JPH08120187A - カロチノイド含有水性組成物及びカロチノイド含有飲料 - Google Patents

カロチノイド含有水性組成物及びカロチノイド含有飲料

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JPH08120187A
JPH08120187A JP6286074A JP28607494A JPH08120187A JP H08120187 A JPH08120187 A JP H08120187A JP 6286074 A JP6286074 A JP 6286074A JP 28607494 A JP28607494 A JP 28607494A JP H08120187 A JPH08120187 A JP H08120187A
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JP
Japan
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carotenoid
composition
fatty acid
beverage
carotene
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JP6286074A
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English (en)
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Hiroshige Hamakawa
弘茂 浜川
Tomoko Sato
智子 佐藤
Masahiko Furue
雅彦 古江
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 カロチノイドを中鎖脂肪酸トリグリセライ
ドに懸濁して加熱溶解して油相とし、多価アルコール及
び/又は水とにより水相を得、界面活性剤を加えてこれ
らを乳化又は可溶化して、平均粒子径が500nm以下
のカロチノイド含有水性組成物とし、この組成物を添加
してカロチノイド含有飲料を製造する。 【効果】 カロチノイド含有水性組成物自体として保
存安定性に優れるのみならず、これを添加したカロチノ
イド含有飲料としても長期間保存により香味や外観に変
化が生じず、保存安定性に優れる飲料を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長期間安定なカロチノ
イドの香味及び外観を保持できるカロチノイド含有水性
組成物及び該組成物を配合してなるカロチノイド含有飲
料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】カロチ
ノイドは、飲食品、医薬品等の着色剤あるいはビタミン
Aの前駆体として、また最近ではカロチノイドの抗酸化
効果を期待した健康食品原料として繁用されている。し
かし、カロチノイドは、水やアルコール等にほとんど溶
解せず、且つ比較的高融点の物質であり、また油脂類等
の溶剤に対する溶解度が低く、その上に酸化されやすい
物質であるために、従来よりカロチノイドを高濃度に溶
解することができる溶剤や安定なカロチノイドの乳化液
及び乾燥粉末を得ることができる製造方法に関して多く
の提案がなされている。
【0003】例えば、カロチノイドを食用油に過飽和に
溶解し、水性膠状物質中で乳化し、乳濁液を得る水易分
散性カロチノイド製剤の製法(特公昭35−8095号
公報)がある。また、この提案と基本的には類似する
が、上記の食用油に代わる溶剤として、例えば、オレン
ジ油、レモン油、ローズ油等の香料油、リモネン、ヨノ
ン、メントン等のテルペン類、クルクマ油等のテルペン
含有油(同36−21476号公報)、精油及び/又は
植物油(同37−8532号公報)、クロロホルム、メ
チレンクロライド、四塩化炭素等の揮発性水不溶溶剤
(同37−12428号公報)、アセトグリセライド
(同39−21760号公報)、芳香族アルデヒド、芳
香族アルコール又はその誘導体(同40−18018号
公報)、ヒマシ油又は脱水ラノリン(同40−2450
8号公報)、炭素数10以上の高級脂肪酸とプロピレン
