JP3085082U - 容器向き揃え装置 - Google Patents

容器向き揃え装置

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JP3085082U
JP3085082U JP2001007197U JP2001007197U JP3085082U JP 3085082 U JP3085082 U JP 3085082U JP 2001007197 U JP2001007197 U JP 2001007197U JP 2001007197 U JP2001007197 U JP 2001007197U JP 3085082 U JP3085082 U JP 3085082U
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遙 塚田
和孝 遠藤
和宏 豊島
勝磨 川越
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 偏心した位置に口部を有する容器の向きを自
動的かつ確実に修正することにより、人手を介さずに容
器の向きを全て所望の向きに揃えることができる、容器
向き揃え装置を提供する。 【解決手段】 偏心した位置に口部15を有する容器を
その移動方向に搬送する搬送路18、容器の向きを検知
する容器向き検知手段13,14容器向き検知手段によ
り容器の向きが所望の向きであることを検知した場合に
は動かず、容器の向きが所望の向きではないことを検知
した場合には容器をその移動方向に対して180°回転
させて所望の向きとする容器回転手段9を備えるもので
あり、これにより容器の向きを全て所望の向きに揃える
ことを達成する。

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】
本考案は、偏心した位置に口部を有する容器について、液体などの物質の充填 、口部へのキャップの装着、ラベルの貼付、又は包装・梱包等を行おうとする工 程の前に、容器の向きを所望の向きに揃えることができる、容器向き揃え装置に 関するものである。 本考案は、装置分野、特に容器に関する装置分野において重要なものである。
【0002】
【従来の技術】
搬送路上を搬送される容器に順に、液体などの物質を充填したり、口部にキャ ップを装着したり、壁面にラベルを貼付したり、又は包装・梱包したりする際に 、前記容器の口部が前記容器の口部が存在する面の中心軸上にある場合は問題な いが、偏心した位置にある場合には問題が生じる。
【0003】 すなわち、前記容器が搬送路上を移動する際に、前記容器の口部が移動方向側 にある場合(向き)と、前記口部が逆方向側にある場合(向き)の2つの向きが 生じる。
【0004】 しかしながら、容器に物質を充填したり、口部にキャップを装着したり、壁面 にラベルを貼付したり、又は包装・梱包したりする際には、通常、前記各工程に 用いる充填装置、キャップ装着装置、ラベル貼付装置、又は包装・梱包装置は、 前記2つの向きのいずれか一方にしか対応できず、そのため、どちらかの向きに 定めて、前記装置の配置位置を調整している。
【0005】 このため、偏心した位置に口部を有する容器においては、充填、キャップ装着 、ラベル貼付、又は包装・梱包等を行おうとする際には、搬送路上においてその 向きが一定のものとなるよう、予めその向きを揃える必要があった。
【0006】 現在、この容器の向きを揃えることは、装置を使用して行おうとすると非常に 大掛かりな装置が必要となりコストが高いものとなってしまうので、人手により 容器の向きを一々揃えることが行われていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
前述のように、偏心した位置に口部を有する容器において、容器に物質を充填 したり、口部にキャップを装着したり、壁面にラベルを貼付したり、又は包装・ 梱包したりする際には、その向きが一定のものとなるよう予めその向きを揃える 必要があったが、これを装置により行おうとすると大掛かりなものとなり、コス トが高いものであった。 また、これを人手により手作業で行うと、大変繁雑であり、人件費が掛かって しまうものであった。
