JPH085938Y2 - 循環式物品搬送収納装置における物品の出入装置 - Google Patents

循環式物品搬送収納装置における物品の出入装置

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JPH085938Y2
JPH085938Y2 JP1988082359U JP8235988U JPH085938Y2 JP H085938 Y2 JPH085938 Y2 JP H085938Y2 JP 1988082359 U JP1988082359 U JP 1988082359U JP 8235988 U JP8235988 U JP 8235988U JP H085938 Y2 JPH085938 Y2 JP H085938Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ほぼ水平に循環して搬送しうるようした複
数の物品循環搬送路を、上下方向に多段状に設けて、そ
れらに物品を収容しておくようにした循環式物品搬送収
納装置において、各段の物品循環搬送路に収容された物
品の出入を行なう装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の装置としては、例えば特公昭62-29321
号公報に開示されている入庫装置や出庫装置のように、
可動ローラコンベヤを垂直な支柱に沿って昇降させるよ
うにするとともに、可動ローラコンベヤ上に載架させた
物品を、いわゆる回転ラック装置により形成された多段
状の物品循環搬送路の所望のものに押し入れる荷押し手
段や、その逆に、回転ラック装置に収容されている物品
を、可動ローラコンベヤ上に押し出す押し出し手段等を
設けたものがある。
また他の装置として、例えば特公昭47-33230号公報に
開示されているコンテナ格納用倉庫がある、本装置は任
意層の荷物棚に載置されたコンテナを、荷物棚とそれに
隣接して配置した台車と台車通路により、直線循環する
ようにしたもので、コンテナの昇降は、台車通路上部に
設けた巻上機で、台車通路の台車の無い空間部を利用す
る手段、または昇降通路(E)、フォークリフト(F)
を使用するとしている、荷物棚と台車間でのコンテナの
出入手段としては、台車を荷物棚側へ傾斜させ台車上の
コンテナを荷物棚側へコンテナの自重を用いて転動させ
たり、コンテナを押圧したりする手段を設けたものであ
る。
また他の装置として、例えば特公昭45-39730号公報に
開示されている上下二重の方向の異なるコンベアが周回
する装置がある、本装置は1つの動力源により歯車装
置、ウインチ装置等を介して二種の方向の異なるパレッ
トコンベアの搬送移動とパレットコンベア端部での上下
移動で、パレットを周回させて行わせるようにした装置
である。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述のような従来の特公昭62-29321号公報の装置にお
いては、取扱う物品が、大重量の場合、その物品を可動
ローラコンベヤ上に移載したり、又は逆に可動ローラコ
ンベヤから回転ラック装置へ移載する際に、可動ローラ
コンベヤが、予め定めた荷受渡し位置より沈み込んだ
り、又は浮き上がったりして、円滑に物品の受渡しがで
きないことがあり、また、その受渡し時の物品の落差に
より、受渡し時に物品が落下破損したり、物品の落下荷
重の等の負荷を昇降手段のみに支持されている可動ロー
ラコンベアで受けることになり、昇降手段に衝撃が掛
り、昇降手段の破損を招きやすい等の問題点がある。
また、特公昭47-33230号公報の装置においては、台車
の傾斜によるコンテナの自重を用いた転動手段や押圧手
段により、コンテナを荷物棚と台車間で移載させるの
で、台車が沈み込んだり、浮き上がったりしやすく、コ
ンテナを円滑に受渡し出来ない欠点を有するとともに、
コンテナを上下方向に周回させる際には、コンテナを巻
上機、昇降通路、フォークリフトで昇降させて行うとし
ている、しかしこの手段は、荷受渡し時にコンテナが落
下破損しやすく作業が煩雑で、故障や装置の破損を起こ
しやすい等の問題点がある。
また、特公昭45-39730号公報の装置においては、装置
は上下2階層に限定され、パレットの昇降はパレットに
設けられたカム板と昇降枠に設けられた支持ローラーに
