JPH01192014A - 磁気ディスク用基板及びその製造方法 - Google Patents
磁気ディスク用基板及びその製造方法Info
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- JPH01192014A JPH01192014A JP1467588A JP1467588A JPH01192014A JP H01192014 A JPH01192014 A JP H01192014A JP 1467588 A JP1467588 A JP 1467588A JP 1467588 A JP1467588 A JP 1467588A JP H01192014 A JPH01192014 A JP H01192014A
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Landscapes
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は磁気ディスク用基板、特に薄膜磁気ディスクに
好適な基板に関する。
好適な基板に関する。
(従来の技術〕
従来、薄膜磁気ディスク用基板のテクスチャ加工につい
ては、インターナショナル・マグネティック・コンファ
ランス(1987)ジーA−02、ジーA −03(I
nternational Magnitics Co
nference(1987) GaO2,GaO3)
において論じられている。すなわち、Ni−Pめっき基
板上に形成した基板円周状のテクスチャは、電気特性を
向上し。
ては、インターナショナル・マグネティック・コンファ
ランス(1987)ジーA−02、ジーA −03(I
nternational Magnitics Co
nference(1987) GaO2,GaO3)
において論じられている。すなわち、Ni−Pめっき基
板上に形成した基板円周状のテクスチャは、電気特性を
向上し。
摩擦摩耗特性を改善し、 CS S (Contact
−3tart−5top)特性を向上する効果があると
述べられている。
−3tart−5top)特性を向上する効果があると
述べられている。
上記従来技術は、電気特性、摩擦摩耗特性、C8S特性
を向上させるためにNi−Pめっき基板上に円周上の微
細溝を形成したテクスチャ面を作成していた。しかしな
がら、従来技術では基板面上に円周状の溝と共に微細な
突起を生じている。
を向上させるためにNi−Pめっき基板上に円周上の微
細溝を形成したテクスチャ面を作成していた。しかしな
がら、従来技術では基板面上に円周状の溝と共に微細な
突起を生じている。
このため、ヘッド浮上特性を劣化させている点について
配慮がされておらず、ヘッドクラッシュ等のディスク装
置の信頼性に大きな問題があった。
配慮がされておらず、ヘッドクラッシュ等のディスク装
置の信頼性に大きな問題があった。
また、C8Sによるディスク最表面が、ヘッドの摺動に
より変化すること、この変化によってディスク表面が平
滑化され、空気中の水分やディスク上の潤滑剤などによ
りヘッド粘着が生じやすく、C8S特性やディスク基板
の信頼性を劣化させる問題について配慮がされておらず
、特に、記録媒体が磁性金属薄膜から成る高密度薄膜磁
気ディスクにおいては、ヘッドがディスク表面に粘着す
ると、C8Sにおけるスタート時にヘッドが破損すると
いう課題が生じる恐れがある。
より変化すること、この変化によってディスク表面が平
滑化され、空気中の水分やディスク上の潤滑剤などによ
りヘッド粘着が生じやすく、C8S特性やディスク基板
の信頼性を劣化させる問題について配慮がされておらず
、特に、記録媒体が磁性金属薄膜から成る高密度薄膜磁
気ディスクにおいては、ヘッドがディスク表面に粘着す
ると、C8Sにおけるスタート時にヘッドが破損すると
いう課題が生じる恐れがある。
本発明の目的は、上記従来の問題点を解決するためにな
されたもので、CSS特性やヘッド粘着等の摺動特性が
良好で、かつヘッド浮上特性を満足する表面形状のテク
スチャを施した磁気ディスク用基板及びその製造方法を
提供することにある。
