JP2016016964A - 自動倉庫における物品入出庫装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】物品の入出庫効率の高い自動倉庫における物品入出庫装置を提供すること。
【解決手段】複数の物品をそれぞれ載置可能な物品載置部2b,2b,…を搬送可能な搬送装置2aを備えた自動倉庫2における物品入出庫装置1であって、搬送装置2aは、物品載置部2b’を所定の入出庫位置Sにて停止可能であり、物品を入庫するための入庫コンベア3と物品を出庫するための出庫コンベア4との間には搬送切換装置5が設置され、搬送切換装置5は出庫物品を入出庫位置Sから出庫コンベア4に、そして入庫物品を入庫コンベア3から入出庫位置Sに切り換え搬送することができるように構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の物品をそれぞれ載置可能な物品載置部を搬送可能な搬送装置を備えた自動倉庫における物品入出庫装置に関する。
近年、倉庫等には、物品を載置可能な複数の物品載置部が搬送装置により水平方向に回走可能な自動倉庫が配置されており、この自動倉庫により大規模な物品収容管理を行うことが普及してきている。自動倉庫における指定された物品載置部には、所定の物品入出庫装置を用いて物品を入出庫するようになっている。
例えば、特許文献1のような物品入出庫装置が知られている。回転式収容棚(自動倉庫)は、所定の位置に搬出入コンベアに向けて物品を押し出す自動押出機が設けられており、その所定の位置に対して物品の搬入及び搬出の両方を行う搬出入コンベアが隣接されている。また、搬出入コンベアの端部には、回転式収容棚に向けて物品を押し出す自動物品出入装置が設けられている。所定の位置に配置された所定のトレー(物品載置部)に対して物品を入庫する場合には、搬出入コンベアにより物品を搬入し、その物品を自動物品出入装置により所定のトレーに入庫する。また、所定のトレーから物品を出庫する場合には、自動押出機により搬出入コンベアに物品を出庫し、その物品を搬出入コンベアにより搬出するようになっている。
特公平3−65161号公報(第2頁、第5図)
しかしながら、特許文献1にあっては、1つの搬出入コンベアにより、所定のトレーに対する物品の搬入及び搬出の両方を行っているため、物品が所定のトレーから搬出入コンベアに出庫されると、出庫された物品により搬出入コンベアが出庫用として占有されることとなる。そのため、出庫されて空になった所定のトレーに対して入庫予定の物品があっても、搬出入コンベアによる出庫された物品の出庫作業が完了するまで、物品の入庫作業を待機しなければならず、物品の入庫作業及び出庫作業の切り換えに多大な時間を要することとなり、物品の入出庫効率が極めて低くなっていた。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、物品の入出庫効率の高い自動倉庫における物品入出庫装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の自動倉庫における物品入出庫装置は、
複数の物品をそれぞれ載置可能な物品載置部を搬送可能な搬送装置を備えた自動倉庫における物品入出庫装置であって、
前記搬送装置は、前記物品載置部を所定の入出庫位置にて停止可能であり、物品を入庫するための入庫コンベアと物品を出庫するための出庫コンベアとの間には搬送切換装置が設置され、該搬送切換装置は出庫物品を前記入出庫位置から出庫コンベアに、そして入庫物品を入庫コンベアから前記入出庫位置に切り換え搬送することができるように構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、出庫物品が出庫コンベアに搬送される場合、入出庫位置には出庫された状態の空の物品載置部があり、搬送切換装置により出庫から入庫へと切り替えることができるので、入庫コンベアからの入庫物品を入出庫位置にある空の物品載置部に搬送することができ、空の物品載置部を探して入庫位置まで搬送装置で搬送させて入庫させる必要がなく、入出庫作業に伴うエネルギーの浪費をなくすとともに、入出庫作業を短時間に効率よく行うことができる。
前記搬送切換装置は前記入庫コンベアと前記出庫コンベアとの間を移動停止可能である走行体で構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、入庫コンベア及び出庫コンベア間が離れていても、走行体を移動及び停止させることにより入庫コンベアから物品の入庫作業及び出庫コンベアへの物品の受け渡し作業を迅速かつ円滑に行える。
