JPH08123232A - 離型性ローラ - Google Patents
離型性ローラInfo
- Publication number
- JPH08123232A JPH08123232A JP25562794A JP25562794A JPH08123232A JP H08123232 A JPH08123232 A JP H08123232A JP 25562794 A JP25562794 A JP 25562794A JP 25562794 A JP25562794 A JP 25562794A JP H08123232 A JPH08123232 A JP H08123232A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core metal
- anodic oxidation
- cored bar
- film
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プライマー塗布やサンドブラスト処理するこ
となく、離型層の芯金に対する密着度を向上することが
できる離型性ローラを提供する。 【構成】 円筒状の芯金２と、その芯金２の表面に形成
される離型層３とから構成されている定着ローラ１は、
アルミニウムの芯金２を用いており、この芯金２の管内
外面に陽極酸化膜４，５を生成し、そして、芯金２の外
面には陽極酸化膜４上にフッ素樹脂繊維を巻き付け、加
熱することにより上記離型層３を形成している。
となく、離型層の芯金に対する密着度を向上することが
できる離型性ローラを提供する。 【構成】 円筒状の芯金２と、その芯金２の表面に形成
される離型層３とから構成されている定着ローラ１は、
アルミニウムの芯金２を用いており、この芯金２の管内
外面に陽極酸化膜４，５を生成し、そして、芯金２の外
面には陽極酸化膜４上にフッ素樹脂繊維を巻き付け、加
熱することにより上記離型層３を形成している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、レーザプリンタ等の画像形成装置の定着に用いられ
る定着ローラや、リサイクルコピー機あるいはカラーコ
ピー（偽札等）判定機用の搬送ローラなどに適用される
離型性ローラに関する。
リ、レーザプリンタ等の画像形成装置の定着に用いられ
る定着ローラや、リサイクルコピー機あるいはカラーコ
ピー（偽札等）判定機用の搬送ローラなどに適用される
離型性ローラに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、画像形成装置に装着される定着ロ
ーラとしては、離型性に優れたフッ素樹脂を芯金基体に
被覆したものが用いられている。また最近、トナーの熱
融着を利用したリサイクルコピー機やカラーコピー（偽
札等）検知器などが発表されているが、これらの装置に
おいても搬送時の汚れ防止のために離型性表面を有する
搬送ローラが必要とされている。
ーラとしては、離型性に優れたフッ素樹脂を芯金基体に
被覆したものが用いられている。また最近、トナーの熱
融着を利用したリサイクルコピー機やカラーコピー（偽
札等）検知器などが発表されているが、これらの装置に
おいても搬送時の汚れ防止のために離型性表面を有する
搬送ローラが必要とされている。
【０００３】例えばフッ素樹脂皮膜を施して離型性を有
するようにしたローラの製造方法としては、湿式塗装、
粉体塗装、チューブ融着が良く知られているが、機能面
からみると、近年の高画質化、高速化の要求に伴って、
離型性に優れたより平滑な表面精度（Ｒａ １μｍ以
下、好ましくは０．２μｍ以下）を有し、トナーへの熱
伝導に有利なように膜厚を薄膜化（３０μｍ以下、好ま
しくは１０μｍ以下）したものが求められている。また
静電気によるトラブルを避けるため、離型層の導電化も
求められている。
するようにしたローラの製造方法としては、湿式塗装、
粉体塗装、チューブ融着が良く知られているが、機能面
からみると、近年の高画質化、高速化の要求に伴って、
離型性に優れたより平滑な表面精度（Ｒａ １μｍ以
下、好ましくは０．２μｍ以下）を有し、トナーへの熱
伝導に有利なように膜厚を薄膜化（３０μｍ以下、好ま
しくは１０μｍ以下）したものが求められている。また
静電気によるトラブルを避けるため、離型層の導電化も
求められている。
【０００４】コスト面から考えるとフッ素樹脂は高価な
ため、材料歩留まりがコストに影響する。また最近では
低コストの追及から、海外を含め製造拠点の多様化があ
り、これに対応するためには作業環境がクリーンなこと
や装置が簡易・小型であることが有利である。これらの
観点から、従来の製造方法を評価すると以下の表１のよ
うになる。
ため、材料歩留まりがコストに影響する。また最近では
低コストの追及から、海外を含め製造拠点の多様化があ
り、これに対応するためには作業環境がクリーンなこと
や装置が簡易・小型であることが有利である。これらの
観点から、従来の製造方法を評価すると以下の表１のよ
うになる。
【０００５】
【表１】
【０００６】これより、湿式塗装や粉体塗装では材料歩
留まりが悪く、高価なフッ素樹脂ではコスト高になり、
作業環境においても不利であることが判る。更には高い