【0008】 本考案は、以上の点に鑑み、簡便な機構により低コストで、偏心した位置に口 部を有する容器の向きを修正することができ、これにより前記容器の向きを自動 的かつ確実に揃えることができる容器向き揃え装置の提供を課題とするものであ る。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、偏心した位置に口部を有する容器をその移動方向に搬送する搬送路 、前記容器の向きを検知する容器向き検知手段、前記容器向き検知手段により前 記容器の向きが所望の向きであることを検知した場合には動かず、前記容器の向 きが所望の向きではないことを検知した場合には前記容器をその移動方向に対し て180°回転させて所望の向きとする容器回転手段を備える、容器向き揃え装 置である。
【0010】 なお、前記の容器向き揃え装置においては、前記容器の口部を検知することに より、前記容器の向きが所望の向きであるか否かを検知することが好ましい。
【0011】 また、前記の容器向き揃え装置においては、前記容器が前記搬送路上を、前記 容器の移動方向の長さ分ずつ移動し搬送されるものであることが好ましい。
【0012】
【考案の実施の形態】
本考案において、偏心した位置に口部を有する容器とは、容器における口部が 存在する面上での口部の位置が、その面の中心軸上になく、偏心しているものを いう。 この偏心した位置に口部を有する容器の一例を示した模式図を、図2に示した 。
【0013】 本考案における搬送路とは、前記の偏心した位置に口部を有する容器を、その 移動方向に搬送することができるものであり、前記容器がその移動方向から外れ ることがなければ、特に制限なく用いることができる。 なお、この搬送路は、前記容器を搬送する仕組み、動力と独立していてもよい し、又は一体化されていてもよい。
【0014】 この搬送路としては、例えば、前記容器の移動方向に沿って側壁等のガイドが 設けられた通路を挙げることができる。この場合、前記容器は、側壁等のガイド に従い移動方向へ、前記通路上を滑ることにより搬送されてゆく。 また、例えば、レール上を走る台車、順次連結された枠、ベルトコンベア、又 は空気圧により搬送されるチューブ等、公知の搬送手段を挙げることができる。
【0015】 なお、本考案においては、前記容器が前記搬送路上を、前記容器の移動方向の 長さ分ずつ移動し搬送されるものであることが好ましい。 これにより、前記容器は、前記容器の移動方向の長さ分の移動、及び停止を繰 り返しながら、その移動方向に搬送される。
【0016】 このため、容器向き検知手段、及び容器向き回転手段の搬送路上において、そ の移動方向に搬送されてくる全ての前記容器が同じ位置に一時的に停止すること になるので、前記容器の向きの検出、及び前記容器の回転にとって好都合なもの となる。 また、これは、充填工程、キャップ装着工程、ラベル貼付工程、又は包装・梱 包工程等においても都合がよいものである。
【0017】 この、前記容器を前記容器の移動方向の長さ分ずつ前記搬送路上を移動し搬送 することであるが、これは、例えば、搬送路上の前記容器を、棒状の物により前 記容器の移動方向の長さ分押し出し、その後この棒状物が戻るような動作を繰り 返す機構を有する押し出し装置を前記搬送路の延長上に配置すること等により行 うことができる。
【0018】 本考案における容器向き検知手段は、前記容器の向きが所望の向きであるか否 かを検知することができるものであれば、特に制限なく用いることができる。 この容器向き検知手段としては、例えば、フォトセンサーなどの光学式センサ ーにより検知するもの、又は接触式センサーなどの機械式センサーにより検知す るもの等を挙げることができる。
【0019】 そして、光学式センサーの使用においては、発光ダイオードなどの発光素子と フォトダイオードなどの受光素子の組合せ等を挙げることができる。 なお、光学式センサーを用いる場合、発光素子と受光素子は、各々前記容器を 挟んだ反対側に配置してもよいし、又は前記容器に対して同じ側に発光素子と受 光素子を配置してもよい。 この同じ側に発光素子と受光素子を配置する場合には、これらと反対側に反射 鏡を配置することにより、発光素子から発した光が反射鏡で反射され、これを受 光素子で受けることができる。