グリコールとのモノエステル及びジエステル(同43−
6980号公報)、水素添加ヒマシ油ポリオキシエチレ
ンエーテル(オキシエチレンの重合度60〜100)
(同44−6986号公報)、水素化リモネン2量体
(同45−9220号公報)、オレンジ油もしくはレモ
ン油(同45−24379号公報)、植物油、鉱物油、
精油等の少なくとも1種と天然ゴム質(同48−136
87号公報)、天然精油1部量と植物性油0.01〜5
00部量とからなる均質物7〜12部(同54−288
58号公報)、スクワレン、スクワラン又はスクワレン
を含む油脂類(同56−12431号公報)、ビタミン
E(特開昭60−102169号公報)等を用いたもの
が提案されており、さらに担体油に水性保護コロイドを
添加したり(同62−240364号公報)、カロチノ
イドとして海藻由来のものを用いたり(同64−431
67号公報)、パーム油から抽出されたカロチノイドを
用いて飲料を着色したり(特開平3−127970号公
報)、油性組成物にロジンを添加する(特開平5−38
273号公報)等の技術も提案されている。
【0004】しかし、上記の従来の技術によるカロチノ
イド乳化物や粉末製剤を配合したカロチノイド含有飲料
は、いずれも長期間保存によるリング現象、沈殿現象及
び香味劣化の防止が生じ、特に飲料に配合されるカロチ
ノイド含有組成物の保存安定性には改善の余地があっ
た。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、長期間安定な香味及び外観を有するカロチノイド含
有水性組成物及び該組成物を配合してなるカロチノイド
含有飲料を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
目的を達成するため鋭意検討を行った結果、カロチノイ
ド含有飲料の長期間保存によるリング現象、沈殿現象及
び香味劣化は、カロチノイド含有水性組成物においてカ
ロチノイドを懸濁させる油脂の種類や該組成物中の油粒
子の大きさ、更には使用するカロチノイドの種類により
生じることを見い出した。
【0007】即ち、カロチノイドを脂肪酸の炭素数が6
〜12の中鎖飽和脂肪酸トリグリセライド、特にその脂
肪酸組成がカプリル酸(C8)60〜80重量%、カプ
リン酸(C10)40〜20重量%である脂肪酸トリグリ
セライドに均一溶解させた油相を多価アルコール及び/
又は水を含む水相に界面活性剤を使用して混合乳化又は
可溶化し、油相(油粒子)の平均粒子径を500nm以
下とすることにより、水性溶液中でのカロチノイドの安
定性が向上し、これを飲料に配合し、カロチノイド含有
飲料として長期間保存しても、その飲料に異味異臭が生
じることがなく、またその外観も変化しないカロチノイ
ド含有水性組成物が得られることを見い出し、本発明を
なすに至った。
【0008】従って、本発明は、 (1)カロチノイドを中鎖飽和脂肪酸トリグリセライド
に溶解してなる油相を界面活性剤の存在下で多価アルコ
ール及び/又は水を含む水相に乳化又は可溶化してな
り、かつ上記油相の平均粒子径が500nm以下である
ことを特徴とするカロチノイド含有水性組成物。 (2)カロチノイドが、パーム油を抽出して得られ、β
−カロチンを55〜70重量%、α−カロチンを20〜
40重量%、β−カロチンとα−カロチンを合計量とし
て85〜97重量%含有するカロチノイドである(1)
のカロチノイド含有水性組成物。 (3)中鎖飽和脂肪酸トリグリセライドの脂肪酸組成
が、カプリル酸(C8)を60〜80重量%、カプリン
酸(C10)を40〜20重量%含有する組成である
(1)又は(2)のカロチノイド含有水性組成物。 (4)(1)〜(3)いづれかの組成物を配合してなる
カロチノイド含有飲料を提供する。
【0009】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明のカロチノイド含有水性組成物は、上述した
ように、カロチノイドを含有した中鎖(C6〜C12)飽
和脂肪酸トリグリセライドを油相とし、これを多価アル
コール及び/又は水を含む水相に界面活性剤の存在下に
乳化又は可溶化したものである。ここで、カロチノイド
としては、特に制限されるものではないが、パーム油を
抽出して得られるカロチノイドが好適に用いられる。こ
