JPH08116178A - 電子回路容器 - Google Patents

電子回路容器

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Publication number
JPH08116178A
JPH08116178A JP6252450A JP25245094A JPH08116178A JP H08116178 A JPH08116178 A JP H08116178A JP 6252450 A JP6252450 A JP 6252450A JP 25245094 A JP25245094 A JP 25245094A JP H08116178 A JPH08116178 A JP H08116178A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
electronic circuit
container
electronic
case
Prior art date
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Pending
Application number
JP6252450A
Other languages
English (en)
Inventor
Arihiro Kamiya
有弘 神谷
Yasumitsu Tanaka
泰充 田中
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP6252450A priority Critical patent/JPH08116178A/ja
Publication of JPH08116178A publication Critical patent/JPH08116178A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形型の作成が容易であり、電子回路への組
付け作業が容易な電子回路容器を提供する。 【構成】 電子回路容器101は、コネクタハウジング
112を有するケース110と、コネクタピン124を
有しケース110の内部からコネクタハウジング112
内に装着されるコネクタブロック120とからなる。電
子回路容器101を二つの部品に分けて成形することに
より、各部品の構造が簡単になるため成形型の作成が容
易である。電子製品100の製造時、回路基板131の
接続パッド133とコネクタブロック120の接続線1
23との接続作業を行った後にケース110を組付ける
方法によれば、従来の電子回路容器に設けられていた接
続作業用の穴が不要となり、この穴を塞ぐ工程を省略し
て工程を簡素化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子回路容器に関し、
例えば車載用電子装置に用いられる電子回路容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、車載用電子製品の小型化要求が高
い。このため、電子回路基板を収めるケースとコネクタ
とを通常一体成形して電子回路容器を製造している。ま
た、取付けスペースの関係から従来は車室内に搭載され
ていた電子製品をエンジンルーム内に取付ける場合が多
くなっており、電子部品装置と外部との接続電極部(コ
ネクタ)の防水性が要求されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにケースと
コネクタとを一体成形して電子回路容器を製造する場合
には、成形型の作成を容易にするために容器の形状を簡
単にすることが望ましい。このため、内部の電気接続用
ターミナルのはい回しが複雑なものを製造することは困
難であり、図4に示すように、ケース410の一側面に
横向きにコネクタハウジング412を設けた構造がとら
れている。
【0004】しかし、従来の防水コネクタは、多極にな
ると防水性を確保するために大型化する傾向があり、上
記の構造では電子製品の投影面積を(回路基板面積)+
(コネクタの占有面積)以下に小型化することはできな
いため、電子製品の投影面積が大きくなるという問題が
あった。電子製品の投影面積を小さくするために、図5
に示すように回路基板を備えた基板部530の上方にコ
ネクタ部511を設けることも考えられるが、この場合
は電子回路容器501の形状が複雑になる。また、基板
部530と電子回路容器501とを組付けた後にターミ
ナルリード522の接続線523と接続パッド533と
を接続する作業を外部から行うため、電子回路容器50
1の上面には作業用の開口部513が設けられている。
この開口部513は、電子製品の被水対策のために別途
塞がなくてはならず、製品組付のための工数が多くなる
という問題がある。
【0005】本発明の目的は、形状が簡単で成形型の作
成が容易な電子回路容器を提供することにある。また、
本発明の他の目的は、電子製品の小型化が可能な電子回
路容器を提供することにある。また、本発明の他の目的
は、製造時にターミナルと基板との接続が容易であり、
簡単な工程で電子製品を製造可能な電子回路容器を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の請求項1記載の電子回路容器は、箱体の
壁面に前記壁面に沿った方向に開口するコネクタハウジ
ングを形成したケースと、コネクタピンを有し、前記ケ
ースの内部から前記コネクタハウジング内へ装着される
コネクタブロックとからなることを特徴とする。
【0007】また、本発明の請求項2記載の電子回路容
器は、請求項1記載の電子回路容器であって、前記コネ
クタブロックは、回路部品を搭載した回路基板の上方に
