)において上下逆に示す
ように、第1の半導体基板10の裏面にフォトリソグラ
フィによりレジストパターン62を形成する。この場
合、フォトリソグラフィを行なう際に、第1の半導体基
板10に形成されたアライメントマーク60を目標にし
て、レジストパターン62の位置合わせを行なう。その
後、レジストパターン62をマスクとして第1の半導体
基板10に対してドライエッチングを行なうことによ
り、第1の半導体基板10に導電層61に至る開口部1
0aを形成する。
【0143】次に、図25(a)に示すように、互いに
接合された第1の半導体基板10及び第2の半導体基板
13をすずの無電解めっき浴42に浸漬して、第1の半
導体基板10の開口部10a内にすずを埋め込んで導電
層61と接続する引出し電極63を形成する。
【0144】次に、図25(b)に示すように、第1の
半導体基板10の裏面にスパッタ法によりアルミニウム
膜を堆積した後、該アルミニウム膜に対してフォトレジ
ストを用いてドライエッッチングを行なうことにより、
第1の半導体基板10の裏面に引出し電極63と接続す
る外部電極接続用端子64を形成する。
【0145】前述したように、第11の実施形態による
と、第1の半導体基板10の裏面に外部電極接続用端子
64を形成することができるので、外部電極との接続が
容易な半導体装置を製造することができ、これにより、
張り合わせ半導体装置の多機能化及び高密度実装化を簡
便に行なえる。
【0146】尚、本実施形態においては、引出し電極6
3を無電解めっき法により形成したが、これに代えて、
他の方法、例えば選択CVD法により形成してもよい。
【0147】(第12の実施形態)以下、本発明の第1
2の実施形態に係る半導体装置の製造方法について図2
6を参照しながら説明する。
【0148】まず、図26(a)に示すように、アライ
メントマーク60を有しており半導体素子及び第1の配
線40が形成された第1の半導体基板10の上に全面に
亘ってプラズマCVD法によりシリコン窒化膜よりなる
第1の層間絶縁膜52を堆積した後、フォトレジストを
用いてエッチングを行なうことにより、図26(b)に
示すように、第1の層間絶縁膜52における第1の配線
40の上に開口部52aを形成する。
【0149】次に、スパッタ法により全面に亘ってTi
N/Ti膜を堆積した後、CVD法により全面に亘って
タングステン膜を第1の層間絶縁膜52の開口部52a
が埋まる膜厚以上に堆積し、その後、TiN/Ti膜及
びタングステン膜を化学機械研磨法(CMP法)により
研磨することにより、図26(c)に示すように、第1
の層間絶縁膜52の開口部52aに第1の接続用電極4
3を形成すると共に第1の層間絶縁膜52における凹部
に第1の接合用金属膜65を形成する。
【0150】また、アライメントマーク60を有してお
り半導体素子及び第2の配線44が形成された第2の半
導体基板13の上に第2の層間絶縁膜53を堆積した
後、フォトリソグラフィ及びエッチングを行なうことに
より第2の層間絶縁膜53における第2の配線40の上
に開口部53aを形成する。次に、スパッタ法によりT
iN/Ti膜を、CVD法によりタングステン膜を第2
の層間絶縁膜53の開口部53aが埋まる膜厚以上に順
次堆積した後、TiN/Ti膜及びタングステン膜を化
学機械研磨法により研磨することにより、第2の層間絶
縁膜53の開口部53aに第2の接続用電極55を形成
すると共に第2の層間絶縁膜53における凹部に第2の
接合用金属膜66を形成する。
【0151】次に、図26(d)に示すように、第1の
半導体基板10と第2の半導体基板13との位置合わせ
を行なった後、第1の半導体基板10と第2の半導体基
板13とを加熱しつつ圧着して接合することにより、第
1の接続用電極43と第2の接続用電極55と、及び第
1の接合用金属膜65と第2の接合用金属膜66とをそ
れぞれ接合する。
【0152】前述したように、本実施形態によると、T
iN/Ti膜及びタングステン膜を化学機械研磨法によ
り研磨して第1及び第2の半導体基板10,13の表面
を平坦化したと共に、第1の接続用電極43と第2の接
続用電極55とを接合する上に、第1の接合用金属膜6
5と第2の接合用金属膜66とも接合したので、第1の
半導体基板10と第2の半導体基板13との接合強度が
増大する。また、第1の接合用金属膜65及び第2の接
合用金属膜66をアース電位と同電位に保持できる構造
にすることにより、基板間の相互雑音を低減することが
でき、半導体装置の高速化及び低消費電力化を図ること
ができる。
【0153】(第13の実施形態)以下、本発明の第1
3の実施形態に係る半導体装置の製造方法について図2
7を参照しながら説明する。
【0154】まず、図27(a)に示すように、トラン
ジスタや及び容量素子等の半導体素子が形成された第1
の半導体基板10の表面にアルミニウムよりなる第1の
電極11を形成した後、図27(b)に示すように、第
1の半導体基板10の裏面にプラズマCVD法によって
第1のシリコン窒化膜68を堆積する。また、同様にし
て、図27(c)に示すように、半導体素子が形成され
た第2の半導体基板13の表面にアルミニウムよりなる
第2の電極14を形成した後、第2の半導体基板13の
裏面にプラズマCVD法によって第2のシリコン窒化膜
69を堆積する。第1及び第2のシリコン窒化膜68,
69がそれぞれ圧縮応力を有しているため、第1及び第
2の半導体基板10,13はそれぞれ表面側に凹状に反
った状態となる。
【0155】次に、第1の電極11と第2の電極14と
が対向するように第1の半導体基板10と第2の半導体
基板13との位置合わせを行なった後、第1の半導体基
板10と第2の半導体基板13とを加熱しつつ圧着して
接合する。このようにすると、第1及び第2の半導体基
板10,13がそれぞれ表面側に凹状に反っているため
第1の半導体基板10と第2の半導体基板13とが均一
に接合する。
【0156】前述したように、第13の実施形態による
と、第1及び第2の半導体基板10,13の裏面にそれ
ぞれ第1及び第2のシリコン窒化膜68,69を形成
