JP2539666B2 - 循環式物品収納装置 - Google Patents

循環式物品収納装置

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JP2539666B2 JP63153374A JP15337488A JP2539666B2 JP 2539666 B2 JP2539666 B2 JP 2539666B2 JP 63153374 A JP63153374 A JP 63153374A JP 15337488 A JP15337488 A JP 15337488A JP 2539666 B2 JP2539666 B2 JP 2539666B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、保管倉庫等において使用される循環式物品
収納装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の循環式物品収納装置としては、例えば
特公昭62−29321号公報に開示されているように、ほぼ
長円形の無端回走路に沿って多数のトレーを水平に循環
走行させるようにし、かつ前記無端回走路の一部におい
て、トレー内の物品の出入を行なうようにした、いわゆ
る回転ラック装置や、互いに平行な複数の搬送装置を備
える保管倉庫の一端に入庫装置を、また同じく他端に出
庫装置を設け、入庫装置より順次搬送装置に送り込まれ
た物品を、出庫装置より1個ずつ取出すようにした押し
出し式の装置がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の回転ラック装置では、前後の端部においてトレ
ーを円滑に半回転させるためには、無端回走路の前後の
半円弧状の軌跡の曲率をある程度大としなければなら
ず、そのため、無端回走路の直線部分同士の間に、物品
の収納用に利用できない無駄な空間ができる。
また、押し出し式の装置においては、複数の搬送装置
を互いに近接させて配設することにより、無駄な空間が
生じるのを防止することはできるが、入庫装置より一つ
の搬送装置に、種類の異なる物品を無作為に送り込んだ
場合、出庫装置より所望の物品を即座に取出すことはで
きないという問題がある。
本発明は、上述のような従来の装置が有する問題点に
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、物品
の収納用に利用できない無駄な空間を可及的に減少さ
せ、かつ収納された物品中の所望のものを、迅速に取出
すことができるようにした循環式物品収納装置を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明の装置は、水平方向
に循環走行する複数の物品循環路を上下に配設してなる
循環式物品収納装置において、 前後方向に複数に区分され、かつ区分された各部を、
個別の駆動手段により、互いに独立して駆動するように
した左右2列の前後搬送装置を、互いに近接させて配設
し、 前記前後搬送装置における左右に隣り合う前後端部の
間に、それぞれ、各端部同士の間に亘って物品を搬送し
うる左右搬送装置を、昇降装置をもって、前後搬送装置
の搬送面より出没しうるように昇降させるようにして設
けることにより、一つの閉ループをなす物品の循環路を
形成し、 前記いずれかの前後搬送装置の前端に、適宜の手段に
より昇降させられる荷台と、荷台の上面に設けられ、前
記前後搬送装置の駆動と同期して駆動されることによ
り、物品を荷台の上面に対して送り込んだり排出したり
するようになっている搬送手段とを有する出入装置を設
けたことを特徴としている。
〔作用〕
本発明の装置によると、種々の物品を、循環路に沿っ
て密に並べて収納することができるとともに、物品の出
入時には、各収納物品を循環路に沿って歩進的に循環さ
せ、出入装置より所望の物品を取出したり、又は収納さ
せたりすることができる。
また、本発明によると、左右2列の前後搬送装置を、
互いに密接又は近接させて配設することができ、物品の
収納に利用できない空間を可及的に小さくして、収納効
率を高めることができる。
〔実施例〕
次に、本発明の一実施例を、添付図面に基づいて説明