【0020】 ところで、この容器向き検知手段において、前記容器の向きが所望の向きであ るか否かを検知することを、前記容器の口部を検知することにより行うことが好 ましい。
【0021】 前記の通り、偏心した位置に口部を有する容器においては、搬送路上を移動し 搬送される際に、前記容器の口部が移動方向側にある場合(向き)と、前記口部 が逆方向側にある場合(向き)の2つの向きが生じる。 そこで、例えば、前記容器の口部が移動方向側にある場合の口部の位置に前記 センサーを配置することにより、前記容器の向きを検知することができる。
【0022】 例を挙げると、前記容器の口部が移動方向側にある場合の口部の位置に発光素 子を配置し、その口部を挟んだ反対側に発光素子を配置したとき、前記容器の口 部が移動方向側にある場合には、発光素子から発せられている光の光軸は前記口 部により遮られて受光素子に届かないか又は受光量が減少し、シグナル(信号) が生じないか又は僅かなシグナル(信号)しか生じない。これにより、前記容器 の口部が移動方向側にあることを検知することができる。
【0023】 また、前記容器の口部が移動方向側とは逆方向側にある場合には、発光素子か ら発せられている光の光軸はそのまま受光素子に達し、シグナル(信号)が生じ る。これにより、前記容器の口部が移動方向側とは逆方向側にあることを検知す ることができる。 すなわち、以上のことにより、前記容器の向きを検知することができるのであ る。
【0024】 なお、発光素子及び受光素子を、前記容器の口部が移動方向側とは逆方向側に ある場合の口部の位置に配置したときも、また同様にして、前記容器の向きを検 知することができる。
【0025】 そして、機械式センサーを用いる場合においても、上記と同様に、前記容器の 口部を検知することにより、前記容器の向きを検知することができる。
【0026】 本考案における容器回転手段は、前記容器向き検知手段により前記容器の向き が所望の向きであることを検知した場合には動かず、前記容器の向きが所望の向 きではないことを検知した場合には前記容器をその移動方向に対して180°回 転させて所望の向きとすることができるものであれば、特に制限なく用いること ができる。
【0027】 この容器回転手段について、以下詳細に説明を行う。 まず、前記の容器向き検知手段により前記容器の向きを検知し、当該前記容器 の向きが、物質の充填、キャップの装着、ラベルの貼付、又は包装・梱包等の工 程において定めた向き、すなわち所望の向きであることを検知した場合には、当 該前記容器を載せた搬送路は動かず、当該前記容器はその向きのまま更にその移 動方向に搬送される。
【0028】 また、当該前記容器の向きが、前記の所望の向きではないことを検知した場合 には、当該前記容器を載せた搬送路を180°回転させ、これにより当該前記容 器の向きを180°回転させる。これによって、当該前記容器の向きは所望の向 きとなる。そして、所望の向きとなった当該前記容器は、更にその移動方向に搬 送される。
【0029】 以上のことにより、本考案の容器向き揃え装置を通った前記容器は、その向き が全て所望の向きに揃ったものとなる。
【0030】 なお、前記の容器向き検知手段においては、前記容器の口部が移動方向側にあ る場合、あるいは、前記容器の口部が移動方向側とは逆方向側にある場合の各々 に応じたシグナル(信号)が得られる。〔シグナル(信号)が生じないというこ とも、一種のシグナル(信号)である。〕 そして、このそれぞれのシグナル(信号)に応じて、前記の容器回転手段にお ける搬送路を動かさないか、又は180°回転させるかの論理制御を行うことに より上記のことを達成することができる。
【0031】 ところで、前記の容器回転手段において、搬送路を180°回転する動力とし ては、電磁駆動源、空気圧による駆動源、又は油圧による駆動源等を挙げること ができる。 例えば、電磁駆動源としては、サーボモーター、ロータリーソレノイド、又は ステップモーター等を挙げることができる。 また、空気圧による駆動源としては、エアアクチュエーター等を挙げることが できる。