し、第1及び第2の半導体基板10,13をそれぞれ表
面側に凹状に大きく反らしているため、第1及び第2の
半導体基板10,13の周縁部を保持して容易に位置合
わせできると共に、第1及び第2の半導体基板10,1
3に生じている小さな歪みが、第1及び第2のシリコン
窒化膜68,69による大きな反りに吸収されるので、
接合時の圧力が第1及び第2の半導体基板10,13に
均一に加わる状態を作り出すことができる。この場合、
第1及び第2のシリコン窒化膜68,69の膜厚及び堆
積条件を調整することにより、第1及び第2の半導体基
板10,13の反り量を調節できる。
【0157】(第14の実施形態)以下、本発明の第1
4の実施形態に係る半導体装置の製造方法について図2
8を参照しながら説明する。
【0158】まず、図28(a)に示すように、トラン
ジスタや容量素子等の半導体素子が形成された第1の半
導体基板10の表面に第1の電極11及び第1の電極用
絶縁膜12を形成すると共に、半導体素子が形成された
第2の半導体基板13の表面に第2の電極14及び第2
の電極用絶縁膜15を形成する。
【0159】次に、第1の半導体基板10と第2の半導
体基板13との位置合わせを行なった後、第1の半導体
基板10と第2の半導体基板13とを加熱しつつ圧着す
ることにより、第1の電極11と第2の電極14とを接
合する。
【0160】次に、図28(c)に示すように、接合さ
れた第1の半導体基板10及び第2の半導体基板13の
両側面に光硬化性樹脂70を塗布した後、該光硬化性樹
脂70に光を照射して硬化させる。
【0161】このように、第14の実施形態によると、
接合された第1の半導体基板10及び第2の半導体基板
13の各側面に光硬化性樹脂70を塗布して硬化させる
ことにより、両者の接合の機械的強度を大きく向上させ
ることができる。
【0162】(第15の実施形態)以下、本発明の第1
5の実施形態に係る半導体装置の製造方法について図2
9及び図30を参照しながら説明する。
【0163】まず、図29(a)に示すように、半導体
素子が形成された透明性を有する第1の半導体基板10
の上にシリコン酸化膜よりなり透明性を有する第1の絶
縁膜71を形成した後、該第1の絶縁膜71にコンタク
ト用の開口部71a及び第1のアライメントパターン7
2を同時に形成する。
【0164】次に、図29(b)に示すように、コンタ
クト用の開口部71aに金属膜を埋め込んで第1のコン
タクト73を形成した後、該第1のコンタクト73と接
続するように第1の配線40を形成し、その後、全面に
亘ってシリコン窒化膜よりなる第1の配線用絶縁膜45
をプラズマCVD法により堆積する。次に、図29
(c)に示すように、第1の配線用絶縁膜45を研磨し
て第1の配線40を露出させると共に第1の配線用絶縁
膜45を平坦化する。また、同様にして、半導体素子が
形成された透明性を有する第2の半導体基板13の上に
シリコン酸化膜よりなり透明性を有する第2の絶縁膜7
4を形成した後、該第2の絶縁膜74にコンタクト用の
開口部及び第2のアライメントパターン75を同時に形
成する。その後、コンタクト用の開口部に金属膜を埋め
込んで第2のコンタクト76を形成した後、該第2のコ
ンタクト76と接続するように第2の配線44を形成す
る。その後、全面に亘ってシリコン窒化膜よりなる第2
の配線用絶縁膜46をプラズマCVD法により堆積した
後、第2の配線用絶縁膜46を研磨して第2の配線44
を露出させると共に第2の配線用絶縁膜46を平坦化す
る(図30(d)を参照)。
【0165】次に、図29(d)に示すように、CVD
法によりシリコン酸化膜よりなる層間絶縁膜52を全面
に堆積した後、フォトリソグラフィ及びドライエッチン
グにより、図30(a)に示すように、層間絶縁膜52
に開口部52aを形成する。その後、無電解めっき法に
より、図30(b)に示すように、層間絶縁膜52の開
口部52aにすずを埋め込んで接続用電極43を形成す
る。
【0166】次に、図30(c)に示すように、第1の
半導体基板10をx,y方向に移動可能な下側保持具2
6に保持させると共に、第2の半導体基板13をx,y
方向に移動可能な上側保持具25に保持させた状態で、
上側保持具25及び下側保持具26を駆動し、第1のア
ライメントパターン72及び第2のアライメントパター
ン75を目印として用いることにより、第1の半導体基
板10と第2の半導体基板13との位置合わせを行な
う。その後、第1の半導体基板10と第2の半導体基板
13とを加熱しつつ圧着することにより、第1の半導体
基板10と第2の半導体基板13とを接合する。
【0167】前述したように、第15の実施形態による
と、光学的位置合わせを行なうことができるため、位置
合わせの精度が向上する。この場合、ホログラフィ法を
用いることにより0.1μm以下の高精度で位置合わせ
を行なうことも可能であるため、サブミクロンルールの
微細パターンを有する半導体基板同士を接合できるの
で、位置合わせ精度を向上させることができると共に接
続の信頼性を向上させることができる。
【0168】(第16の実施形態)以下、本発明の第1
6の実施形態に係る半導体装置の製造方法について図3
1及び図32を参照しながら説明する。
【0169】まず、図31(a)に示すように、トラン
ジスタや容量素子等の半導体素子が形成された第1の半
導体基板10の表面に第1の配線40及び第1の配線用
絶縁膜45を形成すると共に、半導体素子が形成された
第2の半導体基板13の表面に第2の配線44及び第2
の配線用絶縁膜46を形成する。
【0170】次に、図31(b)に示すように、第1の
半導体基板10の上に第1のレジストパターン18を形
成すると共に、第2の半導体基板13の上に、パターン
形状が第1のレジストパターン18と反転している第2
のレジストパターン19を形成する。
【0171】次に、図31(c)に示すように、第1の
半導体基板10に対して第1のレジストパターン18を
用いてエッチングを行なって、第1の半導体基板10の
表面に位置合わせ用凹部78を形成した後、図32
(a)に示すように、第1の半導体基板10と第2の半
