JPH11240507A - 横型真空包装機 - Google Patents

横型真空包装機

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JPH11240507A
JPH11240507A JP6424098A JP6424098A JPH11240507A JP H11240507 A JPH11240507 A JP H11240507A JP 6424098 A JP6424098 A JP 6424098A JP 6424098 A JP6424098 A JP 6424098A JP H11240507 A JPH11240507 A JP H11240507A
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JP
Japan
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bag
horizontal
packaging machine
sealing device
receiving table
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JP6424098A
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Inventor
Noboru Okimoto
登 沖本
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Toyo Jidoki Co Ltd
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Toyo Jidoki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋開閉自在の複数の横型真空チャンバーが水
平な円軌道に沿って回転し、それが一回転する間に内容
物が充填された袋を真空処理するとともに袋口をシール
するようにした横型真空包装機において、熱シール後の
袋の排出を確実に行う。 【解決手段】 チャンバー本体1bに、袋Wをその上下
方向を回転の接線方向に向け水平状態で載せる受け台5
と、受け台5を熱シール装置7に近い下方位置と熱シー
ル装置7から離れた上方位置の間で揺動しながら昇降さ
せる移動機構6と、受け台5に載せた袋の袋口をシール
する熱シール装置7を設け、その受け台5は、回転軸を
接線方向に向けた自由回転するローラ15を並列に配置
したものとする。移動機構6は袋口のシール後袋の排出
までの間に、受け台5を下方位置から上方位置へ上昇さ
せ、このときヒーター台22の上面に貼り付いた袋口を
引き剥す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、横型真空包装機に
関し、特にその横型真空チャンバー内に設置された受け
台の構造及びその移動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】蓋開閉自在の複数の横型真空チャンバー
が水平な円軌道に沿って回転し、それが一回転する間に
内容物が充填された袋を真空処理するとともに袋口をシ
ールするようにした横型真空包装機では、通常、ベルト
コンベアにより袋をその上下方向を搬送方向に向けて搬
送し、その袋を回転する横型真空チャンバー内の受け台
上に上下方向を回転の接線方向に向けて載せ替え、その
袋口を熱シールするようになっている。そして、ベルト
コンベアから受け台に袋が載せられるとき位置ずれを起
こさないように、あるいはシール後の排出を容易にする
ために、受け台の構造、機能等に関し種々の工夫がなさ
れている。
【0003】例えば特公昭60−1210号公報や実開
昭59−43203号公報では、受け台を垂直に上下移
動自在に支持し、ベルトコンベアから受け台に袋を載せ
るときは該受け台を上昇させてベルトコンベアから受け
台までの落下距離を小さくし、位置ずれが生ずるのを防
止している。また、特公昭61−59972号公報で
は、シール装置と平行に設けた複数の昇降棒を所定のタ
イミングで上下揺動するように設置し、ベルトコンベア
からこの昇降棒に袋を載せるときは該昇降棒を上昇させ
