JPH0812021A - 搬送設備における物品滞留装置および物品滞留方法 - Google Patents

搬送設備における物品滞留装置および物品滞留方法

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JPH0812021A
JPH0812021A JP17479594A JP17479594A JPH0812021A JP H0812021 A JPH0812021 A JP H0812021A JP 17479594 A JP17479594 A JP 17479594A JP 17479594 A JP17479594 A JP 17479594A JP H0812021 A JPH0812021 A JP H0812021A
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JP17479594A
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Iwao Ikegami
巖 池上
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KOURITSU GIJUTSU KENKYUSHO KK
Kyoshin Kogyo KK
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KOURITSU GIJUTSU KENKYUSHO KK
Kyoshin Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送ラインにおいて一時的に物品を滞留させ
るための滞留装置を、簡単かつ安価な構成にて提供す
る。 【構成】 複数のラックユニットを上下に間隔を置いて
吊下げ、そのラックユニットとローラコンベヤユニット
あるいはベルトコンベヤユニット等の搬送コンベヤのロ
ーラもしくはベルトとが相互に干渉することなくラック
ユニツトを搬送面SRより下方の位置と上方の位置との
間で昇降させ得るように構成し、ラックユニットを搬送
面の下方から上方へ吊上げることによってラックユニツ
ト上に搬送面上の物品を移載させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は各種物品の連続製造設
備や倉庫などの搬送ラインにおいて、その搬送途中で物
品を一時的に滞留(保留)させるための滞留装置および
その滞留装置を用いた滞留方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種物品の連続製造設備においては、ロ
ーラコンベヤなどの搬送ラインによって素材や中間製品
を各製造工程に順次搬送し、さらに最終製品を包装工程
や出荷位置に搬送することが行なわれている。このよう
な搬送ラインにおいては、素材や中間製品あるいは最終
製品を、その搬送ラインの中途で一時的に短時間だけ滞
留させておく必要が生じることがある。例えばパンやス
ポンジケーキ等のパン・ケーキ類あるいは麺類、さらに
は蒲鉾や竹輪等の練製品の製造工程においては、素材粉
末の混練の後に、材料になじみや腰あるいはすわりを与
えるために、短時間室温でそのまま保持(エージング)
したい場合があり、またベーキング等の加熱を行なった
後に、室温でそのまま放冷したい場合がある。これらの
場合に、搬送ラインにより対象物品を移動させつつ前述
のようなエージングや放冷を行なおうとすれば、搬送ラ
インを著しく長くせざるを得なくなる。一方エージング
や放冷のために物品を搬送ラインから一旦ライン外へ取
出してしまうことは、工程の連続化を損ない、作業性を
悪くさせる。そこでこのような場合には、搬送ラインの
中途において物品を一時的に滞留させて、エージングや
放冷等を行なうことが望まれる。また例えば、前工程と
後工程との間での処理速度に差がある場合においても、
その前後の工程の間の搬送ライン中途で物品を滞留させ
たいことがある。そのほか、倉庫の搬送ラインにおい
て、倉庫内からの製品の送り出しが連続的に行なわれる
一方、出荷は間欠的に行なわれる場合などにおいても、
搬送ラインの中途で一時的に物品を滞留させたいことも
ある。
【0003】このように搬送ラインの中途において物品
を一時的に滞留、保留させるための装置としては、本願
発明者等は既に特開平2−225210号、実開平2−
132008号において、2基の多段ラックを搬送ライ
ンの中途にその搬送ラインにおける搬送方向に並べて設
けておき、搬送途中の物品を多段ラック内に順次収納
し、かつ順次搬送ライン上に戻すようにした装置を提案
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記各提案の装置は、
搬送ラインの中途で物品を滞留させる機能の点では充分
であるが、物品を多段ラック内に収納するための機構が
複雑かつ高価とならざるを得ない問題があり、また機構
の複雑化に伴なって装置のメンテナンスも容易ではなく
