JP2013155044A - 板材保管棚 - Google Patents

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Abstract

【課題】1枚取りした板材の受渡しを簡単に、かつ安価に構成でき、板材が簡単に取り出せる板材保管棚を提供する。
【解決手段】板材Pを積載した保管パレット10及び板材Pを載せて取り出すための板材載置部15を備えた板材パレット11を出入自在な収納棚5を上下方向に複数段備えた棚フレーム1の前側に昇降台55を上下動自在に設ける。昇降台55は各収納棚に対して各パレットを出入自在に出し入れする第1移送機構60を有する。保持部85の下方に引き込まれた保管パレット10上の板材Pを保持部85で1枚取りし、その1枚取りした板材Pを、保持部85の下方に引き込まれた板材パレット11の板材載置部15の上に受け渡す。その後、板材パレット11の板材載置部15上の板材Pは簡単に取り出すことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、板材を保管パレットに積載して保管し、保管パレット上から1枚取りした板材を、板材パレットに備えた板材載置部に載置して取り出すか又は昇降台に備えた板材載置部に載置して取り出す板材保管棚に関するものである。
従来、板材が積層状に積載されたパレットを上下方向に収納する棚を複数段備えたフレームと、フレームの棚と昇降台との間でパレットを出し入れする移送機構を有し昇降可能な昇降台とを備えた構成で、板材を積載したパレットを保管、排出する板材保管棚が実用化されている。また、パレットに積層状に積載された最上部の板材を、1枚取りする1枚取り手段を昇降架台に備え、1枚取りした板材を受け渡す構成の板材保管棚が考案されている。そのような板材保管棚としては、特許文献1に開示されている材料棚装置がある。
特開2006−124112号
従来、板材保管棚で板材を取り出すときは、所望する板材が積載されたパレットを収納(保管)してある棚まで昇降台が上昇し、パレットを昇降台側へ引き出した後、昇降台が下降し、パレットに積層状に積載された板材から最上部の板材を1枚取りし搬送している。
パレットに積層状に積載された板材は錆止めのために表面に油が塗布され、板材どうしは互いに密着しているので、人力で最上部の板材を1枚取りする作業は困難である。そのため、人力で運べる重さの板材であっても、板材の分離及び搬送には、天井クレーンのフックに取り付けた吸着装置などを、使用しなくてはならず作業効率が良くなかった。更に、天井クレーンが他で使用中であれば、天井クレーンを使用できるまで待機しなければならないという問題もあった。
また、特許文献1に係る材料棚装置は、昇降架台に引き出されたパレット上のワークを1枚取りするための1枚取り手段を、昇降架台に上下動可能かつ前後方向へ移動可能に備えている。そして、パレット上から1枚取りされた板材は、昇降架台に対してフレームと反対側(昇降架台の前側)の架台に受け渡される。そのため、1枚取り手段は上下及び前後の2方向に作動するので構成が複雑になるという問題がある。
また、1枚取りした板材を前後方向に作動して受け渡すときには、昇降架台より板材がはみ出した状態で板材の受け渡しを行う。そして、板材を前後方向に作動して受け渡しをする部材は、一種の張り出し梁構造である。重量や外形寸法が大きい板材を受け渡しする場合は、その部材の取付け部に、集中的に荷重及び曲げモーメントがかかる。そのため、各部材を荷重及び曲げモーメントに耐えるように構造を、頑丈にしなければならない。更に、1枚取り手段を上下動させる上下動駆動源の容量の増大、上下動ガイドの強度の向上及び上下動ガイドの剛性の向上が必要になるため、コストが高くなるという問題がある。
本発明は上記のような従来技術の問題点を解決することを課題とする。具体的には板材の受け渡しを簡単に、かつ安価に構成でき、板材が簡単に取り出せる板材保管棚を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための請求項1記載の発明は、板材を積載した保管パレット及び板材を載置可能な板材載置部を備えた板材パレットを出入自在な収納棚を、上下方向に備えた棚フレームの一側に、昇降台を上下動自在に備え、前記各収納棚に対して前記各パレットを出し入れする第1移送機構を前記昇降台に備え、保持部を上下動可能な上下動部を、前記棚フレーム内に備えるか、又は前記昇降台に備え、前記第1移送機構によって前記保持部の下方に引き込まれた前記保管パレット上の板材を前記保持部で保持し1枚取り可能にし、この1枚取りされた前記板材を、前記第1移送機構によって前記保持部の下方に引き込まれた前記板材パレットの前記板材載置部に載置可能にしたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記板材載置部は1枚取りされた前記板材を搬送する搬送機構を備えていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記板材載置部は1枚取りされた前記板材を搬送する搬送機構を備え、前記搬送機構の駆動力は、前記板材載置部を有する前記板材パレット以外に備えた駆動源から駆動力伝達手段により、前記搬送機構に伝達されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記保管パレット又は前記板材パレットを移送できる第1走行面を有する置き台を、前記昇降台に対して前記棚フレームと反対側に前記昇降台に隣接するように備え、前記昇降台の有する前記第1移送機構によって、前記保管パレット又は前記板材パレットを前記昇降台と前記置き台の第1走行面との間で移送するように構成されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、板材を積載した保管パレットを出入自在な収納棚を、上下方向に複数段備えた棚フレームの一側に、昇降台を上下動自在に設け、前記収納棚に対して前記保管パレットを出し入れする第1移送機構と、保持部を上下動可能な上下動部とを前記昇降台に備え、板材を載せて取り出すための板材載置部を前記保持部の下方に備えると共に、前記第1移送機構によって前記保持部の下方に引き込まれた前記保管パレット上の板材を前記保持部で保持し1枚取り可能にし、この1枚取りされた前記板材を前記板材載置部に載置可能にしたことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記棚フレームに対して、前記昇降台と反対側に設置され、前記棚フレームに隣接し、前記保管パレット又は前記板材パレットを移送できる第2走行面を有し、前記保管パレット又は前記板材パレットを前記棚フレームの前記収納棚と前記第2走行面との間で出し入れする第2移送機構を有する積込み台を備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、板材を載せて取り出すための板材載置部を備えた板材パレットは、板材を1枚取りして待機している保持部の下方に、第1移送機構により引き込まれる。板材を保持している保持部を下げ、板材パレットの板材載置部上に1枚取りされた板材は受け渡される。そして、板材パレットを昇降台に載せて、昇降台は板材を取り出す高さまで移動し、板材パレットの板材載置部上に載せられた板材を取り出すことができる。
このようにすると、1枚取りした板材を保持している保持部は、上下動だけの作動で、板材を板材パレットの板材載置部上に受け渡すことができる。その後、板材載置部上の板材を取り出すことができるので構成は極めて簡単になる。更に、部品点数が減らせると共に、組立て工数も低減できる。
また、板材は1枚取りされて板材パレットの板材載置部の上に載せられているので、人手で運べる重さの板材は、人手で簡単に運ぶことができる。
