JPH0811983A - コンテナの排出装置 - Google Patents

コンテナの排出装置

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JPH0811983A
JPH0811983A JP6147569A JP14756994A JPH0811983A JP H0811983 A JPH0811983 A JP H0811983A JP 6147569 A JP6147569 A JP 6147569A JP 14756994 A JP14756994 A JP 14756994A JP H0811983 A JPH0811983 A JP H0811983A
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chute
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Jun Komatsu
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒンジ付き開閉蓋を有するコンテナに対し
て、スムーズに蓋を開くことができると共に、いずれの
蓋開度であっても、蓋からの落下距離を短くすることに
より、内容物の破砕或いは変形を防止することである。 【構成】 下端排出口1にヒンジ2を有する開閉蓋3
と、該開閉蓋3を閉位置に係止自在なロック機構5を有
するコンテナに対して、架台10と、下端排出口1を下
方から覆うシュート11と、ロック機構5の施解錠機構
12と、解錠状態の蓋3を下方から支持して回動する回
動アーム15と、該回動アーム15を駆動すると共に任
意の蓋開度で停止可能な駆動アクチュエータ16とを備
えている。シュート11には、閉位置P0 の蓋3の先端
の近傍から、下向きの全開位置P2 の蓋3の近傍まで、
蓋先端の軌跡Sに概ね沿う形状の傾斜面25を形成して
いる。蓋3の開度に拘わらず、内容物の落下距離を短く
保てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、連続自動操業に最適
なコンテナの排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンテナの排出装置としては、排
出口にバタフライ弁を設け、該バタフライ弁により、コ
ンテナ内の粉粒体等の内容物を排出する技術は知られて
いるが、バタフライ弁は余り大きくできず、開口部に弁
体開閉軸があるために粉粒体の流出を阻害し、また開閉
時には粉粒体が一度に大量排出され、破砕が生じたり、
受入れホッパー等に衝撃が発生するという欠点があっ
た。
【0003】これに対して、実公昭5−7193号に記
載されているコンテナの排出装置は、蓋を、その一端部
にてヒンジを介して排出口に枢着し、蓋の他端部をラッ
チ機構により施解錠自在とし、これにより、開閉の自動
化を容易にすると共に、蓋の開度を調節することによ
り、粉粒体の排出速度の調節も容易にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記実公昭5
−7193号の技術では、自動排出において、次のよう
な各種不具合がある。 (1)蓋からシュートまでの落下距離が長く、落下時に
内容物が破砕したりあるいは変形することがある。
【0005】(2)シュートを支持して昇降する機構と
して、シュート全周を取り囲むような枠体をシュートに
固着して、該枠体を複数個の縦向きシリンダにより支持
しているので、構造が複雑で、製造に手間がかかり、シ
ュートの全周のスペースが昇降機構により制限されてし
まい、スペースの有効利用ができない。
【0006】(3)施解錠機構として、回動アクチュエ
ータを備え、該回動アクチュエータをシュート前方にく
るように配置しているので、自動システム化の際、コン
テナの出し入れを行う前方側に位置する駆動アクチュエ
ータが邪魔になる。また、回動レバーの先端でロック機
構を押すようになっているので、作動不良が生じる可能
性がある。
【0007】本願発明の目的は、上記各課題を解決する
ことにより、自動システム化に適したコンテナの排出装
置を提供することを目的としている。特に請求項1記載