なるという問題がある。
【0005】この発明は以上の事情を背景としてなされ
たもので、簡単かつ安価な構成にて、搬送ライン途中で
の物品の滞留を行なえるようにした装置およびそれを使
用した滞留方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述のような目的を達成
するため、この発明の搬送設備における物品滞留装置
は、基本的には、物品を載置して水平に移送するための
搬送面を有する搬送ユニットと、物品を水平に載置し得
る載置部を有する複数のラックユニットと、その複数の
ラックユニットを水平状態に保ったまま上下に所定間隔
を置いて吊上げるための吊上げ部材と、その吊上げ部材
を昇降させるための昇降駆動装置とを有し、前記搬送ユ
ニットおよびラックユニットは、搬送ユニットの搬送面
とラックユニットの載置部とが互いに干渉することな
く、ラックユニットを搬送ユニットの搬送面より下方の
位置と上方の位置との間で昇降させ得るように構成され
ていることを特徴とするものである。
【0007】また請求項2の発明の滞留装置は、請求項
1の発明の装置において、前記吊上げ部材が、全体とし
て可撓性を有するチェーンもしくは条体によって作られ
ており、かつ前記複数のラックユニットが、吊上げ部材
における上下に所定間隔を置いた位置に取付けられてい
ることを特徴とするものである。
【0008】そしてまた請求項3の発明の物品滞留装置
は、請求項1の物品滞留装置において、前記搬送ユニッ
トが、複数のローラを水平方向に配列してなるローラコ
ンベヤユニットによって構成されており、その複数のロ
ーラの上面が前記搬送面とされているものである。
【0009】さらに請求項4の発明の物品滞留装置は、
請求項1の物品滞留装置において、前記搬送ユニット
が、無端環状のベルトもしくはチェーンを有してなる1
または2以上の無端環状コンベヤからなり、その無端環
状コンベヤの上面が前記搬送面とされているものであ
る。
【0010】さらにまた請求項5の物品滞留方法は、請
求項1に記載された物品滞留装置を使用する方法につい
てのものであって、請求項1に記載の搬送設備における
物品滞留装置を用いて対象物品を滞留させるにあたり、
予め前記複数のラックユニットを前記搬送ユニットの搬
送面よりも下方の位置に待機させておき、搬送ユニット
の搬送面上に物品が送り込まれた状態で前記吊上げ部材
を上昇させて、その吊上げ部材により最上段のラックユ
ニットを搬送面の下方から上方へ移動させて搬送面上の
物品をラックユニットの載置面上に移載し、さらに搬送
面上に新たに物品が送り込まれるたびごとに前記吊上げ
部材を上昇させて、順次ラックユニットを搬送面の下方
から上方へ移動させてその物品を各ラックユニットの載
置面に載置させ、これによって搬送面の上方位置におい
て各ラックユニットにより各物品を滞留させ、その後吊
上げ部材を下降させて各ラックユニットを搬送ユニット
の搬送面の下方位置まで下降させ、これにより順次ラッ
クユニットの載置面上の物品を搬送面上に移載して搬送
ユニットにより物品を順次排出させることを特徴とする
ものである。
【0011】
【作用】この発明の物品滞留装置においては、物品を水
平に載置する載置部を有する複数のラックユニットは、
それぞれ吊上げ部材によって水平状態を保ったまま上下
に所定間隔を置いて吊上げることができる。ここで、搬
送ユニットとラックユニットは、搬送ユニットの搬送面
とラックユニットの載置部とが互いに干渉することな
く、ラックユニットを搬送面よりも下方の位置と上方の
位置との間で昇降させ得るように構成されている。した
がって搬送ユニットの搬送面上に移送されて来た物品を
滞留させるにあたっては、予め複数のラックユニットを
搬送面よりも下方の位置に待機させておき、最上段のラ
ックユニットを吊上げ部材によって搬送面の上方へ引上
げれば、搬送面上の物品がラックユニットの載置面上に
移載される。すなわち、物品は搬送ユニットによる移送
が行なわれない状態となり、ラックユニットに載置され
た状態で滞留せしめられることになる。このようにして
順次複数のラックユニットを搬送面より下方の位置から
上方の位置へ引上げることによって、搬送面上の物品を
順次各ラックユニットの載置面上に移載し、各物品を搬
送ユニットの上方空間に吊上げた各ラックユニット上に
おいて滞留させることができる。
【0012】上述のようにして滞留されていた物品の搬
送を再開するにあたっては、吊上げ部材を下降させてラ
ックユニットを降下させ、搬送面の上方から搬送面を通
過してその下方へ至らせる。ラックユニットが搬送面を
通過する際には、ラックユニット上の物品は搬送面上に
残り、その搬送面上を搬送ユニットによって水平方向へ
移送させることになる。このようにして順次ラックユニ
ットを搬送面の下方まで下降させることにより、各ラッ
クユニット上の物品を搬送ユニットの搬送面上に戻し、
順次水平方向へ移送させることができる。
【0013】ここで、吊上げ部材として全体として可撓
性を有するチェーンもしは条体を用いている場合には、
