JP2020001814A - 包装用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】カバー部材を容器本体に対して正しい向きに取り付けることができる、包装用容器及びその製造方法を提供する。【解決手段】 本発明に係る包装用容器は、内容物を収容するカップ状の容器本体と、前記容器本体の上部開口を塞ぐカバー部材と、を備え、前記容器本体の上部開口の縁部には、少なくとも1つの切り欠きが形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、包装用容器及びその製造方法に関する。
特許文献1には、カップ状の容器本体に対し、食品等の内容物を充填した後、容器本体の上部開口をカバー部材によって塞ぐことで製造される包装用容器が開示されている。
特開2014−061932号公報
しかしながら、容器本体の側壁部が非対称な形状で、カバー部材を取り付けるための向きが決まっている場合、カバー部材の取付の向きを誤ると、カバー部材を無理に容器本体に取り付けることになる。その結果、容器本体またはカバー部材が破損したり、あるいは適切な使用ができないおそれがある。本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、カバー部材を容器本体に対して正しい向きに取り付けることができる、包装用容器及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る包装用容器は、内容物を収容するカップ状の容器本体と、前記容器本体の上部開口を塞ぐカバー部材と、を備え、前記容器本体の上部開口の縁部には、少なくとも1つの切り欠きが形成されている。
この構成によれば、容器本体に切り欠きが形成されているため、この切り欠きの位置を基準として容器本体の向きを視認することができ、また目に頼らなくとも、指で触れることで認識できる。これにより、容器本体を正しい向きに設置した上で、カバー部材を容器本体に対して正しい向きに取り付けることができる。
上記包装用容器において、前記容器本体は、対向する一対の側壁部を有しており、前記一対の側壁部は非対称の形状を有しているものとすることができる。
このように、容器本体の側壁部が非対称な形状を有していれば、カバー部材を容器本体に対して正しい向きで取り付けなければ、破損などの不具合が生じるおそれがあるため、上記のような切り欠きを有していると特に有利である。
上記包装用容器では、側面視において、前記容器本体を挟んで一方側から、前記切り欠きを介して、他方側を視認可能に構成することができる。
この構成によれば、例えば、レーザなどの光を容器本体に対し一方側から照射したとき、切り欠きを介してレーザを他方側に通過させることができるため、レーザが他方側で受光されたときには、容器本体が正しい向きに設置されていると判断することができる。したがって、容器本体の向きの正誤の判断を自動化することができる。
上記包装用容器において、前記容器本体は、種々の形状に形成することができるが、例えば、手で保持しやすい形状として、断面楕円状の柱状に形成することができる。
容器本体の断面形状を楕円状に形成すると、カバー部材を所定の向きで容器本体に取り付ける際、容器本体が正しい向きに設置されているか否かの判断が困難な場合がある。したがって、上記のように切り欠きを形成すると、特に有利である。
上記包装用容器において、前記切り欠きは、平面視における前記上部開口の長手方向の端部を含むように形成することができる。
このように切り欠きを形成すれば、容器本体の上部開口の縁部の一箇所に切り欠きを形成するだけで、容器本体を挟んで一方側から、切り欠きを介して、他方側を視認可能に構成することができる。したがって、切り欠きを小さくすることができ、容器本体の強度低下を防止することができる。
また、切り欠きが端部に設けられていることで、容器本体の向きを視認しやすくなり、上記のように光を照射させるまでもなく、容器本体の向きを容易に視認または触れて認識することができる。
上記包装用容器において、前記カバー部材は、前記容器本体の上部開口を含む上端部を覆う周壁部を備えており、前記切り欠きは、前記上端部に形成することができる。
