JPH08119304A - ヒンジの保護構造 - Google Patents

ヒンジの保護構造

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JPH08119304A
JPH08119304A JP6262259A JP26225994A JPH08119304A JP H08119304 A JPH08119304 A JP H08119304A JP 6262259 A JP6262259 A JP 6262259A JP 26225994 A JP26225994 A JP 26225994A JP H08119304 A JPH08119304 A JP H08119304A
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Hidetoshi Sato
秀俊 佐藤
Koji Miyakoshi
浩司 宮腰
Hiroshi Umeki
弘士 梅基
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開いたカバーに横方向から荷重が作用した場
合であっても、ヒンジの損傷を確実に防止する。 【構成】 樹脂製の箱本体3にヒンジ7を介して一体的
にカバー5を設け、箱本体3に、カバー5を開いた状態
で、カバー5と接して、ヒンジ7の開閉軸方向からカバ
ー5を支持する突部23を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂製のヒンジの保護
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、樹脂製の箱本体3
に、開口4を開閉するカバー5を、薄肉状のヒンジ7を
介して一体的に設けた電気接続箱1が、従来から広く使
用されている。かかる構造では、カバー5を閉じたとき
にヒンジ7が箱本体3から突出してしまうため、電気接
続箱1の運搬時や取付け時に、ヒンジ7が他の部品等と
接触したり引掛かったりする可能性があり、ヒンジ7が
損傷してしまう恐れがあった。
【0003】かかる不都合を回避する構造として、図7
に示すように、カバー5に、ヒンジ7よりも大きく突出
する保護用突出部9を設けた電気接続箱11が開示され
ている(実開昭62−130054号公報参照)。この
構造によれば、保護用突出部9によって、ヒンジ7と他
の部品等との接触が阻止され、カバー5閉止時における
ヒンジ7の破損を防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図6に示す
従来の構造にあっては、カバー5を開いた状態で、カバ
ー5に対し開閉方向と交叉する横方向からの荷重が作用
すると、カバー5がねじれ変形を起こし、ヒンジ7が図
中矢印方向にねじられる。このようにヒンジ7がねじら
れると、ヒンジ7に剪断力が集中して作用し、薄肉状の
ヒンジ7の端部からき裂が生じて、ヒンジ7が損傷して
しまう恐れがあった。このため、カバー5を開いてワイ
ヤハーネスの配索や電子部品の取付け等を行う場合に
は、カバー5に荷重がかからないように注意して行う必
要があり、作業が煩雑であった。
【0005】また、図7に示す従来の他の構造でおいて
も、カバー5に対し横方向からの荷重が作用したとき
に、ヒンジ7が図中矢印方向にねじられる点では同様で
あり、カバー5を開いた状態でヒンジ7が損傷してしま
う恐れがあった。
【0006】本発明は、上記事情を考慮し、開いたカバ
ーに横方向から荷重が作用した場合であっても、ヒンジ
の損傷を確実に防止することができるヒンジの保護構造
の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、樹脂製の箱本体にヒンジを介して一体的にカバーを
設け、前記箱本体又はカバーの少なくとも一方に、前記
カバーを開いた状態で、前記箱本体又はカバーの他方と
接して、前記ヒンジの開閉軸方向から前記カバーを支持
する突部を設けたものである。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のヒンジの保護構造であって、前記突部は、前記カバー
を開いた状態で、前記ヒンジの開閉軸と交叉する前記箱
本体又はカバーの他方の側壁外面に沿うように形成した
ものである。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載のヒンジの保護構造であって、前記箱本体
又はカバーの他方と突部とに、着脱自在に係合する係止
部と係合部とを設けたものである。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明では、カバーを開いた状
態で、箱本体又はカバーの少なくとも一方に設けられた
突部が、箱本体又はカバーの他方と接してヒンジの開閉
軸方向からカバーを支持するので、開いたカバーに横方
向から荷重が作用し、カバーがねじれ変形を起こそうと
しても、突部によってカバーの変形が抑制され、ヒンジ
がねじられるのを阻止することができる。
【0011】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明の作用に加えて、突部を、ヒンジの軸方向と交
叉する箱本体又はカバーの他方の側壁外面に沿うように
設けたので、前記側壁外面に突部が接する範囲を広く設
定することができ、カバーの開度の大小によらず、突部
によってカバーを支持することができる。
【0012】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の発明の作用に加えて、係止部を係合部
に係合させることにより、カバーを開いた状態におい
て、カバーが強く支持されてカバーの変形を強固に抑制
することができ、ヒンジがねじられるのをより確実に阻
止することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の請求項1又は請求項2にかか
る第1実施例を図1及び図2に基づいて説明する。
【0014】図1は本発明の第1実施例にかかるヒンジ
の保護構造を示す斜視図、図2は図1のカバーを開いた
状態を示す斜視図であり、従来と同様の部分には、同一
の符号を付してその説明を省略する。
【0015】図1に示すように、電気接続箱21の箱本
体3は、ヒンジ7を介してカバー5が接続された接続側
短側壁3aと、この接続側短側壁3aの両端からヒンジ
7の開閉軸とほぼ垂直に交叉する方向に屈曲された2つ
の長側壁3bと、この長側壁3bから屈曲され前記接続
側短側壁3aと対向する分離側短側壁3cとを備え、カ
バー5は、これら箱本体3の接続側短側壁3a、長側壁
3b、及び分離側短側壁3cに対応した接続側短側壁5
a、長側壁5b、及び分離側短側壁5cを備えている。
箱本体3の分離側短側壁3cには係止突起13が突設さ
れ、カバー5の分離側短側壁3cには、カバー5の閉止
時に、係止突起13と係合してロックされる枠体状の可
撓性アーム15が突設されている。
【0016】箱本体3には、図2に示すように、カバー
5を開いた状態で、カバー5の2つの長側壁5bの外面