導体基板13とを、位置合わせ用凹部78と第2のレジ
ストパターン19とが対向するように位置合わせを行な
う。
【0172】次に、図32(b)に示すように、アッシ
ングによって第2のレジストパターン19を除去した
後、第1の半導体基板10と第2の半導体基板13とを
加熱しつつ圧着して接合する。
【0173】このように、第16の実施形態によると、
第1の半導体基板10と第2の半導体基板13との位置
合わせを、従来の半導体製造技術を用いて自動的且つ機
械的に行なうことができる。
【0174】尚、前記各実施形態においては、電極材料
として無電解めっき法によりすずを埋め込んだが、これ
に代えて、ニッケルや銀等のように無電解めっき法によ
り堆積できる他の金属を用いることができると共に、構
造によっては、無電解めっき法に代えて、選択CVD法
により、タングステン、アルミニウム、銅等の他の金属
を電極材料として堆積してもよい。また、半導体基板、
半導体素子の種類や配線、層間絶縁膜の材質、その層数
については特に制限はない。
【0175】さらに、前記第1及び第2の半導体基板1
0,13は、半導体チップであってもよいし半導体ウェ
ハであってもよい。
【0176】
【発明の効果】請求項1の発明に係る半導体装置による
と、第1の半導体基板と第2の半導体基板とは、第1の
半導体基板の複数の凸部と第2の半導体基板の複数の凹
部とが互いに凹凸嵌合することにより接合しているた
め、第1の半導体基板と第2の半導体基板との接合面積
が増大するので接合強度が大きくなる。
【0177】請求項2の発明に係る半導体装置による
と、複数の凸部及び凹部がそれぞれ1次元的又は2次元
的に同一のパターンであるため、複数の凸部及び凹部の
数が多くなり、接合部の数が増加するので、第1の半導
体基板と第2の半導体基板との接合強度が一層大きくな
る。
【0178】請求項3の発明に係る半導体装置の製造方
法によると、エッチングにより複数の凸部と複数の凹部
とを形成し、該複数の凸部と凹部とを凹凸嵌合するた
め、第1の半導体基板と第2の半導体基板との接合の位
置合わせが自動的に行なわれるので、従来よりも少ない
工程で且つ簡易な工程で接合強度の大きい貼合せ型半導
体装置を製造することができる。
【0179】請求項4の発明に係る半導体装置の製造方
法によると、互いに反転したパターン形状を持つ第1の
レジストパターンと第2のレジストパターンとを用いて
複数の凸部及び凹部を形成するので、複数の凸部及び複
数の凹部を形成する工程が簡略化される。
【0180】請求項5の発明に係る半導体装置の製造方
法によると、接触面が互いに平坦な第1の半導体基板と
第2の半導体基板とを接合するため、第1の半導体基板
と第2の半導体基板との接触が確実になるので、従来よ
りも少ない工程で且つ簡易な工程で接合強度の大きい貼
合せ型半導体装置を製造することができる。
【0181】請求項6の発明に係る半導体装置の製造方
法によると、第1の半導体基板の第1の電極及び第1の
絶縁膜の表面に形成された分子層のダングリングボンド
と、第2の半導体基板の第2の電極及び第2の絶縁膜の
表面層とを化学吸着させることにより、第1の半導体基
板と第2の半導体基板とを接合するため、接合強度が増
大する。
【0182】請求項7の発明に係る半導体装置の製造方
法によると、第1の半導体基板と第2の半導体基板とを
液体中において位置合わせするため、第1の半導体基板
と第2の半導体基板との間に介在する液体が押し退けら
れつつ第1の半導体基板の表面と第2の半導体基板の表
面とが接触するので、つまり、第1の半導体基板と第2
の半導体基板とが接触する直前迄両者間に液体が介在す
るので、第1の半導体基板及び第2の半導体基板の反り
が矯正されると共に、急激な接触が避けられ、これによ
り基板表面に傷が形成される事態を回避することができ
る。
【0183】請求項8の発明に係る半導体装置の製造方
法によると、第1のレジストパターンを用いてエッチン
グすることにより第1の半導体基板に形成された位置合
わせ用凹部と、第1のレジストパターンとパターン形状
が反転している第2のレジストパターンとを凹凸嵌合さ
せて位置合わせするので、第1の半導体基板と第2の半
導体基板との位置合わせが正確になる。
【0184】請求項9の発明に係る半導体装置の製造方
法によると、真空状態で第1の半導体基板と第2の半導
体基板とを位置合わせするので両者が確実に密接し、そ
の後第1の半導体基板及び第2の半導体基板の裏面のう
ちの少なくとも一方をガスにより押圧して両者を接合す
るため、第1の電極と第2の電極とが電子を共有して接
合するので、接合強度が向上する。
【0185】請求項10の発明に係る半導体装置の製造
方法によると、位置合わせされた第1の半導体基板及び
第2の半導体基板を加熱しつつ互いに圧着するので、両
者の接合強度が向上する。
【0186】請求項11の発明に係る半導体装置の製造
方法によると、第1の半導体基板内に第1の電極と電気
的に接続するよう形成されている導電層に至る開口部を
形成した後、前記開口部に金属を埋め込むことにより、
第1の半導体基板に外部電極と電気的に接続される引き
出し電極を形成するため、外部電極との接続が容易な貼
合せ型半導体装置を製造することができる。
【0187】請求項12の発明に係る半導体装置の製造
方法によると、第1の絶縁層の中に埋め込まれた第1の
金属膜と第2の絶縁層の中に埋め込まれた第2の金属膜
とも接合するため、第1の半導体基板と第2の半導体基
板との接合箇所が増加するので、接合強度が向上する。
【0188】請求項13の発明に係る半導体装置の製造
方法によると、第1の配線と対応する部位に第1の開口
部を有する第1の層間絶縁膜の第1の開口部、及び第2
の配線と対応する部位に第2の開口部を有する第2の層
間絶縁膜の第2の開口部に無電解めっき法により選択的
に金属を埋め込むことにより接続用電極を形成するた
め、第1の配線及び第2の配線と接続用金属との界面の
汚染を防止できるので、電気的接続の信頼性及び接続強
度が向上すると共に、第1の配線と第2の配線とを接続
する工程が簡略化されるので、従来よりも少ない工程で