面精度を得るためには研磨等の加工が必要である等の問
題もある。またチューブ融着では、離型層を薄くするこ
とが困難である。
留まりが悪く、高価なフッ素樹脂ではコスト高になり、
作業環境においても不利であることが判る。更には高い
面精度を得るためには研磨等の加工が必要である等の問
題もある。またチューブ融着では、離型層を薄くするこ
とが困難である。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来法の
長所・短所に照らし、本出願人は、第１に材料歩留ま
り、作業環境、装置に関してチューブ融着と同等の利点
を有し、かつ３０μｍ以下の膜厚が可能であり、第２に
更に表面精度に優れ、第３に導電性を有した膜の製造も
可能な方法として、樹脂繊維を芯金基体に巻回した後、
熱融着させ、必要な場合には融着時に加圧する方法を公
知ではないが先に提案している。
長所・短所に照らし、本出願人は、第１に材料歩留ま
り、作業環境、装置に関してチューブ融着と同等の利点
を有し、かつ３０μｍ以下の膜厚が可能であり、第２に
更に表面精度に優れ、第３に導電性を有した膜の製造も
可能な方法として、樹脂繊維を芯金基体に巻回した後、
熱融着させ、必要な場合には融着時に加圧する方法を公
知ではないが先に提案している。
【０００８】しかしながら、この方法においては離型層
の芯金に対する良好な密着性を得るには芯金へのプライ
マー塗布やサンドブラスト処理が必要になる。そして、
プライマー塗布においてはプライマーを均一に塗布する
ことが困難であり、プライマー層のバラツキにより、離
型性ローラ内に温度ムラが生じてしまう。また、サンド
ブラスト処理においてはそれだけでは離型層の芯金に対
する密着度が十分とは言えない。
の芯金に対する良好な密着性を得るには芯金へのプライ
マー塗布やサンドブラスト処理が必要になる。そして、
プライマー塗布においてはプライマーを均一に塗布する
ことが困難であり、プライマー層のバラツキにより、離
型性ローラ内に温度ムラが生じてしまう。また、サンド
ブラスト処理においてはそれだけでは離型層の芯金に対
する密着度が十分とは言えない。
【０００９】本発明は、上記事情に鑑み、プライマー塗
布やサンドブラスト処理することなく、離型層の芯金に
対する密着度を向上することができる離型性ローラを提
供することを課題としている。
布やサンドブラスト処理することなく、離型層の芯金に
対する密着度を向上することができる離型性ローラを提
供することを課題としている。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、アルミニウム基体の少なくとも外表面を
陽極酸化処理して陽極酸化膜を形成し、該陽極酸化膜を
形成した芯金の外表面にフッ素樹脂繊維を巻き、加熱融
着させてなることを特徴としている。
に、本発明は、アルミニウム基体の少なくとも外表面を
陽極酸化処理して陽極酸化膜を形成し、該陽極酸化膜を
形成した芯金の外表面にフッ素樹脂繊維を巻き、加熱融
着させてなることを特徴としている。
【００１１】さらに、上記課題を解決するために、本発
明は、アルミニウム基体の内外表面を陽極酸化処理して
陽極酸化膜を形成し、該陽極酸化膜を形成した芯金に導
電物質を含有させたフッ素樹脂繊維を巻き、加熱融着さ
せてなることを特徴としている。
明は、アルミニウム基体の内外表面を陽極酸化処理して
陽極酸化膜を形成し、該陽極酸化膜を形成した芯金に導
電物質を含有させたフッ素樹脂繊維を巻き、加熱融着さ
せてなることを特徴としている。
【００１２】さらに、上記課題を解決するために、アル
ミニウム基体の内外表面を陽極酸化処理して陽極酸化膜
を形成し、該陽極酸化膜を形成した芯金の外表面にフッ
素樹脂繊維を巻き、加熱融着させてなることを特徴とし
ている。
ミニウム基体の内外表面を陽極酸化処理して陽極酸化膜
を形成し、該陽極酸化膜を形成した芯金の外表面にフッ
素樹脂繊維を巻き、加熱融着させてなることを特徴とし
ている。
【００１３】
【作用】上記構成によれば、アルミニウム基体の外表面
を陽極酸化処理した芯金を用い、該芯金にフッ素樹脂繊
維を巻き加熱融着させてなるので、芯金の内外面には多
孔質の層が形成されてからフッ素樹脂繊維を巻き加熱融
着させるため、芯金の外面の陽極酸化膜によって離型層
の密着性が高められる。
を陽極酸化処理した芯金を用い、該芯金にフッ素樹脂繊
維を巻き加熱融着させてなるので、芯金の内外面には多
孔質の層が形成されてからフッ素樹脂繊維を巻き加熱融
着させるため、芯金の外面の陽極酸化膜によって離型層
の密着性が高められる。
【００１４】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。
明する。
【００１５】図１は、本発明に係る離型性ローラとして
の定着ローラを示す説明図である。図１において、定着
ローラ１は円筒状の芯金２と、その芯金２の表面に形成
される離型層３とから構成されている。本実施例の定着
ローラ１は、アルミニウムの芯金２を用いており、この
芯金２の管の内外面に陽極酸化膜４，５を生成し、そし
て、芯金２の外面には陽極酸化膜４上に例えば、テトラ
フルオロエチレン-パーフルオロアルキルビニルエーテ
ル共重合体（ＰＦＡ）等のフッ素樹脂繊維を巻き付け、