【0032】 そして、搬送路を180°回転する仕組み、動力伝達の機構としては、回転力 を発生する駆動源により生じた回転力をそのまま、若しくはギア、リンクなどを 介して搬送路を回転させるものであってもよい。また、直線的な力を発生する駆 動源により生じた力を、ギア、リンクなどを介して回転力に変換し、これより搬 送路を回転させるものであってもよい。
【0033】 なお、前記の容器回転手段における搬送路は、一度180°回転した後、更に 180°回転するときに、同じ回転方向に回転するものであってもよいし、逆方 向に回転するものであってもよい。
【0034】 また、前記の容器向き検知手段と前記の容器回転手段は、同じ位置に設けられ ていてもよい。すなわち前記の容器回転手段の搬送路上にある前記容器の向きを 検知できる位置に前記の容器向き検知手段が配置されていてもよい。 あるいは、前記の容器向き検知手段と前記の容器回転手段が、離れた位置に設 けられていてもよい。すなわち、前記の容器向き検知手段によりその向きを検知 された前記容器が、その後前記の容器回転手段の搬送路上に搬送されてから、当 該前記容器の向きに応じて前記の容器回転手段が働くものであってもよい。
【0035】 本考案の容器向き揃え装置の使用に当たっては、本装置単独で使用して、偏心 した位置に口部を有する容器の向きを所望の向きに揃えることに用いてもよい。
【0036】 また、本装置と他の装置を組み合わせて用いてもよい。 例えば、本装置による前記容器の向きを揃える工程の前に、前記容器を前記工 程等における搬送路に載せるベルトコンベア装置、前記容器を搬送路の上を移動 し搬送する押し出し装置等の装置を配置し、本装置と組み合わせて用いてもよい 。 あるいは、本装置により所望の向きに揃えた前記容器を、物質の充填、口部へ のキャップ装着、壁面へのラベルの貼付、又は包装・梱包等の工程に掛けるため 、本装置を充填装置、キャップ装着装置、ラベル貼付装置、又は包装・梱包装置 等と組み合わせて用いてもよい。
【0037】 なお、前記容器へ充填を行う物質としては、例えば、液体、粉体、粒状物、顆 粒状物等を挙げることができる。
【0038】
【作用】
本考案の容器向き揃え装置においては、まず、搬送されてきた又は置かれた、 偏心した位置に口部を有する容器の向きを、容器向き検知手段により検知する。 この容器向き検知手段においては、前記容器の口部が移動方向側にある場合、 又は、前記容器の口部が移動方向側とは逆方向側にある場合の各々に応じたシグ ナル(信号)が得られる。
【0039】 そして、このそれぞれのシグナル(信号)に応じて、前記の容器回転手段にお ける搬送路を動かさないか、又は180°回転させるかの論理制御を行う。
【0040】 これにより、当該前記容器の向きが、所望の向きであることを検知した場合に は、当該前記容器を載せた搬送路は動かず、当該前記容器はその向きのまま更に その移動方向に搬送される。 また、当該前記容器の向きが、前記の所望の向きではないことを検知した場合 には、当該前記容器を載せた搬送路を180°回転させ、これにより当該前記容 器の向きを180°回転させる。これによって、当該前記容器の向きは所望の向 きとなる。そして、所望の向きとなった当該前記容器は、更にその移動方向に搬 送される。
【0041】 以上のことにより、本考案の容器向き揃え装置を通った前記容器は、その向き が全て所望の向きに揃ったものとなる。
【0042】
【実施例】
以下、図面を参照しつつ本考案を具体的に説明するが、本考案はこれに限定さ れるものではない。
【0043】 〔実施例〕 ベルトコンベア装置、押し出し装置、充填装置、キャップ装着装置 、及びラベル貼付装置と組み合わせた、容器向き揃え装置
【0044】 ベルトコンベア装置1、押し出し装置2、充填装置4、キャップ装着装置5、 及びラベル貼付装置6と組み合わせた本考案の容器向き揃え装置3の説明図(平 面図)を図1に示した。
【0045】 まず、各々の装置について説明を行う。 容器向き揃え装置3は、搬送路7、容器向き検知手段8、及び容器回転手段9 より構成される。
【0046】 間隔をおいて垂直に配置された二つの側壁10とその間の底面の通路11よりな る。
【0047】 偏心した位置に口部を有する容器12は、二つの側壁10の間を底面の通路1 1の上を滑ることにより、その移動方向に搬送される。
