JPH0527376B2 - - Google Patents

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JPH0527376B2
JPH0527376B2 JP60101568A JP10156885A JPH0527376B2 JP H0527376 B2 JPH0527376 B2 JP H0527376B2 JP 60101568 A JP60101568 A JP 60101568A JP 10156885 A JP10156885 A JP 10156885A JP H0527376 B2 JPH0527376 B2 JP H0527376B2
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fatty acid
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【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は酸性飲料に長期間安定な香気、色調又
は混濁などの嗜好性の高い香味及び外観を与える
乳化組成物に関し、更に詳しくは、 (1) 油性着香料、油溶性色素類、動植物油脂類、
中鎖飽和脂肪酸トリグリセライド類、油溶性ビ
タミン類及び植物性点ね樹脂よりなる群から選
ばれた少くとも1種の可食性油性材料 (2) シユークロース・ジアセテート・ヘキサイソ
ブチレート(SAIB) (3) HLB 8以上のポリグリセリン脂肪酸エステ
ル類 (4) 含水率50重量%以下の多価アルコール類 からなることを特徴とする酸性飲料に配合するた
めの乳化組成物に関する。 従来の技術 酸性飲料に好ましいフレーバー、混濁及び色調
を付与する目的で、精油類、油溶性色素類、動植
物油脂類などの油性材料を添加しようとする飲料
の糖濃度に合せて比重調整した後、植物性天然ガ
ム質、或いはシヨ糖脂肪酸エステル、グリセリン
脂肪酸エステルなどの食品用界面剤を用いて乳化
物を形成した後飲料に配合することは公知であ
る。しかしながら食品用界面活性の中で唯一、親
水性で高HLBを有するシヨ糖脂肪酸エステルは
酸性条件下において凝集現象がみられ、著しく安
定性が劣り、数ケ月にも及び混濁安定性を要求さ
れる酸性の飲料などへの利用することは事実上不
可能であり、この分野においては高価なアラビア
ガムなどの天然植物ガム質が専ら用いられてい
る。 本発明者等は、香料、動植物油脂、油性色素な
どの油性材料を水性乳化物として酸性飲料に配合
するのに専ら用いられてきた高価な天然植物ガム
質に代る界面活性剤を用いた乳化組成物の利用を
検討したところ、従来医薬品、化粧品などに用い
られていたポリグリセリン脂肪酸エステルを用い
て製造された油性材料の乳化組成物が酸性条件下
でも極めて優れた安定性を長期間保持できること
が分り本発明を完成した。 ポリグリセリン脂肪酸エステルを用いて油性物
質を水や多価アルコール中に乳化する方法は既に
提案されている(特開昭56−37040号公報)。しか
しながらこの提案においては得られた乳化組成物
の水に対する分散性については言及しているが、
これを酸性飲料に好ましい混濁、色調及びフレー
バーなどを賦与し、尚かつそれらの好ましい香
味、外観が数ケ月以上にも及ぶ長期間にわたつて
安全に保持されることを要求される酸性飲料の技
術課題に関しては全く言及も示唆もしていない。 発明が解決しようとする問題点 本発明者等は、ポリグリセリン脂肪酸エステル
を用いて天然精油、油溶性色素、着香料、動植物
油脂、中鎖飽和脂肪酸トリグリセライド、油溶性
ビタミン及び植物性天然樹脂などの可食性油性材
料を前記公知方法によつて多価アルコール中に乳
化して得られた乳化物を水および酸性飲料
(Brix12°、PH3.0)に0.1%添加したところ、添加
直後は好ましい混濁を呈したが翌日には油性成分
が大部分表面に浮上し、混濁は著しく減少するこ
とを認めた。 本発明者等は、従来提案の上記の如き重大欠点