する。
第1図及び第2図は、循環式物品収納装置の外観を示
す。なお、両図において、左方を前方とし、かつ左右と
は、平面図である第1図の左方を手前として見た状態に
おけるものを言う。
(1)は、前後方向に長い直方形のフレームで、多数
の支柱(2)を、横杆(3)と、1点鎖線で略示する交
差筋かい(4)とをもって互いに結合したものである。
フレーム(1)の前端部の右半分(第1図下方)は、
中空の物品出入室(5)となっている。この物品出入室
(5)を備えるフレーム(1)の前端部を除く部分に
は、前後方向を向く複数の水平杆(6)よりなる上下4
段のベース(7)が、上下方向に適宜の間隔を置いて設
けられている。
各ベース(7)には、ローラコンベヤからなり、前後
方向を向くとともに互いに近接する左右2列の前後搬送
装置(8)(9)と、この前後搬送装置(8)(9)の
前後の端部と直角に交差し、かつそれらの端部同士の間
に被搬送物たる物品(図示略)を搬送するための前後1
対の左右搬送装置(10)(11)が設けられている。
これらの4つの搬送装置(8)(9)(10)(11)に
より、1つの矩形の閉ループをなす物品の循環路(A)
(第9図参照)が形成されている。
各左右搬送装置(10)(11)は、ベース(7)の前後
の端部に設けた昇降装置(12)(第6図〜第8図参照)
により昇降させられて、搬送面が前後送装置(8)
(9)の搬送面よりやや上方に出没するようになってい
る。
これら左右搬送装置(10)(11)と、昇降装置(12)
とにより、横送り装置(13)(14)が形成されている。
物品出入室(5)内には、各段のベース(7)上に形
成された循環路(A)に物品を出入するための出入装置
(15)が設けられている。
この出入装置(15)は、適宜の手段により昇降させら
れる荷台の上面に、物品を荷台の上面に対して前後方向
に搬送するための、前後搬送装置(8)(9)と同様の
ローラーコンベヤからなり、かつ前後搬送装置(8)
(9)の駆動と同期して駆動されるようになっている搬
送装置を設けたもので、右側の前後搬送装置(9)の前
端に一直線状に並べて配設されている(図示略)。
次に、各部の詳細について説明する。
第1図に示すように、前後搬送装置(8)(9)は、
ローラコンベヤからなり、その前半部はモータ(16)
(17)により、また後半部はモータ(18)(19)によ
り、それぞれ互いに独立して駆動されるようになってい
る。
前後搬送装置(8)(9)は、互いに左右対称をな
し、またそれらの前半部と後半部とは、互いに前後対称
をなしている。従って、以下の説明では、左側の前後搬
送装置(8)の前半部のみについて説明し、その他につ
いては、同一部材に同一符号を付すに止め、詳細な説明
は省略する。
第3図〜第5図に示すように、前後搬送装置(8)の
前半部の左右両側部には、左右1対をなし、かつ前後方
向に適宜の間隔を有する多数の水平軸(20)の両端が、
それぞれ、水平杆(6)(6)へ貫通して枢支されてい
る。
各水平軸(20)の中央部には、2本の水平杆(6)
(6)の間に位置するローラ(21)が固着されている。
また、水平杆(6)の内側において、各水平軸(20)の
外端には、チェーンスプロケット(22)が固着されてい
る。
各チェーンスプロケット(22)の下部は、前後搬送装
置(8)の前端部付近に枢支した駆動軸(23)に固着し
た1対の駆動スプロケット(24)と、同じく後端部に枢
支された軸(25)に固着した1対の遊動スプロケット
(26)とに掛け回わした1対の無端チェーン(27)の上
側回走部分に噛合している。
従って、無端チェーン(27)の回走により、前後搬送
装置(8)の前半部のすべてのローラ(21)は、互いに
同期して同一方向に回転させられる。
第5図に明示するように、各無端チェーン(27)の上
側回走部分におけるローラ(27a)は、水平杆(6)に
支持した前後方向を向く板状の支持片(28)の上縁上を
転動するようになっており、無端チェーン(27)は各チ
ェーンスプロケット(22)から離脱しないように案内さ
れている。
無端チェーン(27)の下側回走部分は、水平杆(6)
に軸支した適数個のガイドスプロケット(29)上に掛け
られ、垂れ下がりが防止されている。