てベルトコンベアから受け台までの落下距離を小さく
し、位置ずれが生ずるのを防止している。位置ずれを防
止するその他の工夫として、例えば実公昭58−330
48号公報には、受け台(テーブル4)上にストッパを
設置することが、実公昭58−33049号公報には、
袋を受け台(座板30)にのせるとき、受け台をコンベ
アの搬送方向と同じ向きに直線的に動かすことが記載さ
れている。
【0004】一方、実開昭54−134172号公報に
は、真空チャンバーが回転するタイプではないが、受け
板をその一端を支点として上方へ揺動し得るように設置
し、かつその受け板を袋の幅方向に平行な回転軸を有す
る複数のローラで構成し、排出時には受け板を上方に揺
動して外向きに傾斜させ、袋をローラ上を滑らせて排出
するようにしたものが記載され、また、特開昭62−2
87820号公報には、真空チャンバーが回転する前記
のごときタイプの真空包装機において、受け板をその一
端を支点として下方へ揺動し得るように設置し、かつそ
の受け板を袋の幅方向に平行な回転軸を有する複数のロ
ーラで構成し、排出時には受け板を下方に傾斜させ、袋
をローラ上を滑らせて排出するようにしたものが記載さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらの真
空包装機では、熱シール後の排出工程において、受け台
上の袋を確実にチャンバー外に排出することが求められ
ているが、回転に伴って排出位置にきた袋を受け台上か
ら滑り落とすとき、袋口が熱シール装置に貼り付いて剥
離せず、袋の排出不良が発生するという問題がある。前
記特公昭60−1210号公報及び実開昭59−432
03号公報に記載されたようにシール後に受け台が元の
高さまで上昇するものでは、受け台の上昇を利用して熱
シール装置に貼り付いた袋口を自動的に剥離することも
考えられるが、単なる垂直上昇では剥離する力が弱いう
えに袋を引っ張る距離も短くなり、剥離が確実に行われ
ない。また、特公昭61−59972号公報のようにシ
ール後受け台が上昇しないものでは、そのような剥離効
果は始めから望めない。
【0006】一方、実開昭54−134172号公報や
特開昭62−287820号公報のように複数のローラ
から構成される受け台を用いたものでは、袋が滑りやす
く排出工程がスムースに行われる効果があるが、袋口が
熱シール装置に貼り付いた場合はせっかくの効果が発揮
できない。そして、ローラの回転軸が袋の幅方向に平行
となっているため、仮にこのローラ受け台を前記の受け
台のように上昇させても、袋がローラ上を容易に滑って
袋口に前記のような引張力が働かず、剥離する作用が全
く発揮されないという問題もある。しかも、回転式の横
型真空包装機において、ベルトコンベアで搬送する袋を
その上下方向を回転の接線方向に向け受け台上に水平状
態で載せる場合、ローラの回転軸が袋の幅方向に平行と
なっていると、載せた袋が受け台上で移動し位置ずれを
起こすという問題がある。
【0007】さらに、これまでの横型真空包装機につい
て全体的にいえることは、受け台上にいったん載置され
た袋は、仮に位置ずれが発生していてもそれを補正する
手段がないということである。本発明はこのような問題
点に鑑みてなされたもので、横型真空包装機において熱
シール後の袋の排出を確実に行うことを主たる目的と
し、さらに位置ずれが生じた場合はその補正を可能とす
ることを他の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、蓋開閉自在の
複数の横型真空チャンバーが水平な円軌道に沿って回転
し、それが一回転する間に内容物が充填された袋を真空
処理するとともに袋口をシールするようにした横型真空
包装機において、該横型真空チャンバーが上記袋をその
上下方向を回転の接線方向に向け水平状態で載せる受け
台と、その受け台に載せた袋の袋口をシールする熱シー
ル装置と、該受け台を熱シール装置に近い下方位置と熱
シール装置から袋の下方側に向けて離れた上方位置の間
で移動させる移動機構を備え、該移動機構は袋口のシー
ル後袋の排出までの間に受け台を下方から上方へ移動さ
せるものであることを特徴とする。
【0009】この場合、上記受け台が回転軸を接線方向
に向けた自由回転するローラを複数個備え、そのローラ