これにより、カバー部材が取り付けられたときには、切り欠きがカバー部材の周壁部によって覆われるため、内容物がこぼれなくなるだけでなく、外部から切り欠きが見えるのを防止することができる。これにより、包装用容器の見た目をよくすることができる。
上記包装用容器において、切り欠きを形成する位置は、特には限定されないが、例えば、前記上端部には、係合部が形成され、前記カバー部材の周壁部の内面には、前記係合部と係合する被係合部が形成されたとき、前記切り欠きは、前記上端部において、前記係合部よりも前記上部開口側に形成することができる。
この構成により、切り欠きが係合部に干渉しないため、係合部と被係合部とをしっかりと係合させることができ、その結果、カバー部材を容器本体に対して強固に固定することができる。
上記包装用容器では、側面視において、前記容器本体を挟んで一方側から、前記切り欠きを介して、他方側を視認可能に構成されている場合、前記容器本体を前記一方側から見たとき、前記切り欠きの面積が、前記上端部において前記係合部よりも上方の面積の50%未満とすることができる。
この構成によれば、切り欠きの面積を、上端部における係合部よりも上方の面積の50%未満とすることで、上端部に対する切り欠きの位置を容易に視認することができるため、容器本体の向きが誤っている場合には、それを容易に認識することができる。また、上述したように光を照射する場合、切り欠きの面積が50%以上であれば、容器本体の向きが誤っていても光が切り欠きを通過するおそれがある。したがって、切り欠きの面積を50%未満とすることで、光を用いた容器本体の向きの確認を正確に行うことができる。
上記包装用容器において、前記カバー部材の内面には、前記切り欠きに挿入される突部を形成することができる。
この構成によれば、例えば、カバー部材が容器本体に対して正しい向きで取り付けられていないときには、突部が容器本体の上部開口の縁部に接触し、これが妨げとなって、カバー部材を容器本体に取り付けることができない。一方、カバー部材が容器本体に対して正しい向きで取り付けられたときには、突部が切り欠きに挿入されるため、突部が上部開口の縁部に干渉することなく、カバー部材を容器本体に取り付けることができる。したがって、突部を設けることで、カバー部材を容器本体に誤った向きで取り付けられるのを防止することができる。
本発明に係る包装用容器の製造方法は、内容物を収容するカップ状に形成され、上部開口の縁部に、少なくとも1つの切り欠きが形成されている容器本体を準備するステップと、前記切り欠きを基準に前記容器本体の向きを確認した上で、当該容器本体内に内容物を充填するステップと、前記容器本体の上部開口を塞ぐように、カバー部材を取り付けるステップと、を備えている。
上記包装用容器の製造方法では、側面視において、前記容器本体を挟んで一方側から、前記切り欠きを介して、他方側を視認可能に構成することができる。
上記包装用容器の製造方法においては、前記内容物を充填するステップに先立って、前記一方側から前記切り欠きに向けて光を照射するステップをさらに備え、
前記光が、前記切り欠きを通過し、前記他方側において受光されたときには、前記容器本体が正しく設置されていると判断することができる。
本発明によれば、カバー部材を容器本体に対して正しい向きに取り付けることができる。
本発明の一実施形態に係る包装用容器の正面図である。 図1の右側面図である。 図1の平面図である。 容器本体の正面図である。 図4のA−A線断面図である。 図5のB−B線断面図である。 図4の平面図である。 図4の底面図である。 容器本体の向きの検査を示す平面図である。 蓋部を開いた状態のカバー部材の平面図である。 容器本体にカバー部材を取り付けた状態を示す断面図である。 図1の包装用容器の製造方法を示す正面図である。 図1の包装用容器の使用方法を示す図である。 図1の包装用容器の使用方法を示す図である。 容器本体の他の例を示す正面図である。
以下、本発明に係る包装用容器の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。以下では、説明の便宜上、図1〜図4に示す方向にしたがって説明を行うが、本発明に係る包装用容器は、この方向に限定されることなく、規定することができる。