【0048】 搬送路7は前記容器の移動方向に延長されているものであるが、その長さは前 記容器12を一つ載せることができるほど長くなくてはならない。 また、二つの側壁10の間の間隔は、前記容器12がその間を通ってゆけるほ どの幅がなくてはならない。但し、その幅が前記容器12の幅に対して広すぎる と搬送中にガタついて、スムーズに搬送されなくなるので、最低限の余裕を持た せるに留めることが好ましい。 なお、二つの側壁10の間隔は、向きの揃えを行う容器の寸法に応じて、調節 可能であることが好ましい。 これは、例えば、側壁10の一方の側を水平方向に移動できるようにしておい て、その位置をネジなどで固定できるようにすること等を挙げることができる。
【0049】 容器向き検知手段8は、発光素子である発光ダイオード13、及び受光素子で あるフォトダイオード14より構成される。 発光ダイオード13及びフォトダイオード14は各々、搬送路7を挟んで対向 する位置に配置されている。
【0050】 なお、発光ダイオード13は、搬送路7上に前記容器12が搬送されてきた際 に、前記容器12の口部15が移動方向側ではなく逆方向側にある場合において 、前記容器12の口部15に発光ダイオード13の発光部から発せられている光 の光軸が当たり、前記容器12の他の部位には当たらない位置に配置されている 。 また、フォトダイオード14は、搬送路7上の前記容器12の口部15が移動 方向側とは逆方向側にある場合に、発光ダイオード13の発光部と前記容器12 の口部15とを結ぶ線の延長線上に配置されている。
【0051】 このため、搬送路7上に前記容器12が搬送されてきた際に、前記容器12の 口部15が移動方向側にあるときには、発光ダイオード13の発光部から発せら れている光の光軸は、対向するフォトダイオード14の受光部に達し、シグナル (信号)が生じる。
【0052】 また、搬送路7上に前記容器12が搬送されてきた際に、前記容器12の口部 15が移動方向側とは逆方向側にあるときには、発光ダイオード13の発光部か ら発せられている光の光軸は、間にある前記容器12の口部15に遮られ、対向 するフォトダイオード14の受光部には達せず、シグナル(信号)が生じない。
【0053】 以上のことにより、搬送路7上の前記容器12の向きが、口部15が移動方向 側にある向きか、又は口部15が移動方向側とは逆方向側にある向きかを検知す ることができる。
【0054】 容器回転手段9は、論理制御部16、及び動力部17より構成される。
【0055】 論理制御部16では、上記の通り容器向き検知手段8において、シグナル(信 号)が生じたときには、搬送路7上の前記容器12の向きが、口部15が移動方 向側にある向きであると判断する。 また、シグナル(信号)が生じなかったときには、搬送路7上の前記容器12 の向きが、口部15が移動方向側とは逆方向側にある向きであると判断する。
【0056】 (なお、論理制御部16においては、前記容器12の所望の向きが、前記口部 15が移動方向側にある向きであるか、又は前記口部15が移動方向側とは逆方 向側にある向きであるかを、設定することができるものである。本実施例におい ては、前記口部15が移動方向側とは逆方向側にある向きを、所望の向きとし、 設定を行っておいた。)
【0057】 そして、論理制御部16は、前記容器12の向きが、その口部15が移動方向 側にある向きであり、所望の向きではないと判断した場合には、動力部17に信 号を送る。 また、前記容器12の向きが、その口部15が移動方向側とは反対方向側にあ る向きであり、所望の向きであると判断した場合には、動力部17に信号は送ら ない。
【0058】 動力部17は、サーボモーター、及びサーボモーターにより生じた回転力を搬 送路7に伝達する機構より構成される。
【0059】 論理制御部16より信号が送られてきたとき、サーボモーターが回転し、この 回転力を伝達機構により伝えられて、搬送路7は180°回転する。 すなわち、搬送路7上の前記容器12の向きが、その口部15が移動方向側に ある向きであり、所望の向きではない場合には、前記の論理制御部16より信号 が動力部17に送られ、これによりサーボモーターが回転する。その結果、前記 容器12を載せた搬送路7は180°回転し、これにより前記容器12の向きを 180°回転させる。以上のことにより、前記容器12の向きは所望の向きとな る。そして、所望の向きとなった前記容器12は、更にその移動方向に搬送され る。
