JP2004168469A - 一時保管装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】物品の搬送経路の途中に配置され、物品の先入れ先出しが可能で、かつ、設置面積をできるだけ抑えることが可能な一時保管装置を提供すること。
【解決手段】一時保管装置1を、複数の棚13・13・・・を上下に備えた収納部3と、収納部3に沿って昇降し、コンベア2aから収納部3へ液晶ガラス17を渡す入庫手段4と、収納部3に沿って昇降し、収納部3からコンベア2bへ液晶ガラス17を渡す出庫手段5とを備えた構成とし、入庫手段4と収納部3と出庫手段5とを搬送経路2に沿って一直線上に配置した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、搬送経路に沿って、液晶ガラス等の物品を搬送するときに用いられる一時保管装置の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、搬送経路の途中に配置される自動倉庫であって、該自動倉庫の一端側に配置される入庫口と、他端側に配置される出庫口と、多数の棚とを有し、該棚と、入庫口および出庫口との間で物品を移載するスタッカークレーンを備えた自動倉庫が知られている(例えば、特許文献1参照)。例えば、自動倉庫内の短手方向両側部に収納部が設けられ、該収納部に多数の棚が配置されて、該収納部の間の中央のスペースにスタッカークレーンが配置されていた。スタッカクレーンの走行経路は、自動倉庫内で長手方向に敷設され、該スタッカークレーンによって、入庫口から入庫した物品を棚に保管したり、棚に保管した物品を出庫口へ移載したりすることが行なわれていた。この自動倉庫では、物品の先入れ先出しが可能であり、つまり、先に入庫された物品から、先に出庫することも可能であった。
【0003】
【特許文献1】
実開平5−92211号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の自動倉庫では、スタッカークレーンの走行経路の配置スペースも含めて装置全体の設置面積が大きくなるという難点があった。特に、搬送経路の幅に対して、設置される自動倉庫の幅(自動倉庫の短手方向長さ)が大きくなる。
そこで、本発明においては、物品の搬送経路の途中に配置され、物品の先入れ先出しが可能で、かつ、設置面積をできるだけ抑えた自動倉庫等、物品を一時的に保管する一時保管装置を提供することが課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段は、以下に示すとおりである。
まず、請求項1に記載のように、搬送経路の途中に配置される一時保管装置であって、複数の棚を上下に備えた収納部と、収納部に沿って昇降し、搬送経路から収納部へ物品を渡す入庫手段と、収納部に沿って昇降し、収納部から搬送経路へ物品を渡す出庫手段とを備え、入庫手段と収納部と出庫手段とを搬送経路に沿って一直線上に配置可能に構成する。
【0006】
そして、請求項2に記載のように、前記収納部の棚の一つを、搬送経路と同じ高さ位置に設ける。
【0007】
また、請求項3に記載のように、前記搬送経路は床上に設置されて、前記一時保管装置を床下のスペース、または天井の上のスペースの、少なくとも一方のスペースに突出させて配置する。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を添付の図面を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例に係る一時保管装置の全体的な構成を示した斜視図、
図2は一時保管装置の下部を床下スペースに突出させて配置した状態を示す斜視図である。
【0009】
まず、本発明の一実施例に係る一時保管装置1の概略構成について、図1を用いて説明する。
