JPH08119094A - 倍力装置 - Google Patents

倍力装置

Info

Publication number
JPH08119094A
JPH08119094A JP6282577A JP28257794A JPH08119094A JP H08119094 A JPH08119094 A JP H08119094A JP 6282577 A JP6282577 A JP 6282577A JP 28257794 A JP28257794 A JP 28257794A JP H08119094 A JPH08119094 A JP H08119094A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
valve
plate
valve body
plate plunger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6282577A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Sato
透 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Kiki Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Kiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jidosha Kiki Co Ltd filed Critical Jidosha Kiki Co Ltd
Priority to JP6282577A priority Critical patent/JPH08119094A/ja
Publication of JPH08119094A publication Critical patent/JPH08119094A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Systems And Boosters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 弁プランジャ7とリアクションディスク11
との間に、ジャンピング値を調整するためのプレートプ
ランジャ8を介在させている。上記プレートプランジャ
8の弁プランジャ7側端面に有底の嵌合孔8aを形成し
てあり、該嵌合孔8a内に弁プランジャ7のフロント側
端部7cを密嵌合させている。 【効果】 上記プレートプランジャ8のバルブボデイ2
に対する摺動部を弁プランジャ7のバルブボデイ2に対
する摺動部として兼用しているので、それらを単純に一
直線上に配置した従来装置に比較して、プレートプラン
ジャ8と弁プランジャ7との軸方向寸法を短縮すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のブレーキ等に用
いられる倍力装置に関し、より詳しくは、ブレーキシリ
ンダからの反力を入力軸に伝達するプレートプランジャ
と弁プランジャとの連結構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般に、倍力装置は、シェル内に摺
動自在に設けたバルブボデイと、このバルブボデイに摺
動自在に嵌合して入力軸に連動させた弁プランジャと、
上記バルブボデイに摺動自在に嵌合して弁プランジャに
連動させたプレートプランジャと、基部を上記バルブボ
デイに摺動可能に取付けた出力軸と、この出力軸の基部
とプレートプランジャとの間に介在させたリアクション
ディスクとを備えている。かかる構成の倍力装置におい
ては、その非作動時には上記リアクションディスクとプ
レートプランジャの間に僅かな間隙が維持されており、
この状態から倍力装置が作動されると、上記出力軸に加
わるブレーキ反力によってリアクションディスクがリヤ
側に膨出変形し、該上記リアクションディスクがプレー
トプランジャに接触すると、その瞬間からブレーキ反力
が弁プランジャを介して入力軸に伝達されるようにな
る。そして、上記リアクションディスクがプレートプラ
ンジャに接触するまで入力の増加なしに出力が上昇する
が、この出力の上昇を一般にジャンピングと称してお
り、またその上昇量すなわちジャンピング値は上記非作
動時のリアクションディスクとプレートプランジャの間
の間隙量によって調整されている。換言すれば、上記リ
アクションディスクと弁プランジャとの間に介在される
プレートプランジャは上記間隙量を調整するために設け
らたもので、該プレートプランジャの端面を削ってその
軸方向長さを調整することにより、必要な間隙量を得て
いる。また従来、プレートプランジャの弁プランジャと
の当接面に、該弁プランジャのフロント側端部の一端を
収容する嵌合孔を形成するとともに、該嵌合孔内に上記
弁プランジャのフロント側端部を遊嵌合したものも知ら
れている(特公昭58−51505号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記プレー
トプランジャと弁プランジャとはそれぞれバルブボデイ
によって摺動自在に支持される必要があり、その際、そ
れぞれの摺動を滑らかに行なうために、それぞれの摺動
部の摺動方向における長さはそれぞれの直径に対して所
定の割合の長さ以上が必要である。しかるに従来の一般
的な倍力装置は、上記プレートプランジャと弁プランジ
ャとを一直線上に配置していたので、それらの軸方向の
寸法を小さくすることに一定の限界があった。他方、上
記公報のプレートプランジャと弁プランジャにおいて
は、プレートプランジャの嵌合孔に弁プランジャのフロ
ント側端部を収容しているが、その嵌合が遊嵌合となっ
て該遊嵌合部分を弁プランジャの摺動を支持する部分と
しては使用することができないので、やはり上記従来一
般の倍力装置と同様に、プレートプランジャと弁プラン
ジャとの軸方向の寸法を小さくすることに一定の限界が
あった。本発明はそのような事情に鑑み、プレートプラ
ンジャと弁プランジャとの軸方向寸法を短縮することが
できる倍力装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、上述
した従来一般の倍力装置において、上記プレートプラン
ジャの弁プランジャ側端面に有底の嵌合孔を形成すると
ともに、該嵌合孔に上記弁プランジャのフロント側端部
を密嵌合して該プレートプランジャと弁プランジャとを
連動させたものである。