【0060】 また、搬送路7上の前記容器12の向きが、その口部15が移動方向側とは逆 方向側にある向きであり、前記容器12の向きが、所望の向きである場合には、 前記の論理制御部16より動力部17に信号は送られず、サーボモーターは動か ない。よって、前記容器12を載せた搬送路7は動かず、前記容器12はその向 きのまま更にその移動方向に搬送される。
【0061】 上記のことにより、容器向き揃え装置3を通った前記容器12は、その向きが 全て所望の向き(前記容器12の口部15が移動方向側とは逆方向側にある向き )に揃ったものとなる。
【0062】 搬送路18は、押し出し装置2と容器向き揃え装置3の間に設けられ、ベルト コンベア装置1に接しており、前記の搬送路7と同じ形状のものである。
【0063】 ベルトコンベア装置1は、押し出し装置1と容器向き揃え装置3の間にあって 、搬送路18に接している。
【0064】 そして、ベルトコンベア装置1は、ベルト19とその動力部より構成される。 そしてベルト19は、前記搬送路18の方向に動いている。 偏心した位置に口部を有する容器12であって空であるものが、ベルト19の 上に載せられると、前記容器12は前記搬送路18の方向に移動し搬送され、そ して、前記の搬送路18の上に載せられる。 この前記容器12が前記搬送路18の上に載った時、前記容器12のその移動 方向に対する向きは、前記容器12の口部15が移動方向側にあるもの、前記口 部15が移動方向側とは逆方向側にあるもの、それぞれまちまちである。
【0065】 押し出し装置2は、搬送路18の端に位置し、ベルトコンベア装置1のベルト 19の上を移動してきて搬送路18上に載せられた、偏心した位置に口部を有す る容器12を、この容器の移動方向の長さ分ずつ押し出し、その移動方向(容器 向き揃え装置3、充填装置4、キャップ装着装置5、及びラベル貼付装置6等が 位置する方向)移動させ搬送する。
【0066】 押し出し装置2は、押し出し棒20とその動力部より構成される。 押し出し棒20は、その動力部により、前記容器12の移動方向に伸び、そし て戻る動作を繰り返し行う。 そして、押し出し棒20が伸びる長さは、前記容器12の移動方向の長さと同 じになるよう調整されている。これにより、前記搬送路18上に載せられた前記 容器12は、その移動方向の長さ分ずつ押し出し棒20により押し出されて移動 し、容器向き揃え装置3等が位置する方向へ搬送される。 すなわち、前記容器12は、前記容器12の移動方向の長さ分の移動、及び停 止を繰り返しながら、その移動方向に搬送される。
【0067】 搬送路21は、容器向き揃え装置3と容器収容台22の間に設けられ、充填装 置4、キャップ装着装置5、及びラベル貼付装置6に接しており、前記の搬送路 7と同じ形状のものである。
【0068】 充填装置4は、容器向き揃え装置3によりその向きが所望の向きに揃えられ、 搬送路21上を搬送されてきた、偏心した位置に口部を有する容器12に、液体 などの物質の充填を行う。 この充填装置4は、前記容器12が、前記押し出し装置2の押し出し棒20が 伸びる際の押し出す力によりその容器の長さ分ずつ順々に移動し搬送されてきて 停まった時に、前記容器12の口部15の上方に充填装置4の充填ノズルが位置 するように配置されている。
【0069】 キャップ装着装置5は、充填装置4により物質が充填され、搬送路21上を搬 送されてきた、偏心した位置に口部を有する容器12に、その口部15へのキャ ップの装着を行う。 このキャップ装着装置5は、前記容器12が、前記押し出し装置2の押し出し 棒20が伸びる際の押し出す力によりその容器の長さ分ずつ順々に移動し搬送さ れてきて停まった時に、前記容器12の口部15の上方にキャップ装着装置5の キャップ締め部が位置するように配置されている。