の発明では、ヒンジ付き蓋を有するコンテナに対して、
無理なく蓋のロックを解除し、かつ、スムーズに蓋を開
くことができると共に、いずれの蓋開度であっても、蓋
からの落下距離を短くすることにより、内容物の破砕あ
るいは変形を防止できるようにすることである。
【0008】請求項2記載の発明では、シュートの昇降
機構の簡素化及びそれによるスペースの有効利用を図る
ものである。
【0009】請求項3記載の発明では、蓋ロック機構の
施解錠を確実に行えるようにすると共に、その構造及び
配置を工夫することにより、スペースの有効利用を図る
ものである。
【0010】請求項4記載の発明では、蓋と供給口との
間にシールパッキンを介在させなくとも、内容物の外部
への洩れを確実に防止できるようにすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(請求項1記載の発明)実施例図面の一部及び図面に付
した符号を利用して、本願発明を説明する。図1のよう
に、コンテナCは、下端排出口1にヒンジ2を介して回
動自在に支持された開閉蓋3と、該開閉蓋3を閉位置P
0 に係止自在なロック機構5とを有している。該コンテ
ナCの内容物を排出するための排出装置として、コンテ
ナCが所定位置に載せられる架台10と、所定位置のコ
ンテナCの下端排出口1を下方から覆うシュート11
と、ロック機構5を施解錠操作する施解錠機構12と、
解錠状態の蓋3を下方から支持して回動する回動アーム
15と、該回動アーム15を駆動すると共に任意の蓋開
度で停止可能な駆動アクチュエータ16とを備え、シュ
ート11には、閉位置P0 の蓋3の先端の近傍から、下
向きの全開位置P2 の蓋3の先端の近傍まで、蓋先端の
軌跡Sに概ね沿う形状の傾斜面25を形成している。
【0012】(請求項2記載の発明)図1のようにコン
テナCは、下端排出口1にヒンジ2を介して回動自在に
支持された開閉蓋3と、該開閉蓋3を閉位置P0 に係止
自在なロック機構5とを有している。該コンテナCの内
容物を排出するための排出装置として、コンテナCが所
定位置に載せられる架台10と、所定位置のコンテナの
下端排出口1を下方から覆うシュート11と、ロック機
構5を施解錠操作する施解錠機構12と、解錠状態の蓋
3を下方から支持して回動する回動アーム15と、該回
動アーム15を駆動すると共に任意の蓋開度で停止可能
な駆動アクチュエータ16とを備えている。シュート1
1を昇降する昇降機構として、図2のように2又状の爪
を有する昇降フォーク36をシュート11の左右両側に
これを挟むように固定し、該昇降フォーク36を単一の
昇降駆動用アクチュエータに41より駆動するようにし
ている。
【0013】(請求項3記載の発明)図1のようにコン
テナCは、下端排出口1にヒンジ2を介して回動自在に
支持された開閉蓋3と、該開閉蓋3を閉位置P0 に係止
自在なロック機構5とを有している。該コンテナCの内
容物を排出するための排出装置として、コンテナCが所
定位置に載せられる架台10と、所定位置のコンテナの
下端排出口1を下方から覆うシュート11と、ロック機
構5を施解錠操作する施解錠機構12と、解錠状態の蓋
3を下方から支持して回動する回動アーム15と、該回
動アーム15を駆動すると共に任意の蓋開度で停止可能
な駆動アクチュエータ16とを備えている。ロック機構
として、図6のように開閉蓋3を下方から押さえるロッ
ク位置から解除位置まで回動自在な「ヘ」の字形のロッ
クレバー6を備え、施解錠機構12として、上向きコの
字形の係合ブロック45を有する摺動ロッド43を、ヒ
ンジ軸心と平行に直線駆動自在にシュート11に支持
し、係合ブロック45を、ロックレバー6の下向き係合
部材に対して、ブロック移動方向に遊びを有して係合す
るようにしている。
【0014】(請求項4記載の発明)図1のようにコン
テナCは、下端排出口1にヒンジ2を介して回動自在に
支持された開閉蓋3と、該開閉蓋3を閉位置P0 に係止
自在なロック機構5とを有している。該コンテナCの内
容物を排出するための排出装置として、コンテナCが所
定位置に載せられる架台10と、所定位置のコンテナの
下端排出口1を下方から覆うシュート11と、ロック機