前記搬送切換装置は入庫用と出庫用の2つの物品用荷台を備えていることを特徴としている。
この特徴によれば、入庫物品と出庫物品を2つの物品用荷台に載置できるので、入庫物品の入出庫位置にある物品載置部への搬入を、出庫作業の過程で遂行することができる。
前記2つの物品用荷台は搬送コンベアで構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、入庫物品の物品載置部への搬入と出庫物品の出庫コンベアへの搬出を能率よく行うことができる。
前記入出庫位置は、前記入庫コンベアの搬出口と前記出庫コンベアの搬入口との間のほぼ中間に対峙しており、一方の物品用荷台が入庫コンベアの搬出口と相対しているときは他方の物品用荷台が前記所定の入出庫位置に相対し、一方の物品用荷台が前記入出庫位置に相対しているときは他方の物品用荷台が前記出庫コンベアの搬入口と相対するように構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、搬送切換装置の1回の切換え移動により入庫作業と出庫作業を効率よく行うことができる。
実施例1における物品入出庫装置及びロータリーラックを示す斜視図である。 同じく物品入出庫装置及びロータリーラックを示す上面図である。 図2のA−A断面図である。 (a)は、荷台装置の第1の態様を示す上面図であり、(b)は、荷台装置の第2の態様を示す上面図である。 入庫コンベア及び入庫バッファ間の移載と、所定の物品載置部及び出庫バッファ間の移載を示す上面図である。 所定の物品載置部への入庫と出庫バッファへの出庫とを示す上面図である。 (a)は、実施例2における物品入出庫装置による出庫作業を示す上面図であり、(b)は、同じく物品入出庫装置による入庫作業を示す上面図である。
本発明に係る自動倉庫における物品入出庫装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係る自動倉庫における物品入出庫装置につき、図1から図6を参照して説明する。以下、図2の画面右側を物品入出庫装置の正面側(前方側)とし、物品入出庫装置の正面側から見て左右側を物品入出庫装置の左右側として説明する。
図1及び図2に示されるように、大型の倉庫等には、物品を収容可能な物品載置部2b,2b,…を複数有した収容棚2a(搬送装置)が水平方向に回走可能なロータリーラック2(自動倉庫)が配置されており、収容棚2aから前方側に離間して配置され物品を搬送する入庫コンベア3及び出庫コンベア4と、収容棚2aと入庫コンベア3及び出庫コンベア4との間に設けられた搬送切換装置5と、を備えた物品入出庫装置1が配置されており、この物品入出庫装置1により所定の物品載置部2b’に対して物品の入出庫を行えるようになっている。
ロータリーラック2は、収容棚2a,2a,…が上下多段に設けられており、収容棚2aは、所定間隔離間したスプロケット2c,2cと、スプロケット2c,2cに渡って設けられた無端チェーン2dと、図示しないモータと、により水平方向に回走するようになっている。
このロータリーラック2は、収容棚2a,2a,…が前後方向に長く延びて配置されており、ロータリーラック2の前端部は、物品の出し入れを行う所定の物品載置部2b’を配置する入出庫位置Sに設定されている。また、入出庫位置Sの前方には、補助ローラ23が設けられており、補助ローラ23は、入出庫位置Sに配置された所定の物品載置部2b’に対する物品の移載を補助するようになっている。
また、ロータリーラック2は、上下の収容棚2a,2a,…ごとに搬送切換装置5、入庫コンベア3、及び出庫コンベア4がそれぞれ隣接して配置されている。また、ロータリーラック2の前端部側における各収容棚2aの内側には、前方側に物品を押し出す出庫プッシャー21,21,…が設けられている。
入庫コンベア3及び出庫コンベア4は、互いに前後方向に延び、左右方向に離間して配置されているとともに、ロータリーラック2から前方側に離間して配置されており、入庫コンベア3及び出庫コンベア4とロータリーラック2との間に前記搬送切換装置5が配置されている。より詳しくは、ロータリーラック2の入出庫位置Sは、搬送切換装置5を介して、入庫コンベア3の搬出口と出庫コンベア4の搬入口との間のほぼ中間に対峙している。