図1に示すように、一時保管装置1は、物品としての液晶ガラス(板状物)17を搬送する搬送経路2の途中に配置され、該搬送経路2は、一時保管装置1の前後に備えられるコンベア2a・2bにより構成される。言い換えれば、一時保管装置1を挟んで前後に上流側(入庫手段4側)のコンベア2aと下流側(出庫手段5側)のコンベア2bとが設置されている。
なお、便宜上、液晶ガラス17の搬送方向を前後方向とし、該搬送方向と水平面内で直交する方向を左右方向としている。
【0010】
一時保管装置1は、床6上に設置される収納部3、入庫手段4、出庫手段5等により構成されており、収納部3を挟んで前後に、入庫手段4と出庫手段5とが配置されている。
また、搬送経路2(コンベア2a・2b)は床6上に設置されており、上流側のコンベア2aと下流側のコンベア2bが同じ高さ位置で、一直線上に配置されている。
また、コンベア2a・2b、入庫手段4、収納部3、出庫手段5のそれぞれの左右方向の幅を略一致させている。つまり、左右方向の幅が略等しい入庫手段4と収納部3と出庫手段5とが、搬送経路2に沿って(搬送方向に沿って)一直線上に配置されている。
【0011】
本実施例では、板状物である液晶ガラス17はトレイ16に収納された状態で搬送経路2上を搬送され、一時保管装置1内に保管される。
なお、搬送・保管される物品は液晶ガラス17に限らず、その他の板状物、例えば、PDP(Plasma Display Panel)ガラス、有機EL(electroluminescence)樹脂板等でもよい。また、搬送・保管される物品は、後述する収納部3に保管可能なものであれば、板状物に限定されるものではない。
また、液晶ガラス17をトレイ16に収納せずに、そのまま搬送経路2上に置いて搬送し、一時保管装置1内に保管する構成としてもよい。
【0012】
詳しくは後述するが、トレイ16(液晶ガラス17)は、コンベア2a上を上流側から搬送され、該コンベア2aから入庫手段4を介して収納部3に移載され、該収納部3に保管される。また、収納部3に保管されているトレイ16は、該収納部3から出庫手段5を介してコンベア2bに移載され、コンベア2b上を下流側へ搬送されていく。
【0013】
搬送経路2(コンベア2a・2b)は、ローラコンベアで構成され、モータ等の図示しない駆動手段により駆動される。コンベア2a上を上流側から搬送されてきたトレイ16を入庫手段4の棚14に受け渡したり、出庫手段5の棚15からトレイ16を受け取って下流側へ搬送したりしている。
【0014】
収納部3には、複数の棚13・13・・・が上下に所定間隔を隔てて配置されている。各棚13は、例えばその四隅を、収納部3の周囲を囲うフレーム3aにより支持される構成としている。
各棚13の大きさは、平面視で、前記トレイ16の大きさより若干大きいサイズに形成され、棚13上にトレイ16を載置できるようにしている。
また、各棚13の上面には、駆動軸13b・13b・・・が前後に複数本、取り付けられており、各駆動軸13bは図示せぬモータにより駆動される。各駆動軸13bには、長手方向に所定間隔を開けてローラ13a・13a・・・が固設されており、該ローラ13a・13a・・・は、モータの駆動により駆動軸13bとともに回転する。こうして、収納部3において、棚13は、入庫手段4の棚14から渡されるトレイ16を受け取って保管したり、保管しているトレイ16を出庫手段5の棚15へ受け渡したりすることを可能としている。棚13上面の下流側には、トレイ16が移載される際の位置決めをするために、ストッパ(図示せず)が出没自在に設けられている。ストッパを突出させた状態では、仮にローラ13aが回転していても、該ストッパによってトレイ16が下流側に移動しないようになっており、ストッパを退入させた状態では、ローラ13aの回転によりトレイ16が下流側に移動するようになっている。
【0015】
入庫手段4は、棚14と、該棚14を昇降する昇降手段4bとにより構成され、該昇降手段4bは、ワイヤ4cと、プーリ4d・4d等から成る昇降機構を4組備えて、該4組の昇降機構は入庫手段4の周囲を囲うフレーム4aの4本の支柱に沿って配置され、各支柱の上端部付近と下端部付近にプーリ4d・4dが取り付けられて、該プーリ4d・4dにワイヤ4cが巻回されている。そして、4組の昇降機構のワイヤ4c・4c・・・が棚14の四隅に取り付けられ、各支柱の下側のプーリ4d・4d・・・が動力伝達機構を介して正転・逆転の切換可能なモータ(図示略)で駆動されるようになっている。このモータを駆動することにより、棚14を水平に保ちながら昇降するようにしている。