即ち、可食性油性材料のポリグレセリン脂肪酸エ
ステルによる乳化組成物を、例えばPH約2〜約5
の如き酸性領域にあり、且つ比重が1.0を超える
酸性飲料に例えば約0.02〜約2重量%の如き量を
添加した場合にみられる乳化粒子の分離浮上を防
止すべく研究を行つた。 その結果、 (1) 油性着香料、油溶性色素類、動植物油脂類、
中鎖飽和脂肪酸トリグリセライド類、油溶性ビ
タミン類及び植物性天然樹脂よりなる群から選
ばれた少くとも1種の可食性油性材料 (2) SAIB (3) HLB 8以上のポリグリセリン脂肪酸エステ
ル類 (4) 含水率50重量%以下の多価アルコール類 からなる組成物を酸性飲料に配合することによつ
て、前記従来公知の乳化物の欠点を一挙に解決
し、極めて好ましい香味、混濁及び色調などが長
期間にわたつて保持される安価な酸性飲料が得ら
れることを見出した。 問題点を解決するための手段 本発明で用いる油性着香料の例としては、例え
ば、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルー
ツなどの柑橘類精油、花精油、ペパーミント油、
スペアミント油、スパイス油などの植物精油;コ
ーラナツツエキストラクト、コーヒーエキストラ
クト、ワニラエキストラクト、ココアエキストラ
クト、紅茶エキストラクト、スパイス類エキスト
ラクトなどの油性のエキストラクト及びこれらの
オレオレジン類;合成香料化合物、油性調合香料
組成物及びこれらの任意の混合物の如き油性の着
香料;及びβ−カロチン、パプリカ色素、アナト
ー色素及びクロロフイルなどの油溶性天然色素
類;肝油、ビタミンA、ビタミンA油、ビタミン
B2酪酸エステル、天然ビタミンE混合物などの
脂溶性ビタミン類;大豆油、ナタネ油、コーン
油、オリーブ油、ヤシ油、サフラワー油、ヒマワ
リ油、米油、牛脂、豚脂、魚油などの動植物油脂
類;ロジン、コーパル、ダンマル、エレミ、エス
テルガムなどの植物性樹脂類;C6〜C12の中鎖飽
和脂肪酸トリグリセライドなどの加工食用油脂及
びこれら可食性油性材料の任意の混合物を例示す
ることができる。 また本発明で利用することのできるポリグリセ
リン脂肪酸エステル類としては、例えば平均重合
度3以上のポリグリセリンと炭素数8以上の脂肪
酸とのエステルでかつ、HLBが8以上、好まし
くはHLBが10以上のものを例示することができ
る。 更に本発明で利用することのできる多価アルコ
ール類としては例えばグリセリン、プロピレング
リコール、ソルビトール、マルチトール、殿粉分
解還元物、グルコース、シヨ糖、マルトースなど
の糖類及びこれらの二種以上の混合物を例示する
ことができる。 次に本発明の好ましい一実施態様を例示すれ
ば、先ず前記した如き可食性油性材料とSAIBを
混合し、例えば室温乃至約180℃に加熱溶解して
均一混合油とする。かかる可食性油性材料と
SAIBの混合割合は、乳化後の組成物を添加しよ
うとする酸性飲料の比重に合致するように配合す
れば良い。 かくして得られた油性材料混合物1重量部を、
例えば水分含有量約0〜約50重量%の多価アルコ
ールに約0.5〜約10重量%のポリグリセリン脂肪
酸エステルを混合溶解した多価アルコール溶液約
2〜約50重量部と混合し、ホモミキサー、コロイ
ドミル高圧ホモジナイザー等を用いて乳化処理す
ることにより、粒子径約0.2〜約1ミクロンの極
めて微細で安定性の優れた乳化液を得ることがで
きる。所望により多価アルコール溶液にポリグリ
セリンに加えて例えばシヨ糖脂肪酸エステル、ソ
ルビタン脂肪酸エステルなどの親水性界面活性
剤、アラビアガム、トラガントガム、キサンタン
ガム、CMCなどの天然及び合成糊料或いはゼラ
チン、カゼインなどの蛋白質、更には、保存性を
向上させる目的で乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒
石酸などの有機酸を添加することもできる。また
一方、前記油性材料混合物には所望により、グリ