されたもので、CSS特性やヘッド粘着等の摺動特性が
良好で、かつヘッド浮上特性を満足する表面形状のテク
スチャを施した磁気ディスク用基板及びその製造方法を
提供することにある。
上記目的は、磁気ディスク用基板の近似的に円周状に形
成したテクスチャ加工面を基板の半径方向に断面曲線を
測定し、アボット負荷曲線を求め。
成したテクスチャ加工面を基板の半径方向に断面曲線を
測定し、アボット負荷曲線を求め。
磁気ディスクの諸特性が良好な断面形状となるようにテ
クスチャ条件を選定することによって達成される。
クスチャ条件を選定することによって達成される。
すなわち、本発明の第1の発明である磁気ディスク用基
板は、非磁性材から構成される円形磁気ディスク基板表
面の平均的面粗さが20〜50nmで100n@を超え
る突起がなく、かつ円周方向に局部的に200 no+
以下の深溝を有することを特徴とする。
板は、非磁性材から構成される円形磁気ディスク基板表
面の平均的面粗さが20〜50nmで100n@を超え
る突起がなく、かつ円周方向に局部的に200 no+
以下の深溝を有することを特徴とする。
つまり、上記のような磁気ディスク用基板の表面形状と
しての条件は、ヘッド浮上特性、C8S特性、ヘッド粘
着、電気特性等を考慮して実験的に得られた知見に基づ
いて求められたものであり、これら良好な条件を満す本
発明の代表的な基板の表面状態を第1図に示す。この図
の横軸はディスク基板の半径方向の距離の一部分を示し
ており。
しての条件は、ヘッド浮上特性、C8S特性、ヘッド粘
着、電気特性等を考慮して実験的に得られた知見に基づ
いて求められたものであり、これら良好な条件を満す本
発明の代表的な基板の表面状態を第1図に示す。この図
の横軸はディスク基板の半径方向の距離の一部分を示し
ており。
縦軸は基板表層部の断面形状を示している。図かられか
るように基板表面の平均的な凹凸は20〜50nII、
そして局部的な深溝(d□〜d5で表示)は200nu
以下となっている。この深溝は磁気ディスクを駆動する
ヘッドスライダ−の幅に相当する基板面内に少なくとも
10本、実用的には幅400Ilfaのスライダーを用
いる場合、この幅の中に10〜100本存在することが
望ましい。また、この深溝は、好ましくは数−〜数十−
のピッチで周期的に存在することであるが、必ずしも規
則的な周期を形成しなくとも上記のごとくヘッドスライ
ダ−幅内に少なくとも10本存在させればよい。また、
表面粗さとして重要なことは°、高さ1100n、より
好ましくは50止を越える突起が無いことである。
るように基板表面の平均的な凹凸は20〜50nII、
そして局部的な深溝(d□〜d5で表示)は200nu
以下となっている。この深溝は磁気ディスクを駆動する
ヘッドスライダ−の幅に相当する基板面内に少なくとも
10本、実用的には幅400Ilfaのスライダーを用
いる場合、この幅の中に10〜100本存在することが
望ましい。また、この深溝は、好ましくは数−〜数十−
のピッチで周期的に存在することであるが、必ずしも規
則的な周期を形成しなくとも上記のごとくヘッドスライ
ダ−幅内に少なくとも10本存在させればよい。また、
表面粗さとして重要なことは°、高さ1100n、より
好ましくは50止を越える突起が無いことである。
このテクスチャ加工した本発明の基板表面の断面曲線を
周知のアボットの負荷曲線で示すと、第3図のようにな
り、最表面からの深さ変化に対応した負荷比率が急激に
増大する表面が好ましい。
周知のアボットの負荷曲線で示すと、第3図のようにな
り、最表面からの深さ変化に対応した負荷比率が急激に
増大する表面が好ましい。
すなわち、ヘッド摺動に対して安定な表面状態となる。
一般に表面加工した表面の断面形状をアボット負荷曲線
で示すと第4図の比較1例のようになり、第3図と比較
して最表面からの深さ変化に対応して負荷比率が徐々に
増大し、ヘッド摺動が安定状態になるまで時間を要する
6例えば、最表面からの深さ変化が10nmの場合に、
第3図では負荷比率が約15%であるが第4図では約4
%である。
で示すと第4図の比較1例のようになり、第3図と比較
して最表面からの深さ変化に対応して負荷比率が徐々に