<1.包装用容器の概要>
図1は包装用容器の正面図、図2は図1の右側面図、図3は図1の平面図である。図1〜図3に示すように、この包装用容器は、粒状の食品等の内容物を収容するカップ状の容器本体1と、この容器本体1の上部開口を塞ぐカバー部材2と、を備えている。以下、これらの部材について、詳細に説明する。
<1−1.容器本体>
図4は容器本体の正面図、図5は図4のA−A線断面図、図6は図5のB−B線断面図、図7は図4の平面図、図8は図4の底面図である。図4〜図8に示すように、容器本体1は、楕円状の底壁部11と、この底壁部11の周縁から上方に延びる側壁部12と、を有しており、これらが樹脂材料により一体的に形成されている。図8に示すように、底壁部11は、長手方向に延びる第1辺111及び第2辺112と、短手方向に延びる第3辺113及び第4辺114とを備え、これらが組み合わされることで楕円状の外形を形成している。第1辺111は前側に位置し、第2辺112は後側に位置している。そして、これら第1辺111及び第2辺112は互いに対向し、外側に凸の円弧状に形成されている。一方、第3辺113は右側に位置し、第4辺114は左側に位置している。そして、これら第3辺113及び第4辺114は互いに対向し、外側に凸の円弧状に形成されている。
図8に示すように、側壁部12は、底壁部11の第1辺111、第2辺112、第3辺113、及び第4辺114からそれぞれ延びる第1面121、第2面122、第3面123、及び第4面124を有している。但し、側壁部12において、底壁部11との連結部分125は、断面円弧状に形成されている。すなわち、外側に凸となるような円弧状に面取りがなされている。また、側壁部12の上部開口120から下方に向かって所定の長さに亘っては、肉厚の薄い薄肉部(上端部)126が全周に亘って形成されている。そして、この薄肉部126に、上述したカバー部材2が取付けられるようになっている。なお、以下では、説明の便宜上、側壁部12において、薄肉部126よりも下方の部分を本体部127と称することがある。
図5に示すように、側壁部12の第1面121と第2面122とは概ね同じ厚みであるが、底壁部11からの第1面121の傾斜角度が第2面122よりも大きくなっている。すなわち、第1面121及び第2面122は、上方にいくにしたがって、互いに離れるように底壁部11から傾斜しているが、第1面121は、第2面122よりもより傾斜している。例えば、第1面121の鉛直方向からの傾斜角度αは、1.5〜4.5度、第2面122の鉛直方向からの傾斜角度βは0〜3度とすることができ、第1面121の傾斜角度αが、第2面122の傾斜角度βの1.1〜5倍とすることができる。一例として、第1面121の傾斜角度αを3度、第2面122の傾斜角度βを1.5度とすることができる。
次に、薄肉部126について説明する。図4に示すように、薄肉部126の上下方向の中間部には周方向の全周に亘って延びる溝(係合部)128が形成されており、この溝128に、後述するカバー部材2に形成された突条(被係合部)225が嵌まるようになっている。また、薄肉部126において、溝128よりも上方には、第3面123から第1面121及び第2面122に亘って、切り欠き129が形成されている。この切り欠き129は、第3面123全体を切り欠き、さらに第1面121及び第2面122にやや延びるように形成されている。切り欠き129の第1面121及び第2面122に対応する部分の形状は対称となっている。そのため、図4に示すように、前側から容器本体1を見ると、切り欠き129を介して、容器本体1の後側を視認できるようになっている。これにより、例えば、図9に示すように、容器本体1の前側(一方側)から切り欠き129に向かって、レーザ5を照射すると、レーザ5は容器本体1に接触することなく、切り欠き129を通り抜けて容器本体1の後側(他方側)に配置された受光器3に受光されるようになっている。
なお、切り欠き129の大きさは、照射されるレーザ5の位置ずれを考慮して決定することができる。例えば、図4に示すように、側面視で前側から容器本体1を見たとき、薄肉部126の右端からの長さXが5mm以上、容器本体1の上端からの長さYが2mm以上とすることができる。これにより、レーザ5が目標となる位置からずれたとしても、切り欠き129を確実に通過させることができる。