そして、板材を取り出す高さが異なる複数の箇所から板材を取り出す場合は、昇降台の停止位置を変えることにより、1枚取りした板材を取り出すことができる。
請求項2の発明によれば、板材パレットの板材載置部は、板材を搬送する搬送機構で構成されている。このようにすると、板材パレットの搬送機構の上に1枚取りした板材を載せ、板材パレットを載せた昇降台が、板材を受け渡す位置まで移動(昇降)した後、搬送機構を駆動し板材を次工程へ自動で搬送することができる。そして、板材の1枚取り工程から搬出工程までの省力化と自動化を図ることができる。
請求項3の発明によれば、板材パレットの板材載置部は、板材を搬送する搬送機構で構成されている。そして、搬送機構の駆動力は、板材パレット以外に備えた駆動源から駆動力伝達手段により、搬送機構に伝達される。このようにすると、駆動源が板材パレットと分離されているので板材パレットへの配線を不要にできる。これによって、搬送機構の上に1枚取りした板材を載せた板材パレットを、昇降台、置き台、積込み台などの板材を取り出す位置に移送することができる。そして、板材を取り出す位置に駆動力伝達手段を設け、板材パレットを移送した後、搬送機構を駆動し板材を次工程へ自動で搬送することができる。そして、板材の1枚取り工程から搬出工程までの省力化と自動化を図ることができる。
請求項4の発明によれば、1枚取りされた板材を板材パレットの板材載置部に載せて板材パレットは、第1移送機構により昇降台に対してフレームと反対側(昇降台の前側)の置き台に移送される。その後、板材パレットの板材載置部上に載せられた板材を取り出すことができる。
このようにすると、1枚取りした板材を保持している保持部は前後方向に作動する必要がなくなり、保持部は上下動だけの作動で、板材を板材パレットの板材載置部上に受け渡すことができる。そして、棚フレームと昇降台との間で板材パレットを移送する第1移送機構を兼用して、板材を板材載置部上に載置した板材パレットを置き台に移送できるので構成が極めて簡単になる。更に、部品点数が減らせると共に、組立て工数も低減できる。
請求項5の発明によれば、板材を保持し1枚取りした後、板材を保持している保持部を下げ、板材を載せて取り出すために保持部の下方に備えた板材載置部の上に1枚取りした板材は受け渡される。そして、昇降台は板材を取り出す高さまで移動する。その後、板材載置部の上に載せられた板材を取り出すことができる。
このようにすると、板材を1枚取りして保持した保持部は、上下動だけの作動で、板材を昇降台に設けた板材載置部に受け渡しすることができる。その後、板材載置部上の板材は、取り出すことができるので構成は極めて簡単になる。更に、部品点数が減らせると共に、組立て工数も低減できる。また、板材は1枚取りされて板材載置部の上に載せられているので、人手で運べる重さの板材は、人手で簡単に運ぶことができる。そして、板材を取り出す高さが異なる複数の箇所から板材を取り出す場合は、昇降台の停止位置を変えることにより、1枚取りした板材を取り出すことができる。
請求項6の発明によれば、棚フレームに対して、昇降台と反対側に設置された積込み台に移送された空の保管パレットに、板材をクレーン又はフォークリフトにより積み込むことができる。また、板材パレットを積込み台に移送し、板材パレットの板材載置部上に載せられた板材を取り出すことができる。そして、設置スペースの関係で板材を積み込む作業と板材を取り出す作業とを別々にしなければならない場合、別々の位置での作業が可能になるので作業性が向上する。
実施例1を概念的、概略的に示した平面図である。 同上を概念的、概略的に示した正面図である。 同上を概念的、概略的に示した側面図である。 昇降台の断面を概念的、概略的に示した図である。 板材を1枚取りする手順の説明図である。 板材載置部材を備えた板材パレットを概念的、概略的に示した斜視図である。 フリーローラを備えた板材パレットを概念的、概略的に示した斜視図である。 フリーボールベアリングを備えた板材パレットを概念的、概略的に示した斜視図である。 搬送機構を備えた板材パレットを概念的、概略的に示した斜視図である。 駆動力伝達手段を概念的、概略的に示した側面図である。 実施例2を概念的、概略的に示した側面図である。 板材を1枚取りする手順の説明図である。 実施例3を概念的、概略的に示した側面図である。 実施例4を概念的、概略的に示した側面図である。 実施例5を概念的、概略的に示した側面図である。 実施例6を概念的、概略的に示した側面図である。
以下、図面に基づき、本発明を実施するための形態を説明する。
実施例1の板材保管棚について、図1〜図3を参照して説明する。
この板材保管棚は、複数の板材Pを積載した保管パレット10を出入自在な収納棚5及び1枚取りされた板材Pを載せて取り出すための板材載置部15を備えた板材パレット11を出入自在な収納棚6を、上下方向に棚フレーム1に備えている。そして、棚フレーム1の一側の柱2に沿って、昇降台55を上下動自在に備え、各収納棚に対して各パレットを出し入れする第1移送機構60と、保持部85を上下動可能な上下動部80とを、昇降台55に備えている。
棚フレーム1は、前面に保管パレット10又は板材パレット11を出し入れするための開口を有する。そして、棚フレーム1の内側には、複数の保管パレット10を収納するために、上下方向に複数段の収納棚5が左右対称に設けられている。その収納棚5に保管パレット10を収納する。また、棚フレーム1の最下段には、板材パレット11を収納する収納棚6が左右対称に設けられている。その収納棚6に板材パレット11を収納する。棚フレーム1の前端に設けた左右の柱2には、昇降台55を案内するガイドレール3が取り付けられている。
保管パレット10の上面には複数の板材Pが積層状に積載される。保管パレット10は前部左右のプレートに凹部12、後部左右のプレートに凹部13及び側面に複数の車輪14を備え、第1移送機構60により収納棚5を車輪14が転動して移送される。
板材パレット11の上面には板材載置部15が設けてある。板材載置部15の上には1枚取りされた板材Pが載せられる。板材パレット11は前部左右のプレートに凹部12、後部左右のプレートに凹部13及び側面に複数の車輪14を備え、第1移送機構60により収納棚6を車輪14が転動して移送される。
昇降台55は、棚フレーム1の前端に設けた左右の柱2に設けたガイドレール3に、沿って転がる複数のガイドローラ56を備えている。昇降台55の内側には、保管パレット10又は板材パレット11を第1移送機構60により移送するときに車輪14が転動する走行面57が左右対称に設けてある。
昇降機構101は主に2本の駆動軸103、各スプロケット、チェーン104及びモータ付減速機102で構成されている。棚フレーム1の上面には2本の駆動軸103が回転自在に配設されている。その2本の駆動軸103の左右両端にはそれぞれ駆動スプロケット105と駆動スプロケット106とが固定されている。駆動軸103の内側(棚フレームの中心側)の駆動スプロケット105は、モータ付減速機102の両側の出力軸に固定された駆動スプロケット108と無端チェーン109で接続されている。そして、駆動軸103の外側(棚フレームの側面側)の駆動スプロケット106の下方にはそれぞれ回転自在に従動スプロケット107が棚フレーム1の柱2に設けられている。チェーン104は駆動軸の外側の駆動スプロケット106と従動スプロケット107とに掛け渡され、チェーン104の両端は昇降台55に接続されている。モータ付減速機102が正逆回転駆動すると昇降台55は柱2に設けたガイドレール3に沿って移動(昇降)することができる。昇降機構101については従来周知であるから、詳細な構成及び動作の説明は省略する。