より行われる、昇降フレーム内においては、昇降フレー
ムに設けられたローラーにより、パレットは昇降枠の支
持ローラーに支持される前は一時的に支持されている、
このため、パレットの昇降は煩雑な手順により行われる
こととなり、移載時にパレットに衝撃が掛かったり、パ
レットの傾きや浮き上がりが起こることとなる。
本考案は、このような従来の技術の有する問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、荷台と
搬送路間での荷の受渡し時に、荷台の荷重が、直接昇降
手段に掛かることがなく、荷台を案内するフレームに設
けた支持材で支持されようにして、荷台の載置面を、搬
送路の搬送面と等高の位置で支持し、常に適正な荷受渡
し位置を維持し、荷台の沈み込みや浮き上がりのおそれ
をなくするようにした循環式物品搬送収納装置における
物品の出入装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、ほぼ水平に循
環して搬送しうるとともに、上下方向に多段状に配設さ
れた複数の物品循環搬送路の一側方において、荷台を、
適宜の昇降手段により、昇降可能に設け、前記荷台の載
置面を、所望の段の物品循環搬送路の搬送面と等高とし
て、物品循環搬送路と荷台との間において物品の出入を
行なうようにした循環式物品搬送収納装置における物品
の出入装置において、 前記荷台に、その前後方向に向けて出没可能な係止杆
と、両係止杆を出没させる駆動手段とを設け、かつ前記
荷台の昇降を案内するフレームにおける前記各段の物品
循環搬送路と対応する部分に、前記係止杆が荷台より突
出することにより係合する複数の支持材を設け、荷台の
載置面を各段の物品循環搬送路の搬送面と等高の位置で
支持するようにしたことを特徴としている。
〔作用〕
係止杆が荷台内に没入しているときは、昇降手段の作
用により、荷台は、荷台を案内するフレーム内を自由に
昇降させることができる。
荷台を、所望の段の物品循環搬送路に対応する位置で
停止させた後、駆動手段により、各係止杆を荷台より前
後方向に突出させると、各係止杆はフレームに設けた、
複数の支持材に係合して荷台の載置面を所望の段の物品
循環搬送路の搬送面と等高の位置で支持する。
なお、荷台を、所望の段の物品循環搬送路に対応する
位置より若干高位の位置で一旦停止させ、各係止杆を上
述のようにして突出させた後、若干下降させて、各係止
杆を支持材上に載置させてもよい。
各係止杆がフレームに設けた複数の支持材と係合した
後は、荷台の荷重及びその上に載置された物品の荷重
は、各係止杆および支持材を介して、フレームに掛り、
昇降手段への負荷は、軽減されるか、又は全く掛からな
くなるとともに、荷台の載置面は所望の段の物品循環搬
送路の搬送面と等高の位置で安定して支持される。
したがって、この状態で大重量の物品を、荷台と物品
循環搬送路との間で受渡ししても、荷台は、沈み込んだ
りまたは浮き上がったりすることはなく、常に定位置に
安定して支持され、物品の受渡しは円滑に行われるとと
もに、その受渡し時の衝撃が昇降手段に掛かることはほ
とんどない。
物品の受渡しの終了後は、昇降手段を作動させて、荷
台を若干上昇させた後、駆動装置により各係止杆を荷台
内に没入させれば、荷台は、荷台を案内するフレーム内
を所望位置まで自由に昇降しうるようになる。
〔実施例〕
次に、本考案の一実施例を、添付図面に基づいて説明
する。
第4図、第5図は、循環式に搬送路を構成した循環式
物品搬送収納装置の外観図である。
(1)は、前後方向(第4図の左方を前方とする)に
長い直方形のフレームで、多数の支柱(2)を、横杆
(3)と、1点鎖線で略示する交差筋かい(4)とをも
って、互いに結合したものよりなっている。
フレーム(1)における前端部の右半部は、中空の物
品出入室(5)となっており、この物品出入室(5)を
除いてフレーム(1)には、複数の前後杆(6)等より
なる上下4段のベース(7)が、上下方向に適宜の間隔
を置いて設けられている。
各ベース(7)には、前後方向を向き、かつ互いに近
接する2列の前後送り用搬送装置(以下単に前後送り装
置という)(8)(9)と、この両前後送り装置(8)
(9)の前後の端部と直角に交差し、かつそれらの各端
部相互間に被搬送物品(図示略)を搬送しうる前後1対
の横送り用搬送装置(以下単に横送り装置という)(1
