JPH0848314A - 封緘装置 - Google Patents

封緘装置

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JPH0848314A
JPH0848314A JP20137494A JP20137494A JPH0848314A JP H0848314 A JPH0848314 A JP H0848314A JP 20137494 A JP20137494 A JP 20137494A JP 20137494 A JP20137494 A JP 20137494A JP H0848314 A JPH0848314 A JP H0848314A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 封緘作業の信頼性向上と省力化とを図った封
緘装置を提供する。 【構成】 包装箱100を検知する検知機構10と、接
着テープ211を回転手段50によって所定長さ供給し
た後、カッタで切断し、吊り下げるテープ切断機構40
と、検知機構10により包装箱100が位置決めされた
ことを検知したときに、包装箱100を水平方向に移動
させる押出し機構20と、テープ切断機構40を下降さ
せて、切断された前記接着テープ211を包装箱100
の移動方向前方に配する上下動機構30とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包装箱の蓋側の任意の
稜辺部を封緘する封緘装置に関する。
【0002】
【従来の技術】化粧品,薬品等の各種商品においては、
これら商品を充填した容器を包装箱に収納し、その後包
装箱の蓋を閉じて接着テープで封緘を行なっている。図
10は、従来のこの種の封緘装置を示す斜視図である。
図10において、100は包装箱であり、200は封緘
装置である。封緘装置200は、搬送テーブル201
と、この搬送テーブル201を跨ぐように立設された支
持枠205の上部に組み付けられたテープ供給部210
とで構成されている。搬送テーブル201の上面には、
包装箱100を挟持して搬送する一対の搬送ベルト20
2,203が取り付けられている。一方、テープ供給部
210には、接着テープ211と、この接着テープ21
1を所定長さに切断するカッタ(図示せず)と、切断し
た接着テープ211を包装箱100の上部に貼り付ける
ローラ部212とが設けられている。
【0003】このような封緘装置200は、作業用搬送
ベルト300,301との間に配設されている。この作
業用搬送ベルトにおいては、矢印Gで示すように図の右
側から左側に包装箱100が搬送される。作業用搬送ベ
ルト300上では、ビン等の容器を包装箱100に詰め
る作業が行われる。すなわち、蓋101が開けられた状
態で、前面102を図示しない作業者側に向けて搬送さ
れてきた包装箱100(100−1)の内部に、作業者
によってビン等の容器が詰められる。しかる後、蓋10
1が締められ、封緘装置200に向けて搬送される。
【0004】その後、図示しない方向変換手段によっ
て、包装箱100−2のように封緘部103が封緘装置
200側に向くように回転させられ、その下端部が搬送
ベルト202,203の間に送り込まれる。すると、搬
送ベルト202,203が矢印H方向に回転しているこ
とから、包装箱100−2が搬送ベルト202,203
に挟まれた状態で本体210側に搬送され、ローラ部2
12によって所定長さに切断された接着テープ211が
封緘部(蓋側稜辺部)103にL字状に貼り付けられ
る。このように接着テープ211が貼り付けられた包装
箱100−2は作業用搬送ベルト301上に置かれて、
所定の場所まで搬送される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の封緘装置200では、包装箱100の下端部両側が搬
送ベルト202,203の間に挟まれて搬送される構成
になっているので、包装箱100の背が高く薄型である
場合には、包装箱100の下端部が搬送ベルト202,
203によってすくわれた状態になり、図10の二点鎖
線で示すように、包装箱100が後方に傾くおそれがあ