構5を施解錠操作する施解錠機構12と、解錠状態の蓋
3を下方から支持して回動する回動アーム15と、該回
動アーム15を駆動すると共に任意の蓋開度で停止可能
な駆動アクチュエータ16とを備えている。図7のよう
に開閉蓋3のヒンジ側と反対側の端部であって、コンテ
ナ排出口周壁に対して内方側と外方側の各箇所に、蓋上
面に対して鈍角をなす傾斜面61,62を形成してい
る。
【0015】
【作用】架台10の上にコンテナCを載置し、回動アー
ム15を上昇させて、開閉蓋3を下から押さえて水平な
閉位置P0 に維持しておき、そして開閉蓋3のロック機
構5を施解錠機構12により解錠する。
【0016】すなわち、摺動ロッド43を移動すること
により、係合ブロック45を直線方向に移動し、ロック
レバー6を回動し、ロックを解除する。
【0017】次に、駆動アクチュエータ16で回動アー
ム15を下降させ、所定位置で停止することにより、蓋
3を自重で下降させて所定の開位置P1 に停止する。こ
れにより、排出口1から排出される内容物は、開閉蓋3
の先端から昇降シュート11の傾斜面25上に放出さ
れ、傾斜面25上を滑って移動し、下流側の工程へ供給
される。
【0018】内容物の残量が終了近くになると、回動ア
ーム15をさらに下降させることにより、開閉蓋3の開
度を大きくし、内容物を速やかに排出する。
【0019】閉位置P0 から概ね全開位置P2 までの間
で、いずれの開位置に停止しても、蓋3の先端から傾斜
面25までの落下距離は、常に短く保たれており、内容
物が破砕されにくい。
【0020】排出終了後は、回動アーム15を上昇させ
ることにより、蓋3を閉位置P0 まで戻し、ロック機構
5を施錠する。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、(1)シ
ュート11には、閉位置P0 の開閉蓋3の先端の近傍か
ら、全開位置P2 の開閉蓋3の先端の近傍まで、蓋先端
の軌跡Sに概ね沿う形状の傾斜面25を形成しているの
で、排出速度を制限するために、蓋3の開度を水平に近
い小さい開度にセットした場合、開閉蓋3の先端から落
下する内容物は、傾斜面25の上端部近傍に落下するこ
とになり、これにより内容物の落下距離を短くでき、落
下による内容物の破砕あるいは変形等を防止できる。
【0022】(2)排出の最終工程に近付いて、排出速
度を大きくするために、蓋3の開度を大きくしても、開
閉蓋3の先端から傾斜面25までの落下距離は常に短く
保ことができ、内容部物の破砕あるいは変形を防止する
ことができる。
【0023】請求項2記載の発明によると、(3)シュ
ート1を保持して昇降する機構として、シュート両側に
これを挟むように固着された2又状爪を有する昇降フォ
ーク36を備えているので、従来例に比べて、構造が簡
単になると共に、昇降フォーク配置側と反対側のスペー
スを十分に確保でき、また、昇降駆動アクチュエータも
1つ備えるだけなので、部品点数の節約にもなる。上記
スペースの確保は、排出の自動システム化において、開
閉装置の前方に位置してコンテナを搬送及び移載するス
タッカークレーン等の自動搬送車輛の作業スペースを十
分に確保することが可能になり、自動化には好都合であ
る。
【0024】請求項3記載の発明によると、(4)ロッ
ク機構5の施解錠機構12として、ヒンジ軸心と平行に
直線駆動自在な係合ブロック45を備え、該ブロック4
5を上向きコの字形として、ヘの字形ロックレバー6の
下向き係合部材に、ブロック移動方向に遊びを有して係
合するようにしているので、コンテナ装着時に、コンテ
ナに多少の位置ずれあっても、係合ブロック45を確実
にロックレバー6の係合部材に係合させることができ、
開閉蓋3のロック解除が常に確実に行える。
【0025】(5)また、係合ブロック45を摺動ロッ
ド43を介して直線方向に駆動自在としているので、従
来の回動式に比べて、動作が確実である。
【0026】(6)さらに、ヒンジ軸心と平行に直線駆
動する摺動ロッド43を利用しているので、該施解錠用
の駆動アクチュエータの配置位置を、簡単にシュート1
1の側面とすることができ、これによっても、排出の自
動システム化において、開閉装置の前方に位置してコン