各ラックユニット間において吊上げ部材を撓ませること
ができるから、各ラックユニットを搬送面の下方におい
て待機させる際に、各ラックユニットを搬送面の下方の
固定面上に積重ねた状態(各ラックユニットが上下に接
した状態)でラックユニットを待機させておくことがで
きる。
【0014】また搬送ユニットとしては、複数のローラ
を水平方向に配列してなるローラコンベヤ、あるいは無
端環状のベルトを水平方向に配設したベルトコンベヤ、
さらには無端環状のチェーンを水平方向に配設したチェ
ーンコンベヤなどを用いることができる。
【0015】
【実施例】図1にこの発明の実施例の滞留装置を適用し
た搬送設備の一例の全体を示し、図2および図3にその
滞留装置の主要な構成ユニットを示し、さらに図4〜図
7にその滞留装置の動作状況を段階的に示す。この実施
例では、滞留装置の搬送ユニットとしては、ローラコン
ベヤが用いられる。
【0016】図1において、対象物品4を搬送させるた
めの主搬送ライン1は、主として通常のローラコンベヤ
1aによって構成されており、この主搬送ライン1の所
定箇所の側方には、この発明で特徴とする2基の滞留装
置2A,2Bが互いに並列状となるようかつ主搬送ライ
ン1に対して直角となるように配設されている。主搬送
ライン1と各滞留装置2A,2Bとの間には、同じくロ
ーラコンベヤからなる中継用コンベヤ3A,3Bが配設
されている。なお主搬送ライン1における各中継用コン
ベヤ3A,3Bに対応する部分には、主搬送ライン1上
の対象物品4を主搬送ライン1による主搬送方向および
それに直角な方向の両方向に移送可能となるよう、ボー
ルコンベヤ1b,1cが配設されている。
【0017】さらに各滞留装置2A,2Bについて説明
する。なお滞留装置2Aと滞留装置2Bとは同一の構成
であるから、一方のみについて説明する。各滞留装置2
A,2Bは、それぞれ1台のローラコンベヤユニット6
と、複数(図の例では6基)のラックユニット7A〜7
Fと、各4本の吊上げ部材8A〜8Dと、駆動ユニット
9と、これらの各要素を支持するための上下2段のフレ
ームユニット10A,10Bとによって構成されてい
る。
【0018】前記各フレームユニット10A,10Bは
チャンネル材等によって全体として直方体の稜線をなす
ように作られたものであって、図示しないボルト等によ
って上下に着脱可能に結合されている。なお図示の例で
は上下2段に積重ねた構成としているが、後述するよう
に上下3段以上に積重ねることも可能であり、またもち
ろん1段のみでも良い。
【0019】ローラコンベヤユニット6は、図2に詳細
に示すように、正逆両方向へ駆動可能な複数本の駆動ロ
ーラ11と、自由回転可能な複数本のフリーローラ12
とを交互に所定間隔を置いて並列状に配置し、かつ各駆
動ローラ11、フリーローラ12の各端部を支持する支
持アーム13を、下方の長矩形状の基枠14から垂直に
立設してなるものである。このようなローラコンベヤユ
ニット6は、前述の上下2段のフレームユニット10
A,10Bのうち下段のフレームユニット10B内に収
容され、基枠14の部分がフレームユニット10Bの下
部にボルト等により着脱可能に固定されている。なお駆
動ローラ11としては、図示の例では内部に駆動用モー
タを組込んだものを示しているが、場合によっては外部
から任意の駆動手段によって駆動する構成としても良い
ことは勿論である。
【0020】一方ラックユニット7A〜7Fは、図2、
図3に示すようにそれぞれ平行な2本の長い棒状の枠部
材15a,15bの間に複数の短い棒材16を所定間隔
を置いて差し渡して、全体として梯子状となるように構
成したものである。なお複数の棒材16は、物品を載置
するための載置部17を構成している。ここで、複数の
棒材16は、その配設ピッチP1がローラコンベヤユニ
ット6のローラ(駆動ローラ11、フリーローラ12の
両者を含む)のピッチP2と等しく、かつ各棒材16の
相互の間隔S1がローラコンベヤユニット6のローラの
外径Rよりも大きくなるように定められている。また枠
部材15a,15bの相互の間隔S2は、ローラコンベ
ヤユニット6の幅(正確には各ローラについての両端の
支持アーム13の外側間の距離)W1よりも大きくなる
ように定められている。したがって各ラックユニット7
A〜7Fは、水平状態を保ったまま、ローラコンベヤユ
ニットの各ローラ11,12およびその支持アーム13
と干渉することなく、各ラックユニット7A〜7Fの棒
材16の部分(載置部17)をローラコンベヤユニット
6の各ローラ11,12の間を通過させて、各ローラ1
1,12の上面位置(ローラ面すなわち搬送面)の上方
位置と下方位置との間で昇降させることができる。
【0021】上述のような複数のラックユニット7A〜
7Fは、図3中に示すようにそれぞれ吊上げ部材として
の4本のチェーン8A〜8Dによって駆動ユニット9か
ら吊下げられている。すなわち各ラックユニット7A〜
7Fの各枠部材15a,15bの外面側には、例えば爪
状あるいはピン状の係止部18a,18bが左右対称な