セリン脂肪酸エステル及びレシチンの如き親油性
の乳化剤を添加配合することもできる。 本発明は上記の如くして得られた組成物を酸性
飲料例えば果汁飲料、醗酵乳飲料、発泡性清涼飲
料などに例えば約0.02〜約2重量%配合すること
によつて該飲料に長期間安定で好ましい香味、色
調及び混濁を賦与ないし増強することができる。 以下実施例によつて本発明の数態様を更に詳し
く説明する。 参考例 1 β−カロチン8g、ロジン10g、リモネン10
g、SAIB56.7g、天然ビタミンE0.5g及び精製
ヤシ油14.8gの混合物を窒素気流中で約160℃に
加温して、均一な油性材料混合物(d20 201.048)を
得た。この混合物を70%ソルビトール890gにデ
カグリセリンモノステアレート(HLB12)10g
を溶解した溶液に加えて予備撹拌して分散させた
後、TK−ホモミキサーにて5000rpmにて10分間
乳化し、油脂の粒子約1ミクロンの均一な酸性飲
料用の着色剤乳化組成物を得た(本発明品No.1)。 参考例 2 オレンジオイル20g、精製ダンマルガム20g、
SAIB47.4g、C6〜C12飽和脂肪酸トリグリセライ
ド混合物12.6gを混合溶解して、d20 201.048に比重
調整したオレンジ油混合物を得た。 別にグリセリン500g、水370gの混合物にヘキ
サグリセリンモノオレエート(HLB14)10gを
溶解し、更に50%乳酸20gを加えて均一な溶液を
得、先に調製したオレンジ油混合物の全量を加え
て、予備乳化した後、TK−ホモミキサーにて
5000rpm、10分間乳化処理を行い、酸性飲料用オ
レンジ油乳化物を得た(本発明品No.2)。 参考例 3 ビタミンE30g、SAIB62.7g、中鎖飽和脂肪
酸トリグリセライド混合物(カプリル酸75%、カ
プリン酸25%)7.3gを混合溶解してd20 201.061の比
重調整されたビタミンE油混合物100gを得た。
別にグリセリン500g、水370gの混合物にヘキサ
グリセリンモノオレエート10g及び50%乳酸20g
を加えて均一な溶液としたところへ、前記ビタミ
ンE油混合物の全量に加え、予備乳化した後、
TK−ホモミキサーにて5000rpmにて10分間乳化
処理し、酸性健康飲料用ビタミンE油乳化物を得
た(本発明品No.3)。 比較例 1 参考例1においてデカグリセリンモノステアレ
ートにかえてシヨ糖脂肪酸エステル(HLB15)
10gを使用したほかは、参考例1と同じ条件によ
つて、着色剤乳化物を得た(比較品No.1)。 比較例 2 参考例2において、SAIBに代えて精製ヤシ油
47.4gを混合したほかは参考例2と同一条件によ
つてオレンジ油乳化物を得た(比較品No.2)。 比較例 3 参考例3において、ヘキサグリセリンモノオレ
エート10gに代えて、シヨ糖脂肪酸エステル
(HLB13)10gとしたほかは同一条件によつて、
ビタミンE油の乳化物を得た(比較品No.3)。 比較例 4 参考例3において、グリセリン500gに代えて、
エタノール500gとしたほかは同一条件によつて、
ビタミンEの乳化物を得た(比較品No.4)。 実施例 1 グラニユー糖240g、クエン酸8g及びビタミ
ンC 0.5gを適量の水に溶解し、クエン酸ナト
リウムを用いてPH3.0に調整した後、全体を2
として酸性飲料用シロツプを調整した。このシロ
ツプ各200mlに参考例1及び比較例1で得られた
乳化物をそれぞれ0.2mlを添加し、ビンに充填後
打栓し、85℃にて15分殺菌後冷却し、好ましい黄
色に着色された飲料を得た。これを室温で保存
し、経時変化を観察した。結果を第1表に示す。
【表】 第1表の結果から明らかな通り、本発明品No.1
は、3ケ月後においても全く安定であつたのに対
し、従来品は1週間で著しいネツクリングを発生
した。 実施例 2 グラニユー糖110g、クエン酸2g及び温州み
かん1/5濃縮果汁20gを水に溶解し、全量を1
として果汁10gの酸性飲料用シロツプを調製し
た。このシロツプ各200mlに参考例2(本発明品No.