る。また、包装箱100の下端部が搬送テーブル201
にひっかかり前方に傾くこともある。さらに、搬送ベル
ト202と搬送ベルト203に速度差が生じた場合に
は、包装箱100が横向きになるおそれがある。
【0006】このように、従来の封緘装置200では、
包装箱100が傾いたり横向きになったりし易いので、
接着テープ211による封緘部103に対する封緘不良
を起こし易く、信頼性に欠けるという問題がある。さら
に、封緘部103が封緘装置200側に向くように包装
箱100を回転させて、下端部を搬送ベルト202,2
03に送り込まなければならないので、煩雑な作業を強
いられるという問題もある。
【0007】本発明は上記問題点にかんがみてなされた
もので、封緘作業の信頼性向上と省力化とを図った封緘
装置の提供を目的とする。また、本発明は各種サイズの
包装箱の封緘にも使用できるようにした封緘装置の提供
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、包装箱の封緘部に接着テープを貼り付け
て封緘する封緘装置において、上記包装箱を検知する検
知機構と、上記接着テープを所定長さ送り出して切断
し、吊り下げるテープ供給機構と、上記検知機構の検知
時に、上記包装箱を水平方向に移動させる押出し機構
と、上記検知機構の検知時に、上記テープ供給機構を下
降させて、切断した上記接着テープを包装箱の移動方向
前方に位置させる上下動機構とを備える構成とした。
【0009】請求項2記載の封緘装置は、上記検知機構
が、搬送されてきた上記包装箱を位置決めするストッパ
と、このストッパで位置決めされた包装箱を検知するセ
ンサとを備える構成としてある。
【0010】請求項3記載の封緘装置は、上記押出し機
構が、所定高さに位置決め可能に装置本体に取り付けら
れたシリンダと、このシリンダのピストンと連動するプ
ッシャとを備える構成としてある。
【0011】請求項4記載の封緘装置は、上記上下動機
構が、上記テープ供給機構を保持し、装置本体に固定さ
れた案内シャフトに沿って移動するシリンダとを備える
構成としてある。
【0012】請求項5記載の封緘装置は、テープ供給機
構が、上記接着テープを切断するロータリカッタと、こ
のロータリカッタを上記接着テープの所定長さ分だけ強
制的に回転させる回転機構とを備える構成としてある。
【0013】
【作用】上記封緘装置によれば、検知機構によって包装
箱が検知され、テープ供給機構によって、接着テープが
所定長さに切断されて吊り下げられる。同時に、検知機
構により包装箱が検知されると、所定高さに位置決めさ
れた押出し機構によって包装箱が水平方向に移動される
と共に、上下動機構により、テープ供給機構が下降し
て、切断接着テープが包装箱の移動方向前方に配され
る。これにより、包装箱の封緘部に接着テープがL字状
に接着される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の一実施例に係る封緘装置
を示す側面図であり、図2は本実施例に係る封緘装置を
示す平面図である。なお、図10に示した部材と同一部
材については同一符号を付して説明する。
【0015】図において、1は封緘装置である。この封
緘装置1は、包装箱100を検知する検知機構10と、
包装箱100を図の右方向に水平に移動させる押出し機
構20と、押出し機構20に連動し、テープ供給機構4
0を下降させて、接着テープ211を包装箱100の移
動方向前方に配する上下動機構30と、接着テープ21
1を所定長さに切断して吊り下げるテープ供給機構40
とを備えている。これらの検知機構10,押出し機構2
0,上下動機構30,テープ供給機構40は作業用搬送
ベルト300の左側部位に配置される装置本体2に組み
付けられている。
【0016】検知機構10は、装置本体2の奥方下部に
形成され作業用搬送ベルト300上に突出したストッパ
11と、このストッパ11に組み付けられたセンサ12
とで構成されている。すなわち、図2,図3に示すよう
に、ストッパ11によって、作業用搬送ベルト300の
上流側から搬送されてきた包装箱100を停止させ、位
置決めを行なう。そして、ストッパ11で停止された包
