JPH08123705A - 電気系とケーブル系の障害識別方法及び識別回路 - Google Patents
電気系とケーブル系の障害識別方法及び識別回路Info
- Publication number
- JPH08123705A JPH08123705A JP6255797A JP25579794A JPH08123705A JP H08123705 A JPH08123705 A JP H08123705A JP 6255797 A JP6255797 A JP 6255797A JP 25579794 A JP25579794 A JP 25579794A JP H08123705 A JPH08123705 A JP H08123705A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 二重化構成された装置の電気系とケーブル系
の障害識別方法及び識別回路に関し、電気系とケーブル
系の障害を個別に識別できる電気系とケーブル系の障害
識別方法及び識別回路を提供する。 【構成】 二重化された一方の装置において、電気系の
監視を行ない、該監視結果をもう一方の装置に送り、二
重化された一方の装置におけるケーブルの終端条件によ
って、もう一方の装置においてケーブル系の状態を監視
し、該電気系の監視結果とケーブル系の監視結果とによ
って、電気系とケーブル系の障害を識別するように構成
する。
の障害識別方法及び識別回路に関し、電気系とケーブル
系の障害を個別に識別できる電気系とケーブル系の障害
識別方法及び識別回路を提供する。 【構成】 二重化された一方の装置において、電気系の
監視を行ない、該監視結果をもう一方の装置に送り、二
重化された一方の装置におけるケーブルの終端条件によ
って、もう一方の装置においてケーブル系の状態を監視
し、該電気系の監視結果とケーブル系の監視結果とによ
って、電気系とケーブル系の障害を識別するように構成
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二重化構成された装置
の電気系とケーブル系の障害識別方法及び識別回路に係
り、特に、電気系とケーブル系の障害を個別に識別でき
る電気系とケーブル系の障害識別方法及び識別回路に関
する。
の電気系とケーブル系の障害識別方法及び識別回路に係
り、特に、電気系とケーブル系の障害を個別に識別でき
る電気系とケーブル系の障害識別方法及び識別回路に関
する。
【0002】通信装置や情報処理装置の機能は高度化の
一途をたどっており、それに伴って通信装置や情報処理
装置の信頼性に対する要求は一層高まっている。信頼性
を向上するためには多種多様な技術があるが、装置を二
重化し、相互に情報をやりとりしながら並列運転する技
術が広く用いられている。この場合、二重化された一方
の装置から他方の装置の障害の検知を迅速に、且つ、原
因別に個別に認識できることが要求されている。
一途をたどっており、それに伴って通信装置や情報処理
装置の信頼性に対する要求は一層高まっている。信頼性
を向上するためには多種多様な技術があるが、装置を二
重化し、相互に情報をやりとりしながら並列運転する技
術が広く用いられている。この場合、二重化された一方
の装置から他方の装置の障害の検知を迅速に、且つ、原
因別に個別に認識できることが要求されている。
【0003】障害の原因には、電源系の障害、クロック
系など電気回路の障害、情報をやりとりするケーブル系
の障害などがある。特に、電気回路の障害には多くの種
類がある。障害原因に多くを取上げて、詳細に障害を認
識することも重要ではあるが、そのためには障害監視と
認識のための装置が複雑化し、元来生起確率が低い事象
である障害に対して不必要なコストをかけることにもな
りかねない。
系など電気回路の障害、情報をやりとりするケーブル系
の障害などがある。特に、電気回路の障害には多くの種
類がある。障害原因に多くを取上げて、詳細に障害を認
識することも重要ではあるが、そのためには障害監視と
認識のための装置が複雑化し、元来生起確率が低い事象
である障害に対して不必要なコストをかけることにもな
りかねない。
【0004】ところで、電源系に障害があれば電気回路
は同時に機能を停止するので、電源系とケーブル系の監
視が最も基本的であると考えられ、必要なら、主要な電
気回路の障害と電源系の障害を一体にして認識するのが
適切であると考えられる。この意味で、本発明が対象と
するものは電気系とケーブル系の障害を個別に認識でき
る障害識別方法と識別回路である。
は同時に機能を停止するので、電源系とケーブル系の監
視が最も基本的であると考えられ、必要なら、主要な電
気回路の障害と電源系の障害を一体にして認識するのが
適切であると考えられる。この意味で、本発明が対象と
するものは電気系とケーブル系の障害を個別に認識でき
る障害識別方法と識別回路である。
【0005】
【従来の技術】従来は、二重化装置において相手系の電
気系の障害とケーブル系の障害を識別せずに、相手系に
障害があるとして処理していた。
気系の障害とケーブル系の障害を識別せずに、相手系に
障害があるとして処理していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、二重化された
系の間で情報を交換して常に互いに最新の情報を保持し
ながら並列運転する場合には、相手系の電気系に障害が
あって相手系の動作が停止している場合と、両者の間の
ケーブル系に障害があって相手系の動作は正常な場合と
で、障害復旧時に両者間で行なう情報交換のやり方が異
なってくる。従って、従来のように電気系の障害とケー
ブル系の障害を識別できない二重化さた装置では、障害
からの復旧に長時間を必要とするとともに、復旧作業の
信頼性にも問題を残すことになりかねない。
系の間で情報を交換して常に互いに最新の情報を保持し
ながら並列運転する場合には、相手系の電気系に障害が
あって相手系の動作が停止している場合と、両者の間の
ケーブル系に障害があって相手系の動作は正常な場合と
で、障害復旧時に両者間で行なう情報交換のやり方が異
なってくる。従って、従来のように電気系の障害とケー
ブル系の障害を識別できない二重化さた装置では、障害
からの復旧に長時間を必要とするとともに、復旧作業の
信頼性にも問題を残すことになりかねない。
【0007】本発明は、かかる問題に対処して、二重化
構成された装置の電気系とケーブル系の障害識別方法及
び識別回路について、電気系とケーブル系の障害を個別
に識別できる電気系とケーブル系の障害識別方法及び識
別回路を提供することを目的とする。
構成された装置の電気系とケーブル系の障害識別方法及
び識別回路について、電気系とケーブル系の障害を個別
に識別できる電気系とケーブル系の障害識別方法及び識
別回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理を
説明する図で、二重化されて運転される情報処理装置を
例に図示している。
説明する図で、二重化されて運転される情報処理装置を
例に図示している。
【0009】図1において、1は系間ケーブル、2はA
系の系間通信ユニット、3はA系の中央処理ユニット、
4はA系のワークメモリとしてのランダム・アクセス・
メモリ、5はA系のプログラムを格納しているメモリで
ある読出し専用メモリ、6はA系の入出力ユニットであ
り、2a乃至6aは、B系に設けられている、それぞれ
A系の2乃至6に対応するユニットである。又、系間通
信ユニット2及び2aは電気系情報通知部21、ケーブ
ル情報通知部22及び電気系・ケーブル系障害認識部2
3を備える。
系の系間通信ユニット、3はA系の中央処理ユニット、
4はA系のワークメモリとしてのランダム・アクセス・
メモリ、5はA系のプログラムを格納しているメモリで
ある読出し専用メモリ、6はA系の入出力ユニットであ
り、2a乃至6aは、B系に設けられている、それぞれ
A系の2乃至6に対応するユニットである。又、系間通
信ユニット2及び2aは電気系情報通知部21、ケーブ
ル情報通知部22及び電気系・ケーブル系障害認識部2
3を備える。
【0010】
【作用】図1の構成において、系間通信ユニットは系間
ケーブルを介して、互いの情報を交換する。具体的に
は、電気系情報通知部はそれぞれ自系の電気系の状態を
監視し、相手系に通知し、ケーブル情報通知部は自系で
のケーブルの終端条件によってケーブルの状態を相手系
に通知し、相手系の電気系・ケーブル系障害認識部にお
いて障害を識別する。
ケーブルを介して、互いの情報を交換する。具体的に
は、電気系情報通知部はそれぞれ自系の電気系の状態を
監視し、相手系に通知し、ケーブル情報通知部は自系で
のケーブルの終端条件によってケーブルの状態を相手系
に通知し、相手系の電気系・ケーブル系障害認識部にお
いて障害を識別する。
【0011】即ち、電気系の情報とケーブル系の情報を
個別に通知するので、情報を受け取った系において、相
手系の障害部位を迅速に、且つ、正確に識別できる。
個別に通知するので、情報を受け取った系において、相
手系の障害部位を迅速に、且つ、正確に識別できる。
【0012】
【実施例】図2は、本発明の実施例で、系間通信ユニッ
ト間の情報交換のための回路を片方向のみについて図示
している。
ト間の情報交換のための回路を片方向のみについて図示
している。
【0013】図2において、21は電気系情報通知部
で、ここでは電源の監視のみを行なう例を示しており、
211は電源監視回路、212はバッファ・トランジス
タ、213はアース、214は監視対象の電源である。
22はケーブル情報通知部で、221はアース、222
は正の第一の電源、223は抵抗、224はアースと第
一の電源を切り替えるスイッチである。23は電気系・
ケーブル系障害認識部で、231aは性の第二の電源、
231bは正の第三の電源、232a、232bはアー
ス、233a、233b、233c、233d、233
e、233fは抵抗、234a、234bは論理反転回
路、235は識別回路、236は論理積回路である。
で、ここでは電源の監視のみを行なう例を示しており、
211は電源監視回路、212はバッファ・トランジス
タ、213はアース、214は監視対象の電源である。
22はケーブル情報通知部で、221はアース、222
は正の第一の電源、223は抵抗、224はアースと第
一の電源を切り替えるスイッチである。23は電気系・
ケーブル系障害認識部で、231aは性の第二の電源、
231bは正の第三の電源、232a、232bはアー
ス、233a、233b、233c、233d、233
e、233fは抵抗、234a、234bは論理反転回
路、235は識別回路、236は論理積回路である。
【0014】図2の構成は、電源監視回路は電源が正常
な時に“H”を出力し、通常はケーブル系情報通知部で
は系間ケーブルがアースされる例を図示している。電源
監視回路の出力はNPNトランジスタ212のベースに
印加され、該トランジスタのエミッタはアースされてい
るので、電源が正常な時と系間ケーブルが地絡した時に
は、電気系・ケーブル系障害認識部の抵抗233aと2
33bとの接続点の電位は約0ボルトとなり、電源が異
常な時と系間ケーブルが断線の時には正の電圧になる。
な時に“H”を出力し、通常はケーブル系情報通知部で
は系間ケーブルがアースされる例を図示している。電源
監視回路の出力はNPNトランジスタ212のベースに
印加され、該トランジスタのエミッタはアースされてい
るので、電源が正常な時と系間ケーブルが地絡した時に
は、電気系・ケーブル系障害認識部の抵抗233aと2
33bとの接続点の電位は約0ボルトとなり、電源が異
常な時と系間ケーブルが断線の時には正の電圧になる。
【0015】一方、ケーブル系情報通知部では通常系間
ケーブルがアースされているので、系間ケーブルが正常
な時と地絡した時には、電気系・ケーブル系障害認識部
の抵抗233dと233eの接続点の電位は約0ボルト
となり、系間ケーブルが断線の時には正の電圧になる。
そして、ケーブル系情報通知部で系間ケーブルが抵抗を
介して正の電圧で終端される時には、ケーブルが正常な
時とケーブルが断線した時には、電気系・ケーブル系障
害認識部の抵抗233dと233eの接続点の電位は正
の電圧になり、ケーブルが地絡した時には約0ボルトに
なる。
ケーブルがアースされているので、系間ケーブルが正常
な時と地絡した時には、電気系・ケーブル系障害認識部
の抵抗233dと233eの接続点の電位は約0ボルト
となり、系間ケーブルが断線の時には正の電圧になる。
そして、ケーブル系情報通知部で系間ケーブルが抵抗を
介して正の電圧で終端される時には、ケーブルが正常な
時とケーブルが断線した時には、電気系・ケーブル系障
害認識部の抵抗233dと233eの接続点の電位は正
の電圧になり、ケーブルが地絡した時には約0ボルトに
なる。
【0016】図3は、上記の電位の関係を論理反転回路
234a、234bの出力で見た、図2の構成の真理値
表の図である。図3の真理値表の図のアース終端の場合
において、電源系及びケーブル系の出力は、双方の系が
正常な時には共に“H”、電源が異常でケーブルが正常
な時には“L”と“H”、ケーブルが断線の時には共に
“L”、ケーブルが地絡の時には共に“H”となる。
尚、電源系が“H”でケーブル系が“L”になることは
ない。
234a、234bの出力で見た、図2の構成の真理値
表の図である。図3の真理値表の図のアース終端の場合
において、電源系及びケーブル系の出力は、双方の系が
正常な時には共に“H”、電源が異常でケーブルが正常
な時には“L”と“H”、ケーブルが断線の時には共に
“L”、ケーブルが地絡の時には共に“H”となる。
尚、電源系が“H”でケーブル系が“L”になることは
ない。
【0017】上記のように、双方の系が正常な時にもケ
ーブルが地絡した時にも両方の系の情報出力は共に
“H”であるので、区別することができない。そこで、
両方の系の情報出力が共に“H”であることを論理積回
路で検出し、その出力を相手系のケーブル情報通知部に
送り返し、終端条件を変える。
ーブルが地絡した時にも両方の系の情報出力は共に
“H”であるので、区別することができない。そこで、
両方の系の情報出力が共に“H”であることを論理積回
路で検出し、その出力を相手系のケーブル情報通知部に
送り返し、終端条件を変える。
【0018】図3の真理値表の図の正電源終端の場合に
おいて電源系の情報出力とケーブルの情報出力は、双方
の系が正常な時には“H”と“L”となり、ケーブルが
地絡の時には論理積回路の出力はケーブル情報通知部に
到達しないので双方とも“H”のままで変わらない。
おいて電源系の情報出力とケーブルの情報出力は、双方
の系が正常な時には“H”と“L”となり、ケーブルが
地絡の時には論理積回路の出力はケーブル情報通知部に
到達しないので双方とも“H”のままで変わらない。
【0019】従って、ケーブル情報通知部の終端条件を
切り替えると、双方の系が正常な時にはケーブル情報通
知部の情報出力が変わるので、双方の系が正常か、ケー
ブルが地絡しているかを識別することができる。
切り替えると、双方の系が正常な時にはケーブル情報通
知部の情報出力が変わるので、双方の系が正常か、ケー
ブルが地絡しているかを識別することができる。
【0020】尚、上記においては、図2の構成におい
て、通常はケーブル系情報通知部の終端がアースになっ
ており、又、電源監視回路は電源が正常な時に“H”を
出力している例について説明したが、終端条件や電源が
正常な時の出力レベルが異なる場合には、同じ出力パタ
ーンになるケースとその時の出力パターンが変わるだけ
で、その出力パターンを検出してケーブル系情報通知部
の終端条件を変化させれば電源系とケーブル系の状態を
特定できることは同じである。例えば、ケーブル系情報
通知部において最初に抵抗を介して正の電源で終端して
おき、電源系情報通知部は上と同じ条件で動作させれ
ば、電源が異常な時とケーブルが断線の時に双方の出力
が“L”になるが、この状態を検出してケーブル系情報
通知部をアースに終端するように切り替えれば、ケーブ
ル断の時には出力パターンが変化せず、電源異常の時に
は出力パターンが変化するので、やはり障害原因を特定
できる。
て、通常はケーブル系情報通知部の終端がアースになっ
ており、又、電源監視回路は電源が正常な時に“H”を
出力している例について説明したが、終端条件や電源が
正常な時の出力レベルが異なる場合には、同じ出力パタ
ーンになるケースとその時の出力パターンが変わるだけ
で、その出力パターンを検出してケーブル系情報通知部
の終端条件を変化させれば電源系とケーブル系の状態を
特定できることは同じである。例えば、ケーブル系情報
通知部において最初に抵抗を介して正の電源で終端して
おき、電源系情報通知部は上と同じ条件で動作させれ
ば、電源が異常な時とケーブルが断線の時に双方の出力
が“L”になるが、この状態を検出してケーブル系情報
通知部をアースに終端するように切り替えれば、ケーブ
ル断の時には出力パターンが変化せず、電源異常の時に
は出力パターンが変化するので、やはり障害原因を特定
できる。
【0021】図4は、本発明の第二の実施例である。図
4において、21aは電気系情報通知部で、ここでも電
源の監視のみを行なう例を示しており、211は電源監
視回路、212はバッファ・トランジスタ、213はア
ース、214は監視対象の電源、215は交番信号発生
回路である。22はケーブル系情報通知部で、221は
アースである。23aは電気系・ケーブル系障害認識部
で、231aは正の第二の電源、231bは正の第三の
電源、232a、232bはアース、233a、233
b、233c、233d、233e、233fは抵抗、
234a、234bは論理反転回路、235aは識別回
路である。
4において、21aは電気系情報通知部で、ここでも電
源の監視のみを行なう例を示しており、211は電源監
視回路、212はバッファ・トランジスタ、213はア
ース、214は監視対象の電源、215は交番信号発生
回路である。22はケーブル系情報通知部で、221は
アースである。23aは電気系・ケーブル系障害認識部
で、231aは正の第二の電源、231bは正の第三の
電源、232a、232bはアース、233a、233
b、233c、233d、233e、233fは抵抗、
234a、234bは論理反転回路、235aは識別回
路である。
【0022】図4において、電源監視回路は電源が正常
な時に“H”を出力し、この“H”によって交番信号発
生回路が起動されるものとする。図5は、図4の構成の
真理値表の図である。この場合には、電源系の情報出力
とケーブルの情報出力は、双方が正常な時には交番信号
と“H”、電源のみが異常な時には“L”と“H”、ケ
ーブル断の時には双方とも“L”、ケーブルが地絡して
いる時には双方とも“H”となる。従って、図4の構成
によれば、直ちに障害部位が識別できる。
な時に“H”を出力し、この“H”によって交番信号発
生回路が起動されるものとする。図5は、図4の構成の
真理値表の図である。この場合には、電源系の情報出力
とケーブルの情報出力は、双方が正常な時には交番信号
と“H”、電源のみが異常な時には“L”と“H”、ケ
ーブル断の時には双方とも“L”、ケーブルが地絡して
いる時には双方とも“H”となる。従って、図4の構成
によれば、直ちに障害部位が識別できる。
【0023】図4の構成においては、交番信号発生回路
を電源系情報通知部のみに設ける例で説明したが、ケー
ブル系情報通知部のみに設けても、双方の情報通知部に
設けても、障害部位を識別することが可能なことは容易
に理解できることである。
を電源系情報通知部のみに設ける例で説明したが、ケー
ブル系情報通知部のみに設けても、双方の情報通知部に
設けても、障害部位を識別することが可能なことは容易
に理解できることである。
【0024】尚、上記においては、図1のように二重化
された装置が互いに監視しあえる構成を意識している。
これは、二重化された装置の双方が対等な装置である場
合に有効である。しかし、二重化された装置の双方が機
能的には対等であっても、管理上は対等でない場合もあ
りうる。この場合には互いに監視しあえる構成は必ずし
も必要ではなく、一方のみが他方を監視できればよいこ
とがあることを付記しておく。
された装置が互いに監視しあえる構成を意識している。
これは、二重化された装置の双方が対等な装置である場
合に有効である。しかし、二重化された装置の双方が機
能的には対等であっても、管理上は対等でない場合もあ
りうる。この場合には互いに監視しあえる構成は必ずし
も必要ではなく、一方のみが他方を監視できればよいこ
とがあることを付記しておく。
【0025】又、上記全ての説明においては、電気系と
ケーブル系の障害を個別に認識するまでの技術について
説明し、障害を個別に認識した結果を表示する技術につ
いては説明していないが、これは両系の障害を個別に認
識できればそれを表示する技術は設計上の問題にすぎな
いために省略したものである。
ケーブル系の障害を個別に認識するまでの技術について
説明し、障害を個別に認識した結果を表示する技術につ
いては説明していないが、これは両系の障害を個別に認
識できればそれを表示する技術は設計上の問題にすぎな
いために省略したものである。
【0026】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明により、二重化
構成された装置の電気系とケーブル系の障害識別方法及
び識別回路に関し、電気系とケーブル系の障害を個別に
識別できる電気系とケーブル系の障害識別方法及び識別
回路を実現することができる。これにより、二重化構成
された装置を障害から復旧する際の作業の信頼性を高め
ることができるようになる。
構成された装置の電気系とケーブル系の障害識別方法及
び識別回路に関し、電気系とケーブル系の障害を個別に
識別できる電気系とケーブル系の障害識別方法及び識別
回路を実現することができる。これにより、二重化構成
された装置を障害から復旧する際の作業の信頼性を高め
ることができるようになる。
【図1】 本発明の原理。
【図2】 本発明の実施例。
【図3】 図2の構成の真理値表の図。
【図4】 本発明の第二の実施例。
【図5】 図4の構成の真理値表の図。
1 系間ケーブル 2 A系の系間通信ユニット、2a B系の系間通信ユ
ニット 3 A系の中央処理ユニット、3a B系の中央処理ユ
ニット 4 A系のランダム・アクセス・メモリ、4a B系の
ランダム・アクセス・メモリ 5 A系の読出し専用メモリ、5a B系の読出し専用
メモリ 6 A系の入出力ユニット、6a B系の入出力ユニッ
ト 7 A系のシステム・バス、7a B系のシステム・バ
ス
ニット 3 A系の中央処理ユニット、3a B系の中央処理ユ
ニット 4 A系のランダム・アクセス・メモリ、4a B系の
ランダム・アクセス・メモリ 5 A系の読出し専用メモリ、5a B系の読出し専用
メモリ 6 A系の入出力ユニット、6a B系の入出力ユニッ
ト 7 A系のシステム・バス、7a B系のシステム・バ
ス
Claims (3)
- 【請求項1】 二重化された装置における電気系とケー
ブル系の障害識別方法であって、 少なくとも、二重化された装置の一方の装置において、
電気系の監視を行ない、該監視結果をもう一方の装置に
送り、 少なくとも、二重化された装置の一方の装置におけるケ
ーブルの終端条件によって、もう一方の装置においてケ
ーブル系の状態を監視し、 該電気系の監視結果とケーブル系の監視結果とによっ
て、電気系とケーブル系の障害を識別することを特徴と
する電気系とケーブル系の障害識別方法。 - 【請求項2】 二重化された装置における電気系とケー
ブル系の障害識別回路であって、 少なくとも、 二重化された一方の装置に、 電気系の監視を行ない、該監視結果に対応した論理レベ
ルをもう一方の装置に送る電気系情報通知部と、 系間ケーブルを第一の終端条件で終端し、もう一方の装
置に設けられた、後述する、電気系・ケーブル系識別回
路が出力する信号によっては第二の終端条件に変更でき
るケーブル系情報通知部とを備え、 二重化された装置のもう一方の装置に、 該電気系情報通知部に接続されている系間ケーブルとの
接続点における論理レベルと、該ケーブル系情報通知部
に接続されている系間ケーブルとの接続点における論理
レベルとを監視して、双方の論理レベルの組合せによっ
て電気系とケーブル系の障害を識別し、双方の論理レベ
ルが特定の組合せになった時に該ケーブル系情報通知部
の終端条件を第二の終端条件に変更する信号を出力する
電気系・ケーブル系障害認識部を備えることを特徴とす
る電気系とケーブル系の障害識別回路。 - 【請求項3】 二重化された装置における電気系とケー
ブル系の障害識別回路であって、 少なくとも、 二重化された装置の一方の装置に、 電気系の監視を行ない監視結果に対応した論理レベルを
出力する電気系監視回路を備える電気系情報通知部と、 系間ケーブルを所定の条件で終端するケーブル情報通知
部とを備え、 該電気系情報通知部とケーブル系情報通知部との少なく
とも一方に、該電気系情報通知部の監視結果に対応した
論理レベルや、該ケーブル系情報通知部におけるケーブ
ルの終端条件によって交番信号を発生する交番信号発生
回路を備え、 二重化された装置のもう一方の装置に、 該電気系情報通知部に接続された系間ケーブルとの接続
点におけるレベルと、該ケーブル系情報通知部に接続さ
れた系間ケーブルとの接続点におけるレベルとを監視し
て、電気系とケーブル系の障害を識別する電気系・ケー
ブル系障害認識部を備えることを特徴とする電気系とケ
ーブル系の障害識別回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6255797A JPH08123705A (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 電気系とケーブル系の障害識別方法及び識別回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6255797A JPH08123705A (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 電気系とケーブル系の障害識別方法及び識別回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08123705A true JPH08123705A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17283772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6255797A Withdrawn JPH08123705A (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 電気系とケーブル系の障害識別方法及び識別回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08123705A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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