JPH08117882A - プレス金型の除塵装置 - Google Patents
プレス金型の除塵装置Info
- Publication number
- JPH08117882A JPH08117882A JP6264075A JP26407594A JPH08117882A JP H08117882 A JPH08117882 A JP H08117882A JP 6264075 A JP6264075 A JP 6264075A JP 26407594 A JP26407594 A JP 26407594A JP H08117882 A JPH08117882 A JP H08117882A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scrap cutter
- upper die
- die
- dead center
- panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トリミング中に発生する切粉等の不要物を簡
便な構成で確実に除去することが出来るプレス金型の除
塵装置を提供する。 【構成】 トリミング金型３，６であって、下型スクラ
ップカッタ１３の刃先近傍で、上型スクラップカッタ１
１の下死点位置に対向する部位に、所定の隙間を介して
磁石１４を設けた。
便な構成で確実に除去することが出来るプレス金型の除
塵装置を提供する。 【構成】 トリミング金型３，６であって、下型スクラ
ップカッタ１３の刃先近傍で、上型スクラップカッタ１
１の下死点位置に対向する部位に、所定の隙間を介して
磁石１４を設けた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス加工時に発生す
る不要物（特に、切粉）を除去するプレス金型の除塵装
置に関する。
る不要物（特に、切粉）を除去するプレス金型の除塵装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】プレス加工のトリミング工程では、切粉
が発生して金型（上型、下型）や成形品（パネル）に付
着し、パネルに押し傷を生じさせる場合がある。そこ
で、金型やパネルに不要物が付着した場合には、不要物
を除去するためプレス機械等を停止させていた。また、
押し傷がパネルに発生した場合には、手作業にてパネル
を修正していた。
が発生して金型（上型、下型）や成形品（パネル）に付
着し、パネルに押し傷を生じさせる場合がある。そこ
で、金型やパネルに不要物が付着した場合には、不要物
を除去するためプレス機械等を停止させていた。また、
押し傷がパネルに発生した場合には、手作業にてパネル
を修正していた。
【０００３】また、特願昭５９−１９１５９８号公報に
記載されているように、プレス機械の作動中に型内に設
けた吸引口から負圧ポンプでプレス型の加工面に付着し
た異物を吸取るようにしたものが知られている。更に、
特願平５−２７７５９５号公報に記載されているよう
に、プレス成形後のパネル表面に付着している異物をパ
ネル表面にエアを噴出させて除去するようにしたものが
知られている。
記載されているように、プレス機械の作動中に型内に設
けた吸引口から負圧ポンプでプレス型の加工面に付着し
た異物を吸取るようにしたものが知られている。更に、
特願平５−２７７５９５号公報に記載されているよう
に、プレス成形後のパネル表面に付着している異物をパ
ネル表面にエアを噴出させて除去するようにしたものが
知られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術のように、
不要物を除去するためプレス機械等を停止させると、ラ
インの稼働率が低下するし、発生した押し傷を手作業に
て修正すると、多くの工数が掛かってしまうという問題
点を有していた。
不要物を除去するためプレス機械等を停止させると、ラ
インの稼働率が低下するし、発生した押し傷を手作業に
て修正すると、多くの工数が掛かってしまうという問題
点を有していた。
【０００５】また、プレス機械の作動中に型内に設けた
吸引口から負圧ポンプでプレス型の加工面に付着した異
物を吸取るには、設備が大掛かりになるという問題点を
有していた。更に、プレス成形後のパネル表面に付着し
ている異物をパネル表面にエアを噴出させて除去するの
は、異物を飛び散らすので根本的な解決にならないとい
う問題点を有していた。
吸引口から負圧ポンプでプレス型の加工面に付着した異
物を吸取るには、設備が大掛かりになるという問題点を
有していた。更に、プレス成形後のパネル表面に付着し
ている異物をパネル表面にエアを噴出させて除去するの
は、異物を飛び散らすので根本的な解決にならないとい
う問題点を有していた。
【０００６】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、トリミング中に発生する切粉等の不要物を簡便
な構成で確実に除去することが出来るプレス金型の除塵
装置を提供しようとするものである。
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、トリミング中に発生する切粉等の不要物を簡便
な構成で確実に除去することが出来るプレス金型の除塵
装置を提供しようとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、トリミング金型であって、下型スクラップカッ