且つ簡易な工程で接合強度の大きい貼合せ型半導体装置
を製造することができる。
【0189】請求項14の発明に係る半導体装置の製造
方法によると、第1の半導体基板の表面に第1の配線同
士を絶縁する第1の絶縁膜を第1の配線と面一に形成す
ると共に、第2の半導体基板の表面に第2の配線同士を
絶縁する第2の絶縁膜を第2の配線と面一に形成した
後、第1の半導体基板と第2の半導体基板とを接合する
ため、第1の半導体基板と第2の半導体基板との接触面
積が増加するので、接合強度が増大する。
【0190】請求項15の発明に係る半導体装置の製造
方法によると、第1の半導体基板及び第2の半導体基板
同士の間に介在する第1の層間絶縁膜及び第2の層間絶
縁膜はレジストパターンであるため、第1の層間絶縁膜
及び第2の層間絶縁膜にそれぞれ開口部を形成する工程
が簡略化されるので、貼合せ型半導体装置の製造方法の
工程を低減できる。
【0191】請求項16の発明に係る半導体装置の製造
方法によると、第1の層間絶縁膜及び第2の層間絶縁膜
はそれぞれシリコン酸化膜であるため、第1の半導体基
板と第2の半導体基板との間の絶縁性が向上する。
【0192】請求項17の発明に係る半導体装置の製造
方法によると、第1の半導体基板内に第1の電極と電気
的に接続するよう形成されている導電層に至る開口部を
形成した後、前記開口部に金属を埋め込むことにより、
第1の半導体基板に外部電極と電気的に接続される引き
出し電極を形成するため、外部電極との接続が容易な貼
合せ型半導体装置を製造することができる。
【0193】請求項18の発明に係る半導体装置の製造
方法によると、第1の半導体基板の表面に、第1の配線
と対応する部位に開口部を有するレジストパターンを形
成した後、該レジストパターンの開口部に金属を埋め込
んで接続用電極を形成するため、接続用電極を構成する
金属を埋め込むための開口部を形成する工程が簡略化さ
れるので、従来よりも少ない工程で且つ簡易な工程で接
合強度の大きい貼合せ型半導体装置を製造することがで
きる。
【0194】請求項19の発明に係る半導体装置の製造
方法によると、第1の半導体基板の表面に第1の配線同
士を絶縁する第1の絶縁膜を第1の配線と面一に形成し
た後にレジストパターンを形成するためレジストパター
ンの表面が平坦になると共に、第2の半導体基板の表面
に第2の配線同士を絶縁する第2の絶縁膜を第2の配線
と面一に形成するため第2の半導体基板の表面も平坦に
なるので、第1の半導体基板の表面のレジストパターン
と第2の半導体基板との接触面積が増加し、これにより
第1の半導体基板と第2の半導体基板との接合強度が増
大する。
【0195】請求項20の発明に係る半導体装置の製造
方法によると、レジストパターンは予め加熱により熱硬
化させているため、接続用電極の形成工程においてレジ
ストパターンが吸湿しなくなるので接続用電極が腐食す
る事態を防止できると共に、第1の半導体基板と第2の
半導体基板との接合時の熱によりレジストパターンが収
縮して接合用電極が剥がれる事態を防止できる。
【0196】請求項21の発明に係る半導体装置の製造
方法によると、無電解めっき法により接続用電極を形成
するため、第1の配線及び第2の配線と接続用電極との
界面の汚染を防止できるので、電気的接続の信頼性及び
接続強度が向上すると共に、第1の配線と第2の配線と
を接続する工程の簡略化を図ることができる。
【0197】請求項22の発明に係る半導体装置の製造
方法によると、第1の半導体基板と第2の半導体基板と
の間に介在するレジストパターンを除去した後、第1の
半導体基板と第2の半導体基板との間にスピンオングラ
ス又は熱硬化性樹脂を充填して層間絶縁膜を形成するた
め、第1の半導体基板と第2の半導体基板との間の絶縁
層の強度を向上させることができると共に誘電率を調整
することができる。また、第1の半導体基板と第2の半
導体基板との間に介在するレジストパターンを除去して
いるため、第1の配線及び第2の配線と接続用電極との
接合部が剥離する事態を回避できる。
【0198】請求項23の発明に係る半導体装置の製造
方法によると、第1の半導体基板内に第1の電極と電気
的に接続するよう形成されている導電層に至る開口部を
形成した後、前記開口部に金属を埋め込むことにより、
第1の半導体基板に外部電極と電気的に接続される引き
出し電極を形成するため、外部電極との接続が容易な貼
合せ型半導体装置を製造することができる。
【0199】請求項24の発明に係る半導体装置の製造
方法によると、第1の半導体基板を表面側に凹状に反ら
せる第1の絶縁膜を形成すると共に、第2の半導体基板
を表面側に凹状に反らせる第2の絶縁膜を形成すると、
第1及び第2の半導体基板に生じている小さな歪みを大
きな歪みにより吸収でき、接合時の圧力が第1及び第2
の半導体基板に均一に加わる状態を作り出せるので、第
1の半導体基板と第2の半導体基板との接合強度が向上
すると共に、第1の半導体基板と第2の半導体基板との
位置合わせが容易になる。
【0200】請求項25の発明に係る半導体装置の製造
方法によると、第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜はそれぞ
れシリコン窒化膜であるため、シリコン窒化膜の膜厚及
び形成条件を調整することにより、第1及び第2の半導
体基板の反り量を調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の断
面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製
造方法の各工程を示す断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製
造方法の各工程を示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製
造方法の各工程を示す断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製