のパーム油抽出カロチノイドは、一般に下記の組成を有
する。
【0010】 β−カロチン:55〜70%(重量%、以下同様) α−カロチン:20〜40% α−カロチンとβ−カロチンの合計量:85〜97% その他のカロチノイド及びリコペン等の天然色素:3〜
15% (典型的にはγ−カロチン:3〜5%、リコペン:3〜
5%)
【0011】このパーム油抽出カロチノイドを用いるこ
とにより、カロチノイド含有飲料として利用した際、異
味がなく香味に優れるという利点が得られる。
【0012】上記パーム油抽出カロチノイドを製造する
方法としては、特に制限はされないが、例えば特開昭6
1−12657号公報、同63−5073号公報及び同
63−5074号公報等に記載されている方法によりパ
ーム油より採取、濃縮したカロチノイドを、さらに例え
ば同63−132871号公報、同63−295551
号公報、特開平1−160953号公報、同1−160
954号公報等に記載された方法により精製したパーム
油抽出カロチノイドが好適である。
【0013】中鎖飽和脂肪酸トリグリセライドとして
は、脂肪酸の炭素数が6〜12であれば、その脂肪酸組
成は特に制限されないが、カプリル酸(C8)が脂肪酸
全体の60〜80%、カプリン酸(C10)が20〜40
%、特にカプリル酸(C8)が65〜75%、カプリン
酸(C10)が25〜35%である脂肪酸組成が好適であ
る。上記範囲外の脂肪酸組成の脂肪酸トリグリセライド
を用いると、カロチノイド含有飲料として利用しても長
期に渡り良好な香味及び外観を呈しない場合がある。な
お、中鎖脂肪酸がラウリン酸(C12)である場合は、そ
の含有量が脂肪酸全体の5重量%以下であることが後述
する比重調整剤との相溶性の点から好ましい。
【0014】上記カロチノイドと脂肪酸トリグリセライ
ドとの使用割合は、重量基準で5:95〜95:5の範
囲で任意に選択できるが、より好ましくは10:90〜
60:40とすることがカロチノイド/脂肪酸トリグリ
セライド混合物の取り扱いの点で好適である。
【0015】また、界面活性剤としては、例えばグリセ
リン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、
蔗糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、キラ
ヤサポニン、酵素処理レシチン、スフィンゴ脂質、フィ
トステロール、胆汁末、大豆サポニン、大豆レシチン、
黄卵レシチン、トマト抽出物等の非イオン性界面活性剤
を挙げることができ、さらに陰イオン性界面活性剤ある
いは陽イオン性界面活性剤なども挙げることができる。
また、アラビアガム、トラガントガム等の天然植物ガム
質やデキストリン、デンプン、化工デンプン、カルボキ
シメチルセルロース(CMC)、ゼラチン等の保護コロ
イド物質も挙げられる。
【0016】これらの界面活性剤の使用量は、油相を水
相に乳化又は可溶化させる量であり、通常はカロチノイ
ドを含有した上記脂肪酸トリグリセライドに対して、
0.2〜50重量倍、より好ましくは0.5〜30重量
倍である。0.2重量倍未満であるとカロチノイド含有
水性組成物の乳化安定性は良好であっても、その組成物
を飲料に添加した場合に飲料中の界面活性剤濃度が低い
ためにネッキングや沈殿が生じる場合がある。50重量
倍を超えるとカロチノイド含有水性組成物を飲料に添加
した場合に飲料での香味が悪くなる場合がある。
【0017】多価アルコールの具体例としては、プロピ
レングリコール、グリセリン、ソルビトールやグルコー
ス、マルトース、ガラクトース、蔗糖、フラクトース等
の糖質、水あめ、デンプン分解還元物などを挙げること
ができ、これらを1種単独で又は2種以上を混合して、
更には水と混合して水相とすることができるが、その種
類や混合割合は、油相を水相に乳化又は可溶化させる工
程において不都合を生じない限り、特に制限されるもの
ではない。
【0018】上記多価アルコールの使用量についても、
上記の乳化、可溶化工程おいて不都合を生じない限り、
特に制限されるものではないが、通常は水相全体として
カロチノイドを含有した上記脂肪酸トリグリセライド
(油相全体)に対して、0.5〜50重量倍、より好ま
しくは2〜30重量倍である。0.5重量倍未満である