第1移送機構60は移送方向と平行に昇降台55の内側に、いわゆる、チェーンコンベアを左右対称に配置してある。第1移送機構60は、左右対称に、駆動スプロケット69、複数の従動スプロケット70、テンションスプロケット71及び無端チェーン66を有している。そして、駆動スプロケット69と複数の従動スプロケット70とテンションスプロケット71との間には無端チェーン66が掛け渡されている。無端チェーン66には、突起プレート67及び突起プレート68が設けられている。そして左右の駆動スプロケット69は駆動軸72に固定され、駆動軸72は昇降台55の両側の側板に回転可能に固定されている(図4参照)。駆動軸72にはスプロケット73が固定されている。従動スプロケット70は、昇降台55の側板に回転可能に固定されている。サーボモータ76が駆動軸72の近傍で、かつ昇降台55に配設されている。サーボモータ76の出力軸に固定されたスプロケット74と、スプロケット73との間には、無端チェーン75が掛け渡されている。
昇降台55が、棚フレーム1の各パレットが収納されている各収納棚と、昇降台55に設けた走行面57とを、各パレットが乗り移り可能になるように停止したとき、第1移送機構60は、各収納棚と走行面57とを各パレットの車輪14が転動して、各パレットを出し入れ(移送)することができる。
第1移送機構60のチェーンコンベアの無端チェーン66と、各パレットの各凹部が設けられているプレートとの間には隙間が設けられている。無端チェーン66の側面に設けられている突起プレート67及び突起プレート68は、無端チェーン66が駆動すると各パレットのプレートの凹部に、はまりこむ位置関係になっている。
次に第1移送機構60により保管パレット10を昇降台55に移送する手順を説明する。まず、昇降台55が保管パレット10が収納された収納棚5まで移動する。そして、サーボモータ76を回転駆動すると無端チェーン66が駆動し、棚フレーム1の収納棚5に収納された、保管パレット10の前部左右のプレートに設けた凹部12に、突起プレート67がはまる。次に、保管パレット10が引き出され、保管パレット10の後部左右のプレート設けた凹部13に突起プレート68がはまる。更に、保管パレット10が引き出され、昇降台55に移送される。このようにサーボモータ76を回転駆動して保管パレット10を移送する。また、サーボモータ76を逆回転駆動すると、保管パレット10は逆方向に移送され元の収納棚5に戻ることができる。
第1移送機構60により保管パレット10を出し入れする方法について説明したが、板材パレット11を出し入れする場合も同様に移送することができる。
昇降台55が移動するときは、突起プレート67及び突起プレート68は待避した位置にあり、第1移送機構60の無端チェーン66、突起プレート67及び突起プレート68は、保管パレット10、板材パレット11及び凹部12を備えたプレートに互いに干渉しない位置関係になっている。
図4に示すように、上下動部80は、上下シリンダ81、連結治具82、上下動部架台83及び一対のガイド84で構成されている。そして、昇降台55を支柱で囲むように構成された上下動部架台83は、昇降台55の両側の側面に取り付けられている。上下動部架台83の上面には上下シリンダ81がロッドを下向きに取付けられ、その両側に一対のガイド84が取り付けられている。
保持部85は複数の真空パッド86、保持フレーム87及び一対のガイド棒88で構成されている。そして、上下シリンダ81のロッドの先端に取り付けた連結治具82には、保持フレーム87が取り付けられている。保持フレーム87は、ガイド棒88を垂直に設置して、上下シリンダ81に平行に取り付けたガイド84により、案内されるようになっている。
また保持フレーム87の下面には、複数個の真空パッド86が、吸着面を下向きに取り付けられている。真空パッド86の数量は、板材Pのサイズや重量により適宜変更可能である。上下動部80は上下シリンダ81を駆動して、保持部85を上げ下げできるようになっている。
また、上下シリンダ81は空圧により駆動し、図示を省略した空圧配管や弁類を備えている。また真空パッド86は真空により板材Pを保持し、図示を省略した真空配管や弁類を備えている。
そして、第1移送機構60によって保持部85の下方に引き込まれた保管パレット10上の板材Pを保持部85で保持し1枚取り可能に構成されている。更に、第1移送機構60によって保持部85の下方に引き込まれた板材パレット11の板材載置部15に対して保持部85によって1枚取りされた板材Pを載置可能に構成されている。
図示を省略したフォークリフト又はクレーンにより板材Pを保管パレット10に積み込む作業及び1枚取りされた板材Pを板材パレット11の板材載置部15から取り出す作業は、昇降台55が棚フレーム1と接している方向以外の、三方向のいずれかの方向から行うことができる。したがって、上下動部架台83は、昇降台55が棚フレーム1と接している方向以外の三方向から、板材Pを保管パレット10に積載したり、板材載置部15に載せられた板材Pを取り出したりするための開口を有している。
また、板材Pの積込み及び1枚取りされた板材Pの受け渡しに支障がないように、保持部85の真空パッド86は、真空パッド86の吸着面が板材Pに対して十分な隙間を有するような位置に取付けられている。
上述した実施例は、上下動部80の動力に上下シリンダ81を用いて構成したが、例えば、モータでワイヤを巻き上げたり、巻き戻したりしてワイヤに吊り下げた保持部85を、上下動させてもよい。また保持部85に真空パッド86を用いて板材Pを保持するようにしたが、板材Pが磁性体の場合は、磁石により板材Pを保持するようにしてもよい。
また、材質が非磁性体で板材Pの表面に凹凸及び/又は穴があり、真空パッド86により板材Pを保持できないときは、板材Pの両側の側面を把持して板材Pを保持するようにしてもよい。
本発明の板材保管棚には、保管パレット10及び/又は板材パレット11が停止する位置が、次のように4箇所ある。それは板材Pを保管パレット10に積み込む積込み位置Aと、板材Pを積載している保管パレット10を棚フレーム1の収納棚5に収納したり、板材パレット11を棚フレーム1の収納棚6に収納したりする保管位置Bと、保管パレット10に積載された最上部の板材Pを1枚取りしたり、1枚取りした板材Pを板材パレット11の板材載置部15上に載置したりする1枚取り位置Cと、板材パレット11に載っている1枚取りされた板材Pを取り出す取出し位置Dとである。
本実施例の保管パレット10及び/又は板材パレット11が停止する各位置は、図3で示すように、積込み位置A、1枚取り位置C及び取出し位置Dの三位置が同位置で、昇降台55の上下動部80が取り付いている箇所に設けてある。また、保管位置Bを棚フレーム1に設けてある。
板材Pを保管パレット10に積み込み、収納(保管)する手順を図3を参照して説明する。保管パレット10に積載された板材Pが空になると、昇降台55は空の保管パレット10が収納された収納棚5まで移動する。そして第1移送機構60により、棚フレーム1の保管位置Bから昇降台55の1枚取り位置Cに空の保管パレット10を移送し、昇降台55は板材Pを積み込む高さまで移動する。本実施例の板材保管棚の場合は、積込み位置Aと1枚取り位置Cとが同じ位置なので、この位置で板材Pが、図示を省略したフォークリフトにより保管パレット10の上に積載される。そして、昇降台55は空の保管パレット10が収納されていた収納棚5まで移動し、第1移送機構60により保管パレット10を棚フレーム1の保管位置Bに移送し収納する。
次に、板材Pを1枚取りする手順を図5を参照して説明する。同図(A)のように、昇降台55は、板材加工機で加工する板材Pを積載した保管パレット10が収納してある収納棚5まで移動する。そして、第1移送機構60により保管パレット10を棚フレーム1の保管位置Bから昇降台55の1枚取り位置Cに移送する。
次に同図(B)のように、保持部85は、上下動部80により保管パレット10に積層状に積載された最上部の板材Pに、真空パッド86が密着するまで下がる。そして、保持部85は、真空により板材Pを保持する。その後、保持部85は上下動部80により板材Pを保持した状態で上がり、最上部の板材Pは1枚取りされる。