造方法の各工程を示す断面図である。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製
造方法の各工程を示す断面図である。
【図7】前記第3の実施形態に用いる半導体基板の他の
例を示す断面図である。
【図8】本発明の第4の実施形態に係る半導体装置の製
造方法の各工程を示す断面図である。
【図9】本発明の第5の実施形態に係る半導体装置の製
造方法の各工程を示す断面図である。
【図10】本発明の第5の実施形態の変形例に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図11】本発明の第6の実施形態に係る半導体装置の
製造方法の各工程を示す断面図である。
【図12】本発明の第6の実施形態に係る半導体装置の
製造方法の各工程を示す断面図である。
【図13】本発明の第6の実施形態の変形例に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図14】本発明の第6の実施形態の変形例に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図15】本発明の第7の実施形態に係る半導体装置の
製造方法の各工程を示す断面図である。
【図16】本発明の第7の実施形態に係る半導体装置の
製造方法の各工程を示す断面図である。
【図17】本発明の第7の実施形態の変形例に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図18】本発明の第7の実施形態の変形例に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図19】本発明の第8の実施形態に係る半導体装置の
製造方法の各工程を示す断面図である。
【図20】本発明の第9の実施形態に係る半導体装置の
製造方法の各工程を示す断面図である。
【図21】本発明の第10の実施形態に係る半導体装置
の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図22】本発明の第10の実施形態に係る半導体装置
の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図23】本発明の第11の実施形態に係る半導体装置
の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図24】本発明の第11の実施形態に係る半導体装置
の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図25】本発明の第11の実施形態に係る半導体装置
の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図26】本発明の第12の実施形態に係る半導体装置
の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図27】本発明の第13の実施形態に係る半導体装置
の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図28】本発明の第14の実施形態に係る半導体装置
の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図29】本発明の第15の実施形態に係る半導体装置
の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図30】本発明の第15の実施形態に係る半導体装置
の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図31】本発明の第16の実施形態に係る半導体装置
の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図32】本発明の第16の実施形態に係る半導体装置
の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図33】従来の半導体装置の製造方法の各工程を示す
断面図である。
【図34】従来の半導体装置の製造方法の各工程を示す
断面図である。
【図35】従来の半導体装置の製造方法の各工程を示す
断面図である。
【図36】従来の半導体装置の製造方法の各工程を示す
断面図である。
【符号の説明】
10 第1の半導体基板 11 第1の電極 11A 第1の金属膜 12 第1の電極用絶縁膜 13 第1の半導体基板 14 第1の電極 14A 第1の金属膜 15 第1の電極用絶縁膜 16 基板保持具 17 研磨パッド 18 第1のレジストパターン 19 第2のレジストパターン 20 押圧板 22 単分子層 23 ダングリングボンド 25 上側保持具 26 下側保持具 27 純水 28 容器 30 半導体基板接合装置 31 チャンバー 32 排気手段 33 ガス導入口 40 第1の配線 41 レジスト膜(第1のレジスト膜) 41a 開口部 42 無電解めっき浴 43 接続用電極(第1の接続用電極) 44 第2の配線 45 第1の配線用絶縁膜 46 第2の配線用絶縁膜 48 第2のレジスト膜 48a 開口部 49 固定治具 50 絶縁性樹脂 52 層間絶縁膜(第1の層間絶縁膜) 52a 開口部 53 第2の層間絶縁膜 53a 開口部 55 第2の接続用電極 57 有機溶剤 58 スピンオングラス 59 SOG膜 60 アライメントマーク 61 導電層 62 レジストパターン 63 引き出し電極 64 外部電極接続用端子 65 第1の接合用金属膜 66 第2の接合用金属膜 68 第1のシリコン窒化膜 69 第2のシリコン窒化膜 70 熱硬化性樹脂 71 第1の絶縁膜 71a 開口部 72 第1のアライメントパターン 73 第1のコンタクト 74 第2の絶縁膜 75 第2のアライメントパターン 76 第2のコンタクト 78 位置合わせ用凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 登 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された第1の半導体素子