と水相の表面張力が十分に下がらないために乳化、可溶
化が困難となる場合があり、50重量倍を超えると乳
化、可溶化は良好に行うことができる反面、得られたカ
ロチノイド含有水性組成物の保存中に油粒子の合一が起
こり、カロチノイド含有水性組成物自体を長期間安定に
保つことができない可能性が生じる。
【0019】なお、水相と油相との混合比率は目的とす
るカロチノイド含有量を得るために適宜選択することが
できるが、通常は容量比として油相:水相=1:1〜
1:15、特に1:2〜1:10であることが好まし
い。
【0020】本発明のカロチノイド含有水性組成物を得
る方法としては、まず、上記カロチノイドを中鎖脂肪酸
トリグリセライドに均一に溶解した油相を調製する。こ
の油相の調製は、カロチノイドを中鎖脂肪酸トリグリセ
ライドに混合し、溶解することにより行うことができ
る。この場合の温度等には特別な制限はないが、例えば
カロチノイドを上記の中鎖脂肪酸トリグリセライドに懸
濁させた懸濁液とし、これを常温〜170℃、好ましく
は100〜150℃の温度条件下で5〜30分撹拌する
ことにより、カロチノイドを中鎖脂肪酸トリグリセライ
ドに均一に溶解することができる。この際、カロチノイ
ドの酸化分解を抑制するために窒素気流下で溶解を行っ
たり、トコフェロール類、アスコルビン酸脂肪酸エステ
ル、スパイス抽出物、BHT、BHA等の1種又は2種
以上の抗酸化剤を油相全体の0.5〜15重量%、特に
1〜10重量%程度添加することもできる。
【0021】なお、本発明のカロチノイド含有水性組成
物を飲料に用いる場合は、上記油相にシュークロースア
セトイソブチレート(以下、SAIB)やロジン等を添
加して、その比重を調整することにより、飲料にネッキ
ングや沈殿等の不都合な現象を生じせしめることなく、
長期間に渡り、安定した品質の飲料を提供することが容
易となる。これら比重調整剤の配合量は使用する飲料の
比重によって異なるため、特に限定はされないが、一般
に油相部比重を1.02〜1.06とすることが好まし
い。
【0022】また、水相は上記多価アルコール及び/又
は水とにより調製され、上記油相を水相に乳化又は可溶
化する時には、使用する界面活性剤の融点以上で乳化又
は可溶化させると好適であり、この場合の温度条件を4
0℃以上、特に50〜100℃とするとより好適であ
る。40℃未満の場合、乳化、可溶化の途中でカロチノ
イドの結晶化が起こる場合がある。また、この乳化、可
溶化の際には、通常の撹拌乳化機、高圧ホモジナイザ
ー、超音波乳化機、ウルトラミキサー、コロイドミル等
を利用する公知の手段で乳化、可溶化処理することがで
きる。
【0023】本発明の場合、油相(油粒子)の平均粒子
径は500nm以下、好ましくは5〜400nm以下で
あることが必要である。この範囲外の場合、得られる組
成物の経時的安定性の効果が得られず、この組成物を飲
料に添加した場合にも香味の長期間安定化や外観変化に
対する効果が得られない。特に可溶化液の場合、好まし
くは5〜100nm、より好ましくは15〜70nmで
ある。5nm未満では赤色が薄くなり、目的とする色調
が得られない場合があり、100nmを超えると混濁を
呈する。また乳化液の場合、好ましくは100〜500
nm、より好ましくは200〜400nmである。10
0nm未満では飲料に添加した場合に澄明を呈し、目的
の混濁が得られず、500nmを超えると飲料に添加し
た場合にネッキングを生じやすくなる。
【0024】上記のようにカロチノイド含有水性組成物
の平均粒子径を500nm以下に調整する方法として
は、撹拌速度、撹拌時間等の乳化、可溶化条件を調整し
たり、界面活性剤の添加量を調整するなど、公知の乳化
液、可溶化液の粒径調整法を採用し得る。
【0025】このようにして得られたカロチノイド含有
水性組成物を配合して飲料を製造する場合は、通常のカ
ロチノイド含有飲料の製造方法により製造することがで
きる。
【0026】本発明のカロチノイド含有水性組成物が配
合される飲料としては、例えば清涼飲料水、果汁飲料、
炭酸飲料、果汁入り炭酸飲料、果汁入り清涼飲料、果肉
飲料、果粒入り飲料、乳酸飲料、豆乳飲料、栄養ドリン
ク、スポーツ飲料、乳飲料、野菜飲料等の飲料を挙げる
ことができる。なお、カロチノイド含有水性組成物の飲
