JP4513356B2 - 制御機器 - Google Patents

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Description

この発明は、2台の制御機器を通信ケーブルで接続し、二重化構成された系において、異常検出とその識別を行なう制御機器の異常検出装置に関するものである。
従来から2台の制御機器を通信ケーブルで接続し、二重化構成された系において、相手機器及び通信ケーブルの異常を検出、判別する技術はあった。しかし、従来の異常検出は、コネクタ外れと相手機器の異常の識別を目的としており、コネクタの部分的な接触不良や、通信ケーブル内の一部の通信線が異常となった場合に、相手機器異常と誤認識してしまう恐れがある(例えば、特許文献1参照)。
また、相手機器若しくは通信線に異常が発生した場合、自機器と相手機器の入出力状態若しくは、自機器と相手機器のLEDの点灯状態から、相手機器若しくは通信線の異常の、検知若しくは判別を行う技術もあるが、これらの技術の場合、自機器及び相手機器における、信号の入出力状態やLEDの点灯状態を監視する第三者が必要であり、自機器の信号の入出力状態のみで、相手機器及び通信線の異常を検知,判別することはできない(例えば、特許文献2,3参照)。
特開平8−123705号公報 特開平8−249258号公報 実開昭62−66351号公報
以上に述べたような従来の制御機器の異常検出装置では、2台の制御機器を通信ケーブルで接続し、二重化構成された系を構築する場合、制御系の機器に異常がある時、待機系の機器は即座に制御を受け継がなければならない。しかし、単純にケーブル内の1本の通信線を用いて制御系の正常・異常を判断しようとすると、制御系が異常を通知しているのか、通信線に異常があるのかの区別ができない。通信線の異常であった場合は、制御系が正常に動作している可能性があり、待機系が制御を受け継ぐと、制御の競合が発生する恐れがあるため、待機系が異常を検知しても制御を受け継ぐべきではないが、 従来の異常検出装置では、通信線の異常が生じた際に、制御系が正常に動作しているか否かを判断することはできない、という問題点があった。
また、突き合わせ電源がケーブル内・コネクタ部等でGNDと短絡した場合、異常通知回路が正常に動作せず、相手機器の状態を誤って判別してしまう恐れがある。従来の異常検出装置では、相手機器及び通信線の異常の検知及び判別において、通信線の異常と相手機器の異常を誤認識してしまう恐れがある。また、自機器及び相手機器における、信号の入出力状態及びLEDの点灯状態を監視する第三者が必要であり、自機器の信号の入出力状態のみで相手機器及び通信線の異常を検知・判別することは不可能である、という問題点があった。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたもので、相手機器及び通信線が、相手機器及び通信線共に正常か異常か、異常である場合、それが通信線の故障か、相手機器の異常か、相手機器の電源断か、電源短絡か、を自機器の信号の入出力状態のみから判別することができ、制御系に異常が発生しても待機系が適切な処置をとることを可能とする制御機器の異常検出装置を得るものである。
この発明に係る制御機器は、一対の制御機器とそれらを接続するケーブルとで構成される制御機器システムに用いられる制御機器であって、前記ケーブルは、第一の出力線と、第一の入力線と、第二の出力線と、第二の入力線と、を有し、前記一対の制御機器のそれぞれは、前記ケーブルが抜けているか、又は前記ケーブルが有する複数の入力線又は出力線の一部が異常な場合に、その異常を示す信号を第一の出力線に出力するケーブル抜け検出出力部と、前記一対の制御機器のうちの他制御機器のケーブル抜け検出出力部から出力される信号を前記第一の入力線を介して入力するケーブル抜け検出入力部と、自制御機器が異常な場合に、その異常を示す信号を出力するエラー検出出力部と、前記他制御機器のエラー検出出力部から出力される信号を前記第二の入力線を介して入力するエラー検出入力部と、前記エラー検出出力部の出力を折返して、当該出力を監視するエラー検出折返し入力部と、を備え、かつ、前記ケーブル抜け検出入力部、エラー検出入力部、及びエラー検出折返し入力部に入力された信号の論理レベルの変化から、前記他制御機器又は前記ケーブルが有する複数の入力線若しくは出力線の一部に発生した異常を検出するものである。
この発明によれば、自機器の信号の入出力状態のみで、相手機器及び通信線の正常・異常を判断することができ、異常状態である場合、具体的に如何なる異常状態かを判別することができる、といった効果を奏する。
実施の形態1.