装着されることを特徴とする。また、本発明の請求項3
記載の電子回路容器は、請求項1または2記載の電子回
路容器であって、前記コネクタハウジングの内壁面に
は、前記コネクタブロックの外周が嵌合する溝部が設け
られていることを特徴とする。
【0008】
【作用および発明の効果】本発明の請求項1記載の電子
回路容器によると、コネクタハウジングを形成したケー
スとコネクタピンを有するコネクタブロックとを別体に
成形するため、成形型の構造を簡単にすることができ
る。また、電子回路への電子回路容器の組付け時、回路
基板にコネクタブロックを接続した後にケースを取付け
る方法によれば、回路基板とコネクタブロックとの接続
作業が容易であり工程を簡素化することができるという
効果がある。
【0009】また、本発明の請求項2記載の電子回路容
器によると、コネクタブロックを回路基板の上方に装着
することにより電子製品の投影面積を小型化することが
可能である。また、本発明の請求項3記載の電子回路容
器によると、コネクタハウジングとコネクタブロックと
が溝部により嵌合するため、コネクタピンの位置精度が
向上するという効果がある。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明の一実施例を図1〜図3に示す。図1に示
すように、電子回路容器101は、上面にコネクタハウ
ジング112を有するケース110と、ケース110の
内部からコネクタハウジング112内へ装着されるコネ
クタブロック120とからなる。基板部130にこの電
子回路容器101を取付けることによって、電子製品1
00が製造される。
【0011】基板部130は、回路部品132が実装さ
れた回路基板131と、回路基板131を支持するとと
もに電子製品100の外壁の一部を形成する金属製のベ
ース134とからなる。回路基板131の上には、回路
部品132と外部との電気接続に用いられるターミナル
リード122を接続する接続パッド133が設けられて
いる。
【0012】基板部130の上方に配置されるコネクタ
ブロック120は、複数のターミナルリード122と一
体成形された樹脂製の部材であり、台座125と台座1
25に対して垂直に形成された保持板126とを有す
る。ターミナルリード122の一方の端部である接続線
123は、台座126の外周端部から突出して基板部1
30側に曲げられている。一方、ターミナルリード12
2の他方の端部であるコネクタピン124は、保持板1
26の側面から台座125と平行に相手側コネクタと嵌
合可能に突出している。このコネクタブロック120に
より、複数のターミナルリード122が相互に電気的に
短絡することを防止し、また図示しない相手側コネクタ
にコネクタピン124を正しく嵌合するための位置精度
を得ている。
【0013】コネクタブロック120の上方から、箱体
111の上面に沿った方向に開口するコネクタハウジン
グ112を有するケース110が組合わされ、電子製品
100の上部および側面の外壁を形成する。また、コネ
クタハウジング112とコネクタブロック120とによ
って防水型のコネクタ部が形成される。電子製品100
は、上記の基板部130、コネクタブロック120、お
よびケース110を例えば以下のように組付けて製造さ
れる。
【0014】(1) 図2(a)に示すように、回路基板1
31上の回路部品132を搭載するランド部分にハンダ
ペースト144を塗布する。また、ターミナルリード1
22を接続するランド部分にもハンダペースト144を
塗布し、接続パッド133を形成する。 (2) 図2(b)に示すように、ハンダペースト144上
に回路部品132を配置する。
【0015】(3) 図2(c)に示すように、回路基板1
31の上方にコネクタブロック120を配置し、ターミ
ナルリード122の接続線123の先端を接続パッド1
33上に載せる。 (4) 全体を加熱してハンダペースト144を溶融させ、
図2(d)に示すように、回路部品132およびターミ
ナルリード122の接続線123を回路基板131上に
ハンダ付けする。
【0016】(5) 図3(e)に示すように、接着剤15
1によってベース134上にコネクタブロック120の
接合された回路基板131を接着固定する。ここで、接
着剤151に替えて粘着テープを使用してもよい。接着
剤151の種類に応じて加熱硬化を行うが、この加熱硬
化は後工程で行ってもよい。 (6) 図3(f)に示すように、コネクタブロック120
の上方からケース110を被せ、接着剤152によって
ケース110の箱体111の下端に設けられた凹部11
1aとベース134の外周とを接着固定する。ケース1
10に形成されたコネクタハウジング112の内部にコ
ネクタブロックの保持板126が位置し、コネクタハウ
ジング112の上部内壁面に設けられた溝部115に保
持板126の上端が嵌合する。接着剤152の種類に応
じて加熱硬化を行う。このとき、上記(5) で使用した接
着剤151を同時に硬化させてもよい。 (7) 回路部を防湿するため、図3(g)に示すように、
箱体111の上面に設けられたゲル注入孔114から回
路室160内にシリコンゲル161を注入し、加熱硬化
させる。
【0017】本発明の一実施例の電子回路容器による
と、上記のように簡単な工程によって回路基板に電子回
路容器を取付けて電子製品を製造することが可能であ
る。また、コネクタ部が回路基板の上方に設けられてい
るため、電子製品の投影面積を小さくすることが可能で
ある。また、上記(7) の工程においてシリコンゲルを注
入した後ゲル注入孔を封止するが、このとき回路室が完
全に密封されると外気温の変化により回路室内の気体が
膨脹収縮を繰り返し、基板部と電子回路容器との接着部
などにストレスが加わり電子製品の機能上の不具合を引