タの刃先近傍で、上型スクラップカッタの下死点位置に
対向する部位に、所定の隙間を介して磁石を設けたもの
である。
発明は、トリミング金型であって、下型スクラップカッ
タの刃先近傍で、上型スクラップカッタの下死点位置に
対向する部位に、所定の隙間を介して磁石を設けたもの
である。
【０００８】
【作用】成形品のトリミングに際し発生する切粉等の不
要物が、上型スクラップカッタや下型スクラップカッタ
に付着せず磁石に吸着される。また、上型スクラップカ
ッタや下型スクラップカッタに切粉等の不要物が付着し
ても磁石の磁力によって切粉等の不要物が磁石に吸着さ
れ、上型スクラップカッタや下型スクラップカッタから
除去される。
要物が、上型スクラップカッタや下型スクラップカッタ
に付着せず磁石に吸着される。また、上型スクラップカ
ッタや下型スクラップカッタに切粉等の不要物が付着し
ても磁石の磁力によって切粉等の不要物が磁石に吸着さ
れ、上型スクラップカッタや下型スクラップカッタから
除去される。
【０００９】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図１は本発明に係るプレス金型の除
塵装置の断面図、図２は上型スクラップカッタの下死点
位置を示す断面拡大図である。
説明する。ここで、図１は本発明に係るプレス金型の除
塵装置の断面図、図２は上型スクラップカッタの下死点
位置を示す断面拡大図である。
【００１０】図１に示すように、プレス金型（トリミン
グ金型）は、ダイホルダ１に支持ブロック２を介して固
定した下型３と、ダイホルダ４に支持ブロック５を介し
て固定した上型６を備えている。上型６は、支持ブロッ
ク５に支持板７を介して固定されている。
グ金型）は、ダイホルダ１に支持ブロック２を介して固
定した下型３と、ダイホルダ４に支持ブロック５を介し
て固定した上型６を備えている。上型６は、支持ブロッ
ク５に支持板７を介して固定されている。
【００１１】下型３と上型６の位置合せは、支持ブロッ
ク２の四隅に形成したガイドポスト８にガイドピン９を
立設し、ガイドピン９を支持ブロック５の四隅に形成し
たガイド孔１０に嵌合することにより行っている。
ク２の四隅に形成したガイドポスト８にガイドピン９を
立設し、ガイドピン９を支持ブロック５の四隅に形成し
たガイド孔１０に嵌合することにより行っている。
【００１２】また、支持ブロック５には、上型スクラッ
プカッタ１１を備えたダイ１２が固定されている。な
お、Ｗはワーク（パネル）である。
プカッタ１１を備えたダイ１２が固定されている。な
お、Ｗはワーク（パネル）である。
【００１３】図２に示すように、下型３に設けた下型ス
クラップカッタ１３の刃先近傍の逃がし部で、上型６に
設けた上型スクラップカッタ１１の下死点位置に対向す
る部位に所定の隙間Ｓを介してゴム製の永久磁石１４が
配設されている。Ｗａは上型スクラップカッタ１１と下
型スクラップカッタ１３によってパネルＷから切断され
たスクラップである。
クラップカッタ１３の刃先近傍の逃がし部で、上型６に
設けた上型スクラップカッタ１１の下死点位置に対向す
る部位に所定の隙間Ｓを介してゴム製の永久磁石１４が
配設されている。Ｗａは上型スクラップカッタ１１と下
型スクラップカッタ１３によってパネルＷから切断され
たスクラップである。
【００１４】従って、上型スクラップカッタ１１の下死
点位置に対向する下型３の部位にゴム製の永久磁石１４
を配設することによって、プレス金型の除塵装置が構成
される。
点位置に対向する下型３の部位にゴム製の永久磁石１４
を配設することによって、プレス金型の除塵装置が構成
される。
【００１５】以上のように構成したプレス金型の除塵装
置の作用について説明する。前工程でプレス成形された
パネルＷが搬送装置（不図示）により、上型６が上死点
の状態にある下型３にセットされる。
置の作用について説明する。前工程でプレス成形された
パネルＷが搬送装置（不図示）により、上型６が上死点
の状態にある下型３にセットされる。
【００１６】次いで、上型６が下降し、パネルＷを下型
３と共に押さえ、更に上型スクラップカッタ１１が下降
し、下型スクラップカッタ１３と共にパネルＷからスク
ラップＷａを切断する。
３と共に押さえ、更に上型スクラップカッタ１１が下降
し、下型スクラップカッタ１３と共にパネルＷからスク
ラップＷａを切断する。
【００１７】パネルＷからスクラップＷａを切断するに
際して生じる切粉等の不要物Ｄは、下型スクラップカッ
タ１３の刃先近傍で、上型スクラップカッタ１１の下死
点位置に対向する部位に配設された永久磁石１４に吸着
され、上型スクラップカッタ１１や下型スクラップカッ
タ１３などに付着することがない。
際して生じる切粉等の不要物Ｄは、下型スクラップカッ
タ１３の刃先近傍で、上型スクラップカッタ１１の下死
点位置に対向する部位に配設された永久磁石１４に吸着
され、上型スクラップカッタ１１や下型スクラップカッ
タ１３などに付着することがない。
【００１８】従って、上型スクラップカッタ１１は切粉
等の不要物Ｄを除去して清掃された状態で上死点に戻
り、次回のトリミング動作に備えることが出来る。な
お、永久磁石１４に吸着された切粉等の不要物Ｄは、ウ
エス等にて簡単に除去出来る。
等の不要物Ｄを除去して清掃された状態で上死点に戻
り、次回のトリミング動作に備えることが出来る。な
お、永久磁石１４に吸着された切粉等の不要物Ｄは、ウ
エス等にて簡単に除去出来る。
【００１９】また、永久磁石１４の代りに電磁石を配設
