JPS634283A - 定着用ロ−ラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産、、−の渾ＪＩ１ 本発明は、−般にはローラの構造に関するものであり、
特に電子写真記録袋と、レーザービームプリンター、フ
ァクシミリ、複写袋２を等の定着装置に使用される定着
用ローラに関するものである。

−の　　　°　　び１１．　　　点 従来、電子写真等の画像形成法によって形成された未定
着画像（以下「トナー像」と呼ぶ）を紙等の記録材に定
着する定着装置としては加熱定着方式が採用されている
。この種の加熱定着装置は熱源を備えた加熱ローラと、
該加熱ローラに圧接する加圧ローラとを具備し、該二つ
のロールの間にトナー像を支持した紙を挿入し、紙上に
てトナー像を溶融しそして定着画像を得るようにａ成さ
れる。

このとき、加熱溶融されたトナーは紙に固着するだけで
なく、当接しているローラ表面にも付着する（オフセッ
ト現象と呼ぶ）、該オフセット現象を防出するために、
加熱ローラ表面をオフセット現象が生じにくくするとか
、又オフセットしたトナーを容易に清浄化する工夫がな
されている。

例えば、その−例としては、ローラ表面部材を雌型性の
よいシリコーンゴムにするとか、あるいは特公昭５９−
９７０４号にあるようにそのシリコーンゴムの中へシリ
コーンオイルを含浸させたりして＃型性の向上をはかつ
ている。

又、他の方法−しては、ｔＪ、ｓ、Ｐ、第２，９０９．
９７１号にあるように外部よりローラ表面にオイルを塗
布しこのオイルの効果によりオフセット現象を少なくす
ることも試みられている。

しかしながら、上記各方法は初期使用時においては、完
全ではないにしてもトナーのオフセットを実質的に防１
トし得て好適なものであるが、表層材の経時変化、或い
は耐久劣化、更にはオイルの含浸又は塗布を必要とする
方法にあっては表層材がオイル膨潤によりその離型性又
は初期形状を維持できず、耐久性（寿命）に問題があっ
た。

このような問題点を解決するべく、特公昭５８−４３７
４０号に開示されるようにシリコーンゴムの表面をテフ
ロンチューブで覆ったり、特開昭５３−５４０３５号に
開示されるように耐油性のあるゴムで覆うといった方法
が執られているが、前者の場合は、ゴム硬度が高くなり
ニップが十分には得られず定着性が悪いという欠点、テ
フロンチューブが長期の使用によりゴム層から剥離し耐
久性がないといった欠点があり、更に又製造工程が複雑
であるという欠点があった。又、後者の場合は離型性の
点で未だ問題がある。

本発明者は、上記問題を解決するべく定着用ローラの構
造について研究した結果、ローラ表層に４弗化エチレン
樹脂多孔質体を形成することにより上記諸問題を解決し
、耐久性及び離型性のよい定着用ローラを提供し得るこ
とを見出した０本発明は斯る新規な知見に基づくもので
ある。

１１立ユ］ 従って、本発明の主たる目的は、上記の如き従来のロー
ラが有する欠点を除去し、良好な耐久性を有し、雌型性
にも優れた定着用ローラを提供することである。

本発明の他の目的は、低コストでしかも大量生産するこ
とが可ｆ距な定着用ローラを提供することである。

・・　占　　　　るための 上記諸口的は本発明に係る定着用ローラによって達成さ
れる。要約すれば本発明は、円筒形芯金上に４弗化エチ
レン樹脂連続多孔質体から成る表層を形成し、該４弗化
エチレン樹脂連続多孔質体の延伸方向が円筒形芯金の母
線に対して直角方向となるようにしたことを特徴とする
定着用ローラである。又好まし−い実施態様によると、
芯金と表層との間には耐熱性弾性体から成る中間層が設
けられる。