テナを搬送及び移載するスタッカークレーン等の自動搬
送車輛の作業スペースを十分に確保できることになり、
自動化には好都合である。
【0027】請求項4記載の発明によると、(7)開閉
蓋3を閉じているときには、内外の傾斜面61,62の
作用により、蓋3の自由端側部分と供給口周壁の間から
内容物が外部にこぼれ落ちるのを防ぎ、しかも、蓋3を
開いた時には、各傾斜面部分に内容物が残留することも
ない。すわわち、内容物の洩れ防止機能及び排出機能が
共に向上する。特に、パッキンを介さずに蓋を供給口周
壁の当接させる構造、いわゆるメタルタッチの構造にお
いて、好都合である。
【0028】
【実施例】図1〜図6は、本願請求項1乃至3記載の発
明を適用した排出装置の一実施例と、その作動対象とな
るコンテナを示している。
【0029】(コンテナCの構造)図1において、コン
テナCは、支持脚兼外枠体4を一体に有すると共に、下
端部にホッパー部を介して排出口1が形成されている。
【0030】下端排出口1には、開閉蓋3が設けられて
おり、該開閉蓋3の後端部は、水平左右方向の回動軸心
0を有するヒンジ2により回動自在に支持されている。
これにより、開閉蓋3は、略水平な閉位置P0 から略垂
下姿勢の全開位置P2 の間で、ヒンジ軸心O回りに回動
する。
【0031】開閉蓋3の前端部には、ロック機構5と、
該ロック機構5を施解錠する施解錠機構12が設けられ
ている。
【0032】ロック機構5は、図6に示すように、上方
からみて「ヘ」の字形のロックレバー6を有し、該ロッ
クレバー6は、その折れ曲がり部分で垂直なピン7に回
動自在に支持されており、実線及び破線で示すロック位
置から仮想線で示す解除位置にわたり、同一水平面内で
回動するようになっている。ピン7は、ブラケット13
に固着され、該ブラケット13は排出口1の周壁に固着
されている。
【0033】ロックレバー6の後端部は、ロック位置に
おいて、開閉蓋3の前部下面の当金9の下面に当接し、
該当金9を介して開閉蓋3を下方から押圧支持する。ロ
ックレバー6の前端部には、垂直下方に突出する駆動ピ
ン(係合部材)14が植設されている。
【0034】図5は図1のV−V断面拡大図であり、ロッ
クレバー6には、これをロック位置側へと付勢するリタ
ーンコイルばね17が介装されている。
【0035】(排出装置の説明)上述のようなヒンジ付
き開閉蓋3を有するコンテナCの排出装置は、次のよう
な構成となっている。
【0036】図1において、コンテナCを載置する架台
10は、上方に延びる四隅の立向き部材10aを備え、
各立向き部材10aの上端面には、コンテナCの外枠体
4の下端を支持し、かつ、前後左右の位置決めをする位
置決め板22が固着されている。
【0037】立向き部材10a間で囲まれた架台内空間
に、昇降シュート11が配置されている。該シュート1
1は、上端が矩形で全面開口しており、該上端縁から一
定距離下方部分11aまでは、上端開口と同じ断面形状
の矩形筒状に形成されている。上記部分11aよりも下
側部分の前壁部分は、後方へと傾斜し、水平面に対して
略45°の角度で傾斜する傾斜面25が形成されてい
る。該傾斜面25は、閉位置P0 の開閉蓋3の先端の近
傍から、概ね下向きの全開位置P2 の開閉蓋3の先端の
近傍まで、蓋先端の軌跡Sに概ね沿う平面形状となって
いる。
【0038】傾斜面25を、より具体的に説明すると、
傾斜面25の上下端縁は、開閉蓋3のヒンジ2の軸心O
を頂点とする概ね二等辺三角形の底辺の両端に位置して
おり、ヒンジ2から傾斜面25に下ろした垂直二等分線
M上における蓋先端軌跡Sと傾斜面25との距離Dは、
たとえば、4〜8cm程度に確保されている。
【0039】回動アーム15の構造を説明する。回動ア
ーム15は、シュート11の後上端部に配置されて左右
水平方向に延びる回動アーム軸27に固着されており、
回動アーム軸27の回動により、水平前方突出姿勢から
垂下姿勢にいたる間で回動する。
【0040】図1のII−II断面を示す図2において、回
動アーム15は先端部に、回動アーム軸27と平行なロ
ーラ回転軸31を介して回転自在に押さえローラ30が
支持されている。
【0041】回動アーム軸27の左右端部はシュート1
1の各側壁を貫通すると共に、左右のシール付き軸受3