この発明の第一の実施の形態による制御機器の異常検出装置を、図1乃至図3を用いて説明する。
図1は、この発明の第一の実施の形態による制御機器の異常検出装置の原理を示す構成図である。図1において、2台の制御機器である自制御機器1aと相手制御機器1bは、相手機器及び通信線の異常を検知する通信線50a乃至dと、互いのVCC8aを突き合わせた通信線50eと、互いのGND10aを突き合わせた通信線50fと、2制御機器間でデータの通信を行う通信線50gからなる通信ケーブルで接続されている。また、通信線50e及びfは、断線対策として、複数の信号線から構成されている。
なお、自制御機器1aと相手制御機器1bとは同一構造であるが、以下、自制御機器1a側から見て説明する。
自制御機器1aは、信号処理部2aと異常検出部4aとを備えている。信号処理部2aは、ケーブルの抜け及び通信線の異常を通知するケーブル抜け検出出力aと、ケーブルの抜け及び通信線の異常を検知するケーブル抜け検出入力aと、相手制御機器1bに異常を通知するエラー検出出力aと、エラー検出出力aの出力状態を検知するエラー検出折返し入力aと、自制御機器1aの異常、ケーブル抜け及び、通信線の異常を検知するエラー検出入力aと、VCC8aとGND10aの短絡を検出する電源短絡検出入力aの4入力2出力信号を備える。また、信号処理部2aの2出力である、ケーブル抜け検出出力a及びエラー検出出力aはC-MOS出力である。
そして、異常検出部4aは、通信ケーブルの抜け及び通信線の異常を検出するケーブル抜け検出回路5aと、相手機器の異常を検出するエラー検出回路6aと、VCC8aとGND10aの短絡を検出する電源短絡検出回路7aを備えている。
ケーブル抜け検出回路5aは、ケーブル抜け検出出力信号aをプルアップする抵抗R11aと、ケーブル抜け検出回路入力aをプルダウンする抵抗R12aを備える。
ケーブル抜け検出出力aの出力は、ケーブル抜け検出入力a,エラー検出出力a,エラー検出折返し入力aの3信号の状態により決定する。エラー検出出力aがH,エラー検出折返し入力aがLとなった時、若しくは制御機器1aのケーブル抜け検出入力aがLとなった時の2通りの信号状態ととなった時、信号処理部2aがこれを検出して、制御機器1aのケーブル抜け検出出力にLを出力する。また、上記3信号が、上記2パターン以外の状態のときは、ケーブル抜け検出出力aはHを出力する。
ケーブル抜け検出入力aの入力は、通信線50bが正常であれば、相手制御機器1bのケーブル抜け検出出力bの出力を検知する。
エラー検出回路6aは、エラー検出出力信号をプルダウンするR13aと、シュミットトリガインバータIC19aと、オープンドレイン出力インバータIC18aと、エラー検出折返し入力信号をプルダウンするR14aと、エラー検出入力をプルアップするR15aとを備える。
エラー検出出力aは自制御機器1aが正常な場合、Hを出力する。また、自制御機器1aが異常な場合及び電源短絡検出入力aがLとなった場合、エラー検出出力aよりLが出力される。
また、制御機器1aのエラー検出折返し入力aは、制御機器1aのエラー検出出力aの出力を、IC19a,IC18aを介して自制御機器1a内に折り返して入力する信号である。
そして、エラー検出入力aの入力は、通信線50dが正常であれば、制御機器1bのエラー検出出力bの出力をIC18b,IC19bを介して検知する。
また、自制御機器1aの電源は、異常検出部4aに電源供給を行う電源VCC8aと、その他の回路部に電源供給を行う電源VCC9aとの2系統を備えており、VCC8aは、内部供給電源3aにより、VCC9aから生成される。そして、自制御機器1aの異常検出部電源であるVCC8aと相手制御機器1bの異常検出部電源であるVCC8bとは、通信線50eにより突き合わされている。
同様に、自制御機器のGNDも、異常検出部4aのGNDであるGND10aと、その他の回路部のGNDであるGND11aとの2系統を備え、自制御機器1aの異常検出部GNDであるGND10aと相手制御機器1bの異常検出部GNDであるGND10bとは通信線fにより突き合わされている。
これにより、自制御機器1a及び相手制御機器1bのうち、どちらか一方が電源供給断になった時、もう一方の正常に電源供給されている制御機器により、通信線50e及び50fを介して、電源供給断となった制御機器の異常検出部にも電源供給が行われる。よって、電源供給断となった制御機器は、信号処理部は機能を失うが、自制御機器1a及び相手制御機器1b双方の異常検出部4a,4bは共に機能を維持することができる。