【0005】
【作用】上記構成によれば、弁プランジャのフロント側
端部がプレートプランジャに密嵌合され、かつプレート
プランジャがバルブボデイに摺動自在に嵌合されている
ので、プレートプランジャの摺動部の長さを弁プランジ
ャの摺動部の長さとして兼用することができる。このよ
うに、プレートプランジャの摺動部の長さを弁プランジ
ャの摺動部の長さとして兼用しているので、その分、プ
レートプランジャと弁プランジャの軸方向寸法を短くす
ることが可能となり、したがって倍力装置の軸方向寸法
の短縮化を図ることができる。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1はシングルタイプのブレーキ倍力装置の内部の
構成を示したものであり、シェル1内には概略円筒状の
バルブボデイ2を摺動自在に設けている。上記バルブボ
デイ2内に、真空弁3と大気弁4から構成される従来周
知の弁機構5を設けてあり、この弁機構5は入力軸6に
連動して作動されるようになっている。上記弁機構5の
一部を構成する弁プランジャ7は、バルブボデイ2の軸
方向に穿設した段付の嵌通孔2A内に摺動自在に嵌合さ
れるとともに、上記入力軸6のフロント側先端部に連結
されている。そして上記弁プランジャ7のリヤ側端部に
は大気弁4を構成する弁座7aを形成してある。上記弁
プランジャ7の軸方向中央部分7bは円柱状に形成して
あり、この中央部分7bを上記バルブボデイ2の嵌通孔
2Aにおける大径孔2aに摺動自在に嵌合させている。
他方、上記弁プランジャ7のフロント側端部7cは小径
の円柱状に形成してあり、このフロント側端部7cをプ
レートプランジャ8の嵌合孔8aに密嵌合して両者を一
体的に連結している。なお、密嵌合とは弁プランジャ7
とプレートプランジャ8とが径方向にガタ付かない程度
の嵌合の意味であり、弁プランジャ7のフロント側端部
7cがプレートプランジャ8の嵌合孔8a内に圧入され
ている必要はない。また上記プレートプランジャ8は、
上記バルブボデイ2における小径孔2bに摺動自在に嵌
合されている。上記プレートプランジャ8のフロント側
端面8bは、フロント側に向けて僅かに球状に膨出させ
てあり、該フロント側端面8bを隣接位置のリアクショ
ンディスク11に対向させ、他方、リヤ側端面に上記嵌
合孔8aを形成している。さらに、図示しないマスター
シリンダに連動する出力軸12の基部は上記バルブボデ
イ2に摺動可能に取付けてあり、この出力軸12の基部
に形成した凹部12a内に上記リアクションディスク1
1を収容している。このリアクションディスク11はそ
のフロント側端面が上記凹部12aの底面に対向し、ま
たリヤ側端面が上記プレートプランジャ8のフロント側
端面8bとバルブボデイ2に設けた環状突起2Bの端面
とに対向している。そして倍力装置の非作動状態では、
リアクションディスク11と上記プレートプランジャ8
のフロント側端面8bとの間に僅かな間隙が形成されて
いる。上記構成において、倍力装置の作動時には、出力
軸12に加わるマスターシリンダからのブレーキ反力に
よりリアクションディスク11が凹部12aの底面とバ
ルブボデイ2の環状の端面2Bとによって圧縮され、該
リアクションディスク11の中心部分がリヤ側に膨出変
形してプレートプランジャ8のフロント側端面8bに当
接するようになる。これにより出力軸12に作用するブ
レーキ反力が上記リアクションディスク11からプレー
トプランジャ8および弁プランジャ7を介して入力軸6
に伝達されるようになる。そして上記弁プランジャ7の
フロント側端部7cは、バルブボデイ2によって摺動自
在に支持されているプレートプランジャ8の嵌合孔8a
内に密嵌合されているので、該弁プランジャ7のフロン
ト側端部はプレートプランジャ8を介してバルブボデイ
2に摺動自在に支持されることになる。したがって、プ
レートプランジャ8のバルブボデイ2に対する摺動部を
弁プランジャ7のバルブボデイ2に対する摺動部として
兼用しているので、プレートプランジャ8と弁プランジ
ャ7との軸方向寸法を従来に比較して短縮することがで
きる。
【0007】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、弁プ
ランジャのフロント側端部をプレートプランジャの嵌合
孔内に密嵌合させているので、プレートプランジャと弁
プランジャとの軸方向寸法を従来に比較して短縮するこ
とができ、したがって倍力装置の軸方向寸法を短縮する
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【符合の説明】
2…バルブボデイ 2A…嵌通孔 5…弁機構 6…入力軸 7…弁プランジャ 7b…軸方向中央部分 7c…フロント側端部 8…プレートプラン
ジャ 8a…嵌合孔 11…リアクションデ
ィスク 12…出力軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェル内に摺動自在に設けたバルブボデ
    イと、このバルブボデイに摺動自在に嵌合して入力軸に
    連動させた弁プランジャと、上記バルブボデイに摺動自
    在に嵌合して弁プランジャに連動させたプレートプラン
    ジャと、基部を上記バルブボデイに摺動可能に取付けた
    出力軸と、この出力軸の基部とプレートプランジャとの
    間に介在させたリアクションディスクとを備えた倍力装
    置において、 上記プレートプランジャの弁プランジャ側端面に有底の
    嵌合孔を形成するとともに、該嵌合孔に上記弁プランジ
    ャのフロント側端部を密嵌合して該プレートプランジャ
    と弁プランジャとを連動させたことを特徴とする倍力装
    置。
JP6282577A 1994-10-21 1994-10-21 倍力装置 Pending JPH08119094A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6282577A JPH08119094A (ja) 1994-10-21 1994-10-21 倍力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6282577A JPH08119094A (ja) 1994-10-21 1994-10-21 倍力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08119094A true JPH08119094A (ja) 1996-05-14