駆動軸(23)の外端部に固着されたチェーンスプロケ
ット(30)と、その近傍においてフレーム(1)に設け
た減速装置(31)の出力軸(32)に固着されたチェーン
スプロケット(33)には、無端チェーン(34)が掛け回
されている。
減速装置(31)の入力軸(35)は、カップリング(3
6)をもって、上述のモータ(18)の回転軸(37)に連
結されている。
かくして、モータ(18)を正逆回転させることによ
り、減速装置(31)、無端チェーン(34)等を介して駆
動軸(23)は回転させられ、かつそのときの駆動スプロ
ケット(24)の回転により、両無端チェーン(27)は回
転させられ、前後搬送装置(8)の前半部における全ロ
ーラ(21)は、互いに同期して回転させられる。
(38)は、前後搬送装置(8)の中央に1列だけ配設
された遊びローラである。
第6図〜第8図は、後部の横送り装置(14)を示す。
なお、前部の横送り装置(13)は、後部の横送り用装
置(14)と同一の構造のものを、左右逆向きとして各ベ
ース(7)の前端部に配設したものであるので、同一の
部材に同一の符号を付して、その詳細な説明は省略す
る。
(39)は、各水平杆(6)の下面後部において、軸受
(40)をもって枢支された左右方向を向く前後1対のカ
ム軸で、その中央部と両側近くには、ころ軸受(42)を
外嵌した偏心カム(41)が、一体的に設けられている。
ころ軸受(42)の外レース(42a)は、昇降フレーム
(43)の一部をなす前後方向を向く互いに平行な3本の
縦杆(44)の下面に当接して、昇降フレーム(43)を支
承している。
昇降フレーム(43)は、水平杆(6)の下方を適宜の
間隔を置いて横切る前後1対の横杆(45)と、水平杆
(6)及び前後搬送装置(8)を避けるようにして、各
横杆(45)の上面に突設させ、かつ互いに左右方向に間
欠的な直線状を並ぶ適数の支持板(46)と、各ローラ
(21)の左右方向の間隙を利用して、水平杆(6)と平
行に並ぶようにして適宜の支持板(46)に貫設すること
により、横杆(45)と一体化した上述の3本の縦杆(4
4)とからなっている。
昇降フレーム(43)は、支持板(46)に前後方向の軸
(47)をもって枢支した左右2対のガイドローラ(48)
を、適宜の2本の水平杆(6)の互いに対向する面に当
接することにより、ベース(7)に対する左右方向の移
動が規制され、また適宜の水平杆(6)の側面に左右方
向の軸(49)をもって枢支した前後1対のガイドローラ
(50)をもって、適宜の支持板(46)を前後より挟むこ
とにより、ベース(7)に対する前後方向の移動が規制
されている。
かくして、各ガイドローラ(50)は、それぞれの当接
面に沿って転動することにより、上下方向にのみ移動し
うるようになっている。
両カム軸(39)(39)の一端に固着されたチェーンス
プロケット(51)(52)には、無端チェーン(53)が掛
け回され、これにより両カム軸(39)(39)は、互いに
同期して回転するように連係されている。
一方のカム軸(39)には、さらに別のチェーンスプロ
ケット(54)が固着されており、これと、第3図に示す
ように、後端部の支柱(2)に支持された減速装置(5
5)の出力軸(56)に固着されたチェーンスプロケット
(57)とには、無端チェーン(58)が掛け回されてい
る。
減速装置(55)の入力軸(59)は、カップリング(6
0)をもって、モータ(61)の回転軸(62)に連係され
ている。
モータ(61)を回転させると、減速装置(55),無端
チェーン(58)(53)等を介して、両カム軸(39)(3
9)は同期して回転させられる。
これにより、第8図に示すように、偏心カム(41)の
中心(01)が、カム軸(39)の中心(02)の真下から真
上まで回転する間は、昇降フレーム(43)は上昇させら
れ、また偏心カム(41)の中心(01)が、カム軸(39)
の中心(02)の真上から真下まで回転する間は、昇降フ
レーム(43)は下降させられる。
上述のカム軸(39)、偏心カム(41)、昇降フレーム
(43)、チェーンスプロケット(51)(52)(54)(5
7)、無端チェーン(53)(58)、減速装置(55)、モ
ータ(61)等により前述の昇降装置(12)が形成されて