料中への配合量は、通常0.02〜2重量%であり、特
に0.1〜1重量%である。
【0027】
【発明の効果】本発明のカロチノイド含有水性組成物
は、それ自体が経時的安定性に優れるのみならず、特に
飲料に添加した場合、その飲料としての経時的安定性も
優れ、清涼飲料、果汁入り清涼飲料、乳飲料、スポーツ
飲料、炭酸飲料及び野菜飲料等の広い範囲の飲料の添加
物として好適である。
【0028】本発明のカロチノイド含有水性組成物を添
加して得られるカロチノイド含有飲料は、長期間の香味
安定性に優れ、且つネックリングや沈殿等の外観の変化
も生じず、長期間保存しても飲料としての品質が損なわ
れることがなく、品質安定性を満足させるものである。
【0029】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。
【0030】[実施例1]パーム油抽出カロチノイドを
中鎖脂肪酸トリグリセライド(脂肪酸組成C870%、
1030%)により30重量%懸濁液に調製し、この懸
濁液100gとビタミンE5gとSAIB170gとを
混合し、窒素気流下で140〜150℃、30分間撹拌
して、カロチノイドが均一に溶解した油相を得た。この
油相を約80℃まで冷却した後にデカグリセリンモノス
テアレート(HLB12.5)70gを加えて、均一に
分散混合させた。一方、グリセリン500gと水155
gとを混合した水相を80℃に加温し、この水相を撹拌
しながら上記の油相を水相中に注加し、TKホモジナイ
ザーを用いて10000rpmで10分間乳化処理を行
い、カロチノイド含有水性組成物(乳化組成物)を得
た。この組成物中のカロチノイド含有量を「β−カロチ
ンの純度試験(食品添加物公定書第5版、p.187、
1986)」に準じて以下の方法により定量した。
【0031】カロチノイド量の定量法 試料約100mgを精密に量り、蒸留水を加えて希釈
し、正確に100mlとする。この希釈液5mlを正確
に量り、アセトンを加えて正確に100mlとする。こ
の溶液を非水系ミリポア(1.0μm)にて濾過し、濾
液を分光光度計を用いて波長450nm付近の最大吸収
波長における吸光度(O.Dmax)を測定し、下記式に
よりカロチノイド含有量を求めた。
【0032】
【数1】
【0033】上記の方法により定量を行った結果、本実
施例により得られたカロチノイド含有水性組成物中のカ
ロチノイド含有量は2.99%であった。
【0034】また、この組成物の平均粒子径は、大塚電
子株式会社製スーパーダイナミック光散乱光時計DLS
−700により測定した結果、230nmであった。
【0035】[実施例2]実施例1において、パーム油
抽出カロチノイドを合成β−カロチンとした以外は、実
施例1と同様にして、実施例1と同量のカロチノイド含
有水性組成物(乳化組成物)を得た。実施例1と同様に
してカロチノイド含有量を定量したところ、得られた組
成物中のカロチノイド含有量は2.97%であった。ま
た、平均粒子径を実施例1と同様にして測定した結果、
平均粒子径は250nmであった。
【0036】[実施例3]パーム油抽出カロチノイドを
中鎖脂肪酸トリグリセライド(脂肪酸組成C875%、
1025%)により10重量%懸濁液に調製し、この懸
濁液100g、ビタミンE5g、SAIB100g、オ
レンジ油60g及びロジン20gを混合し、窒素気流下
で110〜120℃、30分間撹拌して、カロチノイド
が均一に溶解した油相を得た。この油相を約80℃まで
冷却した後にデカグリセリンモノステアレート(HLB
12.5)50gとデカグリセリンモノオレート(HL
B13)20gを加えて、均一に分散混合させた。一
方、プロピレングリコール320gと水332gとクエ
ン酸3gとを混合した水相を80℃に加温し、この水相
を撹拌しながら上記の油相を水相中に注加し、TKホモ
ジナイザーを用いて8000rpmで10分間乳化処理
を行い、カロチノイド含有水性組成物(乳化組成物)を
得た。実施例1と同様にしてカロチノイド含有量を定量
したところ、得られた組成物中のカロチノイド含有量は
0.99%であった。また、平均粒子径を実施例1と同
様にして測定した結果、平均粒子径は200nmであっ
た。
【0037】[比較例1]実施例3において、乳化する
際のTKホモジナイザーの回転数を4000rpmとし