2)及び比較例2(比較品No.2)で得られた乳化
物をそれぞれ0.2ml添加し、ビンに充填後打栓し、
85℃にて15分間殺菌後冷却してオレンジ果汁飲料
を得た。これを室温に静置してネツクリングの状
態を観察した。結果を第2表に示す。
【表】 但し、表中の記号は第1表と同じ意味を表
わす。
但し、表中の記号は第1表と同じ意味を表わ
す。 第2表の結果から明らかな通り、本発明品No.2
は3ケ月後においても全く安定であつたが、比較
品No.2は約1週間でリングの発生が見られ、2週
間後には著しいリングとなり、商品価値を失つ
た。 実施例 3 グラニユー糖145g、精製ハチミツ20g、ビタ
ミンC1.7g、クエン酸1.5g、ニコチン酸アミド
0.5g、ビタミンB6(塩酸ピリドキシン)0.1g、
ビタミンB2(リボフラビンリン酸塩)0.05g、ビ
タミンP0.05g、天然カフエイン0.2g及びクエン
酸ナトリウム0.1gを水に溶解して全量を1と
する。このシロツプ各200mlに参考例3(本発明品
No.3)、比較例3(比較品No.3)及び比較例4(比
較品No.4)で得られた乳化物をそれぞれ0.2ml添
加し、ガラスビンに充填後、打栓し、85℃、15分
殺菌後冷却し好ましい混濁のある栄養ドリンクを
調製した。これを室温に静置してネツクリングの
発生状況を観察した。結果を第3表に示した。
【表】 但し表中の記号の意味は第1表と同じ。
第3表の結果から明らかな通り、本発明品は3
ケ月後においても外観的変化は見られず全く安定
であつたのに対し、比較品は、粒子が凝集して全
体に濁りがなくなり、表面に多量の浮遊物を生じ
た。 比較例 5 (特開昭48−58169号公報の実施例1の追試) オレンジ油10g、ソルビタンモノラウレート4
g、SAIB50gおよびカプリル酸トリグリセライ
ド10gを40〜50℃に加温して、均一に混合してお
く、別にイオン交換水126ml、70%ソルビトール
水溶液300gを混合し、40〜50℃に加温した水溶
液をつくる。この水溶液を常圧で12000rpmのT.
K.ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)で撹拌し
つつ、これに上記の香料組成物を加え、5分間予
備乳化する。次いで、これを2段式の圧力式ホモ
ジナイザーで、一段目2000lb/inch、二段目
500lb/inchの条件で乳化し、更にもう1回くり
かえし乳化して乳化組成物を得た(比較品No.5)。 実施例 4 比較例5において、ソルビタンモノラウレート
4gに代えてデカグリセリンモノステアレート4
gを使用してほかは比較例5と同じ条件によつて
乳化組成物を得た(本発明品No.4)。 比較例 6 (特開昭48−58169号公報の実施例3の追試) オレンジ油52g、ソルビトールカプリル酸エス
テル30g、SAIB198g、カプリル酸トリグリセ
ライド16g、カプリン酸トリグリセライド12gお
よびラウリン酸トリグリセライド2gを50℃〜60
℃に加温して溶解しておく。300mlのイオン交換
水と900gの70%ソルビトール水溶液を混合して
50〜60℃に加温したものを作り、これに前記香料
組成物を加えて充分に乳化して乳化組成物を得た
(比較例No.6)。 実施例 5 比較例6において、ソルビトールカプリン酸エ
ステル30gの代りにデカグリセリンモノステアレ
ート30gを使用したほかは比較例6と同じ条件に
よつて乳化組成物を得た(本発明品No.5)。 安定性試験 (1) 乳化組成物の安定性試験 前期比較例5、6又は実施例4、5で得た乳
化組成物20gを50mlガラス容器に入れ密栓後、
35℃恒温器内に振幅70mm、振盪回数120回/分