0)(11)とが装設され、これらにより、1つの矩形の
閉ループをなす循環式の物品の搬送路(第6図参照)
(A)が形成されている。
各前後送り装置(8)(9)は、ベース(7)におけ
る2本の前後杆(6)(6)間に枢支された多数の水平
のローラ(12)を備え、前半部のローラ(12)を、モー
タ(13)(14)及び無端チェーン(図示略)等により、
また後半部のローラ(12)を、モータ(15)(16)及び
無端チェーン(図示略)等により、それぞれ互いに独立
して駆動しうるようにしたローラコンベヤとしている。
各横送り装置(10)(11)は、フレーム(1)の適所
に設けたモータ(17)により、カム軸(図示略)を回転
させ、カム軸に設けた偏心カム(図示略)の回転によ
り、昇降フレーム(18)を昇降させるようにした昇降装
置(図示略)と、昇降フレーム(18)に設けたモータ
(19)により、互いに同期して無端回走させられ、か
つ、上側回走部分が各ベース(7)の前後杆(6)の上
方を横切り、下側回走部分が各ベース(7)の前後杆
(6)の下方を横切る前後1対のチェーン(20)を有す
るチェーンコンベヤ(21)からなっている。
しかして、チェーン(20)の上面により形成される搬
送面は、昇降装置の作動により、前後送り装置(8)
(9)における各ローラ(12)の上面によって形成され
た搬送面より、上昇もしくは下降しうるようになってい
る。
これらの装置により、第6図に略示するように、収納
物品(図示略)を載置した同形同寸の複数のパッレト
(P1)〜(P18)を、一方の前後送り装置(8)の前端
部と、他方の前後送り装置(9)の後端部とに1パレッ
ト分の空間を残して、それ以外の部分にほぼ連続的に載
置した状態より、一方の前後送り装置(8)を前方に、
かつ他方の前後送り装置(9)を後方に向けて、それぞ
れ同時に作動させることにより、それらの上に載置され
た各パレット(P1)〜(P18)を、1パッレト分だけ搬
送して、第7図に示すような状態とし、次いで横送り装
置(10)(11)における昇降フレーム(18)を上昇させ
た後、各チェーン(20)を互いに逆向きに回走させて、
パッレト(P1)を第6図に示すパッレト(P18)のもと
の位置に、またパッレト(P10)を同じくパッレト(P
9)のもとの位置にそれぞれ搬送し、次いで昇降フレー
ム(18)を下降させる工程を順次反復させることによ
り、全パッレト(P1)〜(P18)を、循環式の搬送路
(A)に沿って歩進的に循環搬送させることができる。
また、第6図に示す状態から、後述する物品出入装置
(22)と同期して、モータ(17)のみを上述の場合と逆
に作動させることにより、前後送り装置(9)のみを単
独で前進させ、その上に載置されたパッレト(P14)〜
(P18)を1パッレト分だけ前進させて、その最前部の
パッレト(P18)を、第6図に想像線(P18′)で示すよ
うに、物品出入室(5)に送り込むことができる。
以上の構成及び作用は、本考案に直接関係しないの
で、それ以上の詳細な説明は省略する。
次に、第1図乃至第3図を参照して、物品出入室
(5)内に設けた本考案の物品出入装置(22)につい
て、詳細に説明する。
物品出入装置(22)は、物品出入室(5)内において
上下動しうる水平の荷台(23)を備えている。
荷台(23)は、左右方向を向く2本の横杆(24)上
に、平面視において上記前後送り装置(9)側の前後杆
(6)と同一直線上に配置した4本の前後杆(25)と、
それらと平行をなす中央の連結杆(26)との各端部を固
着したものよりなり、その四隅に止着した4本のチェー
ン(27)をもって水平に吊支され、かつ図示を省略した
チェーンスプロケット、モータ、減速装置及び第1図に
示すバランスウエイト(28)等よりなる公知の昇降手段
により、昇降させられるようになっている。
物品出入室(5)内の四隅には、垂直の案内板(29)
が、フレーム(1)から適宜の間隔を置いて固着されて
いる。
(30)は、各横杆(24)の一側端部に設けられた前後
1対のガイドローラ装置で、各案内板(29)を左右より
挟んで転動する1対のガイドローラ(31)と、案内板
(29)の前後の端面に沿って転動する1個のガイドロー
ラ(32)とを備え、荷台(23)を、各案内板(29)に沿
って円滑に昇降しうるように案内してる。
バランスウエイト(28)の一側面前後部にも、上記と
同様のガイドローラ装置(30)が設けられている。