装箱100をセンサ12で検知し、センサ12から装置
本体2に取り付けられた制御盤3に検知信号を送信する
ようになっている。
【0017】図1において、制御盤3は、センサ12か
らの検知信号を受信すると、押出し機構20と上下動機
構30とテープ供給機構40とに制御信号を送って、こ
れらの機構を下記のように動作させる機能を有してい
る。
【0018】押出し機構20には、例えば、空気圧式シ
リンダを用いており、装置本体2の下側に組み付けられ
たシリンダ21と、このシリンダ21のピストン22の
ロッド先端に着脱自在に取り付けられ、作業用搬送ベル
ト300側に配置されたプッシャ23とで構成されてい
る。すなわち、押出し機構20は、制御盤3からの制御
信号を受け空気圧切換弁を切換えて、ピストン22を図
1の右方向に移動させることにより、図4に示すよう
に、プッシャ23をシリンダ21から水平に所定長さだ
け押出す。しかる後、空気圧切換弁を切換えてピストン
22を図1の左方向に移動させプッシャ23を元の位置
まで引っ込めるようになっている。
【0019】このような押出し機構20は、図1に示す
ように、装置本体2のシャフト4にスライド自在に取り
付けられており、ハンドル5の回転操作でその上下位置
を調整することができるようになっている。これによ
り、包装箱のサイズに合わせ押出し機構20を最適の高
さに調整することができる。
【0020】上下動機構30は、図1の矢印Aで示すよ
うに、テープ供給機構40を斜め方向に上下動させるた
めの機構であり、例えば、空気圧式シリンダで構成され
ている。具体的には、抑え板60を有する取付板6が装
置本体2のシャフト7にスライド自在に取り付けられて
おり、ハンドル8の回転操作でその上下位置を調整する
ことができるようになっている。そして、この取付板6
に上下動機構30が組み付けられている。すなわち、図
6に示すように、取付板6に固定された一対の案内シャ
フト31にガイドされシリンダ33が矢印A方向に移動
する。シリンダ33は保持板9を固定しているのでシリ
ンダ33の動きは保持板9の動きとなる。一方、図6に
おいて、図示しないテープ供給機構40は、保持板9に
保持されている。
【0021】このような上下動機構30は、制御盤3か
らの制御信号を受け空気圧切換弁を切換えて、シリンダ
33を案内シャフト31に沿って下方向に移動させるこ
とにより、図5に示すように、テープ供給機構40を下
降させる。しかる後、空気圧切換弁を切換えて、シリン
ダ33を上方向に移動させ、テープ供給機構40を元の
位置まで上昇させるようになっている。なお、34は封
緘時に包装箱の蓋を抑える抑え板で、保持板9の下部に
取り付けられている。この抑え板34の中央部分は、後
述するローラ44を配置するため開口状態となってい
る。
【0022】テープ供給機構40は、図7に示すよう
に、ロール状の接着テープ211の先端部が巻付けられ
たロータリカッタ41と、ロータリカッタ41に巻付け
られた接着テープ211を所定長さに切断するハンマー
42と、テープ供給機構40側に取り付けられたローラ
43に吊り下げられ矢印B方向に回動可能なローラ44
と、ロータリカッタ41を回転させる歯車群45,4
6,47と、歯車群45,46,47を強制的に回転さ
せる回転手段50とを有している。
【0023】ロータリカッタ41は、図8に示すよう
に、径方向に対称に突出した四つの歯部41aと、この
歯部41aの表面に回動自在に取り付けられたテープ付
着部41bとを有している。このような構成により、上
の歯部41a−1のテープ付着部41bに付着した接着
テープ211の先端が、ロータリカッタ41の90度回
転(矢印C方向回転)で歯部41a−2の位置まで送り
込まれ、さらに90度回転で歯部41a−3の位置まで
送り込まれる。この送り込み動作と同時に、ハンマー4
2が歯部41a−2の端部をたたき、歯部41a−3側
の接着テープ211が所定長さに切断される。すると、
歯部41a−3のテープ付着部41bが下側に回転し、
図7に示すように、切断された接着テープ211がテー
プ付着部41bに付着した状態で吊り下がる。
【0024】このようにロータリカッタ41が90度回