位置に設けられており、かつその左右の係止部18a,
18bの間隔S2は、下方のラックユニットほど小さく
なるように定められている。一方駆動ユニット9の4隅
部分からは、後に改めて説明するようにチェーン8A〜
8Dが巻上げ、繰り下げ可能に吊下げられており、これ
らのチェーン8A〜8Dが各ラックユニット7A〜7F
の係止部18a,18bに着脱可能に係合している。な
お上下の各ラックユニット7A〜7Fの係止部18a,
18bに対するチェーン8A〜8Dの係合位置は、チェ
ーン8A〜8Dの長さ方向に予め定めた間隔に設定され
ている。ここで、各ラックユニット7A〜7Fの左右の
係止部18a,18bの間隔S2は、下方のラックユニ
ットほど小さくなるように定められているから、ラック
ユニット7A〜7Fの吊上げ時にはチェーン8A〜8D
は傾斜状に張られることになる。
【0022】駆動ユニット9は、上下のフレームユニッ
ト10A,10Bのうち、最上段のフレームユニット1
0Aの上面にボルト等によって着脱可能に固定されてお
り、図3に詳細に示すように、長矩形状をなす基枠20
の4隅近くにピローブロック21A〜21Dが配設さ
れ、かつピローブロック21A,21C間に支軸22a
が、またピローブロック21B,21D間に支軸22b
がそれぞれ回転自在に架け渡されており、各支軸22
a,22bには、前記各チェーン8A〜8Dを駆動ユニ
ット9から吊下げるべく各チェーン8A〜8Dにそれぞ
れ噛合う吊下用スプロケット23a〜23dが設けら
れ、さらに支軸22bにはチェーン8A,8Cを中継す
るべくチェーン8A,8Cに噛合う中継用スプロケット
24a,24bが設けられている。そして各チェーン8
A〜8Dの先端部は、重錘25に結合されて、スプロケ
ット24a,23b,24b,23dから垂下されてい
る。また支軸22bは、基枠20の上面に固定されたギ
ヤドモータ等の正逆両方向へ回転駆動可能な回転駆動源
27によって、ベルト等の回転伝達機構28を介して回
転せしめられるように構成されている。
【0023】以上の図1〜図3に示される滞留装置2
A,2Bの動作、使用時の状況について図1および図4
〜図7を参照して以下に説明する。
【0024】搬送・滞留の対象となる物品4は、主とし
てローラコンベヤ1aからなる主搬送ライン1によっ
て、図1の左上方から右下方へ向けて水平に送られて来
る。なお物品4としては図示の例ではコンテナが示され
ており、実際にはこのコンテナに素材や中間製品、ある
いは最終製品等が載ることになるが、図面では省略す
る。もちろん素材や製品の形状等によっては、コンテナ
を用いずに直接素材や製品をローラコンベヤ上に載せて
も良い。
【0025】主搬送ライン1によって、ボールコンベヤ
1bの位置まで送られて来た物品4は、図示しないプッ
シャ等によって送り方向が直角に転換されて、中継用コ
ンベヤ3Aを経て滞留装置2A内に送り込まれ、ローラ
コンベヤユニット6のローラ11,12上(ローラ面=
搬送面SR上)に載置される。この状態を図4に示す。
なおこの状態では各チェーン8A〜8Dは最大限繰出さ
れて、各ラックユニット7A〜7Fがローラ11,12
の下方において互いに上下に接して積重ねられた(待機
状態)状態となっている。そして各ラックユニット7A
〜7Fの間のチェーン8A〜8Dの各余剰分は、下方へ
U状に湾曲した状態で垂れ下がっている。
【0026】上述のような状態から、駆動ユニット9の
ギヤドモータ等の回転駆動源27を動作させれば、その
回転駆動力は回転伝達機構28、支軸22bに与えら
れ、スプロケット24a,24b,23a〜23dを介
してチェーン8A〜8Dが上昇せしめられる。これによ
って図5に示すように先ず最上段のラックユニット7A
が水平状態を保ったまま上方へ吊上げられる。そしてラ
ックユニット7Aがローラ面SRを通過する際に、ロー
ラ面SR上に載置されていた物品4は、ラックユニット
7Aにおける載置部17としての複数の棒材16上に掬
い上げられる。すなわち、ローラコンベヤユニット6の
ローラ11,12上からラックユニット7A上に移載さ
れたことになる。この状態を図6に示す。
【0027】その後、チェーン8A〜8Dの上昇を一旦
停止させ、その間前記同様にして主搬送ライン1から順
次いくつかの物品4がローラコンベヤユニット6のロー
ラ面SR上に送り込まれれば、再び駆動ユニット9の回
転駆動源27を動作させてチェーン8A〜8Dを上昇さ
せ、2段目のラックユニット7Bをローラ面SRの下方
位置から上方位置まで上昇させる。これによってローラ
面SR上の物品4がラックユニット7Bに移載され、順
次同様にしてラックユニット7C〜7Fを上昇させるこ
とによって、そのラックユニット7C〜7Fにも物品4
を移載することができる。なおラックユニット7Fに物
品4の移載が終了した段階では、全てのラックユニット
7A〜7Fがローラ面SRよりも上方に位置することに
なる。この状態を図7に示す。なおここではチェーン8
A〜8Dによるラックユニット7A〜7Fの吊上げを間