た以外は、実施例3と同様にして、実施例3と同量のカ
ロチノイド含有水性組成物(乳化組成物)を得た。実施
例3と同様にしてカロチノイド含有量を定量したとこ
ろ、得られた組成物中のカロチノイド含有量は1.00
%であった。また、平均粒子径を実施例3と同様にして
測定した結果、平均粒子径は700nmであった。
【0038】[実施例4]パーム油抽出カロチノイドを
中鎖脂肪酸トリグリセライド(脂肪酸組成C870%、
1030%)により30重量%懸濁液に調製し、この懸
濁液34g、ビタミンE5g、SAIB50g及びアス
コルビン酸パルミテート2.5gを混合し、窒素気流下
で140〜150℃、30分間撹拌して、カロチノイド
が均一に溶解した油相を得た。この油相を約80℃まで
冷却した後にデカグリセリンモノステアレート(HLB
12.5)200gを加えて、均一に分散混合させた。
一方、グリセリン650gと70%ソルビトール水溶液
58.5gとを混合した水相を80℃に加温し、この水
相を撹拌しながら上記の油相を水相中に注加し、TKホ
モジナイザーを用いて12000rpmで15分間乳化
処理を行い、続いて高圧ホモジナイザー700kg/c
2、1パス処理してカロチノイド含有水性組成物(可
溶化組成物)を得た。実施例1と同様にしてカロチノイ
ド含有量を定量したところ、得られた組成物中のカロチ
ノイド含有量は1.01%であった。また、平均粒子径
を実施例1と同様にして測定した結果、平均粒子径は4
0nmであった。
【0039】[比較例2]実施例4において、中鎖脂肪
酸トリグリセライドをコーン油とした以外は、実施例4
と同様にして、実施例4と同量のカロチノイド含有水性
組成物(可溶化組成物)を得た。実施例4と同様にして
カロチノイド含有量を定量したところ、得られた組成物
中のカロチノイド含有量は1.02%であった。また、
平均粒子径を実施例4と同様にして測定した結果、平均
粒子径は45nmであった。
【0040】上記実施例1〜4及び比較例1のカロチノ
イド含有水性組成物を常温で保管し、その香味及び平均
粒子径の変化を観察した。
【0041】結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】 香味:5段階評価 5℃保存品と比較して 5:変わらない 4:比較すればわかる程度 3:比較しないでも変化がわかるが品質的に許容範囲 2:かなり変化 1:もとの味をとどめず
【0044】[実施例5,6]果糖ぶどう糖液糖32
g、1/5濃縮オレンジ果汁5g、クエン酸0.4g、
アスコルビン酸0.2g、オレンジフレバー0.2gに
実施例1及び実施例2で得られた組成物をそれぞれ0.
2g配合し、清水にて200mlとした後、200ml
の透明ガラス容器に充填し、65℃、30分の加熱殺菌
をしてカロチノイド含有果汁入り清涼飲料水を調製し、
それぞれ実施例5,6の飲料とした。これらを常温で保
存し、香味及び外観について経時変化を観察した。結果
を表2に示す。
【0045】なお、以下の表において、香味の評価は表
1と同じである。
【0046】
【表2】
【0047】外観:5段階評価 0:ネックリングの発生を認めない 1:ネックリングをわずかに認める 2:明瞭なネックリングを認める 3:著しいネックリングを認める 4:ネックリングが層状になるほど激しい
【0048】表2の結果より、本発明のカロチノイド含
有飲料は香味、外観の保存安定性に優れていることが認
められ、特にカロチノイドとして、パーム油抽出カロチ
ノイドとすると(実施例5)、より安定性に優れる飲料
となることが認められる。
【0049】[実施例7,8]1/6人参汁40g、1
/2トマトピューレ13g、1/7ほうれん草汁8g、
1/5レモン果汁3g、アスコルビン酸0.5gに実施
例1及び実施例2で得られた組成物を0.4g加え、清
水にて337gとし、ガラス瓶に充填、打栓後65℃、
30分の殺菌を行ないカロチノイド強化野菜飲料を調製
し、それぞれ実施例7,8の飲料とした。これらを常温
に静置して香味及び外観を経時的に観察した。結果を表
3に示す。
【0050】なお、以下の表において、外観の評価は表
2と同じである。
【0051】
【表3】
【0052】表3の結果より、実施例1の組成物を用い
た飲料(実施例7)は香味、外観の安定性がより高いこ
とが認められる。
【0053】[実施例9、比較例3]クエン酸0.2
g、クエン酸ナトリウム0.02g、アスコルビン酸
0.2g、食塩0.2g、塩化カリウム0.02g、硫
酸マグネシウム0.002g、乳酸カルシウム0.03
g、ブドウ糖果糖液糖16g、グレープフルーツフレバ
ー0.2gに実施例3及び比較例1で得られた組成物を
それぞれ0.6g配合し、清水にて200mlとした
後、200mlの透明ガラス容器に充填、85℃達温の
加熱殺菌をしたカロチノイド含有スポーツ飲料を調製
し、それぞれ実施例9及び比較例3の飲料とした。これ
らを常温で保存し、香味及び外観について経時的変化を
観察した。結果を表4に示す。
【0054】
【表4】
【0055】表4の結果より、本発明のカロチノイド含
有飲料は6ヶ月後においても香味、外観とも全く安定で
あったのに対し、エマルジョンの平均粒子径が500n
mより大きい場合(比較例3)、飲料中で粒子が凝集し
て常温3ヶ月では著しいネックリングが発生し、その保
存安定性に劣ることが認められる。
【0056】[実施例10、比較例4]グァバピューレ
100g、バナナピューレ100g、パインアップル果
汁30g、砂糖89g、クエン酸2.3g、グァバフレ
バー0.5g、バナナフレバー0.5gに実施例3及び
比較例1で得られた組成物をそれぞれ3g加え、清水に
て1000gとし、200gをガラス瓶に充填、打栓後
85℃、15分の殺菌を行ないカロチノイド含有果肉飲
料を調製し、実施例10及び比較例4の飲料とした。こ
れらを常温に静置して香味及び外観を経時的に観察し
た。その結果を表5に示す。
【0057】
【表5】
【0058】表5の結果より、本発明のカロチノイド含
有飲料は6ヶ月後においても香味及び外観とも全く安定
であったのに対し、比較例4の飲料では果肉飲料に粘性
があっても常温3ヶ月からネックリングを生じ、さらに
6ヶ月では著しいネックリングを生じ、その保存安定性
に劣ることが認められる。
【0059】[実施例11、比較例5]クエン酸0.1
5g、アスコルビン酸0.05g、砂糖14g、1/5
オレンジ果汁10gに実施例3及び比較例1で得られた
組成物をそれぞれ0.2g添加し、清水70.5gを加
えて85℃、15分の殺菌後、酸度2.0%の発酵脱脂
乳5gと混合し、オレンジ香料0.1gを加えて70〜
100kg/cm2で均質化、冷却してカロチノイド含
有乳酸菌飲料を調製し、実施例11及び比較例5の飲料
とした。これらを5℃で保存し、香味及び外観について
経時的変化を観察した。結果を表6に示す。
【0060】
【表6】
【0061】表6の結果より、本発明のカロチノイド飲
料は3週間も香味、外観とも全く安定であったのに対
し、比較例5の飲料では2週間よりリングが生じ始め3
週間で明瞭なリングが生じ、その保存安定性に劣ること
が認められる。
【0062】[実施例12、比較例6]1/6アセロラ
透明果汁10g、1/7リンゴ透明果汁8g、1/7ペ
ア透明果汁4g、1/3バナナ透明果汁4g、1/5パ
インアップル透明果汁8g、スイカ透明果汁2g、アセ
ロラエッセンス0.04g、ライチエッセンス0.02
gに実施例4及び比較例2で得られた可溶化物をそれぞ
れ0.6g配合し、清水にて200mlとした後、20
0mlの透明ガラス容器に充填後、85℃達温の加熱殺
菌をしてカロチノイド含有天然果汁飲料を調製し、実施
例12及び比較例6の飲料とした。これを常温で保存
し、香味及び外観について経時的変化を観察した。結果
を表7に示す。
【0063】
【表7】
【0064】表7の結果より、本発明のカロチノイド含
有飲料は6ヶ月後においても、香味及び外観変化がほと
んど認められず、外観変化においても澄明感が全く失わ
れなかったのに対し、コーン油に懸濁したパーム油カロ
チンを用いた比較例6は著しい酸敗臭が認められ、香味
的に1ヶ月が限界であることが認められる。また、外観
変化についても比較例6の飲料の場合、常温1ヶ月で完
全に混濁状態を呈し、著しいネックリング現象が認めら
れた。
【0065】[実施例13、比較例7]グラニュー糖1
40g、ハチミツ25g、ローヤルゼリー10g、アス
コルビン酸2.0g、クエン酸2.0g、ニコチン酸ア
ミド0.3g、ビタミンB6(塩酸ピリドキシン)0.
05g、ビタミンB2(リボフラビンリン酸塩)0.0
5g、ビタミンP0.03gを清水に溶解して100m
lとし、この溶液各200mlに実施例4及び比較例2
の組成物をそれぞれ0.6g添加し、ガラス瓶に充填
後、打栓し、85℃、15分殺菌後冷却し、カロチノイ
ド含有栄養飲料を調製し、実施例13及び比較例7の飲
料とした。これらを常温に静置して香味及び外観を経時
的に観察した。結果を表8に示す。
【0066】
【表8】
【0067】表8の結果より、本発明のカロチノイド含
有飲料は6ヶ月後においても、香味及び外観変化がほと
んど認められず、外観変化においても澄明感が全く失わ
れなかったのに対し、コーン油に懸濁したパーム油カロ
チンを用いた比較例7の飲料は著しい酸敗臭が認めら
れ、香味的に1ヶ月が限界であることが認められる。ま
た、外観変化についても比較例7の飲料の場合、常温1
ヶ月で完全に混濁状態を呈し、著しいネックリング現象
が認められた。
【0068】[実施例14、比較例8]うめ透明ストレ
ート果汁150g、りんご透明ストレート果汁50g、
砂糖230g、クエン酸0.6g、アスコルビン酸0.
6g、うめフレバー0.6g、リンゴフレバー0.6g
に実施例4及び比較例2の可溶化液6gを配合し、清水
で400mlとした後、炭酸ガス容量3.4%の炭酸水
1600mlを加え、2000mlのカロチノイド含有
果汁入り炭酸飲料を調製し、実施例14及び比較例8の
飲料とした。これらを常温で保存し、香味及び外観につ
いて経時的変化を観察した。結果を表9に示す。
【0069】
【表9】
【0070】表9の結果より、本発明のカロチノイド含
有飲料は6ヶ月後においても香味変化がほとんど認めら
れず、外観変化においても澄明感が全く失われなかった
のに対し、コーン油に懸濁したパーム油抽出カロチンを
用いた比較例8の飲料は1ヶ月後で著しい油酸敗臭が認
められた。また、外観についても比較例8の飲料の場
合、1ヶ月保存から著しいネックリングが認められた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 403/02 7419−4H 403/24 7419−4H

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カロチノイドを中鎖飽和脂肪酸トリグリ
    セライドに溶解してなる油相を界面活性剤の存在下で多
    価アルコール及び/又は水を含む水相に乳化又は可溶化
    してなり、かつ上記油相の平均粒子径が500nm以下
    であることを特徴とするカロチノイド含有水性組成物。
  2. 【請求項2】 カロチノイドが、パーム油を抽出して得
    られ、β−カロチンを55〜70重量%、α−カロチン
    を20〜40重量%、かつβ−カロチンとα−カロチン
    を合計量として85〜97重量%含有するカロチノイド
    である請求項1記載のカロチノイド含有水性組成物。
  3. 【請求項3】 中鎖飽和脂肪酸トリグリセライドの脂肪
    酸組成が、カプリル酸を60〜80重量%、カプリン酸
    を40〜20重量%含有する組成である請求項1又は2
    記載のカロチノイド含有水性組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3記載のカロチノイド
    含有水性組成物を配合してなるカロチノイド含有飲料。
JP6286074A 1994-10-26 1994-10-26 カロチノイド含有水性組成物及びカロチノイド含有飲料 Pending JPH08120187A (ja)

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