尚、本実施例における搬送切換装置5は、入庫コンベア3及び出庫コンベア4とロータリーラック2との間に配置されている態様について説明しているが、これ限られず、例えば、搬送切換装置が入庫コンベアの搬出口と出庫コンベアの搬入口との間に渡るように配置され、その搬送切換装置にロータリーラックの入出庫位置が隣接されていてもよく、入出庫位置に対し、搬送切換装置を介して入庫コンベア及び出庫コンベアが連結可能となっていれば、搬送切換装置がいずれの位置に配置されても構わない。
また、左右に離間された入庫コンベア3及び出庫コンベア4同士の間には、後方側に物品を押し出す入庫プッシャー22が配置されている。この入庫プッシャー22は、上下の入庫コンベア3,3,…及び出庫コンベア4,4,…ごとに設けられている。
図1に示されるように、複数の入庫コンベア3,3,…及び出庫コンベア4,4,…から前方に離間した位置には、入庫コンベア3’と出庫コンベア4’とが1つずつ設けられている。この入庫コンベア3’と出庫コンベア4’とは、作業者が物品入出庫装置1に対して物品を出し入れする物品入出部として機能している。
また、図1に示されるように、複数の入庫コンベア3,3,…及び出庫コンベア4,4,…と入庫コンベア3’及び出庫コンベア4’との間には、昇降装置6が設けられている。この昇降装置6は、複数の入庫コンベア3,3,…と入庫コンベア3’との間に配置される搬入載置台6aと、複数の出庫コンベア4,4,…と出庫コンベア4’との間に配置される搬出載置台6bと、搬入載置台6a及び搬出載置台6bを上下に駆動させる図示しない駆動装置と、から主に構成されている。この昇降装置6により、入庫コンベア3’から所定の入庫コンベア3に物品を移載できるとともに、所定の出庫コンベア4から出庫コンベア4’に物品を移載できるようになっている。
図2及び図3に示されるように、搬送切換装置5は、左右方向に延びるレール7,7と、レール7,7上を走行可能な荷台装置8(走行体)と、を備えている。このレール7,7は、土台となるフレーム9の上に配置されており、入庫コンベア3と出庫コンベア4とに渡って前記荷台装置8が左右に走行可能な寸法に設けられている。また、このフレーム9における入庫コンベア3と同一線上の後端部と、入出庫位置Sと同一線上の前端部とには、ストッパ部材19,20がそれぞれ設けられている。
また、正面から見てフレーム9の左側端部には、駆動モータ10が設けられ、正面から見てフレーム9の右側端部には、従動軸11が設けられており、駆動モータ10と従動軸11とには、無端ベルト12が架け渡されている。この無端ベルト12は、その一部が荷台装置8に固定されている(図示略)。無端ベルト12は、駆動モータ10の駆動により正転または逆転するようになっており、無端ベルト12の正転または逆転により荷台装置8が左右方向への移動力が付与されるようになっている。これら駆動モータ10、従動軸11、及び無端ベルト12は、荷台装置8に移動力を与える駆動手段となっている。
図2及び図3に示されるように、荷台装置8は、レール7,7の突出部7a,7aに嵌合する凹部18,18をそれぞれ有しており、前述のように無端ベルト12の正転または逆転により左右方向への移動力が付与されることで、突出部7a,7aに沿って左右に移動できるようになっている。尚、荷台装置が駆動車輪などを備え、駆動車輪によりレール上を走行するようになっていてもよい。
また、荷台装置8は、正面から見て左側に配置された入庫バッファ13(入庫用の物品用荷台)と、正面から見て右側に配置された出庫バッファ14(出庫用の物品用荷台)と、が隣接配置されて連結されている。入庫バッファ13は、左右に配される側壁15,15と、側壁15,15間に渡って回転自在に軸支されたローラ16,16,…と、から成る搬送コンベアである。この入庫バッファ13の左右幅は、入庫コンベア3の左右幅と略同一寸法となっている。また、ローラ16,16,…のうち数個が、図示しないモータにより駆動するようになっており、物品を前方から後方に移動させることができるようになっている。尚、すべてのローラが駆動可能となっていても構わない。
また、図2に示されるように、出庫バッファ14は、側壁15,15と、ローラ17,17,…とから成る搬送コンベアであり、出庫バッファ14の左右幅は、出庫コンベア4の左右幅と略同一寸法となっている。また、ローラ17,17,…のうち数個が、図示しないモータにより駆動するようになっており、物品を後方から前方に移動させることができるようになっている。尚、すべてのローラが駆動可能となっていても構わない。