【0070】 ラベル貼付装置6は、キャップ装着装置5によりキャップが装着され、搬送路 21上を搬送されてきた、偏心した位置に口部を有する容器12に、その容器側 壁へのラベルの貼付を行う。 このラベル貼付装置6は、前記容器12が、前記押し出し装置2の押し出し棒 20が伸びる際の押し出す力によりその容器の長さ分ずつ順々に移動し搬送され てきて停まった時に、前記容器12の側壁のラベル貼付開始位置にラベル貼付装 置6のラベル貼付部が位置するように配置されている。
【0071】 容器収容台22は、搬送路21の端にあり、前記の偏心した位置に口部を有す る容器12の向きを揃える工程、前記容器12に物質を充填する工程、前記容器 12の口部15にキャップを装着する工程、及び前記容器12の側壁にラベルを 貼付する工程を経て、前記搬送路21上を搬送されてきた前記容器12を収容す る台である。
【0072】 次に、偏心した位置に口部を有する容器12が、ベルトコンベア装置1のベル ト19の上に載せられてから、各工程を経て、容器収容台22に収容されるまで を通して説明する。
【0073】 偏心した位置に口部を有する容器12であって空であるものが、ベルトコンベ ア装置1のベルト19の上に載せられると、前記容器12は前記搬送路18の方 向に移動し搬送され、そして、前記の搬送路18の上に載せられる。
【0074】 この前記の搬送路18上の前記容器12は、その移動方向の長さ分ずつ、押し 出し装置2の押し出し棒20により押し出され、前記搬送路18上をその移動方 向(容器向き揃え装置3、充填装置4、キャップ装着装置5、及びラベル貼付装 置6等が位置する方向)へ移動し、搬送される。 すなわち、前記容器12は、前記容器12の移動方向の長さ分の移動、及び停 止を繰り返しながら、その移動方向に搬送される。
【0075】 前記の搬送路18上を移動し搬送されてきた前記容器12が、容器向き揃え装 置3の搬送路7の上に搬送されてきて停まった時、前記容器12の向きが、容器 向き検知手段8によって検知される。 なお、前記容器向き検知手段8は、搬送路7を挟んで対向する位置に配置され た発光ダイオード13及びフォトダイオード14より構成される。
【0076】 前記容器12の口部15が移動方向側にあるときには、発光ダイオード13の 発光部から発せられている光の光軸は、対向するフォトダイオード14の受光部 に達し、シグナル(信号)が生じる。 また、前記容器12の口部15が移動方向側とは逆方向側にあるときには、発 光ダイオード13の発光部から発せられている光の光軸は、間にある前記容器1 2の口部15に遮られ、対向するフォトダイオード14の受光部には達せず、シ グナル(信号)が生じない。 以上のことにより、搬送路7上の前記容器12の向きが、口部15が移動方向 側にある向きか、又は口部15が移動方向側とは逆方向側にある向きかを検知す る。
【0077】 そして、前記の容器向き検知手段8において、シグナル(信号)が生じたとき には、容器回転手段9の論理制御部16は、搬送路7上の前記容器12の向きが 、口部15が移動方向側にある向きであると判断する。 また、シグナル(信号)が生じなかったときには、搬送路7上の前記容器12 の向きが、口部15が移動方向側とは逆方向側にある向きであると判断する。
【0078】 次に、論理制御部16は、前記容器12の向きが、その口部15が移動方向側 にある向きであり、所望の向きではない判断した場合には、動力部17に信号を 送る。 また、前記容器12の向きが、その口部15が移動方向側とは逆方向側にある 向きであり、所望の向きであると判断した場合には、動力部17に信号は送らな い。
【0079】 前記論理制御部16より信号が送られてきたとき、サーボモーターが回転し、 この回転力を伝達機構により伝えられて、搬送路7は180°回転する。これに より、前記容器12の向きは所望の向きとなる。
【0080】 また、前記論理制御部16より動力部17に信号が送られてこないとき、サー ボモーターは動かない。よって、前記容器12を載せた搬送路7は動かず、前記 容器12の向きはそのまま、つまり所望の向きのままである。
【0081】 以上のことにより、容器向き揃え装置3を通った前記容器12は、その向きが 全て所望の向き(前記容器12の口部15が移動方向側とは逆方向側にある向き )に揃ったものとなる。