次に同図(C)のように、第1移送機構60により保管パレット10を、昇降台55の1枚取り位置Cから保管パレット10が収納されていた棚フレーム1の保管位置Bに移送し収納する。
1枚取りされた板材Pを取り出す手順を説明する。図5で説明したように1枚取り位置Cで保持部85は、板材Pを保持して持ち上げ1枚取りする。保管パレット10を棚フレーム1の収納棚5に移送し収納した後に、1枚取りされた板材Pを保持部85が保持した状態で、昇降台55は板材パレット11が収納された収納棚6まで移動する。その後、第1移送機構60により板材パレット11を保管位置Bから1枚取り位置Cに移送する。そして、1枚取りされた板材Pを保持した保持部85は、上下動部80により下がる。次に、真空パッド86の真空を解除し、1枚取りされた板材Pは、板材パレット11の板材載置部15の上に受け渡される。そして、保持部85は、上下動部80により上がる。昇降台55は板材Pが取り出される位置まで移動(昇降)する。本実施例の板材保管棚の場合は、1枚取り位置Cと取出し位置Dとが同じ位置なのでこの位置で、板材パレット11の板材載置部15の上に載っている1枚取りされた板材Pは取り出される。
次に、板材パレット11の板材載置部15について図6〜図10を参照して説明する。これから説明するいずれか一つの板材載置部15を板材パレット11の上面に取り付けることができる。
板材載置部15は、板材パレット11の移送方向に対して平行な方向に、かつ隙間を設けて互いに並行に設けられた複数の平板状の板材載置部材16により構成することができる。板材載置部材16は板材Pを板材載置部材16上に載置したさい、板材Pの下方に図示を省略したフォークリフトのフォーク又は専用のフォークを挿入可能な空隙を形成する厚みを有する。そして、板材パレット11の移送方向に対して平行な方向から図示を省略したフォークリフトのフォーク又は専用のフォークを挿入し板材Pを取り出すことができる。また、板材Pは1枚取りされて板材載置部材16上に載置されているので、人手で運べる重さの板材Pは人手で取り出し運ぶこともできる。また、板材載置部材16の取り付ける向きを板材パレット11の移送方向に対して直交する方向に変え、板材パレット11の移送方向に対して直交する方向から図示を省略したフォークリフトのフォーク又は専用のフォークを挿入し板材Pを取り出すようにしてもよい。
また、板材載置部15は、図6に示すように、平板状の板材載置部材16を板材パレット11の移送方向に対して平行な方向に、かつ1列に隙間を設けて複数個配設し、それを互いに隙間を設けて並行に複数列配設した構成としてもよい。板材載置部材16は、板材Pを板材載置部材16上に載置したさい、板材Pの下方に図示を省略したフォークリフトのフォーク又は専用のフォークを挿入可能な空隙を形成する厚みを有する。また、板材載置部材16は、板材パレット11の移送方向に対して平行な方向又は直交する方向から、図示を省略したフォークリフトのフォーク又は専用のフォークを隙間に挿入し、板材Pを持ち上げ取り出すことができるように配設されている。そして、板材Pは1枚取りされて板材載置部材16上に載置されているので、人手で運べる重さの板材Pは人手で取り出し運ぶこともできる。
図7に示すように、板材載置部15は、互いに平行に離間対向した1対のフレーム18の間に回転自在なフリーローラ17を複数備えた構成にすることができる。フリーローラ17は、板材パレット11の移送方向に対して直交する方向に、板材パレットの上面の1対のフレーム18により取付けられている。フリーローラ17は、C形鋼により構成された1対のフレーム18に対して直角で、かつ互いのフリーローラ17が平行になるように適宜間隔で支軸19により回転可能に取り付けられている。そして、板材パレット11の移送方向に対して平行な方向から板材Pを取り出すことができる。また、板材Pは1枚取りされてフリーローラ17上に載置されているので、人手で運べる重さの板材Pは人手で取り出し運ぶこともできる。
また、フリーローラ17の取り付ける向きを板材パレット11の移送方向に対して平行な方向に変え、板材パレット11の移送方向に対して直交する方向から板材Pを取り出すようにしてもよい。また、上述した実施例はフリーローラ17を1列で構成したが、長さの短いローラを複数列設置した構成にしてもよい。
板材載置部15は、図8に示すように、回転自在なフリーボールベアリング20(ボールトランスファとも呼ばれる)を複数備えた構成とすることができる。そして、フリーボールベアリング20はボールを上向きに適宜間隔で格子状に配置されている。フリーボールベアリング20の数量は、板材Pのサイズや重量により適宜変更可能である。
板材パレット11の移送方向に対して平行な方向又は直交する方向から板材Pを取り出すことができる。そして、板材Pは1枚取りされてフリーボールベアリング20上に載置されているので、人手で運べる重さの板材Pは人手で取り出し運ぶこともできる。
板材載置部15は、図9に示すように、1枚取りされた板材Pを搬送する搬送機構21を備えることができる。搬送機構21は、主に、駆動源のモータ内蔵ローラ23、複数の従動ローラ24及び1対のコンベアフレーム25により構成されている。駆動源のモータ内蔵ローラ23及び複数の従動ローラ24は、板材パレット11の移送方向に対して直交する方向になるように、板材パレット11の上面に設けた1対のコンベアフレーム25により取付けられている。モータ内蔵ローラ23及び従動ローラ24は、端部に2連のスプロケット26が固定され、C形鋼により構成され互いに平行に離間対向した1対のコンベアフレーム25に対して直角で、かつ互いの各ローラが平行になるように適宜間隔で支軸27により回転可能に取り付けられている。そして、互いに隣り合うローラどうしの2連のスプロケット26には無端チェーン28が掛け渡されている。1,2本目のローラに固定されている2連のスプロケット26には右側のスプロケットに無端チェーン28を掛け渡し、次の2,3本目のローラに固定されている2連のスプロケット26には左側のスプロケットに無端チェーン28を掛け渡し、更に、次の3,4本のローラに固定されている2連のスプロケット26には右側のスプロケットというように、互い違いに無端チェーン28を掛け渡してある。
1枚取りされた板材Pをモータ内蔵ローラ23及び複数の従動ローラ24の上に載せ、モータ内蔵ローラ23を駆動し、板材パレット11の移送方向に対して平行な方向に、1枚取りされた板材Pを搬送することができる。昇降台55に隣接するように板材Pを受け渡す搬送装置を設ければ、1枚取りされた板材Pを自動で次工程へ搬送することができる。また、板材Pは1枚取りされて各ローラ上に載置されているので、人手で運べる重さの板材Pは人手で取り出し運ぶこともできる。
また、モータ内蔵ローラ23をクラッチ付に換え、クラッチを切ることでローラを外部から回せる状態にし、ローラ上に載せられた板材Pを引き出せるようにしてもよい。
また、モータ内蔵ローラ23及び複数の従動ローラ24の取り付ける向きを、板材パレット11の移送方向に対して平行な方向に変え、板材パレット11の移送方向に対して直交する方向に板材Pを搬送するようにしてもよい。
上述した搬送機構21はローラコンベアで板材Pを搬送したが、例えば、無端ベルトコンベア、チェーンコンベアなどとしてもよい。
また、搬送機構21は、モータ内蔵ローラ23、複数の従動ローラ24及び1対のコンベアフレーム25で構成したが、複数のモータ内蔵ローラ23及び1対のコンベアフレームにより構成してもよい。そして、モータ内蔵ローラ23は、互いに平行に離間対向した1対のコンベアフレームに対し直角で、かつ互いのローラが平行になるように適宜間隔で支軸により回転可能に取り付けてもよい。
板材載置部15は、図10に示すように、1枚取りされた板材Pを搬送する搬送機構22を備えることができる。搬送機構22の駆動力は、板材載置部15を有する板材パレット11以外に備えた駆動源のモータ43から駆動力伝達手段40により、搬送機構22に伝達することができる。