3により回動自在に支持されており、回動アーム軸27
の一端部はさらに延出し、その端部には、操作アーム3
4が固着されている。
【0042】操作アーム34の下端先端部は、油圧シリ
ンダー等の直線運動型の駆動アクチュエータ16に枢着
連結されており、駆動アクチュエータ16の伸縮動作で
もって操作アーム34を回動することにより、回動アー
ム軸27を回動し、所望の回動位置で停止するようにな
っている。
【0043】駆動アクチュエータ16は、シュート11
と共に昇降自在な昇降フォーク36に支持され、フォー
ク36及びシュート11と一体的に昇降するようになっ
ている。
【0044】図3において、昇降フォーク36は、2又
状の爪を有し、上方から見て前開きのコの字に形成され
ると共に、シュート11に対して後方から嵌合し、シュ
ート11の側壁に固着されている。フォーク36の左右
のいずれか片側には、後方へ延びるブラケット39が固
着され、図1に示すように該ブラケット39の後端部
に、前記駆動アクチュエータ16の後端部が、水平な軸
を介して枢着されている。なお、駆動アクチュエータ1
6は、必ずしも昇降フォーク36と一体的に備えられる
必要性はなく、たとえば、シュート11の側面に昇降フ
ォーク36の取付とは別のアクチュエータベースを設
け、該アクチュエータベースに駆動アクチュエータ16
を設けてもよい。
【0045】図4において、昇降フォーク36の後端部
には、上方に延びるハンガー部40が一体に固着され、
該ハンガー部40の上端部は垂直方向に伸縮自在な油圧
シリンダー等の昇降駆動用アクチュエータ41の伸縮上
端部に連結されている。昇降駆動用アクチュエータ41
は、シュート左右幅中央部に対応する位置に1本備えら
れており、該1本の駆動用アクチュエータ41により、
昇降フォーク36を昇降させる。
【0046】ハンガー部40の後面には、図3のように
上下方向のあり溝を有するスライダ50が固着され、該
スライダ50は、架台10の後方に立設されたリーダ5
1の前端ガイドレール52に、上下方向移動可能にかみ
合っている。
【0047】すなわち、昇降用駆動アクチュエータ41
を伸縮することにより、ガイドレール52に沿って昇降
用フォーク36が昇降し、シュート11及び駆動アクチ
ュエータ16が一体的に昇降するようになっている。
【0048】図5及び図6はロック機構5の施解錠機構
12の詳細を示しており、図6において、シュート11
の前上端部には、ロックレバー6の駆動ピン14の下方
を通過するように水平左右方向に延びる摺動ロッド43
が配置され、該摺動ロッド43は、シュート11の左右
側壁に固着された摺動シール付き軸受44に左右方向摺
動自在に支持されている。摺動ロッド43の中間部に
は、駆動ピン14に対応する位置に上向きコの字形の係
合ブロック45が固着され、摺動ロッド43の一端部
は、左右方向に伸縮自在な施解錠用駆動アクチュエータ
47に連結されている。施解錠用駆動アクチュエータ4
7は、ブラケット49を介してシュート11の側壁に支
持されている。
【0049】図5において、係合ブロック45は上向き
のコの字形に形成されており、該コの字形凹部45a
は、駆動ピン14の径よりも相当大きい左右方向間隔W
を有しており、図5の実線で示すような摺動開始位置に
いる場合には、ロック位置のロックレバー6の駆動ピン
14が、凹部45aの左右幅の略中央位置にくるように
設定されている。
【0050】作用を説明する。図1において、架台10
上にコンテナCが位置決め載置され、これを適宜のセン
サーで検知することにより、コントローラの指示によっ
て、以下の動作が、順次自動的に行われる。
【0051】図4に示す昇降フォーク36により、シュ
ート11及び駆動アクチュエータ16が図1の所定位置
まで上昇する。該上昇位置においては、図5のように、
駆動ピン14に対して係合ブロック45の凹部45a
は、左右に余裕をもって係合することになるので、係合
ミス等は生じない。
【0052】図1において、駆動アクチュエータ16の
伸長動作により、回動アーム15が上昇し、閉位置P0
の開閉蓋3を下方から強く押さえる。これにより、当金
9とロックレバー6との間に隙間を生じさせる。
【0053】次に摺動ロッド43が図5の左方へ移動す