欠的に行なうものとして説明したが、ローラコンベヤユ
ニット6内への物品4の搬入のタイミングが適切である
場合には、ラックユニット7A〜7Fの吊上げを連続的
に行なうこともできる。
【0028】以上のようにして、一方の滞留装置2Aが
満杯になれば、主搬送ライン1における物品4をローラ
コンベヤ1cの位置から中継コンベヤ3Bを経て他方の
滞留装置2B内に送り込み、その他方の滞留装置2Bの
各ラックユニット7A〜7Fにも同様にして物品4を順
次収容することができる。
【0029】その後、各滞留装置2A,2B内に収容さ
れていた物品を主搬送ライン1に戻すにあたっては、上
述とは全く逆の動作を行なわせれば良い。すなわち例え
ば滞留装置2Aにおける回転駆動源27を逆方向へ動作
させ、チェーン8A〜8Dを所定長さだけ降下させる。
このとき、先ず最下段のラックユニット7Fがローラコ
ンベヤユニット6のローラ面SRを上方から下方へ通過
し、その際にラックユニット7Fの載置部17(複数の
棒材16)上の物品4がローラ面SR上に残る。そこで
ローラコンベヤユニット6の駆動ローラ11を前述の場
合とは逆方向へ動作させれば、物品4がローラ面SR上
を中継コンベヤ3Aへ向けて移送され、滞留装置2A内
から中継コンベヤ3Aに排出され、さらにその中継コン
ベヤ3Aにより主搬送ライン1のボールコンベヤ1b上
に送られ、図示しない適宜のプッシャー等により主搬送
ライン1のローラコンベヤ1aによって主搬送ライン1
のライン方向に沿って移送される。次に下から2段目の
ラックユニット7Eがローラ面SRを上方から下方へ通
過すれば、そのラックユニット7E内の物品4がローラ
面SR上に移載され、前記同様にして主搬送ライン1に
戻り、以下順次同様にしてラックユニット7D〜7A内
の物品4が主搬送ライン1へ戻ることになる。
【0030】以上の動作において、各ラックユニット7
A〜7Fにおける左右の係止部18a,18bは、その
間隔が下段のラックユニットほど小さくなるように定め
られているため、各ラックユニット7A〜7Fの吊上げ
時には、チェーン8A〜8Dは斜めに張られることにな
る。そのため、チェーン8A〜8Dが平行(垂直)に張
られている場合と比較して、前後方向(滞留装置2A,
2Bへの物品4の搬入・搬出方向と平行な方向)へのラ
ックユニット7A〜7Fの揺動が規制されて極めて安定
となる。そして各ラックユニット7A〜7Fがローラ面
の下方に積重ねられる際には、上下の隣り合うラックユ
ニット間では係止部18a,18bの位置が水平方向に
ずれるため、その間でチェーン8A〜8Dの余剰分がU
字状に撓むことになる。そのため、各ラックユニット7
A〜7F間のチェーン8A〜8Dの余剰分が係止部18
a,18bにからんだり、チェーン相互間でからんだり
することが有効に防止される。したがって各ラックユニ
ット7A〜7Fを吊上げる際においても、係止部18
a,18bに対するチェーン8A〜8Dのからみや、チ
ェーン8A〜8D自体のからみなどによって円滑な吊上
げが妨げられたりすることが防止される。
【0031】なお以上の実施例において、各滞留装置2
A,2Bにおける物品の収容能力を増大させたい場合に
は、チェーン8A,8Bから吊下げるラックユニット7
A〜7Fの数を増やし、さらには上下に積重なっている
フレームユニット10A,10Bの数を増せば良いが、
チェーン8A〜8Dは各ラックユニット7A〜7Fの係
止部18a,18bに対して着脱可能に係合しており、
また上下のフレームユニット10A,10Bの相互間も
着脱可能に連結されているから、ラックユニット7A〜
7Fの増設、フレームユニット10A,10Bの段数増
加は極めて容易に行なうことができる。また実施例の如
きユニット構造によれば、例えば入口部分の狭い建屋内
に設置する場合においても、ユニットごとに分解された
状態で建屋内に搬入し、建屋内の設置箇所で簡単に組立
てることができる。
【0032】図8には、この発明の滞留装置において、
搬送ユニットとしてローラコンベヤユニットを用いた場
合のローラコンベヤユニット6およびラックユニット7
A〜7Fの部分の他の例を示す。
【0033】図8において、ローラコンベヤユニット6
の各駆動ローラ11およびフリーローラ12は、それぞ
れ2つ以上(図示の例では2つ)の単位駆動ローラ11
A,11B、単位フリーローラ12A,12Bを所定間
隔を置いて直列状に並べた構成とされている。そして各
一方の単位ローラ11A,12Aの両端は、それぞれ支
持アーム13a,13bによって支持され、各他方の単
位ローラ11B,12Bの両端はそれぞれ支持アーム1
3c,13dによって支持されており、各支持アーム1
3bと各支持アーム13cとの間には間隔が置かれてい
る。
【0034】一方各ラックユニット7A〜7Fは、長矩
形状をなす枠体32内の幅方向中央部分と両側部分と
に、その長さ方向に沿ってそれぞれ棒状の中間支持部材
33Aおよび両側支持部材33B,33Cが差し渡され
ている。ここで、ラックユニット7A〜7Fの中間支持
部材33Aと両側支持部材33B,33Cとの間の間隔