起こす怖れがある。本発明の一実施例によると、コネク
タブロック120とケース110との間は気密ではない
ため、シリコンゲル161の注入後にゲル注入孔114
を封止しても回路室160は密封されず、回路室160
内の気体の体積変化によるストレス発生が防止される。
【0018】さらに、コネクタハウジング112の上部
内壁面に保持板126の上端を嵌合する溝部115が設
けられているため、図示しない相手側コネクタに対して
コネクタピン124を容易に正対させることができるの
で、コネクタピン124の変形を防ぐ効果がある。ま
た、コネクタハウジングの両側面の内壁に溝部を設け、
コネクタブロックの保持板の両側端をこの溝部に嵌合し
ても同様の効果が得られる。
【0019】なお、上記の実施例では、コネクタブロッ
ク112においてターミナルリード122と台座125
および保持板126を一体に成形したが、本発明として
は台座と保持板をあらかじめ一体成形したものに後から
ターミナルリードを挿入してコネクタブロックを製造す
ることも可能である。また、上記の実施例では、図2
(d)に示すように、ターミナルリード122の回路基
板131と平行に走る部分を台座125の中にモールド
成形しているが、この部分はモールドせず台座125の
下面からターミナルリード122を突出させて後曲げ加
工により成形してもよい。
【0020】さらに、上記の実施例ではコネクタハウジ
ングを箱体の上面に設け、コネクタブロックが回路基板
の上方に装着される構成としたが、コネクタハウジング
を回路基板の側方すなわち箱体の側面に設ける場合にも
本発明を適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による電子回路容器を用いた
電子製品を示す分解斜視図である。
【図2】(a)〜(d)は、本発明の一実施例による電
子回路容器を用いた電子製品の製造方法を示す断面図で
ある。
【図3】(e)〜(g)は、本発明の一実施例による電
子回路容器を用いた電子製品の製造方法を示す断面図で
ある。
【図4】従来の電子回路容器を示す図であり、(a)は
従来の電子回路容器を用いた電子製品の斜視図、(b)
は(a)で用いた電子回路容器の断面図である。
【図5】従来の電子回路容器を用いた電子製品を示す断
面図である。
【符号の説明】
101 電子回路容器 110 ケース 111 箱体 112 コネクタハウジング 114 ゲル注入孔 115 溝部 120 コネクタブロック 122 ターミナルリード 123 接続線 124 コネクタピン 125 台座 126 保持板 130 基板部 131 回路基板 132 回路部品 133 接続パッド 134 ベース 144 ハンダペースト 151、152 接着剤 161 シリコンゲル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体の壁面に前記壁面に沿った方向に開
    口するコネクタハウジングを形成したケースと、 コネクタピンを有し、前記ケースの内部から前記コネク
    タハウジング内へ装着されるコネクタブロックとからな
    ることを特徴とする電子回路容器。
  2. 【請求項2】 前記コネクタブロックは、回路部品を搭
    載した回路基板の上方に装着されることを特徴とする請
    求項1記載の電子回路容器。
  3. 【請求項3】 前記コネクタハウジングの内壁面には、
    前記コネクタブロックの外周が嵌合する溝部が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1または2記載の電子回
    路装置。
JP6252450A 1994-10-18 1994-10-18 電子回路容器 Pending JPH08116178A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6252450A JPH08116178A (ja) 1994-10-18 1994-10-18 電子回路容器

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JP6252450A JPH08116178A (ja) 1994-10-18 1994-10-18 電子回路容器

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JPH08116178A true JPH08116178A (ja) 1996-05-07

Family

ID=17237555

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JP6252450A Pending JPH08116178A (ja) 1994-10-18 1994-10-18 電子回路容器

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JP (1) JPH08116178A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004039377A (ja) * 2002-07-02 2004-02-05 Yazaki Corp 電子部品の端子接続部分への防湿剤塗布構造

Cited By (1)

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A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040623

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041014