上に袋を載せるようにすることができる。この受け台と
しては、例えば受け台のほぼ全長にわたる長さを有する
複数個の円筒形のローラを並列に配置したもの、外周面
に突起をもつローラを並列に配置したもの、あるいはそ
ろばん玉のように小さいローラを軸に沿って複数個並
べ、これを並列に配置したもの等が挙げられる。また、
上記移動機構としては、リンク機構により受け台を水平
に保ったままシール装置から離れる方向に揺動しながら
上昇させ、あるいは逆方向に下降させるようにすること
ができる。さらに、受け台に載せた袋の位置を検出する
検出装置を設け、その検出信号に基づいて、上方位置か
ら下降する受け台を前記下方位置又は上方位置と下方位
置の間の適宜位置で停止させ、これにより袋をシール装
置に対して位置決めすることも可能である。
【0010】また、本発明には、蓋開閉自在の複数の横
型真空チャンバーが水平な円軌道に沿って回転し、それ
が一回転する間に内容物が充填された袋を真空処理する
とともに袋口をシールするようにした横型真空包装機に
おいて、該横型真空チャンバーが上記袋をその上下方向
を回転の接線方向に向け水平状態で載せる受け台と、そ
の受け台に載せた袋の袋口をシールする熱シール装置を
備え、上記受け台が、回転軸を接線方向に向けた自由回
転するローラを複数個備え、そのローラ上に袋を載せる
ようにしたものも含まれる。さらに、蓋開閉自在の複数
の横型真空チャンバーが水平な円軌道に沿って回転し、
それが一回転する間に内容物が充填された袋を真空処理
するとともに袋口をシールするようにした横型真空包装
機において、該横型真空チャンバーが上記袋をその上下
方向を回転の接線方向に向け水平状態で載せる受け台
と、その受け台に載せた袋の袋口をシールする熱シール
装置と、受け台に載せた袋の位置を検出する検出装置を
備え、さらに、その検出信号に基づいて受け台上に載せ
た袋を熱シール装置に対して位置決めする手段を設けた
ものも含まれる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図8を参照し、本発
明に係る横型真空包装機を具体的に説明する。図1及び
図2に示すように、この横型真空包装機では、連続回転
するテーブルTの周囲に横型真空チャンバー1が複数個
取り付けられ、これが水平な円軌道に沿って1回転する
間に、ベルトコンベア2により回転円軌道の接線方向に
袋口を後方に向けて搬送される内容物充填済みの袋が、
真空チャンバー1内の受け台上に載り移され、チャンバ
ー蓋1aが本体(固定側)1bを閉鎖して真空処理が行
われ、続いて袋口が熱シール装置により熱シールされ、
シール後はチャンバー蓋1aが開き、排出位置において
受け台上の袋が排出コンベア3上に滑り落とされ、所定
位置に搬送される。なお、以上の点は公知の横型真空包
装機と同じである。
【0012】図3〜5に示すように、真空チャンバー1
の本体1bはテーブルTの周囲に取り付けられ、チャン
バー蓋1aはその上方に位置し、昇降機構4により所定
のタイミングで昇降(開閉)する。また、本体1b内外
には受け台5とその移動機構6が設置され、さらにチャ
ンバー蓋1aと本体1bに袋口をシールする熱シール装
置7が設置されている。昇降機構4は、テーブルTに設
置された一対のスタンド(軸受内蔵)8と、それに昇降
自在にはめられた昇降軸9と、昇降軸9の先端に取り付
けられた蓋取付レバー10と、昇降軸9の下端に取り付
けられたカムローラ11、及びテーブルTの下方に設置
された昇降用カム12からなり、テーブルTの回転に伴
いカムローラ11が昇降用カム12のカム面に沿って転
動することにより、それ自体公知のタイミングでチャン
バー蓋1aを昇降させる。
【0013】受け台5は、支持枠14と、回転軸を円軌
道の接線方向に向け水平にかつ互いに並列に取り付けら
れた自由回転する複数個の円筒形ローラ15からなり、
このローラ15上に内容物を充填した袋Wを載せるよう
になっている。移動機構6は、本体1bの下部に取り付
けられた受け台昇降用エアシリンダ16、エアシリンダ
16の作用で揺動する昇降用レバー17、本体1b内に
設置され昇降用レバー17の揺動に伴って所定角度往復
回転する昇降用支点軸18、一端が支点軸18に固定さ
れ他端が受け台5の下部枠に回転自在に軸支(支軸A)
された一対のリンク19、一端が本体1b内で支点軸1