S3は、ローラコンベヤユニット6における支持アーム
13a,13bの外縁部間の幅(支持アーム13c,1
3dの外縁部間の幅に等しい)W2よりも大きくなるよ
うに定められている。また枠体32の長辺側の外面に
は、チェーン8A〜8Dが着脱可能に結合される前記同
様な係止部18a,18bが左右対称に設けられてい
る。
【0035】図8に示すような例においても、各ラック
ユニット7A〜7Fをチェーン8A〜8Dによって昇降
させるにあたって、各ラックユニット7A〜7Fがロー
ラコンベヤユニット6の各単位ローラ11A,11B;
12A,12Bと干渉することなく、各ラックユニット
7A〜7Fをローラ面の下方と上方との間で昇降させ、
これによってローラコンベヤユニット6のローラ面と各
ラックユニット7A〜7Fとの間で物品の移載を行なう
ことができる。
【0036】さらに図9には、多数の滞留装置、例えば
5基の滞留装置2A〜2Eを設けた場合の配置例を平面
的に示す。なお各滞留装置2A〜2Eの具体的な構成は
いずれも既に述べた滞留装置2A,2Bと同様である。
【0037】図9において、主搬送ライン1は、ローラ
コンベヤ1aを主体とするものであるが、各滞留装置2
A〜2Eに対応する部分は、既に述べた図1の実施例と
同様に、搬送方向を転換し得るようにボールコンベヤ1
b〜1fによって構成されており、各ボールコンベヤ1
b〜1fと各滞留装置2A〜2Eとの間にはそれぞれ中
継用コンベヤ3A〜3Eが配設されている。
【0038】ここで、図9に示されるような設備の場合
には、滞留装置2A〜2Eに滞留させた物品をその滞留
装置2A〜2Eから排出する際に、時間的に先に滞留装
置2A〜2E内に収容した物品から先に排出することが
できる。すなわち所謂先入れ先出し方式を適用すること
ができる。その場合の動作例を図10〜図13に段階的
に示す。
【0039】この場合、先ず図10に示すように主搬送
ライン1の搬送方向最先端側の第1番目の滞留装置2A
は空けておき、第2番目の滞留装置2Bに主搬送ライン
1によって送られて来た物品4−11〜4−16を順次
収容する。このとき、最初に収容された物品4−11は
最上段に位置し、後に収容された物品4−12〜4−1
6は順次その下側に位置することになる。
【0040】そして第2番目の滞留装置2Bが満杯にな
れば、図11に示すように次の第3番目の滞留装置2C
に同様に物品4−21〜4−24を収容して行き、以下
順次同様にして第4番目、第5番目の滞留装置2D,2
Eに順次物品を収容して行く。一方、第2番目の滞留装
置2Bが前述のようにして満杯になった後、図11中に
示すようにその第2番目の滞留装置2B内の物品4−1
1〜4−16を一旦主搬送ライン1の側へ排出し、その
主搬送ライン1の一部を経て第1番目の滞留装置2A内
に順次収容する。このとき、第1番目の滞留装置2A内
における物品4−11〜4−16の積上げ順序は、第2
番目の滞留装置2B内に収容されていた時の順序とは丁
度逆となる。すなわち、最初に第2番目の滞留装置2B
に収容された物品4−11が、第1番目の滞留装置2A
の最下段に位置し、遅れて収容された物品ほど上段側に
位置することになる。
【0041】このようにして第2番目の滞留装置2B内
の物品4−11〜4−16が全て第1の滞留装置2Aに
再収容された後、第3番目の滞留装置2C内の物品を一
旦排出して前記同様に第2番目の滞留装置2B内に再収
容し、以下順次同様な過程を繰返す。最終的に第5番目
の滞留装置2E内に収容されていた物品4−41〜4−
46が第4番目の滞留装置2D内に再収容された状態を
図12に示す。各滞留装置2A〜2D内においては、い
ずれも先に収容された物品ほど下段側に位置しているこ
とになる。なおこの状態で第5番目の滞留装置2Eは空
となっている。
【0042】その後、物品の収容を開始してから所定時
間が経過し、最初に収容した物品についてエイジングや
放冷等が終了すれば、図13に示すように第1番目の滞
留装置2Aから順次物品4−11〜4−16を主搬送ラ
イン1へ排出して行く。このとき、第1番目の滞留装置
2Aの最下段の物品4−11が最初に排出され、以下順
次上方の物品4−12〜4−16が排出される。これ
は、滞留装置2A〜2Eを通じて最初に収容された物品
が最初に排出され、以下順次2番目以降の物品が、その
収容順に従って排出されることを意味する。その後同様
にして第2番目以降の各滞留装置2B〜2Dから順次主
搬送ライン1へ物品を排出する。
【0043】以上のようにして、滞留装置2A〜2Eへ
の収容順序に従って各物品を順次排出すること、すなわ
ち先入れ先出しを行なうことができる。したがって各物
品の滞留時間を同じ時間とすることができるから、滞留
時間に厳密さを要求される場合に最適である。
【0044】なお各滞留装置2A〜2Eのそれぞれの内
部における各ラックユニット7A〜7F(図1参照)に
複数の物品が載置されている場合にも、図10〜図13
に示されるような方式を適用することによって、同じラ