加熱することにより上記離型層３を形成している。な
お、図１では陽極酸化膜４，５を誇張して示している。
の定着ローラを示す説明図である。図１において、定着
ローラ１は円筒状の芯金２と、その芯金２の表面に形成
される離型層３とから構成されている。本実施例の定着
ローラ１は、アルミニウムの芯金２を用いており、この
芯金２の管の内外面に陽極酸化膜４，５を生成し、そし
て、芯金２の外面には陽極酸化膜４上に例えば、テトラ
フルオロエチレン-パーフルオロアルキルビニルエーテ
ル共重合体（ＰＦＡ）等のフッ素樹脂繊維を巻き付け、
加熱することにより上記離型層３を形成している。な
お、図１では陽極酸化膜４，５を誇張して示している。
【００１６】かく構成の定着ローラ１は、その製造に際
し、芯金２の管内外面に陽極酸化膜３，４を生成するこ
とにより、芯金２の内外面には多孔質の膜が形成され
る。従って、芯金２の外面の陽極酸化膜４によって離型
層３の密着性が向上し、プライマー塗布をすることなく
良好な密着性が得られる。また、芯金２の内面の陽極酸
化膜５は黒色に近づいた着色されることにより、内部に
ヒーターを設置した場合に熱吸収効率が高められる。
し、芯金２の管内外面に陽極酸化膜３，４を生成するこ
とにより、芯金２の内外面には多孔質の膜が形成され
る。従って、芯金２の外面の陽極酸化膜４によって離型
層３の密着性が向上し、プライマー塗布をすることなく
良好な密着性が得られる。また、芯金２の内面の陽極酸
化膜５は黒色に近づいた着色されることにより、内部に
ヒーターを設置した場合に熱吸収効率が高められる。
【００１７】なお、陽極酸化膜４，５の生成法として
は、通常の硫酸浴皮膜でよいが、硫酸ニッケル等の着色
による内面を黒色化すれば、熱吸収効率を更に向上する
ことができる。但し、このようにして芯金２の内面の陽
極酸化膜５を生成させた場合、耐熱性から着色した陽極
酸化膜５が劣化する場合がある。
は、通常の硫酸浴皮膜でよいが、硫酸ニッケル等の着色
による内面を黒色化すれば、熱吸収効率を更に向上する
ことができる。但し、このようにして芯金２の内面の陽
極酸化膜５を生成させた場合、耐熱性から着色した陽極
酸化膜５が劣化する場合がある。
【００１８】本発明の他の実施例としては、フッ素樹脂
繊維として例えばカーボン等の導電性物質を含有させた
フッ素樹脂繊維を使用することにより、離型性層３に導
電性を持たせ、正帯電トナーの付着を防止するようにす
ることができる。
繊維として例えばカーボン等の導電性物質を含有させた
フッ素樹脂繊維を使用することにより、離型性層３に導
電性を持たせ、正帯電トナーの付着を防止するようにす
ることができる。
【００１９】なお、上記実施例では芯金２の管の内外面
に陽極酸化膜４，５を生成したが、この場合管の内外面
に電極を配置する手間がかかるので、芯金２の外面にの
み陽極酸化膜４を形成するようにしてもよい。この場合
でも芯金２の外面の陽極酸化膜４によって離型層３の密
着性が向上することができる。
に陽極酸化膜４，５を生成したが、この場合管の内外面
に電極を配置する手間がかかるので、芯金２の外面にの
み陽極酸化膜４を形成するようにしてもよい。この場合
でも芯金２の外面の陽極酸化膜４によって離型層３の密
着性が向上することができる。
【００２０】また、フッ素樹脂繊維の加熱法としては、
電気炉や外部ヒーターの加熱、電磁誘導の加熱等が考え
られる。
電気炉や外部ヒーターの加熱、電磁誘導の加熱等が考え
られる。
【００２１】
【発明の効果】請求項１に構成によれば、芯金の内外面
には多孔質の層が形成されてからフッ素樹脂繊維を巻き
加熱融着させるため、芯金の外面の陽極酸化膜によって
離型層の密着性が高められる。
には多孔質の層が形成されてからフッ素樹脂繊維を巻き
加熱融着させるため、芯金の外面の陽極酸化膜によって
離型層の密着性が高められる。
【００２２】請求項２に構成によれば、離型性ローラ表
面に正帯電トナーの付着を防止するようにすることがで
きる。
面に正帯電トナーの付着を防止するようにすることがで
きる。
【００２３】請求項３に構成によれば、芯金の内外面に
は多孔質の層が形成されてからフッ素樹脂繊維を巻き加
熱融着させるため、離型層の密着性が高められるだけで
なく、内面が黒色に近づくことにより、内部にヒーター
を設置した場合に熱吸収効率も良好になる。
は多孔質の層が形成されてからフッ素樹脂繊維を巻き加
熱融着させるため、離型層の密着性が高められるだけで
なく、内面が黒色に近づくことにより、内部にヒーター
を設置した場合に熱吸収効率も良好になる。
【図１】本発明に係る離型性ローラとしての定着ローラ
を示す説明図である。
を示す説明図である。
１ 定着ローラ ２ 芯金 ３ 離型層 ４，５ 陽極酸化膜
Claims (3)
- 【請求項１】 アルミニウム基体の少なくとも外表面を
陽極酸化処理して陽極酸化膜を形成し、該陽極酸化膜を
形成した芯金の外表面にフッ素樹脂繊維を巻き、加熱融
着させてなることを特徴とする離型性ローラ。 - 【請求項２】 アルミニウム基体の内外表面を陽極酸化
処理して陽極酸化膜を形成し、該陽極酸化膜を形成した
芯金に導電物質を含有させたフッ素樹脂繊維を巻き、加
熱融着させてなることを特徴とする離型性ローラ。 - 【請求項３】 アルミニウム基体の内外表面を陽極酸化