8と同じ高さに軸支され他端が受け台5の下部枠に回転
自在に軸支(支軸B)された一対のリンク20からな
る。21は支点軸18を回転自在かつ気密に支持する軸
受である。エアシリンダ16が作動すると、これらで構
成されるリンク機構により、リンク19及びリンク20
は水平状態から所定角度立ち上がった状態まで揺動し、
そのあいだ互いに平行を保ち、一方、受け台5は熱シー
ル装置7に水平距離で近い下方位置から熱シール装置7
から水平距離で離れた上方位置まで揺動し、そのあいだ
常に水平を保つ。熱シール装置7は、本体1b側にヒー
ター台22、それを昇降させるエアシリンダ23、及び
チャンバー蓋1a側に固定されたシール受け台24から
なり、エアシリンダ23の作用により、ヒーター台22
が上昇し、シール受け台24との間に置かれた袋口を挟
み熱シールする。
【0014】次に、この横型真空包装機の作動を説明す
る。チャンバー蓋1aが開き受け台5が上方位置にある
状態で、真空チャンバー1が新たな袋の移載位置に回転
してくると、それとタイミングを合わせて袋口を後ろに
向けてベルトコンベア2上を搬送されてきた袋Wが、受
け台5上に載り移される。受け台5のローラ15は長手
方向が円軌道の接線方向を向き、また袋Wは接線方向を
向いてその上に載り移るので、載り移ったときにローラ
15が回転して袋Wが移動するということが生じない。
続いてエアシリンダ16が作動してピストンロッドが前
進すると、リンク機構の作用で受け台5が水平を保った
まま熱シール装置7に近づく方向に揺動しながら下降
し、袋口がヒーター台22の直上位置にもたらされる。
【0015】これとタイミングを合わせるように昇降用
カム12とカムローラ11の作用で昇降軸9が下降し、
チャンバー蓋1aが本体1bを閉鎖し、チャンバー1内
が真空引きされて袋Wを真空処理し、エアシリンダ23
が作動してヒーター台22が上昇し、袋口をシール受け
台24との間で挟み熱シールし、続いてエアシリンダ2
3が逆に作動してヒーター台22が下降する。このと
き、熱シールされた袋口がヒーター台22の上面に貼り
付いていることがある。
【0016】熱シールが完了するとチャンバー1内にエ
アが導入され、昇降用カム12とカムローラ11の作用
で昇降軸9が上昇し、チャンバー蓋1aが開く。これと
タイミングを合わせるようにエアシリンダ16が作動
し、ピストンロッドを後退させると、リンク機構の作用
で受け台5が水平を保ったまま熱シール装置7から離れ
る方向に揺動しながら上昇し、その過程でヒーター台2
2に貼り付いた袋口が斜め上向きに引っ張られ、ヒータ
ー台22の表面から容易に剥される。なお、受け台5の
揺動はローラ15の回転軸に平行な面内で行われるの
で、袋Wに対しては十分な摩擦力が働いて(袋が受け台
上で上下方向にずれにくい)、袋口に引っ張り力を与え
ることができ、また揺動のあいだ袋Wが幅方向にずれる
こともない。受け台5が上方位置にきた状態のまま真空
チャンバー1が排出位置にくると、袋Wは適宜手段で受
け台5上から排出コンベア3上に滑り落とされ、排出さ
れる。
【0017】上記の横型真空包装機において、受け台5
のローラとして、受け台5のほぼ全長にわたる長さを有
する円筒形のローラを並列に配置する代わりに、短い複
数本のローラを軸方向に並べ、これを並列に配置しても
よく、円筒形のローラの代わりに外周面に突起をもつロ
ーラを用いてもよく、あるいはそろばん玉のように小さ
いローラを軸方向に沿って複数個並べ、これを並列に配
置するなど、適宜変更が可能である。外周面に突起をも
つローラやそろばん玉のようなローラの場合、袋が受け
台に載るとき軸方向への滑りを防止できる利点がある。
また、移動機構6としては、リンク機構により受け台を
水平に保ったまま揺動させたが、受け台5を熱シール装
置7に近い下方位置と熱シール装置7から袋の下方側に
向けて離れた上方位置の間で移動させることができるの
であれば、リンク機構以外の手段でもよいし、受け台を
他の軌跡、例えば直線的に下方位置と上方位置の間を移
動する軌跡、水平移動と垂直移動を組み合わせた軌跡
等、適宜の軌跡を描いて移動させることもできる。さら
に、排出位置において真空チャンバ1の本体1bを外向
きに傾斜できるようにしておけば、受け台5上の袋を自
然に排出コンベア3上に滑り落とすことができる。