    と、基板表面に形成され且つ前記第1の半導体素子と電
    気的に接続された複数の第1の電極と、基板表面に形成
    され且つ前記複数の第1の電極同士を絶縁する第1の絶
    縁層と、前記第1の電極及び第1の絶縁層の表面に形成
    された複数の凸部とを有する第1の半導体基板と、 基板上に形成された第2の半導体素子と、基板表面にお
    ける前記第1の半導体基板の前記複数の第1の電極と対
    応する部位に形成され且つ前記第2の半導体素子と電気
    的に接続された複数の第2の電極と、基板表面に形成さ
    れ且つ前記複数の第2の電極同士を絶縁する第2の絶縁
    層と、前記第2の電極及び第2の絶縁層の表面における
    前記第1の半導体基板の複数の凸部のそれぞれと対応す
    る部位に形成された複数の凹部とを有する第2の半導体
    基板とを備え、 前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板とは、前
    記第1の半導体基板の複数の凸部と前記第2の半導体基
    板の複数の凹部とが互いに凹凸嵌合することにより接合
    していることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の半導体基板の複数の凸部及び
    前記第2の半導体基板の複数の凹部は、それぞれ1次元
    的又は2次元的に同一のパターンを持って形成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 第1の半導体素子が形成された第1の半
    導体基板の表面に前記第1の半導体素子と電気的に接続
    する複数の第1の電極を形成し且つ前記第1の半導体基
    板の表面に前記複数の第1の電極同士を絶縁するように
    第1の絶縁層を形成すると共に、第2の半導体素子が形
    成された第2の半導体基板の表面における前記第1の半
    導体基板の前記複数の第1の電極と対応する部位に前記
    第2の半導体素子と電気的に接続する複数の第2の電極
    を形成し且つ前記第2の半導体基板の表面に前記複数の
    第2の電極同士を絶縁する第2の絶縁層を形成する第1
    の工程と、 前記第1の電極及び第1の絶縁膜の表面にエッチングに
    より複数の凸部を形成すると共に、前記第2の電極及び
    第2の絶縁膜の表面における前記複数の凸部とそれぞれ
    対応する部位にエッチングにより複数の凹部を形成する
    第2の工程と、 前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板とを、前
    記第1の半導体基板の複数の凸部と前記第2の半導体基
    板の複数の凹部とが互いに凹凸嵌合するように接合する
    第3の工程とを備えていることを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の工程は、前記第1の電極及び
    第1の絶縁膜の表面に第1のパターン形状を持つ第1の
    レジストパターンを形成した後、該第1のレジストパタ
    ーンをマスクとして前記第1の電極及び第1の絶縁膜に
    対してエッチングを行なうことにより前記複数の凸部を
    形成する工程と、前記第2の電極及び第2の絶縁膜の表
    面に前記第1のパターン形状が反転してなる第2のパタ
    ーン形状を持つ第2のレジストパターンを形成した後、
    該第2のレジストパターンをマスクとして前記第2の電
    極及び第2の絶縁膜に対してエッチングを行なうことに
    より前記複数の凹部を形成する工程とを含むことを特徴
    とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 第1の半導体素子が形成された第1の半
    導体基板の表面に前記第1の半導体素子と電気的に接続
    する複数の第1の電極を形成し且つ前記第1の半導体基
    板の表面に前記複数の第1の電極同士を絶縁する第1の
    絶縁層を形成すると共に、第2の半導体素子が形成され
    た第2の半導体基板の表面における前記第1の半導体基
    板の複数の第1の電極と対応する部位に前記第2の半導
    体素子と電気的に接続する複数の第2の電極を形成し且
    つ前記第2の半導体基板の表面に前記複数の第2の電極
    同士を絶縁する第2の絶縁層を形成する第1の工程と、 前記第1の電極及び第1の絶縁膜の表面を平坦化すると
    共に、前記第2の電極及び第2の絶縁膜の表面を平坦化
    する第2の工程と、 前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板とを、前
    記第1の半導体基板の複数の第1の電極と前記第2の半
    導体基板の複数の第2の電極とが互いに対向するように
    位置合わせする第3の工程と、 位置合わせされた前記第1の半導体基板及び第2の半導
    体基板を互いに圧着することにより、前記第1の半導体
    基板と前記第2の半導体基板とを接合する第4の工程と
    を備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第2の工程と前記第3の工程との間
    に、前記第1の電極及び第1の絶縁膜の表面に、ダング
    リングボンドを持つ分子層を形成する工程を備え、 前記第4の工程は、前記第1の電極及び第1の絶縁膜の
    表面に形成された分子層のダングリングボンドと、前記
    第2の電極及び第2の絶縁膜の表面層とを化学吸着させ
    ることにより、前記第1の半導体基板と前記第2の半導
    体基板とを接合する工程を含むことを特徴とする請求項
    5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第3の工程は、前記第1の半導体基