搬送機構22は、主に、複数の従動ローラ30、1対のコンベアフレーム32及び駆動力伝達手段40により構成されている。複数の従動ローラ30は、板材パレット11の移送方向に対して直交する方向になるように、板材パレット11の上面に設けた1対のコンベアフレーム32により取付けられている。従動ローラ30の端部には2連のスプロケット35が固定され、従動ローラ30は、互いに平行に離間対向した1対のC形鋼により構成されたコンベアフレーム32に対して直角で、かつ互いの従動ローラ30が平行になるように適宜間隔で支軸31により回転可能に取り付けられている。
そして、板材パレット11に搬送機構22が取り付いている面と反対面の下面に駆動軸33が回転可能に固定され、その駆動軸33には歯車34及びスプロケット36が固定されている。互いに隣り合う従動ローラ30の2連のスプロケット35の間には、無端チェーン37が互い違いに掛け渡されている。その内の1箇所は互いに隣り合う従動ローラ30の2連のスプロケット35と、駆動軸33に固定されたスプロケット36との間に無端チェーン38が掛け渡されている。
1枚取りされた板材Pを取り出す位置に板材パレット11が移送されたとき、板材パレット11の下面に設けた歯車34に、昇降台55に取り付けた駆動力伝達手段40が揺動し駆動源のモータ43から搬送機構22に駆動力が伝達される。
駆動力伝達手段40は、主に、揺動可能に取り付けられた揺動プレート41、シリンダ42、駆動源のモータ43、歯車44、出力軸45、スプロケット46及びスプロケット47により構成されている。揺動プレート41にはモータ43が取り付けられ、モータ43の出力軸にはスプロケット46が固定されている。また、揺動プレート41には出力軸45が回転可能に固定され、出力軸45にはスプロケット47と歯車44とが固定されている。スプロケット46とスプロケット47との間には無端チェーン48が掛け渡されている。そして、シリンダ42のロッド側には揺動プレート41が取付けられている。シリンダ42は昇降台55に取付けられている。シリンダ42を駆動すると揺動プレート41が揺動し、板材パレット11側の歯車34と駆動力伝達手段40側の歯車44がかみ合い駆動力を伝達できる。
また、シリンダ42は空圧により駆動し、図示を省略した空圧配管や弁類を備えている。
1枚取りされた板材Pを板材パレット11の搬送機構22の上に載せ、歯車34と歯車44とがかみ合った状態でモータ43を駆動すると駆動力伝達手段40を介して、回転駆動力が搬送機構22に伝達されて、板材パレット11の移送方向に対して平行な方向に、1枚取りされた板材Pを自動で搬送することができる。また、駆動力伝達手段40を昇降台55に取付け、板材パレット11を昇降台55に移送した後、駆動力伝達手段40をシリンダ42で作動させ、駆動源から駆動力を伝達し、搬送機構22を駆動し板材を搬送することができる。そして、昇降台55に隣接するように板材Pを受け渡す搬送装置を設ければ1枚取りされた板材Pを自動で次工程へ搬送することができる。
また、板材Pは1枚取りされて複数の従動ローラ30上に載置されているので、人手で運べる重さの板材Pは人手で取り出し運ぶこともできる。
また、駆動力伝達手段40を後述する置き台90又は後述する積込み台95に設け、板材パレット11が置き台90又は積込み台95に移送された後、駆動力伝達手段40をシリンダ42で作動させ、駆動源から駆動力を伝達し、搬送機構22を駆動し板材Pを自動で搬送することもできる。
また、複数の従動ローラ30の取り付ける向きを、板材パレット11の移送方向に対して平行な方向に変え、板材パレット11の移送方向に対して直交する方向に板材Pを搬送するようにしてもよい。また、モータ43をクラッチ付モータに換え、クラッチを切り、搬送機構22を外部から回せる状態にし、搬送機構22上に載せられた板材Pを引き出せるようにしてもよい。
上述した実施例の搬送機構22は、ローラコンベアで板材Pを搬送するようにしたが、例えば、無端ベルトコンベア又はチェーンコンベアで板材Pを搬送するようにしてもよい。
本実施例では、板材パレット11を収納する収納棚6を最下段に設けたが、収納棚6の位置は使用状況により適宜な高さとしてもよい。
棚フレーム1に板材パレット11を出入自在な収納棚6を複数段備え、各収納棚に異なった板材載置部15を備えた板材パレット11を収納すれば、異なる方法で板材Pの取り出し、又は異なる方向から板材Pの取り出しができる。
例えば、板材載置部15が搬送機構22で構成され、昇降台55に設けた駆動力伝達手段40により、搬送機構22に駆動力が伝達される板材パレット11と、板材載置部15が板材載置部材16で構成された板材パレット11とを各収納棚に収納する。板材載置部15が搬送機構22で構成された板材パレット11の板材Pの取り出しはモータを駆動し板材Pを搬送し取り出すことができる。また、板材載置部15が板材載置部材16で構成された板材パレット11の板材Pの取り出しは、板材Pの下方に図示を省略したフォークリフトのフォークを差し込み、取り出すことができる。
また、板材パレット11の板材載置部15を、搬送機構21が板材パレット11の移送方向に対して平行な方向に板材Pを搬送するように構成し、もう片方の板材パレット11の板材載置部15を、搬送機構21が板材パレット11の移送方向に対して直交する方向に板材Pを搬送するように構成する。このように搬送方向の異なった板材載置部15を有する板材パレット11を各収納棚に設置し、板材Pを載置する板材パレット11を替えるごとに、板材Pの取り出し方向が変わるようにすることもできる。
実施例2の板材保管棚について、図11を参照して説明する。本実施例は、前記実施例1に対して、保持部85を上下動可能な上下動部80を、棚フレーム1内に備えている点で特に異なり、その他の前記実施例1と共通部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
棚フレーム1は、前面に各パレットを出し入れするための開口を有する。そして、棚フレーム1の内側には、複数の保管パレット10を収納するために、上下方向に複数段の収納棚5が左右対称に設けられている。
収納棚5の下方には、上下動部80を取り付けた上下動部フレーム89が設けてある。上下動部フレーム89は棚フレーム1の柱に固定されている。上下動部フレーム89の下方(保持部85の下方)には、板材パレット11を収納するために収納棚6が左右対称に設けられている。保持部85が上昇端にあるときに、板材パレット11は、収納棚6に収納される。そして、保持部85が下降するときには、板材パレット11は昇降台55側に移送される。
収納棚6の下方には、保管パレット10に積載された板材Pを保持部85で1枚取りするときに、保管パレット10を収納する収納棚8が左右対称に設けられている。
そして、第1移送機構60によって保持部85の下方に引き込まれ収納棚8に収納された保管パレット10上の板材Pを保持部85で保持し、1枚取り可能に構成されている。更に、第1移送機構60によって保持部85の下方に引き込まれ収納棚6に収納された板材パレット11の板材載置部15に対して保持部85によって1枚取りされた板材Pを載置可能に構成されている。
本実施例の保管パレット10及び/又は板材パレット11が停止する各位置は、図11で示すように、積込み位置A及び取出し位置Dを昇降台55に設けてある。また保管位置B及び1枚取り位置Cを棚フレーム1に設けてある。
板材Pを保管パレット10に積み込み、収納する手順を図11を参照して説明する。保管パレット10に積載された板材Pが空になると、昇降台55は空の保管パレット10が収納された収納棚5まで移動する。そして第1移送機構60により、棚フレーム1の保管位置Bから昇降台55の積込み位置Aに空の保管パレット10を移送し、昇降台55は板材Pを積み込む高さまで移動する。この位置で板材Pが、図示を省略したフォークリフトにより保管パレット10の上に積載される。そして、昇降台55は空の保管パレット10が収納されていた収納棚5まで移動し、第1移送機構60により保管パレット10を棚フレーム1の保管位置Bに移送し収納する。