ることにより、ブロック45と係合する駆動ピン14を
左方に押し、リターンばね17の復元力に抗してロック
レバー6を図6の仮想線で示す解除位置まで回動する。
このロックレバー6の回動中においては、前述のように
ロックレバー6と当金9の間に隙間が生じているので、
当金9との間で摩擦抵抗が生ぜず、スムーズにロックレ
バー6を回動することができ、またロックレバー6及び
当金9は共に傷付かない。
【0054】次に、図1の回動アーム15が下降するこ
とにより、それと共に開閉蓋3がヒンジ2を中心として
開く。開閉蓋3が所望の開位置P1 までくると、回動ア
ーム15は停止し、開閉蓋3を開位置P1 に保持する。
これにより、内容物は開閉蓋3の上面を前方へと滑り、
蓋先端からシュート11の傾斜面25上に放出され、傾
斜面25上を後方へと滑って移動し、下方の搬送コンベ
ア等に供給され、次工程に供給される。上記のように開
閉蓋3の開度を制限することにより、排出速度を制限す
る。
【0055】内容物の残量が終了近くになると、回動ア
ーム15をさらに下降させることにより、開閉蓋3の開
度を大きくし、内容物を速やかに排出する。
【0056】閉位置P0 から全開位置P2 までの間で、
いずれの開位置に停止しても、開閉蓋3の先端から傾斜
面25までの落下距離は、常に短く保たれており、内容
物が破砕されにくい。
【0057】排出終了後は、回動アーム15を上昇させ
ることにより、蓋3を閉位置P0 まで戻し、図5の摺動
ロッド43を右方に戻すことにより、係合ブロック45
を開始位置まで戻す。これにより、ロックレバー6はそ
のリターンばね17により、ロック位置まで戻る。
【0058】前述のように、ロック機構5の施解錠機構
12として、左右方向に延びる摺動ロッド43を利用
し、その左右の一端部に施解錠用駆動アクチュエータ4
7を配置していると、シュート11の前方に施解錠機構
が張り出すことはなく、シュート11の前方スペースを
十分に確保できる。これは、排出の自動システム化にお
いて、開閉装置の前方に位置してコンテナを搬送及び移
載するスタッカークレーン等の自動搬送車輛の作業スペ
ースを十分に確保できることになり、自動化には好都合
である。
【0059】なお、本実施例においては、昇降用駆動ア
クチュエータ41を、昇降フォーク36の後側に配置し
ているが、左右の一側に配置することも可能である。
【0060】(請求項4記載の発明を適用した実施例)
図7及び図8において、開閉蓋3のヒンジ側とは反対側
の端部であって、コンテナ排出口周壁に対して内方側と
外方側の各箇所に、蓋上面に対して鈍角をなす傾斜面6
1,62を形成している。
【0061】外方側の傾斜面62は蓋1の端縁を折曲成
形しており、内方側の傾斜面61は、「レ」の字形の部
材を固着することにより、形成している。両傾斜面6
1,62は、蓋1の左右方向幅全長に亙り形成されてい
る。
【0062】この実施例は、開閉蓋1と供給口周壁と
を、パッキンを介さずに直接当接する構造、いわゆるメ
タルタッチの構造に採用している。なお図7では、開閉
蓋3と供給口1の周壁との間の隙間を極端に大きく表現
しているが、実際は、両者は当接しており、メタルタッ
チによる隙間が生じることがあるということである。
【0063】該構造によると、蓋1を閉じている時に
は、まず、内方側の傾斜面61により、内容部の外部へ
の洩れを防ぎ、さらに外方の傾斜面62により、下方へ
こぼれ落ちるのを防ぐ。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願請求項1乃至3記載の発明を適用したコ
ンテナの排出装置の縦断側面図である。
【図2】 図1のII−II断面図である。
【図3】 図2のIII矢視図である。
【図4】 図2のIV矢視拡大図である。
【図5】 図1のV−V断面拡大図である。
【図6】 図5のVI−VI断面拡大図である。
【図7】 本願請求項4記載の発明を適用したコンテナ
の蓋部分の拡大縦断面図である。
【図8】 蓋を開いた状態を示す図7と同じ部分の縦断
面図である。
【符号の説明】