に沿うように、板体状の突部23が箱本体3と一体的に
設けられている。この突部23は、箱本体3の長側壁3
bとほぼ同一面を形成するように設けられ、突部23の
ヒンジ側上端部23aは、図1に示すように、カバー5
を閉じた状態でも、カバー5の長側壁5bの外面に沿う
ように設けられている。
【0017】かかる構造によれば、図2に示すように、
カバー5を開いた状態で、箱本体3から突設された突部
23が、カバー5の長側壁5bの外面に沿うので、かか
る状態でカバー5に横方向(ヒンジ7の開閉軸方向)か
ら荷重が作用し、カバー5が図中矢印方向にねじれ変形
を起こそうとしても、カバー5の長側壁5bが突部23
に接し、かかる突部23によって、カバー5がヒンジ7
の開閉軸方向から支持され、カバー5の変形が抑制され
る。これにより、ヒンジ7がねじられるのを阻止するこ
とができるので、ヒンジ7に剪断力が集中して作用せ
ず、ヒンジ7の損傷を防止することができる。
【0018】また、突部23は、カバー5を閉じた状態
でも、カバー5の長側壁5bの外面に沿うように設けら
れているので、カバー5の開度の大小によらず、カバー
5の長側壁5bの外面に突部23が接し、突部23によ
ってカバー5を支持することができ、ヒンジ7の損傷を
防止することができる。
【0019】次に、本発明の請求項3にかかる第2実施
例を図3〜図5に基づいて説明する。
【0020】図3は本発明の第2実施例にかかるヒンジ
の保護構造を示す斜視図、図4は係止部及び係合部の拡
大図、図5は図3のカバーを開いた状態を示す斜視図で
あり、従来及び第1実施例と同様の部分には、同一の符
号を付してその説明を省略する。
【0021】図3に示すように、第2実施例は、第1実
施例の突部23に代えて、カバー5の2つの長側壁5b
に、先端に係合部35を有する細板状の突部33を設け
たものである。箱本体3の長側壁3bには、前記係合部
35が着脱自在に係合する棒体状の係止部37が突設さ
れている。突部33はカバー5と一体的に設けられ、係
止部37は箱本体3と一体的に設けられている。
【0022】図4に示すように、係合部35は、先端に
切欠35aを有する円弧溝状に形成され、係合部35の
内径D1 は係止部37の外径D3 よりも僅かに大きく形
成され、切欠35aの幅D2 は係止部37の内径D3 よ
りも僅かに小さく形成されている。これにより、カバー
5を開くと、切欠35aが係止部37に当接し、さらに
カバー5を開移動させようとすると、切欠35aが押し
拡げられて、係合部35に係止部37が係合される。
【0023】かかる構造によれば、図5に示すように、
係止部37を係合部35に係合させることにより、カバ
ー5を開いた状態において、カバー5が強く支持され、
図中矢印方向へのカバー5のねじれ変形が強固に抑制さ
れるので、ヒンジ7がねじられるのをより確実に阻止す
ることができる。従って、ヒンジ7に剪断力が集中して
ヒンジ7が損傷してしまうのをさらに確実に防止するこ
とができる。
【0024】なお、第1実施例及び第2実施例では、箱
本体3に突部23,33を設けたが、これに代えて、カ
バー5に箱本体3に突部を設けても良く、また、箱本体
3とカバー5の双方に突部を設けても良い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、カバーを開いた状態で、カバーに横方向
から荷重が作用し、カバーがねじれ変形を起こそうとし
ても、突部によってカバーのヒンジ側の変形が抑制さ
れ、ヒンジがねじられるのを阻止することができるの
で、カバー開き時におけるヒンジの損傷を防止すること
ができる。
【0026】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、側壁外面に突部が接する
範囲を広く設定して、カバーの開度の大小によらず、カ
バーをヒンジの開閉軸方向から支持して、ヒンジの損傷
を防止することができる。
【0027】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、カバーを開
いた状態において、係止部と係合部との係合によりカバ
ーのヒンジ側の変形が強固に抑制されるので、ヒンジの
損傷をさらに確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかるヒンジの保護構造
を示す斜視図である。
【図2】図1のカバーを開いた状態を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の第2実施例にかかるヒンジの保護構造
を示す斜視図である。
【図4】係止部及び係合部の拡大図である。
【図5】図3のカバーを開いた状態を示す斜視図であ
る。
【図6】従来例を示す斜視図である。
【図7】他の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
3 箱本体 3b 長側壁(側壁) 5 カバー 5b 長側壁(側壁) 7 ヒンジ 23 突部 33 突部 35 係合部 37 係止部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製の箱本体にヒンジを介して一体的
    にカバーを設け、前記箱本体又はカバーの少なくとも一
    方に、前記カバーを開いた状態で、前記箱本体又はカバ
    ーの他方と接して、前記ヒンジの開閉軸方向から前記カ
    バーを支持する突部を設けたことを特徴とするヒンジの
    保護構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のヒンジの保護構造であ
    って、 前記突部は、前記カバーを開いた状態で、前記ヒンジの
    開閉軸と交叉する前記箱本体又はカバーの他方の側壁外
    面に沿うように形成したことを特徴とするヒンジの保護
    構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のヒンジの
    保護構造であって、 前記箱本体又はカバーの他方と突部とに、着脱自在に係
    合する係止部と係合部とを設けたことを特徴とするヒン
    ジの保護構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007020286A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Yazaki Corp フラットケーブル用クランプ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007020286A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Yazaki Corp フラットケーブル用クランプ
US7301101B2 (en) 2005-07-06 2007-11-27 Yazaki Corporation Flat cable clamp

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