いる。
昇降フレーム(43)の両横杆(45)の一方の端部間に
は、連結杆(63)が架設され、その上方には、前後方向
を向く軸(64)が、軸受(65)をもって枢支されてい
る。
軸(64)の両端と中間部とには、3個のチェーンスプ
ロケット(66)が固着されている(中間のものは図示
略)。
連結杆(63)の上方には、モータ(67)と、モータ
(67)に連結された減速装置(68)とが、ブラケット
(69)をもって支持されている。
減速装置(68)の出力軸(68a)に固着されたチェー
ンスプロケット(70)と、上述の中間のチェーンスプロ
ケット(66)とには、無端チェーン(71)が掛け回さ
れ、モータ(67)により、軸(64)とその両端のチェー
ンスプロケット(66)とを、正逆回転させうるようにな
っている。
軸(64)の両端のチェーンスプロケット(66)は、両
横杆(45)上の支持板(46)と同一面上に位置し、かつ
各チェーンスプロケット(66)と、それから最も遠い支
持板(46)の外端部に形成された半円部(46a)の周縁
とには、無端のコンベヤチェーン(72)が掛け回されて
いる。
コンベヤチェーン(72)の外周縁には、前後方向に突
出して被搬送物を支承する短寸の多数の荷受け片(72
a)が設けられている。
コンベヤチェーン(72)の上側回走部分は、チェーン
ローラ(72b)が支持板(46)の上縁上を転動するよう
にして、各支持板(46)により案内されており、また同
じく下側回走部分は、横杆(45)に軸着した左右1対の
ガイドスプロケット(73)に掛け回され、かつ横杆(4
5)の下端に固着された、前後方向に突出する支持片(7
4)により、垂れ下がりが防止されている。
かくして、モータ(67)、減速装置(68)、チェーン
スプロケット(66)(70)、コンベヤチェーン(72)等
により左右搬送装置(11)が形成されている。モータ
(67)により、両コンベヤチェーン(72)を同期して回
走させることにより、被搬送物品は左右方向に搬送され
る。
水平杆(6)における各コンベヤチェーン(72)と交
差する部分の上面には、昇降装置(12)により左右搬送
装置(11)が下降させられたときに進入する凹溝(75)
が設けられている。
左右搬送装置(11)は、昇降装置(12)により下限位
置まで下降させられたときは、コンベヤチェーン(72)
の上側回走部分の上面により形成される搬送面が、前後
搬送装置(8)(9)における各ローラ(21)の上端に
より形成される搬送面より下位となり、同じく上限位置
まで上昇させられたときは、搬送面が前後搬送装置
(8)(9)の搬送面より上位となるようにしてある。
第9図及び第10図は、装置全体の作用を説明するため
の概略平面図であり、付属的な部材及び装置は略示して
ある。
(76)は、収納しようとする部品を載置する同形同寸
のパレットで、便宜上、(P1)〜(P18)の符号を付し
てある。
(77)は、左側の前後搬送装置(8)の前後端部と、
右側の前後搬送装置(9)の後端部に設けたストッパ
で、各前後搬送装置(8)(9)により搬送されてきた
パレット(76)が、同装置(8)(9)より前後に脱落
するのを防止するためのものである。
(78)は、右側の前後搬送装置(9)と出入装置(1
5)との間に設けたストッパで、常時は右側の前後搬送
装置(9)の搬送面より上方に突出しているが、物品及
びパレットの出入時には、適宜の駆動手段(図示略)に
より没入させられるようになっている。
(79)は、前後搬送装置(8)(9)の前後方向の適
宜の位置の側方に配設され、その位置にパレット(76)
が存在するか否かを検知する側部センサで、例えば光軸
(1)が搬送されるパレット(76)により遮られるよう
にした、発光素子(76a)と受光素子(76b)とからなる
光電装置からなっている。
次に、主として第9図及び第10図を参照して、この装
置の作用を説明する。
被搬送物品を載置したパレット(P1)〜(P18)(以
下パレットを総称するときは符号(76)を用い、個別の
パレットを指称するときは符号(P1)〜(P18)を用い
る。)を、第9図に示すように、左側の前後搬送装置
(8)の前端部と、右側の前後搬送装置(9)の後端部