更に詳しく本発明に係る定着用ローラについて説明する
。

４弗化エチレン樹脂連続多孔質体は、限定されるもので
はないが、好ましくはシート状物品、つまり４弗化エチ
レン樹脂連続多孔質体フィルムとされ、その延伸方向が
円筒形芯金の母線に対して直角方向となるように該芯金
に巻き付けることにより配設される。該４弗化エチレン
樹脂連続多孔質体フィルムは、任意の材料にて製造し得
るが通常アルミニウム製の円筒形状とされる芯金表面上
に弗素樹脂系プライマーを介して接着される。４弗化エ
チレン樹脂連続多孔質体層の厚みは限定されるものでは
ないが、約０．５〜２ｍｍとされる。この時、４弗化エ
チレン樹脂連続多孔質体フィルムのローラ芯金への接着
性を増大せしめるためにプライマーと４弗化エチレン樹
脂連続多孔賀体層との間に厚さ５０路程度のＦＥＰ樹脂
シートを介設しても良い、更には、芯金と４弗化エチレ
ン樹脂連続多孔質体層との間に弗素ゴム、シリコーンゴ
ム等の如き耐熱性弾性体から成る中間層を設けることも
可能である。斯る中間層を設けることにより、定着ロー
ラとして使用した場合の定着性及び紙等の搬送性等をも
向上せしめ得る。該中間層の厚さは、熱伝導等を考慮に
入れると０．３〜０．５ｍｍ程度が好ましいであろう。

本発明者の研究、実験によると、上述のように芯金の周
方向に４弗化エチレン樹脂連続多孔質体フィルムの延伸
方向を一致せしめる構造とした場合には、例えばローラ
に爪等の剥離部材が当接している構成においても、耐久
寿命が飛躍的に増大し、−例を挙げれば従来のローラ構
造又は本発明のローラ構造においても延伸方向を芯金の
母線方向に一致させた場合のローラ構造にて３０００〜
５０００枚であったのが３万枚へと増大した。

更に、本発明の構造によれば、ローラ表層土にシリコー
ンオイルを塗布しオフセット効果を向上せしめる場合に
おいても、例えばシリコーンオイル１００００ｃｓ　（
信越化学株式会社製、ＫＦ９６Ｈ）を４弗化エチレン樹
脂連続多孔質体表層に塗布すると、Ｊ４ｉめで均一に且
つ充分に濡れ、良好なオフセット効果を得ることができ
た。

笈ム１ 直径４０ｍ’ｍ、長さ３２０　ｍ　ｍのアルミニウム製
中空の芯金の表面に弗素樹脂系プライマーを２５μ程度
塗布し、その上に平均孔径５〜１０．の孔を有した、厚
さ１ｍｍの４弗化エチレン樹脂連続多孔質体シート（商
品名、ボアフロン：住友電工株式会社製）を加熱接着し
た。シートの継ぎ目は、第２図に図示されるように、１
０ｍｍ程度重ね合わせて接着した０本実施例においては
、このときシートとシートとの間の重ね合せ部にＦＥＰ
樹脂の５０．シートを介設し、熱融着した。この場合は
アルミニウム芯金を１１ｍｍ輻で深さ０゜５ｍｍ程度の
溝を形成することによりシートの継ぎ目が目立たず、又
定着性もムラなくすぐれていることがわかった。

このようにして製造したローラを画像形成装置の定着用
ローラとして使用した結果良好な定着性と耐久性を発揮
した。

１見立盈１ 本発明に係る定着用ローラは上述のように構成されるた
めに、良好な耐久性を有し、離型性にも優れ、更には低
コストでしかも大量生産することが可能であるという利
点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る定着用ローラの一実施例を示す
断面図である。 １：芯金 ２：４弗化エチレン樹脂連続多孔質体表層３：耐熱性弾
性体層

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）円筒形芯金上に４弗化エチレン樹脂連続多孔質体か
   ら成る表層を形成し、該４弗化エチレン樹脂連続多孔質
   体の延伸方向が円筒形芯金の母線に対して直角方向とな
   るようにしたことを特徴とする定着用ローラ。 ２）４弗化エチレン樹脂連続多孔質体はシート状物品で
   あり、延伸方向が円筒形芯金の母線に対して直角方向と
   なるように該芯金に巻回されて成る特許請求の範囲第１
   項記載の定着用ローラ。 ３）円筒形芯金上に耐熱性弾性体から成る中間層及び４
   弗化エチレン樹脂連続多孔質体から成る表層を順次形成
   し、該４弗化エチレン樹脂連続多孔質体の延伸方向が円
   筒形芯金の母線に対して直角方向となるようにしたこと
   を特徴とする定着用ローラ。 ４）４弗化エチレン樹脂連続多孔質体はシート状物品で
   あり、延伸方向が円筒形芯金の母線に対して直角方向と
   なるように耐熱性弾性体中間層上に巻回されて成る特許
   請求の範囲第３項記載の定着用ローラ。 ５）耐熱性弾性体は弗素ゴム又はシリコーンゴムにて形
   成されて成る特許請求の範囲第３項又は第４項記載の定
   着用ローラ。