その一方で、レーザ5による向きの確認を確実に行うために、側面視において、容器本体1を前側から見たとき、切り欠き129の面積が、薄肉部126において、溝128よりも上方の面積の50%未満とすることが好ましく、30%未満とすることがさらに好ましく、10%未満とすることが特に好ましい。これは、例えば、切り欠き129の面積が50%以上であれば、容器本体1の向きが誤っていても、レーザ5が切り欠き129を通過する可能性があり、向きの正誤の判定を正確に行えないからである。
<1−2.カバー部材>
次に、カバー部材2について、図10及び図11も参照しつつ説明する。図10は蓋部を開いた状態のカバー部材の平面図、図11は容器本体にカバー部材を取り付けた状態を示す断面図である。
図1,図3、図10及び図11に示すように、カバー部材2は、容器本体1の薄肉部126を覆う筒状の周壁部21と、この周壁部21の上部を覆う天面部22と、を有しており、これらが樹脂材料により一体的に形成されている。カバー部材2が容器本体1に取付けられたとき、図11に示すように、周壁部21は、容器本体1の薄肉部126の下端から上方に向かって延び、薄肉部126よりもやや上方まで延びるように形成されている。また、周壁部21の上端から天面部22に亘っては、外側に凸となるような断面円弧状に形成されている。そして、周壁部21が、容器本体1の薄肉部126に取付けられたとき、図1及び図2に示すように、周壁部21の外面と容器本体1の本体部127の外面とが概ね面一になるように、周壁部21の厚みが設定されている。
図10に示すように、天面部22は、底壁部11と対応するように平面視楕円状に形成されており、中央に円形の貫通孔220が形成された本体部221と、この貫通孔220を開閉可能に本体部221に取付けられた矩形状の蓋部222と、を備えている。後述するように、この貫通孔220からは、容器本体1に収容された粒状の食品6が排出されるようになっている。また、本体部221の左右方向の中央には、平面視矩形状の凹部223が形成されており、この凹部223に、上述した貫通孔220が形成されている。凹部223は、本体部221の前端から後端に亘って延びており、凹部223の後端縁に、ヒンジ224を介して蓋部222が取付けられている。蓋部222は、凹部223と対応するように矩形状に形成されており、蓋部222を閉じたときには、凹部223に嵌まり、蓋部222の上面と本体部221の上面とが概ね面一になるように形成されている。
蓋部222の下面には、蓋部222を閉じたときに、貫通孔220の内壁面に係合する環状の突部228が形成されており、これによって蓋部222が本体部221に固定されるようになっている。また、図11に示すように、本体部221の内壁面には、周方向に延びる突条225が形成されており、この突条225が上述したように、容器本体1の薄肉部126の溝128に嵌まり、カバー部材2と容器本体1とが固定されるようになっている。さらに、本体部221の内壁面において、容器本体1の切り欠き129に対応する位置には、上下方向に延びるリブ(突部)226が形成されており、カバー部材2が容器本体1に取付けられたときに、このリブ226が切り欠き129の内部に嵌まるようになっている。このとき、カバー部材2の向きが容器本体1に対して正しい向きとは反対の向きに取付けられたときには、リブ226が容器本体1の第4面124の上端に当接し、それ以上、カバー部材2を容器本体1に対して押し込めないようになっている。
<2.包装用容器の製造方法>
次に、上記のように構成された包装用容器の製造方法について、図12を参照しつつ説明する。まず、容器本体1及びカバー部材2を、射出成形などによって予め作製しておく。次に、図12に示すように、容器本体1を搬送装置71に配置する。搬送装置71には、一列に並ぶ複数の支持部72が配置されており、これらが搬送装置71によって断続的に移動するようになっている。各支持部72には、容器本体1の下端部が嵌まるような平面視楕円状の凹部721が形成されており、凹部721は、長手方向が搬送方向を向くように形成されている。