【0018】なお、上記の横型真空包装機は、受け台を
熱シール装置に近い下方位置と熱シール装置から袋の下
方側に向けて離れた上方位置の間で移動させる特定の移
動機構を備えていたが、これまで説明した回転軸を接線
方向に向けた自由回転する複数個のローラで構成される
受け台は、従来のような垂直に昇降させる移動機構を備
えたものや、このような移動機構をもたないものに適用
しても、袋が受け台上で上下方向に移動しにくく(ずれ
にくく)、袋の排出が容易であるという前記の作用効果
を奏することができる。
【0019】図6〜8に示す横型真空包装機は別の例で
あり、受け台上に載せられた袋の位置がずれていた場合
でも、そのずれを検知して受け台上の袋の熱シール装置
に対する位置を補正し、いつでも袋口の所定位置(シー
ル予定位置)がシールされるように、受け台に載せた袋
の位置を検出する検出装置と位置決め手段を備える。た
だし、この例では、移動機構6が位置決め手段としての
機能を備えている。
【0020】具体的には、図6〜図8に示すように、チ
ャンバー蓋1aのヒーター台22の上方に袋Wの位置を
検出する検出装置26を備え、さらに、受け台5の移動
機構6の駆動手段としてサーボモータ27を用いてい
る。サーボモータ27の回転軸の先にネジ部材(オネ
ジ)28が取り付けられ、これが移動駒(メネジが形成
されている)29に螺合し、移動駒29に設けたピン2
9aが受け台昇降用レバー30に形成された長穴30a
にはまり、サーボモータ27の回転によりネジ部材28
が回転し、移動駒29が軸線上を進退し、昇降用レバー
30が揺動する。その他の構造は図3〜図5に示したも
のと同じである。そして、受け台5の下降過程におい
て、例えば検出装置26が袋Wの先端を検知して検出信
号を出し、その検出信号を受けたときサーボモータ28
が停止し、そのときちょうど袋口の所定位置(シール予
定位置)がヒーター台22上にくるように設定されてい
る。
【0021】この横型真空包装機において、前記と同様
にチャンバー蓋1aが開き受け台5が上方位置にある状
態で、ベルトコンベアから受け台5上に袋Wが載り移さ
れ、続いてサーボモータ27が作動してネジ部材28が
回転し移動駒29が右方に移動すると、リンク機構の作
用で受け台5が水平を保ったまま熱シール装置7に近づ
く方向に揺動しながら下降し、袋口がヒーター台22の
直上位置にもたらされる。ここで、検出装置26により
袋Wの先端を検出すると、その検出信号によりサーボモ
ータ27が停止し、袋Wが熱シール装置7に対し位置決
めされる(より具体的には袋口の所定位置がヒーター台
22上に位置決めされる)。以後の工程は図3〜図5に
示した真空包装機と同じである。
【0022】このように、この真空包装機では、ベルト
コンベア2(図1参照)から載り移った袋Wが受け台5
上で多少前後方向(幅方向にずれることは比較的少な
い)にずれていても、袋口の所定位置を常にヒーター台
22上に位置決めすることができる。むろん、検出装置
による袋位置の検出は袋の先端に限られず、例えば袋の
適宜の位置にマークを付与し、これを検出するようにし
てもよい。
【0023】なお、上記の真空包装機では、移動機構6
が先に述べた位置決め手段を兼ね、しかも前後方向の位
置決めのみを行っていたが、検出装置の信号に基づいて
作動する位置決め手段を移動機構とは別個に設置するこ
ともでき、その場合、前後方向だけでなく幅方向の位置
決めを行うようにしてもよい。また、位置決め手段を移
動機構とは別個に設置する場合、従来のような垂直に昇
降させる移動機構を備えたものや、移動機構をもたない
ものに適用しても、受け台上に載せられた袋の位置のず
れを検知して受け台上の袋の熱シール装置に対する位置
を補正し、いつでも袋口の所定位置(シール予定位置)
がシールされるようにするという前記の作用効果を奏す
ることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、横型真空包装機におい
て熱シール後の袋の排出を確実に行うことができる。さ
らに、受け台上の袋の位置ずれを検出し、その検出信号
に基づいて位置決めを行うことで、常に所定位置を熱シ
ールできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 横型真空包装機の平面図である。