増大し、ヘッド摺動が安定状態になるまで時間を要する
6例えば、最表面からの深さ変化が10nmの場合に、
第3図では負荷比率が約15%であるが第4図では約4
%である。
次に、上記第1の発明の磁気ディスク用基板を製造する
方法に関する本発明の第2の発明につきその特徴点を述
べれば、表面粗さ0.014Ra以下に平滑研磨された
円形磁気ディスク基板を回転させながら粒度#1,00
0〜$6,000の砥粒を保持した研磨テープで前記基
板表面を半径方向に研磨することにより、50止を超え
200rv以下の深溝を形成する第1の研磨工程と1次
いで粒度#4,000〜#10 、000で、かつ前記
第1の研磨工程よりも粒度の細かい砥粒を保持した研磨
テープで同様に研磨することにより、前記基板表面の平
均面粗さを20〜50na+に調整し、しかも1100
nを超える突起を除去する第2の研磨工程とを有するこ
とを特徴とする。
方法に関する本発明の第2の発明につきその特徴点を述
べれば、表面粗さ0.014Ra以下に平滑研磨された
円形磁気ディスク基板を回転させながら粒度#1,00
0〜$6,000の砥粒を保持した研磨テープで前記基
板表面を半径方向に研磨することにより、50止を超え
200rv以下の深溝を形成する第1の研磨工程と1次
いで粒度#4,000〜#10 、000で、かつ前記
第1の研磨工程よりも粒度の細かい砥粒を保持した研磨
テープで同様に研磨することにより、前記基板表面の平
均面粗さを20〜50na+に調整し、しかも1100
nを超える突起を除去する第2の研磨工程とを有するこ
とを特徴とする。
つまり、本発明の磁気ディスク用基板の製造方法の特徴
点は上述のとおり、第1の研磨、第2の研磨という2段
階の研磨工程から成るものであるが、これについて総括
的に説明すると、予め鏡面研磨した基板に対して擬似的
に円周状の微細溝を形成する加工法を適用し、固定砥粒
の粒度分布に対応した断面形状の深溝を含む多数の溝を
形成する(第1の研磨工程)。次いで第1の研磨工程に
よる微細深溝形成時に生じた微小突起を、より小さい固
定砥粒の研磨テープを用いて低減させる(第2の研磨工
程)というものである、そして、好ましい、上記研磨テ
ープによる第1及び第2の研磨工程は、上記磁気ディス
ク用基板の両面を。
点は上述のとおり、第1の研磨、第2の研磨という2段
階の研磨工程から成るものであるが、これについて総括
的に説明すると、予め鏡面研磨した基板に対して擬似的
に円周状の微細溝を形成する加工法を適用し、固定砥粒
の粒度分布に対応した断面形状の深溝を含む多数の溝を
形成する(第1の研磨工程)。次いで第1の研磨工程に
よる微細深溝形成時に生じた微小突起を、より小さい固
定砥粒の研磨テープを用いて低減させる(第2の研磨工
程)というものである、そして、好ましい、上記研磨テ
ープによる第1及び第2の研磨工程は、上記磁気ディス
ク用基板の両面を。
その背面から回転ローラで押当てられた前記研磨テ°−
プを対向させて挟みつけ、前記回転ローラの中心軸を前
記基板の半径方向に往復摺動させながら行うことであり
、これにより基板の両面を同時に加工することができる
。この研磨加工は例えば時開54−23294号記載の
方法で容易に対応できる。
プを対向させて挟みつけ、前記回転ローラの中心軸を前
記基板の半径方向に往復摺動させながら行うことであり
、これにより基板の両面を同時に加工することができる
。この研磨加工は例えば時開54−23294号記載の
方法で容易に対応できる。
なお、第2の研磨工程においては、クロステープにダイ
ヤモンド砥粒液を供給して加工してもよい。
ヤモンド砥粒液を供給して加工してもよい。
第1の研磨工程では、溝の深さが20〜50止の平均的
な凹凸と局部的に深い200nm以下の溝が形成される
。この深溝は、ヘッドスライダのC8Sに効果的で、ヘ
ッドが基板に接触しても、この深溝により形成される微
小な空間が、ヘッドの粘着を防止するという作用をする
。そして、この深溝の形成により溝の周囲に盛上った突
起は、第2の研磨工程で除去される。つまり、この第2
の研磨工程では、第1の工程で形成された深溝の断面形