ックユニット内の複数個の物品の間においても先入れ先
出しが行なわれることは勿論である。
【0045】図14には、滞留装置の搬送ユニットとし
てベルトコンベヤユニットを用いた例における、ベルト
コンベヤユニット51およびラックユニット7A〜7F
の部分を示す。
【0046】図14において、ベルトコンベヤユニット
51は、二つのベルトコンベヤ51A,51Bを並列状
にかつその上面(搬送面)が水平となるように配設した
構成とされている。各ベルトコンベヤ51A,51B
は、無端環状のベルト53A,53Bを駆動ローラ55
と従動ローラ57との間に架け渡した構成とされ、駆動
ローラ55および従動ローラ57はそれぞれ支持アーム
59によって支持され、駆動ローラ55は図示しない回
転駆動手段に連結されている。さらにベルト53A,5
3Bの上面側の部分の下面側には、ベルト53A,53
Bをローラ55,57間で水平に支持するためのベット
61が設けられており、これらのベッド61は支持アー
ム63によって支持されている。
【0047】ラックユニット7A〜7Fは、図8に示し
たものと同様に構成されている。そしてラックユニット
7A〜7Fの中間支持部材33Aと両側支持部材33
B,33Cとの間の間隔S4よりもベルトコンベヤ51
A,51Bの幅W3が小さくなるように定められてい
る。
【0048】図14に示すような例においても、各ラッ
クユニット7A〜7Fをチェーン8A〜8Dによって昇
降させるにあたって、各ラックユニット7A〜7Fがベ
ルトコンベヤユニット51の各ベルトコンベヤ51A,
51Bと干渉することなく、各ラックユニット7A〜7
Fを搬送面の下方と上方との間で昇降させ、これによっ
てローラコンベヤユニット6の搬送面と各ラックユニッ
ト7A〜7Fとの間で物品の移載を行なうことができ
る。
【0049】なお図14に示すベルト53A,53Bの
代りに、無端環状のチェーンを用い、いわゆるチェーン
コンベヤとしても良いことは勿論である。
【0050】
【発明の効果】この発明の搬送設備における物品滞留装
置によれば、ラックユニットを搬送ユニットの搬送面の
下方位置から上方へ吊上げることによって搬送ユニット
の搬送面上の物品をラックユニット上に移載し、ラック
ユニットを搬送面上方で吊上げ状態のまま保持しておく
だけで物品の滞留を行なうことができ、したがって装置
の構成が簡単で安価となるとともに、駆動装置の数も少
なくて済み、メンテナンスも極めて容易となる等の効果
が得られる。
【0051】また特に請求項2の発明の滞留装置の場
合、吊上げ部材が可撓性を有するチェーンもしくは条体
によって作られているため、複数のラックユニットを搬
送ユニットの搬送面の下方位置において待機させておく
に際し、吊上げ部材を撓ませて複数のラックユニットを
積重ねた状態としておくことができ、そのため収容能力
を大きくするべく多数のラックユニットを用いる場合に
も、搬送面の高さをさほど高くする必要がなく、したが
って装置のコンパクト化を図れるとともに、搬送面の高
さを既設の搬送ラインの高さに合わせ、これによって既
設の搬送ラインに容易に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の滞留装置を適用した搬送
設備の概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1の滞留装置に適用される搬送ユニットおよ
びラックユニットを示す斜視図である。
【図3】図1の滞留装置に使用される駆動ユニット、吊
上げ部材、およびラックユニットを示す斜視図である。
【図4】図1の滞留装置における使用時の状況を示す図
で、ラックユニット待機状態を示す略解的な縦断正面図
である。
【図5】図1の滞留装置における使用時の状況を示す図
で、最上段のラックユニットにローラコンベヤ上の物品
が移載される際の状態を示す略解的な縦断正面図であ
る。
【図6】図1の滞留装置における使用時の状況を示す図
で、最上段のラックユニットに物品が移載された直後の
状態を示す略解的な縦断正面図である。
【図7】図1の滞留装置における使用時の状況を示す図
で、ある滞留装置内の全てのラックユニットに物品が収
容された状態を示す略解的な縦断正面図である。
【図8】この発明の滞留装置に用いられる搬送ユニット
およびラックユニットの他の例を示す斜視図である。
【図9】この発明の滞留装置を用いた搬送設備における
他の配置例を示す平面図である。
【図10】図9に示される配置例を用いて先入れ先出し
方式を適用する際の、物品収容開始時の状態を示す略解
的な正面図である。
【図11】図10と同じく先入れ先出し方式を適用する
際の、物品収容過程の中間段階を示す略解的な正面図で
ある。
【図12】図10と同じく先入れ先出し方式を適用する
際の、物品収容終了時の状態を示す略解的な正面図であ
る。
【図13】図10と同じく先入れ先出し方式を適用する
際の、物品排出開始時の状態を示す略解的な正面図であ
る。
【図14】この発明の滞留装置に用いられる搬送ユニッ