このような構成で、棚14を昇降して、該棚14の搬送面の高さを、コンベア2aの搬送面の高さ、または、収納部3のいずれか一つの棚13の搬送面の高さと一致させることができるようになっている。
【0016】
棚14の大きさは、平面視で、収納部3の棚13と略同じサイズに形成されている。棚14の上面には、駆動軸14b・14b・・・が前後に複数本、取り付けられており、各駆動軸14bは図示せぬモータにより駆動される。各駆動軸14bには、長手方向に所定間隔を開けてローラ14a・14a・・・が固着されており、前記モータの駆動により該ローラ14a・14a・・・は駆動軸14bとともに回転し、つまり、棚14はローラコンベアとして機能して、トレイ16を、上流側のコンベア2aから棚14に移載したり、棚14から収納部の棚13に移載したりすることを可能としている。棚14上面の下流側には、トレイ16が移載される際の位置決めをするために、ストッパ(図示せず)が出没自在に設けられている。ストッパを突出させた状態では、ローラ14aが回転していても、該ストッパによってトレイ16が下流側に移動しないようになっており、ストッパを退入させた状態では、ローラ14aの回転によりトレイ16が下流側に移動するようになっている。
なお、入庫手段4を昇降自在な水平多関節式のマニピュレータや、昇降自在なスライドフォークを搭載した移載装置とすることもできる。また、昇降手段4bのワイヤ4cとプーリ4dを、ベルトとプーリ、または、チェーンとスプロケットとしてもよい。また、昇降手段4bを、上下方向に立設する昇降ガイド(マスト)を設けて、該昇降ガイドに沿って昇降させる構成としてもよい。
【0017】
出庫手段5は、前記入庫手段4と略同様の構成をしている。すなわち、出庫手段5は、棚15と、該棚15を昇降する昇降手段5bとにより構成され、該昇降手段5bは、ワイヤ5cと、プーリ5d・5d等からなる昇降機構を4組備えて、該4組の昇降機構は出庫手段5の周囲を囲うフレーム5aの4本の支柱に沿って配置され、各支柱の上端部付近と下端部付近にプーリ5d・5dが取り付けられて、該プーリ5d・5dにワイヤ5cが巻回されている。そして、4組の昇降機構のワイヤ5c・5c・・・が棚15の四隅に取り付けられ、各支柱の下側のプーリ5d・5d・・・が動力伝達機構を介して正転・逆転の切換可能なモータ(図示略)で駆動されるようになっている。このモータを駆動することにより、棚15を水平に保ちながら昇降するようにしている。
このような構成で、棚15を昇降して、該棚15の搬送面の高さを収納部3のいずれか一つの棚13の搬送面の高さ、または、コンベア2bの搬送面の高さ、と一致させることができるようになっている。
【0018】
棚15の大きさは、平面視で、収納部3の棚13と略同じサイズに形成されている。棚15の上面には、駆動軸15b・15b・・・が前後に複数本、取り付けられており、各駆動軸15bは図示せぬモータにより駆動される。各駆動軸15bには、長手方向に所定間隔を開けてローラ15a・15a・・・が固着されており、前記モータの駆動により該ローラ15a・15a・・・は駆動軸15bとともに回転し、つまり、棚15はローラコンベアとして機能して、トレイ16を、収納部3の棚13から棚15に移載したり、棚15から下流側のコンベア2bに移載したりすることを可能としている。棚15上面の下流側には、トレイ16が移載される際の位置決めをするために、ストッパ(図示せず)が出没自在に設けられている。ストッパを突出させた状態では、ローラ15aが回転していても、該ストッパによってトレイ16が下流側に移動しないようになっており、ストッパを退入させた状態では、ローラ15aの回転によりトレイ16が下流側に移動するようになっている。