転するたびに、接着テープ211がロータリカッタ41
の4分の1円の長さに切断され、テープ付着部41bに
付着した状態で吊り下がるが、ロータリカッタ41のか
かる回転制御は歯車群45,46,47を介し回転手段
50によって強制的に行われるようになっている。した
がって、接着テープの送りミスを生じることがなくな
り、封緘作業を確実に行なうことができる。
【0025】回転手段50は、図7に示すように、空気
圧式シリンダからなり、シリンダ51内に収納されたピ
ストン52のロッド先端に連結部53を設けた構成とし
てある。そして、連結部53には、アーム54が回動自
在に取り付けられており、このアーム54の下端部が握
持した状態で歯車47の回転軸48に固着されている。
なお、回転軸48は保持板9に回転自在に取り付けられ
ている。
【0026】これにより、制御盤3からの制御信号を受
け空気圧切換弁が切換わると、シリンダ51が連結部5
3を矢印E方向に引っ張り込むことで、アーム54の下
端部が回転し、歯車47が矢印F方向に回転する。この
結果、歯車45,46が回転し、ロータリカッタ41が
回転する。なお、歯車群45,46,47は、ピストン
52の一ストロークでロータリカッタ41が90度回転
するように、ギア比が設定されている。しかる後、空気
圧切換弁を切換えて、シリンダ51から連結部53を押
出して、歯車47を逆回転させる。この際、歯車46,
47は、例えばラッチ機構のように組み付けられてお
り、歯車47が逆回転しても、歯車群46は回転しない
ように設定されている。
【0027】次に、本実施例に係る封緘装置の動作につ
いて説明する。図2に示すように、作業用搬送ベルト3
00の上流側に、包装箱100を案内するガイド31
0,311を包装箱のサイズに合わせて取り付ける。
【0028】そして、包装箱100の種類を決定し、こ
の種類に応じて、押出し機構20とテープ供給機構40
の初期高さを調整する。例えば、図1に示すように、横
幅が狭くかつ背丈が高い包装箱100の封緘作業をする
場合には、ハンドル5を回転操作して、二点鎖線で示す
位置に押出し機構20を位置決めする。すなわち、プッ
シャ23が包装箱100の中央部に当たるような高さに
押出し機構20を位置決めする。また、ハンドル8の回
転操作して、取付板6を上方に移動させ、テープ供給機
構40を図1に示す位置に位置決めする。
【0029】この状態で、作業用搬送ベルト300が駆
動すると、ビン等が詰められ蓋102の閉められた包装
箱100が、前面101を図の右側に向けた状態で、上
流側(図2の下側)から移動してくる。これにより、包
装箱100は、ガイド310に沿って下流側に運ばれ、
ガイド311に案内され、かつ抑え板60により蓋が閉
められた状態で、図3に示すように検知機構10のスト
ッパ11に当たる。
【0030】包装箱100がストッパ11に当たると、
センサ12が包装箱100を検知し、センサ12から制
御盤3に検知信号が送信される。これにより、制御盤3
から押出し機構20,上下動機構30,テープ供給機構
40(回転手段50)に制御信号が送られ、これらの機
構が下記のように動作する。
【0031】すなわち、押出し機構20が図4に示すよ
うに、プッシャ23を押出して包装箱100を右方向に
移動させていく。これと前後して、上下動機構30が図
5に示すように、テープ供給機構40を矢印A方向に下
降させる。この動作とほぼ同時にテープ供給機構40が
駆動する。
【0032】テープ供給機構40の駆動により、歯車4
7が矢印F方向に回転し、歯車45,46の回転を介し
てロータリカッタ41が90度回転する。これにより、
図8に示すように、歯部41a−2に付着した接着テー
プ211の先端が歯部41a−3の位置まで送り込まれ
ると同時に、ハンマー42が作動して、接着テープが所
定の長さに切断される。切断された接着テープ211
は、テープ付着部41bに付着した状態で吊り下げられ
る。なお、上下動機構30の下降により包装箱100の
蓋102は抑え板34に抑えられる。
【0033】この状態で、押出し機構20によって右方
向に押出されてきた包装箱100がロータリカッタ41
に吊り下げられた接着テープ211側に向かう。する
と、包装箱100の前面101上部が、切断された接着
テープ211の下部に接触して、前面102上部に接着
テープ211が付着するので、包装箱100はロータリ
カッタ41から剥がした接着テープ211を付着させた
状態でローラ44側に移動する。
【0034】包装箱100がローラ44側に移動する
と、図9の(a)に示すように、ローラ44が付着した
接着テープ211の下端に接触する。さらに、包装箱1
00の移動に伴って、二点鎖線で示すように、ローラ4
4が、接着テープ211と接触したまま上方に回動す
る。この結果、接着テープ211の下部が前面101に
確実に接着する。包装箱100がこの状態からさらに移
動すると、図9の(b)に示すように、ローラ44が蓋
102に位置に至り、接着テープ211の上部を蓋10
2に押し付ける。この結果、接着テープ211の上部が
蓋102に確実に接着する。このようにして、接着テー
プ211が包装箱100の封緘部(蓋側稜辺部)をL字
状に塞ぎ、包装箱100の封緘作業が終了する。
【0035】このようにして封緘作業が終了すると、プ
ッシャ23が元の位置まで引っ込むと共に、上下動機構
30が上方向に移動して、テープ供給機構40が元の位
置(図1の位置)まで上昇する。これにより、封緘され
た包装箱100が図4の二点鎖線で示すように、作業用
搬送ベルト300によって下流側に搬送される。
【0036】なお、図2の二点鎖線で示すように、横幅
が広くかつ背丈が低い包装箱100の封緘作業をする場
合には、包装箱100の横幅に合せてガイド310の取
付位置を図2の右側にずらす。そして、ハンドル5を回
転操作して、図1に示す低い位置に押出し機構20を位
置決めし、ハンドル8を回転操作して取付板6を下げ、
包装箱100の背丈に合せた低い位置にテープ供給機構
40を位置決めすることで、上記と同様の封緘作業を行
なうことができる。
【0037】上記のような本実施例の封緘装置によれ
ば、搬送ラインの簡略化を図ることができる。すなわ
ち、図10に示した従来の封緘装置200では、作業用
搬送ベルト300,301の間に配置しなければならな
いので、ライン中に封緘装置200の設置スペースを確
保する必要がある。しかし、本実施例の封緘装置1は、
図1及び図2に示したように、作業用搬送ベルト300
の片側に設置することができるので、ライン中に封緘装
置1専用の設置スペースを確保する必要がなく、その分
ラインスペースを短くすることができる。しかも、一つ
の作業用搬送ベルト300で搬送ラインを組むことがで
きるので、搬送ラインの簡略化を図ることができる。
【0038】また、包装箱100を作業用搬送ベルト3
00の上に置けば、自動的に封緘作業が行われるので、
従来の封緘装置200のように、包装箱100を封緘装
置200側に向くように回転させて搬送ベルト202,
203に送り込むための作業を省くことができ、この
分、作業の省力化を図ることができる。
【0039】また、プッシャ23の先端が包装箱100
の中央部に当たるような高さに押出し機構20を位置決
めし、この押出し機構20のプッシャ23で包装箱10
0をテープ供給機構40側に移動させる構成としたの
で、この移動の際に包装箱100が傾いたり横向きにな
ったりすることはない。この結果、背丈が高く横幅の狭
い包装箱100においても良好な封緘を行うことができ
る。すなわち、本実施例の封緘装置によれば、種々のサ
イズの包装箱100に対して正確な封緘を行うことがで
きる。
【0040】さらに、接着テープの供給は回転手段50
により、強制的に歯車群45,46,47を回転させて
ロータリカッタ41を回転させる構成としたので、ロー
タリカッタ41を正確かつ確実に90度づつ回転させる
ことができる。したがって、接着テープ211を所定長
さだけ正確に送ることができ、この結果、接着テープ2
11をロータリカッタ41の4分の1円の寸法に正確に
切断することができる。なお、本実施例では、押出し機
構20,上下動機構30及び回転手段50として空気圧
式シリンダを用いたが、これに限らず、他の駆動手段を
用いることもできる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明の封緘装置によれ