トおよびラックユニットのさらに他の例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
2A,2B,2C,2D,2E 滞留装置 4 物品 6 ローラコンベヤユニット 7A,7B,7C,7D,7E,7F ラックユニット 8A,8B,8C,8D 吊上げ部材としてのチェーン 9 駆動ユニット 11 駆動ローラ 12 フリーローラ 17 載置部 SR 搬送面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を載置して水平に移送するための搬
    送面を有する搬送ユニットと、物品を水平に載置し得る
    載置部を有する複数のラックユニットと、その複数のラ
    ックユニットを水平状態に保ったまま上下に所定間隔を
    置いて吊上げるための吊上げ部材と、その吊上げ部材を
    昇降させるための昇降駆動装置とを有し、 前記搬送ユニットおよびラックユニットは、搬送ユニッ
    トの搬送面とラックユニットの載置部とが互いに干渉す
    ることなく、ラックユニットを搬送ユニットの搬送面よ
    り下方の位置と上方の位置との間で昇降させ得るように
    構成されていることを特徴とする、搬送設備における物
    品滞留装置。
  2. 【請求項2】 前記吊上げ部材が、全体として可撓性を
    有するチェーンもしくは条体によって作られており、か
    つ前記複数のラックユニットが、吊上げ部材における上
    下に所定間隔を置いた位置に取付けられていることを特
    徴とする、請求項1に記載の物品滞留装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送ユニットが、複数のローラを水
    平方向に配列してなるローラコンベヤユニットによって
    構成されており、その複数のローラの上面が前記搬送面
    とされている、請求項1に記載の物品滞留装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送ユニットが、無端環状のベルト
    もしくはチェーンを有してなる1または2以上の無端環
    状コンベヤからなり、その無端環状コンベヤの上面が前
    記搬送面とされている、請求項1に記載の物品滞留装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の搬送設備における物品
    滞留装置を用いて対象物品を滞留させるにあたり、 予め前記複数のラックユニットを前記搬送ユニットの搬
    送面よりも下方の位置に待機させておき、搬送ユニット
    の搬送面上に物品が送り込まれた状態で前記吊上げ部材
    を上昇させて、その吊上げ部材により最上段のラックユ
    ニットを搬送面の下方から上方へ移動させて搬送面上の
    物品をラックユニットの載置面上に移載し、さらに搬送
    面上に新たに物品が送り込まれるたびごとに前記吊上げ
    部材を上昇させて、順次ラックユニットを搬送面の下方
    から上方へ移動させてその物品を各ラックユニットの載
    置面に載置させ、これによって搬送面の上方位置におい
    て各ラックユニットにより各物品を滞留させ、その後吊
    上げ部材を下降させて各ラックユニットを搬送ユニット
    の搬送面の下方位置まで下降させ、これにより順次ラッ
    クユニットの載置面上の物品を搬送面上に移載して搬送
    ユニットにより物品を順次排出させることを特徴とす
    る、搬送設備における物品滞留方法。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI513638B (zh) * 2010-09-02 2015-12-21 Murata Machinery Ltd Article storage device and article storage method
CN105217322A (zh) * 2015-10-16 2016-01-06 福建三锋机械科技有限公司 挂帘式叠片机及生产工艺
CN105314387A (zh) * 2015-11-30 2016-02-10 苏州康贝尔电子设备有限公司 一种自走式暂存机
CN105376946A (zh) * 2015-11-30 2016-03-02 苏州康贝尔电子设备有限公司 自走式暂存机的专用料框
CN107399603A (zh) * 2017-07-21 2017-11-28 京东方科技集团股份有限公司 测试基板的存储传片装置
CN107915032A (zh) * 2017-11-07 2018-04-17 深圳市长天长空智能设备科技有限公司 一种混测自动化测试线
WO2022027819A1 (zh) * 2020-08-03 2022-02-10 深圳回收宝科技有限公司 流水线的控制方法、控制装置及计算机存储介质

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