で5時間振盪した。振盪後顕微鏡観察をする。 (2) 乳化組成物の飲料安定性試験 クエン酸2g、食用黄色色素5号0.1g、温
州みかん1/5濃縮果汁(Brix50°)20g及び砂糖
130gをイオン交換水に溶かして1として飲
料基材を調製した。前記比較例5、6又は実施
例4、5で得た乳化組成物或いはそれを上記(1)
に記載の条件下に振盪した乳化組成物2gを上
記飲料基材1に添加し、200ml透明ジユース
ビンに入れ、85℃で10分間加熱殺菌した後冷却
した。この飲料をそのまま室温にて保存したも
のと、飲料を上記(1)に記載したと同じ条件下に
35℃5時間振盪後室温保存したものの経時安定
性を見た。 結果を下記第4表及び第5表に示す。
【表】
【表】 以上の結果から明らかなとおり、比較例5及び
6の乳化組成物は振盪によつて粒子が巨大化する
のに対して、実施例4及び5の乳化組成物は粒子
径に変化がなく安定であつた。 さらに乳化組成物を振盪前後においてサンプリ
ングし、飲料に添加した試料を静置保存、振盪静
置保存して比較した結果、比較例5及び6の乳化
組成物は乳化組成物の状態及び飲料に添加後も全
く振盪しない場合に限り3週間後においても或る
程度安定(±R:ネツクリングを僅かに認める)
であつたが、振盪したものは全てネツクリング及
び沈殿を生じた。 これに対して、実施例4及び5の乳化組成物を
配合した飲料は振盪しても全く変化がなく極めて
安定であつた。 比較例 7 (特開昭58−103325号公報の実施例1の追試) 綿実油400gに天然ビタミンE5gを混合し、他
方水450gにシヨ糖脂肪酸エステル(シユガーエ
ステルS−1570;HLB15)20gおよびデカグリ
セリンモノオレエート(MLB12)50gを溶解し、
両液をTK−ホモジナイザーで8000rpm、10分間
乳化してO/W型エマルシヨンとした(比較品No.
7)。 クエン酸2g、食用黄色色素5号 0.1g、温
州みかん1/5濃縮果汁(Brix50°)20g及び砂糖
130gをイオン交換水にとかして1として飲料
基材を調製した。 この飲料基材1に上記で得た乳化組成物2g
を加え、200mlの透明ジユースビンに入れ、85℃
で10分間加熱殺菌した後、冷却し室温に静置保存
したものの経時安定性を調べた。その結果を下記
第6表に示す。
【表】 但し表中の記号は第5表と同じ意
味を表わす。
発明の効果 本発明によつて得られた酸性飲料用乳化組成物
は、それ自体極めて優れた保存安定性を有してお
り、更に該組成物を例えば果汁飲料、乳酸菌飲
料、発泡性飲料、栄養ドリンクなどの酸性飲料に
配合した場合には非常に好ましい混濁性、色調及
び香味を長期間にわたつて保持し、該飲料の嗜好
性改善に極めて有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 油性着香料、油溶性色素類、動植物油脂類、
    中鎖飽和脂肪酸トリグリセライド類、油溶性ビタ
    ミン類及び植物性天然樹脂よりなる群から選ばれ
    た少くとも1種の可食性油性材料、 2 シユークロース・ジアセテート・ヘキサイソ
    ブチレート(SAIB)、 3 HLB 8以上のポリグリセリン脂肪酸エステ
    ル類 4 含水率50重量%以下の多価アルコール類から
    なることを特徴とする酸性飲料に配合するための
    乳化組成物。
JP60101568A 1985-05-15 1985-05-15 酸性飲料に配合するための乳化組成物 Granted JPS61260860A (ja)

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