JPH11244959A - タレットパンチプレス - Google Patents
タレットパンチプレスInfo
- Publication number
- JPH11244959A JPH11244959A JP4792998A JP4792998A JPH11244959A JP H11244959 A JPH11244959 A JP H11244959A JP 4792998 A JP4792998 A JP 4792998A JP 4792998 A JP4792998 A JP 4792998A JP H11244959 A JPH11244959 A JP H11244959A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- turret
- punch
- die
- vinyl
- upper turret
- Prior art date
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- Pending
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- Details Of Cutting Devices (AREA)
- Punching Or Piercing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 パンチガイドの下面に付着したビニール片の
取り外し作業を容易に行うと共に、ビニール片によって
シート材に圧痕が生じることを回避して、製品の品質維
持を図る。 【解決手段】 下部タレット17の回転中心を上部タレ
ット11の回転中心に対して偏心して構成し、下部タレ
ット17の上面に凹部35を設け、この凹部35に多数
のブラシBを備えたブラシテーブル37をエアシリンダ
39の作動により昇降可能に設け、このブラシテーブル
37を上昇させると上部タレット11の下面、パンチ金
型9におけるパンチガイド9aの下面に接触するように
構成してなることを特徴とする。
取り外し作業を容易に行うと共に、ビニール片によって
シート材に圧痕が生じることを回避して、製品の品質維
持を図る。 【解決手段】 下部タレット17の回転中心を上部タレ
ット11の回転中心に対して偏心して構成し、下部タレ
ット17の上面に凹部35を設け、この凹部35に多数
のブラシBを備えたブラシテーブル37をエアシリンダ
39の作動により昇降可能に設け、このブラシテーブル
37を上昇させると上部タレット11の下面、パンチ金
型9におけるパンチガイド9aの下面に接触するように
構成してなることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上面をビニールシ
ートにより覆ったシート材に対して打抜き加工を行うタ
レットパンチプレスに関する。
ートにより覆ったシート材に対して打抜き加工を行うタ
レットパンチプレスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタレットパンチプレスについて簡
単に説明する。
単に説明する。
【0003】上記タレットパンチプレスは、ブリッジ型
の本体フレームをベースにしており、この本体フレーム
は上部フレームと下部フレームを上下に対向して備えて
いる。上部フレームには複数のパンチ金型を備えた上部
タレットが回転可能に設けてあり、下部フレームには複
数のダイ金型を備えた下部タレットが回転可能かつ上部
タレットに上下に対向して設けてある。ここで、上部タ
レット及び下部タレットの回転により所定のパンチ金型
及び所定のダイ金型を加工領域に割出しできるように構
成してある。更に、上部タレットの上方には加工領域に
割出したパンチ金型を上方向から押圧するストライカが
設けてある。
の本体フレームをベースにしており、この本体フレーム
は上部フレームと下部フレームを上下に対向して備えて
いる。上部フレームには複数のパンチ金型を備えた上部
タレットが回転可能に設けてあり、下部フレームには複
数のダイ金型を備えた下部タレットが回転可能かつ上部
タレットに上下に対向して設けてある。ここで、上部タ
レット及び下部タレットの回転により所定のパンチ金型
及び所定のダイ金型を加工領域に割出しできるように構
成してある。更に、上部タレットの上方には加工領域に
割出したパンチ金型を上方向から押圧するストライカが
設けてある。
【0004】従って、上部タレットと下部タレットを回
転させて所定のパンチ金型と所定のダイ金型を加工領域
に割出す。又、シート材を上部タレットと下部タレット
の間の所定位置に位置決めする。そして、ストライカに
より所定のパンチ金型を上方向から押圧することによ
り、所定のパンチ金型と所定のダイ金型を協働させて、
シート材に対して打抜き加工を行う。
転させて所定のパンチ金型と所定のダイ金型を加工領域