そして、各支持部72の凹部721に容器本体1を設置した後、検査位置(1)において、容器本体1の前側から切り欠き129に向けてレーザ5を照射する。このとき、レーザ5が切り欠き129を通過し、容器本体1の後側に配置された受光器3にて受光されれば、容器本体1が正しい向きに設置されていると判断される。一方、レーザ5が容器本体1に照射され、受光器3で受光されない場合には、容器本体1が正しい向きに設置されていないと判断され、その旨が報知される。これにより、作業者は、搬送装置71を停止し、容器本体1を正しい向きに設置する。その後、支持部72が充填位置(2)に移動すると、容器本体1の上部開口120から粒状の食品が充填される。
こうして、容器本体1に食品が充填された後、支持部72が取付位置(3)に移動すると、手動または自動にて、カバー部材2を、容器本体1の上部開口120を塞ぐように取付ける。このとき、カバー部材2は、ヒンジ224が容器本体1の第2面122側に配置されるようにするが、向きが反対になっている場合には、上述したように、リブ226によってカバー部材2が容器本体1側に押し込むことができないため、正しい向きでないことを認識することができる。こうして、カバー部材2が取付けられると、包装用容器が完成する。その後、必要に応じて、包装用容器をフィルムなどで包装することができる。
<3.包装容器の使用方法>
上記のように構成された包装用容器は、次のように使用される。まず、図13に示すように、手のひらが第2面122に接し、親指以外の4本の指が第1面121に接するように包装用容器を手で握り、親指により前側から蓋部222を開く。続いて、図14に示すように、包装用容器を前側に傾け、貫通孔220から食品6を取り出す。そして、所望の数の食品6が取り出されれば、親指で、蓋部222を押して貫通孔220を閉じる。
<4.特徴>
以上のように、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。まず、容器本体1の第3面123から第1面121及び第2面122に亘って切り欠き129が形成されているため、レーザ5を容器本体1に対し前側から照射したとき、切り欠き129を介してレーザ5を後側に通過させることができる。そして、レーザ5が後側の受光器3で受光されたときには、容器本体1が正しい向きに設置されていると判断することができる。これにより、容器本体1の向きの正誤を自動で判定することができ、容器本体1に対して正しい向きで、カバー部材2を正確に取り付けることができる。
なお、レーザで検査するまでもなく、切り欠き129の位置を視認することで、容器本体1の向きを確認することができる。したがって、人力によっても容器本体1の向きを容易に確認することができる。特に、切り欠き129は容器本体1の長手方向の端部に形成されているため、切り欠き129の位置を容易に視認または触れて確認することができる。また、切り欠き129を容器本体1の端部に形成することで、例えば、容器本体1を射出成形などで形成する場合には、樹脂の流れがよくすることができ、成形性がよいという利点もある。
また、カバー部材2が容器本体1に取り付けられたときには、切り欠き129がカバー部材2の周壁部21によって覆われるため、外部から切り欠き129が見えるのを防止することができる。これにより、包装用容器の見た目をよくすることができる。
さらに、切り欠き129が溝128よりも上方に形成され、溝128に干渉しないため、溝128と突条225とをしっかりと係合させることができ、その結果、カバー部材2を容器本体1に対して強固に固定することができる。
<5.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。なお、以下の変形例は、適宜組み合わせ可能である。
<5−1>
上記実施形態では、切り欠き129を容器本体1の右端部に1つ形成しているが、これに限定されない。すなわち、切り欠き129の位置及び数は適宜設定することができる。例えば、切り欠き129の数を2以上設けたり、図15に示すように、切り欠き129を第1面121の中央付近に設けることもできる。但し、レーザ等の光を照射することで、容器本体1の向きの正誤を判断する場合には、反対側の第2面122の対応する位置にも切り欠きを形成することが必要である。また、切り欠き129は、向きの視認を容易にするため、中央からずれた位置に形成することが好ましい。また、切り欠き129の形状を、例えば左右非対称にすることで、容器本体1の向きを確認することもできる。