処理して陽極酸化膜を形成し、該陽極酸化膜を形成した
芯金の外表面にフッ素樹脂繊維を巻き、加熱融着させて
なることを特徴とする離型性ローラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25562794A JPH08123232A (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 離型性ローラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25562794A JPH08123232A (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 離型性ローラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08123232A true JPH08123232A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17281384
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25562794A Pending JPH08123232A (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 離型性ローラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08123232A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9454116B2 (en) * | 2015-01-14 | 2016-09-27 | Kyocera Document Solutions Inc. | Fixing device including a fixing member to which heat resistant coating is applied and image forming apparatus |
| US11130355B2 (en) | 2018-03-19 | 2021-09-28 | Ricoh Company, Ltd. | Contact member, printing device, and printing method |
| US11312161B2 (en) | 2019-03-14 | 2022-04-26 | Ricoh Company, Ltd. | Contacting member, drying device, and printing apparatus |
| US11660887B2 (en) | 2019-05-14 | 2023-05-30 | Ricoh Company, Ltd. | Contacting member containing a fluoresin fiber layer |
| US11801692B2 (en) | 2019-09-03 | 2023-10-31 | Ricoh Company, Ltd. | Printing device, contact member, and drying device |
-
1994
- 1994-10-20 JP JP25562794A patent/JPH08123232A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9454116B2 (en) * | 2015-01-14 | 2016-09-27 | Kyocera Document Solutions Inc. | Fixing device including a fixing member to which heat resistant coating is applied and image forming apparatus |
| US11130355B2 (en) | 2018-03-19 | 2021-09-28 | Ricoh Company, Ltd. | Contact member, printing device, and printing method |
| US11312161B2 (en) | 2019-03-14 | 2022-04-26 | Ricoh Company, Ltd. | Contacting member, drying device, and printing apparatus |
| US11660887B2 (en) | 2019-05-14 | 2023-05-30 | Ricoh Company, Ltd. | Contacting member containing a fluoresin fiber layer |
| US11801692B2 (en) | 2019-09-03 | 2023-10-31 | Ricoh Company, Ltd. | Printing device, contact member, and drying device |
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