図4に示されるように、荷台装置8が左側に配置された状態は、荷台装置8の第1の態様となっており、荷台装置8が右側に配置された状態は、荷台装置8の第2の態様となっている。図4(a)に示されるように、荷台装置8の第1の態様時には、入庫バッファ13が入庫コンベア3の後方に配置され、入庫バッファ13と入庫コンベア3との間で物品の受渡経路αが形成されるとともに、出庫バッファ14が入出庫位置Sに配置された物品載置部2b’の前方に配置され、出庫バッファ14と物品載置部2b’との間で物品の受渡経路βが形成されるようになる。
これにより、入庫コンベア3から搬入された物品を物品の受渡経路αを介して入庫バッファ13に移載できるとともに、入出庫位置Sに配置された物品載置部2b’の物品を物品の受渡経路βを介して出庫バッファ14に移載できるようになる。詳しく説明すると、入庫コンベア3及び入庫バッファ13間の物品の移載は、入庫コンベア3と入庫バッファ13のローラ16,16,…の連動により行われる。また、物品載置部2b’及び出庫バッファ14間の物品の移載は、出庫プッシャー21,21,…により物品載置部2b’内の物品が出庫バッファ14に押し出されることで行われる。この入庫バッファ13及び出庫バッファ14に移載された物品は、ストッパ部材19,20によりそれぞれ落下することが防止される。
また、図4(b)に示されるように、荷台装置8の第2の態様時にあっては、入庫バッファ13が入出庫位置Sに配置された物品載置部2b’の前方に配置され、入庫バッファ13と物品載置部2b’との間で物品の受渡経路β’が形成されるとともに、出庫バッファ14が出庫コンベア4の後方に配置され、出庫バッファ14と出庫コンベア4との間で物品の受渡経路θが形成されるようになる。
これにより、入庫バッファ13に載置された物品を物品の受渡経路β’を介して入出庫位置Sに配置された物品載置部2b’に物品を移載できるとともに、出庫バッファ14に載置された物品を物品の受渡経路θを介して出庫コンベア4に移載することができるようになる。詳しく説明すると、出庫バッファ14及び出庫コンベア4間の物品の移載は、出庫バッファ14のローラ17,17,…と出庫コンベア4との連動により行われる。また、入庫バッファ13及び物品載置部2b’間の物品の移載は、入庫プッシャー22により入庫バッファ13の物品が物品載置部2b’に押し出されることで行われる。
次に、出庫指示を受けた物品を収容した所定の物品載置部2b’に対する出庫作業と、前記出庫作業により空になった物品載置部2b’に対する入庫作業を連続して行う態様について説明する。図5に示されるように、先ず、荷台装置8を左側に移動させ第1の態様とするとともに、収容棚2aを回走させ前記所定の物品載置部2b’を入出庫位置Sに配置する。そして、前述のように、入庫コンベア3から搬入された物品を入庫バッファ13に移載するとともに、入出庫位置Sに配置された物品載置部2b’の物品を出庫バッファ14に移載する。尚、入庫コンベア3及び入庫バッファ13間の物品の移載は、必ずしも同時に行われることに限られず、各移載のタイミングがずれていてもよく、例えば、入庫コンベア3及び入庫バッファ13間の物品の移載を先に行い、その物品を入庫バッファ13上で待機させていてもよい。
続いて、図6に示されるように、荷台装置8を右側に移動させ第2の態様とする。そして、前述のように、入庫バッファ13に載置された物品を入出庫位置Sに配置された空の物品載置部2b’に移載するとともに、出庫バッファ14に載置された物品を出庫コンベア4に移載する。これにより、所定の物品載置部2b’から出庫バッファ14への出庫作業と、入庫コンベア3から所定の物品載置部2b’への入庫作業と、が完了される。
尚、本実施例では、荷台装置8により、所定の物品載置部2b’の物品を出庫コンベア4に出庫すると同時に、空になった所定の物品載置部2b’に対して入庫コンベア3からの物品を入庫する態様についてのみ説明したが、荷台装置8は、物品の搬送状況等に応じて、所定の物品載置部2b’の出庫作業のみ、または空の所定の物品載置部2b’への入庫作業のみを行うようになっていてもよい。
以上説明したように、入出庫位置Sに配置された物品載置部2b’内の物品が出庫コンベア4に搬送される場合、入出庫位置Sには、出庫されたことにより空の物品載置部2b’が存在することとなる。この空の物品載置部2b’には、搬送切換装置5の切り換えにより、入庫コンベア3からの物品を搬送することができるようになる。したがって、空の物品載置部2b’を探して入庫位置Sまで収容棚2aを回走させ、入庫コンベア3からの物品を入庫させる必要がなく、入出庫作業に伴うエネルギーの浪費をなくすとともに、入出庫作業を短時間に効率よく行うことができる。