次に、板材Pを1枚取りする手順を図12を参照して説明する。同図(A)のように、昇降台55は、所望する板材Pを積載した保管パレット10が収納してある収納棚5まで移動する。そして、第1移送機構60により保管パレット10を棚フレーム1の保管位置Bから昇降台55の積込み位置Aに移送する。
次に同図(B)のように、昇降台55は1枚取りする保管パレット10を収納する収納棚8まで移動し、第1移送機構60により保管パレット10を棚フレーム1の1枚取り位置Cに移送し位置決めする。
次に同図(C)のように、昇降台55は板材パレット11が収納されている収納棚6まで移動し、第1移送機構60により板材パレット11を棚フレーム1の保管位置Bから昇降台55の積込み位置Aに移送する。
次に同図(D)のように、保持部85は、上下動部80により保管パレット10に積層状に積載された最上部の板材Pに、真空パッド86が密着するまで下がる。そして、保持部85は、真空により板材Pを保持する。その後、保持部85は上下動部80により板材Pを保持した状態で上がり、最上部の板材Pは1枚取りされる。
1枚取りされた板材Pを取り出す手順を説明する。図12で説明したように1枚取り位置Cで保持部85は、板材Pを保持して持ち上げ1枚取りする。1枚取りされた板材Pを保持部85が保持した状態で、昇降台55にある板材パレット11を積み込み位置Aからを収納棚6の1枚取り位置Cまで移送し収納する。そして、1枚取りされた板材Pを保持した保持部85は、上下動部80により下がる。次に、真空パッド86の真空を解除し、1枚取りされた板材Pは板材パレット11の板材載置部15の上に受け渡される。そして、保持部85は、上下動部80により上がる。板材パレット11は1枚取り位置Cから取出し位置Dに移送される。昇降台55は板材Pが取り出される位置まで移動(昇降)する。そして、板材パレット11の板材載置部15の上に載っている1枚取りされた板材Pを取り出すことが出来る。
実施例3の板材保管棚について、図13を参照して説明する。本実施例は、前記実施例1に対して、置き台90が設置される点と、第1移送機構60の機長が変わる点とで特に異なり、その他の前記実施例1と共通部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
置き台90は、昇降台55に対して、棚フレーム1と反対側に、昇降台55に隣接するように設置している。置き台90のフレームの内側には、保管パレット10又は板材パレット11が走行するための、第1走行面91を左右対称に設けている。置き台90の第1走行面91は、昇降台55が板材パレット11を収納している収納棚6に停止したとき、昇降台55に乗り移り可能にしている。
昇降台55が有する第1移送機構60の従動スプロケット70の位置を置き台側へ延ばし、第1移送機構60により保管パレット10又は板材パレット11が、昇降台55と置き台90との間で移送できるようにする。
置き台90に保管パレット10又は板材パレット11が移送され停止したとき、昇降台55が移動しても、突起プレート67及び突起プレート68は待避した位置にあり、第1移送機構60の無端チェーン66、突起プレート67及び突起プレート68は、各パレット及び各パレットの凹部13を備えたプレートと干渉しない位置関係になっている。
次に第1移送機構60により板材パレット11を置き台90に移送する手順を説明する。まず、昇降台55が板材パレット11が収納された収納棚6まで移動する。そして、サーボモータ76を回転駆動すると無端チェーン66が駆動し、棚フレーム1の収納棚6に収納された板材パレット11前部の左右のプレートに設けた凹部12に、突起プレート67がはまる。次に、板材パレット11が引き出され、板材パレット11後部の左右のプレートに設けた凹部13に突起プレート68がはまる。更に、板材パレット11が引き出され、板材パレット11前部の左右のプレートに設けた凹部12から、突起プレート67が外れる。更に、板材パレット11が引き出され、板材パレット11後部の左右のプレートに設けた凹部13から突起プレート68が外れ、板材パレット11は停止する。突起プレート68が、凹部13を設けたプレートと昇降台55が上昇しても干渉しない位置まで移動した後、サーボモータ76は停止する。
このとき、板材パレット11は、置き台90に移送され、第1走行面91上で停止した状態である。このようにサーボモータ76を回転駆動して板材パレット11を移送することができる。また、サーボモータ76を逆回転駆動すると、板材パレット11は逆方向に移送され元の収納棚6に戻る。第1移送機構60により板材パレット11を移送する方法について説明したが、保管パレット10を移送する場合も同様に移送することができる。
本実施例の保管パレット10及び/又は板材パレット11が停止する各位置は、積込み位置A及び取出し位置Dの二位置が同位置で、置き台90に設けてある。保管位置Bを棚フレーム1に設け、1枚取り位置C及び取出し位置Dの二位置が同位置で、昇降台55の上下動部80が取り付いている箇所に設けてある。
板材Pを保管パレット10に積み込んだ後、収納(保管)する手順を説明する。保管パレット10に積載された板材Pが空になると、昇降台55は、その空の保管パレット10が収納された収納棚5まで移動する。そして、第1移送機構60により棚フレーム1の保管位置Bから、昇降台55の1枚取り位置Cに保管パレット10を移送する。そして、昇降台55は保管パレット10を置き台90に移送する位置(収納棚6)まで移動する。第1移送機構60により保管パレット10を置き台90の積込み位置Aに移送する。保管パレット10が位置決めされた後、板材Pが図示を省略したフォークリフト又はクレーンにより保管パレット10の上に積載される。そして、位置決めを解除した後、第1移送機構60により保管パレット10を昇降台55の1枚取り位置Cに移送する。昇降台55は空の保管パレット10が収納されていた収納棚5まで移動し、第1移送機構60により保管パレット10を棚フレーム1の保管位置Bに移送し収納する。
1枚取りされた板材Pを取り出す手順を説明する。図5で説明したように1枚取り位置Cで保持部85は、板材Pを保持して持ち上げ1枚取りする。そして、保管パレット10を棚フレーム1の収納棚5に移送し収納する。その後、1枚取りされた板材Pを保持部85が保持した状態で、昇降台55は板材パレット11が収納された収納棚6まで移動する。次に、第1移送機構60により板材パレット11を保管位置Bから1枚取り位置Cに移送する。次に、1枚取りされた板材Pを保持した保持部85は、上下動部80により下がる。そして、真空パッド86の真空を解除し1枚取りされた板材Pは、板材パレット11の板材載置部15の上に受け渡される。そして、保持部85は、上下動部80により上がる。次に、第1移送機構60により板材パレット11を置き台90の取出し位置Dに移送する。板材パレット11が位置決めされた後、板材パレット11の板材載置部15に載っている1枚取りされた板材Pは取り出される。また、昇降台側の取出し位置Dに板材パレット11が停止しているときに板材Pを取り出すようにしてもよい。
このようにすると、板材載置部15の上に1枚取りされた板材Pを載せた板材パレット11を置き台90に移送し、板材パレット11を位置決めした後、昇降台55は移動することができる。これによって、板材パレット11の板材載置部15上の板材Pが取り出されるまでの間に、昇降台55が移動し所望する板材Pを1枚取りして、板材パレット11に載置する準備ができるので、作業効率が向上する。