<5−2>
容器本体1の形状は、カップ状であれば、特には限定されず、断面が楕円以外でもよい。例えば、円柱状であってもよい。また、必ずしも薄肉部126を設ける必要はなく、カバー部材2を取り付けることができるように構成されていればよい。
<5−3>
カバー部材2の形状も特には限定されず、例えば、蓋部222の位置は天面部22の中央でなくてもよく、端部であってもよい。
<5−4>
上記実施形態では、本発明の被係合部としてカバー部材2の突条225を、係合部としての容器本体1の溝128にはめ込んでいるが、カバー部材2に溝を形成し、容器本体1に突条を形成してもよい。これ以外でもカバー部材2を容器本体1に固定できるように、本発明の係合部及び被係合部は種々の形態にすることができ、特には限定されない。
<5−5>
容器本体1に収容される内容物は、粒状以外の種々の食品にすることができる。また、食品以外の内容物であってもよい。
1 容器本体
120 上部開口
126 薄肉部(上端部)
128 溝(係合部)
129 切り欠き
2 カバー部材
226 リブ(突部)

Claims (12)

  1. 内容物を収容するカップ状の容器本体と、
    前記容器本体の上部開口を塞ぐカバー部材と、
    を備え、
    前記容器本体の上部開口の縁部には、少なくとも1つの切り欠きが形成されている、包装用容器。
  2. 前記容器本体は、対向する一対の側壁部を有しており、
    前記一対の側壁部は非対称の形状を有している、請求項1に記載の包装用容器。
  3. 側面視において、前記容器本体を挟んで一方側から、前記切り欠きを介して、他方側を視認可能に構成されている、請求項1または2に記載の包装用容器。
  4. 前記容器本体は、断面楕円状の柱状に形成されている、請求項1から3のいずれかに記載の包装用容器。
  5. 前記切り欠きは、平面視における前記上部開口の長手方向の端部を含むように形成されている、請求項3または4に記載の包装用容器。
  6. 前記カバー部材は、前記容器本体の上部開口を含む上端部を覆う周壁部を備えており、
    前記切り欠きは、前記上端部に形成されている、請求項1から5のいずれかに記載の包装用容器。
  7. 前記上端部には、係合部が形成され、
    前記カバー部材の周壁部の内面には、前記係合部と係合する被係合部が形成され、
    前記切り欠きは、前記上端部において、前記係合部よりも前記上部開口側に形成されている、請求項6に記載の包装用容器。
  8. 側面視において、前記容器本体を挟んで一方側から、前記切り欠きを介して、他方側を視認可能に構成されており、
    前記容器本体を前記一方側から見たとき、前記切り欠きの面積が、前記上端部において前記係合部よりも上方の面積の50%未満である、請求項7に記載の包装用容器。
  9. 前記カバー部材の内面には、前記切り欠きに挿入される突部が形成されている、請求項1から8のいずれかに記載の包装用容器。
  10. 内容物を収容するカップ状に形成され、上部開口の縁部に、少なくとも1つの切り欠きが形成されている容器本体を準備するステップと、
    前記切り欠きを基準に前記容器本体の向きを確認した上で、当該容器本体内に内容物を充填するステップと、
    前記容器本体の上部開口を塞ぐように、カバー部材を取り付けるステップと、
    を備えている、包装用容器の製造方法。
  11. 側面視において、前記容器本体を挟んで一方側から、前記切り欠きを介して、他方側を視認可能に構成されている、請求項10に記載の包装用容器の製造方法。
  12. 前記内容物を充填するステップに先立って、前記一方側から前記切り欠きに向けて光を照射するステップをさらに備え、
    前記光が、前記切り欠きを通過し、前記他方側において受光されたときには、前記容器本体が正しく設置されていると判断する、請求項11に記載の包装用容器の製造方法。
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