とに、1パレット分の空間を残して、それ以外の部分
に、ほぼ連続的に載置し、左側の前後搬送装置(8)の
ローラ(21)が、パレット(P1)〜(P9)を前方に向け
て搬送し、右側の前後搬送装置(9)のローラ(21)
が、パレット(P10)〜(P18)を後方に向けて搬送する
ように、モータ(16)(18)及びモータ(17)(19)を
作動させる。
なお、このとき、前後の左右搬送装置(13)(14)の
搬送面を、前後搬送装置(8)(9)の搬送面よりも下
位としておく。
第10図に示すように、パレット(P1)〜(P9)が1パ
レット分だけ前進させられ、またパレット(P10)〜(P
18)が1パレット分だけ後進させられると、左側の前後
搬送装置(8)の前端部における側部センサ(79)がパ
レット(P1)により、また右側の前後搬送装置(9)の
後端部における側部センサ(79)がパレット(P10)に
よりそれぞれ作動させられて検知し、モータ(16)(1
8)及び(17)(19)は停止させられる 次いで、昇降装置(12)を作動させて、前後の左右搬
送装置(10)(11)を、その搬送面が前後搬送装置
(8)(9)の搬送面より上位となるように上昇させ
る。
すると、最前位のパレット(P1)は、横送り装置(1
3)におけるコンベヤチェーン(72)上に、また最後位
のパレット(P10)は、横送り装置(14)におけるコン
ベヤチェーン(71)上に、それぞれ移載される。
次に、又はそれとほぼ同時に、パレット(P1)が右方
に、またパレット(P10)が左方に搬送されるように、
各横送り装置(13)(14)におけるモータ(67)を作動
させる。
パレット(P1)が第9図におけるパレット(P18)の
位置に、またパレット(P10)が第9図におけるパレッ
ト(P9)の位置に来ると、そのことは、図示しないセン
サ(図示略)により検知され、モータ(67)を停止させ
るとともに、昇降装置(12)のモータ(61)を作動さ
せ、各左右搬送装置(10)(11)を、その搬送面が前後
搬送装置(8)(9)の搬送面より下位となるまで下降
させる。
昇降装置(12)による各左右搬送装置(10)(11)の
昇降の制御は、昇降フレーム(43)が上限位置及び下限
位置に達したことを検知するリミットスイッチや、カム
軸(39)の回転角度を検知する回転角度検出装置(いず
れも図示略)等の作動に基づいて行なうのがよい。
各左右搬送装置(10)(11)が下限位置に達した後、
再度左側の前後搬送装置(8)を前進させるか、または
右側の前後搬送装置(9)を後進させ、その後、上述し
たと同様の作動をくり返すことにより、各パレット(P
1)〜(P18)を、循環路(A)に沿って1パレット分ず
つ、歩進的に循環させることができる。
また、上述の作動において、各前後搬送装置(8)
(9)及び横送り装置(13)(14)の搬送方向を、すべ
て反対方向とすることにより、各パレット(P1)〜(P1
8)を循環路(A)に沿って、上述の場合と逆向きに、
1パレット分ずつ歩進的に循環させることができる。
所望のパレット(76)上に載置された物品を取出した
り、又は空のパレット(76)に新たな物品を載置して収
納したい場合には、そのパレット(76)を、上述したよ
うにして循環させ、第9図におけるパレット(P18)の
位置まで移動させる。
次いで、出入装置(15)における荷台を、その荷受け
面が、物品の出入を行ないたいパレット(P18)が載置
されている前後搬送装置(9)の搬送面と同位となるよ
うに昇降させる。
次に、ストッパ(78)を上記搬送面より下位となるよ
うに下降させた後、パレット(P14)〜(P18)が1パレ
ット分だけ前進するように、モータ(17)のみを、上述
の場合と逆方向に単独で作動させる。
すると、パレット(P18)は、前後搬送装置(9)の
前端を越えて、第9図に想像線(P18′)で示すよう
に、荷台側に移載される。
なお、荷台上に前後搬送装置(9)と同様の短寸のロ
ーラコンベヤを設け、それを、同装置(9)の前半部と
同時に同期して作動させ、パレット(P18)を、荷台上
の所望位置に正確に移載させるようにしてある。
パレット(P18)を荷台に移載した後、荷台を物品出
入位置まで下降させて、パレット(P18)上の物品を取