    板と第2の半導体基板とを液体中において位置合わせす
    る工程を含むことを特徴とする請求項5に記載の半導体
    装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第3の工程は、前記第1の半導体基
    板の表面に第1のパターン形状を持つ第1のレジストパ
    ターンを形成した後、前記第1の半導体基板に対して前
    記第1のレジストパターンをマスクとしてエッチングを
    行なうことにより前記第1の半導体基板の表面に位置合
    わせ用凹部を形成する工程と、前記第2の半導体基板の
    表面に前記第1のパターン形状が反転してなる第2のパ
    ターン形状を持つ第2のレジストパターンを形成する工
    程と、前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板と
    を、前記位置合わせ用凹部と前記第2のレジストパター
    ンとが凹凸嵌合するように位置合わせする工程とを含む
    ことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記第4の工程は、位置合わせされた前
    記第1の半導体基板及び第2の半導体基板を真空状態で
    保持した後、前記第1の半導体基板の裏面及び前記第2
    の半導体基板の裏面のうちの少なくとも一方をガスによ
    り押圧することにより、前記第1の半導体基板と前記第
    2の半導体基板とを互いに圧着する工程を含むことを特
    徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第4の工程は、位置合わせされた
    前記第1の半導体基板及び第2の半導体基板を加熱しつ
    つ互いに圧着する工程を含むことを特徴とする請求項5
    に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の工程における前記第1の半
    導体基板は透明性を有していると共にアライメントマー
    クが形成されており、 前記第4の工程において前記第2の半導体基板と接合さ
    れた前記第1の半導体基板の裏面に対して前記アライメ
    ントマークを用いてエッチングを行なうことにより、前
    記第1の半導体基板に、該第1の半導体基板内に前記第
    1の電極と電気的に接続するよう形成されている導電層
    に至る開口部を形成した後、前記開口部に金属を埋め込
    むことにより、前記第1の半導体基板に外部電極と電気
    的に接続される引き出し電極を形成する第5の工程をさ
    らに備えていることを特徴とする請求項5に記載の半導
    体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の工程は、前記第1の絶縁層
    の中に埋め込まれた第1の金属膜を形成すると共に、前
    記第2の絶縁層の中における前記第1の金属膜と対応す
    る部位に埋め込まれた第2の金属膜を形成する工程を含
    み、 前記第2の工程は、前記第1の金属膜が形成された第1
    の絶縁膜及び前記第2の金属膜が形成された第2の絶縁
    膜を平坦化する工程を含み、 前記第4の工程は、前記第1の金属膜と前記第2の金属
    膜とを接合する工程を含むことを特徴とする請求項5に
    記載の半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 第1の半導体素子が形成された第1の
    半導体基板の表面に前記第1の半導体素子と電気的に接
    続する第1の配線を形成すると共に、第2の半導体素子
    が形成された第2の半導体基板の表面に前記第2の半導
    体素子と電気的に接続する第2の配線を形成する第1の
    工程と、 前記第1の配線が形成された前記第1の半導体基板の表
    面に、前記第1の配線と対応する部位に第1の開口部を
    有する第1の層間絶縁膜を形成すると共に、前記第2の
    配線が形成された前記第2の半導体基板の表面に、前記
    第2の配線と対応し且つ前記第1の開口部と対応する部
    位に第2の開口部を有する第2の層間絶縁膜を形成する
    第2の工程と、 前記第1の開口部及び第2の開口部の内部に無電解めっ
    き法により金属を埋め込むことにより、前記第1の配線
    と前記第2の配線とを接続する接続用電極を形成する第
    3の工程と、 前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板との間に
    絶縁性樹脂を充填することにより、前記第1の半導体基
    板と前記第2の半導体基板とを互いに接合する第4の工
    程とを備えていることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  14. 【請求項14】 前記第1の工程は、前記第1の配線が
    形成された前記第1の半導体基板の表面に前記第1の配
    線同士を絶縁する第1の絶縁膜を前記第1の配線と面一
    に形成すると共に、前記第2の配線が形成された前記第
    2の半導体基板の表面に前記第2の配線同士を絶縁する
    第2の絶縁膜を前記第2の配線と面一に形成する工程を
    含むことを特徴とする請求項13に記載の半導体装置の
    製造方法。
  15. 【請求項15】 前記第2の工程における前記第1の層
    間絶縁膜及び第2の層間絶縁膜はそれぞれレジストパタ
    ーンであることを特徴とする請求項13に記載の半導体
    装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記第2の工程における前記第1の層
    間絶縁膜及び第2の層間絶縁膜はそれぞれシリコン酸化
    膜であることを特徴とする請求項13に記載の半導体装
    置の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記第1の工程における前記第1の半