に割出す。又、シート材を上部タレットと下部タレット
の間の所定位置に位置決めする。そして、ストライカに
より所定のパンチ金型を上方向から押圧することによ
り、所定のパンチ金型と所定のダイ金型を協働させて、
シート材に対して打抜き加工を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、打抜き加工
を行うと抜けカスが生じるが、シート材の上面がビニー
ルシートにより覆われている場合、この抜けカスからビ
ニール片がはがれてパンチ金型におけるパンチガイドの
下面に付着する場合がある。このような場合に、さらに
打抜き加工を行うと、パンチガイドとシート材の間にビ
ニール片が挟まれて、シート材に圧痕が生じて製品不良
を招くという問題がある。一方、パンチガイドの下面に
付着したビニール片を取り外す作業は極めて厄介であ
る。
を行うと抜けカスが生じるが、シート材の上面がビニー
ルシートにより覆われている場合、この抜けカスからビ
ニール片がはがれてパンチ金型におけるパンチガイドの
下面に付着する場合がある。このような場合に、さらに
打抜き加工を行うと、パンチガイドとシート材の間にビ
ニール片が挟まれて、シート材に圧痕が生じて製品不良
を招くという問題がある。一方、パンチガイドの下面に
付着したビニール片を取り外す作業は極めて厄介であ
る。
【0006】本発明は、上述の問題点を解決して、ビニ
ール片の取り外し作業を容易にすると共に、シート材に
圧痕が生じることを回避して製品の品質維持を図ること
を目的とする。
ール片の取り外し作業を容易にすると共に、シート材に
圧痕が生じることを回避して製品の品質維持を図ること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述のごとき、従来の問
題点を解決するために、請求項1に記載の発明にあって
は、上面をビニールシートにより覆ったシート材に対し
て打抜き加工を行うタレットパンチプレスにおいて、複
数のパンチ金型を備えた上部タレットを回転可能に設
け、複数のダイ金型を備えた下部タレットを回転可能か
つ上部タレットに上下に対向して設け、下部タレットの
回転中心を上部タレットの回転中心に対して偏心して構
成し、上部タレット及び下部タレットの回転により所定
のパンチ金型及び所定のダイ金型を加工領域に割出しで
きるように構成し、上部タレットの上方に加工領域に割
出したパンチ金型を上方向から押圧するストライカを設
け、下部タレットの上面に凹部を設け、この凹部に多数
のブラシを備えたブラシテーブルを昇降アクチュエータ
の作動により昇降可能に設け、このブラシテーブルを上
昇させると上部タレットの下面、パンチ金型におけるパ
ンチガイドの下面に接触するように構成してなることを
特徴とする。
題点を解決するために、請求項1に記載の発明にあって
は、上面をビニールシートにより覆ったシート材に対し
て打抜き加工を行うタレットパンチプレスにおいて、複
数のパンチ金型を備えた上部タレットを回転可能に設
け、複数のダイ金型を備えた下部タレットを回転可能か
つ上部タレットに上下に対向して設け、下部タレットの
回転中心を上部タレットの回転中心に対して偏心して構
成し、上部タレット及び下部タレットの回転により所定
のパンチ金型及び所定のダイ金型を加工領域に割出しで
きるように構成し、上部タレットの上方に加工領域に割
出したパンチ金型を上方向から押圧するストライカを設
け、下部タレットの上面に凹部を設け、この凹部に多数
のブラシを備えたブラシテーブルを昇降アクチュエータ
の作動により昇降可能に設け、このブラシテーブルを上
昇させると上部タレットの下面、パンチ金型におけるパ
ンチガイドの下面に接触するように構成してなることを
特徴とする。
【0008】請求項1に記載の発明特定事項によると、
上部タレットと下部タレットを回転させて、所定のパン
チ金型及び所定のダイ金型を加工領域に割出す。又、シ
ート材を上部タレットと下部タレットの間の所定位置に
位置決めする。そして、ストライカにより所定のパンチ
金型を上方向から押圧することにより、所定のパンチ金
型と所定のダイ金型を協働させて、シート材に対して打
抜き加工を行う。
上部タレットと下部タレットを回転させて、所定のパン
チ金型及び所定のダイ金型を加工領域に割出す。又、シ
ート材を上部タレットと下部タレットの間の所定位置に
位置決めする。そして、ストライカにより所定のパンチ
金型を上方向から押圧することにより、所定のパンチ金
型と所定のダイ金型を協働させて、シート材に対して打
抜き加工を行う。
【0009】上述の打抜き加工を行うと打抜きカスが生
じ、この打抜きカスからビニール片がはがれてパンチ金
型におけるパンチガイドの下面に付着する場合がある。
この場合には、以下の如くビニール片を取り外す作業を
行う。
じ、この打抜きカスからビニール片がはがれてパンチ金