なお、出庫手段5を昇降自在な水平多関節式のマニピュレータや、昇降自在なスライドフォークを搭載した移載装置とすることもできる。また、昇降手段5bのワイヤ5cとプーリ5dを、ベルトとプーリ、または、チェーンとスプロケットとしてもよい。また、昇降手段5bを、上下方向に立設する昇降ガイド(マスト)を設けて、該昇降ガイドに沿って昇降させる構成としてもよい。
【0019】
以上のように構成される一時保管装置1において、トレイ16(液晶ガラス17)の入出庫および保管を、次のようにして行っている。
まず、入庫手段4の昇降手段4bにより棚14を昇降させて、該棚14の搬送面の高さをコンベア2aの搬送面の高さと一致させておき、コンベア2aに沿って上流側から搬送されてくるトレイ16を、該コンベア2aから入庫手段4の棚14へ移載する。このとき、トレイ16は、コンベア2aのローラで繰り送られるとともに、入庫手段の棚14のローラ14a・14a・・・で繰り込まれながら搬送されて、該棚14の下流側に配置したストッパに当たるところで停止する。
【0020】
そして、このトレイ16を載せた棚14を昇降させ、該棚14の搬送面の高さを収納部3のいずれか一つの空の棚13の搬送面の高さと一致させて、トレイ16を棚14から空の棚13に移載する。ここで、「空の棚」とは、収納部3の複数の棚13・13・・・のうち、トレイ16が収納されていない棚を意味する。このとき、トレイ16は、入庫手段4の棚14のローラ14a・14a・・・で繰り送られるとともに、収納部3の棚13のローラ13a・13a・・・で繰り込まれながら搬送されて、該棚13の下流側に配置したストッパに当たるところで停止する。
以上のようにして、トレイ16が一時保管装置1の収納部3に入庫される。
【0021】
次に、一時保管装置1の収納部3に収納されているトレイ16を出庫する場合は、出庫手段5の昇降手段5bにより棚15を昇降させて、該棚15の搬送面の高さを収納部3のいずれか一つの空ではない棚13の搬送面の高さと一致させて、トレイ16を該空ではない棚13から該棚15に移載する。ここで、「空ではない棚」とは、収納部3の複数の棚13・13・・・のうち、トレイ16が収納されている棚を意味する。このとき、トレイ16は、収納部3の棚13のローラ13a・13a・・・で繰り送られるとともに、出庫手段5の棚15のローラ15a・15a・・・で繰り込まれながら搬送されて、該棚15の下流側に配置したストッパに当たるところで停止する。
【0022】
そして、このトレイ16を載せた棚15を昇降させ、該棚15の搬送面の高さをコンベア2bの搬送面の高さと一致させて、トレイ16を該棚15から該コンベア2bへ移載する。このとき、トレイ16は、出庫手段5の棚15のローラ15a・15a・・・で繰り送られるとともに、コンベア2bのローラで繰り込まれながら搬送される。こうして、トレイ16が一時保管装置1から出庫され、その後、該トレイ16はコンベア2bで繰り送られながら下流側へ搬送されていく。
【0023】
このようにして、トレイ16(液晶ガラス17)を収納部3の棚13に収納して、一時保管装置1内に保管することとしている。つまり、コンベア搬送という手段によって、搬送経路2のライン上(搬送経路2の延長線上)でのバッファリングを可能としている。
また、一時保管装置1の幅を略搬送経路2の幅に構成することができ、該一時保管装置1の幅を狭くすることができて、その設置面積を抑えることができる。
【0024】
また、このような一時保管装置1において、トレイ16の先入れ先出し(FIFO)を行う場合には、次のようにすればよい。
例えば、トレイ16を、入庫手段4の棚14から収納部3の空の棚13に移載する際に、収納部3の上の棚13から順番に収納していく。そして、トレイ16を、収納部3の空ではない棚13から出庫手段5の棚15に移載する際にも、先に収納した収納部3の上の棚13から順番に取り出すのである。こうして、一時保管装置1において、トレイ16を先に搬入したものから、順序よく搬出することができ、先入れ先出しを実現できる。
なお、収納部3の下の棚13から収納・取出を行ってもよい。また、収納部の棚13のうち一部の棚しか使用しない場合には、その使用する棚の範囲で先入れ先出しを行うことができる。
さらに、収納部3に収納した順序を管理する手段を用いることにより、棚13の上下位置に関係なく、先入れ先出しを行うことができる。
【0025】
また、本実施例においては、図1に示すように、収納部3の棚13の一つを、搬送経路2と同じ高さ位置に設けている。つまり、棚13´の搬送面の高さをコンベア2a・2bの搬送面の高さと一致させている。
そして、前記昇降手段4b・5bにより、棚14・15のそれぞれの搬送面の高さを、棚13´の搬送面の高さおよびコンベア2a・2bの搬送面の高さと一致させると、上流側から順に、コンベア2a、棚14、棚13´、棚15、コンベア2bが同じ高さ位置で一直線上に配置されることとなる。
よって、各モータを駆動させて、各ローラ14a・13a・15aを回転させることで、棚14・13´・15を搬送経路2の一部として機能させることができる。
これにより、トレイ16(液晶ガラス17)を、一時保管装置1内に保管する必要がなければ、入庫手段3と出庫手段5とを、収納部3の棚の一つおよび搬送経路2と同じ高さ位置に移動させて、一時保管装置1を素通り(通過)させて搬送することができ、例えば、特急品等への対応も可能となる。
ただし、棚13´には前述したストッパを設けず、また、棚13´にはトレイ16を収納しないで、常時、空の状態に保っておくようにしておく。従って、前述した先入れ先出しを行う場合にも、棚13´にはトレイ16を収納しないようにしておく。
【0026】
図2に示すように、一時保管装置1の下部を、床下のスペースに突出させることもできる。
図2においては、床6をグレーチングフロアとし、該床6の一部分に床下スペース6aを形成している。そして、床下スペース6aに一時保管装置1の下部の床下部分(突出部分)1aを突出させ、該床下部分1aがグレーチングフロアの床下スペース6aに収納されている。つまり、床下スペース6aには、入庫手段4の床下部分4eと収納部3の床下部分3eと出庫手段5の床下部分5eとを突出させている。
こうして、一時保管装置1の高さを、床下スペース6aの深さH1だけ、高くすることができ、これにより、一時保管装置1の設置面積を増やすことなく、一時保管装置1(収納部3)におけるトレイ16の収納量を増やすことができる。また、床6の床下部分を有効利用することができる。
なお、天井の上のスペースを利用することも可能である。この場合には、天井の一部分にスペースを形成して、該スペースに一時保管装置1の上部を突出させる。これにより、同様に、一時保管装置1の設置面積を増やすことなく、トレイ16の収納量を増やすことができる。
また、床下のスペースと天井の上のスペースの双方を利用することも可能である。
【0027】
なお、以上では、一時保管装置1において、収納部3の下流側に出庫手段5を設ける構成としていたが、出庫手段5の機能を入庫手段4に兼用させることにより、出庫手段5を設けない構成とすることもできる。この場合には、収納部3の上流側に入出庫手段が配置される構成となり、前後方向の設置面積を抑えることができる。
また、コンベア2a・2bおよび棚13・14・15において、トレイ16の搬送・移載手段をローラコンベアとする構成としたが、その他の搬送・移載手段、例えばベルトコンベア等としてもよい。
また、収納部3には、棚13・13・・・が前後に一列だけ備えられる構成としていたが、前後に複数列備える構成として、トレイ16の収納量を増やすことが可能である。この場合には、前後に並ぶ複数の棚の搬送面の高さを一致させるようにする。
