JPH07205797A - 倍力装置のジャンピング値調整装置 - Google Patents

倍力装置のジャンピング値調整装置

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JPH07205797A
JPH07205797A JP6022171A JP2217194A JPH07205797A JP H07205797 A JPH07205797 A JP H07205797A JP 6022171 A JP6022171 A JP 6022171A JP 2217194 A JP2217194 A JP 2217194A JP H07205797 A JPH07205797 A JP H07205797A
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JP
Japan
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plunger
plate
plunger member
booster
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP6022171A
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English (en)
Inventor
Hidefumi Inoue
英文 井上
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Jidosha Kiki Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Kiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 第1プランジャ部材9と第2プランジャ部材
10とによってプレートプランジャ8を構成してある。
第1プランジャ部材9におけるリヤ側端面9bに嵌合孔
9cが形成してあり、該嵌合孔内に第2プランジャ部材
10を圧入固定することにより、第1プランジャ部材9
と第2プランジャ部材10との合計軸方向寸法を、所定
のジャンピング値が得られる所要長さに設定してある。 【効果】 第2プランジャ部材10の圧入量を調整する
だけで第1プランジャ部材9と第2プランジャ部材10
との合計軸方向寸法を必要な長さ、すなわち所定のジャ
ンピング値が得られる長さに設定することができるの
で、倍力装置の生産性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブレーキ倍力装置等の倍
力装置に関し、より詳しくは倍力装置のジャンピング値
調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般に、倍力装置は、シェル内に摺
動自在に設けたバルブボデイと、このバルブボデイに摺
動自在に嵌合して入力軸に連動させた弁プランジャと、
上記バルブボデイに摺動自在に嵌合して弁プランジャに
当接させたプレートプランジャと、基部を上記バルブボ
デイに摺動自在に取り付けて上記プレートプランジャに
対向させた出力軸と、この出力軸の基部とプレートプラ
ンジャとの間に介在させたリアクションディスクとを備
えている。この種の倍力装置においては、非作動時には
上記リアクションディスクとプレートプランジャとの間
に間隙が設けられており、倍力装置が作動されると前記
間隙は小さくなるが、倍力開始時点ではまだ僅かな間隙
が維持されている。そして作動開始と同時に変圧室に大
気が導入されて出力が上昇し、上記リアクションディス
クが次第にリヤ側に膨出変形して弁プランジャに接触す
るまで反力が入力軸に伝達されることなく出力が上昇す
る。このように倍力装置の作動開始時に反力が入力軸に
伝達されるまで、入力荷重の増加なしに上昇する出力の
値を一般にジャンピングと称されている。ところで、同
一寸法となるように製造した倍力装置であっても、各倍
力装置によって僅かずつ寸法誤差が生じるので、各倍力
装置のジャンピング値を一定にするために、各倍力装置
ごとに上記リアクションディスクとプレートプランジャ
との間の間隙量の調整が必要になる。このため従来、上
記リアクションディスクと弁プランジャとの間に予め軸
方向寸法を基準長さとした検査用プレートプランジャを
介在させ、この検査用プレートプランジャを組み込んだ
状態でジャンピング値を計測し、該計測値と予め定めた
目標値との差からプレートプランジャの適正な軸方向寸
法を算出している。そして第1の方法としては、予め軸
方向寸法を長く設定した組込み用プレートプランジャの
リヤ側端部を切削して該組込み用プレートプランジャを
上記適正な軸方向寸法とし、この後、該組込み用プレー
トプランジャを上記検査用プレートプランジャの代わり
に倍力装置に組込むようにしていた。また第2の方法と
しては、予め軸方向寸法を種々に異ならせた多数の組込
み用プレートプランジャを準備しておき、上記適正な軸
方向寸法に最も近い寸法を有する組込み用プレートプラ
ンジャを選択して、該組込み用プレートプランジャを上
記検査用プレートプランジャの代わりに倍力装置に組込
むようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の方法においては、プレートプランジャのリヤ側端部
を切削する作業が煩雑で生産性が悪く、また切削時にバ
リが発生する虞があった。他方、第2の方法において
は、予め軸方向寸法を異ならせた組込み用プレートプラ
ンジャを多数種用意しなければならず、その管理が煩雑
となっていた。本発明はそのような事情に鑑み、プレー
トプランジャを切削する必要がなく、しかも多数種のプ
レートプランジャを用意することなしに、容易に所要の
軸方向寸法のプレートプランジャを得ることができる倍
力装置のジャンピング値調整装置を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、上述
した倍力装置において、上記プレートプランジャを第1
プランジャ部材と第2プランジャ部材とから構成すると
ともに、上記第1プランジャ部材に嵌合孔を形成し、か
つ第2プランジャ部材の少なくとも一部を上記嵌合孔内
に圧入固定して上記第1プランジャ部材と第2プランジ
ャ部材との合計軸方向寸法を所要長さに設定したもので
ある。
【0005】
【作用】上記構成によれば、例えば上述した検査によっ
てプレートプランジャの適正な軸方向寸法が算出されれ
ば、上記第1プランジャ部材と第2プランジャ部材との
合計軸方向寸法がその適正な軸方向寸法となるように、
第2プランジャ部材の少なくとも一部を上記第1プラン
ジャ部材の嵌合孔内に圧入固定すればよい。したがっ
て、従来のプレートプランジャのリヤ側端部を切削する
場合に比較して容易に適正な軸方向寸法のプレートプラ
ンジャを得ることができ、また軸方向寸法を異ならせた
多数種のプレートプランジャを用意する必要もない。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1はタンデムブレーキ倍力装置の内部を示したも
のであり、シェル1内には略円筒状のバルブボデイ2を
摺動自在に設けている。上記バルブボデイ2内には、真
空弁3と大気弁4から構成される従来周知の弁機構5を
設けてあり、この弁機構5は入力軸6に連動して作動さ
れるようになっている。上記弁機構5の一部を構成する
弁プランジャ7は、バルブボデイ2の軸方向に穿設した
段付の嵌通孔2Aに摺動自在に嵌合されるとともに、上
記入力軸6のフロント側先端部に連結されている。上記
弁プランジャ7のリヤ側端部に大気弁4を構成する弁座
7aを形成してある。上記弁プランジャ7の先端部7b
は円柱状に形成してあり、この先端部7bを上記嵌通孔
2Aにおける小径孔2aに摺動自在に貫通させて、フロ
ント側端面7cを大径孔2b内に位置させている。大径
孔2b内にはプレートプランジャ8を摺動自在に嵌合さ
せてあり、このプレートプランジャ8のリヤ側端面に弁
プランジャ7のフロント側端面7cを当接させている。
上記プレートプランジャ8は、軸方向フロント側に位置
する円柱状部材からなる第1プランジャ部材9と、この
第1プランジャ部材9のリヤ側に一体に連結された鋼球
からなる第2プランジャ部材10とから構成している。
上記第1プランジャ部材9のフロント側端面9aは、フ
ロント側に向けて膨出させて円錐台に形成してあり、該
フロント側端面9aを隣接位置のリアクションディスク
11に対向させている。またこの第1プランジャ部材9
のリヤ側端面9bには、その中心に軸方向に伸びる有底
の嵌合孔9cを穿設してあり、該嵌合孔9c内に鋼球か
らなる上述の第2プランジャ部材10を圧入固定して、
これら第1プランジャ部材9と第2プランジャ部材10
とを一体に連結している。そして上記第2プランジャ部
材10のリヤ側は、上述したように上記弁プランジャ7
のフロント側端面7cに当接させている。次に、上記プ
レートプランジャ8と対向するリアクションディスク1
1は、出力軸12の基部に形成した凹部12aに収容し
てあり、かつ上記凹部12aの底面とバルブボデイ2に
設けた環状突起2Bの端面との間に介在されている。そ
して倍力装置の非作動状態では、リアクションディスク
12と上記第1プランジャ部材9のフロント側端面9a
との間に僅かな間隙が形成されている。これに対して倍
力装置の作動時には、出力軸12に加わる反力によりリ
アクションディスク11が基部凹部12aの底面とバル
ブボデイ2の環状突起2Bの端面とによって圧縮され、
それによりリアクションディスク12の中心部分がリヤ
側に膨出変形して、上記第1プランジャ部材9のフロン
ト側端面9aに当接するようになる。これにより出力軸
12に作用する反力が上記リアクションディスク11か
ら第1プランジャ部材9、第2プランジャ部材10およ
び弁プランジャ7を介して入力軸6に伝達されるように
なる。次に、上述のように構成した本実施例のプレート
プランジャ8を倍力装置に組み込む際の作業について説
明すると、先ず、上記第1プランジャ部材9と第2プラ
ンジャ部材10からなるプレートプランジャの代わり
に、予め軸方向寸法を基準長さとした図示しない検査用
プレートプランジャを組込んで、倍力装置を仮に完成さ
せる。そしてこの状態で実際に倍力装置を作動させ、該
倍力装置におけるジャンピング値を計測し、この計測値