状にはほとんど変化を与えることなく、微小突起を削り
取る作用をする。
な凹凸と局部的に深い200nm以下の溝が形成される
。この深溝は、ヘッドスライダのC8Sに効果的で、ヘ
ッドが基板に接触しても、この深溝により形成される微
小な空間が、ヘッドの粘着を防止するという作用をする
。そして、この深溝の形成により溝の周囲に盛上った突
起は、第2の研磨工程で除去される。つまり、この第2
の研磨工程では、第1の工程で形成された深溝の断面形
状にはほとんど変化を与えることなく、微小突起を削り
取る作用をする。
本発明の一実施例を第1図〜第3図にしたがい具体的に
説明する。
説明する。
先ず基板の基材としてアルミニウム円板を用い、この両
面に厚さ10.のNi−Pめっきを施し、ポリッシング
により表面粗さ0.0、R□8以下に平滑研磨した。こ
の基板の両面を粒度# 2,000のアルミナ砥粒の研
磨テープで表面加工(第1の研磨工程)し、第5図に示
すような表面性状を有する加工面を得る6図かられかる
ように、平均的な凹凸は20〜50nm1局部的に深さ
50〜200nmの深溝が形成されているが、高さ10
0n■を越える異常な小突起Pが発生し、特に深さの大
きい溝の周囲に生じやすい。
面に厚さ10.のNi−Pめっきを施し、ポリッシング
により表面粗さ0.0、R□8以下に平滑研磨した。こ
の基板の両面を粒度# 2,000のアルミナ砥粒の研
磨テープで表面加工(第1の研磨工程)し、第5図に示
すような表面性状を有する加工面を得る6図かられかる
ように、平均的な凹凸は20〜50nm1局部的に深さ
50〜200nmの深溝が形成されているが、高さ10
0n■を越える異常な小突起Pが発生し、特に深さの大
きい溝の周囲に生じやすい。
そこで、前述の溝形成後に、粒度の小さい、例えば粒度
#6,000の研磨テープを用いて再度表面加工する(
第2の研磨工程)。あるいは、前記の研磨テープの替や
りにクロステープを用い、ダイヤモンド砥粒液を供給し
て表面加工する。この表面加工によって、前述の断面形
状はほとんど変化させずに、異常な微小突起Pを除去す
る。
#6,000の研磨テープを用いて再度表面加工する(
第2の研磨工程)。あるいは、前記の研磨テープの替や
りにクロステープを用い、ダイヤモンド砥粒液を供給し
て表面加工する。この表面加工によって、前述の断面形
状はほとんど変化させずに、異常な微小突起Pを除去す
る。
なお、このような研磨工程は、時開54−23294号
記載の方法により行った。つまり、第2図に示す基板1
(1部切欠き)の両面に研磨テープ2をコンタクトロー
ラ3で押圧し、基板1を回転させながら研磨テープ2を
巻取リモータ4及び巻取リリール5により巻取り、かつ
研磨テープ2が基板全面に摺動するように、基板上を半
径方向に往復摺動させ、基板両面を同時に研磨する。
記載の方法により行った。つまり、第2図に示す基板1
(1部切欠き)の両面に研磨テープ2をコンタクトロー
ラ3で押圧し、基板1を回転させながら研磨テープ2を
巻取リモータ4及び巻取リリール5により巻取り、かつ
研磨テープ2が基板全面に摺動するように、基板上を半
径方向に往復摺動させ、基板両面を同時に研磨する。
以上の表面加工法によって、第1図に示すように平均的
な凹凸が2Q〜50ns+、深さ50〜200nmの溝
形状で、異常な微小突起のないテクスチャを形成したN
i−Pめっき基板が得られる。
な凹凸が2Q〜50ns+、深さ50〜200nmの溝
形状で、異常な微小突起のないテクスチャを形成したN
i−Pめっき基板が得られる。
この基板上に、厚さ約60nmのGo−Ni系磁性金属
薄膜媒体をスパッタリングで形成し、さらに厚さ約50
nmのカーボン保護膜、潤滑膜を形成した磁気ディスク
に対して、ヘッド浮上特性、C8S特性、ヘッド粘着等
の諸特性を大幅に改善する効果がある。
薄膜媒体をスパッタリングで形成し、さらに厚さ約50
nmのカーボン保護膜、潤滑膜を形成した磁気ディスク
に対して、ヘッド浮上特性、C8S特性、ヘッド粘着等
の諸特性を大幅に改善する効果がある。
なお、基板として、この実施例ではアルミニウム円盤を
用いたが、その他周知のガラス、プラスチックス、セラ