【0082】 この後、前記搬送路7上の前記容器12は、搬送路21の上に搬送されて移動 し、更に、前記搬送路21上を、充填装置4等の方向に搬送される。
【0083】 前記の搬送路21上を移動し搬送されてきた前記容器12が、充填装置4の前 に搬送されてきて停まった時、前記容器12の口部15の上方に位置する充填装 置4の充填ノズルが下降して前記口部15内に挿入され、前記容器12への液体 などの物質の充填が行われる。前記充填の完了後、前記充填ノズルは上昇する。
【0084】 この後、前記搬送路21上の前記容器12は、更にこの搬送路21上を、キャ ップ装着装置5等の方向に搬送される。
【0085】 前記の搬送路21上を移動し搬送されてきた前記容器12が、キャップ装着装 置5の前に搬送されてきて停まった時、前記容器12の口部15の上方に位置す るキャップ装着装置5のキャップ締め部が下降して前記口部15に接し、前記キ ャップ装着装置5内より供給されるキャップの前記口部15への装着が行われる 。前記装着の完了後、前記キャップ締め部は上昇する。
【0086】 この後、前記搬送路21上の前記容器12は、更にこの搬送路21上を、ラベ ル貼付装置6等の方向に搬送される。
【0087】 前記の搬送路21上を移動し搬送されてきた前記容器12が、ラベル貼付装置 6の前に搬送されてきて停まった時、前記容器12の側壁にラベル貼付装置6の ラベル貼付部が接して、前記側壁へのラベルの貼付が行われる。
【0088】 この後、前記搬送路21上の前記容器12は、更にこの搬送路21上を、容器 収容台22の方向に搬送され、容器収容台22に達するとこの容器収容台22の 上に載って、収容される。
【0089】
【考案の効果】 本考案の容器向き揃え装置は、偏心した位置に口部を有する容器の向きを自動 的かつ確実に修正することにより、人手を介さずに容器の向きを全て所望の向き に揃えることができるものである。 更に、本考案の容器向き揃え装置は、上記のことを簡便な機構により達成した ことによって、低コストでの実施を可能としたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベルトコンベア装置、押し出し装置、充填装
置、キャップ装着装置、及びラベル貼付装置と組み合わ
せた本考案の容器向き揃え装置の説明図(平面図)であ
る。
【図2】偏心した位置に口部を有する容器の一例を示し
た模式図である。
【符号の説明】
1 ベルトコンベア装置 2 押し出し装置 3 容器向き揃え装置 4 充填装置 5 キャップ装着装置 6 ラベル貼付装置 7 搬送路 9 容器回転手段 12 偏心した位置に口部を有する容器 13 発光ダイオード 14 フォトダイオード 15 口部 18 搬送路 19 ベルト 20 押し出し棒 21 搬送路 22 容器収容台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 豊島 和宏 神奈川県相模原市大野台二丁目29番14号 株式会社シノテスト内 (72)考案者 川越 勝磨 東京都江戸川区西一之江二丁目30番5号 川越機械株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏心した位置に口部を有する容器をその
    移動方向に搬送する搬送路、前記容器の向きを検知する
    容器向き検知手段、前記容器向き検知手段により前記容
    器の向きが所望の向きであることを検知した場合には動
    かず、前記容器の向きが所望の向きではないことを検知
    した場合には前記容器をその移動方向に対して180°
    回転させて所望の向きとする容器回転手段を備える、容
    器向き揃え装置。
  2. 【請求項2】 前記容器の口部を検知することにより、
    前記容器の向きが所望の向きであるか否かを検知する、
    請求項1記載の容器向き揃え装置。
  3. 【請求項3】 前記容器が前記搬送路上を、前記容器の
    移動方向の長さ分ずつ移動し搬送されるものである、請
    求項1又は請求項2記載の容器向き揃え装置。 【0001】
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