JPH08124340A - 磁気記録媒体の製造方法及び磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法及び磁気記録媒体

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JPH08124340A
JPH08124340A JP26244894A JP26244894A JPH08124340A JP H08124340 A JPH08124340 A JP H08124340A JP 26244894 A JP26244894 A JP 26244894A JP 26244894 A JP26244894 A JP 26244894A JP H08124340 A JPH08124340 A JP H08124340A
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JP
Japan
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recording medium
magnetic recording
height
magnetic
substrate
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JP26244894A
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English (en)
Inventor
Junichi Horikawa
順一 堀川
Hisao Kawai
久雄 河合
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Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テクスチャーの凹凸の高さの調整を、極めて
高い精度で行うことができる磁気記録媒体の製造方法を
提供すること、及びフライングハイトを小さくすること
により、大きな記録容量を得ることができ、しかもCS
S耐久性の良い磁気記録媒体を提供することを目的とす
る。 【構成】 平面度の高い基板10を用意する(ステップ
1)。基板10に、下地層20、20a、磁性層30、
30aを順次形成する(ステップ2)。磁性層30、3
0aの上に、表面にテクスチャー41、41aを有する
保護膜40、40aを成膜する(ステップ3)。テクス
チャー41、41aに対し第1段バーニッシュを行う
(ステップ4)。記録再生ゾーンにおいて、第1段バー
ニッシュ時より低い高さ設定で第2段バーニッシュを行
う(ステップ5)。このように、バーニッシュを、保護
膜が成膜された後に2段階に分けて行うことにより、小
さな摩擦係数を有するランディングゾーンと、テクスチ
ャーの凹凸の高さが低い記録再生ゾーンとを、精密な高
さ調整のもとに設けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気的にデータの記録再
生をするための磁気記録媒体の製造方法及び磁気記録媒
体に関し、特にCSS(Contact Start and Stop)を行う
ためのランディングゾーンを有する磁気記録媒体の製造
方法及び磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナル・コンピュータ等の各種デー
タ処理装置で取り扱われるデータ量の増大化に伴い、デ
ータを保存するための磁気ディスク装置にも、より大き
な記憶容量が要求されている。また、コンピュータの小
型化が進んだことにより、コンピュータに内蔵される磁
気ディスク装置も小型である必要がある。小型の磁気デ
ィスク装置を大容量化するには、磁気記録媒体の記録密
度を高密度化しなければならない。しかも、同時に高い
信頼性が要求されている。
【0003】このように、高密度と高信頼性を得るため
に、CSS方式が多く用いられている。CSS方式と
は、磁気ディスク装置において磁気ディスク(磁気記録
媒体)が停止しているときは磁気ヘッドを磁気ディスク
上に接触させておき、磁気ディスクが回転すると、磁気
ディスクの回転に伴う空気の流れを利用して、磁気ヘッ
ドを浮上させる制御方式である。
【0004】このようなCSS方式においては、磁気デ
ィスク装置の起動、停止時には、磁気ヘッドと磁気ディ
スクとが摺動し、摩擦が発生する。この摩擦量が大きけ