また、搬送切換装置5は、入庫コンベア3と出庫コンベア4との間で移動及び停止可能である荷台装置8を備えているため、左右に離間した入庫コンベア3及び出庫コンベア4の間で荷台装置8を移動及び停止させることにより、入庫コンベア3からの物品の入庫作業及び出庫コンベア4への物品の受け渡し作業を迅速かつ円滑に行える。
また、搬送切換装置5は、入庫バッファ13及び出庫バッファ14を備えているため、入庫コンベア3の物品と物品載置部2b’の物品とを、入庫バッファ13及び出庫バッファ14に載置できるので、入庫コンベア3の物品を空の物品載置部2b’に搬入する作業を、物品載置部2b’の物品を出庫コンベア4に受け渡し作業の過程で遂行することができる。尚、本実施例では、搬送切換装置5は、入庫バッファ13及び出庫バッファ14が左右に連結されて荷台装置8を成す態様を説明したが、これに限られず、入庫バッファ及び出庫バッファが、入庫用の物品用荷台及び出庫用の物品用荷台として別々に移動可能になっていてもよい。さらに尚、荷台装置8は、入庫バッファ13及び出庫バッファ14を備えず、1つの物品を載置できるようになっていてもよい。
また、入庫バッファ13及び出庫バッファ14は搬送コンベアで構成されているため、入庫物品の物品載置部2b’への搬入と出庫物品の出庫コンベア4への搬出を能率よく行うことができる。さらに、入庫バッファ13及び出庫バッファ14が入庫コンベア3及び出庫コンベア4とそれぞれ連動することにより物品の受け渡しが行われるため、入庫バッファ13及び出庫バッファ14と入庫コンベア3及び出庫コンベア4との間に、別体の移載手段を用いる必要がなく、省スペース化できる。
また、入出庫位置Sは、搬送切換装置5を介した入庫コンベア3の搬出口と出庫コンベア4の搬入口との間のほぼ中間に対峙しており、荷台装置8が左側に配置された第1の態様時には、入庫バッファ13が入庫コンベア3の後方に配置されるとともに、出庫バッファ14が入出庫位置Sに配置された物品載置部2bの前方に配置されるようになる。そのため、入庫バッファ13及び入庫コンベア3間の物品の移載と、所定の物品載置部2b’及び出庫バッファ14間の物品の移載と、を行うことができる。さらに、荷台装置8が右側に配置された第2の態様時には、入庫バッファ13が入出庫位置Sに配置された物品載置部2b’の前方に配置されるとともに、出庫バッファ14が出庫コンベア4の後方に配置されるようになる。そのため、入庫バッファ13及び所定の物品載置部2b’間の物品の移載と、出庫コンベア4及び出庫バッファ14間の物品の移載と、を行うことができる。このように、搬送切換装置5の荷台装置8による1回の切り換え移動により、効率よく入庫作業と出庫作業を行うことができる。
また、出庫プッシャー21,21,…は、デッドスペースであるロータリーラック2の前端部側における各収容棚2aの内側に設けられており、入庫プッシャー22,22,…は、デッドスペースである各入庫コンベア3及び各出庫コンベア4同士の間に設けられているため、省スペース化することができる。
また、ロータリーラック2と入庫コンベア3及び出庫コンベア4とが、前後方向に直線状に配置されるため、左右方向の幅をコンパクトにできる。尚、上記態様に限られず、例えば、ロータリーラックと入庫コンベア及び出庫コンベアとは、左右方向に直線状に配置されてもよいし、前後方向に長手を有するロータリーラックに対し、左右方向にそれぞれ長手を有する入庫コンベア及び出庫コンベアが配置されていてもよい。
次に、実施例2に係る物品入出庫装置につき、図7を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成の説明を省略する。
図7に示されるように、物品入出庫装置100における搬送切換装置51は、入出庫位置Sと出庫コンベア4との間に配置された切換コンベア51aと、切換コンベア51aと入庫コンベア3との間に配置された入庫待機コンベア51bと、からなる。この切換コンベア51aは、図示しないモータの駆動を正転または逆転方向に切り換えることで、物品の搬送方向を前後で切り換えることができるようになっている。
次いで、所定の物品載置部2b’から物品を出庫した後、空になった物品載置部2b’に物品を入庫する態様について説明する。図7(a)に示されるように、所定の物品載置部2b’から物品を出庫する際には、出庫プッシャー21により所定の物品載置部2b’から物品を切換コンベア51aに移載し、その物品を切換コンベア51aにより前方側に搬送する。これにより、出庫コンベア4に物品が出庫される。このとき、入庫コンベア3から入庫される物品は、入庫待機コンベア51bで待機されるようになっている。尚、入庫コンベア3からの物品は、図示しないプッシャーにより入庫待機コンベア51bに移載されるようになっている。