型におけるパンチガイドの下面に付着する場合がある。
この場合には、以下の如くビニール片を取り外す作業を
行う。
【0010】即ち、昇降アクチュエータの作動によりブ
ラシテーブルを上昇させることによりブラシテーブルの
ブラシを上部タレットの下面、パンチ金型のパンチガイ
ドの下面に接触せしめる。そして、上部タレットと下部
タレットを同期して同方向へ回転させることにより、下
部タレットの回転中心を上部タレットの回転中心に対し
て偏心して構成したこともあって、上部タレットと下部
タレット、換言すれば上部タレットとブラシテーブルの
間に相対運動が生じる。これによって、ブラシテーブル
のブラシによりビニール片を掃き出して、ビニール片を
パンチガイドの下面から取り外す。
ラシテーブルを上昇させることによりブラシテーブルの
ブラシを上部タレットの下面、パンチ金型のパンチガイ
ドの下面に接触せしめる。そして、上部タレットと下部
タレットを同期して同方向へ回転させることにより、下
部タレットの回転中心を上部タレットの回転中心に対し
て偏心して構成したこともあって、上部タレットと下部
タレット、換言すれば上部タレットとブラシテーブルの
間に相対運動が生じる。これによって、ブラシテーブル
のブラシによりビニール片を掃き出して、ビニール片を
パンチガイドの下面から取り外す。
【0011】請求項2に記載の発明にあっては、請求項
1に記載の発明特定事項の他に、抜きカスからはがれた
ビニール片を吸引する吸引装置を設けてなることを特徴
とする。
1に記載の発明特定事項の他に、抜きカスからはがれた
ビニール片を吸引する吸引装置を設けてなることを特徴
とする。
【0012】請求項2に記載の発明特定事項によると、
請求項1に記載の発明特定事項による作用の他に、吸引
装置により、パンチガイドの下面から取り外されたビニ
ール片を吸引する。
請求項1に記載の発明特定事項による作用の他に、吸引
装置により、パンチガイドの下面から取り外されたビニ
ール片を吸引する。
【0013】請求項3に記載の発明にあっては、請求項
2に記載の発明特定事項の他に、前記上部タレットを回
転可能に支持する支持シャフトの内部に吸引通路を設
け、この吸引通路の下端を開放して構成し、吸引通路の
上端を前記吸引装置に接続してなることを特徴とする。
2に記載の発明特定事項の他に、前記上部タレットを回
転可能に支持する支持シャフトの内部に吸引通路を設
け、この吸引通路の下端を開放して構成し、吸引通路の
上端を前記吸引装置に接続してなることを特徴とする。
【0014】請求項3に記載の発明特定事項によると、
請求項2に記載の発明特定事項による作用と同様の作用
を奏する。
請求項2に記載の発明特定事項による作用と同様の作用
を奏する。
【0015】
【発明の実施の形態】図2を参照するに、本発明の実施
の形態に係るタレットパンチプレス1は、上面をビニー
ルシートVにより覆ったシート材Wに対して打抜き加工
を行うものである。上記タレットパンチプレス1はブリ
ッジ型の本体フレーム3をベースにしており、この本体
フレーム3は上部フレーム5と下部フレーム7を上下
(図2において上下)に対向して備えている。
の形態に係るタレットパンチプレス1は、上面をビニー
ルシートVにより覆ったシート材Wに対して打抜き加工
を行うものである。上記タレットパンチプレス1はブリ
ッジ型の本体フレーム3をベースにしており、この本体
フレーム3は上部フレーム5と下部フレーム7を上下
(図2において上下)に対向して備えている。
【0016】上部フレーム5には複数のパンチ金型9を
備えた上部タレット11が上部支持シャフト13を介し
て回転可能に設けてあり、下部フレーム7には複数のダ
イ金型15を備えた下部タレット17が下部支持シャフ
ト19を介して回転可能かつ上部タレット11に上下に
対向して設けてある。上部タレット11及び下部タレッ
ト17はタレット用サーボモータ21の駆動により同期
して同方向へ回転するものである。ここで、図3に示す
ように、下部タレット17の回転中心17Sは上部タレ
ット11の回転中心11Sに対して偏心して構成してあ
り、下部タレット17の外径は上部タレット11の外径
よりも大きくなるように構成してある。又、上部タレッ
ト11及び下部タレット17の回転により所定のパンチ
金型9及び所定のダイ金型15を加工領域に割出しでき
るように構成してある。
備えた上部タレット11が上部支持シャフト13を介し
て回転可能に設けてあり、下部フレーム7には複数のダ
イ金型15を備えた下部タレット17が下部支持シャフ
ト19を介して回転可能かつ上部タレット11に上下に
対向して設けてある。上部タレット11及び下部タレッ
ト17はタレット用サーボモータ21の駆動により同期
して同方向へ回転するものである。ここで、図3に示す
ように、下部タレット17の回転中心17Sは上部タレ
ット11の回転中心11Sに対して偏心して構成してあ