Family

ID=17654310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6282577A Pending JPH08119094A (ja) 1994-10-21 1994-10-21 倍力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08119094A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001206216A (ja) * 2001-02-07 2001-07-31 Nissin Kogyo Co Ltd 負圧ブースタ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001206216A (ja) * 2001-02-07 2001-07-31 Nissin Kogyo Co Ltd 負圧ブースタ
JP4502527B2 (ja) * 2001-02-07 2010-07-14 日信工業株式会社 負圧ブースタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06127368A (ja) 空気圧ブレーキブースタ及びそのジャンプの調整方法
JP2003089353A (ja) 倍力装置
JPS63119170U (ja)
JPH08119094A (ja) 倍力装置
JPH04215558A (ja) ブレーキ倍力装置
JP3743967B2 (ja) 気圧式倍力装置
JPH09286322A (ja) 倍力装置
JP2904234B2 (ja) 倍力装置
JP2768189B2 (ja) ブレーキ倍力装置
JP3911652B2 (ja) タンデム型気圧式倍力装置
JP2853897B2 (ja) ブレーキ倍力装置
JP2001080494A (ja) 倍力装置
JPH0357568Y2 (ja)
JPH10100887A (ja) 気圧式倍力装置
JP3811868B2 (ja) 気圧式倍力装置
JPH07205797A (ja) 倍力装置のジャンピング値調整装置
KR200400886Y1 (ko) 자동차용 브레이크 부스터
JP3700068B2 (ja) 倍力装置
JPH10203345A (ja) 気圧式倍力装置
JPH10119758A (ja) ブレーキ反力伝達装置
JPH10230841A (ja) 気圧式倍力装置および反力制御方法
JP2600253Y2 (ja) 倍力装置のコイルスプリング
JPH0141539B2 (ja)
JPH1016757A (ja) 倍力装置
JPH0540074U (ja) 倍力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040120

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041019