図7(b)に示されるように、所定の物品載置部2b’から物品が出庫された後、切換コンベア51aの物品搬送方向を後方側に切り換えるとともに、入庫待機コンベア51bで待機された物品を切換コンベア51aに移載する。これにより、空になった物品載置部2b’に対して物品が入庫されるようになる。
このように、搬送切換装置51を切り換えコンベア51aと入庫待機コンベア51bとで構成してもよく、搬送切換装置は、出庫物品を入出庫位置Sから出庫コンベア4に、且つ入庫物品を入庫コンベア3から入出庫位置Sに切り換え搬送することができるようになっていれば構わない。
尚、搬送切換装置は、入出庫位置及び入庫コンベアを繋ぐ入庫物品経路と、入出庫位置及び出庫コンベアを繋ぐ出庫物品経路と、入庫物品経路及び出庫物品経路の接続箇所近傍に設けられる切換機と、を備え、前記切換機により入庫物品経路または出庫物品経路に切り換えて物品を搬送できるようになっていてもよい。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、入庫バッファ13及び出庫バッファ14は、コンベアとなっており、入庫バッファ13及び出庫バッファ14が入庫コンベア3及び出庫コンベア4とそれぞれ連動することにより物品の受け渡しが行われるようになっていたが、これに限られず、例えば、プッシャー等の別段の移載手段により物品の受け渡しが行われるようになっていてもよい。
また、所定の物品載置部2b’と入庫バッファ13及び出庫バッファ14と間の物品の受け渡しが出庫プッシャー21及び入庫プッシャー22により行われていたが、これに限られず、例えば、所定の物品載置部がコンベアとなっており、当該物品載置部と入庫バッファ及び出庫バッファとが連動することで物品の受け渡しが行われるようになっていてもよい。
また、ロータリーラック2は、上下に複数の収容棚2a,2a,…を備えた多段式となっていたが、1段であってもよい。また、自動倉庫は、ロータリーラックに限られず、例えば、物品載置部を複数有した棚が直線的に移動する移動棚等であってもよい。
1 物品入出庫装置
2 ロータリーラック(自動倉庫)
2a 収容棚(搬送装置)
2b,2b’ 物品載置部
3,3’ 入庫コンベア
4,4’ 出庫コンベア
5 搬送切換装置
6 昇降装置
8 荷台装置
13 入庫バッファ(入庫用の物品用荷台)
14 出庫バッファ(出庫用の物品用荷台)
16,17 ローラ(搬送コンベア)
21 出庫プッシャー
22 入庫プッシャー
51 搬送切換装置
51a 切換コンベア
51b 入庫待機コンベア
100 物品入出庫装置
S 入出庫位置
α,β,θ 物品の受渡経路

Claims (5)

  1. 複数の物品をそれぞれ載置可能な物品載置部を搬送可能な搬送装置を備えた自動倉庫における物品入出庫装置であって、
    前記搬送装置は、前記物品載置部を所定の入出庫位置にて停止可能であり、物品を入庫するための入庫コンベアと物品を出庫するための出庫コンベアとの間には搬送切換装置が設置され、該搬送切換装置は出庫物品を前記入出庫位置から出庫コンベアに、そして入庫物品を入庫コンベアから前記入出庫位置に切り換え搬送することができるように構成されていることを特徴とする自動倉庫における物品入出庫装置。
  2. 前記搬送切換装置は入庫コンベアと出庫コンベアとの間を移動停止可能である走行体で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動倉庫における物品入出庫装置。
  3. 前記搬送切換装置は入庫用と出庫用の2つの物品用荷台を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の自動倉庫における物品入出庫装置。
  4. 前記2つの物品用荷台は搬送コンベアで構成されていることを特徴とする請求項3に記載の自動倉庫における物品入出庫装置。
  5. 前記入出庫位置は、前記入庫コンベアの搬出口と前記出庫コンベアの搬入口との間のほぼ中間に対峙しており、一方の物品用荷台が入庫コンベアの搬出口と相対しているときは他方の物品用荷台が前記所定の入出庫位置に相対し、一方の物品用荷台が前記入出庫位置に相対しているときは他方の物品用荷台が前記出庫コンベアの搬入口と相対するように構成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の自動倉庫における物品入出庫装置。
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