れば吸着が引き起こされる。磁気ヘッドの吸着は、磁気
ヘッドや磁気ディスクの破損を招いてしまう。従って、
摩擦量を抑えるために、磁気ディスク表面にテクスチャ
ーを設け、磁気記録媒体と磁気ヘッドとの接触面積を減
らしている。なお、このCSSを繰り返し行った場合の
磁気記録媒体の耐久性を、CSS耐久性と呼ぶ。
【0005】図3は従来の磁気記録媒体の断面図であ
る。基板60の表と裏の両面に、1段目のテクスチャー
61、61aと、その内周側の2段目のテクスチャー6
2、62aとが設けられている。この1段目のテクスチ
ャー61、61aと、その内周側の2段目のテクスチャ
ー62、62aとは、主に円周方向の同心円上に形成さ
れた溝である。1段目のテクスチャー61、61aは溝
深さが小さく、2段目のテクスチャー62、62aは溝
深さが大きい。テクスチャー61、61aの上に、層7
0、70aが形成される。この層70、70aは、基板
60に近い方から、下地層、磁性層、保護膜の順で形成
されている。
【0006】1段目のテクスチャー61、61a、及び
2段目のテクスチャー62、62aの凹凸は、層70、
70aの表面にも影響を及ぼし、表面に溝が形成され
る。テクスチャー61、61aの上の領域81は、記録
再生ゾーン71、71aとして使用される。また、テク
スチャー62、62aの上の領域82は、ランディング
ゾーン72、72aとして使用される。
【0007】このように、記録再生ゾーン71、71a
とランディングゾーン72、72aとのテクスチャーの
高さには、差が設けられている。ランディングゾーン7
2、72aでのテクスチャーの目的は、磁気ディスク装
置の起動、停止時に磁気ヘッドが接触する際の吸着を防
止するためのものであるが、一方、記録再生ゾーン7
1、71aでのテクスチャーは、外部からの振動や突然
の電源停止等の緊急時の障害発生を防止するためのもの
である。そのため、記録再生ゾーン71、71aにおい
ては、テクスチャーの高さをできるだけ低く抑え、磁気
ヘッドのフライングハイト(磁気ヘッドが浮上した際
の、磁気記録媒体との距離)を小さくできるようにして
いる。このフライングハイトを小さくすることにより、
記録や再生の際の磁界の幅を絞ることができ、磁気記録
媒体に高密度に記録再生を行うことが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法で
はテクスチャー加工が基板面に行われているため、磁気
記録媒体の表面の最終的な溝深さの調整を、極めて精密
に行うことが困難であった。しかも、磁気記録媒体の記
憶容量の増大化に伴い、磁気ヘッドのフライングハイト
は0.1μm以下が要求されている。その要求に対応す
るには、テクスチャーの高さの調整を非常に精密に行わ
なければならない。
【0009】このように、CSS耐久性を得るためにテ
クスチャーが設けられており、そのテクスチャーの溝深
さの精度が悪いためフライングハイトを小さくすること
に限界があった。そのことが、磁気記録媒体の記録容量
の増大化を妨げているという問題点があった。
【0010】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、テクスチャーの凹凸の高さの調整を、極めて
高い精度で行うことができる磁気記録媒体の製造方法を
提供することを目的とする。
【0011】また、本発明の別の目的は、フライングハ
イトを小さくすることにより、大きな記録容量を得るこ
とができ、しかもCSS耐久性の良い磁気記録媒体を提
供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、CSS(コンタクト・スタート・ストッ
プ)を行うためのランディングゾーンを有する磁気記録
媒体の製造方法において、平面度の高い基板上に、磁性
層と、表面にテクスチャーを有する保護膜とを順次形成
し、前記テクスチャーに対し第1段バーニッシュを行
い、記録再生ゾーンにおいて、前記第1段バーニッシュ
時より低い高さ設定で第2段バーニッシュを行う、こと
を特徴とする磁気記録媒体の製造方法が提供される。
【0013】また、CSS(コンタクト・スタート・ス
トップ)を行うためのランディングゾーンを有する磁気
記録媒体において、平面度の高い基板上に形成された磁
性層と、前記磁性層上に設けられ、前記ランディングゾ
ーンにおける第1のテクスチャーの凹凸の高さが200
Å〜500Å、記録再生ゾーンにおける第2のテクスチ