上述した実施例以外にも例えば下記のように構成してもよい。置き台90に、保管パレット10又は板材パレット11が走行するための第1走行面91を、第1走行面91の上部に左右対称に2段に増設してもよい。その場合、各段の第1走行面91上に停止した板材パレット11の板材載置部15の上に載っている1枚取りした板材Pを、取り出すことができるように置き台90には開口を設ける。昇降台55の停止位置を変え、板材パレット11を高さの異なる各第1走行面91上に移送し停止して、取り出し高さの異なる各位置から板材Pを取り出すようにしてもよい。
実施例4の板材保管棚について、図14を参照して説明する。本実施例は、前記実施例1に対して、保持部85に保持された板材Pを載せる板材載置部15を昇降台55の底部に備える点で特に異なり、その他の前記実施例1と共通部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
この板材保管棚は、板材Pを積載した保管パレット10を出入自在な収納棚5を、上下方向に複数段備えた棚フレーム1の一側の柱2に沿って、昇降台55を上下動自在に設け、収納棚5に対して保管パレット10を出し入れする第1移送機構60を昇降台55に備えている。そして、保持部85を上下動可能な上下動部80を昇降台55に備え、保持部85の下方又は昇降台55の底部に板材載置部15を備えている。昇降台55には板材載置部15に載せられた板材Pを取り出すために、昇降台55が棚フレーム1と接している方向以外の、三面の側面に開口52が設けられている。
棚フレーム1は、前面に保管パレット10を出し入れするための開口を有する。そして、棚フレーム1の内側には、複数の保管パレット10を収納するために、上下方向に複数段の収納棚5が左右対称に設けられている。その収納棚5に保管パレット10を収納する。棚フレーム1の前端に設けた左右の柱2には、昇降台55を案内するガイドレール3が取り付けられている。
そして、第1移送機構60によって保持部85の下方に引き込まれた保管パレット10上の板材Pを保持部85で保持し1枚取り可能に構成されている。また、保持部85に保持された板材Pを板材載置部15に対して載置可能に構成されている。
昇降台55の互いの側板どうしに梁材53を渡すように設け、その梁材53の上に板材載置部15を備えてある。
本実施例の板材載置部15は、上述した実施例で図6〜図9に示して説明したものと同様な、複数の板材載置部材16、複数の回転自在なフリーローラ17、複数の回転自在なフリーボールベアリング20又は搬送機構21のいずれかを取付けることができる。
保管パレット10が1枚取り位置C(保持部85の下方)に移送されたとき保管パレット10はサーボモータ76より引き出された位置(図1参照)になるように、保持部85を上下動する上下動部80は取り付けられている。そして、保管パレット10上の板材Pを保持部85で保持し上下動部80により1枚取りし、次に、保管パレット10を棚フレーム1の保管位置Bに移送し収納した後、保持部85で保持した板材Pを上下動部80により下降して昇降台55の底部に備えている板材載置部15の上に載せるときに、左右の第1移送機構60と、サーボモータ76と、駆動軸72とに板材Pが干渉しないように隙間が設けられている。
本実施例の保管パレット10が停止する各位置は、積込み位置A、1枚取り位置C及び取出し位置Dの三位置が同位置で、昇降台55の上下動部80が取り付いている箇所に設けてある。また保管位置Bを棚フレーム1に設けてある。
板材Pを保管パレット10に積み込み、収納する手順は実施例1と、同じであるから説明を省く。
1枚取りされた板材Pを取り出す手順を説明する。図5で説明したように1枚取り位置Cで保持部85は、板材Pを保持して持ち上げ1枚取りする。そして、保管パレット10を棚フレーム1の収納棚5に移送し収納する。図14の板材保管棚の場合は、1枚取り位置Cと取出し位置Dとが同じなので、この位置で1枚取りされた板材Pを保持した保持部85は、上下動部80により下がる。次に、真空パッド86の真空を解除し、1枚取りされた板材Pを昇降台55の底部の板材載置部15上に受け渡す。保持部85は、上下動部80により上がる。そして、昇降台55は板材Pを取り出す高さまで移動する。その後、板材載置部15の上に載せられた板材Pは取り出すことができる。
実施例5の板材保管棚について、図15を参照して説明する。本実施例は、前記実施例1に対して、積込み台95が設置される点で特に異なり、その他の前記実施例1と共通部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
棚フレーム1は、前面に保管パレット10又は板材パレット11を出し入れするための開口を有する。そして、棚フレーム1の内側には、複数の保管パレット10を収納するために、上下方向に複数段の収納棚5が左右対称に設けられている。その収納棚5に保管パレット10を収納する。収納棚5の下方には、板材パレット11を収納する収納棚6が左右対称に設けられている。その収納棚6に板材パレット11を収納する。また、棚フレーム1の最下段には、収納棚7が設けられている。棚フレーム1の前端に設けた左右の柱2には、昇降台55を案内するガイドレール3が取り付けられている。
積込み台95は、棚フレーム1に対して、昇降台55と反対側に棚フレーム1に隣接して設置している。積込み台95のフレームの内側には、保管パレット10を移送できる第2走行面96が、左右対称に設けられている。積込み台95は、棚フレーム1の最下段に設けた収納棚7と、積込み台95の第2走行面96との間で、保管パレット10を移送する第2移送機構65を備えている。積込み台95の第2走行面96は、棚フレーム1に設けた収納棚7に、保管パレット10が乗り移り可能にしている。また棚フレーム1の積込み台95が隣接する面に、板材Pを積載した保管パレット10が通過する開口が設けてある。また、本実施例では、棚フレーム1の下段に収納棚7を設けたが、収納棚7の高さは使用状況により適宜な高さとしてよい。
本実施例の第2移送機構65は実施例1の第1移送機構60を対称に設置し、機長を変えたものであり、実施例1で説明したものと同様であるので詳細な説明を省略する。
本実施例の保管パレット10及び/又は板材パレット11が停止する各位置は、積込み位置Aを積込み台95に設け、保管位置Bを棚フレーム1に設け、1枚取り位置C及び取出し位置Dの二位置が同位置で、昇降台55の上下動部80が取り付いている箇所に設けてある。
次に板材Pを保管パレット10に積み込み、収納(収納)する手順を説明する。保管パレット10に積載された板材Pが空になると、昇降台55はその空の保管パレット10が収納された収納棚5まで移動する。次に、第1移送機構60により棚フレーム1の保管位置Bから、昇降台55の1枚取り位置Cに保管パレット10を移送する。そして、昇降台55は保管パレット10を積込み台95に移送できる収納棚7まで移動する。次に、昇降台55が有する第1移送機構60により保管パレット10を昇降台55の1枚取り位置Cから、棚フレーム1の保管位置Bに移送する。それから、積込み台95の有する第2移送機構65により、突起プレート67が保管パレット10のプレートに設けた凹部13にはまり、さらに、突起プレート68が保管パレット10のプレートに設けた凹部12にはまり、保管パレット10を棚フレーム1の保管位置Bから積込み台95の積込み位置Aに移送することができる。
その後、板材Pが図示を省略したフォークリフト又はクレーンにより保管パレット10上に積載される。そして、積込み台95の第2移送機構65が逆回転駆動して保管パレット10を、積込み台95の積込み位置Aから棚フレーム1の保管位置Bに移送する。次に、昇降台55の第1移送機構60により保管パレット10を、棚フレーム1の保管位置Bから昇降台55の1枚取り位置Cに移送する。昇降台55は空の保管パレット10が収納されていた収納棚5まで移動し、第1移送機構60により板材Pが積載された保管パレット10を、棚フレーム1の保管位置Bに移送する。
1枚取りされた板材Pを取り出す手順は、実施例1と同じであるから説明を省く。