と予め定めたジャンピング値の目標値との差からプレー
トプランジャの適正な軸方向寸法を算出する。このよう
にして当該倍力装置におけるプレートプランジャの適正
な軸方向寸法を算出したら、当該倍力装置に組み込まれ
るべき第1プランジャ部材9と第2プランジャ部材10
との合計軸方向寸法が上記適正な軸方向寸法となるよう
に、該第1プランジャ部材9の嵌合孔9c内に第2プラ
ンジャ部材10を圧入固定する。そしてこの後、上記倍
力装置から図示しない検査用プレートプランジャを取出
して適正な軸方向寸法のプレートプランジャ8を倍力装
置に組込むことにより、当該倍力装置を完成させればよ
い。したがって以上の構成によれば、長めに設定したプ
レートプランジャを用意し、そのリヤ側の端部を切削す
るようにしていた従来に比較して、容易に所要の軸方向
寸法のプレートプランジャ8を得ることができるので、
倍力装置の生産性を向上させることができ、また切削に
よるバリが発生する余地がない。また、予め軸方向寸法
を異ならせた組込み用プレートプランジャを多数種用意
するようにした従来に比較して、そのような多数種のプ
レートプランジャを用意する必要がないので、プレート
プランジャの管理が容易となる。なお、鋼球から構成し
てある第2プランジャ部材10を円柱状部材から構成
し、そのフロント側端面に第1プランジャ部材9の嵌合
孔9c内に圧入される突起を形成してもよい。この場合
には、上記第2プランジャ部材10側に嵌合孔を形成
し、第1プランジャ部材9側に突起を形成してもよい。
【0007】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来に比
較して容易に所要の軸方向寸法のプレートプランジャを
得ることができるので、倍力装置の生産性を向上させる
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【符合の説明】
1…シェル 2…バルブボデイ 7…弁
プランジャ 9…第1プランジャ部材 9c…嵌合孔 10…
第2プランジャ部材 11…リアクションディスク 12…
出力軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェル内に摺動自在に設けたバルブボデ
    イと、このバルブボデイに摺動自在に嵌合して入力軸に
    連動させた弁プランジャと、上記バルブボデイに摺動自
    在に嵌合して弁プランジャに当接させたプレートプラン
    ジャと、基部を上記バルブボデイに摺動自在に取り付け
    て上記プレートプランジャに対向させた出力軸と、この
    出力軸の基部とプレートプランジャとの間に介在させた
    リアクションディスクとを備えた倍力装置において、 上記プレートプランジャを第1プランジャ部材と第2プ
    ランジャ部材とから構成するとともに、上記第1プラン
    ジャ部材に嵌合孔を形成し、かつ第2プランジャ部材の
    少なくとも一部を上記嵌合孔内に圧入固定して上記第1
    プランジャ部材と第2プランジャ部材との合計軸方向寸
    法を所要長さに設定したことを特徴とする倍力装置のジ
    ャンピング値調整装置。
  2. 【請求項2】 上記第1プランジャ部材をリアクション
    ディスク側に配置した円柱状部材とし、上記第2プラン
    ジャ部材を、上記円柱状部材の弁プランジャ側に形成し
    た有底の嵌合穴に圧入固定した鋼球としたことを特徴と
    する請求項1に記載の倍力装置のジャンピング値調整装
    置。
JP6022171A 1994-01-21 1994-01-21 倍力装置のジャンピング値調整装置 Pending JPH07205797A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3272600A3 (en) * 2016-07-19 2018-05-23 Robert Bosch GmbH Method of manufacturing brake boosters

Cited By (4)

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EP3272600A3 (en) * 2016-07-19 2018-05-23 Robert Bosch GmbH Method of manufacturing brake boosters
EP3492327A1 (en) * 2016-07-19 2019-06-05 Robert Bosch Gmbh Method of manufacturing brake boosters
US10464540B2 (en) 2016-07-19 2019-11-05 Robert Bosch Gmbh Method of manufacturing brake boosters
US11167739B2 (en) 2016-07-19 2021-11-09 Robert Bosch Gmbh Method of manufacturing brake boosters

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