電源短絡検出回路7aは、VCC8aとGND10a間に短絡が発生した場合に、これを検知する回路であるが、電源短絡検出回路7aは、VCC8aとGND10a間の短絡発生時、内部供給電源3aの出力とVCC8a間に電位を発生させる抵抗R16aと、他方の異常検出部電源VCC8bより供給された異常検出電源が、内部供給電源3aの出力に入力されることを防ぐダイオードD17aと、VCC8aとGND10a間に短絡が発生した時、短絡発生を信号処理部2aに通知するシュミットトリガインバータICのIC20aを備える。
この電源短絡検出回路7aにより、VCC8aとGND10a間に短絡が発生していない時、相手機器及び通信線の状態にかかわらず、信号処理部2aにおける電源短絡検出入力aに、Lが入力され、電源短絡発生時は、信号処理部2aにおける電源短絡検出入力aにHが入力される。
このように構成された回路における相手機器及び通信線の状態と、自制御機器1aの信号処理部2aの入出力との関係は、図2に示すようになる。
まず、相手機器1b及び通信線50a乃至50gの全てが正常な時、ケーブル抜け検出出力aはHを出力し、ケーブル抜け検出出力bもHを出力するため、ケーブル抜け検出入力aはHとなる。
また、自制御機器1aが正常な場合、エラー検出出力aもHを出力する。エラー検出出力aよりHが出力されると、IC19aを介して、IC18aにLが入力され、IC18aはオープンドレイン出力インバータICであるため、IC18aの出力はハイインピーダンスとなる。
これにより、エラー検出折返し入力aの入力は、R15bとR14aの分圧比によって決定され、R14aの抵抗値は、R15bの抵抗値に対して非常に大きくなっているため、エラー検出折返し入力aの入力はHとなる。そして、相手制御機器1bも正常なことから、エラー検出出力bもHを出力し、IC18bの出力はハイインピーダンスとなり、エラー検出入力aの入力は、R15aとR14bの分圧によって決定され、R15aの抵抗値は、R14bの抵抗値に対して非常に小さくなっているため、エラー検出入力aの入力はHとなる。
相手制御機器1bの電源断が発生した場合、異常検出部電源VCC8bには、自制御機器1aの異常検出部電源VCC8aより電源供給がされ、異常検出部4bは機能を失わないが、信号処理部電源VCC9bには電源供給されないため、信号処理部2bは機能しない。そのため、ケーブル抜け検出出力b、エラー検出出力bの出力は共にハイインピーダンスとなる。
このため、ケーブル抜け検出入力aの入力はR11bとR12aとの分圧によって決定する。R12aの抵抗値は、R11bの抵抗値に比べて、非常に大きいため、ケーブル抜け検出入力aはHとなる。また、IC19bの入力には、R13bによりプルダウンされ、Lが入力される。よって、IC18aの出力はLとなり、エラー検出入力aにはLが入力される。
ケーブル抜け検出出力a、エラー検出出力aは、自制御機器1aが正常なため、共にHを出力し、エラー検出折返し入力aにもR14aとR15bの分圧比よりHが入力される。
通信線50aが断線、若しくはGNDに短絡するなどしてL固定故障となった場合、ケーブル抜け検出入力bはR12bによりプルダウンされるため、若しくはL固定故障のためLが入力される。これを、信号処理部1bが検知して、ケーブル抜け検出出力bはLを出力し、これにより、ケーブル抜け検出入力aにはLが入力される。また、信号処理部1aが、ケーブル抜け検出入力aにLが入力されたことを検知して、ケーブル抜け検出出力aはLとなる。エラー検出出力aは、自制御機器1aが正常なことからHを出力し、エラー検出折返し入力aにもR14aとR15bの分圧比よりHが入力される。また、相手制御機器1bが正常なことから、エラー検出出力bからHが出力されるため、エラー検出入力aもHとなる。
通信線50bが断線若しくはL固定故障となった場合、ケーブル抜け検出入力aはR12aによるプルダウンのため、若しくはL固定故障のためLが入力され、これによりケーブル抜け検出出力aはLを出力する。エラー検出出力aは、自制御機器1aが正常なことからHを出力し、エラー検出折返し入力aにもR14aとR15bの分圧比よりHが入力される。また、相手制御機器1bが正常なことから、エラー検出出力bからHが出力されるため、エラー検出入力aもHとなる。