【図2】 その側面図である。
【図3】 横型真空包装機の真空チャンバー部分の構造
を示す側面断面図である。
【図4】 同じく平面図である。
【図5】 同じく正面断面図である。
【図6】 別の横型真空包装機の真空チャンバー部分の
構造を示す側面断面図である。
【図7】 同じく平面図である。
【図8】 同じく正面断面図である。
【符号の説明】
1 横型真空チャンバー 1a チャンバー蓋 1b チャンバー本体 5 受け台 6 移動機構 7 熱シール装置 15 ローラー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋開閉自在の複数の横型真空チャンバー
    が水平な円軌道に沿って回転し、それが一回転する間に
    内容物が充填された袋を真空処理するとともに袋口をシ
    ールするようにした横型真空包装機において、該横型真
    空チャンバーが上記袋をその上下方向を回転の接線方向
    に向け水平状態で載せる受け台と、その受け台に載せた
    袋の袋口をシールする熱シール装置と、該受け台を熱シ
    ール装置に近い下方位置と熱シール装置から袋の下方側
    に向けて離れた上方位置の間で移動させる移動機構を備
    え、該移動機構は袋口のシール後袋の排出までの間に受
    け台を下方から上方へ移動させるものであることを特徴
    とする横型真空包装機。
  2. 【請求項2】 上記受け台が回転軸を接線方向に向けた
    自由回転するローラを複数個備え、そのローラ上に袋を
    載せることを特徴とする請求項1に記載された横型真空
    包装機。
  3. 【請求項3】 上記移動機構がリンク機構により、受け
    台を水平に保ったままシール装置から離れる方向に揺動
    しながら上昇させ、あるいは逆方向に下降させることを
    特徴とする請求項1又は2に記載された横型真空包装
    機。
  4. 【請求項4】 受け台に載せた袋の位置を検出する検出
    装置を備え、その検出信号に基づいて、上方位置から下
    降する受け台を前記下方位置又は上方位置と下方位置の
    間の適宜位置で停止させ、これにより袋をシール装置に
    対して位置決めすることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載された横型真空包装機。
  5. 【請求項5】 蓋開閉自在の複数の横型真空チャンバー
    が水平な円軌道に沿って回転し、それが一回転する間に
    内容物が充填された袋を真空処理するとともに袋口をシ
    ールするようにした横型真空包装機において、該横型真
    空チャンバーが上記袋をその上下方向を回転の接線方向
    に向け水平状態で載せる受け台と、その受け台に載せた
    袋の袋口をシールする熱シール装置を備え、上記受け台
    が、回転軸を接線方向に向けた自由回転するローラを複
    数個備え、そのローラ上に袋を載せるようにしたことを
    特徴とする横型真空包装機。
  6. 【請求項6】 蓋開閉自在の複数の横型真空チャンバー
    が水平な円軌道に沿って回転し、それが一回転する間に
    内容物が充填された袋を真空処理するとともに袋口をシ
    ールするようにした横型真空包装機において、該横型真
    空チャンバーが上記袋をその上下方向を回転の接線方向
    に向け水平状態で載せる受け台と、その受け台に載せた
    袋の袋口をシールする熱シール装置と、受け台に載せた
    袋の位置を検出する検出装置を備え、さらに、その検出
    信号に基づいて受け台上に載せた袋を熱シール装置に対
    して位置決めする手段を備えることを特徴とする横型真
    空包装機。
JP6424098A 1998-02-27 1998-02-27 横型真空包装機 Withdrawn JPH11240507A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103407607A (zh) * 2013-08-01 2013-11-27 彭智松 多用可调无室抽真空热封袋装置
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