    導体基板は透明性を有していると共にアライメントマー
    クが形成されており、 前記第4の工程において前記第2の半導体基板と接合さ
    れた前記第1の半導体基板の裏面に対して前記アライメ
    ントマークを用いてエッチングを行なうことにより、前
    記第1の半導体基板に、該第1の半導体基板内に前記第
    1の配線と電気的に接続する形成されている導電層に至
    る開口部を形成した後、前記開口部に金属を埋め込むこ
    とにより、前記第1の半導体基板に外部電極と電気的に
    接続される引き出し電極を形成する第5の工程をさらに
    備えていることを特徴とする請求項13に記載の半導体
    装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 第1の半導体素子が形成された第1の
    半導体基板の表面に前記第1の半導体素子と電気的に接
    続されるように第1の配線を形成すると共に、第2の半
    導体素子が形成された第2の半導体基板の表面に前記第
    2の半導体素子と電気的に接続する第2の配線を形成す
    る第1の工程と、 前記第1の配線が形成された前記第1の半導体基板の表
    面に、前記第1の配線と対応する部位に開口部を有する
    レジストパターンを形成する第2の工程と、 前記レジストパターンの開口部に金属を埋め込んで接続
    用電極を形成する第3の工程と、 前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板とを前記
    接続用電極と前記第2の配線とが接続するように位置合
    わせした後、前記第1の半導体基板と前記第2の半導体
    基板とを加熱しつつ圧着して互いに接合する第4の工程
    とを備えていることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  19. 【請求項19】 前記第1の工程は、前記第1の配線が
    形成された前記第1の半導体基板の表面に前記第1の配
    線同士を絶縁する第1の絶縁膜を前記第1の配線と面一
    に形成すると共に、前記第2の配線が形成された前記第
    2の半導体基板の表面に前記第2の配線同士を絶縁する
    第2の絶縁膜を前記第2の配線と面一に形成する工程を
    含むことを特徴とする請求項18に記載の半導体装置の
    製造方法。
  20. 【請求項20】 前記第2の工程は、前記レジストパタ
    ーンを加熱により熱硬化させる工程を含むことを特徴と
    する請求項18に記載の半導体装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記第3の工程は、無電解めっき法に
    より前記接続用電極を選択的に形成する工程を含むこと
    を特徴とする請求項18に記載の半導体装置の製造方
    法。
  22. 【請求項22】 前記第4の工程により互いに接合され
    た前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板との間
    に介在する前記レジストパターンを除去した後、前記第
    1の半導体基板と前記第2の半導体基板との間にスピン
    オングラス又は熱硬化性樹脂を充填し、その後、前記ス
    ピンオングラス又は熱硬化性樹脂を硬化させて層間絶縁
    膜を形成する第5の工程をさらに備えていることを特徴
    とする請求項18に記載の半導体装置の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記第1の工程における前記第1の半
    導体基板は透明性を有していると共にアライメントマー
    クが形成されており、 前記第4の工程において前記第2の半導体基板と接合さ
    れた前記第1の半導体基板の裏面に対して前記アライメ
    ントマークを用いてエッチングを行なうことにより、前
    記第1の半導体基板に、該第1の半導体基板内に前記第
    1の配線と電気的に接続するよう形成されている導電層
    に至る開口部を形成した後、前記開口部に金属を埋め込
    むことにより、前記第1の半導体基板に外部電極と電気
    的に接続される引き出し電極を形成する第5の工程をさ
    らに備えていることを特徴とする請求項18に記載の半
    導体装置の製造方法。
  24. 【請求項24】 第1の半導体素子が形成された第1の
    半導体基板の表面に前記第1の半導体素子と電気的に接
    続する第1の電極を形成すると共に、第2の半導体素子
    が形成された第2の半導体基板の表面に前記第2の半導
    体素子と電気的に接続する第2の電極を形成する第1の
    工程と、 前記第1の電極が形成された前記第1の半導体基板の裏
    面に、前記第1の半導体基板を表面側に凹状に反らせる
    第1の絶縁膜を形成すると共に、前記第2の電極が形成
    された前記第2の半導体基板の裏面に、前記第2の半導
    体基板を表面側に凹状に反らせる第2の絶縁膜を形成す
    る第2の工程と、 前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板とを前記
    第1の電極と前記第2の電極とが対向するように位置合
    わせした後、前記第1の半導体基板と前記第2の半導体
    基板とを加熱しつつ圧着して互いに接合する第3の工程
    とを備えていることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  25. 【請求項25】 前記第2の工程における第1の絶縁膜
    及び第2の絶縁膜はそれぞれシリコン窒化膜であること
    を特徴とする請求項24に記載の半導体装置の製造方
    法。
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