出したり、又は空のパレット(P18)上に新たな物品を
載置したりする。
その後、上述と逆の作動で、パレット(P18)を、も
との第9図に示す位置まで戻す。
万一、各パレット(P1)〜(P18)の相互の間隔に狂
いが生じた場合、例えば第9図示の状態で、後端のパレ
ット(P9)が後方へ位置ずれしたような場合、上述の循
環作動の途中で、モータ(19)により、右側の前後搬送
装置(9)の後半部のみを、単独で過剰に後進させた
り、または若干前進させる等の作業を数回くり返すこと
により、上記間隔の狂いを補正することができる。
〔発明の効果〕
(a)2列の前後搬送装置を、互いに近接して配設する
ことができるので、物品の収納に利用できない空間を可
及的に小さくして、収納効率を向上させることができ
る。
(b)収納された物品を循環路に沿って循環させること
により、収納された物品を、収納時の順序と無関係に、
必要に応じて取出すことができる。
(c)前後搬送装置を、前後方向に複数に区分し、区分
された各部を、個別の駆動手段により、互いに独立して
駆動しうるようにしてあるので、循環路に沿う物品の間
隔に狂いが生じた場合に、その一部の駆動手段のみを単
独で作動させて、上記狂いを補正したり、又は一部の駆
動手段のみを作動させて、物品の出入れを行なうことが
できる。
(d)無端循環式の搬送装置によらなくとも、直線状の
搬送装置を組合せて、収納物品を矩形の循環路に沿って
循環させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の装置の一実施例の外観を示す平面
図、 第2図は、同じく細部を省略した側面図、 第3図は、第1図のI−I線に沿う拡大縦断面図、 第4図は、第3図のII−II線に沿う拡大縦断面図、 第5図は、第3図のIII−III線に沿う拡大縦断面図、 第6図は、第1図のIV−IV線に沿う拡大縦断面図、 第7図は、第6図の上方より見た平面図、 第8図は、第7図のV−V線に沿う拡大縦断面図、 第9図及び第10図は、本発明の作用を説明するためのも
ので、それぞれ別の作動状態を示す概略平面図である。 (A)循環路 (1)フレーム (7)ベース (8)(9)前後搬送装置 (10)(11)左右搬送装置 (12)昇降装置 (13)(14)横送り装置 (15)出入装置 (16)(17)(18)(19)(61)(67)モータ (21)ローラ (39)カム軸 (41)偏心カム (43)昇降フレーム (72)コンベヤチェーン (76)パレット (77)(78)ストッパ (79)センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−63476(JP,A) 特開 昭53−573(JP,A) 特開 昭58−135024(JP,A) 特開 昭61−238603(JP,A) 特開 昭60−93004(JP,A) 実開 昭63−84014(JP,U) 特公 昭47−33230(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平方向に循環走行する複数の物品循環路
    を上下に配設してなる循環式物品収納装置において、 前後方向に複数に区分され、かつ区分された各部を、個
    別の駆動手段により、互いに独立して駆動するようにし
    た左右2列の前後搬送装置を、互いに近接させて配設
    し、 前記前後搬送装置における左右に隣り合う前後端部の間
    に、それぞれ、各端部同士の間に亘って物品を搬送しう
    る左右搬送装置を、昇降装置をもって、前後搬送装置の
    搬送面より出没しうるように昇降させるようにして設け
    ることにより、一つの閉ループをなす物品の循環路を形
    成し、 前記いずれかの前後搬送装置の前端に、適宜の手段によ
    り昇降させられる荷台と、荷台の上面に設けられ、前記
    前後搬送装置の駆動と同期して駆動されることにより、
    物品を荷台の上面に対して送り込んだり排出したりする
    搬送手段とを有する出入装置を設けたことを特徴とする
    循環式物品収納装置。
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