ャーの凹凸の高さが200Å以下である保護膜と、を有
することを特徴とする磁気記録媒体が提供される。
【0014】
【作用】磁気記録媒体の製造方法では、バーニッシュ
を、保護膜が成膜された後に2段階に分けて行うことに
より、小さな摩擦係数を有するランディングゾーンと、
テクスチャーの凹凸の高さが低い記録再生ゾーンとを、
精密な高さ調整のもとに設けることができる。
【0015】また、磁気記録媒体は、ランディングゾー
ンにおける第1のテクスチャーの凹凸の高さが200Å
〜500Åであるため、ランディングゾーンでの摩擦係
数は小さい。さらに、記録再生ゾーンにおける第2のテ
クスチャーの凹凸の高さが200Å以下であるため、磁
気ディスク装置に使用する際に、磁気ヘッドのフライン
グハイトを非常に低くすることが可能となる。また、ラ
ンディングゾーンの凹凸の高さが200〜500Åと小
さいため、0.1μm以下の低いフライングハイトのヘ
ッドがランディングゾーンに移動した際にヘッドクラッ
シュが起きることが無い。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の磁気記録媒体の製造方法の工程
を示す図である。 〔ステップ1〕極めて平滑な基板10を用意する。この
基板10の面粗さは、R 1P-P≦50Åである。ここで言
う面粗さとは、基板10面上の凹凸の大きさのことであ
る。即ち凹部の最も低い場所から、凸部の最も高い場所
までの高低差である。以下の説明中で用いられる凹凸の
大きさも、同様の定義である。
【0017】基板10には、ガラス基板、セラミックス
基板、シリコン基板、及びカーボン基板のように、平面
度の高い基板が望ましい。特にガラス基板では、鏡面に
近づけることが可能であるため、テクスチャーを設けた
場合の精度を向上させるのに有効である。なお、Al基
板等の金属基板も使用可能であるが、平面度を高めるの
に限界がある。 〔ステップ2〕基板10両面に、下地層20、20a、
磁性層30、30aを順次成膜する。これは、通過型イ
ンラインスパッタ装置を用いて、スパッタリングにより
成膜することができる。 〔ステップ3〕磁性層30、30aの上にテクスチャー
41、41aを有した保護膜40、40aを成膜する。
このテクスチャー41、41aは、等方的な凹凸であ
り、凹凸の高さは200Å≦R2P-P≦500Åである。
等方的なテクスチャーを設ける方法としては、保護膜4
0、40aを塗布する際に、材料内に大きさの異なる微
粒子を混入させる方法がある。この微粒子の大きさの差
により、保護膜40、40a表面に等方的な凹凸が設け
られる。
【0018】また、等方的なテクスチャーを設ける方法
としては、スパッタリングもしくは真空蒸着により、凹
凸を有する保護膜を形成させる方法でも良い。 〔ステップ4〕第1段バーニッシュを行う。この時のグ
ライドハイトの条件は、凹凸の高さがR3P-P≧200Å
となるような条件である。これにより、テクスチャー4
2、42aの凹凸の高さは200Å〜500Åの範囲に
なる。
【0019】ここで、バーニッシュは、ヘッドの衝突が
起きないように突起部をカットする。つまり、グライド
ハイトの高さ条件よりも突出している部分をカットす
る。バーニッシュを行う方法には、研磨テープによる方
法と、バーニッシュヘッドによる方法がある。
【0020】研磨テープによる方法は、一定の空気圧に
より研磨テープを磁気記録媒体に押し当てながら、磁気
記録媒体上を滑らせる。研磨テープはアルミナ砥粒等を
バインダとともにベースフィルム上に塗布したものを使
用する。砥粒の大きさ及び研摩テープの押しつけ空気圧
を変えることにより、任意の高さ条件でバーニッシュを
行うことができる。
【0021】また、バーニッシュヘッドによる方法は、
ヘッドスライダに突起部をカットするための溝を設け、
磁気記録媒体上を滑空させる。バーニッシュヘッドの高
さに達する突起部は、接触時にカットされる。この際の
浮上量を調節することにより、設定された高さ以上に突
出した部分を除去することができる。 〔ステップ5〕記録再生ゾーンとして使用すべき領域に
対し、第2段バーニッシュを行う。この時のグライドハ
イトの条件は、凹凸の高さがR4P-P≦200Åとなるよ
うな条件である。これにより、磁気記録媒体表面は、記
録再生ゾーン43、43a(凹凸の高さがR4P-P≦20
0Å)と、ランディングゾーン44、44a(凹凸の高
さ200Å≦R3P-P≦500Å)とに分けられる。換言
すると、記録再生ゾーン43、43aの最大高さ(R
MAX )が、ランディングゾーン44、44aの最大高さ
(RMAX )に比べ小さくなっている。
【0022】このようにバーニッシュを、保護膜を設け
た後の最終段階で行うことにより、磁気記録媒体に2段
階のテクスチャーを高精度で設けることができる。しか
も、この製造方法は、従来の方法で使用していた製造設
備を用いて実施できるため、製造工程の変更が非常に容
易である。
【0023】なお、磁気記録媒体表面に潤滑膜を設ける
ことにより、摩擦力をさらに小さくすることができる。
潤滑膜の改良等により摩擦力が小さくなれば、テクスチ
ャーの凹凸の高さをさらに小さくすることが可能とな
る。このような場合にも、バーニッシュの高さをさらに
低くすることにより、精密なテクスチャーを設けること
ができる。
【0024】図2はCSSを行う磁気ディスク装置の概
略構成を示す図である。(A)は磁気記録媒体の上面図
である。磁気記録媒体1の上面は、記録再生ゾーン43
と、ランディングゾーン44とに分けられている。磁気
記録媒体1は、図中右回りに高速に回転する。ヘッドス
ライダ50は、アーム51の先端に設けられている。こ
のヘッドスライダ50の後方(磁気記録媒体との相対的
移動方向の後方)に磁気ヘッドが設けられている。ヘッ
ドスライダ50は、磁気記録媒体1の回転にともなう空
気の流れを利用して、一定の高さに浮上する。この浮上
量が、フライングハイトである。ヘッドスライダ50
は、左右に移動することにより、任意のトラックに移動
する。
【0025】(B)は(A)のX−X断面図である。基
板10の両面には、下地層20、20a、磁性層30、
30a、及び保護膜40、40aが成膜されている。保
護膜40、40aには、2段階のテクスチャーが設けら
れており、記録再生ゾーン43、43aと、ランディン
グゾーン44、44aとに分けられている。記録再生ゾ
ーン43、43aは、凹凸の高さがR4P-P≦200Åの
範囲である。従って、ヘッドスライダ50、50aのフ
ライングハイトを2μm程にすることが可能である。ラ
ンディングゾーン44、44aは、凹凸の高さが200
Å≦R3P-P≦500Åの範囲である。従って、ヘッドス
ライダ50、50aと磁気記録媒体1とが接触した際の
摩擦係数が、低く抑えられている。
【0026】このような磁気ディスク装置の電源切断時
は、ヘッドスライダ50、50aは、磁気記録媒体1の
ランディングゾーン44、44a上に乗せられている。
磁気ディスク装置の電源が投入されるとサーボモータが
回転することにより、磁気記録媒体1が回転する。これ
によって、ヘッドスライダ50、50aが浮上する。こ
の時のフライングハイトは約0.075μmである。
【0027】データの記録再生動作時は、ヘッドスライ
ダ50、50aが記録再生ゾーン43、43aの任意の
トラックに移動することにより、目的の位置でデータの
記録再生を行う。
【0028】磁気ディスク装置が停止する際には、ヘッ
ドスライダ50、50aがランディングゾーン44、4
4aの上に移動した後、磁気記録媒体1の回転が停止す
る。磁気記録媒体1の停止により、ヘッドスライダ5
0、50aはランディングゾーン44、44aに下ろさ
れる。
【0029】このように、データの記録再生時には、ヘ
ッドスライダ50、50aは、小さな凹凸のテクスチャ
ーを有している記録再生ゾーン43、43aの上に浮い
ているため、フライングハイトを低くすることが可能で
ある。それにより、磁気記録媒体に対し、高密度の記録
再生が行われる。
【0030】また、ランディングゾーン44、44a
は、テクスチャーの凹凸が大きいこと以外は、記録再生
ゾーン43、43aと変わるところがないため、必要で
あればランディングゾーンにデータを記録することも可
能である。この際のランディングゾーン44、44a
は、記録再生ゾーンとしての機能とランディングゾーン
としての機能とを併せ持つことになる。
【0031】従って、高い記録密度が可能となるととも
に、記録再生に使用できる領域が広いため、磁気記録媒
体全体としての記録容量が大きくなる。一方、通常の動
作時にヘッドスライダ50、50aと磁気記録媒体1が
接触するのは、ランディングゾーン44、44aのみで
ある。ランディングゾーン44、44aは、十分大きな
凹凸のテクスチャーを有しているため、摩擦量が小さく
耐摺動性が高い。つまり、高いCSS耐久性を有してい
る。
【0032】また、記録再生ゾーン43、43aにもテ