また、本実施例では、入庫手段4、収納部3、出庫手段5のいずれにも駆動源(モータ)を設け、それぞれの棚14・13・15のローラ14a・13a・15aを駆動しているが、収納部3の各棚13のローラ13aを、入庫手段4の棚14のローラ14aまたは出庫手段5の棚15のローラ15aの駆動を伝達することにより、駆動させてもよい。このようにすることで、収納部3の構造を簡単にすることができる。例えば、各棚13の駆動軸13b・13b・・・を無端ベルトで接続し、入庫手段4および出庫手段5側に被伝達ローラを配置し、該被伝達ローラも無端ベルトで接続する。こうして、被伝達ローラを回転させると、駆動軸13bが連動して回転するように構成する。そして、入庫手段4および出庫手段5には、被伝達ローラに接触する進退自在な伝達ローラを設ける。棚14・15が昇降する際には、伝達ローラを棚14・15内部に退入させ、棚14・15が目的の13と同じ高さ位置になると、伝達ローラを棚13側に突出させ、被伝達ローラに当接させることにより、棚13のローラ13aを駆動できるようにする。
また、本実施例では、不図示のストッパにより、棚14・13・15上でのトレイ16の位置決めを行っているが、棚14・13・15の端部にセンサを設け、該センサでトレイ16を検出することによりローラ14a・13a・15aの回転を止めるようにして、位置決めするようにしてもよい。また、棚14・13・15の所定位置にセンサを設けて、該センサでトレイ16を検出することによりローラ14a・13a・15aの回転を減速させ、充分に減速した後に、トレイ16をストッパにて停止させるようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
すなわち、請求項1に示す如く、搬送経路の途中に配置される一時保管装置であって、複数の棚を上下に備えた収納部と、収納部に沿って昇降し、搬送経路から収納部へ物品を渡す入庫手段と、収納部に沿って昇降し、収納部から搬送経路へ物品を渡す出庫手段とを備え、入庫手段と収納部と出庫手段とを搬送経路に沿って一直線上に配置可能に構成したので、一時保管装置の幅を略搬送経路の幅に構成することができ、該一時保管装置の幅を狭くすることができて、設置面積を抑えることができる。
また、一時保管装置においては、物品の先入れ先出しができるようになっている。
【0029】
請求項2に示す如く、前記収納部の棚の一つを、搬送経路と同じ高さ位置に設けたので、物品を一時保管装置に保管する必要がなければ、前記入庫手段と出庫手段とを、該収納部の棚の一つおよび該搬送経路と同じ高さ位置に移動させて、一時保管装置を素通りさせて搬送することができる。
【0030】
請求項3に示す如く、前記搬送経路は床上に設置されて、前記一時保管装置を床下のスペース、または天井の上のスペースの、少なくとも一方のスペースに突出させて配置したので、床下や天井の上のスペースを有効利用することにより、一時保管装置の設置面積を増やすことなく、物品の収納量を増やすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る一時保管装置の全体的な構成を示した斜視図。
【図2】一時保管装置の下部を床下スペースに突出させて配置した状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 一時保管装置
2 搬送経路
3 収納部
4 入庫手段
5 出庫手段
13 棚
16 トレイ
17 液晶ガラス

Claims (3)

  1. 搬送経路の途中に配置される一時保管装置であって、複数の棚を上下に備えた収納部と、収納部に沿って昇降し、搬送経路から収納部へ物品を渡す入庫手段と、収納部に沿って昇降し、収納部から搬送経路へ物品を渡す出庫手段とを備え、入庫手段と収納部と出庫手段とを搬送経路に沿って一直線上に配置可能に構成したことを特徴とする一時保管装置。
  2. 前記収納部の棚の一つを、搬送経路と同じ高さ位置に設けたことを特徴とする請求項1に記載の一時保管装置。
  3. 前記搬送経路は床上に設置されて、前記一時保管装置を床下のスペース、または天井の上のスペースの、少なくとも一方のスペースに突出させて配置したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の一時保管装置。
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