ミックスなどのごとく非磁性で剛性のある基材ならいず
れのものでもよい。
用いたが、その他周知のガラス、プラスチックス、セラ
ミックスなどのごとく非磁性で剛性のある基材ならいず
れのものでもよい。
本発明によれば、ディスク基板のNi−Pめっき表面に
、平均的な凹凸が20〜50nm、局部的に深さ50〜
200止の溝を形成し、かつ異常に高い微細突起の除去
された断面形状の溝が形成されているので、ヘッドとデ
ィスク表面との隙間(ヘッド浮上隙間)が0.2−にて
ヘッド浮上特性が良好であり、またC8Sによるディス
ク表面の変化が少なく、すなわちヘッド荷重をうけるデ
ィスク表面の負荷比率が第3図に示すように従来のディ
スク表面に較べ大きいので、ヘッド摺動によるディスク
表面の突部の変化が少ない。したがって、例えば保護膜
としてのカーボン膜の変化が少なくディスクの摺動特性
の高度化が得られる。さらに、深さ50〜200止mの
溝が存在するので、潤滑剤を介したヘッド粘着が生じに
くく一ヘッド摺動特性の高信頼性が得られる。
、平均的な凹凸が20〜50nm、局部的に深さ50〜
200止の溝を形成し、かつ異常に高い微細突起の除去
された断面形状の溝が形成されているので、ヘッドとデ
ィスク表面との隙間(ヘッド浮上隙間)が0.2−にて
ヘッド浮上特性が良好であり、またC8Sによるディス
ク表面の変化が少なく、すなわちヘッド荷重をうけるデ
ィスク表面の負荷比率が第3図に示すように従来のディ
スク表面に較べ大きいので、ヘッド摺動によるディスク
表面の突部の変化が少ない。したがって、例えば保護膜
としてのカーボン膜の変化が少なくディスクの摺動特性
の高度化が得られる。さらに、深さ50〜200止mの
溝が存在するので、潤滑剤を介したヘッド粘着が生じに
くく一ヘッド摺動特性の高信頼性が得られる。
比較例として、(1)研磨テープ(アルミナ砥粒、粒度
#2,000)のみによる基板を用いた場合、第5図に
示すように、高さ1100n以上の異常な微小突起Pが
生じ、ヘッド浮上隙間0.2−にて、浮上試験を行った
結果、ヘッドとディスク面(微小突起部)と接触し、ヘ
ッドクラッシュを生じ、信頼性が得られなかった。また
(2)ダイヤモンド砥粒液をクロステープに供給する表
面加工法のみの場合には、第6図に示す断面形状、第4
図に示すアボット負荷曲線の溝が形成され、ヘッド荷重
をうける負荷比率になるディスク表面の突部変化が大き
くなる。このため、カーボン膜の変化(局部的な膜厚減
少が大きく)が大きく、ディスク信頼性を低下させる。
#2,000)のみによる基板を用いた場合、第5図に
示すように、高さ1100n以上の異常な微小突起Pが
生じ、ヘッド浮上隙間0.2−にて、浮上試験を行った
結果、ヘッドとディスク面(微小突起部)と接触し、ヘ
ッドクラッシュを生じ、信頼性が得られなかった。また
(2)ダイヤモンド砥粒液をクロステープに供給する表
面加工法のみの場合には、第6図に示す断面形状、第4
図に示すアボット負荷曲線の溝が形成され、ヘッド荷重
をうける負荷比率になるディスク表面の突部変化が大き
くなる。このため、カーボン膜の変化(局部的な膜厚減
少が大きく)が大きく、ディスク信頼性を低下させる。
また溝の深さが均一で、かつ小さいので、潤滑剤による
ヘッド粘着が生じやすくヘッド摺動信頼性が小さい。
ヘッド粘着が生じやすくヘッド摺動信頼性が小さい。
第1図は本発明の一実施例のディスク基板表面を半径方
向に測定した断面形状、第2図は本発明の基板表面を形
成する一手段の断面図、第3図は、第1図のアボット負
荷曲線、第4図は従来のディスク表面の断面曲線のアボ
ット負荷曲線、第5図は、研磨テープによるディスク基
板表面に生じた微小突部の一例、第6図はクロステープ
とダイヤモンド砥粒液による表面加工面の断面曲線を示
す。 図において、 1・・・Ni−Pめっき基板 2・・・研磨テープ(あるいはクロステープ)3・・・
コンタクトローラ 4・・・テープ巻取リモータ5・・
・テープ巻取リリール
向に測定した断面形状、第2図は本発明の基板表面を形
成する一手段の断面図、第3図は、第1図のアボット負
荷曲線、第4図は従来のディスク表面の断面曲線のアボ