ば、検知機構によって搬送されてきた包装箱が検知され
ると、押出し機構によって包装箱が水平方向に移動され
ると共に、上下動機構によりテープ供給機構から吊り下
げられた切断接着テープが包装箱の移動方向前方に配さ
れる構成としたので、移動してきた包装箱に接着テープ
が接着し、包装箱が自動的に封緘される。したがって、
包装箱を封緘装置側に向くように回転させる作業を省く
ことができ、この分、作業の省力化を図ることができる
という優れた効果がある。
【0042】また、押出し機構を所望の高さに位置決め
して、包装箱に移動させることができるので、移動の際
に包装箱が傾いたり横向きになったりすることがない。
この結果、背丈が高く横幅の狭い包装箱においても良好
な封緘を行うことができ、種々のサイズの包装箱に対し
て正確な封緘を行うことができるという効果がある。
【0043】さらに、本装置を搬送ラインの片側に設置
することができるので、ライン中に本装置の設置スペー
スを確保する必要がなく、その分ラインスペースを短く
することができ、搬送ラインの簡略化を図ることができ
る。
【0044】またさらに、接着テープの送りを強制的に
行なう構成にすれば、ロータリカッタを正確に所定角度
で回転させることができる。したがって、接着テープを
所定長さだけ正確に送ることができ、この結果、接着テ
ープを所定の寸法に正確に切断して供給することができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る封緘装置を示す側面図
である。
【図2】本実施例の封緘装置を示す平面図である。
【図3】検知機構を示す平面図である。
【図4】押出し機構の動作を示す平面図である。
【図5】上下動機構によるテープ供給機構の下降状態を
示す側面図である。
【図6】上下動機構を示す概略図である。
【図7】テープ供給機構を示す概略斜視図である。
【図8】ロータリカッタの切断動作を示す概略図であ
る。
【図9】ローラによる接着テープの接着動作を示す概略
図であり、図9の(a)は包装箱の前面への接着動作を
示し、図9の(b)は包装箱の蓋への接着動作を示す。
【図10】従来例に係る封緘装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 封緘装置 10 検知機構 20 押出し機構 30 上下動機構 40 テープ供給機構 50 回転手段 100 包装箱 211 接着テープ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装箱の封緘部に接着テープを貼り付け
    て封緘する封緘装置において、 上記包装箱を検知する検知機構と、 上記接着テープを所定長さ送り出して切断し、吊り下げ
    るテープ供給機構と、 上記検知機構の検知時に、上記包装箱を水平方向に移動
    させる押出し機構と、 上記検知機構の検知時に、上記テープ供給機構を下降さ
    せて、切断した上記接着テープを包装箱の移動方向前方
    に位置させる上下動機構と、 を備えることを特徴とした封緘装置。
  2. 【請求項2】 上記検知機構が、 搬送されてきた上記包装箱を位置決めするストッパと、 このストッパで位置決めされた包装箱を検知するセンサ
    とを備える請求項1記載の封緘装置。
  3. 【請求項3】 上記押出し機構が、 所定高さに位置決め可能に装置本体に取り付けられたシ
    リンダと、 このシリンダのピストンと連動するプッシャとを備える
    請求項1又は2記載の封緘装置。
  4. 【請求項4】 上記上下動機構が、 上記テープ供給機構を保持し、装置本体に固定された案
    内シャフトに沿って移動するシリンダとを備える請求項
    1,2又は3記載の封緘装置。
  5. 【請求項5】 テープ供給機構が、 上記接着テープを切断するロータリカッタと、 このロータリカッタを、上記接着テープの所定長さ分だ
    け強制的に回転させる回転機構シリンダとを備える請求
    項1〜3又は4記載の封緘装置。
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