荷台(23)の載置面には、前後送り装置(9)とほぼ
同様の構成のやや短寸のローラコンベヤ(33)が、前後
送り装置(9)と連続するように装設されている。
ローラコンベヤ(33)は、前後方向に適宜の間隔を置
いて配設された多数のローラ(35)のそれぞれと一体を
なす軸(34)を、左右の前後杆(25)(25)に枢支して
構成されている。
各ローラ(35)の軸(34)の一端部には、スプロケッ
ト(36)が固嵌されている。
各スプロケット(36)の下部は、第2図に示すよう
に、前後杆(25)の一側面の前後の端部に軸着された1
対のガイドスプロケット(37)に掛け回した無端チェー
ン(38)の上側回走部分に噛合しており、無端チェーン
(38)の回走により、各列の全ローラ(35)は、互いに
同期して同一方向に回転させられるようになっている。
無端チェーン(38)の下側回走部分は、前後杆(25)
の一側面に軸着された前後1つのガイドスプロケット
(39)の上部、及びその間に配設された駆動スプロケッ
ト(40)の下部に、それぞれ掛け回されている。
左右の各駆動スプロケット(40)は、中央寄りの2本
の前後杆(25)の下面に固着された左右1対の軸受(4
1)に枢支された左右方向を向く駆動軸(42)の各端部
に、それぞれ固嵌されている。
荷台(23)の下面中央には、モータ(43)及びそれに
連結された減速装置(44)が設けられており、減速装置
(44)の出力軸(45)に固嵌されたスプロケット(46)
と、上記駆動軸(42)の中間部に固嵌されたスプロケッ
ト(47)とには、無端チェーン(48)が掛け回されてい
る。
かくして、モータ(43)を正逆回転させることによ
り、減速装置(44)、無端チェーン(48)、駆動軸(4
2)等を介して、左右の無端チェーン(38)に同期して
の回走させられ、全ローラ(35)は、同一方向に回転さ
せられる。
荷台(23)における前後の横杆(24)の上面両側部に
は、断面形がほぼI形をなす前後方向を向くガイドレー
ル(49)が固着されており、各ガイドレール(49)の前
後の端には、係止杆(50)が、前後方向に摺動可能に、
かつ上方に剥離不能として嵌合されている。
係止杆(50)の内側縁下面には、前後方向を向くラッ
ク(51)が設けられ、このラック(51)には、荷台(2
3)の下部に1対の軸受(52)をもって枢支した左右方
向を向く前後1対の連動軸(53)の両端に固嵌したピニ
オン(54)が噛合している。
荷台(23)の下面における前左側部と後右側部とに
は、それぞれ減速機付モータ(55)(56)が設けられ、
各モータ(55)(56)の出力軸(55a)(56a)に固嵌し
たスプロケット(57)と、前後の各連動軸(53)の適所
に固嵌したチェーンスプロケット(58)とには、無端チ
ェーン(59)が掛け回されている。
かくして、モータ(55)(56)、無端チェーン(5
9)、連動軸(53)、ピニオン(54)、ラック(51)等
により、4個の係止杆(50)を、その左右のもの同士を
互いに同期して、また前後のもの同士は互いに独立し
て、それぞれ各ガイドレール(49)に沿って、荷台(2
3)の前後の端部より出没させる駆動手段が形成されて
いる。
(60)は、各係止杆(50)を適宜の間隔を置いて跨ぐ
ようにして、横杆(24)上に固着された門型の枠片で、
係止杆(50)が万一ガイドレール(49)から上方に剥が
れそうになったとき、係止杆(50)に係合して、その剥
離を2次的に防止するようになっている。
物品出入室(5)を囲むフレーム(1)の前後部に
は、各係止杆(50)を荷台(23)の前後の端部より突出
させているとき、各係止杆(50)の下面と係合すること
により、ローラコンベヤ(33)におけるローラ(35)の
上面により形成される搬送面(荷台(23)の搬送面とな
る)が、各段の前後送り装置(9)におけるローラ(1
2)(第2図参照)の上面により形成される各搬送面と
等高をなして支持する部分に複数段の支持材である各横
杆(61)が設けられている。
次に、上述の物品出入装置(22)により、循環式の搬
送路(A)より物品を出入する際の要領について説明す
る。
まず、前後送り装置(8)(9)及び横送り装置(1
0)(11)を、上述のようにして順次作動させることに
より、全パレット(P1)〜(P18)を循環式の搬送路
(A)に沿って歩進的に搬送させ、取出したい物品が搬