通信線50cが断線、若しくはL固定故障となった場合、自制御機器1aが正常なため、エラー検出出力aはHを出力する。これにより、IC18aの出力はハイインピーダンスとなるが、通信線50cが断線している時は、R14aによりプルダウンされるため、若しくはL固定故障のため、エラー検出折返し入力にはLが入力される。エラー検出出力bは相手制御機器1bが正常なためHを出力し、これによりエラー検出入力aにはHが入力される。
また、エラー検出出力aはH、エラー検出折返し入力はLのため、信号処理部2aがこれを検出して、ケーブル抜け検出出力aはLを出力する。これにより、ケーブル抜け検出入力bもLが入力され、これを信号処理部2bが検知してケーブル抜け検出出力bはLとなり、ケーブル抜け検出入力aはLが入力される。
通信線50dが断線、若しくはL固定故障となった場合、エラー検出入力aには、R15aによるプルアップによりHが入力される。また、L固定故障となった時には、エラー検出入力aには強制的にLが入力される。この時、相手制御機器1bにおけるエラー検出出力bはH、エラー検出折返し入力bはLとなるため、信号処理部1bがこれを検出して、ケーブル抜け検出出力bよりLが出力される。そのため、ケーブル抜け検出出力a、ケーブル抜け検出入力aには共にLが入出力される。
また、エラー検出出力aは制御機器1aが正常なため、エラー検出折返し出力は、R14aとR15bの分圧比より、共にHが入出力される。
相手制御機器1bが異常の場合、エラー検出出力bがLを出力するため、エラー検出入力aにはLが入力される。また、その他の信号である、ケーブル抜け検出出力a、ケーブル抜け検出入力a、エラー検出出力a、エラー検出折返し入力aは自制御機器1a、通信線いずれも正常なため、すべてHが入出力される。
異常検出部電源のVCC8a若しくはVCC8bと、異常検出部GNDのGND10aとGND10bが短絡した場合、VCC8aとGND10a間に発生する短絡電流により、R13aに電位が発生する。これにより、VCC8aはLとなるが、内部供給電源3aから見てR16aより内側の電位はHに保たれる。このため、IC20aの電源は正常に供給され、IC20aは正常に動作する。そして、VCC8aの電位は短絡時LとなるためIC20aはHを出力し、電源短絡検出入力aにHが入力される。これを信号処理部2aが検知して、エラー検出出力aはLを出力し、IC18aの出力はLとなるため、エラー検出折返し入力aはLが入力される。この時、相手制御機器1bにおいても、VCC8bとGND10bの短絡は発生するため、エラー検出出力bはLを出力し、よって、エラー検出入力aはLとなる。
また、ケーブル抜け検出出力aは自制御機器1aが正常なため、ケーブル抜け検出入力aはR12aとR11bの分圧比より、共にHが入出力される。
以上に図2を用いて説明した、相手機器及び通信線の状態と、信号処理部2aにおける信号の入出力状態との関係を、信号処理部2aにおける入力信号の状態により区別すると、図3に示すような、相手機器及び通信線の状態と信号処理部2aにおける入力信号状態の組合せが得られる。
上述の説明から、図2に示すように、制御機器1aの信号処理部2aにおける4本の入力信号、すなわち、ケーブル抜け検出入力,エラー検出折返し入力,エラー検出入力,電源異常検出入力が、それぞれ、H,H,H,Lとなった場合、自制御機器1aは、相手機器及び通信ケーブル共に正常と判別することが可能となる。
また、上述の説明から、図2に示すように、制御機器1aの信号処理部2aにおける4本の入力信号であるケーブル抜け検出入力,エラー検出折返し入力,エラー検出入力,電源異常検出入力が、それぞれ、H,H,L,Lとなった場合、自制御機器1aは、相手機器電源断と判別することが可能となる。
また、上述の説明から、図2に示すように、制御機器1aの信号処理部2aにおける4本の入力信号であるケーブル抜け検出入力,エラー検出折返し入力,エラー検出入力,電源異常検出入力が、それぞれ、L,H,H,Lとなった場合、自制御機器1aは、通信線a断線,通信線b断線,通信線c断線,通信線aのL固定故障,通信線bのL固定故障のいずれかと判別することが可能となる。
また、上述の説明から、図2に示すように、制御機器1aの信号処理部2aにおける4本の入力信号であるケーブル抜け検出入力,エラー検出折返し入力,エラー検出入力,電源異常検出入力が、それぞれ、L,L,H,Lとなった場合、自制御機器1aは、通信線c断線,全通信線断線,通信線cのL固定故障のいずれかと判別することが可能となる。