り、下部タレット17の外径は上部タレット11の外径
よりも大きくなるように構成してある。又、上部タレッ
ト11及び下部タレット17の回転により所定のパンチ
金型9及び所定のダイ金型15を加工領域に割出しでき
るように構成してある。
【0017】上部タレット11の上方には加工領域に割
出した所定のパンチ金型9を上方向から押圧するストラ
イカ23が設けてあり、このストライカ23は油圧シリ
ンダ25の作動により昇降するものである。
出した所定のパンチ金型9を上方向から押圧するストラ
イカ23が設けてあり、このストライカ23は油圧シリ
ンダ25の作動により昇降するものである。
【0018】下部フレーム7における下部タレット17
の前方側(図2において右方側)にはシート材Wを支持
するワークテーブル27が設けてあり、このワークテー
ブル27は、公知の如く、下部フレーム7に固定した固
定テーブルと、この固定テーブルの左右(図2において
紙面に向って表裏)両側に前後方向へ移動可能に設けら
れた一対の可動テーブルとからなる。一対の可動テーブ
ルの前部には左右方向へ延伸したキャレッジベース29
が連結してあり、このキャレッジベース29にはシート
材Wの端部をクランプするワーククランパ31を備えた
キャレッジ33が左右方向へ移動可能に設けてある。
の前方側(図2において右方側)にはシート材Wを支持
するワークテーブル27が設けてあり、このワークテー
ブル27は、公知の如く、下部フレーム7に固定した固
定テーブルと、この固定テーブルの左右(図2において
紙面に向って表裏)両側に前後方向へ移動可能に設けら
れた一対の可動テーブルとからなる。一対の可動テーブ
ルの前部には左右方向へ延伸したキャレッジベース29
が連結してあり、このキャレッジベース29にはシート
材Wの端部をクランプするワーククランパ31を備えた
キャレッジ33が左右方向へ移動可能に設けてある。
【0019】図1を参照するに、下部タレット17の中
央部には凹部35が設けてあり、この凹部35には多数
のブラシBを備えたブラシテーブル37がエアシリンダ
39の作動により昇降可能に設けてある。ここで、ブラ
シテーブル37を上昇させるとブラシテーブル37のブ
ラシBが上部タレット11の下面、パンチ金型9におけ
るパンチガイド9aの下面に接触するように構成してあ
る。
央部には凹部35が設けてあり、この凹部35には多数
のブラシBを備えたブラシテーブル37がエアシリンダ
39の作動により昇降可能に設けてある。ここで、ブラ
シテーブル37を上昇させるとブラシテーブル37のブ
ラシBが上部タレット11の下面、パンチ金型9におけ
るパンチガイド9aの下面に接触するように構成してあ
る。
【0020】上部支持シャフト13の内部には吸引通路
41が設けてあり、この吸引通路41の下端は吸引装置
43に接続してあり、この吸引装置43は打抜きカスか
らはがれたビニール片VP (図4参照)を吸引するもの
である。
41が設けてあり、この吸引通路41の下端は吸引装置
43に接続してあり、この吸引装置43は打抜きカスか
らはがれたビニール片VP (図4参照)を吸引するもの
である。
【0021】次に、本発明の実施の形態の作用について
説明する。
説明する。
【0022】タレット用サーボモータ21の駆動により
上部タレット11及び下部タレット17を回転させて、
所定のパンチ金型9及び所定のダイ金型15を加工領域
に割出す。又、ワーククランパ31によりシート材Wを
クランプした状態のもとで、キャレッジベース29を可
動テーブルと一体的に前後方向へ移動させると共にキャ
レッジ33を左右方向へ移動させることにより、シート
材Wを上部タレット11と下部タレット17の間の所定
位置に位置決めする。そして、ストライカ23により所
定のパンチ金型9を上方向から押圧することにより、所
定のパンチ金型9と所定のダイ金型15を協働させて、
シート材Wに対して打抜き加工を行う。
上部タレット11及び下部タレット17を回転させて、
所定のパンチ金型9及び所定のダイ金型15を加工領域
に割出す。又、ワーククランパ31によりシート材Wを
クランプした状態のもとで、キャレッジベース29を可
動テーブルと一体的に前後方向へ移動させると共にキャ
レッジ33を左右方向へ移動させることにより、シート
材Wを上部タレット11と下部タレット17の間の所定
位置に位置決めする。そして、ストライカ23により所
定のパンチ金型9を上方向から押圧することにより、所
定のパンチ金型9と所定のダイ金型15を協働させて、
シート材Wに対して打抜き加工を行う。
【0023】打抜き加工を行うと抜きカスが生じるが、
図4に示すように、抜きカスからビニール片VP がはが
れてパンチ金型9におけるパンチガイド9aの下面に付
着することがある。そのため、以下の如くビニール片V
P を取り外す作業を行う。
図4に示すように、抜きカスからビニール片VP がはが
れてパンチ金型9におけるパンチガイド9aの下面に付