クスチャーがあることにより、突然の電源遮断や、外部
からの振動により、ヘッドスライダ50、50aが磁気
記録媒体1の記録再生ゾーン43、43aに接触して
も、吸着することはない。
【0033】このように、高いCSS耐久性が確保され
ているため、この磁気記録媒体を用いた磁気ディスク装
置は、磁気ヘッドが吸着することが非常に少なく、極め
て高い信頼性を得ることができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明の磁気記録媒
体の製造方法では、バーニッシュを、保護膜が成膜され
た後に2段階に分けて行うようにしたため、小さな摩擦
係数を有するランディングゾーンと、テクスチャーの凹
凸の高さが低い記録再生ゾーンとを、精密な高さ調整の
もとに形成することができる。その結果、フライングハ
イトを低くすることにより高密度の記録再生が可能であ
り、しかもCSS耐久性に優れた磁気記録媒体を製造す
ることができる。
【0035】また、本発明の磁気記録媒体では、小さな
摩擦係数を有するランディングゾーンと、テクスチャー
の凹凸の高さが低い記録再生ゾーンとを有するため、磁
気ディスク装置に使用する際に、磁気ヘッドのフライン
グハイトを非常に低くすることが可能となる。しかも、
高いCSS耐久性が得られる。その結果、この磁気記録
媒体を用いた磁気ディスク装置では、記憶容量を大きく
することができるとともに、高い信頼性を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気記録媒体の製造方法の工程を示す
図である。
【図2】CSSを行う磁気ディスク装置の概略構成を示
す図である。(A)は磁気記録媒体の上面図であり、
(B)は(A)のX−X断面図である。
【図3】従来の磁気記録媒体の断面図である。
【符号の説明】
10 基板 20、20a 下地層 30、30a 磁性層 40、40a 保護膜 43、43a 記録再生ゾーン 44、44a ランディングゾーン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CSS(コンタクト・スタート・ストッ
    プ)を行うためのランディングゾーンを有する磁気記録
    媒体の製造方法において、 平面度の高い基板上に、磁性層と、表面にテクスチャー
    を有する保護膜とを順次形成し、 前記テクスチャーに対し第1段バーニッシュを行い、 記録再生ゾーンにおいて、前記第1段バーニッシュ時よ
    り低い高さ設定で第2段バーニッシュを行う、 ことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  2. 【請求項2】 第1段バーニッシュを行う際には、高さ
    設定を200Å〜500Åの範囲にすることを特徴とす
    る請求項1記載の磁気記録媒体の製造方法。
  3. 【請求項3】 第2段バーニッシュを行う際には、高さ
    設定を200Å以下にすることを特徴とする請求項1記
    載の磁気記録媒体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記基板には、表面の凹凸が50Å以下
    のガラス基板を使用することを特徴とする請求項1記載
    の磁気記録媒体の製造方法。
  5. 【請求項5】 CSS(コンタクト・スタート・ストッ
    プ)を行うためのランディングゾーンを有する磁気記録
    媒体において、 平面度の高い基板上に形成された磁性層と、 前記磁性層上に設けられ、前記ランディングゾーンにお
    ける第1のテクスチャーの凹凸の高さが200Å〜50
    0Å、記録再生ゾーンにおける第2のテクスチャーの凹
    凸の高さが200Å以下である保護膜と、 を有することを特徴とする磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記基板は、ガラスからなり、表面の凹
    凸が50Å以下であることを特徴とする請求項5記載の
    磁気記録媒体。
JP26244894A 1994-10-26 1994-10-26 磁気記録媒体の製造方法及び磁気記録媒体 Pending JPH08124340A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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