また、上述の説明から、図2に示すように、制御機器1aの信号処理部2aにおける4本の入力信号であるケーブル抜け検出入力,エラー検出折返し入力,エラー検出入力,電源異常検出入力が、それぞれ、L,H,L,Lとなった場合、自制御機器1aは、通信線dのL固定故障と判別することが可能となる。
また、上述の説明から、図2に示すように、制御機器1aの信号処理部2aにおける4本の入力信号であるケーブル抜け検出入力,エラー検出折返し入力,エラー検出入力,電源異常検出入力が、それぞれ、H,L,L,Hとなった場合、自制御機器1aは、VCC8aとGND10aが短絡したと判別することが可能となる。
この発明の実施の形態による異常検出装置の構成図。 この発明の実施の形態による異常検出装置の、信号処理部の4入力と、相手機器及び通信線の相対関係を示す図。 この発明の実施の形態による異常検出装置の、相手機器および通信線の状態と、信号処理部の4入力の組合せ状態の相対関係を示す図。
符号の説明
1a,1b 制御機器
2a,2b 信号処理部
3a,3b 内部供給電源
4a,4b 異常検出部
5a,5b ケーブル抜け検出回路
6a,6b エラー検出回路
7a,7b 電源短絡検出回路
50a,50b,50c,50d,50e,50f,50g 通信線

Claims (5)

  1. 一対の制御機器とそれらを接続するケーブルとで構成される制御機器システムに用いられる制御機器であって、
    前記ケーブルは、第一の出力線と、第一の入力線と、第二の出力線と、第二の入力線と、を有し、
    前記一対の制御機器のそれぞれは、
    前記ケーブルが抜けているか、又は前記ケーブルが有する複数の入力線又は出力線の一部が異常な場合に、その異常を示す信号を第一の出力線に出力するケーブル抜け検出出力部と、
    前記一対の制御機器のうちの他制御機器のケーブル抜け検出出力部から出力される信号を前記第一の入力線を介して入力するケーブル抜け検出入力部と、
    自制御機器が異常な場合に、その異常を示す信号を出力するエラー検出出力部と、
    前記他制御機器のエラー検出出力部から出力される信号を前記第二の入力線を介して入力するエラー検出入力部と、
    前記エラー検出出力部の出力を折返して、当該出力を監視するエラー検出折返し入力部と、を備え、かつ、
    前記ケーブル抜け検出入力部、エラー検出入力部、及びエラー検出折返し入力部に入力された信号の論理レベルの変化から、前記他制御機器又は前記ケーブルが有する複数の入力線若しくは出力線の一部に発生した異常を検出する、
    ことを特徴とする制御機器。
  2. 他制御機器又はケーブルが有する複数の入力線若しくは出力線の一部に異常がある場合、ケーブル抜け検出入力部、エラー検出入力部、及びエラー検出折返し入力部に入力された信号の論理レベルの変化から、他制御機器かケーブルが有する複数の入力線若しくは出力線のいずれに異常があるのかを識別することを特徴とする請求項1に記載の制御機器の異常検出装置。
  3. ケーブルが有する複数の入力線若しくは出力線のが全て断線した場合、ケーブル抜け検出入力部、エラー検出入力部、及びエラー検出折返し入力部に入力された信号の論理レベルの変化から、その断線を検出し、他制御機器の異常時とは区別することを特徴とする請求項1または2に記載の制御機器の異常検出装置。
  4. ケーブルが有する複数の入力線若しくは出力線のいずれか一本が断線となった場合、ケーブル抜け検出入力部、エラー検出入力部、及びエラー検出折返し入力部に入力された信号の論理レベルの変化から、前記断線を検出し、他制御機器の異常時とは区別することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制御機器の異常検出装置。
  5. ケーブルが有する複数の入力線若しくは出力線のいずれかがL 固定故障となった場合、ケーブル抜け検出入力部、エラー検出入力部、及びエラー検出折返し入力部に入力された信号の論理レベルの変化から、前記断線を検出し、他制御機器の異常時とは区別することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の制御機器の異常検出装置。
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