着することがある。そのため、以下の如くビニール片V
P を取り外す作業を行う。
【0024】即ち、エアシリンダ39の作動によりブラ
シテーブル37を上昇させることにより、ブラシテーブ
ル37におけるブラシBを上部タレット11の下面、パ
ンチ金型9におけるパンチガイド9aの下面に接触せし
める。そして、タレット用サーボモータ21の駆動によ
り上部タレット11と下部タレット17を同期して同方
向へ回転させることにより、下部タレット17の回転中
心17Sが上部タレット11の回転中心11Sに対して
偏心していることもあって、上部タレット11と下部タ
レット17、換言すれば上部タレット11とブラシテー
ブル37の間には相対運動が生じる。これによって、ブ
ラシテーブル37のブラシBによりビニール片VP を掃
き出してビニール片VP をパンチガイド9aの下面から
取り外す。更に、吸引装置43により、パンチガイド9
aの下面から取り外されたビニール片VP を吸引する。
シテーブル37を上昇させることにより、ブラシテーブ
ル37におけるブラシBを上部タレット11の下面、パ
ンチ金型9におけるパンチガイド9aの下面に接触せし
める。そして、タレット用サーボモータ21の駆動によ
り上部タレット11と下部タレット17を同期して同方
向へ回転させることにより、下部タレット17の回転中
心17Sが上部タレット11の回転中心11Sに対して
偏心していることもあって、上部タレット11と下部タ
レット17、換言すれば上部タレット11とブラシテー
ブル37の間には相対運動が生じる。これによって、ブ
ラシテーブル37のブラシBによりビニール片VP を掃
き出してビニール片VP をパンチガイド9aの下面から
取り外す。更に、吸引装置43により、パンチガイド9
aの下面から取り外されたビニール片VP を吸引する。
【0025】以上のごとき、本発明の実施の形態によれ
ば、抜きカスからはがれたビニール片VP がパンチガイ
ド9aの下面に付着した場合であっても、ブラシテーブ
ル37を上昇させてブラシテーブル37のブラシBを上
部タレット11の下面、パンチガイド9aの下面に接触
した状態のもとで、上部タレット11及び下部タレット
17を同期して同方向へ回転させることにより、パンチ
ガイド9aの下面に付着したビニール片VP の取り外し
ができるため、ビニール片VP の取り外し作業が容易に
なると共に、ビニール片VP によってシート材Wに圧痕
が生じることを回避して、製品の品質維持を図ることが
できる。
ば、抜きカスからはがれたビニール片VP がパンチガイ
ド9aの下面に付着した場合であっても、ブラシテーブ
ル37を上昇させてブラシテーブル37のブラシBを上
部タレット11の下面、パンチガイド9aの下面に接触
した状態のもとで、上部タレット11及び下部タレット
17を同期して同方向へ回転させることにより、パンチ
ガイド9aの下面に付着したビニール片VP の取り外し
ができるため、ビニール片VP の取り外し作業が容易に
なると共に、ビニール片VP によってシート材Wに圧痕
が生じることを回避して、製品の品質維持を図ることが
できる。
【0026】更に、吸引装置43により、パンチガイド
9aの下面から取り外されたビニール片VP を吸引して
いるため、ブラシテーブル37のブラシBによって取り
外されたビニール片VP が再度パンチガイド9aの下面
に付着することがない。
9aの下面から取り外されたビニール片VP を吸引して
いるため、ブラシテーブル37のブラシBによって取り
外されたビニール片VP が再度パンチガイド9aの下面
に付着することがない。
【0027】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、打抜き
カスからはがれたビニール片がパンチガイドの下面に付
着した場合であっても、ブラシテーブルを上昇させてブ
ラシテーブルのブラシを上部タレットの下面、パンチガ
イドの下面に接触させた状態のもとで、上部タレットと
下部タレットを同期して同方向へ回転させることによ
り、パンチガイドの下面に付着したビニール片の取り外
しができるため、ビニール片の取り外し作業が容易にな
ると共に、ビニール片によってシート材に圧痕が生じる
ことを回避して、製品の品質維持を図ることができる。
カスからはがれたビニール片がパンチガイドの下面に付
着した場合であっても、ブラシテーブルを上昇させてブ
ラシテーブルのブラシを上部タレットの下面、パンチガ
イドの下面に接触させた状態のもとで、上部タレットと
下部タレットを同期して同方向へ回転させることによ
り、パンチガイドの下面に付着したビニール片の取り外
しができるため、ビニール片の取り外し作業が容易にな
ると共に、ビニール片によってシート材に圧痕が生じる
ことを回避して、製品の品質維持を図ることができる。