C コンテナ 1 排出口 2 ヒンジ 3 開閉蓋 5 ロック機構 6 ロックレバー 10 架台 11 シュート 12 施解錠機構 14 駆動ピン(ロックレバーの下向き係合部材) 15 回動アーム 16 駆動アクチュエータ 25 傾斜面 36 昇降フォーク 41 昇降駆動用アクチュエータ 43 摺動ロッド 45 コの字形係合ブロック 61,62 傾斜面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテナ下端排出口に、ヒンジを介して
    回動自在に支持された開閉蓋と、該開閉蓋を閉位置に係
    止自在なロック機構とを有するコンテナの内容物を排出
    するための排出装置において、コンテナが所定位置に載
    せられる架台と、所定位置のコンテナの下端排出口を下
    方から覆うシュートと、ロック機構を施解錠操作する施
    解錠機構と、解錠状態の蓋を下方から支持して回動する
    回動アームと、該回動アームを駆動すると共に任意の蓋
    開度で停止可能な駆動アクチュエータとを備え、シュー
    トには、閉位置の蓋の先端の近傍から、概ね下向きの全
    開位置の蓋の先端の近傍まで、蓋先端の軌跡に概ね沿う
    形状の傾斜面を形成していることを特徴とするコンテナ
    の排出装置。
  2. 【請求項2】 コンテナ下端排出口に、ヒンジを介して
    回動自在に支持された開閉蓋と、該開閉蓋を閉位置に係
    止自在なロック機構とを有するコンテナの内容物を排出
    するための排出装置において、コンテナが所定位置に載
    せられる架台と、所定位置のコンテナの下端排出口を下
    方から覆うシュートと、ロック機構を施解錠操作する施
    解錠機構と、解錠状態の蓋を下方から支持して回動する
    回動アームと、該回動アームを駆動すると共に任意の蓋
    開度で停止可能な駆動アクチュエータとを備え、シュー
    トを昇降する昇降機構として、2又状の爪を有する昇降
    フォークをシュートの左右両側にこれを挟むように固定
    し、該昇降フォークを単一の昇降駆動用アクチュエータ
    により駆動するようにしていることを特徴とするコンテ
    ナの排出装置。
  3. 【請求項3】 コンテナ下端排出口に、ヒンジを介して
    回動自在に支持された開閉蓋と、該開閉蓋を閉位置に係
    止自在なロック機構とを有するコンテナの内容物を排出
    するための排出装置において、コンテナが所定位置に載
    せられる架台と、所定位置のコンテナの下端排出口を下
    方から覆うシュートと、ロック機構を施解錠操作する施
    解錠機構と、解錠状態の蓋を下方から支持して回動する
    回動アームと、該回動アームを駆動すると共に任意の蓋
    開度で停止可能な駆動アクチュエータとを備え、ロック
    機構として、該開閉蓋を下方から押さえるロック位置か
    ら解除位置まで回動自在な「ヘ」の字形のロックレバー
    を備え、施解錠機構として、上向きコの字形の係合ブロ
    ックを有する摺動ロッドを、ヒンジ軸心と平行に直線駆
    動自在にシュートに支持し、係合ブロックを、ロックレ
    バーの下向き係合部材に対して、ブロック移動方向に遊
    びを有して係合するようにしていることを特徴とするコ
    ンテナの排出装置。
  4. 【請求項4】 コンテナ下端排出口に、ヒンジを介して
    回動自在に支持された開閉蓋と、該開閉蓋を閉位置に係
    止自在なロック機構とを有するコンテナの内容物を排出
    するための排出装置において、コンテナが所定位置に載
    せられる架台と、所定位置のコンテナの下端排出口を下
    方から覆うシュートと、ロック機構を施解錠操作する施
    解錠機構と、解錠状態の蓋を下方から支持して回動する
    回動アームと、該回動アームを駆動すると共に任意の蓋
    開度で停止可能な駆動アクチュエータとを備え、開閉蓋
    のヒンジ側と反対側の端部であって、コンテナ排出口周
    壁に対して内方側と外方側の各箇所に、蓋上面に対して
    鈍角をなす傾斜面を形成していることを特徴とするコン
    テナの排出装置。
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