ット負荷曲線、第5図は、研磨テープによるディスク基
板表面に生じた微小突部の一例、第6図はクロステープ
とダイヤモンド砥粒液による表面加工面の断面曲線を示
す。 図において、 1・・・Ni−Pめっき基板 2・・・研磨テープ(あるいはクロステープ)3・・・
コンタクトローラ 4・・・テープ巻取リモータ5・・
・テープ巻取リリール
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、非磁性材から構成される円形磁気ディスク基板表面
の平均的面粗さが20〜50nmで100nmを超える
突起がなく、かつ円周方向に局部的に200nm以下の
深溝を有することを特徴とする磁気ディスク用基板。 2、上記基板表面にNi−Pめっき層が形成されている
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気ディ
スク用基板。 3、上記200nm以下の深溝が、磁気ディスクを駆動
するスライダの幅に相当する基板面内に少なくとも10
本設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第1
項もしくは第2項記載の磁気ディスク用基板。 4、表面粗さ0.01μmRa以下に平滑研磨された円
形磁気ディスク基板を回転させながら粒度#1,000
〜#6,000の砥粒を保持した研磨テープで前記基板
表面を半径方向に研磨することにより、50nmを超え
200nm以下の深溝を形成する第1の研磨工程と、次
いで粒度#4,000〜#10,000で、かつ前記第
1の研磨工程よりも粒度の細かい砥粒を保持した研磨テ
ープで同様に研磨することにより、前記基板表面の平均
面粗さを20〜50nmに調整し、しかも100nmを
超える突起を除去する第2の研磨工程とを有することを
特徴とする磁気ディスク用基板の製造方法。 5、上記研磨テープによる第1及び第2の研磨工程は、
上記磁気ディスク用基板の両面を、その背面から回転ロ
ーラで押当てられた前記研磨テープを対向させ挟みつけ
、前記回転ローラの中心軸を前記基板の半径方向に往復
摺動させながら行うことを特徴とする特許請求の範囲第
4項記載の磁気ディスク用基板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63014675A JP2698086B2 (ja) | 1988-01-27 | 1988-01-27 | 磁気ディスク用基板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63014675A JP2698086B2 (ja) | 1988-01-27 | 1988-01-27 | 磁気ディスク用基板及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01192014A true JPH01192014A (ja) | 1989-08-02 |
JP2698086B2 JP2698086B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=11867795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63014675A Expired - Lifetime JP2698086B2 (ja) | 1988-01-27 | 1988-01-27 | 磁気ディスク用基板及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2698086B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1988
- 1988-01-27 JP JP63014675A patent/JP2698086B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2698086B2 (ja) | 1998-01-19 |
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