【0028】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の効果を奏する他に、吸引装置により、パンチガ
イドの下面から取り外されたビニール片を吸引している
ため、ブラシテーブルのブラシによって取り外されたビ
ニール片が再度パンチガイドの下面に付着することはな
い。
に記載の効果を奏する他に、吸引装置により、パンチガ
イドの下面から取り外されたビニール片を吸引している
ため、ブラシテーブルのブラシによって取り外されたビ
ニール片が再度パンチガイドの下面に付着することはな
い。
【0029】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の効果と同様の効果を奏する。
に記載の発明の効果と同様の効果を奏する。
【図1】タレットパンチプレスの側面図である。
【図2】本発明の実施の形態の要部を示す図である。
【図3】タレットの平面図である。
【図4】作用説明図である。
1 タレットパンチプレス 9 パンチ金型 9a パンチガイド 11 上部タレット 15 ダイ金型 17 下部タレット 23 ストライカ 35 凹部 37 ブラシテーブル 39 エアシリンダ 43 吸引装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B26D 7/18 B26D 7/18 G
Claims (3)
- 【請求項1】 上面をビニールシートにより覆ったシー
ト材に対して打抜き加工を行うタレットパンチプレスに
おいて、複数のパンチ金型を備えた上部タレットを回転
可能に設け、複数のダイ金型を備えた下部タレットを回
転可能かつ上部タレットに上下に対向して設け、下部タ
レットの回転中心を上部タレットの回転中心に対して偏
心して構成し、上部タレット及び下部タレットの回転に
より所定のパンチ金型及び所定のダイ金型を加工領域に
割出しできるように構成し、上部タレットの上方に加工
領域に割出したパンチ金型を上方向から押圧するストラ
イカを設け、下部タレットの上面に凹部を設け、この凹
部に多数のブラシを備えたブラシテーブルを昇降アクチ
ュエータの作動により昇降可能に設け、このブラシテー
ブルを上昇させると上部タレットの下面、パンチ金型に
おけるパンチガイドの下面に接触するように構成してな
ることを特徴とするタレットパンチプレス。 - 【請求項2】 抜きカスからはがれたビニール片を吸引
する吸引装置を設けてなることを特徴とする請求項1に
記載のタレットパンチプレス。 - 【請求項3】 前記上部タレットを回転可能に支持する
支持シャフトの内部に吸引通路を設け、この吸引通路の
下端を開放して構成し、吸引通路の上端を前記吸引装置
に接続してなることを特徴とするタレットパンチプレ
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4792998A JPH11244959A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | タレットパンチプレス |
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JP4792998A JPH11244959A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | タレットパンチプレス |
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JPH11244959A true JPH11244959A (ja) | 1999-09-14 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JPH11244959A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102275326A (zh) * | 2011-08-16 | 2011-12-14 | 江苏扬力数控机床有限公司 | 一种数控转塔冲床的转塔 |
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CN111299450A (zh) * | 2020-03-23 | 2020-06-19 | 徐承 | 一种冲压模具 |
CN113351728A (zh) * | 2021-06-21 | 2021-09-07 | 江苏金沃伺服冲床有限公司 | 一种伺服冲床组合冲切刀头组机构及其使用方法 |
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1998
- 1998-02-27 JP JP4792998A patent/JPH11244959A/ja active Pending
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