設置スペースの関係等で取出し位置Dを積込み台95に設け、積込み台95に板材パレット11を移送し、板材Pを受け渡すようにしてもよい。また、前記実施例2、3又は4に対して、積込み台95を設置するようにしてもよい。
実施例6の板材保管棚について、図16を参照して説明する。本実施例は、前記実施例3に対して、積込み台95が設置される点で特に異なり、その他の、前記実施例3と共通部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
積込み台95の第2走行面96は、棚フレーム1の下部に設けた収納棚7に、保管パレット10が乗り移り可能な高さにしている。
板材Pを保管パレット10に積み込み、収納する手順は、実施例5と同じであるから説明を省く。また、1枚取りされた板材Pを取り出す手順は、実施例3と同じであるから説明を省く。
また、前記実施例1又は2に対して、置き台90及び積込み台95を設置するようにしてもよい。
以上、本発明の板材Pを保管、排出する板材保管棚について、好ましい実施例を示して説明したが、本発明は、上述した実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の組合せの実施及び/又は種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、昇降台55は、昇降台55に設けた上下動部80に対して、棚フレーム1と反対側に、第1移送機構60により、保管パレット10又は板材パレット11を移送した位置に、置けるような長さを有する板材保管棚にしてもよい。
上記の実施例では、板材Pを保管、排出する板材保管棚について説明したが、例えば、板材Pを保管、排出する立体倉庫などについても適用される。板材Pは、鋼板、合成樹脂板、ベニヤ板、シート材及び合板に適用される。
1 棚フレーム
10 保管パレット
11 板材パレット
15 板材載置部
55 昇降台
60 第1移送機構
65 第2移送機構
80 上下動部
85 保持部
90 置き台
95 積込み台
A 積込み位置
B 保管位置
C 1枚取り位置
D 取出し位置
P 板材
昇降機構101は主に2本の駆動軸103、各スプロケット、チェーン104及びモータ付減速機102で構成されている。棚フレーム1の上面には2本の駆動軸103が回転自在に配設されている。その2本の駆動軸103の左右両端にはそれぞれ駆動スプロケット105と駆動スプロケット106とが固定されている。駆動軸103の内側(棚フレームの中心側)の駆動スプロケット105、モータ付減速機102の両側の出力軸に固定された駆動スプロケット108とには無端チェーン109が掛け渡されている。そして、駆動軸103の外側(棚フレームの側面側)の駆動スプロケット106の下方にはそれぞれ回転自在に従動スプロケット107が棚フレーム1の柱2に設けられている。チェーン104は駆動軸の外側の駆動スプロケット106と従動スプロケット107とに掛け渡され、チェーン104の両端は昇降台55に接続されている。モータ付減速機102が正逆回転駆動すると昇降台55は柱2に設けたガイドレール3に沿って移動(昇降)することができる。昇降機構101については従来周知であるから、詳細な構成及び動作の説明は省略する。
上述した搬送機構21はローラコンベアで板材Pを搬送したが、例えば、無端ベルトコンベア、チェーンコンベアなどとしてもよい。また、モータ内蔵ローラ23の代わりにモータを搬送機構21の近傍に設け、そのモータで搬送機構21を駆動するようにしてもよい。
置き台90は、昇降台55に対して、棚フレーム1と反対側に、昇降台55に隣接するように設置している。置き台90のフレームの内側には、保管パレット10又は板材パレット11が走行するための、第1走行面91を左右対称に設けている。置き台90の第1走行面91は、昇降台55が板材パレット11を収納している収納棚6に停止したとき、昇降台55に乗り移り可能にしている。すなわち、収納棚6に収納された板材パレット11は、昇降台55を移動(昇降)させることなく置き台90に移送することが可能である。
上述した実施例以外にも例えば下記のように構成してもよい。同じ板材Pを連続して取り出す場合は、板材パレット11を置き台90に移送し、所望する板材Pが保管された保管パレット10を収納棚6に収納し、保管パレット10を1枚取り位置Cに移送して1枚取りした後、板材パレット11を1枚取り位置Cに移送して、板材載置部15の上に1枚取りされた板材Pを載せ、板材パレット11を置き台90に移送するようにしてもよい。また、置き台90に、保管パレット10又は板材パレット11が走行するための第1走行面91を、第1走行面91の上に左右対称に2段に増設してもよい。その場合、各段の第1走行面91上に停止した板材パレット11の板材載置部15の上に載っている1枚取りした板材Pを、取り出すことができるように置き台90には開口を設ける。そして、昇降台55の停止位置を変え、板材パレット11を高さの異なる各第1走行面91上に移送して、取り出し高さの異なる各位置から板材Pを取り出すようにしてもよい。


Claims (6)

  1. 板材を積載した保管パレット及び板材を載置可能な板材載置部を備えた板材パレットを出入自在な収納棚を、上下方向に備えた棚フレームの一側に、昇降台を上下動自在に備え、
    前記各収納棚に対して前記各パレットを出し入れする第1移送機構を前記昇降台に備え、
    保持部を上下動可能な上下動部を前記棚フレーム内に備えるか又は前記昇降台に備え、
    前記第1移送機構によって前記保持部の下方に引き込まれた前記保管パレット上の板材を前記保持部で保持し1枚取り可能にし、
    この1枚取りされた前記板材を、前記第1移送機構によって前記保持部の下方に引き込まれた前記板材パレットの前記板材載置部に載置可能にしたことを特徴とする板材保管棚。
  2. 前記板材載置部は1枚取りされた前記板材を搬送する搬送機構を備えていることを特徴とする請求項1に記載の板材保管棚。
  3. 前記板材載置部は1枚取りされた前記板材を搬送する搬送機構を備え、前記搬送機構の駆動力は、前記板材載置部を有する前記板材パレット以外に備えた駆動源から駆動力伝達手段により、前記搬送機構に伝達されることを特徴とする請求項1に記載の板材保管棚。
  4. 前記保管パレット又は前記板材パレットを移送できる第1走行面を有する置き台を、前記昇降台に対して前記棚フレームと反対側に前記昇降台に隣接するように備え、
    前記昇降台の有する前記第1移送機構によって、前記保管パレット又は前記板材パレットを前記昇降台と前記置き台の前記第1走行面との間で移送するように構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の板材保管棚。
  5. 板材を積載した保管パレットを出入自在な収納棚を、上下方向に複数段備えた棚フレームの一側に、昇降台を上下動自在に設け、
    前記収納棚に対して前記保管パレットを出し入れする第1移送機構と、
    保持部を上下動可能な上下動部とを前記昇降台に備え、
    板材を載せて取り出すための板材載置部を前記保持部の下方に備えると共に、
    前記第1移送機構によって前記保持部の下方に引き込まれた前記保管パレット上の板材を前記保持部で保持し1枚取り可能にし、
    この1枚取りされた前記板材を前記板材載置部に載置可能にしたことを特徴とする板材保管棚。
  6. 前記棚フレームに対して、前記昇降台と反対側に設置され、前記棚フレームに隣接し、前記保管パレット又は前記板材パレットを移送できる第2走行面を有し、前記保管パレット又は前記板材パレットを前記棚フレームの前記収納棚と前記第2走行面との間で出し入れする第2移送機構を有する積込み台を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の板材保管棚。
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