送されているパレット、又は新たな物品を載置しようと
するパレットを、第6図に示すパレット(P18)の位置
へ移動させる。
次に、又は上記作動と並行して、全係止杆(50)を荷
台(23)の前後の端部より内方に没入させた状態で、昇
降手段を作動させ、荷台(23)を、上記パレット(P1
8)が載置されている段より若干上位となるように昇降
させた後、モータ(55)(56)を作動させて、各係止杆
(50)を荷台(23)の前後の端部より、前後方向に適宜
の距離だけ突出させる。
次に、昇降手段により、荷台(23)を若干下降させる
と、第2図に示すように、各係止杆(50)はフレーム
(1)の横杆(61)上に係合し、荷台(23)は、係止杆
(50)を介して横杆(61)上に安定して載置され、荷台
の載置面となるローラコンベヤ(33)の搬送面は、前後
送り装置(9)の搬送面と等高となって連続する。
この際、係止杆(50)が横杆(61)に係合した後、昇
降手段を若干過剰に下降作動させることにより、チェー
ン(27)をたるませて、荷台(23)等の荷重が、チェー
ン(27)及びそれを介して昇降手段全体に掛からないよ
うにするのがよい。
次いで、前後送り装置(9)のモータ(14)とローラ
コンベヤ(33)のモータ(43)とを同時に作動させ、前
後送り装置(9)の前半部とローラコンベヤ(33)とを
1パレット分だけ前進作動させると、パレット(P14)
〜(P18)は、1パレット分だけ前進させられ、またパ
レット(P18)は、前後送り装置(9)の前端を越え
て、第1図及び第6図に想像線(P18′)で示すよう
に、荷台(23)上に移載される。
次に、昇降手段を作動させて、荷台(23)を上昇さ
せ、ついでモータ(55)(56)を作動させて、全係止杆
(50)を荷台(23)の前後の端部より内方に没入させた
後、荷台(23)を下降させる。
荷台(23)を、最下段の位置より若干上方の位置で停
止し、上述と同様にして、全係止杆(50)を前後に突出
させた後、最下段の位置まで下降させる。
そこでパレット(P18′)上の物品を取出すか、新た
な物品をパレット(P18′)上に載置させるか、又はロ
ーラコンベヤ(33)を前進作動させて、物品が載置され
たままのパレット(P18′)を、さらに別の搬送装置
(図示略)に移載して、別の場所まで搬送させる。
物品の出入の終わったパレット(P18′)は、荷台(2
3)の載置面に載置した状態で、上述の場合と逆の作動
により、第6図に示すもとのパレット(P18)の位置ま
で戻す。
上述の実施例においては、係止杆(50)を、突出時
に、支持材である横杆(61)の上面に係合させるように
してあるが、例えば支持材を矩形枠状、又は筒状とし、
係止杆(50)をその中に嵌合させることにより、荷台
(23)の浮き上がりや側方への移動等をも阻止しうるよ
うにしてもよい。
この場合、係止杆(50)が各支持材と対向する位置で
荷台(23)を停止させた状態で、係止杆(50)を荷台
(23)の端部より出没させればよい。
〔考案の効果〕
本考案の装置によると、物品の受渡し等に先立って、
荷台の係止杆を、各段の物品循環搬送路と等高をなして
対応するフレームの支持材に係合させることにより、荷
台及びその上に載置された物品等の荷重が、係止杆及び
支持材を介して直接フレームに掛り、昇降手段にはほと
んど掛からないようにすることができるとともに、荷台
の載置面を、各段の物品循環搬送路の搬送面と等高の位
置で安定して支持することができる。
荷台の係止杆をフレームに設けた複数の支持材に係合
して、荷台の載置面を所望の段の物品循環搬送路の搬送
面と等高の位置で安定して支持できるので、物品の受渡
しを円滑に行うことができるとともに、物品の受渡し時
に、荷台が沈み込んだり、浮き上がったりするのを防止
できる。
物品の受渡し時に昇降荷台と搬送路間の落差が無いの
で、物品の落下、衝撃による物品の損傷を防止できる。
荷台の荷重が係止杆、支持材を介してフレームに掛か
り、昇降手段にはほとんど掛かっていないか、又は全く
掛からないので、前記物品の受渡し時の衝撃による、昇
降手段の損傷等のおそれはなくなるので、耐久性は向上
し、大重量の物品を扱う装置に適用して好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の一部破断平面図、 第2図は、第1図のI−I線に沿う縦断側面図、 第3図は、第1図のII-II線に沿う縦断正面図、 第4図は、上記実施例を備える循環式物品搬送収納装置
の全体を示す平面図、 第5図は、同じく細部を省略した側面図、 第6図は及び第7図は、循環式物品搬送収納装置の全体
の作用を説明するためのもので、それぞれ異なる作動状
態を示す概略平面図である。 (A)搬送路 (1)フレーム、(2)支柱 (3)横杆、(4)交差筋かい (5)物品出入室、(6)前後杆 (7)ベース (8)(9)前後送り用搬送装置(前後送り装置) (10)(11)横送り用搬送装置(横送り装置) (12)ローラ、(13)(14)(15)(16)(17)モータ (18)昇降フレーム、(19)モータ (20)チェーン、(21)チェーンコンベア (22)物品出入装置、(23)荷台 (24)横杆、(25)前後杆 (37)ガイドスプロケット、(38)無端チェーン (39)ガイドスプロケット、(40)駆動スプロケット (41)軸受、(42)駆動軸 (43)モータ、(44)減速装置 (45)出力軸、(45)(47)スプロケット (26)連結杆、(27)チェーン (28)バランスウェイト、(29)案内板 (30)ガイドローラ装置、(31)(32)ガイドローラ (33)ローラコンベヤ、(34)軸 (35)ローラ、(36)スプロケット (37)ガイドスプロケット、(38)無端チェーン (39)ガイドスプロケット、(40)駆動スプロケット (41)軸受、(42)駆動軸 (43)モータ、(44)減速装置 (45)出力軸、(45)(47)スプロケット (48)無端チェーン、(49)ガイドレール (50)係止杆、(51)ラック (52)軸受、(53)連動軸 (54)ピニオン、(55)(56)モータ (55a)(56a)出力軸、(57)(58)スプロケット (59)無端チェーン、(60)枠片 (61)横杆(支持材)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−63476(JP,A) 特開 昭49−36074(JP,A) 特開 昭53−573(JP,A) 特公 昭47−33230(JP,B1) 特公 昭45−39730(JP,B1)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ水平に循環して搬送しうるとともに、
    上下方向に多段状に配設された複数の物品循環搬送路の
    一側方において、荷台を、適宜の昇降手段により、昇降
    可能に設け、前記荷台の載置面を、所望の段の物品循環
    搬送路の搬送面と等高として、物品循環搬送路と荷台と
    の間において物品の出入を行なうようにした循環式物品
    搬送収納装置における物品の出入装置において、 前記荷台に、その前後方向に向けて出没可能な係止杆
    と、両係止杆を出没させる駆動手段とを設け、かつ前記
    荷台の昇降を案内するフレームにおける前記各段の物品
    循環搬送路と対応する部分に、前記係止杆が荷台より突
    出することにより係合する複数の支持材を設け、荷台の
    載置面を各段の物品循環搬送路の搬送面と等高の位置で
    支持するようにしたことを特徴とする循環式物品搬送収
    納装置における物品の出入装置。
  2. 【請求項2】荷台の上面に、物品をほぼ水平に搬送する
    搬送手段を設けてなる請求項(1)記載の循環式物品搬
    送収納装置における物品の出入装置。
JP1988082359U 1988-06-23 1988-06-23 循環式物品搬送収納装置における物品の出入装置 Expired - Lifetime JPH085938Y2 (ja)

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US3777916A (en) * 1971-11-24 1973-12-11 D Lutz Article handling system
JPS4936074A (ja) * 1972-08-11 1974-04-03
JPS53573A (en) * 1976-06-23 1978-01-06 Kobe Steel Ltd Goods stocking mobile apparatus

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