することも出来る。電磁石にすれば、下死点を検出し下
死点時にのみ通電して切粉等の不要物を吸着することが
出来るので、上死点などの下死点以外の時には通電せ
ず、型３，６及びパネルＷの磁化を防止出来、パネルＷ
の塗装のり不良を防止出来る。
することも出来る。電磁石にすれば、下死点を検出し下
死点時にのみ通電して切粉等の不要物を吸着することが
出来るので、上死点などの下死点以外の時には通電せ
ず、型３，６及びパネルＷの磁化を防止出来、パネルＷ
の塗装のり不良を防止出来る。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
易な構成で成形品のトリミングに際し発生する切粉等の
不要物を確実に除去することが出来、成形品に押し傷を
付けるのを防止すると共に、ライン停止を防止してライ
ン稼働率の向上が図れる。
易な構成で成形品のトリミングに際し発生する切粉等の
不要物を確実に除去することが出来、成形品に押し傷を
付けるのを防止すると共に、ライン停止を防止してライ
ン稼働率の向上が図れる。
【図１】本発明に係るプレス金型の除塵装置の断面図
【図２】上型スクラップカッタの下死点位置を示す断面
拡大図
拡大図
３…下型、６…上型、１１…上型スクラップカッタ、１
３…下型スクラップカッタ、１４…磁石、Ｓ…隙間、Ｗ
…ワーク（パネル）、Ｗａ…スクラップ。
３…下型スクラップカッタ、１４…磁石、Ｓ…隙間、Ｗ
…ワーク（パネル）、Ｗａ…スクラップ。
Claims (1)
- 【請求項１】 トリミングム金型であって、下型スクラ
ップカッタの刃先近傍で、上型スクラップカッタの下死
点位置に対向する部位に、所定の隙間を介して磁石を設
けたことを特徴とするプレス金型の除塵装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6264075A JPH08117882A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | プレス金型の除塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6264075A JPH08117882A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | プレス金型の除塵装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08117882A true JPH08117882A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17398176
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6264075A Withdrawn JPH08117882A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | プレス金型の除塵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08117882A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100440149B1 (ko) * | 2002-05-09 | 2004-07-12 | 현대자동차주식회사 | 트리밍용 프레스 장치 |
| WO2011002039A1 (ja) * | 2009-07-02 | 2011-01-06 | 本田技研工業株式会社 | プレス機 |
| CN107282739A (zh) * | 2017-06-14 | 2017-10-24 | 无锡贺邦汽车配件有限公司 | 一种用于车门外壳的冲压装置 |
| KR102126397B1 (ko) * | 2019-11-18 | 2020-06-24 | 인원희 | 볼 베어링용 리테이너의 버어 제거 장치 |
| CN111438249A (zh) * | 2020-04-09 | 2020-07-24 | 黄斌 | 一种五金压模设备 |
-
1994
- 1994-10-27 JP JP6264075A patent/JPH08117882A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100440149B1 (ko) * | 2002-05-09 | 2004-07-12 | 현대자동차주식회사 | 트리밍용 프레스 장치 |
| WO2011002039A1 (ja) * | 2009-07-02 | 2011-01-06 | 本田技研工業株式会社 | プレス機 |
| CN107282739A (zh) * | 2017-06-14 | 2017-10-24 | 无锡贺邦汽车配件有限公司 | 一种用于车门外壳的冲压装置 |
| KR102126397B1 (ko) * | 2019-11-18 | 2020-06-24 | 인원희 | 볼 베어링용 리테이너의 버어 제거 장치 |
| CN111438249A (zh) * | 2020-04-09 | 2020-07-24 | 黄斌 | 一种五金压模设备 |
| CN111438249B (zh) * | 2020-04-09 | 2021-08-06 | 肇庆市乐福来五金制品有限公司 | 一种五金压模设备 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |